JPH07286721A - ガス供給装置の温度制御装置 - Google Patents

ガス供給装置の温度制御装置

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JPH07286721A
JPH07286721A JP10478094A JP10478094A JPH07286721A JP H07286721 A JPH07286721 A JP H07286721A JP 10478094 A JP10478094 A JP 10478094A JP 10478094 A JP10478094 A JP 10478094A JP H07286721 A JPH07286721 A JP H07286721A
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temperature
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雅之 纐纈
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 常温常圧では液化しやすいプロセスガスを加
熱保温しながら所定量正確に供給でき、脱着の容易なガ
ス供給装置の温度制御装置を提供すること。 【構成】 略円弧状に湾曲された矩形状の弾性部材18
の一部を強い曲率で湾曲した係止部を有し、棒状若しく
は円筒状の部材19の段差を係止部に係止する。その矩
形状の弾性部材18を開閉弁54の側面に帯状に形成さ
れた凹みに弾力により着脱可能に取り付ける。棒状若し
くは円筒状の部材19によりヒータ又は温度センサが所
定位置に取り付けられる。或は、開閉弁又は質量流量制
御弁53に固設された高熱伝導性のプレート1の上面に
挿入孔を設け、側面に段差を有するヒータ又は温度セン
サ3を挿入する。挿入孔の周縁とヒータ又は前記温度セ
ンサ3の段差とによりヒータ又は温度センサ3が所定位
置に取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置等で使
用される、常温では液化しやすいジクロールシラン(S
iH2Cl2)等のプロセスガスを供給するガス供給装置
用の温度制御装置に関し、さらに詳細には、エアオペレ
ート弁や電磁弁等(以下、「開閉弁」という)へのヒー
タや温度センサの脱着を特段の工具を要さず上方からの
操作のみで可能とし、かつ、これらの取付時の位置を容
易に再現できるようにすることにより開閉弁のメンテナ
ンス性を改善したガス供給装置の温度制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体集積回路中の絶縁膜と
して、気相成膜された酸化珪素薄膜等が多用されてい
る。かかる酸化珪素等の気相成膜は、成膜槽中に載置さ
れたウエハ上に、化学蒸着成膜法にて行うのが普通であ
る。そのための珪素供給源としては、例えばモノシラン
(SiH4 )のような常温常圧で気体であるものばかり
でなく、ジクロールシランのような、常温常圧では液化
しやすいものも多く使用されている。その他半導体製造
装置等で使用される常温常圧で液化しやすいプロセスガ
スとして、テトラエトキシシラン(TEOS)、六フッ
化タングステン(WF6 )等がある。
【0003】ジクロールシラン等の液化しやすいプロセ
スガスを供給する場合、プロセスガスの供給ルートであ
る高圧ボンベ、配管、マスフローコントローラ等のガス
ラインを加熱することが必要となる。その理由は、ガス
ラインの途中でジクロールシランが液化すると、流量計
測が正確に行えないため反応チャンバへの供給ガス量が
不正確となり、製造される半導体集積回路等の性能を悪
くするからである。また、液化したジクロールシラン等
が質量流量計付流量制御弁の細管を詰まらせて寿命を短
縮する問題もある。ジクロールシラン等のプロセスガス
の液化を防止するため、従来のガス供給装置では、例え
ば図14に示すように、テープ状のヒータ51を配管、
継手、ガス弁52、54および質量流量計付電磁弁53
等により構成されるガスラインの両側に沿わせ、結束バ
ンド56で固定することにより、ジクロールシラン等が
気化温度以上になるように加熱保温していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来のガ
ス供給装置の加熱保温には、以下の問題点があった。図
14に示すように、ガス供給装置は、形状が異なる複数
のガス弁52、54、継手および質量流量計付電磁弁5
3等より構成されていて外形に段差があり、一方、テー
プ状のヒータ51は芯線の断線が生じやすく、特に直角
または鋭角に曲げたような施工をすると寿命が短くなる
ので、ガス弁52、54、継手および質量流量計付電磁
弁53の表面に均等に密着させて固定するには、熟練が
必要であった。
【0005】特に、ガス弁52、54、継手および質量
流量計付電磁弁53はそれぞれ外壁の厚さ等が異なる。
そして、供給するプロセスガスが液化しないまでもその
温度が大きく変化するようなことがあると、質量流量計
付電磁弁53の質量流量の計測が不正確となり、半導体
製造プロセスに悪影響を与えるため、プロセスガスはで
きるだけ一定温度にコントロールする必要がある。この
ため、テープ状のヒータ51をいかように取り付ければ
ガス弁52、54、継手および質量流量計付電磁弁53
内を通過する液化しやすいプロセスガスを均一に加熱保
温して液化を防止できるかについては、作業者の経験に
依存していた。しかし、従来のテープ状のヒータ51を
用いる方法では、作業者の経験に委ねられているため、
熱が届かない部位が生ずる等温度ムラが生じがちであっ
た。このため、テープ状のヒータ51を取り付けた更に
その上を断熱材で覆うような対策を必要としていた。
【0006】このため、質量流量計付電磁弁53等のメ
ンテナンスのため交換する場合には、断熱材やテープ状
のヒータ51をいちいち取り外す必要があり、交換作業
に数時間を要し、半導体製造プロセスの稼働率向上の障
害となっていた。特に、質量流量計付電磁弁53はガス
ライン中ではメンテナンス頻度が高い部品であることか
ら問題が大きかった。また、ガスライン周辺には、他の
プロセスガスのガスラインその他の機器が密集している
のが普通であり作業アクセスがよくないことから、特に
断熱材の脱着が極めて煩雑であった。更に、断熱材の覆
い方を正確に再現できないため、整備後のプロセス条件
が変化して半導体製造工程に悪影響を与える場合があっ
た。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点を解決し
て、常温常圧では液化しやすいプロセスガスを加熱保温
しながら所定量正確に供給するためにガス供給装置を流
れる流体を加熱保温する温度制御装置であって、テープ
状のヒータ等を取り外すことなく、また特段の工具を要
さず上方からの操作のみで容易にヒータや温度センサの
電磁弁等へ脱着することを可能とし、かつ、これらの取
付時の位置を容易に再現できるようにすることにより電
磁弁等のメンテナンス性を改善したガス供給装置の温度
制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)この目的を達成するために、本発明のガス供給装
置の温度制御装置は、開閉弁と質量流量制御弁とを有す
るガス供給装置を流れる流体の温度制御を行う温度制御
装置であって、開閉弁又は質量流量制御弁に固設され、
上面に挿入孔を形成された高熱伝導性のプレートと、前
記挿入孔に差し込まれた、ヒータ又は温度センサと、前
記ヒータ又は前記温度センサのケーブルを挿通する円筒
状のアダプタ部材とを有し、前記挿入孔の周縁と前記ア
ダプタ部材の下端との当接により、前記ヒータ又は前記
温度センサを前記開閉弁又は前記質量流量制御弁の所定
の位置に取り付けるとともに、前記ヒータ又は前記温度
センサの着脱を上方からの操作で行えるようにしたこと
を特徴とする構成とされる。
【0009】(2)また、本発明のガス供給装置の温度
制御装置は、開閉弁と質量流量制御弁とを有するガス供
給装置を流れる流体の温度制御を行う温度制御装置であ
って、開閉弁又は質量流量制御弁に固設され、ネジ溝が
切られた挿入孔を上面に形成された高熱伝導性のプレー
トと、前記挿入孔に螺着される円筒形状のアダプタと、
前記アダプタを透して前記挿入孔に差し込まれたヒータ
又は温度センサとを有し、前記アダプタの上端と前記ヒ
ータ又は前記温度センサの外枠との当接により、前記ヒ
ータ又は前記温度センサを前記開閉弁又は前記質量流量
制御弁の所定の位置に取り付けるとともに、前記ヒータ
又は前記温度センサの着脱を上方からの操作で行えるよ
うにしたことを特徴とする構成とされる。
【0010】(3)また、本発明のガス供給装置の温度
制御装置は、開閉弁を有するガス供給装置を流れる流体
の温度制御を行う温度制御装置において、開閉弁を保持
すると共に内部にガス流路が形成されたブロックと、前
記ブロックの上面に形成された挿入孔と、前記挿入孔に
上方から挿入されたヒータ又は温度センサとを有するこ
とを特徴とする構成とされる。 (4)また、本発明のガス供給装置の温度制御装置は、
側面に帯状の凹みが形成された開閉弁を有するガス供給
装置を流れる流体の温度制御を行う温度制御装置であっ
て、全体が略円弧状に湾曲され、その一部に強い曲率で
湾曲された係止部を有する矩形状の弾性部材と、棒状若
しくは円筒状のアダプタとを有し、前記弾性部材の弾力
により前記アダプタを前記開閉弁の所定の位置に着脱可
能に取り付け、そのアダプタにより前記開閉弁を保持す
るブロックにヒータ又は温度センサを取り付けるように
したことを特徴とする構成とされる。
【0011】(5)また、本発明のガス供給装置の温度
制御装置は、(4)に記載する温度制御装置であって、
前記アダプタの側面に形成された段差を有し、前記係止
部と前記アダプタの段差との係止により、前記アダプタ
を前記開閉弁の所定の位置に着脱可能に取り付けるよう
にしたことを特徴とする構成とされる。 (6)また、本発明のガス供給装置の温度制御装置は、
(4)又は(5)に記載する温度制御装置であって、前
記弾性部材の両端に固設され、前記開閉弁に取り付けた
際に開閉弁の上端より上方に突出するツマミピンを有
し、前記ツマミピンを上方から操作することにより前記
アダプタを着脱するようにしたことを特徴とする構成と
される。
【0012】
【作用】上記(1)の構成のガス供給装置の温度制御装
置は、開閉弁又は質量流量制御弁に固設して使用され
る。プレートの上面に形成された挿入孔にヒータ又は温
度センサを挿入し、ヒータ又は温度センサのケーブルを
挿通する円筒状のアダプタ部材の下端を挿入孔の周縁に
当接させてヒータ又は温度センサが開閉弁又は質量流量
制御弁の所定の位置に取り付けられる。ヒータ又は温度
センサの脱着は、上方への引き抜き及び上方からの差込
みにより容易になされる。
【0013】上記(2)の構成のガス供給装置の温度制
御装置は、プレートの上面に形成された挿入孔に円筒形
状のアダプタを螺着し、アダプタを透してヒータ又は温
度センサを挿入孔に挿入すると、アダプタの上端とヒー
タ又は温度センサの外枠との当接により、ヒータ又は温
度センサは開閉弁又は質量流量制御弁の所定の位置に取
り付けられる。ヒータ又は温度センサの脱着は、上方へ
の引き抜き及び上方からの差込みにより容易になされ
る。上記(3)の構成のガス供給装置の温度制御装置で
は、ブロックの上面に形成された挿入孔に上方から挿入
されたヒータ又は温度センサにより、ブロック内に形成
されたガス流路を流れる流体の温度制御がなされる。
【0014】上記(4)の構成のガス供給装置の温度制
御装置は、略円弧状に湾曲された矩形状の弾性部材が弾
力により、開閉弁に帯状に形成された凹みに嵌合され
る。そして、弾性部材の一部が強い曲率で湾曲された係
止部に棒状若しくは円筒状のアダプタを係止する。この
とき、開閉弁の帯状の凹みと弾性部材との嵌合によりア
ダプタが取り付けられ、ヒータ又は温度センサは開閉弁
の所定の位置に取り付けられる。上記(5)の構成のガ
ス供給装置の温度制御装置では、アダプタの側面に形成
された段差と係止部との係止により、アダプタが正確に
位置決めされる。上記(6)の構成のガス供給装置の温
度制御装置では、上方から操作して弾性部材の両端に固
設されたツマミピンを手動で押し広げると、弾性部材と
アダプタとを上方へ抜き取ることができ、ヒータ又は温
度センサも取り外し可能となる。また、逆の操作で開閉
弁に取り付けることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。図1にガス供給装置
の温度制御装置を使用するガス供給装置の全体構成の概
念図を示す。質量流量計付流量制御弁53の入力ポート
には、取付ブロック24を介して入力ブロック30が付
設されている。入力ブロック30の上面には、入力開閉
弁54およびパージ弁55が付設されている。質量流量
計付流量制御弁53の出力ポートには、取付ブロック2
5を介して出力ブロック31が付設されている。出力ブ
ロック31の上面には、出力開閉弁56が付設されてい
る。
【0016】入力ブロック30には、入力開閉弁54の
入力ポートに接続する連通路37、取付ブロック24の
連通路を介して入力開閉弁54の出力ポートと質量流量
計付流量制御弁53の入力ポートとパージ弁55の出力
ポートとを連通する連通路36、およびパージ弁55の
入力ポートに接続する連通路41とが穿設されている。
連通路37は、プロセスガス(ここではジクロールシラ
ンFとする)の供給源に連通している。また、連通路4
1は、入力ブロック30を横断的に連結する横断ブロッ
ク126に形成された連通路を介して、パージ用の窒素
ガス供給源に連通している。
【0017】出力ブロック31には、出力開閉弁56の
出力ポートに接続する連通路38、及び取付ブロック2
5の連通路を介して出力開閉弁56の入力ポートと質量
流量計付流量制御弁53の出力ポートとを連通する連通
路35とが穿設されている。連通路38は、半導体工程
でジクロールシランFを使用する供給先に連通してい
る。質量流量計付流量制御弁53は、質量流量計部分と
電磁弁部分とを有する公知の質量流量計付流量制御弁で
ある。また、入力開閉弁54、パージ弁55および出力
開閉弁56は、それぞれ、入力ポートと出力ポートとを
連通又は遮断するエアオペレート弁である。質量流量計
付流量制御弁53、入力開閉弁54、パージ弁55およ
び出力開閉弁56は、図示しないコントローラにより制
御される。
【0018】上記の概念構成を有するガス供給装置の斜
視図を図2に示す。質量流量計付流量制御弁53、入力
開閉弁54、パージ弁55、および出力開閉弁56は、
これらを付設する入力ブロック30、出力ブロック3
1、取付ブロック24、25を介して基台27上に配置
されている。取付ブロック24、25は、上面に設けら
れた取付ネジ22、22により入力ブロック30、出力
ブロック31に取り付けられている。取付ネジ22、2
2を上方からスクリュドライバ、六角レンチ等で操作す
ることにより、質量流量計付流量制御弁53を取付ブロ
ック24、25ごと入力ブロック30、出力ブロック3
1に脱着することができる。
【0019】そして、質量流量計付流量制御弁53の下
部には伝熱プレート1が取り付けられている。伝熱プレ
ート1は、熱伝導性の高い材質(例えばアルミ又はアル
ミ合金等)で作られた部材であり、棒ヒータの発生する
ジュール熱を質量流量計付流量制御弁53に伝達すると
ともに、その温度を温度センサによりモニタするための
伝熱体である。質量流量計付流量制御弁53自体には通
常、棒ヒータや温度センサを取り付けるスペースがない
ので、高熱伝導性の伝熱プレート1を取り付けて用いる
のである。
【0020】また、入力開閉弁54の傍には、固定リン
グ18を介してヒータアダプタ19が取り付けられてい
る。ヒータアダプタ19は、棒ヒータを入力ブロック3
0に装着するためのものであり、棒ヒータのジュール熱
は入力ブロック30に伝達されるようになっている。出
力開閉弁56にも同様に固定リング18によりヒータア
ダプタが取り付けられ、棒ヒータを出力ブロック31に
装着するようになっている。
【0021】伝熱プレート1及び伝熱プレート1に取り
付けられる棒ヒータ2、温度センサ3等の構成を図3に
斜視図で示す。伝熱プレート1は、側部12と底部13
とを有する略L字断面形状の部材であって、側部12に
は熱電対取付孔14、棒ヒータ取付孔15、ブロックア
ダプタ取付孔16が上方から形成され、底部13にはネ
ジ止め孔28が形成されている。ネジ止め孔28によ
り、伝熱プレート1の底部13を質量流量計付流量制御
弁53の下面に密着させて取り付けることができる。棒
ヒータ2は、内部に電気抵抗線を有し外形を円柱状とし
たものであって、棒ヒータ取付孔15に挿入される。通
電コード29により通電されるとジュール熱を発生す
る。温度センサ3は、段差8を有する円筒形状の部材に
熱電対を内蔵したものである。下方に延設された先端の
接合部分4で温度を検知する。
【0022】伝熱プレート1の側部12に設けられた熱
電対取付孔14は、ネジ溝が切られており下部にネジ部
分を有する円筒形状の熱電対アダプタ6が螺着される。
熱電対アダプタ6の上方から温度センサ3を挿入する
と、熱電対先端の接合部分4が熱電対アダプタ6を貫通
して熱電対取付孔14に進入する。このとき熱電対アダ
プタ6の上端7と温度センサ3の段差8との当接によ
り、熱電対先端の接合部分4は正しく位置決めされる。
また、ピン32でネジ止めすることにより、温度センサ
3を挿入した状態で固定することができる。図4に、温
度センサ3を挿入して固定した状態での断面図を示す。
【0023】側部12に設けられたブロックアダプタ取
付孔16は、ネジ溝が切られており下部にネジ部分を有
する円筒形状のブロックアダプタ17が螺着される。ブ
ロックアダプタ17の上端には、ネジ孔が形成されてい
る。ブロックアダプタ17の上方には、略直方体形状の
ヒータ取付ブロック9が載置される。ヒータ取付ブロッ
ク9には、上下に貫通する孔11が穿設されている。ヒ
ータ取付ブロック9の上方から、下端にネジ部が形成さ
れた固定杆10を孔11を透してブロックアダプタ17
上端のネジ孔に螺着することにより、ヒータ取付ブロッ
ク9は固定される。
【0024】ヒータ取付ブロック9には孔11の他、内
方が円筒形状とされた溝23が形成されている。溝23
には、円筒形状のヒータアダプタ5が挿入され、ヒータ
アダプタ5の下端は伝熱プレート1の棒ヒータ取付孔1
5の周縁に当接する。そして、ヒータアダプタ5には棒
ヒータ2の通電コード29が貫通しており、ヒータアダ
プタ5により棒ヒータ2は棒ヒータ取付孔15内に固定
されている。図5に、棒ヒータ2を棒ヒータ取付孔15
内に固定している状態の断面図を示す。
【0025】更に、棒ヒータ2の固定に際し、弾性ピン
33を使用して固定をより確実にすることもできる。弾
性ピン33を使用する場合について図6の部分透視斜視
図で説明する。弾性ピン33を使用する場合には、伝熱
プレート1の棒ヒータ取付孔15に縦方向にポケット部
分34を形成する(図6の左側)。そして、弾力性のあ
る線状部材をヘアピン状に折り曲げてなした弾性ピン3
3をポケット部分34に挿入し(図6の中央)、棒ヒー
タ2を棒ヒータ取付孔15に挿入する(図6の右側)。
これにより、弾性ピン33の弾力により横方向に押圧さ
れ、棒ヒータ2の固定がより確実となる。尚、このよう
に棒ヒータ2、温度センサ3等を伝熱プレート1に取り
付けたままであっても、取付ネジ22、22を上方から
スクリュドライバ、六角レンチ等で操作することによ
り、質量流量計付流量制御弁53を入力ブロック30、
出力ブロック31に脱着することができる。
【0026】続いて、入力開閉弁54に取り付けられる
固定リング18及びヒータアダプタ19等について図7
を参照して説明する。入力開閉弁54の側面には、帯状
にリング装着溝20が形成されている。リング装着溝2
0には、固定リング18が装着される。固定リング18
は、長方形薄板状の弾性部材を略円弧状に湾曲させたも
のであって、上方に向けて両端にツマミピン39、39
が付設されている。固定リング18の幅(図7中上下方
向)とリング装着溝20の幅とは、一致しており、固定
リング18をリング装着溝20に装着したときに固定リ
ング18が上下方向に正確に位置決めされるようになっ
ている。固定リング18の一部には強い曲率で湾曲され
ることによって形成されたホルダ部分26が形成されて
おり、固定リング18をリング装着溝20に装着したと
きにホルダ部分26が入力開閉弁54との間に一定の隙
間をなす。
【0027】その隙間には、円筒形状のヒータアダプタ
19が嵌持される。ヒータアダプタ19には、帯状に凹
み21が形成されており、凹み21の幅は固定リング1
8の幅と一致している。そして、ヒータアダプタ19の
凹み21の部分の径はホルダ部分26により形成される
隙間の径と略一致しており、凹み21以外の部分の径は
隙間の径より大きい。従って、ホルダ部分26に凹み2
1を嵌持しつつ、固定リング18をリング装着溝20に
装着すると、ヒータアダプタ19が入力開閉弁54の所
定の位置に取り付けられることになる。その際、ツマミ
ピン39、39により、固定リング18を押し広げて取
り付ける。装着した状態では、固定リング18は自己の
弾力により、入力開閉弁54に密着している。
【0028】そして、円筒形状のヒータアダプタ19に
は、棒ヒータ2の通電コード29が貫通しており、棒ヒ
ータ2はヒータアダプタ19に固定されつつ、入力開閉
弁54の下部の入力ブロック30に設けられたヒータ孔
に挿入される。この状態を図8の部分断面図に示す。こ
のとき、ツマミピン39、39の長さは、その先端が入
力開閉弁54の上端より上方に突出する長さとされてお
り、固定リング18の装着又は取り外しの操作がやりや
すいようになっている。尚、図6に示したように弾性ピ
ン33を用いて棒ヒータ2をより確実に固定することも
可能である。
【0029】また、入力開閉弁54には、図9に示すよ
うに棒ヒータ2ばかりでなく温度センサ3を取り付ける
こともできる。この場合には、図3に示した熱電対アダ
プタ6の替わりに、溝42を形成した熱電対アダプタ4
0を用い、図7に示した棒ヒータ2の取付と同様に固定
リング18を用いて熱電対アダプタ40を入力開閉弁5
4の所定の位置に取り付ける。かくして熱電対先端の接
合部分4を入力ブロック30に正確に挿入することがで
きる。尚、固定リング18を装着した状態で、ツマミピ
ン39、39を取り外して図12(a)に示す固定ピン
44を取り付ければ、固定リング18を装着した状態に
固定することができる。更に、固定リング18を脱着す
る必要がないときには、図12(b)のように固定ピン
44を折り曲げて完全固定をしてもよい。
【0030】図13に、固定リング18の変形例を示
す。図13の固定リング18Aは、ホルダ部分26Aを
端部に設けたものであり、ツマミピン39はホルダ部分
26Aでない他端にのみ設けられている。ヒータアダプ
タ19Aはホルダ部分26Aに挿通され、図7のヒータ
アダプタ19の場合と同様に、固定リング18Aの弾力
により固定され、棒ヒータ2Aを固定することができ
る。
【0031】また、図10に示すように上下2段にリン
グ装着溝20A、20Bを形成した入力開閉弁54Aを
用いれば、棒ヒータ2と温度センサ3との両方を取り付
けることもできる。また、図2中入力開閉弁54の他、
パージ弁55や出力開閉弁56についても同様に、棒ヒ
ータ2や温度センサ3の取り付けを可能とすることがで
きる。ただしこれらの場合、入力ブロック30や出力ブ
ロック31の相応する位置に、棒ヒータ2や熱電対先端
4を挿入する孔が形成されていなければならない。この
実施例のガス供給装置では、図11の平面図に示すよう
に、入力ブロック30に4個、出力ブロック31に2個
の孔43を設けており、最大、入力開閉弁54、パージ
弁55、及び出力開閉弁56の各々に棒ヒータ2と温度
センサ3とを一個ずつ取り付けることができる。
【0032】次に、上記構成を有するガス供給装置の作
用について説明する。始めに、ガス供給装置の全体の作
用について説明する。半導体の製造工程へジクロールシ
ランFを供給するときは、質量流量計付流量制御弁5
3、入力開閉弁54、および出力開閉弁56を開とし、
パージ弁55を閉じる。このとき、図1に見るように供
給されたジクロールシランFは、入力ブロック30の連
通路37、入力開閉弁54、連通路36、取付ブロック
24の連通路、質量流量計付流量制御弁53、取付ブロ
ック25の連通路、出力ブロック31の連通路35、出
力開閉弁56、そして連通路38を経由して供給先へ向
かう。このとき、質量流量計付流量制御弁53により質
量流量を測定して調整できる。
【0033】次に、ジクロールシランFの供給を停止す
る場合は、入力開閉弁54を閉じてジクロールシランF
の流れを遮断する。そして、パージ弁55を開いて窒素
ガス供給源よりパージ用窒素ガスを導入する。このとき
質量流量計付流量制御弁53は全開とする。これによ
り、供給された窒素ガスは、横断ブロック126の連通
路41、パージ弁55を経由して前記したガス流路に流
入し、ガス供給装置を通過して排気系へ向かう。こうし
て質量流量計付流量制御弁53等に残留するジクロール
シランFを排出して窒素ガスで充填する。窒素ガスを導
入する目的は2つある。1つは、質量流量計付電磁弁5
3内にジクロールシランFを長時間滞留させると詰まり
が発生して質量流量の計測が不正確になるので、それを
防止するためである。もう1つの目的は、質量流量計付
電磁弁53の交換等のメンテナンス作業を行う際に、ジ
クロールシランFを掃気しておくことである。
【0034】次に、ガス供給装置における伝熱プレート
1の作用を説明する。伝熱プレート1は前記のように質
量流量計付流量制御弁53の下部に取り付けられ、棒ヒ
ータ2及び温度センサ3を装着して使用する。伝熱プレ
ート1に棒ヒータ2を取り付ける際には、まず、伝熱プ
レート1のブロックアダプタ取付孔16にブロックアダ
プタ17を螺着する(図3参照)。そして、ヒータ取付
ブロック9の溝23にヒータアダプタ5を嵌挿しつつ、
棒ヒータ2を棒ヒータ取付孔15に挿入し、ヒータアダ
プタ5で棒ヒータ2を覆うとともに、ヒータ取付ブロッ
ク9を孔11がブロックアダプタ17に位置するように
固定杆10でネジ止めする。かくして棒ヒータ2は伝熱
プレート1に対し正しく位置決めして取り付けられる。
棒ヒータ2を取り外す際は、固定杆10を外せば固定が
解除され、棒ヒータ2その他の部品類を取り外すことが
できる。
【0035】伝熱プレート1に温度センサ3を取り付け
る際には、まず、伝熱プレート1の熱電対取付孔14に
熱電対アダプタ6を螺着し、熱電対アダプタ6を貫通し
て温度センサ3の先端部分4を挿入する。すると、熱電
対アダプタ6の上端7と温度センサ3の段差8との当接
により、熱電対先端の接合部分4は正しい位置に停止す
る。温度センサ3を取り外す際は、そのまま温度センサ
3を引き抜けばよい。上記の棒ヒータ2及び温度センサ
3の取付及び取り外しは、上方からの操作のみで行うこ
とができる。伝熱プレート1の熱伝導性が高いことか
ら、直接棒ヒータ2や温度センサ3を取り付けることが
できない質量流量計付流量制御弁53を効率よく加熱
し、また温度をモニタできる。
【0036】次に、固定リング18の作用を説明する。
固定リング18は前記のように、入力開閉弁54、パー
ジ弁55又は出力開閉弁56に棒ヒータ2や温度センサ
3の取り付けを行うものである。棒ヒータ2を取り付け
るときは、まず、固定リング18のホルダ部分26にヒ
ータアダプタ19の凹み21の部分を嵌合する(図7参
照)。そして、棒ヒータ2を入力ブロック30又は出力
ブロック31の孔43に挿入し、その状態でツマミピン
39、39を押し開いて、固定リング18を入力開閉弁
54、パージ弁55又は出力開閉弁56に装着する。固
定リング18がリング装着溝20に一致すると、自己の
弾力で密着して、ヒータアダプタ19が固定される。こ
のときヒータアダプタ19により棒ヒータ2が固定され
る。棒ヒータ2を取り外す際は、ツマミピン39、39
を押し開いて、固定リング18を上方に引き抜けば、固
定が解除され棒ヒータ2を取り外すことができる。
【0037】温度センサ3を取り付けるときは、同様に
固定リング18のホルダ部分26に熱電対アダプタ40
の溝42を嵌合する(図9参照)。そして、ツマミピン
39、39を押し開いて、固定リング18を入力開閉弁
54、パージ弁55又は出力開閉弁56に装着し、リン
グ装着溝20に固定する。かくして熱電対アダプタ40
が固定される。そして、熱電対アダプタ40を貫通して
温度センサ3の先端部分4を挿入すると、熱電対アダプ
タ40と温度センサ3との当接により、熱電対先端の接
合部分4は正しい位置に停止する。温度センサ3を取り
外す際は、そのまま温度センサ3を引き抜けばよい。上
記の棒ヒータ2及び温度センサ3の取付及び取り外し
は、上方からの操作のみで行うことができ、入力ブロッ
ク30及び出力ブロック31に直接棒ヒータ2や温度セ
ンサ3を取り付けることができる。
【0038】以上詳細に説明したように、本実施例のガ
ス供給装置によれば、質量流量計付流量制御弁53の下
方に設けられた熱伝導性の高い伝熱プレート1を介し
て、棒ヒータ2のジュール熱が質量流量計付流量制御弁
53に伝達される。また、入力ブロック30および出力
ブロック31にも、固定リング18により棒ヒータ2が
直接取り付けられ、そのジュール熱が入力開閉弁54、
パージ弁55又は出力開閉弁56のガス流路に伝えられ
る。このため、ジクロールシランFのような液化しやす
い気体を供給する場合でも、気体を液化させずに確実に
供給することができる。また、質量流量計付流量制御弁
53等の温度は温度センサ3により応答性よく検知さ
れ、その信号を棒ヒータ2による発熱の適切な制御に供
することができる。
【0039】また、棒ヒータ2や温度センサ3及びこれ
らの取付用部品類はすべて上方からの操作のみで脱着で
き、かつ、これらを装着したままであっても、質量流量
計付流量制御弁53を上方からの操作で脱着できる。従
ってメンテナンス作業がしやすく、そのために過大なス
ペースを要することもない。また、棒ヒータ2や温度セ
ンサ3を装着する際に、熟練を要さずに正しい位置に確
実に取り付けられ再現性がよいので、加熱及び測温の条
件を容易に一定に保つことができる。
【0040】なお、前記実施例は本発明を何ら限定する
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種
々の変形、改良が可能であることはもちろんである。例
えば本実施例では、ジクロールシランFを供給するガス
供給装置としたが、液化しやすい気体であれば、六フッ
化タングステン、三フッ化塩素等他の気体を供給するも
のであっても適用できるし、モノシランのような液化の
おそれがない気体に使用することを排除するものでもな
い。また、伝熱プレート1の材質はアルミ又はアルミ合
金に限らず、熱伝導性の高い材質であれば何でもよい。
【0041】また、伝熱プレート1は、本実施例のよう
に質量流量計付流量制御弁53にネジ止めするのものの
他、バネ等により下方から付勢して固定するものであっ
てもよい。また本実施例では、質量流量計付流量制御弁
53の入側に入力開閉弁54、パージ弁55の2連装
備、出側に出力開閉弁56を単独装備した2イン1アウ
ト形のブロックとしたが、ブロックの連数には特に限定
されず、他の連数のブロックにも適用できる。また、質
量流量計付流量制御弁として、電磁弁タイプの質量流量
計付電磁弁53を用いたが、電磁弁タイプ以外のピエゾ
タイプやサーマルタイプ等のものであってもよい。ま
た、入力開閉弁54、パージ弁55および出力開閉弁5
6はエアオペレート弁としたが、電磁弁であってもよ
い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のガス供給装置の温度制御装置によれば、開閉弁又
は質量流量制御弁に固設された高熱伝導性のプレートの
上面に挿入孔を設け、側面に段差を有するヒータ又は温
度センサを挿入することとしたので、挿入孔の周縁とヒ
ータ又は前記温度センサの段差とによりヒータ又は温度
センサが所定位置に取り付けられる。従って、加熱や測
温の条件が正しく再現され、温度条件の管理が容易であ
り、また、上方からの操作により容易にヒータ又は温度
センサの脱着を行うことができる。
【0043】また、本発明のガス供給装置の温度制御装
置によれば、略円弧状に湾曲された矩形状の弾性部材の
一部を強い曲率で湾曲して形成した係止部に棒状若しく
は円筒状の部材の段差を係止部に係止するとともに、矩
形状の弾性部材を開閉弁の側面に帯状に形成された凹み
に弾力により着脱可能に取り付け、その棒状若しくは円
筒状の部材によりヒータ又は温度センサの取付を行うこ
ととしたので、棒状若しくは円筒状の部材の段差と矩形
状の弾性部材と開閉弁の側面の凹みとによりヒータ又は
温度センサは所定位置に正しく取り付けられる。従っ
て、加熱や測温の条件が正しく再現され、温度条件の管
理が容易である。また、弾性部材の両端に、開閉弁の上
端より上方に突出するツマミピンを設けたので、上方か
らツマミピンを操作することにより容易にヒータ又は温
度センサの脱着を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るガス供給装置の構成を示す概念
図である。
【図2】ガス供給装置の斜視図である。
【図3】ガス供給装置における伝熱プレート及び伝熱プ
レートに取り付けられる棒ヒータ及び熱電対等を説明す
る斜視図である。
【図4】伝熱プレートに熱電対を取り付けた状態を示す
断面図である。
【図5】伝熱プレートに棒ヒータを取り付けた状態を示
す断面図である。
【図6】弾性ピンを用いて棒ヒータを取り付ける場合を
説明する斜視図である。
【図7】固定リングによりエアオペレート弁に棒ヒータ
を取り付ける場合を説明する斜視図である。
【図8】固定リングにより棒ヒータを取り付けた状態を
示す部分断面図である。
【図9】固定リングによりエアオペレート弁に熱電対を
取り付ける場合を説明する斜視図である。
【図10】固定リングによりエアオペレート弁に棒ヒー
タと熱電対との両方を取り付ける場合を説明する斜視図
である。
【図11】ガス供給装置における棒ヒータ又は熱電対の
取付可能位置を示す平面図である。
【図12】固定リングを完全に固定する固定ピンを説明
する図である。
【図13】固定リングの変形例を説明する図である。
【図14】質量流量計付流量制御弁の従来の保温方法を
示す外観図である。
【符号の説明】
1 伝熱プレート 2 棒ヒータ 3 温度センサ 5 ヒータアダプタ 6 熱電対アダプタ 14 熱電対取付孔 18、18A 固定リング 19 ヒータアダプタ 20 リング装着溝 26、26A ホルダ部分 39 ツマミピン 40 熱電対アダプタ 53 質量流量計付流量制御弁 54、55、56 開閉弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉弁と質量流量制御弁とを有するガス
    供給装置を流れる流体の温度制御を行う温度制御装置に
    おいて、 開閉弁又は質量流量制御弁に固設され、上面に挿入孔を
    形成された高熱伝導性のプレートと、 前記挿入孔に差し込まれた、ヒータ又は温度センサと、 前記ヒータ又は前記温度センサのケーブルを挿通する円
    筒状のアダプタ部材とを有し、 前記挿入孔の周縁と前記アダプタ部材の下端との当接に
    より、前記ヒータ又は前記温度センサを前記開閉弁又は
    前記質量流量制御弁の所定の位置に取り付けるととも
    に、前記ヒータ又は前記温度センサの着脱を上方からの
    操作で行えるようにしたことを特徴とするガス供給装置
    の温度制御装置。
  2. 【請求項2】 開閉弁と質量流量制御弁とを有するガス
    供給装置を流れる流体の温度制御を行う温度制御装置に
    おいて、 開閉弁又は質量流量制御弁に固設され、ネジ溝が切られ
    た挿入孔を上面に形成された高熱伝導性のプレートと、 前記挿入孔に螺着される円筒形状のアダプタと、 前記アダプタを透して前記挿入孔に差し込まれたヒータ
    又は温度センサとを有し、 前記アダプタの上端と前記ヒータ又は前記温度センサの
    外枠との当接により、前記ヒータ又は前記温度センサを
    前記開閉弁又は前記質量流量制御弁の所定の位置に取り
    付けるとともに、前記ヒータ又は前記温度センサの着脱
    を上方からの操作で行えるようにしたことを特徴とする
    ガス供給装置の温度制御装置。
  3. 【請求項3】 開閉弁を有するガス供給装置を流れる流
    体の温度制御を行う温度制御装置において、 開閉弁を保持すると共に内部にガス流路が形成されたブ
    ロックと、 前記ブロックの上面に形成された挿入孔と、 前記挿入孔に上方から挿入されたヒータ又は温度センサ
    とを有することを特徴とするガス供給装置の温度制御装
    置。
  4. 【請求項4】 側面に帯状の凹みが形成された開閉弁を
    有するガス供給装置を流れる流体の温度制御を行う温度
    制御装置において、 全体が略円弧状に湾曲され、その一部に強い曲率で湾曲
    された係止部を有する矩形状の弾性部材と、 棒状若しくは円筒状のアダプタとを有し、 前記弾性部材の弾力により前記アダプタを前記開閉弁の
    所定の位置に着脱可能に取り付け、そのアダプタにより
    前記開閉弁を保持するブロックにヒータ又は温度センサ
    を取り付けるようにしたことを特徴とするガス供給装置
    の温度制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載する温度制御装置におい
    て、 前記アダプタの側面に形成された段差を有し、 前記係止部と前記アダプタの段差との係止により、前記
    アダプタを前記開閉弁の所定の位置に着脱可能に取り付
    けるようにしたことを特徴とするガス供給装置の温度制
    御装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載するガス供
    給装置の温度制御装置において、 前記弾性部材の両端に固設され、前記開閉弁に取り付け
    た際に開閉弁の上端より上方に突出するツマミピンを有
    し、 前記ツマミピンを上方から操作することにより前記アダ
    プタを着脱するようにしたことを特徴とするガス供給装
    置の温度制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021105439A (ja) * 2019-12-27 2021-07-26 株式会社フジキン 固定ユニットおよび流体制御装置

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JP2003194257A (ja) * 2001-12-25 2003-07-09 Smc Corp ヒーター付きポペット弁
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