JPH07286466A - 耐振動型ファスナー装置 - Google Patents

耐振動型ファスナー装置

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JPH07286466A
JPH07286466A JP10330494A JP10330494A JPH07286466A JP H07286466 A JPH07286466 A JP H07286466A JP 10330494 A JP10330494 A JP 10330494A JP 10330494 A JP10330494 A JP 10330494A JP H07286466 A JPH07286466 A JP H07286466A
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JP
Japan
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plate
receiving
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pivot
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Pending
Application number
JP10330494A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Sugimoto
直之 杉本
Shiro Segawa
志朗 瀬川
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Takigen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 締付力増強用バネが掛金板の内側に配置さ
れ、コンパクトで安全性に優れた構造を備え、耐振動性
が高いファスナー装置を提供する。 【構成】 ベース板2に操作レバー4を固定枢軸6で枢
着し、掛金板7を可動枢軸9で操作レバー4に枢着し、
第1バネ受け板11と第2バネ受け板13を掛金板7の
案内スロット10に嵌め込み、第1バネ受け板11と第
2バネ受け板13の透孔15,16に嵌挿したスライダ
ー棒17に圧縮コイルバネ18を嵌合し、スライダー棒
17の基端部に抜け止め盤19を固定し、受金体21が
係脱する受孔23をスライダー棒17の先端拡大部22
に設け、操作レバー4にトリガーレバー25を横断枢軸
27で枢着し、ベース板2に固定サポーター29を設
け、締付け錠止状態において固定サポーター29の制止
受部30に係合する制止突起26をトリガーレバー25
に設け、トリガーレバー25をバネ28によって回転付
勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受金体に掛金板を係合
させて操作レバーを倒伏回転させることによって二つの
被緊締体を締付け錠止するファスナー装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】被緊締体の一方に固着されるベース板
と、被緊締体の他方に固着される受金体と、該ベース板
に固定枢軸で枢着された操作レバーと、操作レバーに可
動枢軸で枢着された掛金板を基本的構成要素とする締付
仮錠装置としては、既に種々の構成のものが提供されて
おり、締付力の増強のために引張コイルバネや圧縮コイ
ルバネを付加したものも提案されている。
【0003】しかしながら、従来装置では締付力増強用
バネが外部に露出しているため、異物がバネの間に詰ま
ったりして初期の締付力を得られないことがあり、ま
た、指先をバネの間に挟んだりする危険もある。
【0004】また、貨物トラックの荷台の煽り板を荷台
支柱に締付け錠止する場合等では、繰り返し負荷される
振動衝撃によって締付錠止が無意図的に解除されること
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、締付力増強用バネが掛金板の内側に配置され、コ
ンパクトで安全性に優れ、また、振動衝撃に対しても強
い耐振動型ファスナー装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照
符号を用いて説明すると、本発明の耐振動型ファスナー
装置では、一方の被緊締体1に固着されるベース板2の
前面側に上下一対の軸受板部3,3を突設し、操作レバ
ー4の後面側に上下一対の側板部5,5を突設し、固定
枢軸6によって側板部5,5の基端部を軸受板部3,3
の前端部に枢着し、掛金板7の後面側に上下一対の側壁
板部8,8を突設し、可動枢軸9で掛金板7の側壁板部
8,8の基端部を操作レバー4の側板部5,5の中間部
に枢着する。
【0007】掛金板7の側壁板部8,8に案内スロット
10,10を長さ方向に設け、第1バネ受け板11の上
下の幅狭端部12,12と第2バネ受け板13の上下の
幅狭端部14,14を案内スロット10,10に嵌め込
み、第1バネ受け板11の透孔15と第2バネ受け板1
3の透孔16にスライダー棒17を嵌挿し、スライダー
棒17に嵌合した圧縮コイルバネ18を第1バネ受け板
11と第2バネ受け板13の間で圧縮した状態におい
て、第2バネ受け板13より突出したスライダー棒17
の基端部に抜け止め盤19を固定する。
【0008】他方の被緊締体20に固着される受金体2
1が係脱する受孔23をスライダー棒17の先端拡大部
22に設け、受金体21がスライダー棒17の受孔23
に係合し、操作レバー4が被緊締体1に向かって倒伏し
ている締付仮錠状態において、受金体21と受孔23の
係合点と固定枢軸6とを結ぶ直線Lに関して可動枢軸9
が被緊締体1の側にあるように固定枢軸6と可動枢軸9
間の距離、および固定枢軸6と受孔23間の距離、なら
びに被緊締体1と固定枢軸6間の距離を設定する。
【0009】操作レバー4の側板部5,5にトリガーレ
バー25を横断枢軸27によって枢着し、ベース板2に
固定サポーター29を設け、前記締付仮錠状態において
固定サポーター29の制止受部30に係合する制止突起
26をトリガーレバー25に設け、該制止受部30と制
止突起26の係合を保持する方向にトリガーレバー25
をバネ28によって回転付勢する。
【0010】
【作用】図6において操作レバー5は側板部5の中間部
後端面が被緊締体1の前面に当接するまで倒伏してお
り、掛金板7は側壁板部8の後端面の全長が被緊締体1
の前面に当接し、締付仮錠が成立した状態にある。スラ
イダー棒17は圧縮コイルバネ18の弾発力によって固
定枢軸6の側に押されており、受金体21とスライダー
棒17の受孔23の孔縁部は強固に係合している。
【0011】可動枢軸9が受金体21と受孔23の係合
点と固定枢軸6とを結ぶ直線Lに関して被緊締体1の側
に位置しているため、圧縮コイルバネ18の弾発力は操
作レバー4を被緊締体1の前面に押し付ける方向に転化
して作用し、締付錠止は堅固に維持される。
【0012】第1バネ受け板11は常に案内スロット1
0,10の先端部に幅狭端部12,12が押し付けられ
ているが、第2バネ受け板13は幅狭端部14,14を
案内スロット10,10によって案内されながら掛金板
7の長さ方向に移動する。
【0013】抜け止め盤19に押されて第2バネ受け板
13が第1バネ受け板11に接近する程、圧縮コイルバ
ネ18の圧縮量が増大するため、スライダー棒17の先
端拡大部22と受金体21の間に働く締付力が増強され
る。
【0014】この締付錠止状態においては図6に示した
ように、トリガーレバー25の制止突起26が固定サポ
ーター29の制止受部30に係合しており、トリガーレ
バー25が横断枢軸27を中心としてバネ28によって
時計回り方向に回転付勢され、制止受部30と制止突起
26の係合が的確に保持されているため、固定枢軸6を
中心とした操作レバー4の反時計回り方向の回転が制止
される。そのため、振動衝撃を受けても掛金板7の可動
枢軸9が前記直線Lを越えて浮き上がることがなく、ス
ライダー棒17の受孔23と受金体21の係合は解かれ
ない。
【0015】図6においてトリガーレバー25と操作レ
バー4を一緒に握ってトリガーレバー25を操作レバー
4の側に引き付けると、トリガーレバー25がバネ28
の付勢に抗して横断枢軸27を中心に反時計方向に回転
するため、前記制止突起26が固定サポーター29の制
止受部30から離脱し、操作レバー4の回転拘束が解除
される。
【0016】そこで、操作レバー4を握って固定枢軸6
を中心に操作レバー4を反時計回り方向に引き上げ回転
させると、可動枢軸9が前記直線Lを被緊締体1とは反
対側に越えた瞬間に、圧縮コイルバネ18の弾発力の作
用方向が反転し、操作レバー4は跳ね上げられる。
【0017】操作レバー4を被緊締体20の側に大きく
回転させ、可動枢軸9を固定枢軸6の前方に来るぐらい
に移動させると、スライダー棒18の先端拡大部22と
受金体21との間の締付力が消失するため、掛金板7の
操作が可能となる。
【0018】そこで、掛金板7を浮き上がった可動枢軸
9を中心に時計回り方向に回すことによって、受孔23
と受金体21の係合を解くことができ、被緊締体1,2
0を開離することができる。
【0019】
【実施例】図示の実施例では、操作レバー4の側板部
5,5の間にベース板2の軸受板部3,3を嵌め込み、
掛金板7の側壁板部8,8の間に操作レバー4の側板部
5,5を嵌め込んでいる。案内スロット10,10は側
壁板部8,8の先端部から中間部にかけて設けてある。
【0020】抜け止め盤19は中央透孔24にスライダ
ー棒17の基端部を嵌挿した後、溶接によってスライダ
ー棒17に固着されている。掛金板7の先端部7aは後
面側に湾曲形成されており、第1バネ受け板11が当接
するようになっている。
【0021】トリガーレバー25の付勢用バネ28は捻
りコイルバネで構成され、一方の直線端部28aは操作
レバー4の背面壁に当接し、他方の直線端部28bはト
リガーレバー25の操作端部25aの前面に当接してい
る。サポーター29はU字形の折曲げ板で構成され、ベ
ース板2の側板部3に溶接されている。固定サポーター
29の制止受部30は、中央折曲げ板部29aの背面側
縁部によって構成されている。
【0022】固定サポーター29の中央折曲げ板部29
aは、横断枢軸27から固定枢軸6に向かって倒れ込む
ように傾斜して形成されている。操作レバー4を押し下
げ回転させたとき、トリガーレバー25の制止突起26
が該中央折曲げ板部29aに当接し、トリガーレバー2
5は中央折曲げ板部29aに押されて横断枢軸27を中
心に反時計回り方向に一定角度回転する。操作レバー4
の押し下げ回転がさらに進行して、最終押し下げ位置に
来たとき、制止突起26は中央折曲げ板部29aを乗り
越えた位置に到達する。その瞬間、トリガーレバー25
はバネ28の付勢によって時計回り方向に回転し、制止
突起26と制止受部30の係合が自動的に成立する。そ
のため、この実施例のファスナー装置は操作性が良い。
【0023】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のファス
ナー装置では、ベース板2の軸受板部3,3を固定枢軸
6によって操作レバー4の側板部5,5に枢着し、掛金
板7の側壁板部8,8を可動枢軸9によって操作レバー
4の側板部5,5に枢着し、掛金板7の側壁板部8,8
に案内スロット10,10を長さ方向に設け、第1バネ
受け板11の幅狭端部12,12と第2バネ受け板13
の幅狭端部14,14を案内スロット10,10に嵌め
込み、第1バネ受け板11と第2バネ受け板13の透孔
15,16にスライダー棒17を嵌挿し、スライダー棒
17に圧縮コイルバネ18を嵌合し、スライダー棒17
の基端部に抜け止め盤19を固定し、受金体21が係脱
する受孔23をスライダー棒17の先端拡大部22に設
けたものであり、締付力増強用の圧縮コイルバネ18が
掛金板7の側壁板部8,8間に収納されているため、異
物の詰まり込み指先の挟み込みの危険性がなく安全に使
用できると共に、第2バネ受け板13が案内スロット1
0に沿って摺動することによって、必要十分な大きさの
締付力を得ることができる。
【0024】特に本発明のファスナー装置では、操作レ
バー4の側板部5,5にトリガーレバー25を横断枢軸
27によって枢着し、ベース板2に固定サポーター29
を設け、締付け錠止状態において固定サポーター29の
制止受部30に係合する制止突起26をトリガーレバー
25に設け、該制止受部30と制止突起26の係合を保
持する方向にトリガーレバー25をバネ28によって回
転付勢したので、貨物トラック等の振動衝撃が激しい環
境下で使用しても、操作レバー4の浮き上がりが的確に
制止され、締付れ錠止が無意図的に解除されることがな
く、耐振動性の高いファスナー装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る耐振動型ファスナー装
置の正面図である。
【図2】該ファスナー装置の背面図である。
【図3】該ファスナー装置の平面図である。
【図4】該ファスナー装置の左側面図である。
【図5】該ファスナー装置の右側面図である。
【図6】該ファスナー装置の使用状態を示す図1のA−
A線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 被緊締体 2 ベース板 3 軸受板部 4 操作レバー 5 側板部 6 固定枢軸 7 掛金板 8 側壁板部 9 可動枢軸 10 案内スロット 11 第1バネ受け板 12 幅狭端部 13 第2バネ受け板 14 幅狭端部 15 第1バネ受け板の透孔 16 第2バネ受け板の透孔 17 スライダー棒 18 圧縮コイルバネ 19 抜け止め盤 20 被緊締体 21 受金体 22 スライダー棒の先端拡大部 23 受孔 24 中央透孔 25 トリガーレバー 26 制止突起 27 トリガーレバーの横断枢軸 28 トリガーレバーの付勢用バネ 29 固定サポーター 30 固定サポーターの制止受部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の被緊締体1に固着されるベース板
    2の前面側に上下一対の軸受板部3,3を突設し、操作
    レバー4の後面側に上下一対の側板部5,5を突設し、
    固定枢軸6によって側板部5,5の基端部を軸受板部
    3,3の前端部に枢着し、掛金板7の後面側に上下一対
    の側壁板部8,8を突設し、可動枢軸9によって掛金板
    7の側壁板部8,8の基端部を操作レバー4の側板部
    5,5の中間部に枢着し、掛金板7の側壁板部8,8に
    案内スロット10,10を長さ方向に設け、第1バネ受
    け板11の上下の幅狭端部12,12と第2バネ受け板
    13の上下の幅狭端部14,14を案内スロット10,
    10に嵌め込み、第1バネ受け板11の透孔15と第2
    バネ受け板13の透孔16にスライダー棒17を嵌挿
    し、スライダー棒17に嵌合した圧縮コイルバネ18を
    第1バネ受け板11と第2バネ受け板13の間で圧縮し
    た状態において、第2バネ受け板13より突出したスラ
    イダー棒17の基端部に抜け止め盤19を固定し、他方
    の被緊締体20に固着される受金体21が係脱する受孔
    23をスライダー棒17の先端拡大部22に設け、受金
    体21がスライダー棒17の受孔23に係合し、操作レ
    バー4が被緊締体1に向かって倒伏している締付錠止状
    態において、受金体21と受孔23の係合点と固定枢軸
    6とを結ぶ直線Lに関して可動枢軸9が被緊締体1の側
    にあるように固定枢軸6と可動枢軸9間の距離、および
    固定枢軸6と受孔23間の距離、ならびに被緊締体1と
    固定枢軸6間の距離を設定すると共に、操作レバー4の
    側板部5,5にトリガーレバー25を横断枢軸27によ
    って枢着し、ベース板2に固定サポーター29を設け、
    前記締付錠止状態において固定サポーター29の制止受
    部30に係合する制止突起26をトリガーレバー25に
    設け、該制止受部30と制止突起26の係合を保持する
    方向にトリガーレバー25をバネ28によって回転付勢
    した耐振動型ファスナー装置。
JP10330494A 1994-04-18 1994-04-18 耐振動型ファスナー装置 Pending JPH07286466A (ja)

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