JPH07295560A - Midiデータ編集装置 - Google Patents

Midiデータ編集装置

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JPH07295560A
JPH07295560A JP6112167A JP11216794A JPH07295560A JP H07295560 A JPH07295560 A JP H07295560A JP 6112167 A JP6112167 A JP 6112167A JP 11216794 A JP11216794 A JP 11216794A JP H07295560 A JPH07295560 A JP H07295560A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原曲の持つテンポのゆらぎを忠実に反映した
高品位なMIDIデータを作成可能な装置を提供する。 【構成】 楽曲(原曲)の音響信号を入力する手段1
と、楽曲のMIDIデータを入力する手段2と、音響信
号から拍の位置を検出する手段4と、検出された楽曲の
拍の位置から楽曲のテンポデータを生成して入力された
MIDIデータに付与する手段5とから、MIDIデー
タ編集装置を構成する。音の高さ,大きさ,相対的な長
さなどのMIDIデータは、マニュアルで作成入力され
る。楽曲の音響信号から拍の位置が自動的に検出され、
これをもとに楽曲のテンポデータが生成される。生成さ
れたテンポデータは、マニュアル入力されたMIDIデ
ータに付与されて、最終的なMIDIデータが編集作成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MIDI(Musical In
sturument Digital Interface )データを作成するMI
DIデータ編集装置に係り、特に原曲の持つテンポのゆ
らぎを忠実に反映した高品位なMIDIデータを作成可
能な装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】楽曲の音響信号からMIDIデータを作
成する装置としては、例えば、特開平4-195196号公報記
載の「MIDIコード作成装置」がある。このMIDI
コード作成装置は、ピアノなどの楽器音をマイクで拾っ
た後デジタル波形データに変換し、半音毎にピークを持
つ多数のバンドパスフィルタ群を通してエンベロープデ
ータを得る。これをあらかじめ登録してあるエンベロー
プデータと照合し、音程と打鍵・離鍵時刻を検出し、M
IDIデータとして出力するものである。
【0003】この装置では、検出しようとする楽器の半
音毎のエンベロープデータをあらかじめ用意しておかな
くてはならないが、一般的にこのようなデータは入手困
難であり、測定するとなるとかなりの労力が必要であ
る。また同じ種類の楽器(例えば、同じピアノ)であっ
ても、演奏の仕方,楽器個々の特性の違い,測定条件の
違い等によりエンベロープデータが変わる可能性があ
り、これに対応することは難しい。この結果、種々の楽
器に対応するには、膨大な量のデータを用意した上で複
雑な処理を行なう必要がある。
【0004】また、上記した装置に限らず従来の方法で
は、複数の楽器が混在した楽曲の音響信号からMIDI
データを作成することは極めて困難である。複数の楽器
が混在した音響信号を対象として採譜を行なう(すなわ
ち、MIDIデータを作成する)研究が近年行なわれて
はいるものの、今のところ実用レベルに達していない。
【0005】従って、原曲に合ったMIDIデータ(具
体的には、音の高さ,大きさ,相対的な長さ,絶対的な
テンポなどのデータ)を作成する場合は、楽譜または聴
音に頼って、人間がデータをマニュアル入力しているの
が現状である。そして、原曲の持つ雰囲気を再現するデ
ータを作成するには、高度な熟練技術と多大な労力が必
要となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この理由の一つとし
て、原曲には微妙なテンポの揺らぎがあり、これが楽曲
の雰囲気に大いに関係していることが考えられる。この
ような揺らぎは、楽譜で表わしたり、人間が定量的に把
握するのは困難なので、MIDIデータ作成時に多くの
試行錯誤が必要となっている。また、従来のMIDIデ
ータ作成環境では、曲の構造を表示したり、曲の構造に
対応した特定部分を選択再生したり、原曲と時間的に同
期したMIDIデータを試験再生することができず、M
IDIデータを作成する作業環境が悪い。
【0007】そこで、本発明は入力された楽曲の音響信
号データから拍の位置を自動的に検出してテンポデータ
を生成して、マニュアル入力されるMIDIデータの作
成を支援すると共に、楽曲のテンポの揺らぎをも検出
し、原曲に忠実なMIDIデータを効率的に作成するこ
とを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、楽曲の音響信号を入力する手段(音響信
号格納手段1)と、前記楽曲のMIDIデータを入力す
る手段(MIDIデータ入力手段2)と、入力された前
記音響信号から拍の位置を検出する手段(拍位置検出手
段4)と、前記検出された楽曲の拍の位置から楽曲のテ
ンポデータを生成して前記入力されたMIDIデータに
付与する手段(MIDIデータ修正手段5)とからなる
ことを特徴とするMIDIデータ編集装置を提供するも
のである。
【0009】さらに、楽曲の音響信号を入力する手段
(音響信号格納手段1)と、前記楽曲のMIDIデータ
を入力する手段(MIDIデータ入力手段2)と、入力
された前記音響信号から拍の位置を検出する手段(拍位
置検出手段4)と、前記楽曲の拍の位置をマニュアルで
入力する手段(拍位置入力手段6)と、前記検出された
拍の位置及び前記マニュアルで入力された拍の位置から
楽曲の拍の位置を修正する手段(拍位置修正手段7)
と、前記修正された楽曲の拍の位置から楽曲のテンポデ
ータを生成して前記入力されたMIDIデータに付与す
る手段(MIDIデータ修正手段5)とからなることを
特徴とするMIDIデータ編集装置を提供するものであ
る。
【0010】
【作用】上記のように構成されたMIDIデータ編集装
置によれば、音響信号からの実用的ではないMIDIデ
ータ(具体的には、音の高さ,大きさ,音符の長さなど
のデータ)は、楽譜または聴音により、マニュアルで作
成入力される。一方、楽曲の音響信号データからは拍の
位置が自動的に検出され、さらに、マニュアルで入力さ
れた拍の位置で修正されて、これをもとに楽曲の絶対的
なテンポデータが生成される。生成されたテンポデータ
は、マニュアル入力されたMIDIデータに付与され
て、最終的なMIDIデータが編集作成される。
【0011】
【実施例】以下、本発明になるのMIDIデータ編集装
置の一実施例を図面と共に説明する。図1はMIDIデ
ータ編集装置の構成図である。このMIDIデータ編集
装置は、音の高さ,大きさ,音符の長さなど自動的な検
出が極めて困難なデータについて、マニュアルでMID
Iデータを作成入力すると共に、楽曲の音響信号データ
から拍の位置を自動的に検出して絶対的なテンポデータ
を生成する、主としてマニュアル入力されるMIDIデ
ータの作成を支援する装置として構成されたものであ
る。このため、従来のMIDIデータ作成装置と比較し
て、極めて実用性が高いものである。なお、テンポ(デ
ータ)とは1拍の絶対的な時間であり、MIDIデータ
では随時に変更可能なデータである。
【0012】(MIDIデータ編集装置の構成)同図に
示すように、MIDIデータ編集装置は、楽曲の音響信
号データを入力格納する音響信号格納手段1と、マニュ
アル入力されるMIDIデータなどを入力する手段2
と、MIDIデータを格納するMIDIデータ格納手段
3と、格納された音響信号データから拍の位置を検出す
る拍位置検出手段4と、拍の位置から楽曲のテンポデー
タを生成して前記入力されたMIDIデータに付与する
手段5とから、基本的に構成されている。これらの基本
構成により、音響信号データから拍の位置(テンポ)が
自動的に検出されて、MIDIデータにテンポデータが
自動的に生成付与される。
【0013】さらに、拍の位置をマニュアルで入力する
手段6と、拍の位置を修正する手段7との付加的な構成
により、前記基本構成の装置で生成されたテンポ(音の
長さ)データが精度良く修正される。
【0014】また、前記基本構成の装置で検出された拍
の位置と楽曲の構成を、小節/拍単位で表示する手段8
と、楽曲の再生範囲を指定する手段9と、指定された範
囲の音響信号データとMIDIデータを個別にあるいは
同時に再生する手段10との付加的な構成により、MI
DIデータの作成修正がより容易となる。
【0015】最初に、基本的な構成について詳述する。
楽曲(原曲)の音響信号データは、必要であればA/D
(アナログ/デジタル)変換された後、音響信号格納手
段1にデジタルデータとして入力格納される。音響信号
格納手段1は、周知の半導体メモリ,磁気ディスク等で
構成されている。
【0016】また、楽曲(原曲)の音響信号データから
は、楽譜または聴音に頼って、人が主として音の高さ,
大きさ,相対的な長さなど示すMIDIデータが作成さ
れ、マニュアル入力される。MIDIデータ入力手段2
は、MIDIキーボード,マウス,文字キーボードなど
の入力装置で構成され、作成・入力されたMIDIデー
タは、MIDIデータ格納手段3に入力格納される。な
お、これらの入力装置は、後述する拍の位置入力手段
6、再生範囲指定手段9としても使われる。
【0017】(音響信号データから拍の位置の検出)続
いて、拍位置検出手段4について詳述する。図2は、音
響信号データから拍の位置を検出する拍位置検出手段4
の構成図である。図3(A)〜(C)は、拍の位置検出
を説明する図である。前記音響信号格納手段1に格納さ
れた音響信号(デジタルデータ)は、以下のステップに
示す信号処理がなされて、拍の位置が自動的に検出され
る。
【0018】まず、音響信号(デジタルデータ)からバ
ンドパスフィルタにより必要な帯域を取り出した後(ス
テップ101)、短時間平均パワーE(n)を計算する(ス
テップ102、図3(A)に図示)。さらに、次式
(1)に従って差分X(n){n=1〜N}を計算処理する(ステ
ップ103、図3(B)に図示)。すなわち、短時間平
均パワーの差分を、拍検出のデータとする。
【0019】
【数1】
【0020】差分X(n)は、図3(B)に示すように、ほ
ぼ拍の位置でピークをとるインパルス列になる。これ
は、音の立上がりは拍の位置と相関し、音の立上がりで
は差分X(n)が大きくなることに基づく。
【0021】ここで、アタックの弱い楽器しか入ってい
ないような部分(例えば、歌唱のみの部分)では、X(n)
>λ(ただしλは定数)を満たすデータの個数が少なく
なり、拍の位置検出が不可能となる。
【0022】そこで、数秒〜十数秒毎にX(n)>λを満た
すデータの個数をカウントし(ステップ104)、これ
が一定数に満たなければ、式(1)に代わり次式(2)
に従って差分X(n)を計算する(ステップ103)。すな
わち、短時間平均パワーの差分と短時間平均パワーとの
比を、拍検出のデータとする。このように比を使用する
と、音の立上がり位置で差分X(n)が大きくなる。
【0023】
【数2】
【0024】差分X(n)は周期性を持ち、1拍に相当する
時間差で相関が高くなる性質を持つので、整数M をN1か
らN2まで(ただし、N1, N2は、0<N1<N2<N を満たす整
数)変化させた時の自己相関係数C(M)を次式(3)によ
り求め、自己相関係数C(M)が最大となる時のM(以下、こ
れをMmaxとする)を求める。
【0025】
【数3】
【0026】この自己相関係数の最大値Mmaxが1拍の平
均時間に対応し、次式(4)により1拍の平均時間Taが
求まる(ステップ105)。
【0027】
【数4】
【0028】そして、各々の拍の位置は、X(0)を起点に
次式(5)を満たす範囲のn についてX(n)の最大値が定
数φより大きくなる位置を、L を順次増やしながら捜
し、それを拍の位置とする(ステップ106、図3
(C)に図示した1〜2拍間,2〜4拍間)すると、テ
ンポの揺らぎに対応した拍の位置が求まる。
【0029】
【数5】
【0030】その間は、L 等分の間隔で拍があるとみな
す(例えば、図3(C)の2〜3拍間)。さらに新しい
拍の位置を起点にして、このような処理をくり返すと、
図3(C)に示すような拍の位置B(i)が求まる。
【0031】以上のようにして、楽曲(原曲)の音響信
号データから、拍の位置を自動的に求めることができ
る。この拍の位置は、統計的な計算処理により求めたの
で、原曲のテンポの揺らぎを忠実に反映した拍の位置と
なる。
【0032】(検出された拍位置の修正)しかし、曲の
途中でテンポが大幅に変わる曲などでは、十分な結果が
得られないことがある。その場合はマニュアルで拍の位
置を修正する。この修正は、前述した拍の位置をマニュ
アルで入力する手段6と、拍の位置を修正する手段7と
の付加的な構成でなされる。修正方法として、楽曲を再
生しながらそれに合わせて拍を入力する方法(タッピン
グ方法)と、グラフィック画面を見ながら対話的に修正
する方法(対話方法)の2つを選択して行なえる。
【0033】タッピング方法では、楽曲(原曲)を再生
して聞きながら、MIDIキーボード等を使って拍の位
置(タイミング)を入力してする。タッピングは従来の
MIDIシーケンスソフトでも可能であるが、従来のタ
ッピングでは、人間が入力したタイミングがそのまま使
われている。しかし、普通の人が正確に拍を入力するの
は相当難しいため、実際には相当な回数やり直しを行な
う必要があり、多大な時間を要することが多い。
【0034】しかしながら、本装置では、前記した基本
的な構成により計算処理で求めた拍の位置に対して、図
4に示すステップ処理を行ない、図5に示すように、入
力された拍の位置を修正する構成としている。このた
め、従来のタッピングとは異なり、極めて操作性や精度
が良い。図5(A)〜(C)は、拍の位置を修正過程を
説明する図である。
【0035】最初に、前記のように検出した拍の位置
(差分X(n))について、入力された拍(タッピング位
置)H(i)の近傍(例えば、入力された1拍の長さの10パ
ーセント)に、X(n)> θ(θは定数)を満たすX(n)が存
在するか調べる(ステップ201,202)。もし、存
在すればその中で最もタッピング位置H(i)に近い、検出
したX(n)の位置を正しい拍の位置とする(ステップ20
3)、図5中の1,2,4拍目に図示した場合である。
もし、存在しなければタッピング位置H(i)を正しい拍の
位置とする(ステップ204)、図5中の3拍目に図示
した場合である。
【0036】このような処理により、図5に示すよう
に、タッピング入力のタイミングが多少前後にずれても
正しい拍の位置が得られる。この結果、従来のタッピン
グに比べ入力時間が大幅に短縮される。このようにし
て、拍位置検出手段4で検出された拍の位置は修正され
て、次段のMIDIデータ修正手段5に出力される。
【0037】また、対話的に修正する方法は、例えば図
6のような情報(ウィンド)を後述する表示手段(8)
で表示し、再生範囲指定手段(9),再生手段(10)
で楽曲の特定の部分をくり返し聞きながら、拍を表わす
縦棒をマウス等で左右に移動させることにより行なうも
のである。図6中、20は対話的修正のウィンドであ
り、上段に変更前の拍の位置21と、下段に変更後の拍
の位置22を並べて表示する。変更前の拍の位置21
は、前述した拍位置検出手段4で検出された拍の位置
(図3(C)に示した拍の位置)である。
【0038】そして、例えばマウスなどで、拍と拍との
間をクリックすることにより1拍単位で再生範囲(同図
中のグレー部分25)を指定することができる。例え
ば、拍を表わす縦棒23をマウス等で左に移動させて縦
棒24とし、2〜3拍間を 0.510秒から 0.490秒と表示
上で変更指定する。そして、楽曲の指定部分(グレー部
分)25を再生させて確認しながら拍の位置を決めて修
正する。
【0039】(拍位置の表示とMIDIデータの作成)
また、このように修正して得られた拍の位置データに加
えて拍子を指定すると、図7に示すように、楽曲の構成
30を小節31/拍32単位で表示することが可能にな
る。マウス等で特定の小節/拍を選択して(同図中のグ
レー部分)、その部分の音響データとMIDIデータを
個別にあるいは同時に再生できる。すなわち、図1にお
いて、拍位置検出手段4で検出された拍の位置は、拍位
置修正手段7で修正されて、MIDIデータ修正手段5
に出力される。そして、後述するように、拍の位置から
テンポデータが生成され、再生可能なMIDIデータと
される。このとき、表示手段8により前記図6及び図7
に示すように、楽曲の構成を小節/拍単位で表示し、再
生範囲指定手段9で再生範囲を指定して、再生手段10
で楽曲の特定の部分をくり返し聞きながらMIDIデー
タの編集が繰り返されるように構成する。
【0040】従来から、MIDIデータを聴音に頼って
作成する場合は、楽曲の特定の部分をくり返し聞くこと
が必要であり、小節/拍単位で範囲を指定できることが
望まれていた。しかしテープレコーダやCDプレーヤでは
このような要望に答えることは不可能であつた。本装置
による再生範囲を小節/拍単位で指定できる機能は、聴
音によりMIDIデータを作成する時の作業効率を大幅
に改善する。このような作業環境下で、音の高さ,大き
さ,相対的な長さ,テンポなどのMIDIデータの作成
修正が繰り返される。
【0041】そして、隣合った拍の間隔を求めることに
より、局所的なテンポ(絶対的な時間)が容易に求ま
る。前記したMIDIデータ格納手段3では、例えばス
タンダードMIDIファイルフォーマットでデータが格
納されている。このMIDIデータは、音の高さ,大き
さ,1拍を基準とした相対的な長さなどのデータであ
る。
【0042】スタンダードMIDIファイルフォーマッ
トでは、テンポは「FF 51 03」というコードの後に4分
音符あたりの長さをマイクロ秒単位で表わした3バイト
を付けて表わされる。例えば、4分音符=120の場合、
「FF 51 03 07 A1 20(H)」となる。MIDIデータ修正
手段5において、このようなテンポ指定のデータ(テン
ポデータ)が、マニュアル入力されたMIDIデータに
付与されて、最終的なMIDIデータが得られる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明になるMI
DIデータ編集装置によれば、以下のような効果があ
る。 原曲のテンポの揺らぎを忠実に反映した高品位なMI
DIデータを容易に作成することができる。 小節/拍単位で曲の構造を表示でき、必要な部分を選
択再生できるので、聴音によってMIDIデータを作成
する場合の効率が高まる。 原曲と時間的に同期したMIDIデータを作成できる
ので、原曲とMIDIデータを同時に再生することが可
能になり、MIDIデータのチェックがやり易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるMIDIデータ編集装置の一実施
例を示す図で、全体の構成図である。
【図2】MIDIデータ編集装置の拍位置検出手段の構
成図である。
【図3】拍の位置検出を説明する図である。
【図4】タッピング修正のフローチャートである。
【図5】タッピング修正の例である。
【図6】対話的な修正を行なう画面表示例である。
【図7】再生範囲の指定を行なう画面表示例である。
【符号の説明】
1 音響信号格納手段 2 MIDIデータ入力手段 3 MIDIデータ格納手段 4 拍位置検出手段 5 MIDIデータ修正手段 6 拍位置入力手段 7 拍位置修正手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽曲の音響信号を入力する手段と、前記楽
    曲のMIDIデータを入力する手段と、入力された前記
    音響信号から拍の位置を検出する手段と、前記検出され
    た楽曲の拍の位置から楽曲のテンポデータを生成して前
    記入力されたMIDIデータに付与する手段とからなる
    ことを特徴とするMIDIデータ編集装置。
  2. 【請求項2】楽曲の音響信号を入力する手段と、前記楽
    曲のMIDIデータを入力する手段と、入力された前記
    音響信号から拍の位置を検出する手段と、前記楽曲の拍
    の位置をマニュアルで入力する手段と、前記検出された
    拍の位置及び前記マニュアルで入力された拍の位置から
    楽曲の拍の位置を修正する手段と、前記修正された楽曲
    の拍の位置から楽曲のテンポデータを生成して前記入力
    されたMIDIデータに付与する手段とからなることを
    特徴とするMIDIデータ編集装置。
  3. 【請求項3】検出された拍の位置に基づいて、拍の位置
    及び楽曲の構成を小節及び拍単位で表示する手段と、楽
    曲の再生範囲を指定する手段と、指定された範囲の音響
    信号データとMIDIデータを個別に、あるいは同時に
    再生する手段とを有することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のMIDIデータ編集装置。
  4. 【請求項4】音響信号から拍の位置を検出する手段で
    は、音響信号の短時間平均パワーの差分が一定値以上と
    なる頻度を求めると共に、 前記頻度が少ない場合には、短時間平均パワーの差分と
    短時間平均パワーとの比を拍の検出に用い、前記頻度が
    少なくない場合には、短時間平均パワーの差分を拍の検
    出に用いるようにしたことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のMIDIデータ編集装置。
  5. 【請求項5】楽曲の拍の位置を修正する手段では、マニ
    ュアルで入力された拍の位置と音響信号から検出された
    拍の位置とを比較すると共に、 両者の時間差が小さい場合には、検出された拍の位置に
    合わせてマニュアル入力された拍の位置を修正するよう
    にしたことを特徴とする請求項2に記載のMIDIデー
    タ編集装置。
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