JPH07294229A - 角度分割装置 - Google Patents

角度分割装置

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JPH07294229A
JPH07294229A JP11389694A JP11389694A JPH07294229A JP H07294229 A JPH07294229 A JP H07294229A JP 11389694 A JP11389694 A JP 11389694A JP 11389694 A JP11389694 A JP 11389694A JP H07294229 A JPH07294229 A JP H07294229A
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JP
Japan
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pulses
rotating object
divided
pulse
counting
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JP11389694A
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Inventor
Naoki Kawamata
直樹 川又
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドップラーパルスを利用して回転物体の円周
方向を複数領域に分割する角度分割装置を得ること。 【構成】 光源手段からの光束を回転物体に入射させ、
該回転物体からの散乱光の周波数の偏移に基づくドップ
ラーパルスを光学ヘッドにより検出し、該光学ヘッドか
らのドップラーパルスの数をカウント手段でカウントし
て該回転物体の1周期分のドップラーパルス数を求め該
1周期分のドップラーパルス数を該回転物体の角度方向
を複数領域に分割する分割数で割り、該分割した1領域
当りのドップラーパルス数を用いて該回転物体の角度方
向を複数領域に分割したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転する円盤状又は円筒
形状の回転物体上の角度方向(円周方向)を複数領域に
分割する角度分割装置及びそれに使用可能な回転物体角
度検出装置に関し、特に回転物体の回転速度に基づいて
得られる、所謂ドップラーパルスを利用して回転物体の
角度方向を複数領域に分割する角度分割装置に良好に適
用できる。
【0002】
【従来の技術】従来よりコンピュータ等の情報処理装置
に用いる記憶再生手段として、例えば磁性体を塗布した
円盤が用いられている。この円盤に磁気ヘッドを用いて
磁気的に信号(情報)を書き込む場合、予め円盤上に磁
気ヘッドの位置決めのための情報を書き込んでおく必要
がる。そのため、本来の情報の書き込み用ヘッドとは別
に専用のクロックヘッドを用いて円盤上の未使用領域、
主に最外周部分に高い周波数のパルスを始めに記録して
いる。そしてそのパルスを基準にして円盤上の領域を円
周方向に複数に分割するようにした角度分割装置が従来
より種々と提案されている。
【0003】図2は円盤の円周方向(角度方向)を複数
領域に分割したときの概略図である。同図において、1
は分割すべき円盤である。図は円盤1上をN等分した様
子を示している。点aから点bまでの間が分割したとき
の1つの領域を表す。ここで分割は必ずしも等間隔であ
る必要はないが、通常は当間隔であり空間的に正確に分
割されていること、言い換えると正確な角度に分割され
ていることが求められている。
【0004】信号(情報)は円盤上の同心円状のトラッ
クに領域毎に書き込まれる。そのため位置決めは各領域
の先頭に書き込まれた位置決めのための情報(サーボパ
ターン)を読み出すことによりなされる。このため、分
割される領域は各同心円の間でずれなく正確に分割され
ることが要求される。
【0005】図7は従来の角度分割装置の要部概略図で
ある。同図において、1は円盤であり、スピンドルモー
タ(不図示)によって回転している。12はクロックヘ
ッドであり、時間的に正確なクロックパルスを円盤1の
未使用領域に書き込み、また前記クロックパルスを読み
出している。1dは記録したクロックパルス信号であ
る。3はカウンタであり、クロックヘッドからの検出し
たパルスを数えている。4は1周パルス数メモリであり
円盤1の1周分のパルス数を記憶している。5は分割数
データであり、円盤1の1周分を何分割するかを表して
いる。
【0006】6は除算器であり、1周パルス数メモリ4
の内容を分割データ5からの分割数Nで割って分割領域
1つ当りの分割パルス数を求めている。7は分割パルス
数メモリであり、分割領域当りのパルス数を記憶してい
る。8は比較器であり、分割パルス数とカウンタの値を
比較して分割領域の分割基準パルスを出力している。
【0007】9は信号処理部であり、磁気ヘッド11を
通してデータを書き込みまた読み出している。10はボ
イスコイルモータ(以下「VCM」という。)であり、
磁気ヘッド11を円盤1の半径方向に駆動している。磁
気ヘッド11はデータを書き込みまた読み出している。
図中、細い線はパルス信号、太い線はデータバスを表し
ている。
【0008】同図ではスピンドルモータで回転している
円盤1に対しクロックパルス回路(不図示)からの時間
的に正確なクロックパルスをクロックヘッド12によっ
て円盤1の未使用領域に書き込んでいる。1周期分のク
ロックパルスの数はあらかじめ定められており、正しい
数のパルスの書き込みが行われるまで、クロックパルス
の周波数を変化させて書き込みが行われる。
【0009】次にクロックヘッド11は書き込んだクロ
ックパルスを読みだしカウンタ3で数えてそのパルス数
を1周パルス数メモリ4に記憶する。この値は除算器6
で分割数データ5からの分割数で割り算されて1領域当
りのパルス数として分割パルス数メモリ7に記憶してい
る。
【0010】カウンタ3で数えられたパルス数は比較器
8で1領域当りのパルス数と比較する。比較器8は1領
域のパルス数を数え、このときのパルス数を基準パルス
として信号処理部9に送る。同時にカウンタ3に対しク
リアパルスを送り、次の分割領域を0からカウントする
準備をする。
【0011】信号処理部9は分割のための基準パルスを
受け取ると、磁気ヘッド11によって円盤1の上に領域
を区切るための信号を書き込む。VCM10は半径方向
位置決め装置(不図示)によって磁気ヘッド11を半径
方向に決められた間隔で順々に位置決めしている。そし
て該磁気ヘッド11により円盤1の同心円上に等角度で
放射状の分割基準位置信号を形成している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図7に示す角度分割装
置では、クロックパルスは時間を基準としているため、
回転速度の変動はそのまま角度分割精度に影響する。回
転速度変動の影響を低減し、分解能を上げるためクロッ
クパルスの書き込み時のみ円盤の回転を遅くすることも
あり、このことがスループットを上げられない原因とな
っている。さらにクロックヘッドが円盤に接触するなど
して不良品を作ることがあるという問題点があった。
【0013】このように従来の角度分割装置は精度を上
げようとすると回転速度の変動の影響を受けるという問
題点があった。
【0014】本発明はドップラーパルスを利用して円板
等の円周方向を高精度に角度検出あるいは複数領域に高
精度に分割できる装置と、それを可能にする回転物体の
提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の角度分割装置
は、 (1−1)光源手段からの光束を回転物体に入射させ、
該回転物体からの散乱光の周波数の偏移に基づくドップ
ラーパルスを光学ヘッドにより検出し、該光学ヘッドか
らのドップラーパルスの数をカウント手段でカウントし
て該回転物体の1周期分のドップラーパルス数を求め該
1周期分のドップラーパルス数を該回転物体の角度方向
を複数領域に分割する分割数で割り、該分割した1領域
当りのドップラーパルス数を用いて該回転物体の角度方
向を複数領域に分割したことを特徴としている。
【0016】(1−2)光源手段からの光束を回転物体
に入射させ、該回転物体からの散乱光の周波数の偏移に
基づくドップラーパルスを光学ヘッドにより検出し、該
光学ヘッドからのドップラーパルスの数をカウント手段
でカウントし、信号生成手段により該カウント手段に対
してカウント開始とカウント終了のパルス信号を決定
し、該カウント開始とカウント終了のパルス信号間のパ
ルス数を第1記憶手段に記憶し、該第1記憶手段に記憶
したパルス数を除算手段で該回転物体の角度方向を複数
領域に分割する分割数で割り、該除算したパルス数を第
2記憶手段に記憶し、該第2記憶手段に記憶したパルス
数と該カウント手段でカウントしたパルス数とを比較手
段で比較して分割基準パルスを生成し、該分割基準パル
スを利用して該回転物体の角度方向を複数領域に分割し
たことを特徴としている。
【0017】特に(1−2−1)前記回転物体はリング
状の反射領域と前記光学ヘッドでは検出できない基準位
置検出領域とを有し、前記信号生成手段は該基準位置検
出領域からの散乱光を検出して、前記カウント手段に対
してカウント開始とカウント終了のパルス信号を決定し
ていること、(1−2−2)前記回転物体はリング状の
反射領域と該リング状の反射領域中に該反射領域の拡散
反射率とは異なる基準位置検出領域とを有しており、前
記光学ヘッドにより該基準位置検出領域からの散乱光を
検出して前記カウント手段に対するカウント開始とカウ
ント終了のパルス数を決定していること、等を特徴とし
ている。
【0018】また本発明に係る回転物体は、 (1−3)光源手段からの光束を回転物体に入射させた
ときの該回転物体から生じる散乱光の周波数の偏移に基
づくパルス数を検出し、該パルス数を利用して該回転物
体の角度方向を複数領域に分割する際、該回転物体は回
転軸を中心とするリング状の拡散反射領域を有している
ことを特徴としている。
【0019】また本発明に係る角度検出装置は、 (1−4)光源手段からの光束を回転物体に入射させ、
該回転物体からの散乱光の周波数の偏移に基づくドップ
ラーパルスを光学ヘッドにより検出し、該光学ヘッドか
らのドップラーパルスの数をカウントすることによって
該回転物体の回転角度を検出したことを特徴としてい
る。
【0020】
【実施例】図1は本発明の実施例1の要部ブロック図で
ある。本実施例はハードディスクのサーボトラックライ
タに適用した場合を示している。
【0021】図中、1は円盤であり、スピンドルモータ
(不図示)により回転している。2は光学ヘッドであ
り、レーザ光を円盤に照射し、円盤からの拡散反射光を
検出して円盤1の回転速度に基づいたドップラーパルス
を生成している。3はカウンタ手段(カウンタ)であ
り、光学ヘッド2で検出したドップラーパルスを数えて
いる。4はメモリーであり、円盤1の1周分のパルス数
を記憶している。
【0022】5は分割数データであり、円盤1の1周分
を何分割するかを表わしている。6は除算器であり、メ
モリ4の内容を分割数データ5からの分割数Nで割って
分割領域1つ当りのパルス数を求めている。7はメモリ
であり、分割領域1つ当りのパルス数(分割パルス数)
を記憶している。8は比較器であり、分割パルス数とカ
ウンタ3からの値を比較して分割領域の分割基準パルス
を出力している。9は信号処理部であり、磁気ヘッド2
を通してデータを書き込みまた読み出している。
【0023】10はボイスコイルモータ(VCM)であ
り、磁気ヘッド11を円盤1の半径方向に駆動してい
る。磁気ヘッド11はデータを書き込みまた読み出した
りしている。図中、細い線はパルス信号、太い線はデー
タバスを表わしている。
【0024】光学ヘッド2で得られるドップラーパルス
は照射している物体(円盤)の速度(回転速度)に比例
した周波数となる。本実施例では、このドップラーパル
スをカウントすることにより速度情報を求めている。
【0025】今、光学ヘッド2を固定したとき、測定対
象としているのは円盤1上の円周Cであり、スピンドル
モータの回転に偏心があったとしても1周の長さは同じ
であり、この円周に対応するクロックパルス数は回転速
度の変動に拘らず一定となる。更に本発明では、最終的
に使用する状態でクロックパルスの書き込みを行なうの
で基本的に偏心の問題は残らない。
【0026】1周分のクロックパルス数をカウントする
ためには回転の基準となる信号が必要である。そのため
の方法として、VCM10で磁気ヘッド11を半径上の
ある位置に固定して基準となる信号を書き込んでいる。
次に磁気ヘッド11で基準信号を読み取りクリアラッチ
信号を出して基準信号から基準信号までの間のパルス数
をカウンタ3でカウントしている。
【0027】カウンタ3からのパルス数を1周パルス数
メモリ4に記憶する。この値は除算器6で分割数データ
5で割り算して、1領域当りのパルス数として分割パル
ス数メモリ7に記憶している。1分割領域当りのパルス
数が整数にならないときは1パルスの範囲で整数になる
ように調整している。
【0028】例えば、小数点以下を切り捨てた値をnと
し、 m=1周パルス数−(n×N) とするとN−m個のnパルスの領域とm個のn+1のパ
ルスの領域ができる。
【0029】例えば、1周パルス数が3003個で、分
割数N=30のとき、 3003÷30=100.1 従って、n=100であり、前記計算式から m=3003−(100×30)=3 これにより3個の101パルス領域と、27個の100
パルス領域で30個に分割される。従って分割パルス数
メモリ7は分割番号とそれに対応するパルス数のテーブ
ルの形となる。
【0030】本実施例ではドップラーパルスをそのまま
用いた方法を説明したが、必要に応じて電気的あるいは
信号処理的な手段でさらにパルス数を増やして従来例の
クロックパルスと同様の方法をとることもできる。
【0031】カウンタ3で数えられたパルス数は比較器
8で1領域当りのパルス数と比較している。比較器8は
1領域分のパルスを数えたときに信号処理部9に分割基
準パルスを送る。同時にカウンタ3に対しクリアラッチ
信号を送り次の領域を0からカウントする準備をする。
【0032】信号処理部9は分割基準パルスを受け取る
と磁気ヘッド11によって円盤1の上に領域を区切るた
めの信号を書き込む。VCM10は半径方向位置決め装
置(不図示)によって半径方向に決められた間隔で順々
に位置決めし、これにより円盤1の同心円上に等角度で
放射状の分割基準位置信号を形成している。
【0033】尚、図中、光学ヘッド2は円盤1に対して
垂直になっているが、ドップラーパルスが得られれば垂
直である必要はなく、回転軸に対して水平又は斜めに位
置していても良い。本実施例に係る円盤1のリング状の
拡散反射をする反射領域Cは円盤1に予め形成しておい
たり、又は後から貼付したりして形成している。
【0034】図3は本発明の実施例2の要部ブロック図
である。本実施例もハードディスクのサーボトラックラ
イタに適用した場合を示している。図3において、図1
で示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0035】ハードディスクの表面は鏡面状に仕上げら
れることがある。このときはドップラーパルスはハード
ディスクの表面からは得られない。そこで本実施例で
は、ドップラーパルス検出用リング16を円盤1の記録
領域外の部分に貼り付けている。又はハードディスクの
製作時にドップラーパルス用の反射領域を作っておい
て、検出用リング16の代わりに用いても良い。
【0036】本実施例では検出用リング16から拡散反
射を受ける以外は実施例1と同じである。検出用リング
16はレーザ光からドップラーパルスを得られればよ
く、レーザ光の当たる部分をカバーできればどの位置に
貼り付けてもよい。
【0037】図4は本発明の実施例3の要部ブロック図
である。本実施例もハードディスクのサーボトラックラ
イタに適用した場合を示している。図中、図1で示した
要素と同一要素には同符番を付している。
【0038】先の実施例1で説明したように本方式で
は、円盤1の回転の基準となる信号が1周につき1回必
要である。先の実施例1,2において磁気ヘッド11に
よって基準位置信号を検出する方法ではサーボトラック
ライト中に磁気ヘッド11が移動すると基準位置信号が
検出できない場合がある。このためドップラーパルスの
検出もれ(ドロップアウト)が発生するとセクター位置
が徐々にずれてくる場合がある。セクター位置決めを正
確に行なうためには磁気ヘッド11の位置に拘らず、回
転基準信号が検出できることが望ましい。
【0039】そこで本実施例では、検出用リング16に
回転基準となる回転基準領域18を設けている。この回
転基準領域18はレーザ光を受光する第1の光学ヘッド
2の出力には影響を及ぼさない。一方、回転基準領域1
8を検出するための第2の光学ヘッド17を設け、この
第2の光学ヘッド17の出力を回転基準信号(クリアラ
ッチ信号)としてカウンタ3に入力している。
【0040】本実施例では磁気ヘッド11の位置に関係
なく基準位置信号(クリアラッチ信号)が取得可能であ
り、磁気ヘッド11の位置決めの都度、基準位置信号か
ら1番目の分割を開始している。そして最終N番目の分
割領域の比較器8からの出力と1周毎の回転基準信号と
にタイミングのずれがあるときは分割が失敗したものと
判断し、磁気ヘッド11を次のトラックに移動すること
なく、消去後、分割をやり直すようにしている。
【0041】本実施例では回転基準領域18を含む検出
用リング16を貼り付ける方法について述べたが、回転
基準領域18も含んだリング状の検出部分を予め作り込
んでおいても良いし、また検出用リング16の領域のみ
を作り込んでおき回転基準領域18を貼り付けても良
い。
【0042】図5は本発明の実施例4の要部ブロック図
である。本実施例もハードディスクのサーボトラックラ
イタに適用した場合を示している。図中、図1で示した
要素には同符番を付している。
【0043】先の実施例3では回転基準領域18の検出
に第2の光学ヘッドを用いていたが、本実施例では第2
の光学ヘッドを用いることなく反射率の変化をゲイン調
整回路19で検出し、これより回転基準領域18を検出
するようにしている。このため第1の光学ヘッド2に反
射率の変化による光量の変化を補正するためのゲイン調
整回路19を予め備えている。
【0044】これにより光量が変化しても正しいドップ
ラーパルスが得られるようにしている。実施例1から3
まではゲイン調整後のドップラーパルスを使っていたた
め、図中には示していない。これに対して本実施例では
ゲイン調整回路19によって検出用リング16の回転基
準領域18を光量の変化で検出している。検出用リング
16は反射率が一様になるように作られているので回転
基準領域18は光量を測定することで検出可能である。
本実施例は元々備わっているゲイン調整回路の機能の一
部を使うことで第2の光学ヘッドを用いることなく、実
施例3と同等の機能を実現している。
【0045】本実施例では回転基準領域18を含む検出
用リング16を貼り付ける方法について述べたが、回転
基準領域18も含んだリング状の検出部分を予め作り込
んでおいても良いし、検出用リング16の領域のみを作
り込んでおき回転基準領域を貼り付けても良い。
【0046】図6は本発明の実施例5の要部ブロック図
である。本実施例はハードディスクのサーボトラックラ
イタに適用した場合を示している。図中、図1で示した
要素と同一要素には同符番を付している。
【0047】本実施例は光学ヘッド2からのドップラー
パルスをクロックヘッド12に入力し、ドップラーパル
スをクロック信号(クロックパルス信号)として記録し
ている。ドップラーパルスは位置変動に比例して発生す
るので、これを用いることにより円盤1の回転ムラの影
響を受けずにクロックパルスの記録を行なっている。特
に本実施例では、空間的に正確なクロックパルス信号を
得ており、円盤1の回転ムラの影響を受けず、角度の比
例した正確なクロックパルスの書き込みを容易にしてい
る。
【0048】本実施例ではスピンドルモータで回転して
いる円盤1に対し光学ヘッド2からのドップラーパルス
を用いてクロックヘッド12によって円盤1の未使用領
域に書き込んでいる。次にクロックヘッド11は書き込
んだクロックパルスを読み出しカウンタ3で数えて、そ
のパルス数を1周パルス数メモリ4に記憶している。こ
の値は除算器6で分割数データ5からの分割数で割り算
されて1領域当たりのパルス数として分割パルス数メモ
リ7に記憶している。1分割領域当りのパルス数が整数
にならないときは1パルスの範囲で整数になるように調
整している。
【0049】例えば、小数点以下を切り捨てた値をnと
し、 m=1周パルス数−(n×N) とするとN−m個のnパルスの領域とm個のn+1パル
スの領域ができる。従って分割パルス数メモリ7は分割
番号とそれに対応するパルス数のテーブルの形となる。
【0050】カウンタ3で数えられたパルス数は比較器
8で1領域当りのパルス数と比較する。比較器8は1領
域分のパルスを数え、このときのパルス数を基準パルス
として信号処理部9に送る。同時にカウンタ3に対しク
リアパルスを送り次の分割領域を0からカウントする準
備をする。また分割パルス数メモリ7にインクリメント
信号を送りテーブルを1つ進めて次の分割領域のパルス
数と比較する。
【0051】本実施例では検出用リング16から拡散反
射を受ける以外は実施例1と同じである。検出用リング
16はレーザ光からドップラーパルスを得られればよ
く、レーザ光の当たる部分をカバーできればどの位置に
貼り付けてもよい。
【0052】信号処理部9は分割のための分割基準パル
スを受け取ると磁気ヘッド11によって円盤1の上に領
域を区切るための信号を書き込む。VCM10は半径方
向位置決め装置(不図示)によって磁気ヘッド11を半
径方向に決められた間隔で順々に位置決めしている。そ
して該磁気ヘッド11により円盤1の同心円上に等角度
で放射状の分割基準位置信号を形成している。
【0053】
【発明の効果】以上第1発明によれば、回転速度変動の
影響を受けず、非接触で高精度な角度分割が可能にな
る。
【0054】また第2発明によれば、ドップラーパルス
を利用して具体的に分割のための基準信号を回転速度の
変動によらず、非接触で高精度に生成することが可能に
なる。
【0055】また第3発明によれば、更にリング状の反
射領域を持つことで回転物体面の状態にかかわらずドッ
プラーパルスが得られ、これとは別の基準位置検出領域
からの散乱光検出でカウント開始、終了のパルス信号を
決定することで回転基準信号を回転毎に得ることができ
る。
【0056】また第4発明によれば、更にリング状の反
射領域を持つことで回転物体面の状態にかかわらずドッ
プラーパルスが得られ、これとは拡散反射率の異なる基
準位置検出領域からの散乱光検出でカウント開始、終了
とパルス信号を決定することで、回転基準信号を回転毎
に得ることができる。
【0057】また第5発明によれば、リング状の拡散領
域を有していることにより、上述のようなドップラーパ
ルスを利用した角度分割が可能な回転物体が実現され
る。
【0058】また第6発明によれば、回転速度変動の影
響を受けず、非接触で高精度な角度検出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部ブロック図
【図2】 円盤の円周方向を複数領域に分割するときの
説明図
【図3】 本発明の実施例2の要部ブロック図
【図4】 本発明の実施例3の要部ブロック図
【図5】 本発明の実施例4の要部ブロック図
【図6】 本発明の実施例5の要部ブロック図
【図7】 従来の角度分割装置の要部ブロック図
【符号の説明】
1 円盤(回転物体) 2 光学ヘッド 3 カウンタ手段 4 1周パルス数メモリ 5 分割数データ 6 除算器 7 分割パルス数メモリ 8 比較器 9 信号処理部 10 VCM 11 磁気ヘッド 16 検出用リング 18 回転基準領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段からの光束を回転物体に入射さ
    せ、該回転物体からの散乱光の周波数の偏移に基づくド
    ップラーパルスを光学ヘッドにより検出し、該光学ヘッ
    ドからのドップラーパルスの数をカウント手段でカウン
    トして該回転物体の1周期分のドップラーパルス数を求
    め該1周期分のドップラーパルス数を該回転物体の角度
    方向を複数領域に分割する分割数で割り、該分割した1
    領域当りのドップラーパルス数を用いて該回転物体の角
    度方向を複数領域に分割したことを特徴とする角度分割
    装置。
  2. 【請求項2】 光源手段からの光束を回転物体に入射さ
    せ、該回転物体からの散乱光の周波数の偏移に基づくド
    ップラーパルスを光学ヘッドにより検出し、該光学ヘッ
    ドからのドップラーパルスの数をカウント手段でカウン
    トし、信号生成手段により該カウント手段に対してカウ
    ント開始とカウント終了のパルス信号を決定し、該カウ
    ント開始とカウント終了のパルス信号間のパルス数を第
    1記憶手段に記憶し、該第1記憶手段に記憶したパルス
    数を除算手段で該回転物体の角度方向を複数領域に分割
    する分割数で割り、該除算したパルス数を第2記憶手段
    に記憶し、該第2記憶手段に記憶したパルス数と該カウ
    ント手段でカウントしたパルス数とを比較手段で比較し
    て分割基準パルスを生成し、該分割基準パルスを利用し
    て該回転物体の角度方向を複数領域に分割したことを特
    徴とする角度分割装置。
  3. 【請求項3】 前記回転物体はリング状の反射領域と前
    記光学ヘッドでは検出できない基準位置検出領域とを有
    し、前記信号生成手段は該基準位置検出領域からの散乱
    光を検出して、前記カウント手段に対してカウント開始
    とカウント終了のパルス信号を決定していることを特徴
    とする請求項2の角度分割装置。
  4. 【請求項4】 前記回転物体はリング状の反射領域と該
    リング状の反射領域中に該反射領域の拡散反射率とは異
    なる基準位置検出領域とを有しており、前記光学ヘッド
    により該基準位置検出領域からの散乱光を検出して前記
    カウント手段に対するカウント開始とカウント終了のパ
    ルス数を決定していることを特徴とする請求項2の角度
    分割装置。
  5. 【請求項5】 光源手段からの光束を回転物体に入射さ
    せたときの該回転物体から生じる散乱光の周波数の偏移
    に基づくパルス数を検出し、該パルス数を利用して該回
    転物体の角度方向を複数領域に分割する際、該回転物体
    は回転軸を中心とするリング状の拡散反射領域を有して
    いることを特徴とする回転物体。
  6. 【請求項6】 光源手段からの光束を回転物体に入射さ
    せ、該回転物体からの散乱光の周波数の偏移に基づくド
    ップラーパルスを光学ヘッドにより検出し、該光学ヘッ
    ドからのドップラーパルスの数をカウントすることによ
    って該回転物体の回転角度を検出したことを特徴とする
    角度検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0977194A2 (de) * 1998-07-29 2000-02-02 International Business Machines Corporation Atomspeicher

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0977194A2 (de) * 1998-07-29 2000-02-02 International Business Machines Corporation Atomspeicher
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