JPH07291194A - 水面滑走艇 - Google Patents

水面滑走艇

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JPH07291194A
JPH07291194A JP6092580A JP9258094A JPH07291194A JP H07291194 A JPH07291194 A JP H07291194A JP 6092580 A JP6092580 A JP 6092580A JP 9258094 A JP9258094 A JP 9258094A JP H07291194 A JPH07291194 A JP H07291194A
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wing
airframe
boat
levitation
water surface
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Nobuo Aoyama
信夫 青山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 完全に自己の操縦によって、水面上の滑走及
び/又は水面から離れた滑空を楽しむことのできる水面
滑走艇を提供する。 【構成】 半截主翼41及び補助翼42並びに水平翼4
3及び垂直翼45等でなるウイング部4とプロペラ3及
びエンジンとを備えた機体1と、この機体を水面上で安
定状態に支持し、当該機体と適宜間隔を置いて設けられ
たボート部2と、前記機体とボート部との間隔に設けら
れた当該機体及びボート部に揚力を与える浮揚翼5と、
当該浮揚翼を作動する機体の操作席に設けた操作杆及び
前記ボート部及び/又は機体に設けた浮揚翼上下装置5
2と、で構成される水面上を滑走及び/又は水面から僅
かに離れた高さで滑空することのできる水面滑走艇であ
る。 【効果】 水面滑走艇により完全に自己の操縦を介し
て、水面上の滑走及び/又は水面を離れた滑空を楽しむ
ことができる。特別な免許又は操縦経験を要することな
く、前記の滑走及び/又は滑空を楽しめる。また簡便か
つ容易にレジャーを満喫できる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自己の動力によって水
面上を滑走及び/又は水面を離れて滑空することのでき
る水面滑走艇に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水面上を滑走及び/又は水面を離
れて滑空することのできる水面滑走艇に関連するもの
は、今までに見当らかった。またこれに関する先行技術
も見当らないが、幾分関係がある先行技術文献として、
次のような発明が挙げられる。即ち、特開平5−879
7号の「曳航式水上滑走滑空遊具」があり、その要旨は
動力船によって曳航される水上滑走滑空遊具が曳行速度
が遅い状態では水上を滑走し、曳行速度がはやくなると
浮上して滑空することにある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記構成の水上滑走滑
空遊具は、水面上の滑走及び水面を離れた滑空を楽しむ
ことができる構造である。したがって、この遊具は動力
船に曳航された状態で滑走又は滑空を行うものであり、
操縦者が自分で操縦して楽しむという状態にはならな
い。したがって、操縦等を介しての面白味又は醍醐味に
欠けることと、単に遊びの範疇に含まれ、操縦技術の向
上には寄与する処は極めて少ないこと、等の課題が考え
られる。
【0004】そこで本発明は、他の動力船等に曳航され
るのでなく、自分で完全に操縦することによって、水面
上の滑走及び/又は水面を離れた滑空を楽しむことので
き、また操縦等を介しての面白味又は醍醐味を満喫でき
ること、又は操縦技術の向上には寄与できること、等を
目的に水面滑走艇を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、次のような構成を採用する。
【0006】即ち、本発明の水面滑走艇は、主翼及び補
助翼並びに水平翼及び垂直翼等でなるウイング部とプロ
ペラ及びエンジンとを備えた機体と、この機体を水面上
で安定状態に支持し、当該機体と適宜間隔を置いて設け
られたボート部と、前記機体とボート部との間隔に設け
られた当該機体及びボート部に揚力を与える浮揚翼と、
当該浮揚翼を作動する機体の操作席に設けた操作杆及び
前記ボート部及び/又は機体に設けた浮揚翼上下装置
と、で構成される。
【0007】
【作用】次に、本発明の滑走及び/又は水面を離れた滑
空を説明する。先ず、滑走をする場合には、機体のエン
ジンを駆動して、当該機体のプロペラを回転することに
より、機体及びボー部に対して前方に進ための推進力を
与えられ、水面滑走艇はボート部により安定に支持され
た状態で水面上を滑走することができる。この際、浮揚
翼はほぼ水平状態(水面と同じ水平面を云う。)に保持
されており、かつウイング部に対しても、特別な操作を
施さない。したがって、前述の如く、当該機体及びボー
ト部には原則として、揚力(ボート部は浮力であるが総
称して揚力とする。)は発生せず、前述の如く、水面を
滑走する。
【0008】一方、滑空を目的とする場合には、前述の
状態より、操作室に置いて操作杆又は操作ハンドル(図
示せず)を介して、ウイング部の昇降翼及び浮揚翼を調
節することによって、機体及びボート部に揚力が与えら
れる。この蔡、主翼がほぼ一対のフロート部をほぼ跨る
幅(本発明では、半截とする。)を有することから、僅
かに浮上する程度で、丁度ボート部が水面を離れ、ボー
ト部及び水面滑走艇は、水の抵抗を受けない状態で滑空
する状態となる。
【0009】そして、エンジンを停めれば、水面滑走艇
は、ボート部を介して水面に浮遊する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。本発明の水面滑走艇は、機体1と、ボート部2
と、プロペラ3と、機体1に設けられるウイング部4
と、前記機体1とボート部2との隙間に設けられた(フ
ロート部2の上方である。)浮揚翼5と、を主構成要素
として構成される。そして、機体1は通常の航空機のよ
うに空気の抵抗を少なくする外形に形成され、内部に操
縦席、操作杆(操作ハンドル、他の操作具等を含む)又
はエンジン(図示せず)等を設けている。またボート部
2は左右一対の舟形状のフロート21よりなり(限定さ
れない)、水面滑走艇が水面上に安定して浮遊又は滑走
できるようにしている。更にフロート21の上に前部機
体固定脚22及び後部機体固定脚23が設けられ、機体
1を支持し、かつボート部2との間に隙間を形成する。
また前記プロペラ3は機体1内に設けられたエンジンの
駆動力により回転され、この回転を介してプロペラ3が
回転されるとともに、当該プロペラ3の前方より後方に
向かって空気流を発生し、その反動により水面滑走艇を
前進させる。
【0011】尚、エンジンは機体1内の前部又は後部に
設けられ、それに対応しプロペラ3は機体1の前側また
は後側に設けられる。図1は前部エンジン付きの場合
を、図3は後部エンジン付きの場合をそれぞれ示す。ま
たウイング部4は機体1外側の前部に設けられて機体に
揚力を与える半截主翼41及び補助翼42と、機体1外
側の後部に設けられて機体1に揚力を与える水平翼43
及び昇降舵44と、同じく後部に設けられて方向を変え
るための垂直翼45及び方向舵46よりなる。
【0012】本発明の水平滑走艇は飛行機のような形状
を持っているが、空中高く飛翔することを目的とせず、
離水しても水面すれすれに原則として3m以下の高さで
走行するものであるため、半截主翼41は通常の飛行機
のように長いものではなく、図2の平面図に見られるよ
うに両フロート21をほぼ跨る幅とする。この補助翼4
2、昇降舵44及び方向舵46の角度の調節は操縦席か
らの操作によって行われる。
【0013】また浮揚翼5は機体1とボート部2との間
の隙間に設けられ、この隙間の範囲内で昇降し、ウイン
グ部4によって生じる揚力を助ける作用をする。即ち、
当該浮揚翼5は左右一対のフロート21の前部に設けた
一対の浮揚翼前部支持金具51及び後部に設けた一対の
浮揚翼上下装置52を使用して取り付けられる。したが
って、浮揚翼上下装置52の近くにモータ53を設け、
操縦席からモータ53を操作して浮揚翼5の前部を支点
にして後部を上下させことによって、浮揚翼5の仰角を
調節できるようにしている。尚、浮揚翼上下装置52
は、図例ではネジ機構を採用するが、その他シリンダー
機構、リンク機構、他の昇降機構でも可能であり、要は
浮揚翼5が原則として、一方を支点として揺動する構成
であれば何れでも可能である。また浮揚翼5は必ずしも
一方が支点である必要はなく、双方が揺動する構造でも
可能である。また浮揚翼上下装置52をセンターに設
け、その両端をガイドポールで支持する構造でも可能で
ある。また浮揚翼5の一例を説明すると、先ず、図6は
1箇(単数)の浮揚翼5を設置する場合を示し、図7は
2箇(複数)の浮揚翼5を設置する場合を示すが、更に
図示しないが多数の浮揚翼5、又は組合せ浮揚翼5等を
設置する場合も有り得る。また図4及び図5は、2箇の
浮揚翼5を設置した場合において、前部エンジン付きの
場合と後部エンジン付きの場合をそれぞれ示す。
【0014】前述の如く、エンジンを起動してプロペラ
3を回転することによって、水上滑走艇は水面を滑走す
ることができる。更にウイング部4及び浮揚翼5を調節
することによって、水上滑走艇は揚力を受けて離水し、
水の抵抗を受けない状態で滑空することができる。これ
により水上の滑走と滑空を楽しむことができる。しかし
ながら水上滑走艇は空高く飛翔することを目的とするも
のではなく、離水した場合も水面から3m以下の高さで
飛行するものとする。その高さの調節は主として浮揚翼
5の仰角の調節によって行う。尚、3mを超える高さで
飛行する場合は、その操縦に飛行機としての特別の資格
を要することから、前述の如く、水面から3m以下の高
さで飛行する。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明の水面滑走艇に搭
乗し、かつ自己の操縦のもとに、安全して水面上の滑走
及び/又は水面を離れた滑空を楽しむことができる。ま
た水面から3m以下の高さで飛行する構成であり、特別
な免許又は操縦経験を要することなく、前記の滑走及び
/又は滑空を楽しめる効果があり、かつ手軽な水面滑走
艇としての利用価値がある。更に飛行機のような危険性
も皆無であり、簡便かつ容易にレジャーを満喫できる。
また何人も簡易に水面上の滑走及び/又は水面を離れた
滑空を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の前部エンジン付きで単数浮
揚機付きの水面滑走艇の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】後部エンジン付きで単数浮揚機付きの水面滑走
艇の側面図である。
【図4】前部エンジン付きで複数浮揚機付きの水面滑走
艇の側面図である。
【図5】後部エンジン付きで複数浮揚翼付きの水面滑走
艇の側面図である。
【図6】単数浮揚翼の側面図である。
【図7】複数浮揚翼の側面図である。
【符号の説明】
1 機体 2 ボート部 22 前部機体固定脚 23 後部機体固定脚 3 プロペラ 4 ウイング部 41 主翼 42 補助翼 43 水平翼 44 昇降翼 45 垂直翼 46 方向舵 5 浮揚翼 51 浮揚翼前部支持金具 52 浮揚翼上下装置 53 モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも半截主翼及び水平翼及び垂直
    翼等でなるウイング部とプロペラ及びエンジンとを備え
    た機体と、 この機体を水面上で安定状態に支持し、当該機体と適宜
    間隔を置いて設けられたボート部と、 前記機体とボート部との間隔に設けられた当該機体及び
    ボート部に揚力を与える浮揚翼と、 当該浮揚翼を作動する機体の操作席に設けた操作杆及び
    前記ボート部及び/又は機体に設けた浮揚翼上下装置
    と、 で構成される水面上を滑走及び/又は水面から僅かに離
    れた高さで滑空することのできる水面滑走艇。
  2. 【請求項2】 請求項1のウイング部は機体の外部の前
    部に設けられて機体に揚力を与える主翼及び補助翼と、
    機体の外部の後部に設けられて機体に揚力を与える水平
    翼及び昇降舵と、同じく後部に設けられて走行の方向を
    変える垂直翼及び方向舵よりなり、主翼はボート部の両
    フロートにまたがる程度の長さに形成されることを特徴
    とする請求項1の水面滑走艇。
  3. 【請求項3】 請求項1の浮揚翼は、機体内の操縦席か
    らの電動操作によって上下動されその仰角が制御される
    ことを特徴とする請求項1の水面滑走艇。
  4. 【請求項4】 請求項1の浮揚翼が一対で構成されてい
    る請求項1の水面滑走艇。
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