JPH0729270Y2 - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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JPH0729270Y2
JPH0729270Y2 JP11187889U JP11187889U JPH0729270Y2 JP H0729270 Y2 JPH0729270 Y2 JP H0729270Y2 JP 11187889 U JP11187889 U JP 11187889U JP 11187889 U JP11187889 U JP 11187889U JP H0729270 Y2 JPH0729270 Y2 JP H0729270Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、動力伝達を磁力によって行うマグネットドラ
イブ圧縮機に関するものである。
(従来の技術) 現在、圧縮機には、往復ピストン型、ロータリー型、ス
クロール型等の圧縮機があり、特に家庭用エアコンの圧
縮機としては、第4図に示すようなロータリー型の圧縮
機が多用されている。
同図において、矢符は、冷媒の流れを示している。
すなわち、この圧縮機において、冷媒は、アキュームレ
ーターaを経て、吸込口bよりシリンダc内に吸入さ
れ、該シリンダc内に設けられたローラーdの偏心回転
によって加圧される。この加圧後の高温高圧となった冷
媒は、シリンダcの吐出口eから吐き出される。そし
て、この吐出口eから吐き出された冷媒は、シリンダc
上部に設けた電動機fを通って、この電動機fおよびシ
リンダcを上下に収納する密閉容器gの上端部に挿通し
た吐出パイプhから外部に送り出される。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記従来の圧縮機の場合、シリンダcと電動機
fとを同じ密閉容器g内に設けていたため、電動機f
は、冷媒および冷凍機油にたえずさらされることとな
る。そのため、電動機fの構成部材には、劣化、変質し
ない高価な材料を使用しなければならないといった不都
合があった。また、密閉容器g内には、電動機fに通電
するための配線を接続しなければならないが、該密閉容
器g内には、多数の通電部品が収納されているため、こ
れら多数の通電部品に漏電しないように、複雑な配線を
施さなければならないといった不都合があった。
そのため、電動機を密閉容器の外部に設けるとともに、
該電動機とローラーとの間にそれぞれマグネットを設
け、このマグネットの磁力によって、密閉容器の内と外
で動力の伝達を行うようになされたマグネットドライブ
圧縮機が提案されている。しかし、このマグネットドラ
イブ圧縮機の場合、マグネット間の空間距離を一定とし
て磁力のバランスをとらなければならず、この磁力のバ
ランスが均一でないと、圧縮機運転時の騒音や振動等の
原因となって効率の良い運転が行えないといった不都合
があった。また、この磁力のバランスをとるのが困難で
あるといった不都合があった。
本考案は、係る実情に鑑みてなされたもので、効率良く
動力伝達を行うことができるマグネットドライブ圧縮機
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案の圧縮機は、冷媒圧縮部が密閉容器内に収納され
るとともに、該冷媒圧縮部の外部に回転磁界発生部が設
けられ、該回転磁界発生部の磁力によって前記冷媒圧縮
部への動力伝達が行われ、これによって前記冷媒圧縮部
内の冷媒が圧縮されるマグネットドライブ圧縮機におい
て、前記密閉容器外部に回転磁界を発生する回転磁界発
生コイルが密着される一方、該密閉容器内に、冷凍機油
を主成分とした磁性流体と、前記冷媒圧縮部の駆動軸に
連結され前記回転磁界発生コイルの磁力によって前記磁
性流体が流動されると回転するタービンとを設けたもの
である。
(作用) 冷媒圧縮部を密閉容器内に収納するとともに、該冷媒圧
縮部の外部に回転磁界発生コイルを設け、この回転磁界
発生コイルによって磁力を発生させる。すると、この磁
力によって、密閉容器内に設けた磁性流体が渦巻き状に
流動することとなり、この流動を受けて駆動軸に連結し
たタービンが回転し、これによって冷媒圧縮部内の冷媒
が圧縮される。この際、磁性流体は、液体なので、回転
磁界発生コイルからの磁力を密閉容器を介して直接受け
ることができるとともに、磁力の伝達バランスをとる必
要がなくなる。また、磁性流体は、冷凍機油を主成分と
しているため、駆動軸を支持する軸受等の各部材間の潤
滑を良くする。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図(a)は、マグネットドライブ圧縮機(以下、単
に圧縮機という。)1の全体構成を示す縦断面図、同図
(b)は同図(a)におけるI−I線断面図を示してい
る。
同図において、圧縮機1は、上下のシェル2a,2bからな
る密閉容器2内に収納された冷媒圧縮部3と、該密閉容
器2の外周部に設けられた回転磁界発生コイル4とを具
備し、前記密閉容器2の底部に、磁性流体5を設けると
ともに、該磁性流体5に浸漬した状態で、冷媒圧縮部3
の駆動軸3aにタービン6を連結して構成している。
そして、回転磁界発生コイル4によって発生されたる磁
力によって、密閉容器2内に設けた磁性流体5が渦巻き
状に流動し、この流動を受けて駆動軸3aに連結したター
ビン6が回転し、これによって冷媒圧縮部3内の冷媒が
圧縮されるようになされている。
冷媒圧縮部3では、吸込口3bよりシリンダ3c内に吸入さ
れる冷媒を、該シリンダ3c内に設けたローラー3dの偏心
回転によって加圧し、この加圧後の高温高圧となった冷
媒を、密閉容器2に設けた吐出口3eから吐き出すように
なっている。そのため、ローラー3dは、上下軸受3f,3g
に支持された駆動軸3aの一端に偏心状態で取付けられて
いる。そして、駆動軸3aの他端部には、タービン6が連
結されている。
このタービン6は、本実施例において、駆動軸3aの他端
部に設けた円基板6bに多数のタービンブレード6aを設け
た形状となされているが、この形状に限定されるもので
はなく、例えば第3図に示すように、2枚の円基板6b,6
bの間に多数のタービンブレード6aを設けた円筒形状の
ものであってもよい。そして、このタービン6のタービ
ンブレード6aが位置する密閉容器2の底部には、磁性流
体5が封入されている。
この磁性流体5は、冷凍機油を主成分として配合したも
のが使用される。これによって、磁性流体5は、流動の
みならず、上下軸受3f,3gの潤滑を兼ねることも可能と
なる。また、この磁性流体5は、磁力によって密閉容器
2の底部に引きつけられているので、冷媒圧縮部3のサ
イクル内に流出して熱交換効率を低下させるといったこ
とも防止される。そして、この磁性流体5を封入した密
閉容器2の外周部には、回転磁界発生コイル4が固定さ
れている。
この回転磁界発生コイル4は、タービン6の回転方向と
同方向に回転磁界を発生するように、タービンブレード
6aの周囲を囲むようにして固定される。
このようになる圧縮機1は回転磁界発生コイル4に電源
(三相又はキャパシターにより位相をずらした単相)を
通じて密閉容器2の外部より回転磁界を発生させる。す
ると、この回転磁界を受けて、密閉容器2内の磁性流体
5が、該密閉容器2の内面に沿って渦巻き状に流動する
こととなり、この流動を受けて、駆動軸3aに連結したタ
ービン6が回転する。これによって、吸込口3bよりシリ
ンダ3c内に吸い込んだ低温低圧の冷媒が、高温高圧の冷
媒となって吐出口3eから吐き出される。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案によると、回転磁界発生コイ
ルからの磁力を密閉容器を介して直接受けることができ
るとともに、磁力の伝達バランスをとる必要がなくなる
のので、効率良く運転することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本考案に係る図面を示し、第1
図(a)は圧縮機の全体構成の概略を示す縦断面図、第
1図(b)は同図(a)のI−I線における断面図、第
2図は同分解斜視図、第3図はタービンブレードの他の
形状を示す分解斜視図、第4図(a)は従来の圧縮機の
全体構成の概略を示す縦断面図、第4図(b)は同水平
断面図である。 1……圧縮機 2……密閉容器 3……冷媒圧縮部 3a……駆動軸 4……回転磁界発生コイル 5……磁性流体 6……タービン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒圧縮部が密閉容器内に収納されるとと
    もに、該冷媒圧縮部の外部に回転磁界発生部が設けら
    れ、該回転磁界発生部の磁力によって前記冷媒圧縮部へ
    の動力伝達が行われ、これによって前記冷媒圧縮部内の
    冷媒が圧縮されるマグネットドライブ圧縮機において、 前記密閉容器外部に回転磁界を発生する回転磁界発生コ
    イルが密着される一方、該密閉容器内に、冷凍機油を主
    成分とした磁性流体と、前記冷媒圧縮部の駆動軸に連結
    され前記回転磁界発生コイルの磁力によって前記磁性流
    体が流動されると回転するタービンとを設けたことを特
    徴とする圧縮機。
JP11187889U 1989-09-25 1989-09-25 圧縮機 Expired - Fee Related JPH0729270Y2 (ja)

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JPH0351192U JPH0351192U (ja) 1991-05-17
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US9543818B2 (en) * 2013-09-15 2017-01-10 The Boeing Company Ferrofluid motor

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