JPH07296684A - 過電圧抑制装置 - Google Patents

過電圧抑制装置

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Publication number
JPH07296684A
JPH07296684A JP9110294A JP9110294A JPH07296684A JP H07296684 A JPH07296684 A JP H07296684A JP 9110294 A JP9110294 A JP 9110294A JP 9110294 A JP9110294 A JP 9110294A JP H07296684 A JPH07296684 A JP H07296684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
switch
arresters
load device
overvoltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9110294A
Other languages
English (en)
Inventor
Sachihiro Fukatsu
祥弘 深津
Yoshihiko Matsui
芳彦 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP9110294A priority Critical patent/JPH07296684A/ja
Publication of JPH07296684A publication Critical patent/JPH07296684A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)
  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 急峻な電圧も含めた過電圧抑制になり、しか
も小型でコストダウンになる過電圧抑制装置を提供す
る。 【構成】 真空遮断器1で電流遮断される負荷機器2を
持つ回路において、負荷機器の端子とアース間に直列接
続の2つのアレスタ31、32を設け、アレスタ32には
並列にスイッチ4を設け、このスイッチは真空遮断器の
開極で発生する発弧継続期間だけ投入する。これによ
り、通常時にはスイッチを開放状態にして両アレスタが
持つ制限電圧を加算した値の高い制限電圧で正規の過電
圧保護を得、真空遮断器の発弧期間にはスイッチを投入
状態にしてアレスタ31のみによる低い制限電圧にして
真空遮断器の発弧サージを低い電圧に制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷機器と電源の間を
開閉する開閉器の開閉サージ等から負荷機器を保護する
過電圧抑制装置に係り、特に真空遮断器の発弧サージか
ら負荷機器を保護する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】開閉器の開閉サージから電動機や電力変
換器になる負荷機器を過電圧から保護する保護装置とし
ては、アレスタによるものと、CRアブソーバによるも
のがある。
【0003】アレスタによるものは、負荷機器にかかる
電圧のピーク値を抑制するもので、図3に示すように、
開閉器としての真空遮断器1又は保護対象となる負荷機
器2の端子とアース間にアレスタ3を接続し、アレスタ
3の制限電圧を越える異常電圧をアレスタ3の放電によ
り抑制する。
【0004】CRアブソーバによるものは、抵抗とコン
デンサを直列に接続した構成によって回路のインピーダ
ンスを下げることにより発生する電圧を小さくすると共
に、電圧変動の峻度を低下させる効果もある。このCR
アブソーバは、図3のアレスタ3と同様に、真空遮断器
又は負荷機器の端子とアース間に設けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のアレスタによる
過電圧保護は、発生電圧のピーク値を抑制することによ
って異常電圧から負荷機器を保護することができる。
【0006】しかしながら、電圧変動の峻度を抑制する
ことができないため、真空遮断器の遮断動作で発生する
発弧サージなど、急峻な電圧変動に対し、負荷機器によ
っては保護に適さない場合がある。
【0007】図4は、真空遮断器に再発弧が発生した場
合のアレスタによるサージ電圧抑制の例を示すもので、
アレスタの動作により発生電圧のピーク値は抑制される
が、アレスタが動作するまでの発弧期間Tでの電圧変動
の峻度については抑制効果がないため、負荷機器に急峻
な立ち上がりを持った電圧が侵入する。
【0008】特に、電動機やリアクトルに急峻波が侵入
すると、巻線間の電圧分担がアンバランスになり、端子
近傍で高い電圧ストレスがかかる不都合が発生する。
【0009】CRアブソーバによる開閉サージ抑制は、
サージインピーダンスを下げることにより、発生する電
圧変動を小さくすると共に、高周波振動を抑制するため
電圧変動の峻度を低下させる点でも効果があり、真空遮
断器の再発弧サージに対しても有効となる。
【0010】しかしながら、CRアブソーバは発生電圧
のピーク値を比較的長い時間抑制するには大型のコンデ
ンサ等を必要とし、その設置にはアレスタの場合に比べ
て大きなスペースが必要となり、コストアップにもなる
問題がある。
【0011】本発明の目的は、急峻な電圧も含めた過電
圧抑制になり、しかも小型でコストダウンになる過電圧
抑制装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図るため、真空遮断器で電流遮断される負荷機器を
持つ回路において、負荷機器の過電圧抑制対象となる端
子間に設けた直列接続の複数のアレスタと、前記各アレ
スタのうち一部のアレスタに並列に設けられ前記真空遮
断器の開極で発生する発弧継続期間だけ投入されるスイ
ッチとを備えたことを特徴とする。
【0013】
【作用】スイッチの開放状態では各アレスタが持つ制限
電圧を加算した値の高い制限電圧を得ることで通常の給
電電圧には応動することなく、雷サージ等の外部から侵
入する異常電圧から負荷機器を保護する。
【0014】また、真空遮断器の発弧期間にはスイッチ
を投入状態にして等価的にアレスタの直列個数を少なく
し、低い制限電圧を得て真空遮断器の発弧サージを低い
電圧に制限する。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す回路図であ
る。同図が図3と異なる部分は、アレスタ3に代えて、
2つのアレスタ31と32の直列回路を設け、アレスタ3
2には並列にスイッチ4を設けた点にある。
【0016】スイッチ4は、通常時には開放され、真空
遮断器1の開極時のみ投入される。このスイッチ4は、
例えばサイリスタ等の半導体スイッチ又は真空スイッチ
にされ、真空遮断器1の開極制御信号で投入制御が開始
され、真空遮断器1に予想される発弧継続時間だけ投入
制御を継続又は状態を保持する制御回路を有する構成で
実現される。
【0017】本実施例によれば、スイッチ4の開放状態
では、アレスタ31と32は、それぞれの制限電圧を加算
した電圧を越える過電圧に応動して負荷機器2の端子間
の電圧抑制を行う。
【0018】また、スイッチ4の投入状態では、等価的
にアレスタ32の短絡状態になり、アレスタ31の制限電
圧を越える過電圧に応動して負荷機器2の端子間の電圧
抑制を行う。
【0019】本実施例の動作を説明する。図2に示すよ
うに、真空遮断器1が閉極状態で電源5から負荷機器2
に通電中(時刻t1まで)には、スイッチ4が開放され
た状態にあり、2つのアレスタ31、32の制限電圧を合
わせた高い制限電圧になり、電源電圧には応動すること
なく、しかも雷サージ等の外部から侵入する異常電圧を
制限して負荷機器2を保護する。
【0020】そして、真空遮断器の開極制御と同時にス
イッチ4が投入され(時刻t1)、アレスタ32の両端短
絡によりアレスタ31のみによる低い電圧VLによる電圧
制限を行う。この電圧制限は、真空遮断器1の発弧が継
続する期間T(数ms)以上にされ、発弧停止に十分な
時間後(時刻t2)にスイッチ4が開放され、アレスタ
1、32による高い電圧VHによる電圧制限、すなわち
通常の保護状態に戻る。
【0021】したがって、真空遮断器1の発弧が継続す
る期間には、発弧に伴うサージ電圧はアレスタ31のみ
による低い制限電圧VLに制限され、発弧期間を短縮す
ると共に、負荷機器2へのサージ電圧侵入は低い電圧に
なり、負荷機器2の保護を確実にする。
【0022】しかも、通常時にはアレスタ31、32によ
る高い制限電圧VHによって負荷機器2への正常な給電
を可能にし、しかも雷サージなど外部から侵入する異常
電圧から負荷機器を保護することができる。
【0023】なお、実施例においては、2つのアレスタ
の場合を示すが、3つ以上のアレスタの直列接続で1つ
又は複数のアレスタにスイッチ4を並列に設けた構成に
して同等の作用効果を得ることができる。
【0024】また、アレスタ31、32とスイッチ4の設
置箇所は、負荷機器2の電源端子とアース間に設ける場
合を示すが、負荷機器2の内部のリアクトルや半導体素
子間に設けるなど、真空遮断器の発弧サージの侵入から
保護する端子間位置に設けても良い。
【0025】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、負荷機
器の開閉サージ抑制対象となる端子間に直列接続の複数
のアレスタを設け、各アレスタのうち一部のアレスタに
並列にスイッチを設け、このスイッチは真空遮断器の開
極で発生する発弧継続期間だけ投入するようにしたた
め、真空遮断器の発弧期間には制限電圧を低くして発弧
サージ電圧を低く抑制すると共に発弧期間を短縮でき、
負荷機器に急峻な電圧が侵入するのを抑制してその確実
な保護を得ることができる。
【0026】また、通常時には正規の過電圧抑制を得る
ことができる。
【0027】さらに、構成上では従来のアレスタが持つ
制限電圧と同等の制限電圧を得る複数のアレスタ構成に
し、一部のアレスタにスイッチを設けることで済み、コ
スト及びスペース的にはスイッチの増設のみにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図。
【図2】実施例の保護態様図。
【図3】従来の回路例。
【図4】従来のアレスタによる保護態様図。
【符号の説明】
1…真空遮断器 2…負荷機器 3、31、32…アレスタ 4…スイッチ 5…電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空遮断器で電流遮断される負荷機器を
    持つ回路において、負荷機器の過電圧抑制対象となる端
    子間に設けた直列接続の複数のアレスタと、前記各アレ
    スタのうち一部のアレスタに並列に設けられ前記真空遮
    断器の開極で発生する発弧継続期間だけ投入されるスイ
    ッチとを備えたことを特徴とする過電圧抑制装置。
JP9110294A 1994-04-28 1994-04-28 過電圧抑制装置 Pending JPH07296684A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9110294A JPH07296684A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 過電圧抑制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9110294A JPH07296684A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 過電圧抑制装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07296684A true JPH07296684A (ja) 1995-11-10

Family

ID=14017168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9110294A Pending JPH07296684A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 過電圧抑制装置

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JP (1) JPH07296684A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105988062A (zh) * 2015-02-15 2016-10-05 国家电网公司 一种阻抗式低电压穿越检测装置开关操作过电压抑制方法
CN108448534A (zh) * 2018-04-24 2018-08-24 南京南瑞继保电气有限公司 一种可控避雷器的控制方法和系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105988062A (zh) * 2015-02-15 2016-10-05 国家电网公司 一种阻抗式低电压穿越检测装置开关操作过电压抑制方法
CN108448534A (zh) * 2018-04-24 2018-08-24 南京南瑞继保电气有限公司 一种可控避雷器的控制方法和系统
CN108448534B (zh) * 2018-04-24 2020-01-10 南京南瑞继保电气有限公司 一种可控避雷器的控制方法和系统

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