JPH07294955A - 多層液晶表示パネル - Google Patents

多層液晶表示パネル

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JPH07294955A
JPH07294955A JP6084611A JP8461194A JPH07294955A JP H07294955 A JPH07294955 A JP H07294955A JP 6084611 A JP6084611 A JP 6084611A JP 8461194 A JP8461194 A JP 8461194A JP H07294955 A JPH07294955 A JP H07294955A
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JP
Japan
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liquid crystal
display panel
crystal display
electrode
electrodes
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JP6084611A
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Inventor
Akira Matsuzaki
顕 松崎
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示が微細化しても、電極からのリード引出
しピッチを十分に確保することができる液晶表示パネル
を提供する。 【構成】 この液晶表示パネル1は、上面ガラス10、
中層ガラス20、そして下面ガラスの3面のガラスを有
する。これらのガラスにより、上、下2層の液晶層を形
成する。上側の液晶層は、セグメント電極10aとコモ
ン電極20aとにより電圧を印加され、ドットマトリク
ス表示がされる。一方下側の液晶層は、セグメント電極
30aとコモン電極20bとにより電圧を印加される。
ここで上側液晶層を駆動するセグメント電極には全表示
セグメントのうち奇数電極が割り当てられ、下側液晶層
を駆動するセグメント電極には全表示セグメントのうち
偶数電極が割り当てられている。従ってそれぞれの液晶
層では、セグメント電極は表示セグメントの1つおきに
設けられていることとなり、電極の引出しピッチが確保
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶表示装置に用い
られる液晶表示パネルに関するものであり、より詳しく
は多層構造の液晶表示パネルに関する。また、多層液晶
表示パネルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルは、電力消費量が少な
い、薄型である、等の特徴があるため、小型テレビジョ
ンやノートタイプ・パソコン等のための表示モジュール
として普及している。ノートタイプ・パソコンに用いら
れている一般的な液晶表示パネルは、横方向に640ド
ット、縦方向に400ないし480ドットの表示素子を
配列して構成されている。そしてそれぞれの表示素子の
オン・オフのために、画面の垂直方向に延在する640
列のセグメント電極と、画面の水平方向に延在する40
0ないし480列のコモン電極が形成されている。
【0003】セグメント電極はセグメントドライバに接
続されており、コモン電極はコモンドライバに接続され
ている。これら、セグメントドライバおよびコモンドラ
イバにより、それぞれ所望の電極に電圧を印加すること
で、これらの交点にある表示素子のオン・オフ制御を行
い、表示を実現するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、液晶表示パネル
はより高精細のものが要求されるようになり、そのよう
な要求に応えるために表示素子数は増大する方向にあ
る。これにともない接続端子数も増大することとなる
が、逆に接続端子ピッチはこれにともなって微細とな
る。これに加えて、ディスプレイの表示にはカラー表示
が要求されるようになってきている。たとえばRGBカ
ラー表示を行う場合、セグメント電極にR、G、Bの素
子が必要となるため、白黒2値画像に比較して3倍の端
子が必要となり、これによっても接続端子ピッチが微細
となる。
【0005】液晶表示パネルでは、内部における素子形
成では薄膜技術を用いたパターン形成を行っているた
め、接続端子ピッチが少々微細化しても比較的問題とな
る場合は少ない。しかし、セグメント電極、コモン電極
からドライバICへのリード引き出しが、接続端子ピッ
チの微細化にともなって困難となる。また、各表示素子
間には絶縁のためにギャップを形成することが必要であ
るため、このギャップの分だけ表示品質が低下する。
【0006】よってこの発明は、リードの引き出しピッ
チを大きく取ることによってピッチの微細化に対応し、
表示品質に優れた液晶表示パネルを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】従ってこの発明は、M列
×N列(M、Nはいずれも正の整数)のドットマトリク
ス表示を行う液晶表示パネルにおいて、この液晶表示パ
ネルは複数の液晶層を積層して構成され、これら複数の
液晶層はそれぞれが、一方の面に形成される第1群の電
極列と、他方の面に形成され、前記第1群の電極列とと
もにマトリクスを構成する第2群の電極列とを有し、ド
ットマトリクスを構成するM列ないしN列のいずれか一
方のドット列が、順次、前記複数の液晶層各々の第1群
の電極列に割り当てられていることを特徴とする多層液
晶表示パネルである。
【0008】
【作用】複数の液晶層はそれぞれが、一方の面に第1群
の電極列が形成され、他方の面に第2群の電極列が形成
されている。これら第1群、第2群の電極列によって表
示マトリクスが構成される。たとえば、M列×N列のマ
トリクスのうちM列が第1の電極列に、N列が第2の電
極列に割り当てられているとすれば、第2群の電極列は
いずれの液晶層にもN列が形成されている。そして第1
群の電極列は、M列の電極列が複数の液晶層に割り当て
られており、個々の液晶層に形成される第1の電極列の
電極数はM列よりも少なくなっている。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は、この発明の液晶表示パネルを示す
斜視図であり、図2はこの発明の液晶表示パネルの構造
を示す断面図である。ここで、図2(a)は全体断面図、
図2(b)が要部拡大断面図である。
【0010】液晶表示パネル1は、図1に示すように上
面ガラス10、中層ガラス20、そして下面ガラス30
を積層して構成されている。図1に示す斜視図、および
図2(a)に示す断面図とから理解されるように、上面ガ
ラス10の内側にはセグメント電極10aが形成されて
いる。次に中層ガラス20には、両面にコモン電極20
a、20bが、それぞれ形成されている。そして下面ガ
ラス30の内側には、セグメント電極30aが形成され
ている。これらセグメント電極、コモン電極とも、透明
電極によって形成する。
【0011】ここで、コモン電極の数は画面の縦方向の
表示素子数に対応する。この表示素子の数は、要求され
る表示品質によって400、480、768等様々な種
類があるが、以下、説明の簡単のために480に統一し
て説明する。従って、コモン電極の数も480となる。
【0012】電極10aにはヒートシール10bが接続
され、このヒートシール10b上には図示しない配線パ
ターンが形成され、この配線パターンの他端は図示しな
いセグメントドライバのドライバICに接続される。コ
モン電極20aにはヒートシール20cが、コモン電極
20bにはヒートシール20dが接続されており、それ
ぞれのヒートシール上に図示しない配線パターンが形成
されている。これらの配線パターンの一端はそれぞれコ
モン電極20a、20bに接続され、それぞれの他端は
図示しないコモンドライバのドライバICに接続されて
いる。さらに、セグメント電極30aにはヒートシール
30bが接続されている。ヒートシール30b上には図
示しない配線パターンが形成されており、この配線パタ
ーンの一端はセグメント電極30aに接続されており、
他端は図示しないセグメントドライバのドライバICに
接続されている。
【0013】これらのガラスを積層し、接着剤40によ
って封止する。こうして各ガラスによって形成される空
間によって、上側液晶層11および下側液晶層12が形
成される。
【0014】セグメント電極10a、30aとコモン電
極20a、20bとは、互いに直交して形成されてい
る。セグメント電極10aとしては全640ドットのう
ち奇数番号ドットの電極を形成し、セグメント電極30
aには偶数番号ドットの電極を形成する。すなわちセグ
メント電極10aには320ドット分の電極が形成さ
れ、セグメント電極30aにも320ドット分の電極が
形成されることとなる。これにより、これらの奇数番号
電極と偶数番号電極とは、画面の上下で交互に引き出さ
れることとなる。
【0015】これにより、画面の水平方向に隣接して配
列されるセグメント電極に関しては、各電極からのリー
ド引き出しピッチが2倍となる。従って、セグメント素
子ピッチが細かくなったとしても接続性が大きく低下す
ることがなく、セグメント素子ピッチの微細化に対応す
ることができる。ここでコモン電極20a、20bの場
合は、セグメント電極と異なりいずれにも全ドット分の
電極が形成されているが、コモン電極はセグメント電極
に比較してピッチが大きく、全ドット分の電極を形成し
たとしても問題は少ない。
【0016】さらに、図2(b)に示す要部拡大断面図を
参照して、セグメント電極10aとセグメント電極30
aとの位置関係について説明する。前述したように、セ
グメント電極10aには奇数番号ドットの電極が形成さ
れており、セグメント電極30aには偶数番号ドットの
電極が形成されている。すなわち、奇数番号ドットのセ
グメント電極と偶数番号ドットのセグメント電極とは、
互いに別の液晶層に形成されている。この結果、相互に
隣接する表示素子を形成するドットのセグメント電極が
相互に完全に絶縁されることになる。従って各電極間に
絶縁のためのギャップを設ける必要がなく、奇数、偶数
ドット分の電極を互いに上下に所定量重ね合わせること
が可能となる。
【0017】この構造を、より具体的に説明する。すな
わち図2(b)から明らかなように、上面ガラス10に形
成されているセグメント電極10aと、下面ガラス30
に形成されているセグメント電極30aとは、表示パネ
ルの上面から見た場合に、その形成されている位置に寸
法Aのオーバーラップが設定されている。このため見か
け上は、表示素子の横方向素子ギャップが発生しない。
従って、より高い表示品質が実現可能となる。
【0018】図3は、この発明の液晶表示パネルのより
詳細な構造を説明するための断面図である。以下、この
発明の多層液晶表示パネルのより詳細な構造、および製
造方法について、図1、図2に加えて図3を用いて説明
する。
【0019】上面ガラス10、中層ガラス20、下面ガ
ラス30には、それぞれ厚さが0.7mm、0.3mm、0.7mmの
ものを用いる。中層ガラス20は、上面ガラス10、下
面ガラス30に比較して薄いものが適している。しか
し、この寸法関係はこの発明の特徴部分ではなく、設計
者が適宜定めるべき事項である。
【0020】まず、各ガラスに ITO の膜付けを行い、
続いてフォトリソ、エッチングによりセグメント電極1
0a、30a、コモン電極20a、20bをそれぞれ形
成する。ITO 膜厚は通常の液晶パネルと同様、要求され
る抵抗値にあわせて 400 ないし1000オングストローム
程度に設定する。次いで、セグメント電極10a、30
a、およびコモン電極20a、20bにヒートシールを
接続する。この時、コモン電極20a、20bは前述し
た通り中層ガラス20の両面に形成されるが、双方の電
極が同電位となるように、ヒートシール20cと20d
とをショートさせる。
【0021】次に、各ガラスの電極形成面に、ポリイミ
ド等で配向板を形成する。この時、上面ガラス10の内
面に配向板26を、中層ガラス20の上面に配向板27
を形成する。また中層ガラス20の下面に配向板28
を、下面ガラス30の内面に配向板29を形成する。そ
れぞれの配向板には、液晶分子の向きを規定するための
微細な溝を多数形成してある。それぞれの配向板によっ
て規定される液晶分子の向きは、配向板26によってが
縦、配向板27によってが横、配向板28によってが
横、配向板29によってが縦となる。すなわち上、下両
液晶層における液晶分子の配列は、液晶層内部にて90
度、ないし270度、ツイストされることになる。
【0022】こうして電極の形成されたガラスを積層
し、接着剤40によって封止する。接着剤はガラス層を
封止する。ガラス間の間隔は、この実施例においては約
10μ程度に設定してある。次いで接着剤に一部開口部
を形成し、この開口部から液晶を注入した後、再封止す
ることによって上、下、両液晶層が形成される。さら
に、偏光板24、偏光板25、および反射板35を形成
して表示パネルを完成する。ここで偏光板24、25
は、いずれも縦方向の偏波を通過させる。
【0023】次に、この発明の液晶表示パネルのオン・
オフ動作について図4を用いて説明する。図4はこの発
明の液晶表示パネルの断面拡大図であり、電極間電圧な
しの場合を図4(a)に、電圧を印加した場合を図4(b)
に、それぞれ示したものである。以下の説明では、簡単
のために液晶分子のツイスト状態は90度であるものと
する。
【0024】まず、電極間電圧なしの状態を説明する。
図4(a)に示す表示素子Aは、電圧を印加されておら
ず、そのため上側、下側両液晶層とも、液晶分子は90
度ツイストしている。
【0025】表示パネルに入射した入射光は、まず偏光
板24を通過することによって縦方向の偏波成分のみが
上面ガラス10に入射する。この縦方向の偏波成分は上
面ガラス10を通過し、上側液晶層11に入射する。そ
して上側液晶層11を通過する間に偏波が縦方向から9
0度ツイストされ、横方向の偏波成分に変換されて、中
層ガラス20に到達する。
【0026】中層ガラス20に到達した横方向の偏波成
分は、これを通過して次に下側液晶層12に入射する。
ここでは液晶分子によって偏波が横方向から90度ツイ
ストされ、縦方向の偏波成分に変換されて偏光板25に
到達する。偏光板25は、前述した通り縦方向の偏波を
通過させるように配置されているため、入射光はこれを
通過し、反射板35に到達する。
【0027】反射板35によって反射された入射光、正
確には入射光の縦方向の偏波成分は、これまでと逆の経
路をたどって表示パネル外部に出射する。すなわち、電
極間に電圧が印加されていない状態では、その表示素子
は明状態となる。
【0028】次に、電極間に電圧が印加されている状態
について説明する。図4(b)に示す表示素子Bは、セグ
メント電極10a、コモン電極20aとにより電圧を印
加されている。このため上側液晶層11において、これ
らの電極間の液晶分子のツイスト状態が解除されてい
る。
【0029】表示パネルに入射した入射光のうち、縦方
向の偏波成分のみが偏光板24、そして上面ガラス10
を通過して上側液晶層11に入射されるところまでは、
電極間電圧なしの場合について説明したと同様である。
しかし、上側液晶層11に入射した縦方向の偏波成分
は、液晶分子のツイスト状態が解除されているために偏
波方向を変換されることなく、縦方向の偏波のまま中層
ガラス20に到達する。
【0030】中層ガラス20に到達した縦方向の偏波成
分は、これを通過して次に下側液晶層12に入射する。
ここで下側液晶層には電圧が印加されておらず、従って
液晶分子のツイスト状態は維持されている。前述した通
り、下層液晶層における液晶分子の方向は配向板28に
よって横方向に規定されている。すなわち、入射した光
は、偏波方向が液晶分子の向きと直交しているため、こ
れ以上進行することができない。
【0031】この結果、この光は液晶表示パネル外部に
出射することはない。すなわち、電極間に電圧を印加し
た状態では、その表示素子は暗状態となる。
【0032】このようにして、各表示素子におけるオン
・オフ制御が実現される。なお上記は、液晶分子のツイ
スト状態を90度として説明したが、ツイスト状態が2
70度であっても、入射光の偏波が縦・横変換される点
では等価であり、これもこの発明の技術的範囲に含まれ
る。また反射板35を設けて、光が液晶表示パネルの外
部から供給されるものとして説明したが、反射板35の
替わりに適当な照明手段(いわゆるバックライト等)に
よって光を得るようにしても良い。この場合であって
も、電極間に電圧が印加されていない時には表示素子が
明状態となり、電極間に電圧が印加されていない場合に
は、表示素子は暗状態となる。
【0033】近年では特に、1画面を上下に2分割し、
それぞれの領域にコモン電極を240列配置する構成が
採用されることが多い。これは、1領域あたり240列
のコモン電極を制御することとなるので、1/240デュー
ティー制御と呼ばれる。これに対し、画面全体を1領域
として制御する場合は1/480デューティー制御と呼ばれ
る。
【0034】1/240デューティー制御は、画面を2領域
に分割したことにより、1領域あたりコモン電極の数を
半分にすることができ、表示スピード、コントラストに
優れている。一方このような構成では、2分割したそれ
ぞれの領域について640ドット分のセグメント電極が
必要となる。すなわち、画面全体を1領域として制御す
る構成に比較して、2倍のセグメント電極端子が必要と
なり、端子間ピッチが微細となる。
【0035】図5は、一般に用いられている液晶表示パ
ネルの電極端子の引き出し方について示した図である。
図5(a)は1/480デューティー制御の場合の端子構造を示
したものであり、図5(b)は1/240デューティー制御の場
合の端子構造を示したものである。いずれも、液晶表示
パネルを横方向から見た場合の端子の引き出し方につい
て示したものである。
【0036】図5(a)では、表示パネル上面にセグメン
ト電極を、表示パネル下面にコモン電極を配置してい
る。ここで、セグメント電極は640ドット分を同一方
向(図面右方向)に、コモン電極は480ドット分を同
一方向(図面と垂直方向)に引き出している。次に図5
(b)では、画面を領域1と領域2との2領域に分割して
いるため、それぞれの領域ではコモン電極の数は通常の
半分、すなわち240ドットで足りる。一方、セグメン
ト電極はそれぞれの領域で全ドット分が必要となるた
め、全体としては1/480デューティー制御の場合と比較
して2倍の端子数が必要となる。
【0037】しかしながらこの発明を適用すれば、1/24
0デューティー制御の場合であってもセグメント電極の
端子間ピッチを広く取ることが可能である。以下、図6
を用いてこの発明の電極の引き出し方について説明す
る。
【0038】表示パネルは、これまで説明したように
上、下液晶層を有する。そして表示素子の制御上、領域
1と領域2との2領域に分割されている。それぞれの領
域には、上面にセグメント電極61aおよびセグメント
電極61bが形成されている。それぞれの領域の下面に
は、セグメント電極62aおよびセグメント電極62b
が形成されている。これらのセグメント電極は、それぞ
れが図面と水平方向に引き出されており、セグメント電
極61aおよび62aは図面左方向に、セグメント電極
61bおよび62bは図面右方向に引き出されている。
【0039】これらのセグメント電極は、これまで説明
したと同様、表示パネルの上面には奇数ドット分の電極
が形成され、表示パネルの下面には偶数ドット分の電極
が形成され、全体として領域1、領域2ともに640ド
ット分の電極が形成されている。すなわち、セグメント
電極61a、61bは奇数ドット分の電極であり、セグ
メント電極62a、62bは偶数ドット分の電極であ
る。
【0040】表示パネルにはさらに、コモン電極63
a、63b、64a、64bが形成されている。このう
ちコモン電極63aおよび64aは領域1に、コモン電
極63aおよび64bは領域2に形成されている。これ
らのコモン電極は、それぞれがセグメント電極と直角
に、すなわち図面と垂直方向に引き出される。
【0041】セグメント電極61aとコモン電極63a
とが一対となり、領域1の上側液晶層に電圧を印加す
る。同様にして、セグメント電極62aとコモン電極6
4aとが一対となり、領域1の下側液晶層に電圧を印加
する。領域2についても同様である。
【0042】このように構成すると、各々のセグメント
電極の端子数はそれぞれ320となる。すなわち、各セ
グメント電極のリード引き出しピッチを大きくとること
が可能であり、1/240デューティー制御の場合であって
も表示素子の高精細化に対応することができる。なお、
この場合コモン電極は全480ドット分が形成される
が、コモン電極は前述した通りセグメント電極に比較し
てピッチが大きく、全ドット分の電極を形成したとして
も問題は少ない。
【0043】以上の実施例では、中層ガラスを1枚と
し、その両面にコモン電極を形成した場合について説明
したが、上、下それぞれ別体の表示パネルとして製造し
た後、それらを貼り合わせて構成することも勿論可能で
ある。
【0044】なお、この実施例では液晶層の数を2とし
て説明したが、これは発明の技術的範囲を限定するもの
ではない。たとえばRGBカラー表示を行うディスプレ
イのためには、RGB各色に対して1層を形成した3層
構造が考えられる等、液晶層の数は適宜選定されるもの
である。この場合、形成される液晶層が偶数の場合は、
表示パネル表裏の偏光板はいずれも同方向の偏波を通過
させるようにし、形成される液晶層が奇数の場合は、表
裏の偏光板はそれぞれ直交する偏波を通過させるように
しておけばよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、複数の液晶層を形
成し、各々の液晶層にセグメント電極を分割配置したた
め、セグメント電極の電極間ピッチ、および電極に接続
されるリードの引き出しピッチを大きくとることが可能
となる。
【0046】また、相互に隣接するセグメント電極をそ
れぞれ異なる液晶層に形成するため、画面横方向の素子
間ギャップを削除することができる。これにより表示品
質の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の液晶表示パネルを示す斜視図であ
る。
【図2】この発明の液晶表示パネルを示す断面図であ
る。
【図3】この発明の液晶表示パネルのより詳細な構造を
示す断面図である。
【図4】この発明の液晶表示パネルのオン・オフ動作を
説明する図である。
【図5】一般的な液晶表示パネルの電極端子の引き出し
方を示す図である。
【図6】この発明の液晶表示パネルの電極端子の引き出
し方を示す図である。
【符号の説明】
1・・・液晶表示パネル 10・・・上面ガラス 10a・・・セグメント電極 11・・・上側液晶層 12・・・下側液晶層 20・・・中層ガラス 20a、20b・・・コモン電極 24、25・・・偏光板 26、27、28、29・・・配向板 30・・・下面ガラス 30a・・・セグメント電極 35・・・反射板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 M列×N列(M、Nはいずれも正の整
    数)のドットマトリクス表示を行う液晶表示パネルにお
    いて、 前記液晶表示パネルは、複数の液晶層を積層して構成さ
    れ、 前記複数の液晶層はそれぞれが、一方の面に形成される
    第1群の電極列と、他方の面に形成され、前記第1群の
    電極列とともにマトリクスを構成する第2群の電極列と
    を有し、 前記M列ないしN列のいずれか一方のドット列が、順
    次、前記複数の液晶層各々の第1群の電極列に割り当て
    られていることを特徴とする、多層液晶表示パネル。
  2. 【請求項2】 前記液晶表示パネルは、偶数個の液晶層
    を積層して構成され、 前記液晶表示パネルの表面に形成され、入射光の任意の
    方向の偏波を通過させる偏光フィルタと、 前記液晶表示パネルの裏面に形成され、前記表面の偏光
    フィルタと同方向の偏波を通過させる偏光フィルタを有
    することを特徴とする、請求項1記載の多層液晶表示パ
    ネル。
  3. 【請求項3】 前記液晶表示パネルは、奇数個の液晶層
    を積層して構成され、 前記液晶表示パネルの表面に形成され、入射光の任意の
    方向の偏波を通過させる偏光フィルタと、 前記液晶表示パネルの裏面に形成され、前記表面の偏光
    フィルタと直交する方向の偏波を通過させる偏光フィル
    タを有することを特徴とする、請求項1記載の多層液晶
    表示パネル。
  4. 【請求項4】 前記複数の液晶層各々の第1群の電極列
    は、 見かけ上任意量重ねあわせて配置されていることを特徴
    とする、請求項2ないし3記載の多層液晶表示パネル。
  5. 【請求項5】 M列×N列(M、Nはいずれも正の整
    数)のドットマトリクス表示を行う液晶表示パネルにお
    いて、 前記液晶表示パネルは、第1および第2の表示領域に区
    分されている液晶層を複数積層して構成され、 前記複数の液晶層はそれぞれが、一方の面に形成される
    第1群の電極列と、他方の面に形成され、前記第1群の
    電極列とともにマトリクスを構成する第2群の電極列と
    を有し、 前記第1群の電極列は、第1の表示領域に対応する第1
    の電極列と、第2の表示領域に対応する第2の電極列に
    よって構成され、 前記M列ないしN列のいずれか一方のドット列が、順次
    前記複数の液晶層各々の第1群の電極列に割り当てられ
    ていることを特徴とする、多層液晶表示パネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009271318A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Denheki Kaihatsu Kk 液晶表示装置
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