JPH07286926A - 高耐圧,低差圧スイッチ - Google Patents

高耐圧,低差圧スイッチ

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Publication number
JPH07286926A
JPH07286926A JP10189794A JP10189794A JPH07286926A JP H07286926 A JPH07286926 A JP H07286926A JP 10189794 A JP10189794 A JP 10189794A JP 10189794 A JP10189794 A JP 10189794A JP H07286926 A JPH07286926 A JP H07286926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
piston
differential pressure
low
switch
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10189794A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Araki
敏幸 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は高圧の2ケ所の被測定流体圧
を直接比較して低差圧を検出しスイッチング信号として
取出す小型で安価な高耐圧,低差圧スイッチを提供する
にある。 【構成】 差圧検出を行なうスイッチに内蔵したピスト
ン2の両側へ2ケ所の被測定流体圧を導き、設定差圧以
下で動くピストンに固定したマグネット7の動きを位置
センサで検出し、電気的なスイッチ信号として取出すも
のにおいて、設定差圧はピストンの片側に設置されるス
プリング5により決定され、またピストンの両側には作
動時、不作動時の2点の流体が高圧側より低圧側へ流出
するのを防止するためのテーパ面を設け、シリンダエッ
ヂの間でシールを可能としたことを特徴としている。又
ピストン外周部にスリット又はバイパス穴11を設けて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高圧の同一種類計測流体
の差圧検出に使用される差圧スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】高圧力下での低差圧の検出方法としては ブルドン管式高圧力計2台を揃えて装置し両圧力計
の圧力差偏位を計測する。 圧力発信器をそれぞれの計測個所に設置し両発信器
の信号を比較して差圧スイッチ信号として取出す。 特殊な高耐圧用隔膜を用いた差圧発信器を使用す
る。 以上3つの方式が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(1)ブルドン管式高圧力計2台を揃えて計測する差圧
スイッチは、被測定流体が高圧になると圧力計測流体も
その圧力に比例して強度を増す為、圧力計の分解能の最
低圧力が高く、精度も悪く低差圧の測定がむずかしい。
又発信器2台を用いそれらの信号で比較する場合では単
位信号の持つ圧力が高くなる為精度が低く、低差圧の測
定がむずかしい。 (2)隔膜を使用して両圧力を直接比較する場合は、隔
膜が高圧用で差圧計測の精度を上げる為、特殊材料を用
いるので高価となり精度を低下する。 (3)その他2台の圧力計を用いる方法は、2台の計器
個有の誤差が有る為計測差圧値が2台の誤差分で出る不
具合があり、又2台の計器を用いる為費用も高い等の問
題があった。
【0004】本発明の目的は前記従来の問題点を解消す
る為になされたものであり、高圧の被測定流体を直接比
較して低差圧の検出を可能にし、スイッチング信号とし
て取出す事で小型で安価な高耐圧,低差圧スイッチを提
供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明の高耐圧,低差
圧スイッチは、同一種類の被測定流体の圧力差を検出す
る差圧スイッチにおいて、差圧検出を行なう2点の流体
をスイッチに内蔵したピストン2の両側へ導き、設定差
圧で動くピストンに固定したマグネット7の動きを間接
的に位置センサで検出し、電気的なスイッチ信号として
取り出す方式のものであり、ピストンの片側に設置され
設定差圧を決定するスプリング5と、ピストンの両側に
作動時、不作動時に2点の流体が高圧側より低圧側へ流
出するのを防止するテーパー面とを有してなり、シリン
ダエッヂとの間でシール可能としたことを特徴としてい
る。
【0006】第2発明は第1発明において、スピードを
調節するスリットもしくはバイパス穴11をピストンの
外周部に設け、高圧ポート3に設けられたオリフィス1
2との開口比で流体振動等の誤動作を防ぐ機能を持つこ
とを特徴としている。
【0007】
【作用】図1においてピストン2はスプリング5の押圧
力P3 と、Aをピストン断面積とするとき低圧P2 に対
する高圧P1 との差圧力A(P1 −P2 )とを較べ低い
方へ移動する。この移動量l1 はスプリング5の長さ方
向の押圧力P3 に見合う差圧力(P1 −P2 )Aの値を
示しピストンのマサツ抵抗が小さいので低差圧が正確に
計測出来る。又前記移動量l1 はピストンに取付られた
マグネット7から近接スイッチ9を取付ているプラグエ
ンド迄の寸法l2 より小さくなっている。差圧(P1
2 )に依り移動したピストン2はA1 又はA2 の導口
をその差圧で塞ぐので、この作用はチェックバルブと同
じ機能でありピストン移動後の被測定流体の流れは無
い。
【0008】ピストンに設けられたバイパス穴11はピ
ストンがA1 又はA2 の導口を塞いでいる時、ピストン
2にじゃまされず(P2 A+P3 )とP1 Aの比較を正
確に行う為とピストン2の移動スピードを制限する為に
設けられている。ピストン2の移動スピードはオリフィ
ス12の開口断面積A4 とスリット開口部断面積A3
比で決まる。A4 を流れる流量とA3 を流れる流量の差
でピストンを移動させるため、振動に対するダンピング
効果を生じる。近接スイッチ9はマグネット7が移動す
る事でスイッチングを行うが、この信号は間接的に行な
われスイッチの作用には被測定流体の圧力は関係せず、
内部の差圧信号を外部へ出力する事が出来る。
【0009】
【実施例】以下図1〜2を参照して本発明の実施例を具
体的に説明する。図2は本発明の断面図であり高圧側ポ
ート3と低圧側ポート4から導入された被測定流体はピ
ストン2の両側に導入され圧力の低い方へピストン2を
動かす。このピストン2と導口A1 及びA2 はチェック
バルブ機能をそなえており低圧になった方の口を塞ぐ。
【0010】ピストン2には11に示すスリット又はバ
イパス穴が設けられており、さらに高圧ポート3に設け
られたオリフィス12により制限された流体は、ピスト
ン2を差圧により移動させる際スリット又はバイパス穴
を流れる流体の抵抗とピストン2の抵抗を受け、その抵
抗は流体振動等に対しダンピングの役割をはたし誤動作
を防ぐ。又前記スリット及バイパス穴はピストン2が導
口A1 、又はA2 を有するとき、ピストン径にじゃまさ
れず正確な差圧の比較を可能にしている。
【0011】ピストンはピストン断面積をAとするとき
差圧力(P1 −P2 )Aとスプリング5の押圧力P3
を比べて低い方へ移動する。この移動はピストン2に設
けられたマグネット7の移動となり、近接スイッチ9が
作動し、外部へ信号として取出される。マグネットの効
力を発揮させる為ピストン2及び近接スイッチ台8は非
磁性体で製作されている。近接スイッチ9はプラグ材1
0で近接スイッチ台8へ固定され、求める差圧はスプリ
ング5の押圧力で決定される。この差圧調整は、スプリ
ング5を交換する外にスプリング受け6をポート4を利
用して図示しない6角レンチで回転し、外周ねじで移動
させてスプリング5の取付長を変え、差圧の設定変更が
出来るように構成されている。
【0012】次に前記実施例の作用について説明する。
先づピストン2の両側に同一種類で求めようとする小差
圧の2ケ所よりの液体圧を導入する。運転中流体回路内
の2点の差圧(P1 −P2 )が大より小に変化し設定値
になるとマグネットにより近接スイッチ9が作動し、ス
イッチング信号として取出すことができる。
【0013】
【発明の効果】以上に説明した様に、本発明の差圧スイ
ッチは、差圧(P1 −P2 )をキャッチする部分がピス
トン2とこれに連設されたスプリング5であり、その両
端に直接被測定流体を導入し、低圧P2 側に設けられて
いる調整可能なスプリングの押圧力によりピストン2が
動き、スイッチング信号を出力すると云う簡単な構造で
あり、被測定流体の圧力に関係なく低差圧を計測出来、
低差圧計測時の問題点である流体振動等の誤動作を高圧
ポートのオリフィス12とピストンに設けたスリット又
はバイパス穴で防止しているので、その価格も安く小型
に出来る効果が有る。
【0014】本発明は被測定流体が同一でその容量が大
きく、計測時わずかな流れが高圧から低圧に生じても関
係ない系に用いられ高耐圧,低差圧の検出を実現できる
ものであり、その用途は上記条件さえ満足すれば油圧、
水圧、蒸気圧、ガス圧等ほとんどの流体差圧の計測に利
用出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る差圧スイッチの原理
【図2】本発明の第1実施例に係る差圧スイッチの断面
【符号の説明】
1…シリンダ、2…ピストン、3…高圧側ポート、4…
低圧側ポート、5…スプリング、6…スプリング受け、
7…マグネット、8…近接スイッチ台、9…近接スイッ
チ、10…プラグ材、11…ピストンに設けられたスリ
ット又はバイパス穴、12…オリフィス、P1 …高圧側
の圧力、P2 …低圧側の圧力、P3 …スプリングの押圧
力、A1 …高圧側の導口(断面積)、A2 …低圧側の導
口(断面積)、A3 …ピストンに設けたバイパス穴(断
面積)、A4 …高圧ポートに設けられたオリフィス(断
面積)、A…ピストン断面積、l1 …設定差圧以上とな
った場合の変位、l2 …ピストンに固定されたマグネッ
トとプラグ内面迄の距離l1 <l2

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一種類の被測定流体の圧力差を検出す
    る差圧スイッチにおいて、差圧検出を行なう2点の流体
    をスイッチに内蔵したピストン(2)の両側へ導き、設
    定差圧で動くピストンに固定したマグネット(7)の動
    きを間接的に位置センサで検出し、電気的なスイッチ信
    号として取り出す方式のものであり、ピストンの片側に
    設置され設定差圧を決定するスプリング(5)と、ピス
    トンの両側に作動時、不作動時に2点の流体が高圧側よ
    り低圧側へ流出するのを防止するテーパー面とを有して
    なり、シリンダエッヂとの間でシールを可能とした高耐
    圧,低差圧スイッチ。
  2. 【請求項2】 スピードを調節するスリットもしくはバ
    イパス穴(11)をピストンの外周部に設け、高圧ポー
    ト(3)に設けられたオリフィス(12)との開口比で
    流体振動等の誤動作を防ぐ機能を持つことを特徴とする
    上記請求項1の高耐圧,低差圧スイッチ。
JP10189794A 1994-04-15 1994-04-15 高耐圧,低差圧スイッチ Withdrawn JPH07286926A (ja)

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JP10189794A JPH07286926A (ja) 1994-04-15 1994-04-15 高耐圧,低差圧スイッチ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100662874B1 (ko) * 2005-03-14 2007-01-02 강제원 플로우 스위치
CN102971614A (zh) * 2010-06-28 2013-03-13 Ta海德罗尼克斯有限责任公司 用于压差传感器的具有安全阀的阀门组件
CN104867779A (zh) * 2014-02-26 2015-08-26 泽坦有限公司 用于燃料过滤器的压差开关
JP2016206082A (ja) * 2015-04-24 2016-12-08 ヤマシンフィルタ株式会社 差圧検出装置及び濾過装置

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Effective date: 20010703