JPH0729474Y2 - 風洞における地面効果試験装置 - Google Patents

風洞における地面効果試験装置

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JPH0729474Y2
JPH0729474Y2 JP1987034374U JP3437487U JPH0729474Y2 JP H0729474 Y2 JPH0729474 Y2 JP H0729474Y2 JP 1987034374 U JP1987034374 U JP 1987034374U JP 3437487 U JP3437487 U JP 3437487U JP H0729474 Y2 JPH0729474 Y2 JP H0729474Y2
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JP
Japan
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wind tunnel
ground plate
ground
effect test
test equipment
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JP1987034374U
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JPS63142736U (ja
Inventor
勝昌 杉山
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、航空機等の風洞試験において、離・着陸時の
空力特性を調べるために地面を模擬した試験を行う時に
使用する地面効果試験装置に関する。
〔従来の技術〕
航空機が離・着陸する場合は、地面近くにあるため地面
より航空機の飛行特性等が影響をうける。これを事前に
風洞試験で調べる場合、通常、地面板により地面を模擬
して行われる。
従来この種の風洞試験を行う場合には、第5図に示すよ
うに、アングル材5を左右風洞壁にとりつけ、これに地
面板2をとりつけていた。通風時に地面板2が振動した
り、変形したりするので補強材6を下面風洞壁にとりつ
け補強していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来は、上記のように第5図に示すように、アングル材
及び補強材を風洞壁にとりつけ、それらに地面板をとり
つけていた。この場合、地面を模擬するため、風洞全
幅、模型前後にも胴体長を越えて広範囲に地面板をとり
つける必要があり、地面板取付のために3〜4人で約1
日の時間を要し、大変な作業であった。また従来の方式
では、地面の高さ(地面板の上下方向の位置)を変化す
るためには、1度地面板、アングル、補強材を取外し
て、アングルの位置を変えて、補強材をつけ直す必要が
あるので、上記と同様の労力と時間を要していた。
本考案は以上の問題点を解消させて、地面効果風洞試験
を行うことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成させるために、本考案では風洞計測部を
形成する風洞壁の底面とほゞ平行に配置された地面板、
風洞壁を貫通して設けられ前記地面板を支持する支持
部、及び風洞外に配設されて前記支持部を駆動し、前記
地面板を前記底面とほゞ平行状態を保持して変位させる
油圧アクチュエータ等の駆動装置を有する構成を採用し
た。
〔作用〕
本考案では、油圧アクチュエータ等の駆動装置によって
上記のように地面板が風洞内で風洞壁の底面とほゞ平行
状態を保持して移動されて任意の位置にセットされ、広
範囲の地面効果の試験を迅速に行うことができる。しか
もこの地面板の移動は風洞運転中に行うことも可能であ
る。
また、本考案では、油圧アクチュエータを使用するた
め、位置決めは正確に、任意の地面高さにセットでき
る。また油圧は強力であるため従来木製であった地面板
を金属製にすることも可能である。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図ないし第4図を参照して説明
する。
本実施例においては、風洞壁1の四面のうちの一面(本
実施例では下面)を二重構造として、風洞内側のものを
可動できる地面板2とし、これを支持部4にとりつけ、
油圧アクチュエータ3により、地面板2は上下に移動す
るようになっている。即ち、第4図に示すように風洞の
下壁を上下に移動できるように貫通する地面板2の支持
部4の下端は、油圧アクチュエータ3のシリンダ3′に
取付けられている。サーボバルブ9は、ポンプ11による
圧油をピストン3″によって区劃されているシリンダ
3′の上下いづれか一方の室に導入し、他方の室から圧
油を油槽10に排出するよう構成されている。上記ピスト
ン3″は固定部に取付けられ固定されていて、上記圧油
の給排によってシリンダ3′は上下に移動し、これに伴
って支持部4を介して地面板2が上下に移動する。第4
図において、10はシリンダ3′の位置、従って地面板2
の位置を検出するポテシオメータ、12は圧油の圧力調整
のためのリリーフバルブである。
本実施例において、模型を装着した状態は第2図に示さ
れる。模型7は模型支持装置8によって風洞壁1の上壁
に取付けられ、同支持装置8を調節することによって模
型の姿勢は任意に変えられるようになっている。
本実施例の操作フローが第3図に示されている。地面板
位置をセットすることによって、風洞運転席から発せら
れる指令はサーボバルブ9に伝えられ、これにより油圧
アクチュエータ3の位置が制御され、地面板2の位置が
制御される。地面板高さはポテンショメータ10で検出さ
れ、風洞運転席に表示、確認される。
従来は、地面板2の上下方向の位置を固定して、模型の
姿勢を変えて風洞試験(通風して模型に作用する空気力
を測定する)を行っていた。この方式では、航空機が実
際に離陸着陸することを完全には模擬しておらず、風洞
を停止して、地面板2の上下位置を何回も人力で変えて
上記風洞試験を行い、データ処理の段階で、利用し易い
データ表示にしていた。
しかるに本実施例では、風洞運転中(風洞試験中)に、
油圧アクチュエータ3を作動させることによって地面板
2の上下位置が変化できるので、航空機が実際に離陸着
陸することを完全に模擬した試験が可能となる。
即ち模型支持装置8で支持された模型7の姿勢を一定に
しておき、地面板2の高さを任意の位置に設定すること
もできるし、模型7の姿勢を変えかつ地面板2の高さも
任意の位置に設定でき、容易に実際を模擬した離陸着陸
時相当の風洞試験が可能となる。
また、本実施例においては、油圧アクチュエータ3で地
面板2を上下動させているために、位置ぎめは正確で、
強力であって、地面板2は重くても良く、金属性または
木製(従来は人間が行っていたので、木製であった)い
ずれでもよく、従来の問題を解消させて地面板セットが
可能となった。
なお、本実施例では、地面板を風洞下面に設けている
が、本考案はこれに止まらず風洞の任意の面に地面板を
設けることができる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は次の効果を有する。
(1)地面板は油圧アクチュエータ等の駆動装置によっ
て移動され、風洞内の任意位置にセットされるので、各
種の地面効果試験を迅速に行うことができる。
(2)上記地面板の移動は風洞運転中に行うことができ
る。従って航空機の離陸着陸を十分に模擬した試験を行
うことも可能である。
(3)地面板の移動には、油圧アクチュエータ等の駆動
装置を用いているので地面板の位置決めは正確に迅速に
行われる。また強力な油圧を用いることによって従来木
製であった地面板を金属製に変えることもできる。
(4)地面板の移動に要する労力、時間は大巾に短縮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、 第2図は同実施例において風洞模型を装着した場合の縦
断面図、 第3図は同実施例の操作フローを示す説明図、 第4図は同実施例の要部の説明図、 第5図は、従来の風洞試験装置の説明図である。図面中 1は風洞壁,2は地面板,3は油圧アクチュエータ,4は支持
部,7は模型,8は模型支持装置,をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】風洞計測部を形成する風洞壁の底面とほゞ
    平行に配置された地面板、前記風洞壁を貫通して設けら
    れ前記地面板を支持する支持部、及び風洞外に配設され
    て前記支持部を駆動し、前記地面板を前記底面とほゞ平
    行状態を保持して変位させる駆動装置を有することを特
    徴とする風洞における地面効果試験装置。
JP1987034374U 1987-03-11 1987-03-11 風洞における地面効果試験装置 Expired - Lifetime JPH0729474Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987034374U JPH0729474Y2 (ja) 1987-03-11 1987-03-11 風洞における地面効果試験装置

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JP1987034374U JPH0729474Y2 (ja) 1987-03-11 1987-03-11 風洞における地面効果試験装置

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Publication Number Publication Date
JPS63142736U JPS63142736U (ja) 1988-09-20
JPH0729474Y2 true JPH0729474Y2 (ja) 1995-07-05

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ID=30842861

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JP1987034374U Expired - Lifetime JPH0729474Y2 (ja) 1987-03-11 1987-03-11 風洞における地面効果試験装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5229899Y2 (ja) * 1972-07-19 1977-07-08
JPS58134749U (ja) * 1982-03-05 1983-09-10 三菱重工業株式会社 可変縮流胴

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Publication number Publication date
JPS63142736U (ja) 1988-09-20

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