JPH0729528Y2 - 避雷碍子 - Google Patents

避雷碍子

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JPH0729528Y2
JPH0729528Y2 JP1989153121U JP15312189U JPH0729528Y2 JP H0729528 Y2 JPH0729528 Y2 JP H0729528Y2 JP 1989153121 U JP1989153121 U JP 1989153121U JP 15312189 U JP15312189 U JP 15312189U JP H0729528 Y2 JPH0729528 Y2 JP H0729528Y2
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JP
Japan
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fuse
linear resistor
insulator
hole
insulating cylinder
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JP1989153121U
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JPH0392319U (ja
Inventor
和明 加藤
佳伸 野田
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NGK Insulators Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は避雷碍子に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の避雷碍子としては、例えば、実公昭60-1
0250号公報等に示されるように、非直線抵抗体を内蔵し
た電線支持碍子が知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、この従来の避雷碍子においては、非直線抵抗
体の放電耐量を越えた過大なサージ電流が流れた場合
に、非直線抵抗体が破壊され、その際の続流アークによ
って碍子が破壊されて、線路の絶縁機能が損なわれた
り、周囲に続流アークによる不可測な障害が波及すると
いう問題があった。
この考案の目的は過大な雷サージ電流が流れても碍子の
破損を防止することができる避雷碍子を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記目的を達成するため、碍子の貫通腔に、
非直線抵抗体と、過大な電流により電路を切り離すため
のヒューズとを収容し、かつ、前記貫通腔の両端開口部
にキャップ金具等の電極金具を嵌合固定し、両電極金具
間に前記非直線抵抗体とヒューズとを設けて直列に電気
接続し、両電極金具のいずれか一方が、碍子内に発生す
るアークガスを放出するための放圧部とされている避雷
碍子において、前記貫通腔には、非直線抵抗体の収容部
と、この収容部より小径のヒューズ収容部である細孔
と、該細孔と並列配置された別の放圧用細孔とを設けて
なる絶縁筒を装着して、前記非直線抵抗体とヒューズと
をそれぞれ収容するとともに、前記両細孔を前記放圧部
と離隔対向させ、その間に形成された空腔内には前記細
孔内に収容したヒューズに張力を付与する部材を設けて
前記ヒューズを絶縁筒内において緊張するという手段を
とっている。
〔作用〕
非直線抵抗体とヒューズとを直列に電気接続して碍子内
に設けた構成において、非直線抵抗体とヒューズとを強
化材よりなる絶縁筒内に配置して、この絶縁筒に非直線
抵抗体の収容部より小径の細孔を碍子の貫通腔内へ開放
して前記放圧部となる電極金具へアークガスの圧力を指
向するようにしたので、絶縁筒内のアークガスをすみや
かに放出できるとともに非直線抵抗体の破片等を絶縁筒
内で拘束できるとともに、細孔からのアークガスを貫通
腔で拡散してアークガスの集中を妨げることにより碍子
への高熱や衝撃圧力を軽減することができる。
なお、絶縁筒はヒューズを収容する細孔とは別に放圧用
細孔を並列に設けているので、ヒューズによるアークガ
ス通流等に妨げられることなく、非直線抵抗体によるア
ークガスを放出できる。
〔実施例〕
以下、この考案を具体化した避雷碍子の一実施例を図面
に基づいて説明する。
碍子1は磁器により一体に形成され、その中央部には貫
通腔2が設けられている。取付金具3は碍子1の下端外
周にセメント4を介して嵌合固定され、この取付金具3
により碍子1が電柱の腕金等に装着支持される。前記碍
子1の上端部にパッキン6を介して嵌合され、かしめ等
により固定した電極金具としてのキャップ金具7は、前
記貫通腔2の上端を密閉している。
帽状金具8は前記キャップ金具7を覆うように、碍子1
の上端部にセメント9を介して嵌合固定されている。
電線支持具10は帽状金具8の外側上部に設けられ、帽状
金具8から上方に突設された複数のボルト11と、そのボ
ルト11に挿通され、かつ帽状金具8との間で電線12を挟
持する電線押え金具13と、その電線押え金具13を遊動可
能に支承するために帽状金具8との間に介装されたバネ
14と、電線押え金具13の上方からボルト11に螺合された
ナット15とから構成されている。
FRP等の強化材よりなる絶縁筒16は、碍子1の貫通腔2
内に収容され、上部内周縁に形成したネジ部に螺合され
た固定金具17のフランジ部17aを碍子1の上端面と、キ
ャップ金具7の内面との間に係止させることにより上下
方向への移動を防止して支持されている。この固定金具
17と前記キャップ金具7との間には導通金具18が介在さ
れている。すなわち、固定金具17と導通金具18によって
後記する続流のアークガスが阻止され、帽状金具8がア
ークで破口しないよう構成されている。前記絶縁筒16
は、上部に形成された円筒状の収容部16aと、下部に形
成された肉厚円筒状のヒューズ収納部16bと両者の境界
に形成された段差部16cとにより構成されている。
非直線抵抗体ユニット19は、前記絶縁筒16の中間に形成
された段差部16cに支持されるように収容部16c内に収容
されている。このユニット19は、例えば酸化亜鉛等によ
りなる電圧電流特性が非直線性をなす複数の非直線抵抗
体20と、各非直線抵抗体20の端面に接触した軟質の薄板
電極21と、上下両端部の薄板電極21に接触した課電側及
び接地側の電極板22と、さらに前記各部材を一体状に緊
包する熱収縮チューブ23とにより構成されている。前記
課電側の電極板22と前記固定金具17との間にはコイルバ
ネ24に添装した可撓導体25により両部材を電気的に接続
している。
一方、前記絶縁筒16のヒューズ収容部16bに形成した挿
通孔16dには、メラミンあるいはユリア樹脂等の消弧材
料よりなる消弧筒26が挿入固定されている。ヒューズ27
は前記消弧筒26の細孔26aに挿入され、その一端は前記
接地側の電極板22に接続され、他端は碍子1の下端部に
前記キャップ金具7と同様にパッキン28を介して嵌合し
た電極金具であり、かつ、放圧部としてのキャップ金具
29に接続されている。このキャップ金具29には端子金具
30が止着され、該端子金具30と前記取付金具3とは接地
線31により接続されている。なお、前記ヒューズ27は、
張力を付与する部材としての引張バネ32により絶縁筒の
細孔26a内で緊張状態に保持されている。
さらに、絶縁筒16には前記ヒューズ収納用細孔26aとは
別に放圧用細孔33が並列に設けられ、両細孔26a,33はい
ずれも前記非直線抵抗体ユニット19の収容部16aに一端
連通するとともに他端が碍子1の貫通腔2内へ向けて開
放されている。さて、前記のように構成された避雷碍子
において、線路に雷サージが発生すると、その雷サージ
電流は、導通金具18、固定金具17、及び可撓導体25を経
て非直線抵抗体ユニット19に流れ、その後、ヒューズ2
7、接地線31及び取付金具3を経て腕金に流れ、大地に
放電される。このとき雷サージ電流が非直線抵抗体20の
放電耐量限界値により小さい場合には、ヒューズ27は溶
断されず、非直線抵抗体ユニット19によって雷サージ電
流は大地へ放電され、かつ、続流が遮断される。又、雷
サージ電流が非直線抵抗体20の放電耐量より大きい場合
には、非直線抵抗体20が破壊して続流遮断機能は失われ
るが、ヒューズ27が瞬時にして前記細孔26a内が断路さ
れ、続流が遮断される。
このとき、破壊した非直線抵抗体ユニット19と前記ヒュ
ーズ27の溶断により高熱、高圧力のアークガスが発生す
るが、このアークガスは絶縁筒16で遮断されて直接に碍
子1へ吹き当ることがなく、又、前記帽状金具8が遮蔽
されているので、両細孔26a,33を通って、碍子1の下部
に向かい、放圧部としてのキャップ金具29を破口するた
め、異常な圧力上昇がなくなり、碍子1の破損が防止さ
れる。又、前記非直線抵抗体ユニット19は絶縁筒16の収
容部16aに収容されて段差部16cに支承され、かつその下
部が細孔26aに形成されているため、前記ユニット19の
破片がアークガスとともに外部に飛び出して、周囲の機
材を損傷する等の二次災害を誘発することはない。
又、実施例では、前記ヒューズ27は引張バネ32により、
絶縁筒の細孔26a内において緊張されているので、ヒュ
ーズ27は細孔26a内で溶断してアークガスを発生するの
で、碍子1への直接的な高熱及び衝撃圧力が作用しな
い。さらに、絶縁筒16には前記細孔26aの他に放圧用細
孔33を設けているので、非直線抵抗体20の破壊によるア
ークガスがヒューズ溶断によるアークガスの逆流等に妨
げられることなく絶縁筒から放出されるとともに、両細
孔26a,33は碍子1の貫通腔2へアークガスを拡散して碍
子1への高熱や衝撃圧力を軽減するとともに、すみやか
に前方の放圧部としてのキャップ金具29へアークガスの
圧力を指向させて放圧を円滑にする。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、この考案は過大な雷サージにより
非直線抵抗体が破壊した場合に、ヒューズを溶断させて
続流を遮断することができるとともに、非直線抵抗体の
破壊とヒューズの溶断によるアークガスをすみやかに外
部へ放出して碍子の破損を防止し、かつ非直線抵抗体の
破片等が外部へ飛散するのを未然に防止して電線路の安
全性を高める効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を避雷碍子に具体化した一実施例を示
す中央部縦断面図、第2図は要部の拡大断面図である。 1……碍子、2……貫通腔、7……電極金具としてのキ
ャップ金具、8……帽状金具、10……電線支持具、16…
…絶縁筒、16a……非直線抵抗体の収容部、16b……ヒュ
ーズ収容部、16c……段差部、19……非直線抵抗体ユニ
ット、20……非直線抵抗体、26……消弧筒、26a……細
孔、33……放圧用細孔、27……ヒューズ、29……放圧部
及び電極金具としてのキャップ金具、32……ヒューズに
張力を付与する部材としての引張バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】碍子の貫通腔に、非直線抵抗体と、過大な
    電流により電路を切り離すためのヒューズとを収容し、
    かつ、前記貫通腔の両端開口部にキャップ金具等の電極
    金具を嵌合固定し、両電極金具間に前記非直線抵抗体と
    ヒューズとを設けて直列に電気接続し、両電極金具のい
    ずれか一方が、碍子内に発生するアークガスを放出する
    ための放圧部とされている避雷碍子において、 前記貫通腔には、非直線抵抗体の収容部と、この収容部
    より小径のヒューズ収容部である細孔と、該細孔と並列
    配置された別の放圧用細孔とを設けてなる絶縁筒を装着
    して、前記非直線抵抗体とヒューズとをそれぞれ収容す
    るとともに、前記両細孔を前記放圧部と離隔対向させ、
    その間に形成された空腔内には前記細孔内に収容したヒ
    ューズに張力を付与する部材を設けて前記ヒューズが絶
    縁筒内において緊張されていることを特徴とする避雷碍
    子。
JP1989153121U 1989-12-30 1989-12-30 避雷碍子 Expired - Lifetime JPH0729528Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0441592Y2 (ja) * 1988-03-31 1992-09-30

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