JP2006309967A - スライダーユニット及びカードコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 カードコネクタの小型化、さらにはコストの低減化を可能にするとともに、組み立て易いスライダーユニット及びカードコネクタを提供する。
【解決手段】 カード2の挿抜方向に沿って移動可能となるようハウジング3に配設され、かつ、その位置が、ハートカム機構10によって第1の位置と、この第1の位置より開口から遠い側にある第2の位置とに切り換え可能とされるスライダー4と、スライダー4をカード抜脱方向へ付勢するコイルバネ13と、スライダー4に一体的に形成され、カード2の挿入方向側に当接可能とされた当接部23と、スライダー4に設けられ、コイルバネ13に挿通してこのコイルバネ13を保持するパイプ12とを備え、コイルバネ13より突出するパイプ12の両端がコイルバネ13が外挿される中間部に比べ部分的に拡げられた拡径部12a,12bとなっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メモリーカード等のカードの収容およびその抜脱をなさせるスライダーユニットと、このスライダーユニットを備えたカードコネクタに関する。
近年、携帯電話やデジタルカメラなどの各種端末機器では、音声データや、デジタルカメラで撮影した画像データを記録しあるいは通信するために、小型のメモリーカードが広く使用されるようになっている。このようなカードを使用する機器側のコネクタには、挿入され接続されたカードを簡易な操作で排出できるようにすべく、イジェクト機構が設けられている。
イジェクト機構としては、プッシュプッシュ方式のカードイジェクト(挿入されているカードを再押圧することによりイジェクト機構を働かせてカードをイジェクトする)機構を、ハートカム機構で実現したものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
このようなイジェクト機構では、通常、カードを挿抜方向に案内するスライダーが設けられており、このスライダーは、コイルバネによってカードをイジェクト(抜脱)する方向に付勢されている。ここで、コイルバネはこれをその長さ方向にガイドした状態で保持しないと容易に座屈してしまうことから、通常はスライダーに形成された筒部にコイルバネを挿入し、ここに保持している(例えば、特許文献1の図3、図15を参照)。
特許第3431608号公報 特開2003−217738号公報
ところで、特に携帯電話のように小型化が要求される機器にあっては、これに搭載されるカードコネクタについてもその小型化が要求されており、したがってイジェクト機構についてもその小型化が強く求められている。しかしながら、前述したようにイジェクト機構がコイルバネを筒部内に保持する構成のものである場合、この筒部の肉厚分、イジェクト機構はその幅方向および厚さ方向に余分なスペースが必要となり、したがってこれがカードコネクタの小型化が妨げられる一因となっている。
また、このような筒部を有するスライダーを金型で成型する場合、筒部についてはスライドコアが必要となり、したがって金型が複雑になってイニシャルコストが高くなってしまい、さらに金型が複雑となることで多数個取りが難しくなることから、ランニングコストも高くなってしまう。
そのため、例えば、コイルバネを細棒のシャフトに外挿して該コイルバネを保持させることにより、コイルバネの屈折を防止してこれを良好に保持することができるようになるとともに、従来のような筒部が不要となる。さらに、筒部に代えて設けられたシャフトは、コイルバネに挿通しているので、シャフト専用のスペースが必要とならず、筒部に要していた分のスペースをなくすことが可能になり、イジェクト機構の小型化が可能になる。しかしながら、コイルバネをシャフトに通しただけでは、コイルバネがシャフトから外れるなどして扱い難く、組み立て時に手間を要するといった課題が挙げられる。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、カードコネクタの小型化、さらにはコストの低減化を可能にするとともに、組み立て易いスライダーユニット及びカードコネクタを提供することにある。
そこで、上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、開口からカードを挿入させるカード収容空間を形成したハウジングに設けられて、カード収容空間へのカードの収容およびカード収容空間からのカードの抜脱をなさせるスライダーユニットであって、カードの挿抜方向に沿って移動可能となるようハウジングに配設され、かつ、その位置が、ハートカム機構によって第1の位置と、この第1の位置より開口から遠い側にある第2の位置とに切り換え可能とされるスライダーと、スライダーをカード抜脱方向へ付勢するコイルバネと、スライダーに一体的に形成され、カードの挿入方向側に当接可能とされた当接部と、スライダーに設けられ、コイルバネに挿通してこのコイルバネを保持するシャフトとを備え、コイルバネより突出する前記シャフトの両端が、コイルバネが外挿される中間部に比べ部分的に拡げられた拡径部となっていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、シャフトは、その一端がスライダーに保持されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、開口からカードを挿入させるカード収容空間を形成し、かつ、このカードの電極部に対応する入出力端子を備えるハウジングと、カードの挿抜方向に沿って移動可能とされ、かつ、その位置が、ハートカム機構によって第1の位置と、この第1の位置より前記開口から遠い側にある第2の位置とに切り換え可能とされたスライダーと、スライダーをカード抜脱方向へ付勢するコイルバネと、スライダーに一体的に形成され、カードの挿入方向側に当接可能とされた当接部と、を備えてなるカードコネクタにおいて、コイルバネは、中間部に比べ部分的に拡げられた拡径部を両端に有したシャフトの中間部に外挿され、拡径部がハウジングに形成された保持部に保持されてなることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、シャフトは、その一端がスライダーに保持されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、コイルバネにシャフトを挿通して該コイルバネを保持するようにしたので、コイルバネの座屈を防止してこれを良好に保持できるのはもちろん、従来のような筒部が不要となり、しかもこれに代えた設けられたシャフトはコイルバネに挿通していることからこのシャフト専用のスペースが必要とならず、したがって従来の筒部に要していた分のスペースをなくすことが可能になり、よってこのスライダーユニットを用いる機器の小型化が可能になる。また、筒部がないことでこれを形成する金型も比較的簡略なものとなり、したがってこの金型を多数個取りに構成することも容易になることから、イニシャルコスト、ランニングコストの両面でコストの低減化を図ることが可能になる。さらに、シャフトの両端部に拡径部を形成することで、一旦これら拡径部間に挿通保持されたコイルバネはシャフトから抜けなくなるため、扱い易いものとなる。また、ハウジングに組み込まれた際、コイルバネがハウジングの側壁に直接当接しないため、コイルバネの付勢力がハウジングにかかることで生じるハウジングのわずかながらの変形を防止することができる。また、コネクタは、一般的に基板にリフロー半田によって実装されるため、半田時に高温とされたハウジングは変形し易い状態となるが、コイルバネが直接ハウジングに当接しないため、コイルバネの付勢力によるハウジングの変形を防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、シャフトの一端が前記スライダーに保持されることにより、コイルバネがシャフトとともにスライダーと一体化されるので、組立時において組立性が向上し、生産性の向上が図られたものとなる。
請求項3に記載の発明によれば、前記のスライダーユニットと同様に、コイルバネにシャフトを挿通して該コイルバネを保持するようにしたので、従来の筒部に要していた分のスペースをなくすことが可能になり、よってその小型化が可能になる。また、筒部がないことでこれを形成する金型も比較的簡略なものとなり、したがってこの金型を多数個取りに構成することも容易になることから、イニシャルコスト、ランニングコストの両面でコストの低減化を図ることが可能になる。さらに、シャフトの両端部に拡径部が設けられているので、コイルバネが、一旦これら拡径部間に挿通保持された後はシャフトから抜けなくなるため、扱い易いものとなる。また、前記シャフトは、その両端が前記ハウジングに形成された保持部に保持されているのが好ましい。このように構成すれば、コイルバネがハウジングの保持部に直接当接しないため、コイルバネの付勢力が保持部にかかることで生じるハウジングの変形を防止することができるとともに、シャフト部分のハウジングへの組立が、予めコイルバネを外挿したシャフトの両端を単に保持部に保持させるだけでよくなるので、作業性が極めて良好になる。
請求項4に記載の発明によれば、予めコイルバネを挿通保持したシャフトの一端がスライダーに保持されてスライダーと一体化されているので、扱い易いものとなり、したがってハウジングへの取り付けが簡単になって作業性が極めて良好になる。
以下、本発明を詳しく説明する。
図1は本発明のカードコネクタの一実施形態を示す平面図であり、図1中符号1はカードコネクタ、2はこのカードコネクタ1に挿抜されるカードである。なお、この図1では、その内部の説明のため、ハウジング3のカバー(図示せず)を透視した状態で示している。
カードコネクタ1は、本実施形態では携帯電話に搭載されるもので、カード2を収容するハウジング3と、ハウジング3の内部に組み込まれたスライダーユニット4とを備えて構成されたものである。なお、カード2は、メモリーカード等の板状記憶媒体であって、音声データや画像データ等の記録を行うためのものである。このカード2には、その先端側、すなわちハウジング3内に納められた側に、端子となる多数の電極(図示せず)が形成されており、一方、ハウジング3にもカード2の各電極と対応する位置、すなわち、カード2が後述する第2の位置にまで挿入された際、前記各電極にそれぞれ接触し電気的に接続する位置に、細長帯状の導電性の板バネを折り曲げて成形した入出力端子(図示せず)が設けられている。
なお、カード2の電極については、これら電極が下側にされてハウジング3内に挿入されるノーマルタイプであっても、逆に電極が上側にされてハウジング3内に挿入されるリバースタイプであってもよい。その場合に、もちろんハウジング3側の入出力端子については、用いられるカード2のタイプに応じて、その入出力端子の位置が予め決定されている。
また、カード2には、その一方の側の側辺に、後述するロック部14の係合部14fと係脱可能に係合する係合凹部2aが形成されており、さらにこの係合凹部2aより先端側(挿入方向側)には切欠部2bが形成されている。切欠部2bは、カード2の角部が一部切り欠かれて形成されたもので、特に係合凹部2aより先側の辺は、カード2の側辺に対し傾斜した斜辺2cとなっている。
ハウジング3は、矩形状の底板3Aとこれの三辺に該底板3Aより立ち上がる側板3Bとを有した合成樹脂製のハウジング本体(図1中では、ハウジング3としてハウジング本体のみを示している)と、これの上部を覆う金属製のカバー(図示せず)とからなり、その内部をカード収容空間5としたもので、側板3Bを形成していない辺において、カード収容空間5に通じる開口6を有したものである。ここで、開口6は、ハウジング3の幅方向(カード2の挿抜方向と直交する方向)において一方の側に若干偏って形成されており、ハウジング3の他方の側は、前記スライダーユニット4を収容するためのスライダーユニット収容部8となっている。
スライダーユニット収容部8に収容されたスライダーユニット4は、図5に示す構造を成しており、イジェクト機構を構成するもので、カード2の挿抜方向に沿って移動可能に設けられた樹脂製のスライダー9と、このスライダー9のハートカム機構10を構成するカムフォロアー11と、スライダー9に設けられた円筒形状のパイプ(シャフト)12と、パイプ12に外挿されたコイルバネ13とから構成されている。なお、パイプ12の代わりに円柱状の細棒を用いてもよい。
スライダー9は、図1及び図5(a)に示すように、その上面側に前記ハートカム機構10を構成するカム溝15が形成されている。このカム溝15は、従来公知の平面視略ハート状のもので、図6に示すカムフォロアー11の一端部11aがこのカム溝15内を相対的に走行することで、カード収容空間5内におけるカード2の位置決めをなすものとなっている。なお、カムフォロアー11は、図6に示すように、その両端部が略直角に折曲してなる金属製でコ字状の細棒からなるもので、前述したようにその一端部11aがカム溝15内を走行できるよう自由端となっており、他端部11bはハウジング3に形成された取り付け孔3a(図1参照)に回動可能に取り付けられ、ここに保持されたものとなっている。また、このカムフォロアー11は、前記したハウジング3のカバー(図示せず)によってその中央部分が常に付勢されており、これによってその両端部、すなわち一端部11a及び他端部11bは、ハウジング3側に付勢されている。これにより、特にその一端部11aは、カム溝15内から外れることなく、カム溝15内を走行するようになっている。
カム溝15は、図1及び図7に示すように、カムフォロアー11の一端部11aが矢印方向に一方通行で進むべく、各所定位置に段差や傾斜が設けられている。すなわち、後述するようにカード2が押し込まれておらず、したがってスライダー9がカード2によってカード収容空間5の奥側に移動させられていない初期状態においては、カムフォロアー11の一端部11aは、図7に示したようにカム溝15の地点Aに位置する。なお、この初期状態にあるスライダー9の位置を、本発明では「第1の位置」としている。
そして、後述するようにカード2が挿入されることでスライダー9が前進すると、カム溝15は、カムフォロアー11の一端部11aを、矢印に沿ってB、Cの各地点を通って走行させ、さらに地点Dに至らせる。地点Bでは、カム溝15が二方向に分岐しているものの、一方の側に段差を形成していることにより、矢印に沿って地点Cに向けて走行させるようになっている。
地点Cに至ると、カムフォロアー11の一端部11aはそれ以上進めなくなる。この状態の時にカード2への押圧を解除すると、スライダー9はコイルバネ13の付勢力によって後退し、一端部11aがスライダー9のカム溝15内を移動し地点Dへと移動する。地点Cを経て地点Dに至ると、スライダー9の移動が停止させられ、この状態に保持される。なお、カムフォロアー11の一端部11aがこの地点Dで停止しているときのスライダー9の位置を、本発明では「第2の位置」としている。
そして、この状態から再度スライダー9が前進させられると、カム溝15は、カムフォロアー11の一端部11aを、矢印に沿ってE地点へと至らせる。地点Eに至るとカムフォロアー11の一端部11aはそれ以上進めなくなり、この状態で再びカード2への押圧を解除すると、一端部11aが地点Bに走行し、さらに地点Aに復帰する。地点Dでは、地点Cに戻る方向には段差が形成されていることにより、必ず地点Eに向けて走行させるようになっている。
また、スライダー9の、上記カム溝15の近傍には、図7に示すように前記地点Bと地点Cとの間に第1の突壁18aが、また地点Dの近傍に第2の突壁18bが、それぞれカム溝15の開口側から上方へ突出するようにして形成されている。第1の突壁18aは、前述したようにカムフォロアー11の一端部11aがカム溝15内を相対的に移動し、地点Bから地点Cに至ることでスライダー9が第1の位置から第2の位置に至る際、カムフォロアー11の中間部に当接してこれを乗り越えさせるものである。また、第2の突壁18bは、前記一端部11aが移動し、地点Dから地点Eを経て地点Aに戻ることでスライダー9が第2の位置から第1の位置に戻る際、カムフォロアー11の中間部に当接してこれを乗り越えさせるものである。そして、このようにカムフォロアー11を乗り越えさせることによって第1の突壁18a、第2の突壁18bは、カード2の挿抜を操作する者に、クリック感を与えるようになっている。なお、これら第1の突壁18a、第2の突壁18bは、その上面側が傾斜面となっており、したがってカムフォロアー11がこれらを乗り越える際、引っかかることなく円滑に乗り越えることができるようになっている。
また、スライダー9には、図1に示すようにハウジング3の開口6側で、カード収容空間5と反対の側に、パイプ保持部19が形成されている。このパイプ保持部19は、図2及び図5(b)に示すように、後述するパイプ12を収容する溝19aを有したもので、その一端側には、端部保持部19Aが形成されており、パイプ12の一端側を保持するものである。この端部保持部19Aは、図5(b)に示すように、互いに相反する方向に湾曲する保持部19b,19cを有しており、これらはパイプ12の軸方向に位置をずらして配置され、パイプ12の一端側を挟み込むようにしてこれを摺動可能に挟持するものである。すなわち、保持部19bと保持部19cとの間にパイプ12が挿通される構成となっている。
パイプ12は、図2及び図3(a)に示すように、金属製円筒状を呈するもので、前述したようにコイルバネ13に挿通してこれを外挿したものである。このパイプ12は、コイルバネ13の長さ、すなわち圧縮した状態でなく無負荷の状態での伸長したときの長さより長く形成されており、これによってその両端が共にコイルバネ13より突出した状態でコイルバネ13を保持することになる。図1及び図3(b)に示すように、パイプ12の両端は、その線径を他の部位、つまり、中間部に比べ部分的に拡げた拡径部12a,12bとなっており、強圧により肉を流動させるサイジング加工によって形成されるものである。この両拡径部12a,12bは、図1及び図4(a)に示すように、その最大径がコイルバネ13のバネ径よりも大径とされている。そのため、パイプ12の中間部に外挿されるコイルバネ13は、パイプ12から外れることなく保持される。パイプ12にコイルバネ13を保持させる場合、予め、その一端側のみに拡径部12aを形成しておくことによって、他端側からコイルバネ13が挿入されるようになっており、こうしてコイルバネ13を外挿したパイプ12の他端側をスライダー9のパイプ保持部19に設置した後、端部保持部19Aから外側に突出したパイプ12の他端側に拡径部12bを形成する。このとき、パイプ12に外挿されているコイルバネ13は、図2に示すように、端部保持部19Aの一側に接触した状態となる。
このようにパイプ12の径を拡げることで、コイルバネ13は図4(b)に示すようにハウジング3の側壁に形成された保持部3bに直接当接せず、したがってコイルバネ13の付勢力が常にハウジング3にかかることでハウジング3にわずかながら変形が生じるのを防止することができる。なお、カードコネクタ1は、通常、リフロー半田によって基板に実装されるが、リフロー半田時の高温化においても、ハウジング3にコイルバネ13が直接当接していないことにより、コイルバネ13の付勢力によるハウジング3の変形を防止できる。
さらに、このようにパイプ12の両端部に拡径部12a,12bを形成することで、一旦これら拡径部12a,12b間に挿通保持されたコイルバネ13はパイプ12から抜けなくなり、パイプ12とともにスライダー9と一体化されるので、組立時において組立性が向上し、生産性の向上が図られたものとなる。
そして、コイルバネ13の拡径部12a,12bは、ハウジング3の側壁に形成された保持部3bにそれぞれ保持され、これによってパイプ12はハウジング3に固定されている。したがって、パイプ12は、後述するようにスライダー9が移動(進退)する際のガイドとしての機能も有したものとなっている。このパイプ12に外挿されたコイルバネ13は、パイプ12上に伸縮可能に保持され、かつ、座屈することなくパイプ12と同方向に延びた姿勢を保持したものとなっている。
また、スライダー9には、図1及び図2に示すように、その後端側のカード収容空間5側にロック部14が形成されている。ロック部14は、パイプ保持部19に沿って伸びるように形成され、パイプ保持部19に対してカード収容空間5側に間隔をおいて配設されたものとなっている。その先端部には、図1に示すように、カード収容空間5側に突出する係合部14fが形成されており、上記カード2に形成された係合凹部2aに係脱可能に係合するよう構成されたものである。なお、この係合部14fは、略三角形状に形成されており、したがってこれがカード2に押圧されると、この押圧力が横方向に向かう(逃げる)力に変換され、ロック部14はカード収容空間5と反対の側に付勢されるようになっている。すなわちこのロック部14は、パイプ保持部19側に撓むことができるように形成されており、後述するように横方向(内面22方向)への力が付与されると、この力によってパイプ保持部19側に撓むようになっている。
また、スライダー9には、その先端側に、前記カード2の挿入方向側の切欠部2bに当接する当接部23が一体に形成されている。
次に、このような構成のカードコネクタ1にカード2を挿抜する方法について説明する。
カードコネクタ1にカード2を挿入するには、まず、カード2を開口6からカード収容空間5に入れ、さらにこれを押し込む。すると、図1に示したようにカード2は、その切欠部2bの斜辺2cがロック部14の係合部14fに当接し、これを押圧することにより、その押圧力が横方向(内面22方向)に変換され、これによってロック部14は内面22側に付勢される。すると、ロック部14は、前述したようにパイプ保持部19側へ撓むように構成されていることから、ロック部14がパイプ保持部19側へ撓むことによって係合部14fが内面22側に引っ込む。この状態でさらにカード2が押し進められると、カード2の側辺に押圧されることで係合部14fは、引っ込んだ状態に保持される。そして、挿入方向側の切欠部2bが当接部23に当接し、その際に、カード2の係合凹部2aが前記係合部14fと対応する位置に至ることにより、ロック部14への押圧が解除されて係合部14fが元の位置に復帰し、係合凹部2aに係合する。したがって、カード2はカードコネクタ1内にロック(ハーフロック)された状態になる。
次に、この状態、すなわちスライダー9が第1の位置にある状態から、カード2の電極(端子)をハウジング3側の入出力端子に接続して導通させるべく、カード2をさらに押圧してスライダー9とともにカード収容空間5の奥側に押し込む。このとき、スライダー9は、パイプ12がハウジング3に保持されてガイドとなっているため、その前進が横方向にぶれることなく真っ直ぐになされる。
なお、スライダー9が後退する際にも、前進のときと同様、ぶれることなく真っ直ぐになされるようになっている。
このようにしてカード2をスライダー9とともに押し込むと、ハートカム機構10によってカード2は、図8(b)に示すように、第2の位置に案内される。すなわち、スライダー9の移動に伴い、カムフォロアー11の一端部11aがスライダー9のカム溝15内を相対的に移動することにより、カード2はスライダー9によって第2の位置に案内される。このカムフォロアー11の一端部11aの移動は、図7に示すようにカム溝15の地点Aから矢印に沿ってB、Cの各地点を通り、地点Dに至ることでなされる。なお、このようにカード2を押し込むことでスライダー9を前進させると、パイプ12に外挿されたコイルバネ13はパイプ保持部18に押圧されて収縮し、これによってスライダー9を後退させる方向に付勢する付勢力を発生する。ここで、特にカムフォロアー11の一端部11aが地点Aから地点Bを通って地点Cに至ると、図8(a)に示すように一端部11aはそれ以上進めなくなり、操作者はこれを指先で感知する。そこで、操作者はカード2の押圧を止めると、スライダー9は前記のコイルバネ13の付勢力によって後退させられ、これによってカムフォロアー11の一端部11aは図7に示すように地点Cから地点Dに移動する。そして、この地点Dにてカムフォロアー11の一端部11aは、図8(b)に示すように、それ以上コイルバネ13の付勢方向に進めなくなることから、ここで停止する。したがって、これに伴ってカード2も後退し、第2の位置に保持され、その電極(端子)がハウジング3側の入出力端子に接続して導通する。
また、このようにカード2を押し込み、スライダー9のカム溝15内にカムフォロアー11の一端部11aを相対的に移動させると、この一端部11aが地点Bから図7に示したように地点Cに至る際、すなわちスライダー9が第1の位置から第2の位置側に至る際、前述したようにカムフォロアー11の中間部が第1の突壁18aに当接してこれを乗り越える。このとき、カード2の操作者は、カムフォロアー11が第1の突壁18aを乗り越えるのをクリック感として感知することにより、カード2がスライダー9とともに第2の位置、すなわちカード2の電極(端子)がハウジング3側の入出力端子に接続し導通したことを認識する。
そして、カード2の使用が終了し、これをカードコネクタ1から抜き出すには、再度カード2を押し込む。すると、スライダー9が移動することでカムフォロアー11の一端部11aがスライダー9のカム溝15内を相対的に移動し、図7に示すように地点Dから地点Eに移動する。地点Eに至ると、図8(c)に示すように、一端部11aはそれ以上進めなくなり、操作者はこれを指先で感知する。そこで、操作者はカード2の押圧を止めると、スライダー9は前記のコイルバネ13の付勢力によって後退させられ、これによって図7に示すように、カムフォロアー11の一端部11aは地点Eから地点Bを通って初期位置である地点Aに戻り、ここで停止する。よって、カード2はスライダー9とともに第1の位置に復帰させられ、図1に示した状態となる。
また、このようにカード2を押し込み、スライダー9のカム溝15内にカムフォロアー11の一端部11aを相対的に移動させると、この一端部11aが地点Dから地点E、さらに地点Aに至る際、すなわちスライダー9が第2の位置から第1の位置に至る際、前述したようにカムフォロアー11の中間部が第2の突壁18bに当接してこれを乗り越える。このとき、カード2の操作者は、カムフォロアー11が第2の突壁18bを乗り越えるのをクリック感として感知することにより、カード2が第2の位置から外れたことを認識する。
このようにしてカード2が第1の位置に復帰しても、その状態では前述したようにカード2はカードコネクタ1内にロック(ハーフロック)された状態となっているため、ここから自然に外れることはない。そこで、操作者はカード2を引き抜くことにより、これをカードコネクタ1から取り外す。このように第1の位置にあるカード2を引き抜くと、カード2の係合凹部2aがロック部14の係合部14fを押圧することにより、ロック部14は横方向(内面22方向)に付勢されてパイプ保持部19側に撓み、係合部14fによるカード2のロックが外れる。よって、カード2がカードコネクタ1から引き抜かれる。
なお、カード2が第2の位置にある状態では、このカード2に比較的小さな引き抜き力が落下等によって不測に与えられた場合、ロック部14のロック力によってカード2が抜かれてしまうことが防止されている。すなわち、図8(b)に示した状態でカード2に対し引き抜き力が与えられても、この状態ではロック部14によってその移動が規制されているので、係合部14fによるカード2のロックが外れず、したがってそのロック状態が保持される。
また、カード2が第2の位置にある状態においても、カード2に大きな引き抜き力が与えられた場合には、ロック部14が内面22側に撓むことにより、係合部14fが係合凹部2aから外れる。したがってカード2は、そのロックが外れてカードコネクタ1から引き出されるようになる。
よって、このような構成のカードコネクタ1にあっては、これからカード2を外す際、第1の位置においては比較的小さい力を必要とし、第2の位置においては比較的大きい力を必要とする、ダブルハーフロック機構を備えたものとなる。したがって、イジェクト機構(ハートカム機構)によってカード2を排出させる際、カード2が強い勢いで飛び出してしまうといったことを防止することができるとともに、例えば誤操作等によって第2の位置にあるカード2を無理矢理引き抜こうとした場合に、カードコネクタ1を破損させることなくカード2を引き抜くことが可能となる。
また、第1の突壁18a、第2の突壁18bをそれぞれ設け、カムフォロアー11がこれらを乗り越えることで操作者にクリック感が伝わるようにしたので、これによってスライダー9が第1の位置から第2の位置に至り、あるいは第2の位置から第1の位置に戻ることを感知することができる。したがって、従来のようにカム溝にクリック感を出すための段差を設ける必要がなくなり、これによりカムフォロアー11の一端部11aの研磨を簡略化することができ、コストの低減化を図ることができる。
また、このカードコネクタ1に用いられるスライダーユニット4にあっては、コイルバネ13にパイプ12を挿通してコイルバネ13を保持するようにしたので、従来のような筒部が不要となり、しかも、これに代えて設けられたパイプ12はコイルバネ13に挿通していることからこのパイプ専用のスペースが必要とならず、したがって従来の筒部に要していた分のスペースをなくすことができる。よって、このスライダーユニット4を用いたカードコネクタ1を小型化することができる。
また、筒部がないことでこれを形成する金型も比較的簡略なものとなり、したがってこの金型を多数個取りに構成することも容易になることから、スライダーユニット4をそのイニシャルコスト、ランニングコストの両面でコスト低減化を図ることができる。
さらに、パイプ12の両端部に拡径部12a,12bを形成することで、一旦これら拡径部12a,12b間に挿通保持されたコイルバネ13はパイプ12から抜けなくなり、スライダー9と一体化されるので扱い易く、ハウジング3への取り付けが簡単になって作業性が極めて良好になる。したがって、組立時において組立性が向上するとともに、生産性の向上が図られたものとなる。
また、ハウジング3に組み込まれた際、コイルバネ13がハウジング3の側壁に直接当接しないため、コイルバネ13の付勢力がハウジング3にかかることで生じるハウジング3のわずかながらの変形を防止することができる。さらに、リフロー半田時に高温となった端子部材の熱がハウジング3に伝達しても、ハウジング3にコイルバネ13が直接当接しないため、コイルバネ13の付勢力によるハウジング3の変形を防止できる。
なお、ロック部14はなくてもよく、ハウジング3の底面に形成される入出力端子にカード2の保持機能を持たせてもよい。すなわち、入力端子の弾性力でカード2を図示しないハウジング3のカバー側へ押圧させることによって、カード2を保持することとしてもよい。したがって、この入力端子の押圧力によってもカード2の引き抜き防止が可能となる。
また、前記のスライダーユニット4については、前述したカードコネクタ1以外の機器にも、カード2等の各種の板状記憶媒体などを案内する部材として使用可能である。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない限り各種の設計的変更が可能である。
例えば、図10に示すように前記パイプ12に、コイルバネ13に加えてこのコイルバネ13よりバネ性の強い横断面V状の板バネ25を取り付けてもよい。この板バネ25は、金属板をV状に曲げてなり、このV状の状態からされに各折曲片25a、25aが互いに近づく方向に曲げられると、元の状態に開くよう付勢力を発揮するよう形成されたもので、各折曲片25a、25aにはそれぞれパイプ12を通すための取付孔(図示せず)が形成されている。また、この板バネ25は、前記パイプ12において、コイルバネ13とパイプ保持部19との間に配置され、この位置にて取付孔にパイプ12が通されることで、パイプ12に取り付けられている。
ここで、この板バネ25は、各折曲片25a、25aが互いに近づく方向に曲げられて付勢方向と反対方向に閉じているときには、その取付孔の内縁がパイプ12に強く接触せず、したがってパイプ12に対する摩擦による規制力が小となるようになっている。一方、付勢方向に開いているときには、その取付孔の内縁がパイプ12に対して強く接触し、これによって摩擦による規制力が大となるようになっている。
このような構成からなるカードコネクタ1にあっては、ハートカム機構10によってカード2を第2の位置から第1の位置に戻し、これを抜脱しようとすると、パイプ12に外挿されたコイルバネ13と板バネ25との付勢力により、スライダー9を介してカード2が第1の位置に戻される。その際、まず、コイルバネ13よりバネ性が強いことから板バネ25がその付勢力を発揮し、閉じた状態から開いた状態となる。すると、この板バネ25のパイプ12に対する摩擦による規制力が大となることから、コイルバネ13が収縮した状態から伸長して元の状態に復帰する際、板バネ25のパイプ12に対する規制力が働くことにより、カード2が第2の位置から第1の位置に戻る際の勢いが抑えられる。
したがって、カードコネクタ1からカード2が強い勢いで飛び出すことでカード2が落下し、破損してしまうなどの不都合を防止することができる。
また、例えばこの板バネ25の取り付け位置に図9に示すようにCリング30を設け、さらにパイプ12の一部を押し潰してその線径を中間部に比べ部分的に拡げた拡径部31を形成してもよい。このように構成することにより、上記のようにハートカム機構10によってカード2を第2の位置から第1の位置に戻し、これを抜脱しようすると、パイプ12に外挿されたコイルバネ13の付勢力により、スライダー9を介してカード2が第1の位置に戻される。その際、パイプ12に外挿されたCリング30がパイプ12の拡径部31に係合することで、パイプ12に対し摩擦による規制力を発生する。したがって、コイルバネ13が収縮した状態から伸長して元の状態に復帰する際、Cリング30によってパイプ12に対する規制力が働くことにより、カード2が第2の位置から第1の位置に戻る際の勢いが抑えられる。
したがって、このような構成によってもカードコネクタ1からカード2が強い勢いで飛び出すことでカードが落下し、破損してしまうなどの不都合を防止することができる。
さらに、このようなCリング30を用いるのに代えて、コイルバネ13の端部、すなわち図9中の板バネ25側の一部、例えば二巻き程度を、そのバネ径を小さくするようにしてもよい。これにより、バネ径を小さくした部分が前記の拡径部12aに係合することでパイプ12に対し摩擦による規制力を発生することから、コイルバネ13が収縮した状態から伸長して元の状態に復帰する際、このバネ径を小さくした部分によってパイプ12に対する規制力を働かせることができる。
本発明のカードコネクタの一実施形態を示す平面図である。 スライダーの斜視図である。 パイプの拡径部の形状を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 (a)はパイプの端部に形成された拡径部を示す要部拡大図、(b)はパイプがハウジングに取り付けられた状態を示す要部拡大平面図である。 スライダーの構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は側面図である。 カムフォロアーの側面図である。 カム溝の構成を説明するための平面図である。 (a)〜(c)はカードの挿抜操作によるスライダーの動作を説明するための平面図である。 本発明のカードコネクタの他の実施形態を示す平面図である。 Cリングが、パイプの拡径部に係合した状態を示す要部断面図である。
符号の説明
1 カードコネクタ
2 カード
3 ハウジング
3b 保持部
4 スライダーユニット
5 カード収容空間
6 開口
9 スライダー
10 ハートカム機構
12 パイプ(シャフト)
12a,12b 拡径部
13 コイルバネ

Claims (4)

  1. 開口からカードを挿入させるカード収容空間を形成したハウジングに設けられて、前記カード収容空間への前記カードの収容および前記カード収容空間からの前記カードの抜脱をなさせるスライダーユニットであって、
    前記カードの挿抜方向に沿って移動可能となるよう前記ハウジングに配設され、かつ、その位置が、ハートカム機構によって第1の位置と、該第1の位置より前記開口から遠い側にある第2の位置とに切り換え可能とされるスライダーと、
    前記スライダーをカード抜脱方向へ付勢するコイルバネと、
    前記スライダーに一体的に形成され、前記カードの挿入方向側に当接可能とされた当接部と、
    前記スライダーに設けられ、前記コイルバネに挿通して該コイルバネを保持するシャフトとを備え、
    前記コイルバネより突出する前記シャフトの両端が、前記コイルバネが外挿される中間部に比べ部分的に拡げられた拡径部となっていることを特徴とするスライダーユニット。
  2. 前記シャフトは、その一端が前記スライダーに保持されていることを特徴とする請求項1記載のスライダーユニット。
  3. 開口からカードを挿入させるカード収容空間を形成し、かつ、該カードの電極部に対応する入出力端子を備えるハウジングと、
    カードの挿抜方向に沿って移動可能とされ、かつ、その位置が、ハートカム機構によって第1の位置と、該第1の位置より前記開口から遠い側にある第2の位置とに切り換え可能とされたスライダーと、
    前記スライダーをカード抜脱方向へ付勢するコイルバネと、
    前記スライダーに一体的に形成され、前記カードの挿入方向側に当接可能とされた当接部と、を備えてなるカードコネクタにおいて、
    前記コイルバネは、中間部に比べ部分的に拡げられた拡径部を両端に有したシャフトの前記中間部に外挿され、前記拡径部が前記ハウジングに形成された保持部に保持されてなることを特徴とするカードコネクタ。
  4. 前記シャフトは、その一端が前記スライダーに保持されていることを特徴とする請求項3記載のカードコネクタ。

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