JPH0728820Y2 - 水中刈払機 - Google Patents
水中刈払機Info
- Publication number
- JPH0728820Y2 JPH0728820Y2 JP4932290U JP4932290U JPH0728820Y2 JP H0728820 Y2 JPH0728820 Y2 JP H0728820Y2 JP 4932290 U JP4932290 U JP 4932290U JP 4932290 U JP4932290 U JP 4932290U JP H0728820 Y2 JPH0728820 Y2 JP H0728820Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- float
- brush cutter
- operating rod
- cutting blade
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、水中の草苅に適した刈払機に関するもので
ある。
ある。
第９図は従来の刈払機60により水草46を刈っている状態
を示している。後述のこの考案の実施例と対応する部分
については、同一符号で指示して、説明は省略し、主要
点についてのみ説明する。すなわち水底52から生える水
草46を水面44より下の高さで刈る場合、作業者54は、岸
辺56及び小船58等に立ち、刈払機60の先端部を水中に沈
めて、水草56の切断高さに刈刃18を保持し、刈刃18を切
断方向へ動かしている。
を示している。後述のこの考案の実施例と対応する部分
については、同一符号で指示して、説明は省略し、主要
点についてのみ説明する。すなわち水底52から生える水
草46を水面44より下の高さで刈る場合、作業者54は、岸
辺56及び小船58等に立ち、刈払機60の先端部を水中に沈
めて、水草56の切断高さに刈刃18を保持し、刈刃18を切
断方向へ動かしている。
従来の刈払機60の問題を列挙すると、次の通りである。
（ａ）作業者54は刈払機60の先端部の重量全部を支持す
る必要があり、また、身を乗り出した姿勢で刈る場合が
多いので、労力が増大している。
る必要があり、また、身を乗り出した姿勢で刈る場合が
多いので、労力が増大している。
（ｂ）水草46は一般的に所定の高さに揃えて刈られ、そ
の場合、刈刃18は所定の高さに保持される必要がある
が、刈刃18の高さは刈取り作業中、上下動し易く、作業
者の負担が増大している。
の場合、刈刃18は所定の高さに保持される必要がある
が、刈刃18の高さは刈取り作業中、上下動し易く、作業
者の負担が増大している。
〔課題を解決するための手段〕 ここにおいてこの考案は操作桿（12）の基端側にエンジ
ン（14）を、先端側にギヤケース（16）を介して回動さ
れる刈刃（18）を配設すると共に、前記操作桿（12）に
はその周方向の位置を調整自在に浮子（24）を取付け、
この浮子（24）が前記刈刃（18）を前記基端側から覆う
ことを特徴とする水中刈払機を提案するものである。
ン（14）を、先端側にギヤケース（16）を介して回動さ
れる刈刃（18）を配設すると共に、前記操作桿（12）に
はその周方向の位置を調整自在に浮子（24）を取付け、
この浮子（24）が前記刈刃（18）を前記基端側から覆う
ことを特徴とする水中刈払機を提案するものである。
上記構成からなるこの考案の水中刈払機において、浮子
（24）は水より浮力を受けて、水中内に沈んでいる刈払
機（10）の先端部の重量はほぼ零まで低減され、また水
中における刈刃（18）を保持する高さに応じて、操作桿
（12）の長手方向における浮子（24）の位置を変更する
ことにより、浮子（24）はほぼ水面（44）に位置し、浮
子（24）より下にある刈払機（10）の部分が水中にあつ
て、浮子（24）が操作桿（12）の基端側の方の位置にあ
る時ほど、刈刃（18）は水中の深い位置に保持される。
更に前記浮子（24）は、刈払機（10）を水草刈り用とし
て使用する場合、操作桿（12）に対して上側の回転位置
とし、また、刈払機（10）を地上の草刈用として使用す
る場合は、浮子（24）を操作桿（12）に対して下側の回
転位置とする。地上の草刈において、刈刃（18）に当た
って、作業者（54）の方へ飛散して来る飛散物は、浮子
（24）に衝突して、跳ね返り、作業者（54）に達しな
い。
（24）は水より浮力を受けて、水中内に沈んでいる刈払
機（10）の先端部の重量はほぼ零まで低減され、また水
中における刈刃（18）を保持する高さに応じて、操作桿
（12）の長手方向における浮子（24）の位置を変更する
ことにより、浮子（24）はほぼ水面（44）に位置し、浮
子（24）より下にある刈払機（10）の部分が水中にあつ
て、浮子（24）が操作桿（12）の基端側の方の位置にあ
る時ほど、刈刃（18）は水中の深い位置に保持される。
更に前記浮子（24）は、刈払機（10）を水草刈り用とし
て使用する場合、操作桿（12）に対して上側の回転位置
とし、また、刈払機（10）を地上の草刈用として使用す
る場合は、浮子（24）を操作桿（12）に対して下側の回
転位置とする。地上の草刈において、刈刃（18）に当た
って、作業者（54）の方へ飛散して来る飛散物は、浮子
（24）に衝突して、跳ね返り、作業者（54）に達しな
い。
以下、この考案を第１図〜第８図の実施例について説明
する。
する。
第２図は刈払機10の全体を概略的に示す斜視図である。
刈払機10は、長く延びる操作桿12と、この操作桿12の上
端部に結合するエンジン動力部14と、操作桿12の下端部
に結合するギヤ装置16と、このギヤ装置16の下面側に配
設されエンジン動力部14から操作桿12内の伝動軸36（第
５図）及びギヤ装置16の歯車（図示せず）を経て伝達さ
れる回転動力により回転される刈刃18とを備えている。
ハンドル20は、左右へ張り出すように操作桿12に固定さ
れ、スロットルレバー22は、ハンドル20の先端部に取付
けられ、エンジン動力部14のスロットル弁開度を調整す
る。浮子24は刈刃18に近い操作桿12の先端部に取付けら
れる。
刈払機10は、長く延びる操作桿12と、この操作桿12の上
端部に結合するエンジン動力部14と、操作桿12の下端部
に結合するギヤ装置16と、このギヤ装置16の下面側に配
設されエンジン動力部14から操作桿12内の伝動軸36（第
５図）及びギヤ装置16の歯車（図示せず）を経て伝達さ
れる回転動力により回転される刈刃18とを備えている。
ハンドル20は、左右へ張り出すように操作桿12に固定さ
れ、スロットルレバー22は、ハンドル20の先端部に取付
けられ、エンジン動力部14のスロットル弁開度を調整す
る。浮子24は刈刃18に近い操作桿12の先端部に取付けら
れる。
第３図及び第４図は浮子24をそれぞれ前方及び第２図の
上方から見た斜視図である。浮子24は、ブロー成形の合
成樹脂から成り、前方へ突出するひさし部26と、内部を
空洞とされている浮力部28とを有している。ひさし部26
の下面及び浮力部28の前面は遮蔽部30を形成する。２個
の隆起部32は、ひさし部26の上面に形成され、ナット
（図示せず）を埋設され、螺合穴34を有している。
上方から見た斜視図である。浮子24は、ブロー成形の合
成樹脂から成り、前方へ突出するひさし部26と、内部を
空洞とされている浮力部28とを有している。ひさし部26
の下面及び浮力部28の前面は遮蔽部30を形成する。２個
の隆起部32は、ひさし部26の上面に形成され、ナット
（図示せず）を埋設され、螺合穴34を有している。
第５図及び第６図は操作桿12への浮子24の取付構造を浮
子24の前面側及び側面側から示す図である。伝動軸36は
操作桿12の内側において同軸的に延びている。取付金具
38,40が、中央の半円部において操作桿12を挟むよう
に、接合され、２本のボルト42が、取付金具38,40の両
端部を挿通してから、隆起部32の螺合穴34に螺合して、
取付金具38,40を操作桿12に固着させている。
子24の前面側及び側面側から示す図である。伝動軸36は
操作桿12の内側において同軸的に延びている。取付金具
38,40が、中央の半円部において操作桿12を挟むよう
に、接合され、２本のボルト42が、取付金具38,40の両
端部を挿通してから、隆起部32の螺合穴34に螺合して、
取付金具38,40を操作桿12に固着させている。
第１図は刈払機10の先端部の斜視図である。ボルト42を
緩めることにより、浮子24は、操作桿12の軸方向及び周
方向へ変位自在となり、所望の軸方向及び周方向の位置
でボルト42を締めることにより、操作桿12の軸方向及び
周方向の任意に位置に固定される。
緩めることにより、浮子24は、操作桿12の軸方向及び周
方向へ変位自在となり、所望の軸方向及び周方向の位置
でボルト42を締めることにより、操作桿12の軸方向及び
周方向の任意に位置に固定される。
第７図は刈払機10により水草46を刈っている状態を示し
ている。刈払機10を水草46の刈り用として使用する場
合、浮子24は操作桿12に対して上側の回転位置とされ、
水草46は水面44より下の高さで刈られる。作業者54は例
えば小舟58に乗り込み、刈払機10の先端部を小舟58から
突出させて、水面44に置く。刈刃18を含む刈払機10の先
端部は水中に沈み、浮子24は、水から浮力を受け、水面
44の高さに保持される。浮子24の浮力により刈払機10の
先端部の重量はほぼ相殺され、作業者54が刈払機10を支
持するのに必要とされる力は大幅に軽減される。水草46
はほぼ高さを揃えられて刈られる。浮子24は水中におけ
る刈刃18を保持する高さに応じて、操作桿12の長手方向
における位置を変更される。浮子24は、刈払機10の長手
方向における位置に関係なく常にほぼ水面44に位置し、
その浮力により浮子24より下にある刈払機10の部分の重
量を相殺するとともに、刈刃18を浮子24からの長さに応
じた深さに保持する。
ている。刈払機10を水草46の刈り用として使用する場
合、浮子24は操作桿12に対して上側の回転位置とされ、
水草46は水面44より下の高さで刈られる。作業者54は例
えば小舟58に乗り込み、刈払機10の先端部を小舟58から
突出させて、水面44に置く。刈刃18を含む刈払機10の先
端部は水中に沈み、浮子24は、水から浮力を受け、水面
44の高さに保持される。浮子24の浮力により刈払機10の
先端部の重量はほぼ相殺され、作業者54が刈払機10を支
持するのに必要とされる力は大幅に軽減される。水草46
はほぼ高さを揃えられて刈られる。浮子24は水中におけ
る刈刃18を保持する高さに応じて、操作桿12の長手方向
における位置を変更される。浮子24は、刈払機10の長手
方向における位置に関係なく常にほぼ水面44に位置し、
その浮力により浮子24より下にある刈払機10の部分の重
量を相殺するとともに、刈刃18を浮子24からの長さに応
じた深さに保持する。
第８図は刈払機10により地上50の草48を刈っている状態
を示している。刈払機10を地上50の草48の刈り用として
使用する場合、浮子24は操作桿12に対して下側の回転位
置とされる。刈刃18の回転に伴って、小石等が、刈18に
当たって、刈刃18から作業者54（第７図）の方へ弾き飛
ばされるが、浮子24の遮蔽部30に跳ね返り、作業者54へ
の到達を防止される。
を示している。刈払機10を地上50の草48の刈り用として
使用する場合、浮子24は操作桿12に対して下側の回転位
置とされる。刈刃18の回転に伴って、小石等が、刈18に
当たって、刈刃18から作業者54（第７図）の方へ弾き飛
ばされるが、浮子24の遮蔽部30に跳ね返り、作業者54へ
の到達を防止される。
図示の実施例では、浮子24は操作桿12に取り付けられて
いるが、浮子24をギヤ装置16に取り付けてもよい。
いるが、浮子24をギヤ装置16に取り付けてもよい。
上記構成からなるこの考案の刈払機によれば、浮子が刈
払機の先端部に設けられ、水中における浮子の浮力によ
り刈払機の先端部における重量が低減されるので、刈払
機を支持する作業者の力が減少し、労力が軽減されると
共に、操作桿の長手方向における浮子の取付位置を変更
して、操作桿より下に沈む刈刃が保持される高さを調整
することができ、これによって、草を刈る高さを揃える
場合に、水草の刈る高さに刈刃を保持することができ、
更に刈払機を地上の草苅に使用する場合には、浮子を安
全カバーとして利用することができ、したがって、別個
に安全カバーを設ける必要がないので、有利である。
払機の先端部に設けられ、水中における浮子の浮力によ
り刈払機の先端部における重量が低減されるので、刈払
機を支持する作業者の力が減少し、労力が軽減されると
共に、操作桿の長手方向における浮子の取付位置を変更
して、操作桿より下に沈む刈刃が保持される高さを調整
することができ、これによって、草を刈る高さを揃える
場合に、水草の刈る高さに刈刃を保持することができ、
更に刈払機を地上の草苅に使用する場合には、浮子を安
全カバーとして利用することができ、したがって、別個
に安全カバーを設ける必要がないので、有利である。
第１図〜第８図はこの考案の実施例に関し、第１図は刈
払機の先端部の斜視図、第２図は刈払機の全体を概略的
に示す斜視図、第３図及び第４図は浮子をそれぞれ前方
及び第２図の上方から見た斜視図、第５図及び第６図は
操作桿への浮子の取付構造を浮子の前面側及び側面側か
ら示す図、第７図は刈払機により水草を刈っている状態
を示す図、第８図は刈払機により地上の草を刈っている
状態を示す図、第９図は従来の刈払機により水草を刈っ
ている状態を示す図である。 10……刈払機、12……操作桿、18……刈刃、24……浮
子。
払機の先端部の斜視図、第２図は刈払機の全体を概略的
に示す斜視図、第３図及び第４図は浮子をそれぞれ前方
及び第２図の上方から見た斜視図、第５図及び第６図は
操作桿への浮子の取付構造を浮子の前面側及び側面側か
ら示す図、第７図は刈払機により水草を刈っている状態
を示す図、第８図は刈払機により地上の草を刈っている
状態を示す図、第９図は従来の刈払機により水草を刈っ
ている状態を示す図である。 10……刈払機、12……操作桿、18……刈刃、24……浮
子。
Claims (1)
- 【請求項１】操作桿（12）の基端側にエンジン（14）
を、先端側にギヤケース（16）を介して回動される刈刃
（18）を配設すると共に、前記操作桿（12）にはその周
方向の位置を調整自在に浮子（24）を取付け、この浮子
（24）が前記刈刃（18）を前記基端側から覆うことを特
徴とする水中刈払機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4932290U JPH0728820Y2 (ja) | 1990-05-12 | 1990-05-12 | 水中刈払機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4932290U JPH0728820Y2 (ja) | 1990-05-12 | 1990-05-12 | 水中刈払機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH049522U JPH049522U (ja) | 1992-01-28 |
| JPH0728820Y2 true JPH0728820Y2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=31566909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4932290U Expired - Lifetime JPH0728820Y2 (ja) | 1990-05-12 | 1990-05-12 | 水中刈払機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0728820Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-12 JP JP4932290U patent/JPH0728820Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH049522U (ja) | 1992-01-28 |
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