JPH07288155A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH07288155A
JPH07288155A JP6080065A JP8006594A JPH07288155A JP H07288155 A JPH07288155 A JP H07288155A JP 6080065 A JP6080065 A JP 6080065A JP 8006594 A JP8006594 A JP 8006594A JP H07288155 A JPH07288155 A JP H07288155A
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JP
Japan
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ejector
connector
opening
mating
levers
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JP6080065A
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Akira Kimura
晃 木村
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単に組み立てられると共に、複数の相手側
コネクタを接続可能であって、且つ各相手側コネクタを
それぞれ選択的に離脱させ得る単一なイジェクト機構を
備えたコネクタを提供すること。 【構成】 このコネクタに備えられるイジェクト機構
は、枠体1に所定方向Xで可動に備えられた操作用のイ
ジェクタ4と、一端が相手側コネクタ6に所定方向で係
合可能で且つ他端がイジェクタ4に係合可能なように枠
体1に枢支されたレバー3a,3bとを含んでいる。イ
ジェクタ4はそれ自体の切り替え回転操作により、突き
当て部43の先端が各レバー3a,3bのうちの何れか
一方のみに係合する。又、このイジェクト機構は、イジ
ェクタ4をロックするロック部材5と、各挿抜口26
a,26bをそれぞれ開閉すると共に,ロック部材5の
イジェクタ4に対するロック状態を解除する2つの開閉
部材8a,8bとを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICカードやメモリカ
ード等の相手側コネクタと嵌合接続されるコネクタに関
し、詳しくは相手側コネクタを離脱させるためのイジェ
クト機構を備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコネクタとしては、例え
ば図11に示すような構造のものがある。このコネクタ
は、中空部20を有すると共に,上下2段のフレームに
受容部Sa ,Sb が形成された枠体1における一辺部
(相手側コネクタ6の先端部が当接される辺部)には相
手側コネクタ6のコンタクト(図示せず)に接続される
複数のピンコンタクト13が絶縁状態で設けられてい
る。即ち、このコネクタは2つの相手側コネクタ6を挿
入可能な構造を有する。
【0003】このため、枠体1の一辺部とは垂直な一側
面部には各相手側コネクタ6の挿抜方向に進退移動する
イジェクタ85a,85bが上下に2段構造で設けら
れ、枠体1の一辺部には各イジェクタ85a,85bの
一端側とそれぞれの一端側が係合する2個のレバー87
が回動可能に備えられている。これらのレバー87の他
端側はフック状の押し出し部87aを成しており、各レ
バー87は枠体1に設けられたピン86によって枢支さ
れ,ピン86の回りを回動可能になっている。
【0004】これらのイジェクタ85a,85b,レバ
ー87,及びピン86は、各イジェクタ85a,85b
の直線運動をそれぞれレバー87の回転運動に変換する
イジェクト機構を成す。このイジェクト機構において、
イジェクタ85a,85bを押込むと、それぞれレバー
87は回動して押し出し部87aが中空部20内へ進入
して各相手側コネクタ6を押し出す。
【0005】このイジェクト機構の動作を具体的に説明
すれば、先ず相手側コネクタ6の挿入時には、上段のイ
ジェクタ85a及びレバー87が初期的に図11に示す
ような状態である場合、上段の挿入部に相手側コネクタ
6を挿入すると、相手側コネクタ6の先端部でレバー8
7の押し出し部87aが押され,レバー87はピン86
を中心に回動する。これによってイジェクタ85aは図
11中の下段のイジェクト85bの状態で示されるよう
に手前の挿抜口側に引き出されて突出した状態となる。
このとき、ピンコンタクト13と相手側コネクタ6のピ
ンコンタクトとが接続される。
【0006】一方、相手側コネクタ6の離脱時には、突
出位置にあるイジェクタ85aを押し込むと、レバー8
7が回動し,押し出し部87aが中空部20内に進入し
て相手側コネクタ6を動かす。これによって相手側コネ
クタ6が枠体1から手前の挿抜口側に押し出され、ピン
コンタクト13と相手側コネクタ6のピンコンタクトと
の接続が解かれる。
【0007】尚、このコネクタは、2つの相手側コネク
タ6を接続可能な構造のものであるが、3つ以上の相手
側コネクタを接続可能な多段構造のコネクタもあり、こ
うした多段構造のコネクタにおいては、イジェクタやレ
バーも相手側コネクタの挿入許容数に応じた個数設けら
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した多段構造のイ
ジェクト機構付きコネクタの場合、イジェクト機構は相
手側コネクタの接続可能な数に応じて設けられているた
め、イジェクト機構の部品点数が多くなると共に、組み
立てが複雑になり、結果として製造面でコスト高になり
易いという問題がある。
【0009】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたもので、その技術的課題は、簡単に組み立てられる
と共に、複数の相手側コネクタを接続可能であって、且
つ各相手側コネクタをそれぞれ選択的に離脱させ得る単
一なイジェクト機構を備えたコネクタを提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、相手側
コンタクトを持つ複数の相手側コネクタを所定方向で挿
抜するための挿抜口と該相手側コンタクトに接続される
コンタクトとを有する枠体と、相手側コネクタを離脱さ
せて相手側コンタクト及びコンタクトの接続状態を解く
イジェクト機構とを含むコネクタにおいて、イジェクト
機構は、枠体に所定方向で可動に備えられた操作用のイ
ジェクタと、一端が相手側コネクタに所定方向で係合可
能で且つ他端がイジェクタに係合可能なように枠体に枢
支された複数のレバーとを含み、イジェクタはそれ自体
の切り替え操作により複数のレバーのうちの何れか一つ
にのみ係合するように構成されたコネクタが得られる。
【0011】又、本発明によれば、上記コネクタにおい
て、イジェクタは、所定方向に延びた軸心に関して回動
可能なものであり,該イジェクタを該軸心に関して回転
させることで複数のレバーのうちの何れか一つに係合す
るコネクタが得られる。
【0012】更に、本発明によれば、上記コネクタにお
いて、複数のレバーの他端は互いに隣接しており、イジ
ェクタは複数のレバーの他端に係合する突き当て部を有
し,該突き当て部は部分的に切除されて成るコネクタが
得られる。
【0013】加えて、本発明によれば、上記何れかのコ
ネクタにおいて、枠体にはイジェクタをロックするため
のロック部材が備えられ、ロック部材がイジェクタのロ
ック状態にあるときにイジェクタは収納状態にあるコネ
クタが得られる。
【0014】又、本発明によれば、上記コネクタにおい
て、枠体には挿抜口を開閉する開閉部材が備えられ、開
閉部材はロック部材のロック状態を解除できるコネクタ
や、更にこのコネクタにおいて、枠体には開閉部材に連
動して該開閉部材の開,閉操作に応じてオン・オフする
スイッチ部材が設けられたコネクタが得られる。
【0015】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明のコネクタにつ
いて、図面を参照して詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例に係るコネクタの
基本構成を斜視図により示したもので、図2はこのコネ
クタを分解斜視図により示したものである。又、図3は
このコネクタの要部構成を斜視図により示したもので、
図4はこの要部構成を分解斜視図により示したものであ
る。
【0017】このコネクタにおいては、枠体1に2つの
相手側コネクタ6に対する離脱を選択式で行う単一なイ
ジェクト機構が備えられている。
【0018】このイジェクト機構は、枠体1に所定方向
(矢印Xで示す相手側コネクタ6に対する挿抜方向)で
可動に備えられた操作用のイジェクタ4と、一端が相手
側コネクタ6に所定方向で係合可能で且つ他端がイジェ
クタ4に係合可能なように枠体1に枢支された2つのレ
バー3a,3bと、枠体1に設けられた2つの保持部4
0,41のうちの一方の保持部40とイジェクタ4とに
係合して設けられ,イジェクタ4をロックするロック部
材5と、枠体1における2つの相手側コネクタ6を挿抜
するための挿抜口26a,26b近傍に設けられ,各挿
抜口26a,26bにそれぞれ進退すると共に、ロック
部材5のイジェクタ4に対するロック状態を解除可能な
ようにロック部材5に係合する2つの開閉部材8a,8
bとを含んでいる。
【0019】このうち、イジェクタ4は、切り欠き部4
6が形成された本体部42内に軸心を有し、この軸心が
バネ座部47に結合され、更にバネ座部47からは小径
部が延在し、小径部からは各レバー3a,3bの他端に
係合する部分的に切除された突き当て部43が延在して
いる。このイジェクタ4は、その本体部42における中
途部が保持部40によって保持され、この保持部40か
ら隔てた突き当て部43の端部が保持部41によって保
持されている。この状態で保持部41の端面とバネ座部
47の端面とは、小径部に設けられたコイルバネ45の
両端部を係止する。
【0020】又、後文にて詳述するように、各レバー3
a,3bは枠体1に回動自在に取付けられ、イジェクタ
4は所定方向に延びた軸心に関して回動可能で且つ所定
方向に進退可能に設けられている。即ち、このイジェク
ト機構では、イジェクタ4を軸心に関して回転させるこ
とにより、イジェクタ4の突き当て部43が互いに隣接
された各レバー3a,3bの他端のうちの何れか一つに
のみ係合する。
【0021】一方、枠体1は、対向する一対のガイドフ
レーム21と、各ガイドフレーム21のうちの一端上面
側の相互間に架設された横桟部22と、この横桟部22
に対向し,各ガイドフレーム21の他端側の相互間に設
けられたコンタクトフレーム23a,23bとから成っ
ている。このうち、各ガイドフレーム21及びコンタク
トフレーム23a,23bには上下2段の受容部Sa
b が形成され、横桟部22の下側は2つの相手側コネ
クタ6に対する上下2段の挿抜口26a,26bとなっ
ている。因みに、各コンタクトフレーム23a,23b
にはそれぞれ複数のコンタクト13が所定のピッチで列
設されている。
【0022】又、図2を参照すれば、各コンタクトフレ
ーム23a,23bの上面にはそれぞれレバー3a,3
bの回転動作の中心となる回動軸35a,35bが設け
られており、これらの回動軸35a,35bは各レバー
3a,3bの中央部に形成された軸孔37a,37bに
挿入される。このように各コンタクトフレーム23a,
23bにそれぞれ各レバー3a,3bが枢支されること
により、各レバー3a,3bはそれぞれ各コンタクトフ
レーム23a,23b上を回転する。因みに、各コンタ
クトフレーム23a,23bに設けられた複数のコンタ
クト13は、挿抜口26a,26b内でガイドフレーム
21に沿って相手側コネクタ6が挿入されると、相手側
コネクタ6に備えられた複数のコンタクトとの間でそれ
ぞれ導通接続される。
【0023】各コンタクトフレーム23a,23bの両
側面にはそれぞれ係合凹部36a,36bが形成されて
おり、これらの係合凹部36a,36bはガイドフレー
ム21の端部側にそれぞれ設けられた係合凸部24との
間で結合される。保持部40,41にはそれぞれ水平方
向にスリット40a,41aが形成され、これらのスリ
ット40a,41aの中央部にはそれぞれ円形部40
b,41bが形成されている。これらの円形部40b,
41b内にはイジェクタ4が挿通される。
【0024】又、各レバー3a,3bにはそれぞれ一端
側に相手側コネクタ6と押圧接触される押出し部39
a,39bが形成されており、他端側にイジェクタ4の
突き当て部43に当接される係合部38a,38bが形
成されている。ここで押し出し部39a,39bは、相
手側コネクタ6が枠体1内へ挿入されているときは、中
空部20の外側に位置し、相手側コネクタ6を枠体1か
ら離脱させるときにはイジェクタ4と係合して中空部2
0内に進入し,それぞれ相手側コネクタ6を押し出す。
【0025】ロック部材5は、図3及び図4から明らか
であるように、挿抜口26a,26b側の保持部40の
垂直方向に形成されている溝部40cにその基部5aが
嵌合保持される。このロック部材5は、基部5aより折
返し部5b,5cが延在して形成されており、折返し部
5b,5cの頂部となる折返し頂部5dがイジェクタ4
の切り欠き部46に係合する。折返し部5cは幅広にな
っており、その上下端には突起部5eが形成されてい
る。
【0026】各開閉部材8a,8bは、それぞれ本体部
の一端側に設けられると共に,挿抜口26a,26bの
局部に対して進退することにより挿抜口26a,26b
を開閉する蓋部80a,80bと、本体部の他端側に延
在し,外側に曲折したアーム部83a,83bとを有
し、本体部の切り欠き部の底板面上に設けられた回動軸
用凸部86a,86bがガイドフレーム21に設けられ
た軸孔用凹部29bに挿入され,ガイドフレーム21に
対して回転可能に枢支される。
【0027】更に、開閉部材8a,8bは、それぞれ本
体部の上面に形成された係合凹部84a,84bがガイ
ドフレーム21にそれぞれ設けられた係合突起29aと
係合し,且つロック部材5の折返し頂部5dがイジェク
タ4の切り欠き部46に係合することにより、図3に示
されるようなイジェクタ4のロック状態となる。この状
態では蓋部80a,80bがそれぞれ挿抜口26a,2
6bの局部に進入して挿抜口26a,26bを閉状態と
する。
【0028】一方、この状態から蓋部80aを操作して
開閉部材8aを外側へと回転させると、係合突起29a
と開閉部材8aの本体部の上面に形成された係合凹部8
1aとが係合し、図5に示されるようなイジェクタ4の
ロック解除状態になる。このとき、開閉部材8aのアー
ム部83aがロック部材5の突起部5eの枠体1側(内
側)を通るように設計されているため、ロック部材5は
引き起こされて折り返し頂部5dと切り欠き部46との
係合が解除される。これにより、イジェクタ4はロック
解除状態となり、図5及び図6に示されるようにコイル
バネ45の付勢力によってロック部材5全体がイジェク
タ4よりも外側へ突出する。
【0029】ところで、イジェクタ4の突き当て部43
における先端は、図2,図7,図8,図9,及び図10
(a)〜(c)に示すように、部分的に切除されて半円
柱状部48が形成されている。この半円柱状部48は、
相手側コネクタ6の挿抜の使用状態に応じてイジェクタ
4の回転角度が可変されることにより、レバー3a,3
bの係合部38a,38bに対して選択的に当接,又は
退避される。
【0030】具体的に云えば、上述した図3に示したイ
ジェクタ4のロック状態,即ち、挿抜口26a,26b
から受容部Sa ,Sb 内に何れも相手側コネクタ6が収
納されていないときには、図7及び図10(a)〜
(c)に示されるように、半円柱状部48はレバー3
a,3bの係合部38a,38bを避け、突き当て部4
3の切除端面にそれぞれ係合部38a,38bが当接さ
れる。
【0031】この状態で、図5に示したように蓋部80
aを操作して開閉部材8aを外側へと回転させてイジェ
クタ4のロックを解除し、相手側コネクタ6を挿抜口2
6aから受容部Sa に収容する。このとき、イジェクタ
4はコイルバネ45の付勢力によって挿抜口26a,2
6b側に移動する。そこで、挿抜口26aから相手側コ
ネクタ6を離脱させる場合には、図8に示すように、矢
印TL方向(左回り方向)にイジェクタ4を約90度回
転させた後にイジェクタ4を押し込む。これにより、半
円柱状部48の先端面は、レバー3aの係合部38aに
当接して係合部38aを押圧するため、レバー3aの押
出し部39aが中空部20内に進入し,押出し部39a
が相手側コネクタ6を押し出す。このとき、半円柱状部
48の先端面は、下側のレバー3bの係合部38bには
当接されない。
【0032】引き続き、蓋部80bを操作して開閉部材
8bを外側へと回転させてイジェクタ4のロックを解除
し、相手側コネクタ6を挿抜口26bから受容部Sb
収容した場合にもイジェクタ4がコイルバネ45の付勢
力によって挿抜口26a,26b側に移動する。そこ
で、挿抜口26bから相手側コネクタ6を離脱させる場
合には、図9に示すように、矢印TR方向(右回り方
向)にイジェクタ4を約180度回転させた後にイジェ
クタ4を押し込む。これにより、半円柱状部48の先端
面は、レバー3bの係合部38bに当接して係合部38
bを押圧するため、レバー3bの押出し部39bが中空
部20内に進入し,押出し部39bが相手側コネクタ6
を押し出す。このとき、半円柱状部48の先端面は、上
側のレバー3aの係合部38aには当接されない。
【0033】即ち、このイジェクト機構において、イジ
ェクタ4は、それ自体の切り替え回転操作により各レバ
ー3a,3bのうちの何れか一つにのみ係合する。
【0034】因みに、レバー3a,3bと当接状態にあ
るイジェクタ4は、図8や図9に示したように回転方向
TL,TRの何れかに回動され、イジェクタ4に形成さ
れた切り欠き部46もこれに伴って回転して別の位置に
あるため、切り欠き部46はロック部材5の折返し頂部
5dとは係合しない状態のままコイルバネ45の付勢力
によって挿抜口26a,26b側に押し出された状態に
なっている。
【0035】そこで、各相手側コネクタ6をそれぞれ受
容部Sa ,Sb から取り出した後、各挿抜口26a,2
6bを閉じた状態としてイジェクタ4をロックする場合
には、それぞれ図8や図9に示す回転方向TL,TRと
は逆の方向にそれぞれ90度イジェクタ4を回転させて
元の状態(図7に示す状態)に戻した後、イジェクタ4
を押し込めば良い。これにより、切り欠き部46にロッ
ク部材5の折り返し頂部5dが係合し、イジェクタ4は
図3や図7に示したようなロック状態となる。即ち、こ
のイジェクト機構では、ロック部材5がイジェクタ4の
ロック状態にあるときにイジェクタ4は収納状態とな
る。
【0036】この後、開閉部材8a,8bの蓋部80
a,80bを閉状態とする。このとき、各係合突起29
aと係合凹部84a,84bとをそれぞれ係合させるよ
うに回転させると、アーム83a,83bはロック部材
5の突起部5eの外側(ロック解除時の反対面側)を通
り、ロックは解除されずに開閉部材8a,8bのみが回
転して蓋部80a,80bがそれぞれ挿抜口26a,2
6bを閉状態として図3に示したような開閉部材8a,
8bの閉状態となる。
【0037】このようにイジェクタ4の操作をその回転
角度に応じて挿抜の使用状態に対応させる構造は、例え
ば汎用的な電気機器の回転式モードスイッチ等の周知技
術を応用することによって容易に構成できる。
【0038】因みに、この実施例におけるコネクタは、
図2〜図5に示されるように、ガイドフレーム21にコ
ネクタ本体が組み込まれる機器の電源に接続されるスイ
ッチ機構が備えられ、コネクタへの通電のオン・オフを
切り替え可能に構成されている。このスイッチ機構は、
開閉部材8a,8bの近傍の枠体1のガイドフレーム2
1における上下位置にそれぞれ総計4箇所設けられた凹
部28に対し、スイッチ端子51a,51bとスイッチ
端子52a,52bとをそれぞれ対向するように組み込
んで対で構成される。開閉部材8a,8bが閉状態にあ
るとき、スイッチ端子51a,51bとスイッチ端子5
2a,52bとは互いに導通接触されず、オフ状態とな
る。
【0039】一方、開閉部材8a,8bが開状態にある
とき、アーム部83aがスイッチ端子51aをスイッチ
端子51b側へ,アーム部83bがスイッチ端子52a
をスイッチ端子52b側へと強制移動させ、スイッチ端
子51a,51bとスイッチ端子52a,52bとは相
互に導通接触されるため、オン状態となる。因みに、こ
のスイッチ機構は必要に応じて設けられるものである。
【0040】尚、この実施例においても2つの相手側コ
ネクタ6を接続可能な構造のものを説明したが、3つ以
上の相手側コネクタ6を接続可能な多段構造のコネクタ
とした上で、単一なイジェクト機構で各相手側コネクタ
6に対する離脱を選択式で行わせることも可能である。
但し、この場合、レバーの数を相手側コネクタ6の挿入
許容数に応じた個数設けると共に、イジェクタ4の突き
当て部43における先端の形状を改良し,その断面形状
を中心角が180度以下の所定角度の扇型としてイジェ
クタ4の回転角度をその所定角度分に合わせれば良い。
【0041】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明によれば、複
数の相手側コネクタに対する離脱を選択式で行う単一な
イジェクト機構を備えたコネクタが提供される。このコ
ネクタは、イジェクト機構における部品点数が従来のも
のよりも削減されると共に、組み立てを簡単に行い得る
ので、結果として、安価に製造可能になる。又、このイ
ジェクト機構の場合、イジェクタをロックするロック部
材を枠体に設けているので、不用意にイジェクタが誤操
作されることを防止できるようになる。更に、このイジ
ェクト機構では枠体にロック部材によるロック状態を解
除し且つ挿抜口を開閉する複数の開閉部材を設け、所望
の相手側コネクタを挿抜するときに該当する挿抜口の開
閉部材を開閉する操作を行わせるようにしているので、
相手側コネクタに対する挿抜を誤操作なく確実に行い得
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るコネクタの基本構成を
示した斜視図である。
【図2】図1に示すコネクタの分解斜視図である。
【図3】図1に示すコネクタの要部における拡大斜視図
である。
【図4】図3に示すコネクタ要部における拡大分解斜視
図である。
【図5】図3に示すコネクタ要部における一動作状態を
示した拡大斜視図である。
【図6】図1に示すコネクタにおける一動作状態を示し
た斜視図である。
【図7】図1に示すコネクタ要部における一動作状態を
部分的に示した拡大斜視図である。
【図8】図1に示すコネクタの要部における他の動作状
態を部分的に示した拡大斜視図である。
【図9】図1に示すコネクタの要部における別の動作状
態を部分的に示した拡大斜視図である。
【図10】図1に示すコネクタの一動作状態を説明する
ための構成図であり、(a)は正面図、(b)は平面
図、(c)は部分拡大側面図である。
【図11】従来のコネクタの基本構成を示した斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 枠体 3a,3b レバー 4 イジェクタ 5 ロック部材 6 相手側コネクタ 8a,8b 開閉部材 20 中空部 21 ガイドフレーム 22 横桟部 23a,23b コンタクトフレーム 26a,26b 挿抜口 38a,38b 係合部 39a,39b 押し出し部 40,41 保持部 43 突き当て部 48 半円柱状部 51a,51b,52a,52b スイッチ端子 80a,80b 蓋部 83a,83b アーム部 Sa ,Sb 受容部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手側コンタクトを持つ複数の相手側コ
    ネクタを所定方向で挿抜するための挿抜口と該相手側コ
    ンタクトに接続されるコンタクトとを有する枠体と、前
    記相手側コネクタを離脱させて前記相手側コンタクト及
    び前記コンタクトの接続状態を解くイジェクト機構とを
    含むコネクタにおいて、前記イジェクト機構は、前記枠
    体に前記所定方向で可動に備えられた操作用のイジェク
    タと、一端が前記相手側コネクタに前記所定方向で係合
    可能で且つ他端が前記イジェクタに係合可能なように前
    記枠体に枢支された複数のレバーとを含み、前記イジェ
    クタはそれ自体の切り替え操作により前記複数のレバー
    のうちの何れか一つにのみ係合するように構成されてい
    ることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタにおいて、前記
    イジェクタは、前記所定方向に延びた軸心に関して回動
    可能なものであり,該イジェクタを該軸心に関して回転
    させることで前記複数のレバーのうちの何れか一つに係
    合するように構成されたことを特徴とするコネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のコネクタにおいて、前記
    複数のレバーの他端は互いに隣接しており、前記イジェ
    クタは前記複数のレバーの他端に係合する突き当て部を
    有し,該突き当て部は部分的に切除されて成ることを特
    徴とするコネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載のコネクタにおい
    て、前記枠体には前記イジェクタをロックするためのロ
    ック部材が備えられ、前記ロック部材が前記イジェクタ
    のロック状態にあるときに前記イジェクタは収納状態に
    あることを特徴とするコネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のコネクタにおいて、前記
    枠体には前記挿抜口を開閉する開閉部材が備えられ、前
    記開閉部材は前記ロック部材のロック状態を解除できる
    ものであることを特徴とするコネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のコネクタにおいて、前記
    枠体には前記開閉部材に連動して該開閉部材の開,閉操
    作に応じてオン・オフするスイッチ部材が設けられたこ
    とを特徴とするコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5923541A (en) * 1996-06-26 1999-07-13 Alps Electric Co., Ltd. PC card connector device
JP2006309967A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Advanex Inc スライダーユニット及びカードコネクタ

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