JPH07299419A - 粉粒体仕分け装置 - Google Patents

粉粒体仕分け装置

Info

Publication number
JPH07299419A
JPH07299419A JP9639194A JP9639194A JPH07299419A JP H07299419 A JPH07299419 A JP H07299419A JP 9639194 A JP9639194 A JP 9639194A JP 9639194 A JP9639194 A JP 9639194A JP H07299419 A JPH07299419 A JP H07299419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
air
granular material
coarse
fine powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9639194A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Mukai
新悟 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP9639194A priority Critical patent/JPH07299419A/ja
Publication of JPH07299419A publication Critical patent/JPH07299419A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品交換等のメンテナンスを行うことなく長
期間に亘り連続運転することが可能で、しかも平面的な
占有面積が小さく且つ安価な粉粒体仕分け装置を提供す
る。 【構成】 下部に空気導入部33を有し且つ上部に排気
口34を有するホッパ形状の流動容器32の上部一側に
粉粒体投入口35を設け、該粉粒体投入口35に対し流
動容器32中心を挟んで反対側となる流動容器32上部
の他側側面に下り勾配で細粉溢流管37を突設し、空気
導入部33より下側の流動容器32下部に粗粒粉取出し
口44を設ける。空気導入部33からの空気導入により
粉砕物5(粉粒体)を流動化して流動層36を形成し、
流動層36の下層部分に集積された粗粒粉9を粗粒粉取
出し口44から取り出し、流動層36の上層部分に集積
された細粉11を細粉溢流管37に溢れ出させて取り出
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉粒体仕分け装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、セメント製造設備等において
ボールミルを使用して原料の粉砕を行うことが行われて
いる。
【0003】ところが、前記ボールミルは、その特性と
して微粉化性能に優れるものの原料を微粉化する効率が
悪く、原料を直接ボールミルに導入する方式では生産能
力を高めることができないという問題を有していた。
【0004】そこで、近年図3に示す粉砕設備のよう
に、ボールミルによる粉砕工程の前段階として予備粉砕
機により予め原料を粗粉砕することが行われている。
【0005】即ち、原料ホッパ1からの原料2をスケー
ルコンベヤ3を介してクラッシャ或いはローラミル等の
予備粉砕機4に導入して粗粉砕を行い、該粗粉砕した粉
砕物5をコンベヤ6及びバケットエレベータ7等を介し
て粉粒体仕分け装置8にかけ、該粉粒体仕分け装置8に
より選別された粗粒粉9を、コンベヤ10等を介して前
記予備粉砕機4に再び戻し、又前記粉粒体仕分け装置8
により選別された細粉11を、コンベヤ12等を介して
ボールミル13に導入して微粉砕するようにし、更に前
記ボールミル13で微粉砕された粉砕物5’を、バケッ
トエレベータ14及びエアスライド15等を介して分級
機16に導き、該分級機16により精粉(微粉)17と
細粉18とに分級し、該細粉18をエアスライド19を
介して前記ボールミル13に戻し、又、前記精粉17を
エアスライド19を介して製品として取り出すようにし
ている。
【0006】上記した如き粉砕設備においては、従来、
粉粒体仕分け装置8として機械式振動篩が用いられてい
た。
【0007】前記機械式振動篩の一例を図4を参照して
以下に説明する。
【0008】架台20に振動容器21が防振支持体22
及び伸縮継手23を介し振動を吸収されるように支承さ
れており、前記振動容器21には、篩目の大きさが異な
るスクリーン24a〜24eが複数段(五段)に、上段
から下段に行くにつれ篩目の大きさが小さくなるように
傾斜して配設されており、更に前記振動容器21の下側
部に振動発生装置(例えば偏心ホイールを回転して振動
を生ぜしめるユーラスモータ装置)25が取付けられて
いて該振動発生装置25により振動容器21が振動する
ようになっている。図中26は粉砕物投入口、27は粉
砕物衝突板、28は細粉取出しシュート、29は粗粒粉
取出しシュートを示す。
【0009】予備粉砕機4(図3参照)からの粉砕物5
の篩分けに際し、振動発生装置25により振動容器21
と一体に各スクリーン24a〜24eを振動せしめ、次
いで粉砕物投入口26から前記予備粉砕機4からの粉砕
物5を投入すると、該粉砕物5は粉砕物衝突板27に衝
突して分散し、第一段(最上段)のスクリーン24aで
振動篩分けされ、該スクリーン24aの篩目を通過しな
い粉砕物5(粗粒粉)はスクリーン24aの傾斜下端か
ら落下して粗粒粉取出しシュート29に至る。他方、前
記第一段のスクリーン24aの篩目を通過して第二段の
スクリーン24bに落下した粉砕物5は、該第二段のス
クリーン24bにより前記第一段のスクリーン24aの
場合と同様に振動篩分けされる。このようにして一番篩
目の大きい(粗い)第一段(最上段)のスクリーン24
aから一番篩目の小さい(細かい)第五段(最下段)の
スクリーン24eにわたり順次篩分けされ、細粉11は
細粉取出しシュート28から、粗粒粉9は粗粒粉取出し
シュート29から夫々取り出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、機械式
振動篩はスクリーン24a〜24eの摩耗の進行が早い
為にメンテナンス頻度が高く、稼動効率が悪いことによ
りメンテナンスに関する作業負担が大きいという問題が
あった。
【0011】更に、メンテンス時には機械式振動篩の運
転を完全停止しなければならない為、特に上述した例の
如く粉砕設備の工程途中に機械式振動篩が配設されてい
る場合には、機械式振動篩のメンテナンスを行う度に粉
砕設備全体を停止しなければならなくなって粉砕設備の
運転効率が低下してしまうという問題があった。
【0012】また、機械式振動篩の場合には、粉砕物5
をスクリーン24a〜24e上に平面的に敷き詰めて篩
分けするようにしていた為に、平面的な占有面積が大き
いという配置上の不具合があり、しかも機械式振動篩は
価格の高いものであった。
【0013】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、部品交換等のメンテナンスを行うことなく長期間に
亘り連続運転することが可能で、しかも平面的な占有面
積が小さく且つ安価な粉粒体仕分け装置を提供すること
を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部に粉粒体
の流動層を形成し得るよう下部に空気導入部を有するホ
ッパ形状の流動容器と、該流動容器側面に下り勾配で突
設された細粉溢流管と、前記空気導入部より下側の流動
容器下部に設けられた粗粒粉取出し口とを備えたことを
特徴とする粉粒体仕分け装置、にかかるものである。
【0015】前記空気導入部は、流動容器下部に擂り鉢
状に形成されているテーパ部の略全周から空気を導入し
得るよう構成したり、或いは前記テーパ部の下端に設け
られた絞り小径部から空気を導入し得るよう構成すると
良く、特に前記テーパ部の略全周から空気を導入し得る
よう空気導入部を構成した場合には、テーパ部の下端に
設けられた絞り小径部の直上位置にて前記テーパ部との
間に環状流路を形成し得るようバッフルを配設すると良
い。
【0016】
【作用】従って本発明では、粉粒体を流動容器内に投入
して空気導入部より空気を導入することにより粉粒体の
流動層を形成すると、流動化された粉粒体は粒径の大き
なものほど早く沈降し、粒径が小さくなるにつれて緩慢
に沈降する為、粒径に応じた相対的な沈降速度の違いに
基づいて流動層の下層部分に粒径の大きな粗粒粉が沈降
して集積し且つ流動層の上層部分に粒径の小さな細粉が
相対的に浮上して集積するという分離現象が生じる。
【0017】而して、前記流動層の上層部分が細粉溢流
管に溢れて流れ出るようなレベルに流動層が保持される
よう粉粒体を連続投入しながら前記流動層の下層部分を
粗粒粉取出し口から取り出すと、粉粒体中の粒径の大き
な粗粒粉が粗粒粉取出し口から取り出され、粒径の小さ
な細粉は細粉溢流管から取り出される。
【0018】更に、前記空気導入部を、流動容器下部に
擂り鉢状に形成されているテーパ部の略全周から空気を
導入し得るよう構成すると共に、前記テーパ部の下端に
設けられた絞り小径部の直上位置にて前記テーパ部との
間に環状流路を形成し得るようバッフルを配設した場合
には、前記テーパ部の略全周から導入された空気が前記
バッフルにより絞り込まれて形成された環状流路を通さ
れることにより噴出速度を増加されるので、比較的少な
い空気導入量でも良好に粉粒体を流動化することが可能
となり、しかも直接的に空気導入されない絞り小径部直
上の粉粒体についても前記環状流路に振り分けて確実に
流動化させることが可能となる。
【0019】また、前記空気導入部を、絞り小径部から
空気を導入し得るよう構成した場合には、空気導入部の
構造を簡略化することが可能となると共に、バッフル等
を用いなくても空気導入量を少なく抑えることが可能と
なる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0021】図1は本発明の一実施例であり、図中図3
と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0022】前記した図3の粉砕設備と略同様に構成さ
れた粉砕設備30において、図示しない予備粉砕機とボ
ールミルとの間に、従来の機械式振動篩に換えて図1に
示すような粉粒体仕分け装置31が設けられている。
【0023】尚、従来の機械式振動篩に換えて前記粉粒
体仕分け装置31を採用した以外の構成は、図3の粉砕
設備と略同様であるので説明を省略する。
【0024】以下、前記粉粒体仕分け装置31について
詳細に説明する。
【0025】図中32は前記粉粒体仕分け装置31の形
骸をなすホッパ形状の流動容器を示し、該流動容器32
の下部には後述する空気導入部33が構成されていると
共に、上部には排気口34が設けられており、流動容器
32の上部一側に設けられた粉粒体投入口35から投入
した粉砕物5(粉粒体)の流動層36を形成し得るよう
にしてある。
【0026】更に、前記粉粒体投入口35に対し流動容
器32中心を挟んで反対側となる流動容器32上部の他
側側面には、細粉溢流管37が下り勾配で突設されてい
る。
【0027】本実施例においては、流動容器32下部に
擂り鉢状に形成されているテーパ部38をカンバス39
により通気可能に構成すると共に、該カンバス39で構
成されたテーパ部38の外周囲に、空気40aを導く空
気供給管40に接続された空気室41を形成することに
より前記空気導入部33を構成するようにしており、更
に前記テーパ部38下端には絞り小径部42が設けら
れ、該絞り小径部42の下端にはロータリーバルブ43
を備えた粗粒粉取出し口44が設けられている。
【0028】また、流動容器32内における前記絞り小
径部42の直上位置には、上部を円錐状に且つ下部を逆
円錐状に形成したバッフル45が図示しないサポートに
より支持されており、該バッフル45の逆円錐状に形成
した下部と前記テーパ部との間に環状流路46が形成さ
れるようになっている。
【0029】以下、本実施例の作用を説明する。
【0030】予備粉砕機からの粉砕物5(粉粒体)を粉
粒体投入口35から流動容器32内に投入しながら空気
室41に空気40aを供給すると、該空気室41に供給
された空気40aはカンバス39を介してテーパ部38
の略全周から流動容器32内に導入され、環状流路46
を通過して流動容器32内を上昇する間に前記流動容器
32内の粉砕物5を流動化して流動層36を形成した後
に排気口34より排気される。
【0031】このとき、流動化された粉砕物5は粒径の
大きなものほど早く沈降し、粒径が小さくなるにつれて
緩慢に沈降する為、粒径に応じた相対的な沈降速度の違
いに基づいて流動層36の下層部分に粒径の大きな粗粒
粉9が沈降して集積し且つ流動層36の上層部分に粒径
の小さな細粉11が相対的に浮上して集積するという分
離現象が生じる。
【0032】ここで、本実施例の如く流動容器32内に
バッフル45を配設しておけば、前記テーパ部38の略
全周から導入された空気40aが前記バッフル45によ
り絞り込まれて形成された環状流路46を通されること
により噴出速度を増加されるので、比較的少ない空気導
入量でも良好に粉砕物5を流動化することが可能とな
り、しかも直接的に空気導入されない絞り小径部42直
上の粉砕物5についても前記環状流路46に振り分けて
確実に流動化させることが可能となる。
【0033】而して、前記流動層36の上層部分が細粉
溢流管37に溢れて流れ出るようなレベルに流動層36
が保持されるよう粉砕物5を連続投入しながら前記流動
層36の下層部分をロータリーバルブ43を介して粗粒
粉取出し口44から取り出すと、粉粒体投入口35から
投入された粉砕物5中の粒径の大きな粗粒粉9が粗粒粉
取出し口44から取り出されてコンベヤ10等により予
備粉砕機に戻され、粒径の小さな細粉11は細粉溢流管
37から取り出されてコンベヤ12等によりボールミル
へと搬送される。
【0034】ここで、前記細粉溢流管37は粉粒体投入
口35に対し流動容器32中心を挟んで反対側となる流
動容器32上部の側面に配置されているので、新たに投
入された粉砕物5のうちの粗粒粉9は、離れた位置にあ
る細粉溢流管37に到達する前に沈降してしまうことに
なり、細粉溢流管37への粗粒粉9の紛れは極めて少な
い。ただし、細粉溢流管37と粉粒体投入口35とは、
必ずしも流動容器32中心を挟んで相対するよう配置す
る必要はなく、粉粒体投入口35に対し細粉溢流管37
が適当に離されて配置されるようにしてあれば良い。
【0035】尚、粗粒粉取出し口44から取り出される
粗粒粉9と、細粉溢流管37から取り出される細粉11
との分級点の調整は、空気導入部33から導入される空
気40aの噴出速度の調整により行えば良い。
【0036】従って上記実施例によれば、従来の機械式
振動篩の如くメンテナンス頻度の高いスクリーンを用い
る必要がなく、簡略な構造の流動容器32内に空気導入
部33から空気40aを導入して流動層36を形成する
だけで粉砕物5を細粉11と粗粒粉9とに良好に分離す
ることができるので、部品交換等のメンテナンスを行う
ことなく長期間に亘り連続運転することができ、稼動効
率を大幅に向上できると共に、メンテナンスに関する作
業負担を著しく軽減することができる。
【0037】更に、本実施例の如く粉砕設備30の工程
途中に粉粒体仕分け装置31が配設されている場合に
は、粉粒体仕分け装置31のメンテナンスの為に粉砕設
備30全体の運転を停止することが殆どなくなる為、粉
砕設備30全体の運転効率を大幅に向上することができ
る。
【0038】また、従来の機械式振動篩の如く粉砕物5
を上に平面的に敷き詰めて篩分けする場合と比較して、
平面的な占有面積を大幅に縮小することができ、しかも
構造が簡略であるので極めて安価に製作することができ
る。
【0039】更に、空気導入部33から導入される空気
40aの噴出速度を調整することにより、粗粒粉9と細
粉11との分級点を極めて容易に調整することができ、
従来の機械式振動篩では対処できなかった小さな粒子径
まで選別対象粒子径として取り扱うことができるので、
特に本実施例の如く予備粉砕機とボールミルとの間に設
けられた粉粒体仕分け装置31の場合には、ボールミル
へと搬送される細粉11の粒子径を従来より小さくする
ことができ、粉砕効率を大幅に向上することができる。
【0040】また、本実施例の如く流動容器32内にバ
ッフル45を配設しておけば、前記テーパ部38の略全
周から導入した空気40aを環状流路46を通すことに
より噴出速度を増加することができるので、比較的少な
い空気導入量でも良好に粉砕物5を流動化することがで
き、しかも直接的に空気導入されない絞り小径部42直
上の粉砕物5についても前記環状流路46に振り分けて
確実に流動化させることができる。
【0041】図2は本発明の他の実施例を示し、空気導
入部を流動容器32下部のテーパ部38に構成すること
に換えて、テーパ部38の下端に設けられた絞り小径部
42の中途位置から空気40aを導入し得るよう空気導
入部33’を構成した例であり、斯かる空気導入部3
3’は、前記絞り小径部42の中途位置における外周囲
に、空気供給管40’を接続した空気室41’を形成
し、該空気室41’の内部と前記絞り小径部42の内部
とを通気口47を介して連通せしめ、該通気口47に空
気室41’への粗粒粉9の侵入を阻止するよう内側向き
に下り傾斜させたベーン48を複数段配設してある。
【0042】この実施例の場合には、先の実施例の如く
テーパ部38に空気導入部33を構成する場合よりも空
気導入部33’を比較的簡単に構成することができ、し
かも特にバッフル等を用いなくても絞り小径部42自体
が絞り込まれていることから空気40aの噴出速度を増
加することができて空気導入量を少なく抑えることがで
きる。
【0043】尚、本発明の粉粒体仕分け装置は、上述の
実施例にのみ限定されるものではなく、図示では粉砕設
備の工程途中に配設された粉粒体仕分け装置の例を示し
たが、粉砕設備以外の粉粒体を扱う各種プラントにも採
用し得ること、また流動容器上部には必ずしも排気口を
独立して設ける必要はなく、例えば細粉溢流管を介して
空気を抜くようにしても良いこと、その他、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること
は勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の粉粒体仕
分け装置によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し
得る。
【0045】(I)従来の機械式振動篩の如くメンテナ
ンス頻度の高いスクリーンを用いる必要がなく、簡略な
構造の流動容器内に空気導入部から空気を導入して流動
層を形成するだけで粉粒体を細粉と粗粒粉とに良好に分
離することができるので、部品交換等のメンテナンスを
行うことなく長期間に亘り連続運転することができ、稼
動効率を大幅に向上できると共に、メンテナンスに関す
る作業負担を著しく軽減することができる。
【0046】(II)粉粒体を扱う各種プラントの工程
途中に粉粒体仕分け装置が配設されている場合には、粉
粒体仕分け装置のメンテナンスの為にプラント全体の運
転を停止することが殆どなくなる為、プラント全体の運
転効率を大幅に向上することができる。
【0047】(III)従来の機械式振動篩の如く粉粒
体を上に平面的に敷き詰めて篩分けする場合と比較し
て、平面的な占有面積を大幅に縮小することができ、し
かも構造が簡略であるので極めて安価に製作することが
できる。
【0048】(IV)空気導入部から導入される空気の
噴出速度を調整することにより、粗粒粉と細粉との分級
点を極めて容易に調整することができ、従来の機械式振
動篩では対処できなかった小さな粒子径まで選別対象粒
子径として取り扱うことができる。
【0049】(V)本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、テーパ部の略全周から導入した空気を環状流路を
通すことにより噴出速度を増加することができるので、
比較的少ない空気導入量でも良好に粉砕物を流動化する
ことができ、しかも直接的に空気導入されない絞り小径
部直上の粉砕物についても前記環状流路に振り分けて確
実に流動化させることができる。
【0050】(VI)本発明の請求項3に記載の発明に
よれば、空気導入部を比較的簡単に構成することがで
き、しかも特にバッフル等を用いなくても絞り小径部自
体が絞り込まれていることから空気の噴出速度を増加す
ることができて空気導入量を少なく抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図3】従来の粉砕設備の概略図である。
【図4】図3の粉粒体仕分け装置である機械式振動篩の
一例を示す側面図である。
【符号の説明】
5 粉砕物(粉粒体) 31 粉粒体仕分け装置 32 流動容器 33 空気導入部 33’ 空気導入部 36 流動層 37 細粉溢流管 38 テーパ部 40a 空気 42 絞り小径部 44 粗粒粉取出し口 45 バッフル 46 環状流路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に粉粒体の流動層を形成し得るよう
    下部に空気導入部を有するホッパ形状の流動容器と、該
    流動容器側面に下り勾配で突設された細粉溢流管と、前
    記空気導入部より下側の流動容器下部に設けられた粗粒
    粉取出し口とを備えたことを特徴とする粉粒体仕分け装
    置。
  2. 【請求項2】 空気導入部を、流動容器下部に擂り鉢状
    に形成されているテーパ部の略全周から空気を導入し得
    るよう構成すると共に、前記テーパ部の下端に設けられ
    た絞り小径部の直上位置にて前記テーパ部との間に環状
    流路を形成し得るようバッフルを配設したことを特徴と
    する請求項1に記載の粉粒体仕分け装置。
  3. 【請求項3】 空気導入部を、流動容器下部に擂り鉢状
    に形成されているテーパ部の下端に設けられた絞り小径
    部から空気を導入し得るよう構成したことを特徴とする
    請求項1に記載の粉粒体仕分け装置。
JP9639194A 1994-05-10 1994-05-10 粉粒体仕分け装置 Pending JPH07299419A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9639194A JPH07299419A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 粉粒体仕分け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9639194A JPH07299419A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 粉粒体仕分け装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07299419A true JPH07299419A (ja) 1995-11-14

Family

ID=14163668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9639194A Pending JPH07299419A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 粉粒体仕分け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07299419A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0801988A2 (en) * 1996-04-18 1997-10-22 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Fluidized-bed classifier
CN113713919A (zh) * 2021-08-17 2021-11-30 陈菲 一种环保生物质颗粒粉碎筛选装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0801988A2 (en) * 1996-04-18 1997-10-22 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Fluidized-bed classifier
EP0801988A3 (en) * 1996-04-18 1999-03-10 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Fluidized-bed classifier
CN113713919A (zh) * 2021-08-17 2021-11-30 陈菲 一种环保生物质颗粒粉碎筛选装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2579885B2 (ja) 粉粒体原料の粉砕方法と粉砕装置および分級機
US3951347A (en) Apparatus for crushing material containing particles that are hard to pulverize
US9022222B2 (en) Device for the selective granulometric separation of solid powdery materials using centrifugal action, and method for using such a device
US7478771B2 (en) Methods for recrushing rocks and removing fines therefrom
KR101915539B1 (ko) 미세칩 선별용 원형 시브 장치
KR102288909B1 (ko) 실리콘 원료칩의 선별 시스템
CN102294324A (zh) 一种立式细粒度筛分装置及筛分方法
JP3635242B2 (ja) 砕砂製造装置
CN110215981B (zh) 一种梯级排料气流粉碎分级分选装置及方法
JPH07299419A (ja) 粉粒体仕分け装置
JPH08309225A (ja) 流動層式分級機を備えた粉砕設備
EP0140613A2 (en) Apparatus for and method of obtaining a comminuted product from a solid feed material
JP3089243B1 (ja) セメントクリンカの粉砕装置
JPH08299909A (ja) 箱型流動層式分級機
JP3458479B2 (ja) 流動層式分級機
JP3036669B2 (ja) 粉砕設備
JPH04281858A (ja) 粉砕装置
JPH07256137A (ja) 粉砕設備
US688229A (en) Ball grinding-mill.
JP4686309B2 (ja) 分粒分級装置
JPH08299836A (ja) 流動層式分級機及びそれを備えた粉砕設備
JPH07275799A (ja) 粉粒体仕分け装置
JPH0574681U (ja) 多段分級機
JPH05285410A (ja) 粉砕装置
JPH08294675A (ja) 箱型流動層式分級機