JPH07295408A - ラミネートシート作成機能を備えた電子画像記録装置 - Google Patents

ラミネートシート作成機能を備えた電子画像記録装置

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JPH07295408A
JPH07295408A JP11438294A JP11438294A JPH07295408A JP H07295408 A JPH07295408 A JP H07295408A JP 11438294 A JP11438294 A JP 11438294A JP 11438294 A JP11438294 A JP 11438294A JP H07295408 A JPH07295408 A JP H07295408A
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JP
Japan
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sheet
fixing
fixing roller
mode
laminate
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JP11438294A
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Masaaki Hibino
正明 日比野
Masaaki Imai
正明 今井
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 定着装置を有効活用して各種のラミネートシ
ートを作成可能とする。 【構成】 レーザプリンタのフレームに設けられた蓋部
材41を開放することにより、ラミネートシート部材を
ガイド板45を通じて定着ローラ31へ搬送可能とな
る。また、レーザプリンタは、蓋部材41の開放にとも
なってラミネートシート作成モードとなり、定着用ヒー
ター32の設定温度がラミネートシートの作成に適した
温度となるように制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1対の透明なラミネー
トフィルムで保護対象シートを挟んだラミネートシート
を作成する機能を備えた電子画像記録装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、高速印字が可能なレーザプリンタ
やファクシミリなどの電子画像記録装置においては、ホ
ストコンピュータやパーソナルコンピュータなどの外部
機器から、文書データや画像データなどの印字データを
受信し、その印字データについて印字可能なビットイメ
ージデータに展開する一方、その展開されたビットイメ
ージデータを印字イメージバッファに格納し、その印字
イメージバッファから読出した1ラスター分に対応する
1ドットライン毎の静電潜像を感光ドラム上に形成し、
この感光ドラム上の静電潜像に付着させたトナーを記録
用紙に転写させ、その後定着装置の定着用ヒーターでこ
のトナーを加熱することで、記録用紙に定着処理するよ
うになっている。
【0003】ところで、最近、画像などを印字した印字
シートや運転免許証などの各種の保護対象シートを、こ
の保護対象シートよりも一回り大きい1対の透明なラミ
ネートフィルムで挟んで、加熱且つ圧着させたラミネー
トシートを作成する要望があり、このラミネートシート
を作成するには、かなりの高温でラミネートシートを圧
接する必要があり、ラミネートシート専用の作成機が実
用に供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レーザ
プリンタなどにおいては、定着用ヒーターを有する定着
装置を備えているが、この定着装置は、記録用紙に転写
されたトナーをそのトナーが溶融する程度の温度、例え
ば、約150°に加熱して定着させるためだけに設けら
れており、ラミネートシートを作成するようには構成さ
れていない。即ち、レーザプリンタの定着装置には、ラ
ミネートシートを作成するに必要な高温で圧接可能な機
構を備えているにもかかわらず、定着装置を有効活用で
きないという問題がある。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、電子画像記録装置の定着装置を
有効活用して、各種のラミネートシートを作成し得るよ
うなラミネートシート作成機能を備えた電子画像記録装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1のラミネートシート作成機能を備えた電子
画像記録装置は、給紙部から搬送機構により搬送される
記録媒体に付着したトナーを定着ローラにより加熱して
定着させる定着装置と、その搬送機構や定着ローラに設
けられた定着用ヒーターを駆動制御する駆動制御手段と
を備えた電子画像記録装置であって、前記定着ローラに
押圧状に配設され、加熱用ヒーターを有する補助定着ロ
ーラと、1対の透明なラミネートフィルムで保護対象シ
ートを両側から挟んだラミネートシート部材を、搬送機
構の搬送経路のうちの定着装置の直ぐ上流側部分に供給
するシート部材供給通路と、記録媒体上のトナーを定着
する記録モードと、ラミネートシート部材を加熱してラ
ミネートシートを作成するラミネートシート作成モード
とを択一的に切換えて設定する為のモード設定手段と、
モード設定手段の出力を受け、ラミネートシート作成モ
ードのときに、定着用ヒーターと補助定着ローラの加熱
用ヒーターとに通電制御するシート作成制御手段とを備
えたものである。
【0007】ここで、前記シート作成制御手段は、ラミ
ネートシート作成モードのときに、定着用ヒーターと加
熱用ヒーターの温度が記録モードの設定温度と異なるラ
ミネートシート作成用の所定の設定温度となるように通
電制御するようにした構成(請求項1に従属の請求項
2)、前記搬送機構は、定着装置よりも上流側の給紙側
搬送機構部と、その定着装置を含む下流側の排出側搬送
機構部とからなり、記録モードのときには、これら給紙
側搬送機構部と排出側搬送機構部とを駆動制御し、ラミ
ネートシート作成モードのときには、排紙側搬送機構部
だけを駆動するようにした構成(請求項2に従属の請求
項3)、更に、前記補助定着ローラを定着ローラに弾性
的に押圧付勢する付勢手段と、ラミネートシート作成モ
ードのときには、補助定着ローラの定着ローラに対する
押圧付勢力を、記録モードの設定時よりも増大側に切換
える付勢力切換え手段とを備えた構成(請求項3に従属
の請求項4)、等の種々の態様に構成することができ
る。
【0008】
【作用】上記構成を有する請求項1のラミネートシート
作成機能を備えた電子画像記録装置においては、モード
設定手段で、ラミネートシートを作成するラミネートシ
ート作成モードが択一的に切換えて設定されたとき、シ
ート作成制御手段は、定着ローラに押圧状に配設された
補助定着ローラの加熱用ヒーターと定着用ヒーターとに
通電制御する。このとき、駆動制御手段により、搬送機
構や定着ローラに設けられた定着用ヒーターが駆動制御
される。そして、1対の透明なラミネートフィルムで保
護対象シートを両側から挟んだラミネートシート部材
は、シート部材供給通路を介して、搬送機構の搬送経路
のうちの定着装置の直ぐ上流側部分に供給される。その
結果、ラミネートシート部材は、押圧状態で且つ加熱状
態の定着ローラと補助定着ローラの間を搬送されて、1
対のラミネートフィルム同志が加熱され且つ押圧されて
融着され、保護対象シートを両側からラミネートフィル
ムで挟んで一体化したラミネートシートが作成される。
【0009】このように、押圧状態で且つ加熱状態の定
着ローラと補助定着ローラの間に、ラミネートシート部
材を供給して、これら両ローラや搬送機構により搬送し
ながら、保護対象シートの両側をラミネートフィルムで
挟んだラミネートシートを作成することができる。
【0010】また、上記構成を有する請求項2のラミネ
ートシート作成機能を備えた電子画像記録装置において
は、前記シート作成制御手段は、ラミネートシート作成
モードのときに、定着用ヒーターと加熱用ヒーターの温
度が記録モードの設定温度と異なるラミネートシート作
成用の所定の設定温度となるように通電制御するので、
ラミネートシート部材の1対のラミネートフィルム同志
がより確実に融着されて一体化し、綺麗なラミネートシ
ートを作成できる。
【0011】また、上記構成を有する請求項3のラミネ
ートシート作成機能を備えた電子画像記録装置において
は、前記搬送機構は、定着装置よりも上流側の給紙側搬
送機構部と、その定着装置を含む下流側の排出側搬送機
構部とからなり、記録モードのときには、これら給紙側
搬送機構部と排出側搬送機構部とを駆動制御し、ラミネ
ートシート作成モードのときには、排紙側搬送機構部だ
けを駆動するようにしたので、ラミネートシート作成時
には、給紙側搬送機構部が駆動されず、給紙部からの記
録媒体の給紙や印字処理機能を停止でき、ラミネートシ
ート専用作成機として機能させることができる。
【0012】また、上記構成を有する請求項4のラミネ
ートシート作成機能を備えた電子画像記録装置において
は、付勢手段により、補助定着ローラを定着ローラに弾
性的に押圧付勢され、更に付勢力切換え手段により、ラ
ミネートシート作成モードのときには、補助定着ローラ
の定着ローラに対する押圧付勢力は、記録モードの設定
時よりも増大側に切換えるので、ラミネートシート部材
の1対のラミネートフィルム同志がより高い押圧付勢力
により確実に融着されて一体化し、綺麗なラミネートシ
ートを作成することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基い
て説明する。本実施例は、外部機器から印字データを受
信してメモリに格納し、その印字データをプリントする
レーザプリンタに本発明を適用した場合のものである。
先ず、レーザプリンタ1に設けられた印字機構PMにつ
いて、図1に基いて簡単に説明する。レーザプリンタ1
には、レーザスキャナ装置10と、プロセスカートリッ
ジ20と、転写帯電器や除電針などを備えた転写・分離
装置25と、定着ローラ31と補助定着ローラ33など
を備えた定着装置30と、給紙ローラ36と、レジスト
ローラ37と、搬送ローラ38及び排紙ローラ39など
を備えた搬送機構35などで構成されている。ここで、
この搬送機構35は、定着装置30よりも上流側の給紙
側搬送機構部35aと、定着装置30を含む下流側の排
出側搬送機構部35bとからなり、この給紙側搬送機構
部35aには、給紙ローラ36やレジストローラ37が
含まれ、また排出側搬送機構部35bには、定着ローラ
31と補助定着ローラ33に加えて、搬送ローラ38や
排紙ローラ39が含まれている。
【0014】レーザスキャナ装置10には、レーザダイ
オード11(図7参照)と、6面体ミラー12と、結像
レンズ13と、反射ミラー14及び合成樹脂製のレンズ
部材15などが設けられている。プロセスカートリッジ
20の内部には、感光ドラム21、現像シリンダ23及
び1次帯電器、露光ランプなどが組込まれている。前記
定着装置30の定着ローラ31の中心部には、ハロゲン
ランプからなる定着用ヒーター32が設けられ、更にこ
の定着ローラ31には、定着ローラ31に弾性的に押圧
付勢する付勢力切換え機構50を介して補助定着ローラ
33が押圧状に配設され、この補助定着ローラ33の内
部には、ハロゲンランプからなる加熱用ヒーター34
(図7参照)が設けられている。
【0015】そして、レーザダイオード11から出射し
6面体ミラー12に入射したレーザ光LBは、一定の高
速度で回転する6面体ミラー12のミラー面毎に所定角
度偏向されることにより所定角度範囲に亙って主走査さ
れ、結像レンズ13を経て反射ミラー14で斜め上方に
反射され、レンズ部材15を経て回転する感光ドラム2
1上に照射されて、静電潜像が形成される。感光ドラム
21上に形成された静電潜像は、現像シリンダ23から
供給されるトナーにより現像され、この可視像は、給紙
カセット5から搬送機構35により搬送される記録用紙
Pに転写され、この記録用紙Pは、その後定着装置30
によりそのトナーが加熱されて記録紙Pに定着されなが
ら、搬送ローラ38及び排紙ローラ39により排紙トレ
ー6上に搬送される。
【0016】次に、画像や文書を印字した印字シート
(保護対象シートに相当する)62を1対の透明なラミ
ネートフィルム61で両側から挟んだラミネートシート
部材60を、搬送機構35の搬送経路のうちの定着装置
30の直ぐ上流側部分に供給するシート部材供給機構4
0について、図1・図2に基いて説明する。上部フレー
ムTFの感光ドラム21の略上側に対応するフレーム部
分には、所定幅で所定長さを有する矩形状の蓋部材41
が形成され、この蓋部材41の後端部は、その左右両側
において1対の第1アーム42の後端部が夫々回動可能
に枢支されるとともに、これら第1アーム42の前端部
は第2アーム43の上端部に夫々回動可能に枢支されて
いる。そして、これら第2アーム43の下端部は付勢力
切換え機構50を介して夫々補助定着ローラ33の左右
両端部のローラ軸33aに連結されている。更に、前記
蓋部材41の前後方向の中央部の直ぐ下側から定着ロー
ラ31の直ぐ上流側に亙って、所定幅を有するガイド板
45が配設されるとともに、このガイド板45の左右方
向の中央部に形成された切欠きを挿通して、回動可能に
枢支された感知レバー46の先端部が前方に臨んでい
る。尚、シート部材供給通路は、これら蓋部材41やガ
イド板45などで構成されている。
【0017】次に、これら左右1対の付勢力切換え機構
50について、図2・図3に基いて説明するが、これら
付勢力切換え機構50は同一の構成なので、その左側の
付勢力切換え機構50について説明する。尚、この付勢
力切換え機構50には、補助定着ローラ33を定着ロー
ラ31に弾性付勢する付勢機構が組込まれている。前記
第2アーム43の下端部は、円形の下側の一部を直線状
に切欠いた押圧カム51に固着され、この押圧カム51
はその回転中心において枢支ピン52により本体フレー
ムFに回動可能に支持されている。
【0018】そして、その押圧カム51とローラ軸33
aとの間には、側面視H形状の移動部材53が配設さ
れ、この移動部材53は、本体フレームFに形成した上
下方向向きの1対の直線状のガイドリブFgでガイドさ
れて、上下動可能に支持されている。この移動部材53
の水平壁であるカム当接壁53aは、押圧カム51に下
側から当接している。一方、この移動部材53の1対の
鉛直壁53bの内部には、バネ受け部材54が上下動自
在に配設され、この下端部はローラ軸33aの上半部に
上方から当接している。更に、カム当接壁53aとバネ
受け部材54との間に圧縮バネ55が配設され、ローラ
軸33aは、バネ受け部材54を介してこの圧縮バネ5
5のバネ力が付勢され、補助定着ローラ33は定着ロー
ラ31に対して押圧付勢されている。ここで、補助定着
ローラ33のローラ軸33aは、本体フレームFに形成
された上下方向に長い枢支穴(図示略)で上下動可能に
枢支されている。
【0019】そして、前記ラミネートシート部材60か
らラミネートシート65を作成するときには、図4に示
すように、先ず蓋部材41を後方に大きく回動させ、次
にこの蓋部材41と第1アーム42とを一体的に前方に
移動させる。その結果、第2アーム43は図2に示す記
録位置から図4に示すラミネートシート作成位置に回動
するので、モード切換えスイッチ79はこの第2アーム
43の上端部で作動状態(ON状態)、つまりラミネー
トシート作成モードに切換えられる。このとき、第2ア
ーム43のラミネートシート作成位置への回動により、
図3に2点鎖線で示すように、押圧カム51が時計回転
方向へ所定角度だけ回動するので、カム当接壁53aは
押圧カム51の直線状の切欠きカム面から円形のカム面
に切換えて当接する。その結果、カム当接壁53aの所
定距離分の下方への移動を介して移動部材53が下方に
移動し、これに伴って圧縮バネ55が更に圧縮されるこ
とから、この圧縮バネ55のバネ力(押圧付勢力に相当
する)が増大し、補助定着ローラ33の定着ローラ31
に対する押圧力が増大する。
【0020】この状態で、ラミネートシート部材60
が、蓋部材41とガイド板45とでガイドされながら、
定着ローラ31の直ぐ上流側に供給される。このとき、
感知レバー46の先端部は、このラミネートシート部材
60により下方に移動されるので、感知レバー46が時
計回転方向に回動し、感知レバー46の後端部で感知ス
イッチ80が作動状態(ON状態)に切換えられる。そ
の後、ラミネートシート部材60はこれら押圧状態で且
つ加熱された定着ローラ31と補助定着ローラ33の間
を移動することで、1対のラミネートフィルム61同士
が加熱により融着され、印字シート62を両側からラミ
ネートフィルム61で挟んで一体化したラミネートシー
ト65が作成される。
【0021】ここで、ラミネートシート65の作成プロ
セスについて、さらに説明する。本実施例では、ラミネ
ートシート部材60とは、印字シート62を一対の透明
なラミネートフィルム61で両側から挟んだ状態を表し
ている。図9に示す通り、このラミネートフィルム61
は、一般的に知られているように、ポリエチレンからな
る層61aとEEA溶剤からなる層61bとポリエチレ
ンテレフタラート(PET)からなる層61cの三層構
造を有している。そして、ラミネートシート65を作成
する際には、図5及び図9に示すように、ラミネートフ
ィルム61のポリエチレン層61aの側を内側にして印
字シート62を挟み込んで高温(約230°C)にて加
圧する。このとき、ポリエチレン層61aは約80°C
で溶融するので、その溶融に伴ってEEA溶剤の層61
bが露出し、その溶剤の作用によりラミネート部材60
の両面の最外側に位置するPET61c同士が印字シー
ト62を挟んで接着する。すると、図6に示すようなラ
ミネートシート65が完成する。尚、PET61cの溶
融温度は230°Cよりも高いので、ラミネートシート
65の作成にともなって溶融してしまうこと等の心配は
ない。
【0022】次に、レーザプリンタ1の制御系につい
て、図7のブロック図に基づいて説明するが、この制御
系は基本的には一般的なレーザプリンタの制御系と同様
なので簡単に説明するものとする。このレーザプリンタ
1のビデオコントローラ70は、CPU71と、種々の
制御プログラムが格納されたROM72と、パーソナル
コンピュータやホストコンピュータなどの外部のデータ
送信機器83から送信された送信データを受けて格納す
る受信バッファなどの各種メモリが設けられたRAM7
3と、受信データを受信バッファに書き込み/読出すタ
イミングの為のタイミング信号を発生するタイミング制
御回路(TC)74と、送信された印字データを受信す
るシリアルインターフェース(S・I/F)75と、4
Kバイトの2つのスキャンバッファを有しビットイメー
ジデータに変換された印字情報を順次DCコントローラ
回路82へ出力するビデオインターフェース(V・I/
F)76と、操作パネル77からの信号を受けるパネル
インターフェース(P・I/F)78とを備えており、
これらはバス81を介してCPU71に夫々接続されて
いる。
【0023】そのDCコントローラ回路82には、ON
状態のラミネートシート作成モードとOFF状態の記録
モードとを択一的に切換えるモード切換えスイッチ(M
SW)79と、感知スイッチ(DSW)80と、給紙ロ
ーラ36やレジストローラ37や感光ドラム21などか
らなる給紙側搬送機構部35aを駆動するメインモータ
84の為の駆動回路87と、定着ローラ31や補助定着
ローラ33に加えて、搬送ローラ38や排紙ローラ39
からなる排出側搬送機構部35bを駆動する補助駆動モ
ータ85の為の駆動回路88と、レーザダイオード11
の為の駆動回路89と、6面体ミラー12を駆動するス
キャナモータ86の為の駆動回路90と、定着用ヒータ
ー32の為の駆動回路91と、加熱用ヒーター34の為
の駆動回路92とが夫々接続されている。
【0024】前記ROM72には、通常のレーザプリン
タに設けられている種々の制御プログラムに加えて、文
字や記号などの多数のキャラクタに関する印字用ドット
パターンデータを格納したフォントメモリ、RAM73
に設けられた受信データバッファや印字イメージメモリ
などの各メモリのメモリ容量及び先頭アドレスを管理す
るメモリ管理プログラム、後述する本願特有のラミネー
トシート作成制御の制御プログラムが予め格納されてい
る。
【0025】次に、レーザプリンタ1のビデオコントロ
ーラ70で行なわれるラミネートシート作成制御のルー
チンについて、図8のフローチャートに基いて説明す
る。尚、図中Si(i=30、31、32、・・・)は
各ステップを示すものである。但し、このラミネートシ
ート作成制御は、図4に示すように、蓋部材41を後方
に大きく回動させて、ラミネートシート65を作成する
ときに、第2アーム43が記録位置からラミネートシー
ト作成位置に切換えられ、モード切換えスイッチ79が
ON状態のラミネートシート作成モードに切換えて設定
されたときにこの制御が開始される。
【0026】この制御が開始されると、このときの定着
用ヒーター32は、定着処理を実行していない定着待機
状態であり、定着待機用の設定温度「約130°C」な
ので、定着用ヒーター32に対して、定着用の設定温度
「約150°C」よりも高いラミネートシート作成用の
設定温度「約230°C」に設定され(S30)、更に加
熱用ヒーター34に対しても同様に、ラミネートシート
作成用の設定温度「約230°C」に設定される(S3
1)。次に、感知スイッチ(DWS)80がONでない
ときに(S32:No)、モード切換えスイッチ(MWS)
79がON状態のとき、つまりラミネートシート作成モ
ードのときには(S33:No)、S32・S33が繰り返して
実行される。
【0027】そして、ラミネートシート部材60が、蓋
部材41とガイド板45とでガイドされながら、定着ロ
ーラ31の直ぐ上流側に供給されると、ラミネートシー
ト部材60による感知レバー46の時計回転方向への回
動により感知スイッチ(DWS)80がON状態に切換
えられると(S32:Yes )、補助駆動モータ85が所定
駆動パルス数だけ駆動される(S34)。更に、感知スイ
ッチ(DWS)80がON状態のときには(S35:N
o)、S34〜S35が繰り返して実行される。その結果、
この補助駆動モータ85の駆動により、定着ローラ31
や補助定着ローラ33に加えて、搬送ローラ38や排紙
ローラ39からなる排出側搬送機構部35bが駆動され
るので、ラミネートシート部材60は、押圧状態で且つ
加熱状態の定着ローラ31と補助定着ローラ33の間を
搬送されて、1対のラミネートフィルム61同志が加熱
により融着され、印字シート62を両側からラミネート
フィルム61で挟んで一体化したラミネートシート65
が作成されながら排紙方向に移動する。
【0028】そして、ラミネートシート部材60の後端
部が感知スイッチ(DWS)80を通過して、感知スイ
ッチ(DWS)80がOFF状態に切換わったときには
(S35:Yes )、ビデオコントローラ70に設けられた
ソフトタイマなどのタイマTに所定時間t(例えば、1
0秒)がセットされ(S36)、そのタイマTの作動が開
始される(S37)。次に、そのタイマTの所定時間tが
「0」でないときには(S38:No)、S38が繰り返され
る。そして、作成されたラミネートシート65が排紙ト
レー6に排出されて、所定時間tが「0」になったとき
には(S38:Yes )、補助駆動モータ85の駆動が停止
される(S39)。
【0029】次に、前記と同様にS32〜S33が繰り返し
て実行中に、ラミネートシート作成処理を終了する為
に、蓋部材41を前方に回動させて、第2アーム43が
ラミネートシート作成位置から記録位置に切換えられ
て、モード切換えスイッチ(MWS)79がOFF状態
の記録モードに切換えられて設定されたときには(S3
3:Yes )、定着用ヒーター32に対して定着待機用の
設定温度「約130°C」が設定され(S40)、更に加
熱用ヒーター34への通電が停止され(S41)、この制
御を終了して、メインルーチンにリターンする。
【0030】以上説明したように、押圧状態で且つ加熱
状態の定着ローラ31と補助定着ローラ33の間に、ラ
ミネートシート部材60を供給して、これら両ローラや
排紙側搬送機構部35bにより搬送しながら、印字シー
ト62の両側をラミネートフィルム61で挟んだラミネ
ートシート65を作成することができる。このとき、定
着用ヒーター32と加熱用ヒーター34の温度が記録モ
ードの定着用の設定温度よりも高いラミネートシート作
成用の設定温度「230°」に設定するとともに、補助
定着ローラ33の定着ローラ31に対する押圧付勢力
を、記録モードのときよりも増大側に切換えるので、ラ
ミネートシート部材の1対のラミネートフィルム同志が
より高い温度と押圧力とにより確実に融着されて一体化
し、綺麗なラミネートシートを作成することができる。
更に、ラミネートシート作成時には、給紙側搬送機構部
35aが駆動されず、給紙カセット5からの記録用紙P
の給紙や印字処理機能を停止でき、ラミネートシート専
用作成機として機能させることができる。
【0031】尚、前記シート部材供給機構40や付勢力
切換え機構50は一例を示したに過ぎず、周知の技術や
種々の部材を組合せて構成することが可能である。尚、
ラミネート作成時の定着用ヒーター32と加熱用ヒータ
ー34の設定温度や、排紙側搬送機構部35bを駆動す
る補助駆動モータ85の駆動速度を、ラミネートフィル
ム61の厚さや材質に応じて、適宜変更設定可能に構成
してもよい。更に、作成されたラミネートシート65の
湾曲変形を防止したり、その放熱の為のプレッシャーロ
ーラなどを別途設けてもよい。尚、本発明の技術的思想
の範囲内において、前記実施例の各装置や制御に、既存
の技術や当業者に自明の技術に基いて種々に変更を加え
ることもあり得る。尚、定着装置や搬送機構などを備え
た複写機やファクシミリなどの種々の電子画像記録装置
に本発明を適用し得ることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のラミネ
ートシート作成機能を備えた電子画像記録装置によれ
ば、補助定着ローラと、シート部材供給通路と、モード
設定手段と、シート作成制御手段とを設け、押圧状態で
且つ加熱状態の定着ローラと補助定着ローラの間に、ラ
ミネートシート部材を供給して、これら両ローラや搬送
機構により搬送しながら、保護対象シートの両側をラミ
ネートフィルムで挟んだラミネートシートを作成するこ
とができる。
【0033】また、請求項2のラミネートシート作成機
能を備えた電子画像記録装置によれば、前記シート作成
制御手段は、ラミネートシート作成モードのときに、定
着用ヒーターと加熱用ヒーターの温度が記録モードの設
定温度と異なるラミネートシート作成用の所定の設定温
度となるように通電制御するので、ラミネートシート部
材の1対のラミネートフィルム同志がより確実に融着さ
れて一体化し、綺麗なラミネートシートを作成すること
ができる。
【0034】また、請求項3のラミネートシート作成機
能を備えた電子画像記録装置によれば、前記搬送機構
は、定着装置よりも上流側の給紙側搬送機構部と、その
定着装置を含む下流側の排出側搬送機構部とからなり、
記録モードのときには、これら給紙側搬送機構部と排出
側搬送機構部とを駆動制御し、ラミネートシート作成モ
ードのときには、排紙側搬送機構部だけを駆動するよう
にしたので、ラミネートシート作成時には、給紙側搬送
機構部が駆動されず、給紙部からの記録媒体の給紙や印
字処理機能を停止でき、ラミネートシート専用作成機と
して機能させることができる。
【0035】更に、請求項4のラミネートシート作成機
能を備えた電子画像記録装置によれば、更に付勢手段
と、付勢力切換え手段とを設け、ラミネートシート作成
モードのときには、補助定着ローラの定着ローラに対す
る押圧付勢力を、記録モードの設定時よりも増大側に切
換えるので、ラミネートシート部材の1対のラミネート
フィルム同志がより高い押圧付勢力により確実に融着さ
れて一体化し、綺麗なラミネートシートを作成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザープリンタの縦断概略側面図である。
【図2】レーザープリンタの要部拡大部分側面図であ
る。
【図3】付勢機構を説明する部分拡大側面図である。
【図4】ラミネートシート作成時の図2相当図である。
【図5】ラミネートシート部材の斜視図である。
【図6】ラミネートシートの従って、図である。
【図7】レーザープリンタの制御系のブロック図であ
る。
【図8】シート作成制御のルーチンの概略フローチャー
トである。
【図9】ラミネートシート部材の縦断面図である。
【符号の説明】 1 レーザープリンタ 30 定着装置 31 定着ローラ 32 定着用ヒーター 33 補助定着ローラ 34 加熱用ヒーター 35 搬送機構 35a 給紙側搬送機構部 35b 排紙側搬送機構部 40 シート部材供給機構 50 付勢力切換え機構 60 ラミネートシート部材 61 ラミネートフィルム 62 印字シート 65 ラミネートシート 70 ビデオコントローラ 71 CPU 72 ROM 73 RAM 79 モード切換えスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙部から搬送機構により搬送される記
    録媒体に付着したトナーを定着ローラにより加熱して定
    着させる定着装置と、その搬送機構や定着ローラに設け
    られた定着用ヒーターを駆動制御する駆動制御手段とを
    備えた電子画像記録装置において、 前記定着ローラに押圧状に配設され、加熱用ヒーターを
    有する補助定着ローラと、 1対の透明なラミネートフィルムで保護対象シートを両
    側から挟んだラミネートシート部材を、前記搬送機構の
    搬送経路のうちの定着装置の直ぐ上流側部分に供給する
    シート部材供給通路と、 前記記録媒体上のトナーを定着する記録モードと、ラミ
    ネートシート部材を加熱してラミネートシートを作成す
    るラミネートシート作成モードとを択一的に切換えて設
    定する為のモード設定手段と、 前記モード設定手段の出力を受け、ラミネートシート作
    成モードのときに、前記定着用ヒーターと補助定着ロー
    ラの加熱用ヒーターとに通電制御するシート作成制御手
    段と、 を備えたことを特徴とするラミネートシート作成機能を
    備えた電子画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記シート作成制御手段は、ラミネート
    シート作成モードのときに、前記定着用ヒーターと加熱
    用ヒーターの温度が記録モードの設定温度と異なるラミ
    ネートシート作成用の所定の設定温度となるように通電
    制御するように構成されたことを特徴とする請求項1に
    記載のラミネートシート作成機能を備えた電子画像記録
    装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送機構は、定着装置よりも上流側
    の給紙側搬送機構部と、その定着装置を含む下流側の排
    出側搬送機構部とからなり、前記記録モードのときに
    は、これら給紙側搬送機構部と排出側搬送機構部とを駆
    動制御し、前記ラミネートシート作成モードのときに
    は、排紙側搬送機構部だけを駆動するように構成された
    ことを特徴とする請求項2に記載のラミネートシート作
    成機能を備えた電子画像記録装置。
  4. 【請求項4】 更に、前記補助定着ローラを定着ローラ
    に弾性的に押圧付勢する付勢手段と、 前記ラミネートシート作成モードのときには、補助定着
    ローラの定着ローラに対する押圧付勢力を、記録モード
    の設定時よりも増大側に切換える付勢力切換え手段と、 とを備えたことを特徴とする請求項3に記載のラミネー
    トシート作成機能を備えた電子画像記録装置。
JP11438294A 1994-04-27 1994-04-27 ラミネートシート作成機能を備えた電子画像記録装置 Pending JPH07295408A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1016351A (ja) * 1996-06-27 1998-01-20 Brother Ind Ltd ラミネート機能付画像形成装置
US5878303A (en) * 1996-06-27 1999-03-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device having laminating function
US8059982B2 (en) * 2004-01-23 2011-11-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printing device with laminating functionality
JP2018041017A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

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