JPH07298823A - 鳥類飛来防止具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて容易にかつ短時間にて大面積を有する
敷設面へ規則正しく敷設して、この敷設面への鳥類の飛
来を防止させる。 【構成】 帯状のベース２に、その長手方向へ所定ピッ
チ毎に上方へ突設された一対の突片３を形成する。これ
ら突片３を上方へ向かうにしたがって次第に離間するよ
うに傾ける。ベース２の一端部に長手方向連結部４を形
成するとともに、ベース２の他端部に長手方向連結部４
と連結される長手方向連結部５を形成する。ベース２の
一側部に、突片３のピッチと同一ピッチにて幅方向連結
部８を形成するとともに、ベース２の他側部に、幅方向
連結部８と連結される幅方向連結部９を形成する。ベー
ス２の他側部側の幅方向連結部９を、ベース２の一側部
側の幅方向連結部８に対して突片３のピッチの半分だけ
ベース２の長手方向へずれた位置に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、駅舎、住宅等の建築
物の梁あるいはベランダ等の水平部分に取り付けられ
て、鳩等の鳥類が飛来して止ることを防止する鳥類飛来
防止具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、駅舎、住宅等の建築物の梁あるい
はベランダ等の水平部分には、鳩等の鳥類が飛来して止
ることが多く、この鳥類の糞によって建築物が汚染され
たり、腐食されたりする被害があり、さらには、飛来す
る鳥類が持つ有害な細菌、寄生虫等による健康への悪影
響が心配されている。このため、近年、鳥類の飛来場所
となり易い建築物の梁あるいはベランダ等の水平部分
に、複数の突片が上方へ突き出した鳥類の飛来防止具が
用いられつつある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の飛
来防止具は、所定単位面積のものが多く、このため、こ
の飛来防止具を敷設する敷設箇所が大面積である場合、
複数の飛来防止具を、作業者が所定の間隔にて規則正し
く配置させて敷設面へ接着あるいは釘等によって固定し
なければならず、その作業に熟練を要するとともに作業
性が悪く、したがって、その敷設作業に多大な手間及び
時間を要していた。

【０００４】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、極めて容易にかつ短時間にて大面積を有する敷設
面へ規則正しく敷設することが可能な鳥類飛来防止具を
提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載の鳥類飛来防止具は、鳥類の飛来場所
となり易い建築物の水平部分に敷設される鳥類飛来防止
具であって、帯状に形成されて敷設面に敷設されるベー
スと、該ベースの長手方向に、所定ピッチ毎に上方へ突
設された突片とを有してなり、前記ベースには、その両
端部に、長手方向に隣り合うベース同士を連結させる長
手方向連結部が形成されてなることを特徴としている。

【０００６】また、請求項２記載の鳥類飛来防止具は、
請求項１記載の鳥類飛来防止具において、前記ベース
に、両側部から延在された幅方向連結部が形成され、幅
方向に隣り合うベース同士が前記幅方向連結部によって
互いに連結されてなることを特徴としている。さらに、
請求項３記載の鳥類飛来防止具は、請求項２記載の鳥類
飛来防止具において、前記突片が、前記ベースの長手方
向へ所定ピッチ毎に一対ずつ設けられ、それぞれ一対の
突片が、互いに上方へ向かって次第に離間するように傾
けられてなることを特徴としている。

【０００７】また、請求項４記載の鳥類飛来防止具は、
請求項３記載の鳥類飛来防止具において、前記幅方向連
結部が、前記ベースの一側部から延在された幅方向連結
部と前記ベースの他側部から延在された幅方向連結部と
が、前記ベースの長手方向へ前記突片がなすピッチの半
分だけずらされてなることを特徴としている。また、請
求項５記載の鳥類飛来防止具は、請求項１〜４のいずれ
か１項記載の鳥類飛来防止具において、全体が、好まし
くは、ポリスチレン、その他の合成樹脂あるいはゴム等
の樹脂によって一体成形されてなることを特徴としてい
る。

【０００８】請求項６記載の鳥類飛来防止具は、請求項
５記載の鳥類飛来防止具において、前記突片の先端部が
球状に形成されてなることを特徴としている。請求項７
記載の鳥類飛来防止具は、請求項５記載の鳥類飛来防止
具において、前記突片が、少なくとも先端部近傍が柔軟
性に優れた樹脂からなる柔軟部とされてなることを特徴
としている。

【０００９】請求項８記載の鳥類飛来防止具は、請求項
１記載の鳥類飛来防止具において、前記突片の先端部
に、柔軟性を有するキャップが被せられてなることを特
徴としている。請求項９記載の鳥類飛来防止具は、請求
項８記載の鳥類飛来防止具において、前記キャップが、
球状に形成されてなることを特徴としている。請求項１
０記載の鳥類飛来防止具は、請求項１記載の鳥類飛来防
止具において、前記ベースに、断面視円弧状に形成され
た溝部が長手方向へ亘って形成されてなることを特徴と
している。

【００１０】

【作用】そして、請求項１記載の鳥類飛来防止具によれ
ば、ベースを敷設面へ敷設することにより、ベースに突
設された突片によって鳥類の飛来が防止される。また、
ベースの両端部の長手方向連結部同士を連結させること
により、複数の鳥類飛来防止具が長手方向へ連結され
る。また、請求項２記載の鳥類飛来防止具によれば、ベ
ースの両側部の幅方向連結部同士を連結させることによ
り、複数の鳥類飛来防止具が幅方向へ連結される。さら
に、請求項３記載の鳥類飛来防止具によれば、突片がベ
ースの長手方向へ所定ピッチ毎に一対ずつ設けられて、
これら一対の突片が、互いに上方へ向かって次第に離間
するように傾けられているので、鳥類の飛来を防止させ
る範囲が広くされるとともに、側方からの飛来を有効的
に防止することが可能となる。

【００１１】また、請求項４記載の鳥類飛来防止具によ
れば、ベースの両側部の幅方向連結部同士を連結させる
と、互いに連結される鳥類飛来防止具同士が、突片のピ
ッチの半分だけ長手方向へずらされ、これにより、それ
ぞれの鳥類飛来防止具の突片同士が交互に配置された状
態となり、それぞれの鳥類飛来防止具の突片同士の干渉
が防止される。また、請求項５記載の鳥類飛来防止具に
よれば、樹脂による一体成形であるので、製造コストが
低減される。

【００１２】請求項６記載の鳥類飛来防止具によれば、
突片の先端部が球状に形成されているので、安全性が確
保される。請求項７記載の鳥類飛来防止具によれば、突
片の先端部が柔軟性に優れた樹脂からなる柔軟部とされ
ているので、さらなる安全性が確保される。請求項８記
載の鳥類飛来防止具によれば、柔軟性を有するキャップ
によって突片の安全性が確保される。請求項９記載の鳥
類飛来防止具によれば、キャップが球状に形成されてい
るので、さらなる安全性が確保される。請求項１０記載
の鳥類飛来防止具によれば、配管等の円筒形の部材の上
面側への設置が可能とされる。

【００１３】

【実施例】以下、本発明の鳥類飛来防止具の実施例を図
によって説明する。図１において、符号１、１…は、鳥
類飛来防止具である。これら鳥類飛来防止具は、それぞ
れ幅方向及び長手方向へそれぞれ連結された状態にて、
鳥類の飛来場所となり易い建築物の梁あるいはベランダ
等の水平部分に敷設されている。これら鳥類飛来防止具
１、１…は、図２から図５に示すように、帯状に形成さ
れたベース２と、このベース２の長手方向へ所定間隔を
あけて、ベース２の両側部から斜め上方へ一対ずつ突出
させて形成された突片３、３…とを有するもので、これ
らベース２と突片３、３…とが、例えば、ハイインパク
トポリスチレン（ＨＩＰＳ）その他の合成樹脂あるいは
ゴム等の樹脂によって一体成形されている。特に屋外で
の使用においては耐候性に優れるＡＳＡ樹脂やスチレン
ブタジエンゴム（ＳＢＲ）で成形されたものが好適であ
る。

【００１４】また、この鳥類飛来防止具１のベース２の
両側部に設けられた突片３、３…は、上方へ向かうにし
たがって次第に離間するように傾けられて、正面視Ｖ字
形状とされている（図３参照）。なお、これら突片３、
３…同士がなす角度は、約３０〜４０度が好適である。
また、この鳥類飛来防止具１のベース２には、その両端
部に、それぞれ長手方向連結部４、５が形成されてい
る。これら長手方向連結部４、５の内の一方の長手方向
連結部４は、平面視Ｃ字状に形成された係合凹部６が形
成されたもので、対する他方の長手方向連結部５は、前
記長手方向連結部４の係合凹部６へ嵌め込まれる係合片
７が形成されている。即ち、一方側の長手方向連結部４
の係合凹部６と他方側の長手方向連結部５の係合片７と
を上下方向へ重ねた状態にて、係合片７を係合凹部６へ
押し込むことにより、係合片７が係合凹部６へ嵌め込ま
れ、それぞれのベース２、２が連結されるようになって
いる。

【００１５】また、ベース２の一側部側には、ベース２
の端部近傍にそれぞれ一対ずつ幅方向連結部８、８…が
形成されており、ベース２の他側部側には、ベース２の
端部近傍にそれぞれ幅方向連結部９、９が形成されてい
る。幅方向連結部８、８…は、それぞれベース２に形成
された突片３、３…の形成箇所から側方へ延在させた状
態に形成されており、また、幅方向連結部９、９は、そ
れぞれベース２に形成された突片３、３…の形成箇所同
士の中間から側方へ延在させた状態に形成されている。

【００１６】図６から図８に示すように、ベース２の一
側部側に形成された幅方向連結部８は、その先端部に、
側方へ突出された係止片１１、１１を有する係止部１２
が形成されており、これに対してベース２の他側部側に
形成された幅方向連結部９は、その先端部に連結方向へ
溝部１３を有するとともに先端部近傍に前記溝部１３と
直交する方向へ係合溝１４を有する係止部１５が形成さ
れている。また、幅方向連結部９の係止部１５の溝部１
３には、溝部１３を形成する側面の上端に、係止片１
６、１６が形成されている。そして、この幅方向連結部
８と幅方向連結部９とを連結する場合は、幅方向連結部
９の上方から幅方向連結部８を、幅方向連結部８の係止
部１２の係止片１１、１１が、幅方向連結部９の係止部
１５の係止溝１４に入り込むように押し付ける。

【００１７】このようにすると、幅方向連結部８の係止
部１２の係止片１１、１１が、幅方向連結部９の係止部
１５の係止溝１４に嵌合されるとともに、係止部１２が
溝部１３内に嵌合され、溝部１３の係止片１６、１６に
よって係止部１２の上面側が係止され、幅方向連結部８
と幅方向連結部９とが連結され、それぞれの鳥類飛来防
止具１のベース２同士が幅方向へ連結される。

【００１８】ここで、ベース２の一側部側の幅方向連結
部８、８…は、ベース２の両端部近傍に、突片３、３…
のピッチと同一ピッチにて形成されているとともにベー
ス２の他側部側の幅方向連結部９、９は、前記幅方向連
結部８、８同士の中間位置に形成されているので、これ
ら幅方向連結部８と幅方向連結部９とによって、それぞ
れの鳥類飛来防止具１、１のベース２、２同士を幅方向
へ連結させると、一方の鳥類飛来防止具１に対して他方
の鳥類飛来防止具１が、長手方向へ、突片３、３…の形
成ピッチの半分、つまり半ピッチだけずれた状態にて連
結される。これにより、一方の鳥類飛来防止具１の突片
３、３…同士の間に、他方鳥類飛来防止具１の突片３、
３…が入り込んだ状態となる。即ち、それぞれの鳥類飛
来防止具１、１の突片３、３…同士を干渉させることな
く、鳥類飛来防止具１、１同士を幅方向へ連結させるこ
とができる。

【００１９】このように、上記実施例の鳥類飛来防止具
１によれば、ベース２の端部に形成された長手方向連結
部４、５を互いに連結させることにより、複数の鳥類飛
来防止具１を長手方向へ延長させることができるととも
に、ベース２の側部に形成された幅方向連結部８、９を
互いに連結させることにより、複数の鳥類飛来防止具１
を幅方向へ拡げることができる。即ち、複数の鳥類飛来
防止具１、１…同士を、長手方向及び幅方向へ連結して
敷設することができるので、例え敷設箇所が大面積であ
る場合でも、この鳥類飛来防止具１の敷設作業を極めて
容易にかつ短時間にて行なうことができる。

【００２０】また、長手方向連結部４、５及び幅方向連
結部８、９同士を連結させることにより、鳥類飛来防止
具１、１…同士を極めて規則正しく連結させることがで
きるので、従来のように、熟練を要することなく広範囲
に敷設することができる。また、前述したように、ベー
ス２の一側部側の幅方向連結部８、８…が突片３、３…
のピッチと同一ピッチにて形成されているとともにベー
ス２の他側部側の幅方向連結部９、９が幅方向連結部
８、８同士の中間位置に形成されているので、これら幅
方向連結部８、９によって複数の鳥類飛来防止具１、１
同士を幅方向へ連結させた際に、一方の鳥類飛来防止具
１に対して他方の鳥類飛来防止具１を、長手方向へ、突
片３、３…の形成ピッチの半分、つまり半ピッチだけず
れた状態にて連結させることができ、これにより、一方
の鳥類飛来防止具１の突片３、３…同士の間に、他方の
鳥類飛来防止具１の突片３、３…入り込ませて、突片
３、３…同士を干渉させることなく、鳥類飛来防止具
１、１同士を幅方向へ連結させることができる。

【００２１】次に、鳥類飛来防止具の他の実施例を説明
する。図９に示すように、この鳥類飛来防止具１を構成
するベース２には、断面視円弧状に形成された溝部２１
が長手方向へ亘って形成されており、ベース２の縁部近
傍には、取り付け孔部２２、２２が形成されている。ま
た、この鳥類飛来防止１を構成する突片３の先端部に
は、柔軟性を有する材料からなる球状に形成されたキャ
ップ２３、２３が被せられている。

【００２２】そして、この鳥類飛来防止具１によれば、
ベース２の下面側に断面視円弧状の溝部２１が形成され
ているので、例えば、Ｈ鋼等に、その長手方向へ沿って
配設された配管２４上にも、接着材等によって接着する
ことにより極めて容易に取り付けることができる。ま
た、図１０に示すように、ベース２に形成された取り付
け孔部２２、２２へネジ２５、２５を通して、水平面に
ねじ込むことにより、極めて容易に水平面にも設置する
ことができる。しかも、この鳥類飛来防止具１の突片３
の先端部には、柔軟性を有する球状のキャップ２３が被
せられているので、例えば、住宅等のベランダの手摺等
に取り付けたとしても、極めて安全である。

【００２３】また、図１１に示すものは、突片３の先端
部に球状部２６を成形したもの、また、図１２に示すも
のは、突片３の先端部近傍（突片３の先端側の１／３〜
１／５程度の部分）を、特に柔軟性に優れた材料からな
る柔軟部２７としたもので、これらの場合も、住宅等の
ベランダに設置した際の安全性を確実に確保することが
できる。例えば、ベース２及び突片３の基部がゴム硬度
９０〜９５度、先端の柔軟部２７がゴム硬度７０〜８０
度のＳＢＲで一体成形されたものが好適である。

【００２４】

【発明の効果】以上、説明したように、本発明の鳥類飛
来防止具によれば、下記の効果を得ることができる。請
求項１記載の鳥類飛来防止具によれば、鳥類の飛来場所
となり易い駅舎の構内の梁あるいは住宅のベランダ等の
水平部分に敷設することにより、突片によって鳥類の飛
来を防止することができる。また、長手方向連結部を連
結させることにより、複数の鳥類飛来防止具を、極めて
容易に長手方向へ規則正しく延長させることができる。
請求項２記載の鳥類飛来防止具によれば、ベースの両側
部の幅方向連結部同士を連結させることにより、熟練を
要することなく複数の鳥類飛来防止具を長手方向だけで
なく幅方向へも規則正しく配列させた状態に連結させて
敷設することができる。これにより、例え敷設箇所が大
面積である場合でも、この鳥類飛来防止具の敷設作業を
極めて容易にかつ短時間にて行なうことができる。

【００２５】請求項３記載の鳥類飛来防止具によれば、
ベースの長手方向へ所定ピッチ毎に一対ずつ設けられた
突片が、互いに上方へ向かって次第に離間するように傾
けられているので、鳥類の飛来を防止させる範囲を広く
することができるとともに、側方からの飛来に対して極
めて有効的な鳥類飛来防止具とすることができる。請求
項４記載の鳥類飛来防止具によれば、幅方向連結部によ
って幅方向へ連結させた際に、互いに連結される鳥類飛
来防止具の突片同士が交互に配置された状態となり、そ
れぞれの突片の干渉を防止することができる。請求項５
記載の鳥類飛来防止具によれば、樹脂による一体成形で
あるので、複数の構成部品を組み立てるものと比較し
て、製造コストを大幅に低減させることができる。ま
た、金属を用いたものと比較して、腐食等の恐れがな
く、長寿命化を図ることができる。

【００２６】請求項６記載の鳥類飛来防止具によれば、
突片の先端部が球状に形成されているので、突片の安全
性を大幅に向上させることができる。請求項７記載の鳥
類飛来防止具によれば、突片の先端部が柔軟性に優れた
樹脂からなる柔軟部とされているので、突片の安全性を
大幅に向上させることができる。請求項８記載の鳥類飛
来防止具によれば、柔軟性を有するキャップによって突
片の安全性を確保することができる。請求項９記載の鳥
類飛来防止具によれば、キャップが球状に形成されてい
るので、突片のさらなる安全性を確保することができ
る。請求項１０記載の鳥類飛来防止具によれば、極めて
容易に、配管等の円筒形の部材の上面側へ設置すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の鳥類飛来防止具の構成及び構
造を説明する鳥類飛来防止具の平面図である。

【図２】本発明の実施例の鳥類飛来防止具の構成及び構
造を説明する鳥類飛来防止具の側断面図である。

【図３】本発明の実施例の鳥類飛来防止具の構成及び構
造を説明する鳥類飛来防止具の正面図である。

【図４】本発明の実施例の鳥類飛来防止具の構成及び構
造を説明する鳥類飛来防止具の平面図である。

【図５】本発明の実施例の鳥類飛来防止具の構成及び構
造を説明する鳥類飛来防止具の裏面図である。

【図６】本発明の実施例の鳥類飛来防止具に設けられた
幅方向連結部を説明する連結箇所の平面図である。

【図７】本発明の実施例の鳥類飛来防止具に設けられた
幅方向連結部を説明する連結箇所の側断面図である。

【図８】本発明の実施例の鳥類飛来防止具に設けられた
幅方向連結部を説明する連結箇所の断面図である。

【図９】本発明の他の実施例の鳥類飛来防止具の構成及
び形状を説明する鳥類飛来防止具の断面図である。

【図１０】本発明の他の実施例の鳥類飛来防止具の取り
付け方を説明する鳥類飛来防止具の断面図である。

【図１１】本発明の他の実施例の鳥類飛来防止具の突片
を説明する突片の側面図である。

【図１２】本発明の他の実施例の鳥類飛来防止具の突片
を説明する突片の側面図である。

【符号の説明】

１ 鳥類飛来防止具 ２ ベース ３ 突片 ４、５ 長手方向連結部 ８、９ 幅方向連結部 ２１ 溝部 ２３ キャップ ２７ 柔軟部

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 鳥類の飛来場所となり易い建築物の水平
   部分に敷設される鳥類飛来防止具であって、 帯状に形成されて敷設面に敷設されるベースと、該ベー
   スの長手方向に、所定ピッチ毎に上方へ突設された突片
   とを有してなり、 前記ベースには、その両端部に、長手方向に隣り合うベ
   ース同士を連結させる長手方向連結部が形成されてなる
   ことを特徴とする鳥類飛来防止具。
2. 【請求項２】 前記ベースには、両側部から延在された
   幅方向連結部が形成され、幅方向に隣り合うベース同士
   が前記幅方向連結部によって互いに連結されてなること
   を特徴とする請求項１記載の鳥類飛来防止具。
3. 【請求項３】 前記突片は、前記ベースの長手方向へ所
   定ピッチ毎に一対ずつ設けられ、それぞれ一対の突片
   は、互いに上方へ向かって次第に離間するように傾けら
   れてなることを特徴とする請求項２記載の鳥類飛来防止
   具。
4. 【請求項４】 前記幅方向連結部は、前記ベースの一側
   部から延在された幅方向連結部と前記ベースの他側部か
   ら延在された幅方向連結部とが、前記ベースの長手方向
   へ前記突片がなすピッチの半分だけずらされてなること
   を特徴とする請求項３記載の鳥類飛来防止具。
5. 【請求項５】 全体が樹脂によって一体成形されてなる
   ことを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項記載の鳥
   類飛来防止具。
6. 【請求項６】 前記突片は、その先端部が球状に形成さ
   れてなることを特徴とする請求項５記載の鳥類飛来防止
   具。
7. 【請求項７】 前記突片は、少なくとも先端部近傍が柔
   軟性に優れた樹脂からなる柔軟部とされてなることを特
   徴とする請求項５記載の鳥類飛来防止具。
8. 【請求項８】 前記突片には、その先端部に、柔軟性を
   有するキャップが被せられてなることを特徴とする請求
   項１記載の鳥類飛来防止具。
9. 【請求項９】 前記キャップは、球状に形成されてなる
   ことを特徴とする請求項８記載の鳥類飛来防止具。
10. 【請求項１０】 前記ベースには、断面視円弧状に形成
    された溝部が長手方向へ亘って形成されてなることを特
    徴とする請求項１記載の鳥類飛来防止具。