JPH0728859B2 - Mri口腔内測定装置およびmri口腔内測定用造影剤 - Google Patents
Mri口腔内測定装置およびmri口腔内測定用造影剤Info
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- JPH0728859B2 JPH0728859B2 JP4336089A JP33608992A JPH0728859B2 JP H0728859 B2 JPH0728859 B2 JP H0728859B2 JP 4336089 A JP4336089 A JP 4336089A JP 33608992 A JP33608992 A JP 33608992A JP H0728859 B2 JPH0728859 B2 JP H0728859B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MRI画像装置を用い
て、歯牙、義歯、顎骨、インプラント構造体など、水素
原子の含有量の少ない、あるいは水素原子を含有しない
口腔内の被測定物を測定する測定装置、およびこの口腔
内の被測定物の測定に使用される造影剤に関する。
て、歯牙、義歯、顎骨、インプラント構造体など、水素
原子の含有量の少ない、あるいは水素原子を含有しない
口腔内の被測定物を測定する測定装置、およびこの口腔
内の被測定物の測定に使用される造影剤に関する。
【0002】
【発明の背景】従来より、口腔内の水素原子の含有量の
少ない、あるいは水素原子を含有しない被測定物(以
下、被測定物)、特に歯牙の形状を測定する技術が種々
研究されている。しかるに、被測定物の形状を正確に測
定する手段が存在しない。そこで、被測定物の形状を正
確に測定するために、種々研究し、その中でMRI画像
装置に着目した。MRIは人体に対して無害で、かつ口
腔内にレーザ光などを当てる技術で不具合となる影の部
分も測定できる優れたものである。
少ない、あるいは水素原子を含有しない被測定物(以
下、被測定物)、特に歯牙の形状を測定する技術が種々
研究されている。しかるに、被測定物の形状を正確に測
定する手段が存在しない。そこで、被測定物の形状を正
確に測定するために、種々研究し、その中でMRI画像
装置に着目した。MRIは人体に対して無害で、かつ口
腔内にレーザ光などを当てる技術で不具合となる影の部
分も測定できる優れたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、MRI画像
装置で被測定物を測定する場合、被測定物は、自身の水
素原子が少なく(あるいは水素原子を有しなく)、かつ
被測定物に付着する唾液も少ないため、結果的に口腔内
に露出する被測定物の形状をMRI画像装置で正確に測
定することはできなかった。
装置で被測定物を測定する場合、被測定物は、自身の水
素原子が少なく(あるいは水素原子を有しなく)、かつ
被測定物に付着する唾液も少ないため、結果的に口腔内
に露出する被測定物の形状をMRI画像装置で正確に測
定することはできなかった。
【0004】
【発明の目的】本発明の第1目的は、MRI画像装置を
用いて口腔内に露出する被測定物の形状等を正確に測定
できる装置の提供にあり、本発明の第2目的は、MRI
画像装置を用いて口腔内に露出する被測定物の形状等を
正確に測定する際に使用する造影剤の提供にある。
用いて口腔内に露出する被測定物の形状等を正確に測定
できる装置の提供にあり、本発明の第2目的は、MRI
画像装置を用いて口腔内に露出する被測定物の形状等を
正確に測定する際に使用する造影剤の提供にある。
【0005】
〔第1発明〕 上記の第1目的を達成するべく、第1発明のMRI口腔
内測定装置は、歯牙や、義歯、口腔内に露出する顎骨、
インプラント構造体など、水素原子の含有量の少ない、
あるいは水素原子を含有しない口腔内の被測定物を覆う
水素原子を多量に含むMRI口腔内測定用造影剤を測定
するMRI画像装置と、前記MRI画像装置で測定され
た前記MRI口腔内測定用造影剤の形状から、前記被測
定物と接する前記MRI口腔内測定用造影剤の形状を読
み取る形状読取手段とを備える技術的手段を採用する。 〔第2発明〕 上記の第2目的を達成するべく、第2発明のMRI口腔
内測定用造影剤は、MRI画像装置によって測定される
歯牙や、義歯、口腔内に露出する顎骨、インプラント構
造体など、水素原子の含有量の少ない、あるいは水素原
子を含有しない口腔内の被測定物を覆うもので、水素原
子を多量に含む流動性を有した半固形状よりなる。
内測定装置は、歯牙や、義歯、口腔内に露出する顎骨、
インプラント構造体など、水素原子の含有量の少ない、
あるいは水素原子を含有しない口腔内の被測定物を覆う
水素原子を多量に含むMRI口腔内測定用造影剤を測定
するMRI画像装置と、前記MRI画像装置で測定され
た前記MRI口腔内測定用造影剤の形状から、前記被測
定物と接する前記MRI口腔内測定用造影剤の形状を読
み取る形状読取手段とを備える技術的手段を採用する。 〔第2発明〕 上記の第2目的を達成するべく、第2発明のMRI口腔
内測定用造影剤は、MRI画像装置によって測定される
歯牙や、義歯、口腔内に露出する顎骨、インプラント構
造体など、水素原子の含有量の少ない、あるいは水素原
子を含有しない口腔内の被測定物を覆うもので、水素原
子を多量に含む流動性を有した半固形状よりなる。
【0006】
【第1発明および第2発明の作用】例えば、測定する口
腔内の被測定物(例えば歯牙)の周囲をカバーで覆い、
カバー内にMRI口腔内測定用造影剤を充填する。する
と、被測定物とカバーとの間の隙間にMRI口腔内測定
用造影剤が埋まり、被測定物の周囲をMRI口腔内測定
用造影剤で覆うことができる。この状態で、MRI画像
装置で被測定物を測定する。すると、MRI口腔内測定
用造影剤中の多量の水素原子が、MRI画像装置の与え
る磁場によってスピンし、この多量の水素原子のスピン
によって歯牙を覆うMRI口腔内測定用造影剤の形状を
高い精度で測定することができる。MRI画像装置で測
定されたMRI口腔内測定用造影剤の形状のうち、被測
定物に接する側の形状が、測定する被測定物の形状とな
る。そこで、形状読取手段によって、MRI画像装置で
測定されたMRI口腔内測定用造影剤の形状から、被測
定物と接するMRI口腔内測定用造影剤の形状を読み取
ることで、被測定物の形状を正確に測定することができ
る。なお、カバーがなくとも、測定対象の被測定物をM
RI口腔内測定用造影剤が覆うことができれば、カバー
は不要である。また、被測定物の形状の他に、MRI口
腔内測定用造影剤の含有する水素原子が均等に配合され
ていれば、被測定物の温度分布を測定することができ
る。
腔内の被測定物(例えば歯牙)の周囲をカバーで覆い、
カバー内にMRI口腔内測定用造影剤を充填する。する
と、被測定物とカバーとの間の隙間にMRI口腔内測定
用造影剤が埋まり、被測定物の周囲をMRI口腔内測定
用造影剤で覆うことができる。この状態で、MRI画像
装置で被測定物を測定する。すると、MRI口腔内測定
用造影剤中の多量の水素原子が、MRI画像装置の与え
る磁場によってスピンし、この多量の水素原子のスピン
によって歯牙を覆うMRI口腔内測定用造影剤の形状を
高い精度で測定することができる。MRI画像装置で測
定されたMRI口腔内測定用造影剤の形状のうち、被測
定物に接する側の形状が、測定する被測定物の形状とな
る。そこで、形状読取手段によって、MRI画像装置で
測定されたMRI口腔内測定用造影剤の形状から、被測
定物と接するMRI口腔内測定用造影剤の形状を読み取
ることで、被測定物の形状を正確に測定することができ
る。なお、カバーがなくとも、測定対象の被測定物をM
RI口腔内測定用造影剤が覆うことができれば、カバー
は不要である。また、被測定物の形状の他に、MRI口
腔内測定用造影剤の含有する水素原子が均等に配合され
ていれば、被測定物の温度分布を測定することができ
る。
【0007】
【第1発明および第2発明の効果】第1発明のMRI口
腔内測定装置は、測定される口腔内の被測定物をMRI
口腔内測定用造影剤で覆って、MRI画像装置で口腔内
の被測定物を測定することにより、MRI口腔内測定用
造影剤の形状から口腔内の被測定物の形状等を正確に測
定することができる。また、第2発明のMRI口腔内測
定用造影剤は、測定される口腔内の被測定物を覆って、
MRI画像装置で口腔内の被測定物を測定することによ
り、第2発明のMRI口腔内測定用造影剤の形状から口
腔内の被測定物の形状等を正確に測定することができ
る。つまり、第2発明のMRI口腔内測定用造影剤を用
いることにより、被測定物の形状等を正確に測定するこ
とができる。
腔内測定装置は、測定される口腔内の被測定物をMRI
口腔内測定用造影剤で覆って、MRI画像装置で口腔内
の被測定物を測定することにより、MRI口腔内測定用
造影剤の形状から口腔内の被測定物の形状等を正確に測
定することができる。また、第2発明のMRI口腔内測
定用造影剤は、測定される口腔内の被測定物を覆って、
MRI画像装置で口腔内の被測定物を測定することによ
り、第2発明のMRI口腔内測定用造影剤の形状から口
腔内の被測定物の形状等を正確に測定することができ
る。つまり、第2発明のMRI口腔内測定用造影剤を用
いることにより、被測定物の形状等を正確に測定するこ
とができる。
【0008】
【実施例】次に、第1発明のMRI口腔内測定装置およ
び第2発明のMRI口腔内測定用造影剤を用いて、歯牙
の切削形状を測定し、その測定結果から歯冠修復用補填
物を作成する一実施例を図面を用いて説明する。〔実施
例の構成〕図4は歯冠修復用補填物を作成する修復物作
成装置の概略ブロック図である。修復物作成装置1は、
MRI画像装置2と、このMRI画像装置2で測定した
歯牙形状の情報を基に、歯冠修復用補填物3(図3参
照)の形状を決定する電気回路4と、この電気回路4に
制御されて、歯冠修復用補填物3を形成する3次元切削
機5とからなる。
び第2発明のMRI口腔内測定用造影剤を用いて、歯牙
の切削形状を測定し、その測定結果から歯冠修復用補填
物を作成する一実施例を図面を用いて説明する。〔実施
例の構成〕図4は歯冠修復用補填物を作成する修復物作
成装置の概略ブロック図である。修復物作成装置1は、
MRI画像装置2と、このMRI画像装置2で測定した
歯牙形状の情報を基に、歯冠修復用補填物3(図3参
照)の形状を決定する電気回路4と、この電気回路4に
制御されて、歯冠修復用補填物3を形成する3次元切削
機5とからなる。
【0009】MRI画像装置2は、周知構造のもので、
被測定部分に磁場を生じさせる磁場発生手段と、被測定
部分における水素原子のスピンの状態を検出する磁気共
鳴読取手段と、この磁気共鳴読取手段で読み取られた磁
気共鳴から被測定部における水素原子の存在状態を測定
し、水素原子の存在する部分の形状を算出する形状測定
手段と、測定した形状を使用者に表示するモニター装置
6とからなり、電気回路4と共通の外部操作装置7によ
って使用者に操作される。
被測定部分に磁場を生じさせる磁場発生手段と、被測定
部分における水素原子のスピンの状態を検出する磁気共
鳴読取手段と、この磁気共鳴読取手段で読み取られた磁
気共鳴から被測定部における水素原子の存在状態を測定
し、水素原子の存在する部分の形状を算出する形状測定
手段と、測定した形状を使用者に表示するモニター装置
6とからなり、電気回路4と共通の外部操作装置7によ
って使用者に操作される。
【0010】このMRI画像装置2は、測定対象の歯牙
(この歯牙は、水素原子の含有量の少ない本願発明の被
測定物で、以下、被測定物)8の形状を読み取るため
に、被測定物8の周囲を覆うMRI口腔内測定用造影剤
(以下、測定用造影剤)9の形状を測定する。この測定
用造影剤9は、図1ないし図3に示す、被測定物8の周
囲に装着される測定用カバー10と、被測定物8との間
に充填される。この測定用カバー10は、被測定物8の
形状を測定するために測定用造影剤9を被測定物8の両
側で保持するように設けられる他、この被測定物8に固
着される歯冠修復用補填物3と咬合する咬合歯牙8aと
の咬合位(中心咬合位、偏心咬合位)を測定するため
に、各歯牙の噛み合わせに影響を与えないように設けら
れている。
(この歯牙は、水素原子の含有量の少ない本願発明の被
測定物で、以下、被測定物)8の形状を読み取るため
に、被測定物8の周囲を覆うMRI口腔内測定用造影剤
(以下、測定用造影剤)9の形状を測定する。この測定
用造影剤9は、図1ないし図3に示す、被測定物8の周
囲に装着される測定用カバー10と、被測定物8との間
に充填される。この測定用カバー10は、被測定物8の
形状を測定するために測定用造影剤9を被測定物8の両
側で保持するように設けられる他、この被測定物8に固
着される歯冠修復用補填物3と咬合する咬合歯牙8aと
の咬合位(中心咬合位、偏心咬合位)を測定するため
に、各歯牙の噛み合わせに影響を与えないように設けら
れている。
【0011】なお、MRI画像装置2で被測定物8の形
状およびその咬合位を測定する際は、まず、被測定物8
に測定用カバー10を装着する。ついで、被測定物8を
完全に覆うように、測定用カバー10内に、測定用造影
剤9を充填する。この測定用造影剤9は、寒天や、アル
ジネート、シリコンラバー、水素化物など、水素原子を
多量に含む無機、有機物で、少なくとも口腔内に入れら
れて被測定物8を覆う際は流動性を有した半固形状のも
のである。なお、測定用造影剤9は、特に連続した咬合
位を測定する際には、口腔内で測定中に固まらないもの
が望ましい。これは、種々の咬合位を測定する際に、被
測定者によって歯牙の噛み合わせを変化させた場合に、
測定用造影剤9が固まっていると、測定用造影剤9がく
ずれるためで、歯牙の外形のみを測定するのであれば、
測定用造影剤9が口腔内で固まっても良いが、種々の測
定を連続して行う場合は、固まらない方が望ましい。ま
た、咬合位を変化させるなど、連続して測定する際は、
測定用造影剤9が被測定物8の周囲において隙間ができ
ないように、シリンジ等を用いて、常に測定用カバー1
0内に測定用造影剤9を充填するように設けても良い。
逆に、測定中に患者の顎の動きなどによる測定誤差を防
ぐ場合には、口腔内に入れられて被測定物8を覆う際は
流動性を有し、その後、口腔内で固まる方が望ましい。
そして、被測定物8が測定用造影剤9で覆われれば、M
RI画像装置2で被測定物8(正確には、被測定物8を
覆う測定用造影剤9)を測定する。
状およびその咬合位を測定する際は、まず、被測定物8
に測定用カバー10を装着する。ついで、被測定物8を
完全に覆うように、測定用カバー10内に、測定用造影
剤9を充填する。この測定用造影剤9は、寒天や、アル
ジネート、シリコンラバー、水素化物など、水素原子を
多量に含む無機、有機物で、少なくとも口腔内に入れら
れて被測定物8を覆う際は流動性を有した半固形状のも
のである。なお、測定用造影剤9は、特に連続した咬合
位を測定する際には、口腔内で測定中に固まらないもの
が望ましい。これは、種々の咬合位を測定する際に、被
測定者によって歯牙の噛み合わせを変化させた場合に、
測定用造影剤9が固まっていると、測定用造影剤9がく
ずれるためで、歯牙の外形のみを測定するのであれば、
測定用造影剤9が口腔内で固まっても良いが、種々の測
定を連続して行う場合は、固まらない方が望ましい。ま
た、咬合位を変化させるなど、連続して測定する際は、
測定用造影剤9が被測定物8の周囲において隙間ができ
ないように、シリンジ等を用いて、常に測定用カバー1
0内に測定用造影剤9を充填するように設けても良い。
逆に、測定中に患者の顎の動きなどによる測定誤差を防
ぐ場合には、口腔内に入れられて被測定物8を覆う際は
流動性を有し、その後、口腔内で固まる方が望ましい。
そして、被測定物8が測定用造影剤9で覆われれば、M
RI画像装置2で被測定物8(正確には、被測定物8を
覆う測定用造影剤9)を測定する。
【0012】電気回路4は、MRI画像装置2で測定さ
れた測定用造影剤9の形状から、被測定物8と接する形
状、つまり測定歯牙の形状を読み取る歯牙形状読取機能
11(形状読取手段に相当)を備える。また、電気回路
4は、読み取った歯牙の形状をモニター装置6に出力す
る歯牙形状表示機能12(形状表示手段)を備える。そ
して、使用者は、モニター装置6に表示された歯牙形状
を観察して外部操作装置7を操作し、被測定物8に接合
される内面形状の指定を行う(内面形状決定機能13、
接合形状決定手段)。つぎに、使用者は、各種咬合位を
考慮して、歯冠修復用補填物3の表面の形状を、外部操
作装置7の操作によってシュミレートする(外面形状決
定機能14、外形形状決定手段)。そして、内面形状決
定機能13で決定された内面形状と、外面形状決定機能
14で決定された外面形状とから、歯冠修復用補填物3
の形状が決定される(修復物形状決定機能15、修復物
形状決定手段)。そして、電気回路4は、修復物形状決
定機能15で決定された歯冠修復用補填物3の形状を作
成するために、3次元切削機5を制御する切削機制御機
能16(切削機制御手段)を有し、この切削機制御機能
16および3次元切削機5によって、金属やセラミック
等の材料から歯冠修復用補填物3が形成される。
れた測定用造影剤9の形状から、被測定物8と接する形
状、つまり測定歯牙の形状を読み取る歯牙形状読取機能
11(形状読取手段に相当)を備える。また、電気回路
4は、読み取った歯牙の形状をモニター装置6に出力す
る歯牙形状表示機能12(形状表示手段)を備える。そ
して、使用者は、モニター装置6に表示された歯牙形状
を観察して外部操作装置7を操作し、被測定物8に接合
される内面形状の指定を行う(内面形状決定機能13、
接合形状決定手段)。つぎに、使用者は、各種咬合位を
考慮して、歯冠修復用補填物3の表面の形状を、外部操
作装置7の操作によってシュミレートする(外面形状決
定機能14、外形形状決定手段)。そして、内面形状決
定機能13で決定された内面形状と、外面形状決定機能
14で決定された外面形状とから、歯冠修復用補填物3
の形状が決定される(修復物形状決定機能15、修復物
形状決定手段)。そして、電気回路4は、修復物形状決
定機能15で決定された歯冠修復用補填物3の形状を作
成するために、3次元切削機5を制御する切削機制御機
能16(切削機制御手段)を有し、この切削機制御機能
16および3次元切削機5によって、金属やセラミック
等の材料から歯冠修復用補填物3が形成される。
【0013】 〔実施例の効果〕 被測定物8自身は、水素原子の保有量が少ないために、
被測定物8自身をMRI画像装置2で測定することは困
難であるが、被測定物8を水素原子を多量に含む測定用
造影剤9で覆って、MRI画像装置2で被測定物8を測
定することにより、被測定物8を覆う測定用造影剤9の
形状が正確に測定できる。そして、被測定物8に接する
測定用造影剤9の形状から、被測定物8の形状およびそ
の被測定物8と噛み合わされる咬合歯牙8aとの各種咬
合位を正確に測定することができる。そして、被測定物
8の切削形状と、各種咬合位の情報から歯冠修復用補填
物3の形状を決定し、CAMを用いて歯冠修復用補填物
3を作成することができる。この修復物作成装置1は、
患者の歯牙から型を取り出すことなく、正確に測定され
た歯牙形状を基に歯冠修復用補填物3を作成するため、
患者の歯牙から型を取り出して作成された歯冠修復用補
填物3に比較して精度が高く、かつ迅速に作成すること
ができる。
被測定物8自身をMRI画像装置2で測定することは困
難であるが、被測定物8を水素原子を多量に含む測定用
造影剤9で覆って、MRI画像装置2で被測定物8を測
定することにより、被測定物8を覆う測定用造影剤9の
形状が正確に測定できる。そして、被測定物8に接する
測定用造影剤9の形状から、被測定物8の形状およびそ
の被測定物8と噛み合わされる咬合歯牙8aとの各種咬
合位を正確に測定することができる。そして、被測定物
8の切削形状と、各種咬合位の情報から歯冠修復用補填
物3の形状を決定し、CAMを用いて歯冠修復用補填物
3を作成することができる。この修復物作成装置1は、
患者の歯牙から型を取り出すことなく、正確に測定され
た歯牙形状を基に歯冠修復用補填物3を作成するため、
患者の歯牙から型を取り出して作成された歯冠修復用補
填物3に比較して精度が高く、かつ迅速に作成すること
ができる。
【0014】 〔変形例〕 上記の実施例では、歯牙の形状を測定して歯冠修復用補
填物を作成する例を示したが、例えば歯牙内の歯髄は水
素原子を多量に含むため、図5に示すように、歯牙の切
削部17と歯髄18との距離を測定することができる。
これは、従来では、切削部17における切削量と、歯髄
18との距離が不明であったため、歯髄18まで切削す
るなどの不具合を有していたが、本願発明を利用するこ
とにより、歯牙の切削量と歯髄18との距離が測定で
き、歯髄18まで切削する不具合を解消することができ
る。また、本発明を根管治療に用いることにより、根管
治療技術を飛躍的に高めることができる。これは、例え
ば、根管の歯髄をリーマ、ファイル等で切削し、歯髄が
取り除かれた根管内に本発明のMRI口腔内測定用造影
剤を充填し、根管内の形状をMRI画像装置で読み取
る。この読み取られた根管内のデータから、この根管内
に一致する根管補填物をCAMによって作成する。そし
て、この根管補填物を根管内に接着手段を用いて接合す
る。この根管治療は、従来では、歯髄が取り除かれた根
管内に樹脂を充填していたため、長期の使用で組成変化
したり、内部に死腔ができたりして、結果的に炎症をお
こす不具合があったが、本発明を用いて根管治療を行う
ことにより、長期に使用しても組成変化しない根管補填
物が作成でき、根尖周囲組織の炎症の発生を防ぐことが
できる。また、口腔内を切開した際など、口腔内に露出
した顎骨など骨の形状を正確に測定することができる。
さらに、インプラントを用いた治療に際しても、各イン
プラントの位置関係や形状、インプラントと他の歯牙と
の関係、インプラントと顎骨との関係を測定でき、イン
プラント治療に用いて高い成果を上げることができる。
填物を作成する例を示したが、例えば歯牙内の歯髄は水
素原子を多量に含むため、図5に示すように、歯牙の切
削部17と歯髄18との距離を測定することができる。
これは、従来では、切削部17における切削量と、歯髄
18との距離が不明であったため、歯髄18まで切削す
るなどの不具合を有していたが、本願発明を利用するこ
とにより、歯牙の切削量と歯髄18との距離が測定で
き、歯髄18まで切削する不具合を解消することができ
る。また、本発明を根管治療に用いることにより、根管
治療技術を飛躍的に高めることができる。これは、例え
ば、根管の歯髄をリーマ、ファイル等で切削し、歯髄が
取り除かれた根管内に本発明のMRI口腔内測定用造影
剤を充填し、根管内の形状をMRI画像装置で読み取
る。この読み取られた根管内のデータから、この根管内
に一致する根管補填物をCAMによって作成する。そし
て、この根管補填物を根管内に接着手段を用いて接合す
る。この根管治療は、従来では、歯髄が取り除かれた根
管内に樹脂を充填していたため、長期の使用で組成変化
したり、内部に死腔ができたりして、結果的に炎症をお
こす不具合があったが、本発明を用いて根管治療を行う
ことにより、長期に使用しても組成変化しない根管補填
物が作成でき、根尖周囲組織の炎症の発生を防ぐことが
できる。また、口腔内を切開した際など、口腔内に露出
した顎骨など骨の形状を正確に測定することができる。
さらに、インプラントを用いた治療に際しても、各イン
プラントの位置関係や形状、インプラントと他の歯牙と
の関係、インプラントと顎骨との関係を測定でき、イン
プラント治療に用いて高い成果を上げることができる。
【図1】測定用カバーに保持されるMRI口腔内測定用
造影剤の説明用の正面図である。
造影剤の説明用の正面図である。
【図2】測定用カバーに保持されるMRI口腔内測定用
造影剤の説明用の上面図である。
造影剤の説明用の上面図である。
【図3】被測定物の側面図である。
【図4】修復物作成装置の概略ブロック図である。
【図5】変形例の説明図である。
2 MRI画像装置 8 被測定物 9 MRI口腔内測定用造影剤
Claims (2)
- 【請求項1】歯牙や、義歯、口腔内に露出する顎骨、イ
ンプラント構造体など、水素原子の含有量の少ない、あ
るいは水素原子を含有しない口腔内の被測定物を覆う水
素原子を多量に含むMRI口腔内測定用造影剤を測定す
るMRI画像装置と、 前記MRI画像装置で測定された
前記MRI口腔内測定用造影剤の形状から、前記被測定
物と接する前記MRI口腔内測定用造影剤の形状を読み
取る形状読取手段とを備えるMRI口腔内測定装置。 - 【請求項2】MRI画像装置によって測定される歯牙
や、義歯、口腔内に露出する顎骨、インプラント構造体
など、水素原子の含有量の少ない、あるいは水素原子を
含有しない口腔内の被測定物を覆うもので、水素原子を
多量に含む流動性を有した半固形状よりなるMRI口腔
内測定用造影剤。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4336089A JPH0728859B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | Mri口腔内測定装置およびmri口腔内測定用造影剤 |
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