JPH07285864A - 悪液質改善剤 - Google Patents

悪液質改善剤

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JPH07285864A
JPH07285864A JP7829194A JP7829194A JPH07285864A JP H07285864 A JPH07285864 A JP H07285864A JP 7829194 A JP7829194 A JP 7829194A JP 7829194 A JP7829194 A JP 7829194A JP H07285864 A JPH07285864 A JP H07285864A
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慎二 吉岡
Toshihiko Fujiwara
俊彦 藤原
Tomoo Kobayashi
知雄 小林
Jun Osumi
潤 大隅
Munehiro Teranishi
宗広 寺西
Takao Yoshioka
孝雄 吉岡
Shinichi Kurakata
慎一 蔵方
Toru Tatsuta
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Abstract

(57)【要約】 【構成】一般式 【化1】 (式中、R1 、R2 、R4 およびR5 は同一または異な
って水素原子または低級アルキル基を示す。R3 は水素
原子、脂肪族アシル基、置換分を有していてもよい芳香
族アシル基または低級アルコキシカルボニル基を示
す。)を有するチアゾリジン誘導体またはその薬理上許
容される塩を有効成分とする悪液質改善剤。 【効果】本発明の化合物は、悪液質改善剤として有用で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチアゾリジン誘導体を有
効成分とする悪液質改善剤に関する。
【0002】
【従来の技術】癌や慢性性感染症の患者では、しばしば
著しい体重減少、食欲不振、貧血、無力症、吐き気等の
症状を伴う(Lawson D.H. ら、 Ann. Rev. Nutr.、2
巻、277-301 頁 (1982年) ; Starin A.J.、 Invest. C
ell. Pathol.、2 巻、 181-193頁 (1979年) ; Theolog
ides A. 、 Cancer 、43 巻、2004-2012 頁 (1979
年))。
【0003】そして、これらの全身的な衰弱を伴う一連
の症状を悪液質という。例えば癌悪液質、感染性悪液
質、甲状腺悪液質、寄生虫感染による悪液質、炎症性悪
液質、後天性免疫不全症(AIDS)による悪液質等が知ら
れている。これらの悪液質状態は例えば急性期の死亡率
を増大させ、癌に対する化学療法や放射線療法、外科手
術への耐久度を下げることになる(Dewys W.D.ら、 Am.
J. Med.、 69 巻、 491-497頁 (1980年 ); Dwyer J.
T.、 Cancer 、 43 巻、 2077-2086頁 (1979年); Don
aldson S.S.ら、 Cancer 、 43 巻、 2036-2052頁 (197
9年 ))。
【0004】そこで、これらの悪液質の改善を行うた
め、例えば末期癌患者に対し、高脂肪食や高糖質食を与
える、または高カロリー輸液を行う等の試みがなされて
きたが、悪液質の解消は依然として見られていない(Br
enann M.P.、Cancer Res. 、37巻、2359-2364 頁 (1977
年);Young V.R.、 Cancer Res.、37巻、2336-2347 頁
(1979年 ))。
【0005】上記のような実情から、現段階では悪液質
を改善したり、または治療することは困難であり、悪液
質に有効な改善薬の研究が各所で長年にわたり行われて
いるが、未だに完全に成功した例はない。
【0006】ところで、悪液質の成因については様々な
報告がある。例えば、TNF(腫瘍壊死因子)/カケク
チンを含むサイトカイン類が癌悪液質と関連した窒素の
消費に関与することが指摘されている(Warren R.S. 、
Arch.Surg.、122 巻、1396-1400 頁 (1987年 ); Starn
es H.F. ら、 J.Clin.Invest. 、 82 巻、 1321-1325頁
(1988年 ))。 また、動物にTNFαを注射すると敗
血症性ショック症状を起こしたり、腸の壊死や急性肺損
傷を引き起こし、筋蛋白質の異化を促進することが知ら
れている(Tracey K.J. および Cerami A.、 Ann. Re
v. Cell Biol.、 9巻、 317-343頁 (1993年 ))。そし
て、このような悪液質と呼ばれる症状のうち、特に著し
い体重減少は筋肉等での蛋白質の異化が異常に亢進して
いることに由来すると考えられている(Argiles J.M.
ら、Med.Res.review、 12 巻、 637-652頁 (1992年)
)。 また、このような状態下ではTNFの産生亢進
のみならず、TNFの応答反応の亢進状態が認められる
(Haung Z.B.ら、 Chest. 、104 巻、 751-755頁 (1993
年 );Antinori A. ら、 Allegol.Immunopathol.Madr.、
20 巻、 249-254 頁(1992 年) )。従って、悪液質状態
下で見られるTNFの産生を抑制すること、TNFの応
答反応を抑制すること、および蛋白質異化の亢進を抑制
することは、悪液質の改善につながり、ひいては患者の
治療時における耐久度を上げるのみでなく、患者のクオ
リティオブライフを向上し、患者の延命にもつながると
期待される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは悪液質改
善を目的として研究した結果、チアゾリジン誘導体がT
NFの産生を抑制すること、TNFの応答反応を抑制す
ること、および蛋白質の異化、即ち、尿中排泄率および
窒素摂取量から尿中窒素排泄量を除いた窒素平衡を有意
に改善する作用を有することを見出し、本発明を完成し
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は一般式
【0009】
【化2】
【0010】(式中、R1 、R2 、R4 およびR5 は同
一または異なって水素原子または低級アルキル基を示
す。R3 は水素原子、脂肪族アシル基、置換分を有して
いてもよい芳香族アシル基または低級アルコキシカルボ
ニル基を示す。)を有するチアゾリジン誘導体またはそ
の薬理上許容される塩を有効成分とする悪液質改善に関
する。
【0011】前記一般式(I)において、R1 が低級ア
ルキル基を示す場合、該アルキル基としては例えばメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、ペンチルのような直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素
数1乃至5個、好適には1乃至4個、最適にはメチル、
をあげることができる。
【0012】R2 およびR5 が低級アルキル基を示す場
合、該アルキル基としては例えばメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチルの
ような直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1乃至5個、好
適には1乃至3個、最適にはメチル、をあげることがで
きる。
【0013】R3 が脂肪族アシル基を示す場合、該アシ
ル基としては例えばホルミル、アセチル、プロピオニ
ル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキサノ
イル、ヘプタノイルのような直鎖状もしくは分枝鎖状の
炭素数1乃至7個、好適には1乃至4個、最適にはアセ
チル、をあげることができる。
【0014】R3 が置換分を有していてもよい芳香族ア
シル基を示す場合、該アシル基としては例えばベンゾイ
ル、4−ニトロベンゾイル、3−フルオロベンゾイル、
2−クロロベンゾイル、3、4−ジクロロベンゾイル、
4−アミノベンゾイル、3−ジメチルアミノベンゾイ
ル、2−メトキシベンゾイル、3、5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンゾイル、1−ナフトイルのような
置換分として1乃至3個のニトロ、アミノ、アルキルア
ミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、ハロ、アルキ
ル、ヒドロキシを有していてもよい炭素数7乃至11個
を有する芳香族アシル基、好適には置換分を有しない炭
素数7乃至11個を有する芳香族アシル基、最適にはベ
ンゾイル、をあげることができる。
【0015】R3 が低級アルコキシカルボニル基を示す
場合、該アルコキシカルボニル基としては例えばメトキ
シカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボ
ニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニ
ル、ペンチルオキシカルボニルのような直鎖状もしくは
分枝鎖状の炭素数2乃至7個、好適には2乃至4個、最
適にはエトキシカルボニル、をあげることができる。
【0016】R4 が低級アルキル基を示す場合、該アル
キル基としては例えばメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル
のような直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1乃至5個、
好適には1乃至4個、最適にはメチル、t−ブチル、特
にメチル、をあげることができる。
【0017】本発明の前記一般式(I)を有する化合物
は薬理上許容される無毒性の塩の形で使用することもで
きる。そのような塩としては、例えばナトリウム、カリ
ウムのようなアルカリ金属;カルシウムのようなアルカ
リ土類金属;リジン、アルギニンのような塩基性アミノ
酸;との塩をあげることができる。更に前記一般式
(I)を有する化合物が塩基性の基を有する場合には薬
理上許容される無毒性の酸付加塩の形で使用することも
できる。そのような塩としては、例えば塩酸、硫酸、硝
酸、リン酸のような無機酸;酢酸、コハク酸、マレイン
酸、フマール酸、リンゴ酸、グルタミン酸、アスパラギ
ン酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸のよ
うな有機酸;との塩をあげることができる。
【0018】なお、本発明の前記一般式(I)を有する
化合物において、クロマン環の2位およびチアゾリジン
環の5位の炭素原子はそれぞれ不斉炭素原子であり、こ
れらに基づく各立体異性体も本発明の化合物に含まれ
る。
【0019】本発明の前記一般式(I)を有する化合物
において、好ましくはR1 は直鎖状もしくは分枝鎖状の
炭素数1乃至4個を有する低級アルキル基を示し;R2
は水素原子または直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1乃
至3個を有する低級アルキル基を示し;R3 は水素原
子、直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1乃至4個を有す
る脂肪族アシル基、置換分を有しない炭素数7乃至11
個を有する芳香族アシル基または直鎖状もしくは分枝鎖
状の炭素数2乃至4個を有する低級アルコキシカルボニ
ル基を示し;R4 は直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1
乃至4個を有する低級アルキル基を示し;R5 は水素原
子または直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1乃至3個を
有する低級アルキル基を示す。
【0020】本発明の前記一般式(I)を有する化合物
において、更に好ましくはR1 は直鎖状もしくは分枝鎖
状の炭素数1乃至4個を有する低級アルキル基を示し;
2 は水素原子または直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数
1乃至3個を有する低級アルキル基を示し;R3 は水素
原子、アセチル基、ベンゾイル基またはエトキシカルボ
ニル基を示し;R4 は直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数
1乃至4個を有する低級アルキル基を示し;R5 は水素
原子または直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1乃至3個
を有する低級アルキル基を示す。
【0021】本発明の前記一般式(I)を有する化合物
において、特に好ましくはR1 はメチル基を示し;R2
は水素原子またはメチル基を示し;R3 は水素原子、ア
セチル基またはエトキシカルボニル基を示し;R4 はメ
チル基またはt−ブチル基を示し;R5 は水素原子また
はメチル基を示す。
【0022】本発明の前記一般式(I)を有する化合物
の具体例としては、例えば表1に示すような構造式を有
する化合物があげられる。
【0023】
【表1】 ───────────────────────────────── 例示化合物番号 R12345 ───────────────────────────────── 1 Me Me H Me Me 2 H Me H Me Me 3 Me H H H H 4 Me H H tBu H 5 Et Me H Me Me 6 iBu Me H Me Me 7 Pn Me H Me Me 8 Me Me Ac Me Me 9 Me Me Bz Me Me 10 Me Me EtC Me Me 11 Me H Ac Me H 12 Me H H Me H 13 Me Me Byr Me Me ─────────────────────────────────。
【0024】表中、Me=メチル、 Et=エチル、 iBu
=イソブチル、tBu =ターシャリーブチル、 Pn=ペン
チル、 Ac=アセチル、Byr =ブチリル、 Bz=ベンゾ
イル、 EtC =エトキシカルボニル、を示す。
【0025】本発明の前記一般式(I)を有する化合物
において、好ましくは例示化合物番号 1、4、5、
6、8、10 の化合物であり、更に好ましくは 1、
4、10 の化合物であり、特に好ましくは 1 の化
合物である。
【0026】本発明の前記一般式(I)を有する化合物
は公知の化合物であり、例えば特開昭60−51189
号公報、米国特許第 4、572、912 号公報、ヨ
ーロッパ特許第 0139421 号公報に記載されて
いる。
【0027】本発明の前記一般式(I)を有する化合物
はそのまま、またはその薬理上許容される塩の形で使用
される。
【0028】本発明の前記一般式(I)を有する化合物
が悪液質改善作用を有することは、次の方法により測定
できる。
【0029】TNF産生を抑制する作用は次の方法によ
り測定する。即ち、Daniel−Issakaniら
の方法(J.Biol.Chem.、 264巻、 20240-20247頁 (1989
年))に準じてヒト単球系細胞U937を分化誘導さ
せ、LPS(Lipopolysaccharide)添加(LPS処理対
照細胞) および薬物の同時添加によるTNF産生量を測
定する。LPS処理対照細胞での産生量からLPS無処
理細胞での産生量を引いた数値を抑制率 0%として、
薬物処理細胞での産生量からLPS無処理細胞での産生
量を引いた数値より抑制率を算出する。
【0030】次に、TNF応答反応を抑制する作用は次
の方法により測定する。即ち、ヒト乳癌株MCF−7細
胞(TNF高感受性細胞)に、ヒト免疫不全ウィルス
(HIV)のプロモーター領域であるHIV−LTR
(long−terminalrepeat)の下流に
ルシフェラーゼ遺伝子を接続した発現ベクター(HIV
−LTR−luciferase)をTNFリポーター
遺伝子として導入し(D.Weissmann et al., Proc.Natl.
Acad.Sci. USA 、90巻、 2537-2541頁 (1993年))、T
NF(ヒトリコンビナントTNFα)添加によるHIV
−LTRのトランジェントな発現誘導をルシフェラーゼ
遺伝子の発現に置き換えて、化学発光法にてルシフェラ
ーゼ活性を測定する。
【0031】次に、蛋白質の抗異化作用は次の方法によ
り測定する。即ち、生体内の蓄積蛋白は分解されると尿
素窒素として尿中に排泄されるため、尿中窒素排泄量を
蛋白分解の指標とする(Flores EA. et al., J.Clin.In
vest. 83巻、 1614-1622 頁(1989 年) )。そこで、例え
ばウィスター系今道ラットを任意に対照群と薬物投与群
とに分け、対照群は更にTNFを投与しない正常対照群
とTNFを投与するTNF投与対照群に分け、薬物投与
群はTNF投与開始時に経口投与し、一定期間経過後に
摂餌量と尿量を測定し、摂取した餌中の窒素含量から尿
中窒素排泄量を引いて、窒素平衡を算出することによ
り、蛋白質の抗異化作用を見ることができる。
【0032】
【作用】本発明の前記一般式(I) を有する化合物または
その薬理上許容される塩は、悪液質改善、特に癌悪液
質、感染性悪液質、甲状腺悪液質、寄生虫感染による悪
液質、炎症性悪液質、後天性免疫不全症(AIDS)による
悪液質等の改善として有用である。
【0033】本発明の前記一般式(I) を有する化合物ま
たはその薬理上許容される塩は種々の形態で投与され
る。その投与形態としては例えば錠剤、カプセル剤、顆
粒剤、散剤、シロップ剤等による経口投与または注射剤
(静脈内、筋肉内、皮下)、点滴剤、坐剤等による非経
口投与をあげることができる。これらの各種製剤は、常
法に従って主薬に賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、矯
味矯臭剤、溶解補助剤、懸濁剤、コーティング剤等の医
薬の製剤技術分野において通常使用しうる既知の補助剤
を用いて製剤化することができる。その使用量は症状、
年令、体重、投与方法および剤型等によって異なるが通
常は成人に対して 1 日 50mg乃至5000mgを
投与することができる。
【0034】
【実施例】以下に実施例、試験例および製剤例をあげて
本発明を更に具体的に説明する。 実施例1.TNFα産生抑制作用 ヒト単球系細胞U937の分化誘導はDaniel−I
ssakaniらの方法(J. Biol. Chem.、 264巻、 2
0240-20247頁 (1989年) )に準じて以下のように行っ
た。即ち、ヒト単球系細胞U937を30ng/mlの
TPAを添加した培養液中、72時間培養し、分化誘導
させた。次に、培養液上清を除去し、LPS(Lipopoly
saccharide)10ng/mlを含む培養液を添加した
(以下、「LPS処理細胞」という) 。LPS無処理細
胞には同容量の培養液を添加した。更に、LPS処理細
胞には例示化合物番号1.の化合物を10-5M(4.4
μg/ml)培養液に溶解し、LPSと同時に添加した
(以下、「化合物1.処理細胞」という)。化合物1.
処理細胞の対照細胞には同容量の培養液を添加した(以
下、「LPS処理対照細胞」という)。LPS添加から
6時間経過後にTNFαの産生量をELISA KIT
(ENDOGEN社製)により測定した。測定数値は平
均値±標準誤差で示した。
【0035】LPS処理対照細胞での産生量からLPS
無処理細胞での産生量を引いた数値を抑制率 0%とし
て、化合物1.処理細胞での産生量からLPS無処理細
胞での産生量を引いた数値より求めた。
【0036】結果を表2に示す。
【0037】
【表2】 ────────────────────────────────── TNFα(pg細胞10-5個当り) 抑制率(%) ────────────────────────────────── LPS無処理細胞 54.8±21 LPS処理対照細胞 545 ±37 0 化合物1.処理細胞 333 ±29* 43 ────────────────────────────────── 上記表中、*はp<0.01(t−検定、対LPS処理
対照細胞) 表2から明かの如く、例示化合物番号1.の化合物はL
PS処理によるTNFαの産生を有意に低下させた。即
ち、例示化合物番号1.の化合物は悪液質の成因物質の
ひとつと考えられているTNFαの産生を抑制した。実施例2.TNF応答反応を抑制する作用 TNF応答反応を抑制する作用はD.Weissman
らの方法(D.Weissmann et al., Proc.Natl.Acad.Sci.
USA 、90巻、 2537-2541頁 (1993年))を改良した方法
により測定した。
【0038】即ち、ヒト乳癌株MCF−7細胞(2.5
×104 個)を最終濃度10%牛胎児血清(FCS)お
よび100U/mlのペニシリンおよび100μg/m
lのストレプトマイシンを含むRPMI1640培地
(以下、「10%FCS/RPMI1640」という)
に浮遊させ、24wellマイクロカルチャープレート
上に1well当たり2.5×104 個の細胞数になる
ように全量0.5mlにて添加し、二酸化炭素インキュ
ベーターにて37℃で2日間培養した。培養後、これを
10%FCSを含まないRPMI1640培地で2回洗
浄し、次いで、ヒト免疫不全ウィルス(HIV)のプロ
モーター領域であるHIV−LTR(long−ter
minal repeat)の下流にルシフェラーゼ遺
伝子を接続した発現ベクター(HIV−LTR−luc
iferase)を1well当たり0.75μg、D
EAE−デキストランを1well当たり80μgを全
量0.2mlの10%FCSを含まないRPMI164
0培地に添加し、二酸化炭素インキュベーターにて37
℃で3時間培養した。次いで、10%FCS/RPMI
1640を1well当たり0.5ml添加し、更に3
0分間攪拌した後、培地を全て除去した。次いで、10
%FCS/RPMI1640を1well当たり0.5
ml添加し、二酸化炭素インキュベーターにて37℃で
24時間培養した。次いで、TNF(ヒトリコンビナン
トTNFα;Genzyme社製)を最終濃度30Un
its/mlになるように10%FCS/RPMI16
40にて調整し(全量1ml/well)、更に二酸化
炭素インキュベーターにて37℃で24時間培養した。
例示化合物番号1.の化合物は最終濃度0.1μg/m
l、0.3μg/ml、1μg/ml、3μg/mlお
よび10μg/mlになるように、TNF添加と同時に
添加した(全量1ml/well)。培養終了後、TN
F添加によるHIV−LTRのトランジェントな発現誘
導をルシフェラーゼ遺伝子(リポーター遺伝子)の発現
に置き換えて、測定キット(ニューレポータージーン
ルシフェラーゼ・アッセイシステム ピッカジーン(商
標名、東洋インキ製造(株)社製)を用い、化学発光測
定装置(ラボシステム社製)でルシフェラーゼ活性を測
定した。なお、結果は平均値±標準誤差で表示した。有
意差検定はt−検定により行い、p<0.05を有意と
判定した。
【0039】TNF応答反応抑制作用の結果を表3に示
す。
【0040】表中、ルシフェラーゼ活性による抑制率
(%)は次式から算出した。
【0041】 また、TNF添加により発現誘導されたルシフェラーゼ
活性を50%抑制する濃度は常法により求めた。
【0042】
【表3】 ─────────────────────────────────── 濃度 ルシフェラーゼ活性 抑制率(%) (μg/ml) ─────────────────────────────────── 無処理対照群 3.9±0.5 − TNF処理対照群 35.9±2.2 0.0 (TNF濃度:30V/ml) 例示化合物番号1.の 0.1 30.0±1.8 18.4 化合物処理群 0.3 24.1±1.4* 36.9 1 26.0±1.6* 30.9 3 23.0±2.1* 40.3 10 14.5±1.7** 66.9 ─────────────────────────────────── 上記表中、* はp<0.05(対TNF処理対照群) **はp<0.01(対TNF処理対照群) を示す。
【0043】表3から明かの如く、例示化合物番号1.
の化合物は、TNF処理によりトランジェントに発現誘
導されたルシフェラーゼ活性(TNFリポーター遺伝子
の発現誘導)を用量依存的に抑制した。即ち、例示化合
物番号1.の化合物は悪液質の成因物質のひとつとかん
がえられるTNFに対する応答反応を用量依存的に抑制
した。上記TNF応答反応を50%抑制する濃度は4.
7μg/ml(10.7μM)であった。
【0044】実施例3.尿中窒素排泄率および窒素平衡
改善作用 8週齢の雄ウィスター系今道ラット(約250g)を使
用し、りん酸緩衝液−生理食塩水に溶解したTNFα
1μg/mlを2日前に頚静脈に留置したカテーテルか
ら1μg/時間/kgの流量で24時間持続注入した。
また、正常対照群(以下、「正常対照群」という)には
同量のりん酸緩衝液−生理食塩水を持続注入した。
【0045】更に、TNF投与群には例示化合物番号
1.の化合物 100mg/2mlを0.5%カルボキ
シメチルセルロース(CMC)に懸濁し、TNFα注入
開始直後に 100mg/kgの量を経口投与した(以
下、「例示化合物番号1.の化合物投与群」という)。
TNF投与の対照群には同量の0.5%カルボキシメチ
ルセルロース(CMC)溶液を投与した(以下、「TN
F投与対照群」という)。TNFα注入開始時から24
時間の摂餌量と尿量を測定した。尿中尿素窒素は「尿素
窒素テストワコー」(和光純薬工業(株)製)にて測定
した。なお、餌中の窒素含量(粗蛋白含量×蛋白質中の
窒素含量)から尿中窒素排泄量を引いた値を窒素平衡
(Nitrogen Balance)とした。
【0046】測定数値は平均値±標準誤差で示した。
【0047】結果を表4に示す。
【0048】結果から、TNF投与対照群と例示化合物
番号1.の化合物投与群とを比較し、t−検定法によ
り、p<0.05を有意と判定した。
【0049】
【表4】 ─────────────────────────────────── 例数 尿中窒素排泄率 窒素平衡 (mg/100g体重) (mg/100g体重) ─────────────────────────────────── 正常対照群 5 86.5±3.0 59.0±14.7** TNF投与対照群 5 78.6±3.9 -35.8±10.2 例示化合物番号1.の化合物投与群 5 65.3±4.3* 17.0± 9.6** ─────────────────────────────────── 上記表中、* は p<0.05(対TNF投与対照群)、** は p<0.01(対TNF投与対照群)、 を示す。
【0050】表4から明かの如く、例示化合物番号1.
の化合物はTNF投与時に示された尿中窒素排泄率を有
意に改善し、摂餌量等で補正したTNF投与により負と
なった窒素平衡を正側に転じることを示した。即ち、例
示化合物番号1.の化合物は悪液質の成因物質のひとつ
と考えられているTNF投与により生じた蛋白質の異化
作用を抑制した。
【0051】試験例1.急性毒性 急性毒性を常法に従って測定した。即ち、ddyマウス
(雄)3匹を用いた。これらに例示化合物番号 1.の化
合物を 300mg/kg量経口投与して 5 日間観
察したが、いずれも生存した。
【0052】同様に、例えば例示化合物番号 2、3、
4、10 の化合物の急性毒性は経口投与でいずれも
300mg/kg以上であった。
【0053】製剤例1.カプセル剤 例示化合物番号1.の化合物 100 mg 乳 糖 168.3 mg トウモロコシ澱粉 70 mg ステアリン酸マグネシウム 1.7 mg ──────────────────────────────── 全 量 340.0 mg 上記処方の粉末を混合し、20メッシュのふるいを通し
た後、この粉末 340mgを 2号ゼラチンカプセル
に入れ、カプセル剤とした。
【0054】
【発明の効果】本発明の前記一般式(I)を有する化合
物またはその薬理上許容される塩は、TNFの産生を抑
制すること、TNFの応答反応を抑制すること、および
TNF投与により生じた蛋白質の異化作用を抑制する等
の、優れた改善作用を示した。従って、本発明の前記一
般式(I)を有する化合物またはその薬理上許容される
塩は、癌、感染症等に伴って生じる種々の悪液質の改善
剤として有用であり、その結果、例えば化学療法、放射
線療法、外科手術等の耐久度を上げ、患者のクオリティ
オブライフの改善、死亡率の軽減等に役立つものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/425 ADZ AEA AEG C07D 417/12 311 //(C07D 417/12 311:58 277:34) (72)発明者 小林 知雄 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 大隅 潤 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 寺西 宗広 静岡県袋井市堀越717 三共株式会社内 (72)発明者 吉岡 孝雄 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 蔵方 慎一 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 龍田 融 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 (式中、R1 、R2 、R4 およびR5 は同一または異な
    って水素原子または低級アルキル基を示す。R3 は水素
    原子、脂肪族アシル基、置換分を有していてもよい芳香
    族アシル基または低級アルコキシカルボニル基を示
    す。)を有するチアゾリジン誘導体またはその薬理上許
    容される塩を有効成分とする悪液質改善剤。
  2. 【請求項2】[請求項1]記載の化合物において、 R1 が直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1乃至4個を有
    する低級アルキル基を示し;R2 が水素原子または直鎖
    状もしくは分枝鎖状の炭素数1乃至3個を有する低級ア
    ルキル基を示し;R3 が水素原子、直鎖状もしくは分枝
    鎖状の炭素数1乃至4個を有する脂肪族アシル基、置換
    分を有しない炭素数7乃至11個を有する芳香族アシル
    基または直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数2乃至4個を
    有する低級アルコキシカルボニル基を示し;R4 が直鎖
    状もしくは分枝鎖状の炭素数1乃至4個を有する低級ア
    ルキル基を示し;R5 が水素原子または直鎖状もしくは
    分枝鎖状の炭素数1乃至3個を有する低級アルキル基を
    示す;チアゾリジン誘導体またはその薬理上許容される
    塩を有効成分とする悪液質改善剤。
  3. 【請求項3】[請求項1]記載の化合物において、 R1 が直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1乃至4個を有
    する低級アルキル基を示し;R2 が水素原子または直鎖
    状もしくは分枝鎖状の炭素数1乃至3個を有する低級ア
    ルキル基を示し;R3 が水素原子、アセチル基、ベンゾ
    イル基またはエトキシカルボニル基を示し;R4 が直鎖
    状もしくは分枝鎖状の炭素数1乃至4個を有する低級ア
    ルキル基を示し;R5 が水素原子または直鎖状もしくは
    分枝鎖状の炭素数1乃至3個を有する低級アルキル基を
    示す;チアゾリジン誘導体またはその薬理上許容される
    塩を有効成分とする悪液質改善剤。
  4. 【請求項4】[請求項1]記載の化合物において、 R1 がメチル基を示し;R2 が水素原子またはメチル基
    を示し;R3 が水素原子、アセチル基またはエトキシカ
    ルボニル基を示し;R4 がメチル基またはt−ブチル基
    を示し;R5 が水素原子またはメチル基を示す;チアゾ
    リジン誘導体またはその薬理上許容される塩を有効成分
    とする悪液質改善剤。
  5. 【請求項5】[請求項1]記載の化合物において、 1)5−[4−(6−ヒドロキシ−2、5、7、8−テ
    トラメチルクロマン−2−メトキシ)ベンジル]チアゾ
    リジン−2、4−ジオン、 2)5−[4−(6−ヒドロキシ−2−メチル−7−タ
    ーシャリーブチルクロマン−2−メトキシ)ベンジル]
    チアゾリジン−2、4−ジオン、 3)5−[4−(6−ヒドロキシ−2−エチル−5、
    7、8−トリメチルクロマン−2−メトキシ)ベンジ
    ル]チアゾリジン−2、4−ジオン、 4)5−[4−(6−ヒドロキシ−2−イソブチル−
    5、7、8−トリメチルクロマン−2−メトキシ)ベン
    ジル]チアゾリジン−2、4−ジオン、 5)5−[4−(6−アセトキシ−2、5、7、8−テ
    トラメチルクロマン−2−メトキシ)ベンジル]チアゾ
    リジン−2、4−ジオン、 6)5−[4−(6−エトキシカルボニルオキシ−2、
    5、7、8−テトラメチルクロマン−2−メトキシ)ベ
    ンジル]チアゾリジン−2、4−ジオン、またはその薬
    理上許容される塩を有効成分とする悪液質改善剤。
  6. 【請求項6】[請求項1]記載の化合物において、 1)5−[4−(6−ヒドロキシ−2、5、7、8−テ
    トラメチルクロマン−2−メトキシ)ベンジル]チアゾ
    リジン−2、4−ジオン、 2)5−[4−(6−ヒドロキシ−2−メチル−7−タ
    ーシャリーブチルクロマン−2−メトキシ)ベンジル]
    チアゾリジン−2、4−ジオン、 3)5−[4−(6−エトキシカルボニルオキシ−2、
    5、7、8−テトラメチルクロマン−2−メトキシ)ベ
    ンジル]チアゾリジン−2、4−ジオン、またはその薬
    理上許容される塩を有効成分とする悪液質改善剤。
  7. 【請求項7】[請求項1]記載の化合物において、 1)5−[4−(6−ヒドロキシ−2、5、7、8−テ
    トラメチルクロマン−2−メトキシ)ベンジル]チアゾ
    リジン−2、4−ジオン、またはその薬理上許容される
    塩を有効成分とする悪液質改善剤。
  8. 【請求項8】[請求項1]ないし[請求項7]におい
    て、悪液質が癌悪液質である悪液質改善剤。
  9. 【請求項9】[請求項1]ないし[請求項7]におい
    て、悪液質が感染性悪液質である悪液質改善剤。
  10. 【請求項10】[請求項1]ないし[請求項7]におい
    て、悪液質が甲状腺悪液質である悪液質改善剤。
  11. 【請求項11】[請求項1]ないし[請求項7]におい
    て、悪液質が寄生虫感染による悪液質である悪液質改善
    剤。
  12. 【請求項12】[請求項1]ないし[請求項7]におい
    て、悪液質が炎症性悪液質である悪液質改善剤。
  13. 【請求項13】[請求項1]ないし[請求項7]におい
    て、悪液質が後天性免疫不全症による悪液質である悪液
    質改善剤。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6087384A (en) * 1997-11-19 2000-07-11 Takeda Chemical Industries, Ltd. Apoptosis inhibitor
US6110948A (en) * 1996-04-04 2000-08-29 Takeda Chemical Industries, Ltd. Anticachectic composition

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