JPH0729285B2 - ハニカム構造体の成形用ダイス - Google Patents

ハニカム構造体の成形用ダイス

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JPH0729285B2
JPH0729285B2 JP16336986A JP16336986A JPH0729285B2 JP H0729285 B2 JPH0729285 B2 JP H0729285B2 JP 16336986 A JP16336986 A JP 16336986A JP 16336986 A JP16336986 A JP 16336986A JP H0729285 B2 JPH0729285 B2 JP H0729285B2
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孝男 平川
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ハニカム構造体の成形用ダイス、さらに詳
しくは貫通孔相互を隔離する壁の厚さが薄い大口径のハ
ニカム構造体を連続的に押出成形するための成形用ダイ
スに関するものである。
従来の技術 前記のようなハニカム構造体は、従来内燃機関や各種工
業用燃焼炉等の排ガス浄化用触媒担体や触媒として広く
使用されているが、単位体積当りの表面積を増大し、か
つ構造体を構成する素材の量を少なくするため、貫通孔
相互間の隔壁の厚さをできる限り薄くすることが要望さ
れている。ところがあまり隔壁の厚さを薄くすると、全
体として機械的強度が弱くなるので一定限度以上薄くす
ることができない。
そこで前記のようなことを解決するため、従来はたとえ
ば外周側の隔壁の厚さを内部側の隔壁の厚さよりも厚く
し、または薄い隔壁の間に厚い隔壁を設ける等のことが
考えられ、そのような構造体成形用のダイスが幾つか提
案されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながらこのような成形用ダイスは、たとえば隔壁
の厚さが0.7〜1.5mmのように非常に薄く、150mm以上
の大口孔のハニカム構造体を、加圧すると離水現象を起
こして流動性が悪くなるような可塑性材料を用いて、押
出成形すると、隔壁が部分的な消失が生じて、連続成形
が困難であるという欠点がある。
この発明の目的は、前記のような加圧すると離水現象を
起して流動性が悪くなる可塑性材料を用いて、隔壁が薄
くて大口径のハニカム構造体を押出成形するに際し、前
記のような従来の成形用ダイスにみられるような隔壁の
部分消失を起すようなことのない成形用ダイスを提供す
るにある。
問題点を解決するための手段 この発明は前記のような目的を達成するにつき、各送給
通路の孔径dが一定であり、また成形溝は大巾溝及びこ
の大巾溝間に配置された複数の小巾溝とからなつてい
て、小巾溝の溝巾aに対する大巾溝の溝巾bの比b/aが
1<b/a≦1.5となつていることを特徴とするものであ
る。
このような成形用ダイスにより、加圧すると離水現象を
起こして流動性が悪くなる可塑性材料で、150mm以上
の大口径で隔壁の厚さが0.7〜1.5mmのように非常に薄い
ハニカム構造体を連続成形する。
実施例 図面に示す実施例において、1はダイスであつて、ダイ
ス本体2とダイスマスク3とからなつている。ダイスマ
スク3の出口面4には格子模様の成形溝が形成され、こ
の成形溝は広い溝巾bの大巾溝5と、その大巾溝5間に
配置された複数X(この実施例では4個)の狭い溝巾a
の小巾溝6とからなつている。そしてこの両溝5,6の溝
巾比b/aは、1<b/a≦1.5、好ましくは1<b/a≦1.2と
なつていて、溝巾aは0.7〜1.5mmとなつている。
ダイス本体2の入口面7には成形溝5,6の交叉部8に対
向し、かつ出口面4に向けて延びて、成形溝5,6と連通
する一定孔径dの複数の送給通路9が設けられている。
そして大巾溝5の数Yの小巾溝6の数Xに対する比X/Y
が4/1〜6/1となつている。
このようなダイス1に例えば酸化チタン又はシリカ−ア
ルミナが主成分となる原料と、繊維状物質を含む可塑性
材及びゼオライト物質を含む可塑性材料等からなる加圧
すると、離水現象を起こして流動性が悪くなる可塑性材
料を使用して、前記のような薄い隔壁を有するハニカム
構造体を連続形成する。この場合大巾溝5は小巾溝6よ
り溝巾が広いので、前者における押出速度が後者のそれ
より大きくなる。その結果小巾溝6内を移動する成形材
料が大巾溝5内を移動する成形材料に引張られることと
なつて、その移動が円滑に行われ、薄い隔壁の部分的な
消失の発生が防止される。
このようなものを使用した実験結果については、後に第
1表として示すこととするが、その際つぎのようなこと
がわかつた。
小巾溝6の溝巾aに対する大巾溝5の溝巾bの比が、1
以下ではもちろん前記のような現象が生ずることがな
く、逆に1.5より大きい場合には、大巾溝5における成
形材料の押出速度が大きくなつて、小巾溝6における成
形材料のそれとの差が大きくなりすぎ、成形されたハニ
カム構造体に歪が生じて、乾燥工程においてクラツクが
生ずる。
つぎに大巾溝5内の成形材料が小巾溝6内のそれを引張
るのは、隣接する2〜3の小巾溝6、すなわち両溝の数
の比が4/1〜6/1までの範囲の小巾溝までであつて、それ
より大巾溝から離間している小巾溝には影響することが
なく、またこれとは逆に数の比をそれより小さく、すな
わち大巾溝5の数をふやすと、ハニカム構造体の保形性
および成形性はすぐれたものとなるが、単位体積当りの
表面積がそれだ減少し、脱硝触媒などのように該表面積
を増大することが要求されるものには適さない。
さらに小巾溝6の溝巾bが0.7mmより小さい場合には、
押出成形が不可能となり、また1.5mmより大きい場合
は、大巾溝5を設けることをせずとも所望のハニカム構
造体がえられることがわかつた。
第1表は、前記したこの発明のダイスと、従来のダイス
の1つからなる比較例とにつき、実験した結果を示す表
である。
その実験において使用した成形材料は、酸化チタン粉末
に、ガラス繊維、粘土成分、ポリエチレンオキサイドと
水を加えて混練したものであり、使用した押出機は2段
1軸型真空押出機であつて、成形されたハニカム構造体
は161mmである。
この表から、この発明にダイス(1)〜(4)は、比較
例に比べて棚落発生までの押出長Cが著るしく長く、ま
た50m押出時の棚落個数Dが著るしく少いことがわか
る。
そしてこの発明のダイス(1)〜(4)のうちでは、ダ
イス(2)は押出状況C,Dにおいては他のダイスよりす
ぐれているが、焼成工程においてクラツクの発生がみら
れた。
発明の効果 この発明は前記のようであつて、各送給通路の孔径dを
一定とし、成形溝を形成する2種類の小巾溝及び大巾溝
の溝巾a,bの比を1<b/a≦1.5としたので、隔壁の厚さ
が非常に薄く、しかも加圧すると離水現象を起して流動
性が悪くなる可塑性材料によるハニカム構造体の連続成
形に際して、大巾溝中を移動する成形材料が小巾溝中を
移動する成形材料を引張つて円滑に移動させ、それによ
つて成形されたハニカム構造体の隔壁に部分的な消失を
生ずることがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例の出口面からみた平面図、
第2図は、第1図の線II−IIによる断面図である。 1……ダイス、4……出口面 5……大巾溝、6……小巾溝 7……入口面、9……送給通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハニカム構造体の断面形状に対応した断面
    形状を有し、かつダイスの出口面からダイスの入口面側
    に向つて所定の深さを有する成形溝と、前記成形溝の交
    叉部又は稜辺部に対向し、かつダイスの入口面からダイ
    スの出口面側に向つて所定の深さを有する複数個の送給
    通路とを備えたハニカム構造体の成形用ダイスにおい
    て、前記各送給通路の孔径dが一定であり、前記成形溝
    は広い溝巾bの大巾溝及びこの大巾溝間に配置された複
    数の狭い溝巾aの小巾溝からなり、両溝巾の比b/aが 1<b/a≦1.5 となつていることを特徴とするハニカム構造体の成形用
    ダイス。
  2. 【請求項2】大巾溝の数Yの小巾溝の数Xに対する比X/
    Yが4/1〜6/1となつている特許請求の範囲1に記載のハ
    ニカム構造体の成形用ダイス。
  3. 【請求項3】小巾溝の溝巾aが0.7〜1.5mmとなつている
    特許請求の範囲1又は2に記載のハニカム構造体の成形
    用ダイス。
JP16336986A 1986-07-11 1986-07-11 ハニカム構造体の成形用ダイス Expired - Fee Related JPH0729285B2 (ja)

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