JPH07297751A - 高周波段選択増幅回路 - Google Patents
高周波段選択増幅回路Info
- Publication number
- JPH07297751A JPH07297751A JP11012394A JP11012394A JPH07297751A JP H07297751 A JPH07297751 A JP H07297751A JP 11012394 A JP11012394 A JP 11012394A JP 11012394 A JP11012394 A JP 11012394A JP H07297751 A JPH07297751 A JP H07297751A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- power
- mixer
- bpf
- amplifier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Transceivers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ＴＤＭＡ−ＴＤＤ方式の送受信機の高周波段選
択増幅回路におけるＢＰＦ４，９の減衰域の特性劣化を
軽減する。 【構成】受信側ＢＰＦ４の前段の低雑音増幅器３と後段
のミキサ５、及び送信側ＢＰＦ９の前段のミキサ８と後
段の励振増幅器１０の電源供給路にそれぞれ交流阻止器
１２を設けて、電源配線，電源インピーダンスを介して
減衰域の信号成分がＢＰＦの後段に廻り込むのを防ぐよ
うに構成した。
択増幅回路におけるＢＰＦ４，９の減衰域の特性劣化を
軽減する。 【構成】受信側ＢＰＦ４の前段の低雑音増幅器３と後段
のミキサ５、及び送信側ＢＰＦ９の前段のミキサ８と後
段の励振増幅器１０の電源供給路にそれぞれ交流阻止器
１２を設けて、電源配線，電源インピーダンスを介して
減衰域の信号成分がＢＰＦの後段に廻り込むのを防ぐよ
うに構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波のディジタ
ル移動無線機に用いられる高周波段選択増幅回路に関す
るものである。
ル移動無線機に用いられる高周波段選択増幅回路に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】コードレス電話システムのディジタル化
としてパーソナルハンディホン（ＰＨＰ）が実用化され
つつある。このＰＨＰは１．９ＧＨｚ帯が用いられ、時
分割多元接続（ＴＤＭＡ）伝送方式で、かつ、送受信に
同一周波数のキャリアを時分割で用いる時分割複信（Ｔ
ＤＤ：Time Division Duplex）方式が採用されている。
上記のディジタルコードレス電話システムの端末装置は
親機と子機からなり、子機は携帯が容易なように小型，
軽量化が進められ、数個のブロックに分割されたＬＳＩ
Ｃ（高密度集積回路）から構成されている。
としてパーソナルハンディホン（ＰＨＰ）が実用化され
つつある。このＰＨＰは１．９ＧＨｚ帯が用いられ、時
分割多元接続（ＴＤＭＡ）伝送方式で、かつ、送受信に
同一周波数のキャリアを時分割で用いる時分割複信（Ｔ
ＤＤ：Time Division Duplex）方式が採用されている。
上記のディジタルコードレス電話システムの端末装置は
親機と子機からなり、子機は携帯が容易なように小型，
軽量化が進められ、数個のブロックに分割されたＬＳＩ
Ｃ（高密度集積回路）から構成されている。
【０００３】図６は従来の高周波段選択増幅回路の構成
例図である。図において、１は送受共用のアンテナ、２
は送受信の切替器、３は低雑音増幅器である。４は受信
側バンドパスフィルタ（ＢＰＦ）であり、例えば、１．
９ＧＨｚを中心周波数とする誘電体フィルタである。５
は受信側のミキサであり、ＢＰＦ４の受信出力と、第１
局部発振器７の出力を分配器６で分配した第１局発信号
とが混合されて周波数変換され第１中間周波段に供給さ
れる。
例図である。図において、１は送受共用のアンテナ、２
は送受信の切替器、３は低雑音増幅器である。４は受信
側バンドパスフィルタ（ＢＰＦ）であり、例えば、１．
９ＧＨｚを中心周波数とする誘電体フィルタである。５
は受信側のミキサであり、ＢＰＦ４の受信出力と、第１
局部発振器７の出力を分配器６で分配した第１局発信号
とが混合されて周波数変換され第１中間周波段に供給さ
れる。
【０００４】８は送信側のミキサであり、変調器からの
出力と、分配器６からの第１局発信号とを混合し周波数
変換して出力する。９は送信側ＢＰＦであり、受信ＢＰ
Ｆと中心周波数が同じく、ミキサ８の出力から送信周波
数信号を選択出力する。１０は励振増幅器、１１は電力
増幅器である。切替器２は制御信号（図示は省略した）
で制御され、ＴＤＭＡのフレーム毎に割り当てられた自
局の受信スロット，送信スロットに従ったタイミングで
送信，受信が切換えられる。
出力と、分配器６からの第１局発信号とを混合し周波数
変換して出力する。９は送信側ＢＰＦであり、受信ＢＰ
Ｆと中心周波数が同じく、ミキサ８の出力から送信周波
数信号を選択出力する。１０は励振増幅器、１１は電力
増幅器である。切替器２は制御信号（図示は省略した）
で制御され、ＴＤＭＡのフレーム毎に割り当てられた自
局の受信スロット，送信スロットに従ったタイミングで
送信，受信が切換えられる。
【０００５】２０は集積回路を示しており、受信ＢＰＦ
４，送信ＢＰＦ９及び第１局部発振器７は、集積回路２
０の端子に外部から接続されている。１４は集積回路２
０内に設けられ、低雑音増幅器３，受信ミキサ５，送信
ミキサ８，励振増幅器１１に直流電圧Ｖccを供給するた
めの電源配線である。電池１３の電圧は交流阻止器１２
を介して集積回路２０の電源（Ｖcc）端子１５に供給さ
れている。
４，送信ＢＰＦ９及び第１局部発振器７は、集積回路２
０の端子に外部から接続されている。１４は集積回路２
０内に設けられ、低雑音増幅器３，受信ミキサ５，送信
ミキサ８，励振増幅器１１に直流電圧Ｖccを供給するた
めの電源配線である。電池１３の電圧は交流阻止器１２
を介して集積回路２０の電源（Ｖcc）端子１５に供給さ
れている。
【０００６】図７は交流阻止器１２の構成例図である。
（Ａ）はＰＮＰトランジスタと抵抗Ｒを用いた交流阻止
器１２であり、（Ｂ）は抵抗ＲとキャパシタＣを用いた
デカップリング回路とも呼ばれる交流阻止器１２’であ
る。（Ｃ）はキャパシタＣのみによる交流阻止器１２”
である。いずれも、高周波電流の電池１３への流れ込み
を防止する機能を有し、阻止効果は（Ａ）が最も大き
く、（Ｃ）が最も小さい。
（Ａ）はＰＮＰトランジスタと抵抗Ｒを用いた交流阻止
器１２であり、（Ｂ）は抵抗ＲとキャパシタＣを用いた
デカップリング回路とも呼ばれる交流阻止器１２’であ
る。（Ｃ）はキャパシタＣのみによる交流阻止器１２”
である。いずれも、高周波電流の電池１３への流れ込み
を防止する機能を有し、阻止効果は（Ａ）が最も大き
く、（Ｃ）が最も小さい。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記集積回路２０の外
部に接続されている受信ＢＰＦ４と送信ＢＰＦ９の通過
帯域内インピーダンスは約５０Ωであるが、帯域外（減
衰域）インピーダンスは高く数ｋΩ程度である。一方、
回路側から電源をみた電源インピーダンス、すなわち交
流阻止器１２のインピーダンスは数Ωである。従って、
集積回路２０の電源端子１５から電源配線１４によって
電源電圧が供給されている受信側の低雑音増幅器３と受
信ミキサ５、及び送信側のミキサ８と励振増幅器１０
は、共通電源の電源インピーダンスを介して接続されて
いる。また、集積回路２０の電源配線１４の配線導体と
信号線の配線導体が極めて接近しているため、受信ＢＰ
Ｆ４及び送信ＢＰＦ９の減衰域の減衰すべき不要周波数
成分が、信号配線と電源配線との静電結合により電源系
路を介してそれぞれのＢＰＦの出力側に漏れるという問
題点がある。その結果、ＢＰＦの減衰域特性が劣化した
のと同等の性能となり、受信側ではスプリアス感度低下
を引き起こし、送信側では不要輻射となって電波法の規
定を満足しないという問題を生ずる。そのため、ＢＰＦ
の減衰特性を必要以上に余裕をもって設定しなければな
らないという欠点がある。
部に接続されている受信ＢＰＦ４と送信ＢＰＦ９の通過
帯域内インピーダンスは約５０Ωであるが、帯域外（減
衰域）インピーダンスは高く数ｋΩ程度である。一方、
回路側から電源をみた電源インピーダンス、すなわち交
流阻止器１２のインピーダンスは数Ωである。従って、
集積回路２０の電源端子１５から電源配線１４によって
電源電圧が供給されている受信側の低雑音増幅器３と受
信ミキサ５、及び送信側のミキサ８と励振増幅器１０
は、共通電源の電源インピーダンスを介して接続されて
いる。また、集積回路２０の電源配線１４の配線導体と
信号線の配線導体が極めて接近しているため、受信ＢＰ
Ｆ４及び送信ＢＰＦ９の減衰域の減衰すべき不要周波数
成分が、信号配線と電源配線との静電結合により電源系
路を介してそれぞれのＢＰＦの出力側に漏れるという問
題点がある。その結果、ＢＰＦの減衰域特性が劣化した
のと同等の性能となり、受信側ではスプリアス感度低下
を引き起こし、送信側では不要輻射となって電波法の規
定を満足しないという問題を生ずる。そのため、ＢＰＦ
の減衰特性を必要以上に余裕をもって設定しなければな
らないという欠点がある。
【０００８】本発明の目的は、上記従来の問題点を解決
するために行ったものであり、電源系路を介して減衰帯
域の減衰量が低下することを防ぎ、ＢＰＦの減衰特性が
有効に生かされるようにした高周波段選択増幅回路を提
供することにある。
するために行ったものであり、電源系路を介して減衰帯
域の減衰量が低下することを防ぎ、ＢＰＦの減衰特性が
有効に生かされるようにした高周波段選択増幅回路を提
供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の第１の実施例に
よる高周波段選択増幅回路は、ＴＤＭＡ伝送方式で時分
割複信方式の無線信号を送受兼用するアンテナと、該ア
ンテナの送受信信号を切替える切替器と、高周波段の受
信用ＢＰＦと、該受信用ＢＰＦと等しい中心周波数を有
する高周波段の送信用ＢＰＦと、前記切替器からの受信
信号を増幅し外部に接続された前記受信用ＢＰＦに対し
て出力する低雑音増幅器と、該外部に接続された受信用
ＢＰＦの出力を一方の入力とし第１局部発振信号を他方
の入力として周波数変換する受信ミキサと、変調器から
の信号を一方の入力とし第１局部発振信号を他方の入力
として周波数変換し外部に接続された前記送信用ＢＰＦ
に対して出力する送信ミキサと、該外部に接続された送
信用ＢＰＦの出力を増幅する励振増幅器と、外部の第１
局部発振器からの信号を前記受信ミキサと前記送信ミキ
サとに分配出力する分配器とが設けられた高密度集積回
路と、前記励振増幅器の出力を規定の送信出力に増幅し
て前記切替器に与える電力増幅器とを備え、前記高密度
集積回路は、前記低雑音増幅器，前記受信ミキサ，前記
送信ミキサおよび前記励振増幅器に電源を供給するため
それぞれ独立して配置された電源配線と、該電源配線の
それぞれに接続された個別の電源端子とが設けられ、外
部の電池からそれぞれ交流阻止器を介して４つの前記個
別の電源端子に電源を供給するように構成されたことを
特徴とするものである。
よる高周波段選択増幅回路は、ＴＤＭＡ伝送方式で時分
割複信方式の無線信号を送受兼用するアンテナと、該ア
ンテナの送受信信号を切替える切替器と、高周波段の受
信用ＢＰＦと、該受信用ＢＰＦと等しい中心周波数を有
する高周波段の送信用ＢＰＦと、前記切替器からの受信
信号を増幅し外部に接続された前記受信用ＢＰＦに対し
て出力する低雑音増幅器と、該外部に接続された受信用
ＢＰＦの出力を一方の入力とし第１局部発振信号を他方
の入力として周波数変換する受信ミキサと、変調器から
の信号を一方の入力とし第１局部発振信号を他方の入力
として周波数変換し外部に接続された前記送信用ＢＰＦ
に対して出力する送信ミキサと、該外部に接続された送
信用ＢＰＦの出力を増幅する励振増幅器と、外部の第１
局部発振器からの信号を前記受信ミキサと前記送信ミキ
サとに分配出力する分配器とが設けられた高密度集積回
路と、前記励振増幅器の出力を規定の送信出力に増幅し
て前記切替器に与える電力増幅器とを備え、前記高密度
集積回路は、前記低雑音増幅器，前記受信ミキサ，前記
送信ミキサおよび前記励振増幅器に電源を供給するため
それぞれ独立して配置された電源配線と、該電源配線の
それぞれに接続された個別の電源端子とが設けられ、外
部の電池からそれぞれ交流阻止器を介して４つの前記個
別の電源端子に電源を供給するように構成されたことを
特徴とするものである。
【００１０】さらに、本発明の第２の実施例は、前記高
密度集積回路は、前記受信ミキサと前記送信ミキサに電
源を供給するための電源配線を共通にして１つの電源端
子から配設し、外部の電池からそれぞれ交流阻止器を介
して３つの前記個別の電源端子に電源を供給するように
構成されたことを特徴とするものである。
密度集積回路は、前記受信ミキサと前記送信ミキサに電
源を供給するための電源配線を共通にして１つの電源端
子から配設し、外部の電池からそれぞれ交流阻止器を介
して３つの前記個別の電源端子に電源を供給するように
構成されたことを特徴とするものである。
【００１１】また、本発明の第３の実施例は、前記高密
度集積回路は、前記受信ミキサと前記送信ミキサに電源
を供給するための電源配線を共通にして１つの電源端子
から配設するとともに、前記低雑音増幅器と前記励振増
幅器に電源を供給するための電源配線を共通にして１つ
の電源端子から配設し、外部の電池からそれぞれ交流阻
止器を介して２つの前記個別の電源端子に電源を供給す
るように構成されたことを特徴とするものである。
度集積回路は、前記受信ミキサと前記送信ミキサに電源
を供給するための電源配線を共通にして１つの電源端子
から配設するとともに、前記低雑音増幅器と前記励振増
幅器に電源を供給するための電源配線を共通にして１つ
の電源端子から配設し、外部の電池からそれぞれ交流阻
止器を介して２つの前記個別の電源端子に電源を供給す
るように構成されたことを特徴とするものである。
【００１２】さらに、本発明の第４の実施例は、前記高
密度集積回路は、前記受信ミキサと前記送信ミキサに電
源を供給するための電源配線を共通にして１つの電源端
子から配設するとともに、該１つの電源端子から交流阻
止器を介して前記低雑音増幅器と前記励振増幅器に電源
を供給するための電源配線が配設され、外部の電池から
交流阻止器を介して前記１つの電源端子に電源を供給す
るように構成されたことを特徴とするものである。
密度集積回路は、前記受信ミキサと前記送信ミキサに電
源を供給するための電源配線を共通にして１つの電源端
子から配設するとともに、該１つの電源端子から交流阻
止器を介して前記低雑音増幅器と前記励振増幅器に電源
を供給するための電源配線が配設され、外部の電池から
交流阻止器を介して前記１つの電源端子に電源を供給す
るように構成されたことを特徴とするものである。
【００１３】また、本発明の第５の実施例は、前記高密
度集積回路は、前記受信ミキサと前記送信ミキサに電源
を供給するための電源配線を共通にして１つの電源端子
から配設されるとともに、該１つの電源端子から前記低
雑音増幅器と前記励振増幅器にそれぞれ交流阻止器を介
して電源を供給するための電源配線が配設され、外部の
電池から交流阻止器を介して前記１つの電源端子に電源
を供給するように構成されたことを特徴とするものであ
る。
度集積回路は、前記受信ミキサと前記送信ミキサに電源
を供給するための電源配線を共通にして１つの電源端子
から配設されるとともに、該１つの電源端子から前記低
雑音増幅器と前記励振増幅器にそれぞれ交流阻止器を介
して電源を供給するための電源配線が配設され、外部の
電池から交流阻止器を介して前記１つの電源端子に電源
を供給するように構成されたことを特徴とするものであ
る。
【００１４】
【実施例】図１は本発明の第１の実施例を示す回路構成
図である。図における符号１〜１１は図６に示した符号
と同一部分を示す。この第１の実施例は、受信ＢＰＦ４
の入力側の低雑音増幅器３と出力側の受信側ミキサ５に
電源を供給する電源端子１７，１８をそれぞれ設け、送
信側も同様に、送信ミキサ８と励振増幅器１０に電源を
供給する電源端子１５，１６をそれぞれ設ける。そし
て、電池１３から電源端子１５，１６，１７，１８にそ
れぞれ独立した交流阻止器１２を介して電源電圧を供給
するように構成されている。このように構成することに
より、ＢＰＦの前後の回路及び送信側，受信側の回路が
それぞれ独立した電源供給を受け、共通電源インピーダ
ンスがなくなるためＢＰＦの減衰域の特性を劣化させる
ことがない。
図である。図における符号１〜１１は図６に示した符号
と同一部分を示す。この第１の実施例は、受信ＢＰＦ４
の入力側の低雑音増幅器３と出力側の受信側ミキサ５に
電源を供給する電源端子１７，１８をそれぞれ設け、送
信側も同様に、送信ミキサ８と励振増幅器１０に電源を
供給する電源端子１５，１６をそれぞれ設ける。そし
て、電池１３から電源端子１５，１６，１７，１８にそ
れぞれ独立した交流阻止器１２を介して電源電圧を供給
するように構成されている。このように構成することに
より、ＢＰＦの前後の回路及び送信側，受信側の回路が
それぞれ独立した電源供給を受け、共通電源インピーダ
ンスがなくなるためＢＰＦの減衰域の特性を劣化させる
ことがない。
【００１５】図２は本発明の第２の実施例を示す回路構
成図である。この第２の実施例は、第１の実施例におけ
る受信側ミキサ５と送信側ミキサ８を集積回路２０内の
電源配線で接続し、電源端子１５から両方に電源供給を
行うように構成されている。この構成でもＢＰＦの入力
側回路と出力側回路が共通電源とならないのでＢＰＦの
減衰特性を劣化させることはない。
成図である。この第２の実施例は、第１の実施例におけ
る受信側ミキサ５と送信側ミキサ８を集積回路２０内の
電源配線で接続し、電源端子１５から両方に電源供給を
行うように構成されている。この構成でもＢＰＦの入力
側回路と出力側回路が共通電源とならないのでＢＰＦの
減衰特性を劣化させることはない。
【００１６】図３は本発明の第３の実施例を示す構成図
である。この第３の実施例は、第２の実施例の受信側の
低雑音増幅器３と送信側の励振増幅器１０を集積回路２
０内の電源配線で接続し、電源端子１６から両方に電源
供給を行うように構成されている。すわなち、ＢＰＦの
入力側回路と出力側回路の電源系路を互いに独立させた
ものである。
である。この第３の実施例は、第２の実施例の受信側の
低雑音増幅器３と送信側の励振増幅器１０を集積回路２
０内の電源配線で接続し、電源端子１６から両方に電源
供給を行うように構成されている。すわなち、ＢＰＦの
入力側回路と出力側回路の電源系路を互いに独立させた
ものである。
【００１７】図４は本発明の第４の実施例を示す回路構
成図である。この第４の実施例は、図３に示した第３の
実施例と全体回路構成はほぼ同じであるが、低雑音増幅
器３と励振増幅器１０に共通に供給する電源の交流阻止
器１２を集積回路２０内に実装した構成である。従っ
て、図３の第３の実施例と電気的性能は同じである。
成図である。この第４の実施例は、図３に示した第３の
実施例と全体回路構成はほぼ同じであるが、低雑音増幅
器３と励振増幅器１０に共通に供給する電源の交流阻止
器１２を集積回路２０内に実装した構成である。従っ
て、図３の第３の実施例と電気的性能は同じである。
【００１８】図５は本発明の第５の実施例を示す回路構
成図である。この第５の実施例は、第４の実施例の低雑
音増幅器３に対する電源供給を分岐独立させた構成であ
り、２個の交流阻止器１２が集積回路２０内に実装され
ている。
成図である。この第５の実施例は、第４の実施例の低雑
音増幅器３に対する電源供給を分岐独立させた構成であ
り、２個の交流阻止器１２が集積回路２０内に実装され
ている。
【００１９】本発明の上述の実施例により、中心周波数
が１．９ＧＨｚのＢＰＦを接続して測定したところ、約
９０ＭＨｚ離調点で十数ｄＢ〜２０ｄＢの減衰量の改善
が得られた。
が１．９ＧＨｚのＢＰＦを接続して測定したところ、約
９０ＭＨｚ離調点で十数ｄＢ〜２０ｄＢの減衰量の改善
が得られた。
【００２０】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を実
施することにより、電源系路を介したＢＰＦ減衰域の減
衰量劣化が軽減され、スプリアス感度の向上と、不要送
出波の抑圧に実用上極めて大きい効果が得られた。
施することにより、電源系路を介したＢＰＦ減衰域の減
衰量劣化が軽減され、スプリアス感度の向上と、不要送
出波の抑圧に実用上極めて大きい効果が得られた。
【図１】本発明の第１の実施例を示す回路構成図であ
る。
る。
【図２】本発明の第２の実施例を示す回路構成図であ
る。
る。
【図３】本発明の第３の実施例を示す回路構成図であ
る。
る。
【図４】本発明の第４の実施例を示す回路構成図であ
る。
る。
【図５】本発明の第５の実施例を示す回路構成図であ
る。
る。
【図６】従来の回路構成例図である。
【図７】交流阻止回路例図である。
１ アンテナ ２ 切替器 ３ 低雑音増幅器 ４ 受信ＢＰＦ ５ 受信ミキサ ６ 分配器 ７ 第１局部発振器 ８ 送信ミキサ ９ 送信ＢＰＦ １０ 励振増幅器 １１ 電力増幅器 １２ 交流阻止器 １３ 電池 １４ 電源配線 １５，１６，１７，１８ 電源端子 ２０ 集積回路
Claims (5)
- 【請求項１】 ＴＤＭＡ伝送方式で時分割複信方式の無
線信号を送受兼用するアンテナと、 該アンテナの送受信信号を切替える切替器と、 高周波段の受信用ＢＰＦと、 該受信用ＢＰＦと等しい中心周波数を有する高周波段の
送信用ＢＰＦと、 前記切替器からの受信信号を増幅し外部に接続された前
記受信用ＢＰＦに対して出力する低雑音増幅器と、該外
部に接続された受信用ＢＰＦの出力を一方の入力とし第
１局部発振信号を他方の入力として周波数変換する受信
ミキサと、変調器からの信号を一方の入力とし第１局部
発振信号を他方の入力として周波数変換し外部に接続さ
れた前記送信用ＢＰＦに対して出力する送信ミキサと、
該外部に接続された送信用ＢＰＦの出力を増幅する励振
増幅器と、外部の第１局部発振器からの信号を前記受信
ミキサと前記送信ミキサとに分配出力する分配器とが設
けられた高密度集積回路と、 前記励振増幅器の出力を規定の送信出力に増幅して前記
切替器に与える電力増幅器とを備え、 前記高密度集積回路は、前記低雑音増幅器，前記受信ミ
キサ，前記送信ミキサおよび前記励振増幅器に電源を供
給するためそれぞれ独立して配置された電源配線と、該
電源配線のそれぞれに接続された個別の電源端子とが設
けられ、 外部の電池からそれぞれ交流阻止器を介して４つの前記
個別の電源端子に電源を供給するように構成されたこと
を特徴とする高周波段選択増幅回路。 - 【請求項２】 前記高密度集積回路は、前記受信ミキサ
と前記送信ミキサに電源を供給するための電源配線を共
通にして１つの電源端子から配設し、 外部の電池からそれぞれ交流阻止器を介して３つの前記
個別の電源端子に電源を供給するように構成されたこと
を特徴とする請求項１記載の高周波段選択増幅回路。 - 【請求項３】 請求項１記載の高密度集積回路は、前記
受信ミキサと前記送信ミキサに電源を供給するための電
源配線を共通にして１つの電源端子から配設するととも
に、前記低雑音増幅器と前記励振増幅器に電源を供給す
るための電源配線を共通にして１つの電源端子から配設
し、 外部の電池からそれぞれ交流阻止器を介して２つの前記
個別の電源端子に電源を供給するように構成されたこと
を特徴とする請求項１記載の高周波段選択増幅回路。 - 【請求項４】 請求項１記載の高密度集積回路は、前記
受信ミキサと前記送信ミキサに電源を供給するための電
源配線を共通にして１つの電源端子から配設するととも
に、該１つの電源端子から交流阻止器を介して前記低雑
音増幅器と前記励振増幅器に電源を供給するための電源
配線が配設され、 外部の電池から交流阻止器を介して前記１つの電源端子
に電源を供給するように構成されたことを特徴とする請
求項１記載の高周波段選択増幅回路。 - 【請求項５】 請求項１記載の高密度集積回路は、前記
受信ミキサと前記送信ミキサに電源を供給するための電
源配線を共通にして１つの電源端子から配設されるとと
もに、該１つの電源端子から前記低雑音増幅器と前記励
振増幅器にそれぞれ交流阻止器を介して電源を供給する
ための電源配線が配設され、 外部の電池から交流阻止器を介して前記１つの電源端子
に電源を供給するように構成されたことを特徴とする請
求項１記載の高周波段選択増幅回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11012394A JP2823508B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 高周波段選択増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11012394A JP2823508B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 高周波段選択増幅回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07297751A true JPH07297751A (ja) | 1995-11-10 |
| JP2823508B2 JP2823508B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=14527617
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11012394A Expired - Fee Related JP2823508B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 高周波段選択増幅回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2823508B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5999831A (en) * | 1996-04-01 | 1999-12-07 | Nec Corporation | Portable radio |
| US7414821B2 (en) | 2000-02-21 | 2008-08-19 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor integrated circuit device |
| US20220200690A1 (en) * | 2019-02-21 | 2022-06-23 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Repeater system |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP11012394A patent/JP2823508B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5999831A (en) * | 1996-04-01 | 1999-12-07 | Nec Corporation | Portable radio |
| US7414821B2 (en) | 2000-02-21 | 2008-08-19 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor integrated circuit device |
| US20220200690A1 (en) * | 2019-02-21 | 2022-06-23 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Repeater system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2823508B2 (ja) | 1998-11-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5361408A (en) | Direct conversion receiver especially suitable for frequency shift keying (FSK) modulated signals | |
| KR101287318B1 (ko) | 부고조파 믹서를 갖는 직접 변환 수신기 | |
| KR100765645B1 (ko) | 송수신기 및 이동 통신기 | |
| KR0158785B1 (ko) | 무선통신장치 | |
| US5465409A (en) | Radio architecture with dual frequency source selection | |
| US5628058A (en) | Transceiver circuit module having electromagnetically-isolated transmitting and receiving circuit sections | |
| JP3447330B2 (ja) | 無線装置 | |
| US6510310B1 (en) | Dual mode phone architecture utilizing a single transmit-receive switch | |
| JP2006166277A (ja) | 送受信装置およびモジュール | |
| US7031689B2 (en) | Differential radio | |
| US5369803A (en) | Car-mounted booster for plug-in connection with mobile telephone set | |
| EP1289159B1 (en) | High-frequency circuit device and mobile communiation apparatus | |
| EP0714177A2 (en) | Radiocommunication system operating in a time shared control | |
| KR100726883B1 (ko) | 전압 제어 발진기 비대칭 전력 분배에서 사용하기 위한방향성 결합기 | |
| JP2823508B2 (ja) | 高周波段選択増幅回路 | |
| JPH04373317A (ja) | デジタル携帯電話器 | |
| JP3753050B2 (ja) | 通信装置 | |
| JPH07297750A (ja) | 送受信ミキサ回路 | |
| US4060765A (en) | Press-to-talk transceiver | |
| JP3042250B2 (ja) | 双方向通信装置 | |
| CN114244391A (zh) | 一种射频组件 | |
| JP2001069027A (ja) | ヘテロダイン方式の受信機、及び送信機 | |
| JP2845656B2 (ja) | 自動車電話装置 | |
| JP2805555B2 (ja) | 無線通信装置 | |
| KR20200123571A (ko) | 전력 증폭기들 전단의 커플링 장치 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090904 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100904 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110904 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |