JPH07293985A - 断熱ダクトの製造方法 - Google Patents

断熱ダクトの製造方法

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JPH07293985A
JPH07293985A JP6092710A JP9271094A JPH07293985A JP H07293985 A JPH07293985 A JP H07293985A JP 6092710 A JP6092710 A JP 6092710A JP 9271094 A JP9271094 A JP 9271094A JP H07293985 A JPH07293985 A JP H07293985A
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shaped glass
axis
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Yoshinori Mita
義則 三田
Seiichi Kuboniwa
誠一 久保庭
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MAG Co Ltd
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MAGU KK
MAG Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調用配管として性能の優れた断熱ダクトを
連続的に製造する。 【構成】 帯状グラスウールマット8の供給と並行して
送りベルト6と帯状グラスウールマット8の間に帯状ガ
ラス繊維不織布10を連続的に送り込み、帯状ガラス繊
維不織布10を滑り管7にスパイラル状に巻き付け、更
にこの帯状ガラス繊維不織布10の表面に帯状グラスウ
ールマット8を巻回する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空調用配管等の保温ある
いは配管自体として用いる円筒状の断熱ダクトの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】連続して効率良く断熱ダクトを製造する
装置として本出願人は特開昭59−87130号公報及
び特開昭61−202828号公報に開示されるものを
提案している。
【0003】この装置は図3に示すように、送りベルト
100によって、帯状シート101をマンドレルと呼ば
れる芯金102の軸に対して斜めに供給することで芯金
102の軸回りに帯状シート101をスパイラル状に巻
回した滑り管103を形成し、次いで、熱硬化性樹脂を
含浸した帯状グラスウールマット104を回転する前記
滑り管103の軸に対して斜めに供給してスパイラル状
に巻回した筒体105を形成し、この筒体105を加熱
硬化せしめた後、帯状表皮材(図示せず)をスパイラル
状に巻き付けることで断熱ダクトを製造するようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この断熱ダ
クトは製品とするときには筒体105内から滑り管10
3を引き抜くことから、図4に示すように断熱ダクトを
構成する筒体105の内周面に毛羽立ったグラスウール
マット104の繊維106が露出してしまう。したがっ
て、このグラスウールマット104を用いた断熱ダクト
を室内との間で空気を循環させるための空調用配管とし
て用いたときには、この空調用配管は吸音性に優れてい
るという利点を有するものの上記構成に起因して送風時
空気抵抗が大きく繊維106が脱落し易いという課題を
合せ持つものとなってしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る断熱ダクトの製造方法は、帯状グラスウー
ルマットを回転する滑り管の軸に対して斜めに供給して
スパイラル状に巻回された筒体を形成する際、帯状グラ
スウールマットを滑り管に巻回する前に、滑り管の表面
にガラス繊維不織布等の内面材を巻回するようにした。
【0006】
【作用】本発明によれば上記のようにしたことにより、
製品とするため熱硬化させた筒体(断熱ダクト)から滑
り管を引き抜いたとき、筒体の内周面にはグラスウール
マットより平滑性の高いガラス繊維不織布の表面が露出
する。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は1本の帯状表皮材をグラスウ
ールマット製の表面に巻回して断熱ダクトを製造する装
置の全体図、図2は断熱ダクトの縦断面図である。
【0008】断熱ダクトの製造装置は上流側(図1の左
側)の端部に配置した支持部1にマンドレルと呼ばれる
芯金2の基端部を固定している。この芯金2は先端部を
自由端とし、内部を中空とし、基端部から40〜60%
の領域を無孔域とし、残りの領域に細孔(図示せず)を
形成し、芯金2内に供給した加熱空気(200〜300
℃)を当該細孔から噴出するようにしている。
【0009】芯金2の基端部から若干上流側に寄った位
置において、帯状シート3を芯金2の軸に対して斜めに
供給している。帯状シート3はボール紙やクラフト紙か
らなるとともに、本実施例においては、帯状シート3を
芯金2の表面に直接巻き付けられる第1の帯状シート3
aと、この第1の帯状シート3aの供給方向と交差する
ように異なる方向から供給され、この第1の帯状シート
3aの外側面に巻き付けられる第2の帯状シート3bと
から構成している。そして、芯金2の表面に接する第1
の帯状シート3aの内側面には離型剤を塗布し、第1の
帯状シート3aの外周面に重ねられる第2の帯状シート
3bの内周面には酢酸ビニル系の接着剤を塗布してい
る。
【0010】前記帯状シート3の供給部の下流側には移
送機構4を配置している。この移送機構4は一対のプー
リ5a,5b間に張設した平ベルトから構成する送りベ
ルト6を芯金2(帯状シート3)の外周に斜めにたすき
掛けし、駆動側のプーリ5aまたは5bを正転または逆
転させて送りベルト6を上下方向へ走行させることで、
芯金2の表面に帯状シート3をスパイラル状に巻き付け
て滑り管7を形成し、かつ形成された滑り管7を回転さ
せながら芯金2の軸に沿って先端方向(図1の右方向)
へ摺動させる。
【0011】ここで、帯状シート3を構成する第1の帯
状シート3aの内周面には離型剤が塗布されているた
め、滑り管7は芯金2に沿って移動し易く、また第2の
帯状シート3bの内周面には接着剤が塗布されているの
で、滑り管7が途中でバラバラになることがない。
【0012】次に、帯状グラスウールマット8を供給し
て筒体9を形成するが、本発明においては帯状グラスウ
ールマット8の供給と並行して送りベルト6と帯状グラ
スウールマット8の間に10〜100g/m2(主に4
0〜50g/m2)の帯状ガラス繊維不織布10を連続
的に送り込みこれを滑り管7にスパイラル状に巻き付け
る筒体9の内面処理を行なう。ここで、上記帯状ガラス
繊維不織布10は平滑な表面を有する(すなわち、空気
抵抗が小さい)多孔材料であり、グラスウールマットに
比し繊維の絡みが強い(すなわち、繊維が脱落し難い)
という性質を有する。
【0013】前記帯状グラスウールマット8は熱硬化性
樹脂を含浸しており、加熱された押えローラ等を介して
回転する滑り管7の軸に対して斜めに供給され、この回
転する滑り管7によって帯状ガラス繊維不織布10と同
様に滑り管7にスパイラル状に巻き付けられて筒体9を
構成する。
【0014】この際、外周面に接着剤を塗布した帯状ガ
ラス繊維不織布10は回転する滑り管7に供給されてい
るため、帯状ガラス繊維不織布10に帯状グラスウール
マット8を巻付けたとき、帯状グラスウールマット8の
内周面には帯状ガラス繊維不織布10が重なることにな
る。
【0015】帯状グラスウールマット8の下流側には加
熱炉11を配置している。この加熱炉11内には前記筒
体9が貫通し、また前記芯金2の先端部は加熱炉11内
まで挿入する。そして、この加熱炉11内で筒体9中の
熱硬化樹脂及び前記帯状ガラス繊維不織布10に塗布し
た接着剤を硬化させ、筒体7の形状を維持させる。
【0016】加熱炉11の出口近傍には温度調整装置1
2が配置され、この温度調整装置12を通過する筒体9
の表面に空気を吹き付けて温度を低下させ、表皮材内側
面に塗布した接着材が機能するようにしている。温度調
整装置12の下流側には帯状表皮材13の供給装置14
を備えている。この供給装置14は帯状表皮材13の内
側面に接着剤を塗布しながら前記筒体9に対して斜めに
供給して筒体9の表面にスパイラル状に巻き付けて断熱
ダクトを構成する。
【0017】さらに、帯状表皮材13の供給装置14の
下流側には切断装置15を配置し、この断熱ダクトを所
定寸法に切断し、滑り管7を一端から引き抜くことで内
側から帯状ガラス繊維不織布10、帯状グラスウールマ
ット9および帯状表皮材13をこの順に層状に重ねた断
面を有する断熱ダクトが出来上がる。なお、本発明にお
いては空調用配管等に使用するという用途から不燃材料
であるガラス繊維不織布を内面材として用いたが、他の
用途に使用されるときには化繊の不織布や織布、紙、フ
ィルム類や金網、金属箔を使用してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、熱硬化させた断熱ダクト(筒体)から滑り管を
引き抜いたとき、筒体の内周面にはガラス繊維不織布の
表面が露出するため、断熱ダクトは吸音性に優れるとと
もに、空気抵抗が小さくなって送風効率が向上し、グラ
スウール繊維が脱落し難くなって空気を清浄に保ち易く
なるという空調用配管として優れた性能を発揮するもの
となる。
【0019】また、ガラス繊維不織布を内面材として使
用した場合には色調も調整でき材料の色調に合せて選択
できるため、意匠的にも優れた断熱ダクトを得ることが
できる。さらに、ガラス繊維不織布とグラスールとを並
行して滑り管に巻き付けていくため、一工程でグラスー
ルを用いた断熱ダクトの成形と内面処理を行うことがで
きるという利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】1本の帯状表皮材をグラスウールマット製の表
面に巻回して断熱ダクトを製造する装置の全体図
【図2】断熱ダクトの縦断面図
【図3】帯状グラスウールマットを滑り管に巻回してい
る状態を示す図
【図4】断熱ダクトの帯状グラスウールマット部分の縦
断面図
【符号の説明】
1…支持部、2…芯金、3…帯状シート、4…移送機
構、5a,5b…プーリ、6…送りベルト、7…滑り
管、8…帯状グラスウールマット、9…筒体、10…帯
状内面材、11…加熱炉、12…温度調整装置、13…
帯状表皮材、14…供給装置、15…切断装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状シートをマンドレルの軸に対して斜
    めに供給することでマンドレルの軸回りにスパイラル状
    に巻回された滑り管を形成し、次いで、この回転する滑
    り管の軸に対して帯状内面材を供給して滑り管の軸回り
    にスパイラル状に巻回し、更に帯状内面材を巻回した滑
    り管の軸に対して熱硬化性樹脂を含浸した帯状グラスウ
    ールマットを斜めに供給してスパイラル状に巻回された
    筒体を成形し、この後、この筒体を加熱して熱硬化性樹
    脂を硬化せしめ、次いで、帯状表皮材を前記筒体の軸に
    対して斜めに供給して筒体表面にスパイラル状に巻き付
    け、さらに所定寸法に切断するようにした断熱ダクトの
    製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517006A (ja) * 2003-02-04 2006-07-13 サン−ゴバン・イソベール 両面を覆うウエブを備えた鉱物ウールパネル
EP2876347A1 (de) * 2013-11-22 2015-05-27 Saint-Gobain Isover G+H Ag Dämmelement zur Wärme- und/ oder Schalldämmung von Rohren, insbesondere Kaminrohren

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517006A (ja) * 2003-02-04 2006-07-13 サン−ゴバン・イソベール 両面を覆うウエブを備えた鉱物ウールパネル
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