JPH072855U - 簡易太陽灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 太陽灯を利用することにより屋内での照明、
暖房、乾燥、殺菌等の人的、物的に対する健康、衛生管
理が容易に出来、日照時間の間の節電及び地球資源の保
護にも役立つ簡易太陽灯を提案する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、屋内の照明、暖房、乾燥、殺菌等に使用する太陽灯に関する。

【０００２】

【従来技術とその課題】

現在、屋内の照明、暖房には地球資源を利用した電気エネルギーが使用されてい る。しかし、地球資源は有限であり、尚且つ年々資源が激減している反面、電気 エネルギーの利用度は激増している。又、その対応策として原子力エネルギーが 開発されたが、昨今の事故により人道的、物質的に多くの犠牲を出している。又 、使用する側も事故に対する不安はあるが、節電することに関しては日本の住宅 事情もあり昼尚暗しの住居が多いのも関係し多くの者が麻痺しているのが現状で ある。

【０００３】 本考案は、このような現状に着目し屋内の照明、暖房、乾燥、殺菌等に太陽エネ ルギーを利用した太陽灯を使用することにより人間はもちろんのこと、犬や猫等 のペット又、観葉植物に対しても人工的に造られたものではなく全き自然の太陽 の恩恵を受けると共に又、節電に少しでも役立てるよう以下に提案している。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

即ち、本考案の簡易太陽灯は太陽エネルギーを集める吸集器本体と、これを屋内 に導入する導入機能（又はこれに相当するもの）、又太陽エネルギーを照射する 太陽球と放射器、又太陽エネルギーを吸収できない時間帯及び天候の変化に対応 する補助電灯とから成っている。

【０００５】

【作用】

この太陽灯は、屋外に太陽エネルギーを吸集しやすい場所にあらかじめ設けられ たエネルギー吸集器を通して、屋内へ導入する導入管と、屈折部に設けられた反 射板（鏡等）を介して太陽灯に到達したエネルギーが、太陽球と放射器を通して 屋内に照射される。又、太陽エネルギーを吸集出来ない時間帯及び天候の変化に 対しては、これを補う補助電灯が光センサーにセットされた太陽エネルギーの強 弱により自動的に又は手動的に電灯が点灯する。

【０００６】

【実旋例】

以下、幾つかの実施例を図面を参照しつつ説明する。

【０００７】

【実施例１】 図１は屋外に太陽エネルギーを吸集しやすい場所にあらかじめ設けられた太陽エ ネルギー吸集器ａを通して、屋内へ導入する導入管ｂと屈折部に設けられた反射 板（鏡等）ｃを介して、太陽球ｄに到達したエネルギーが放射器ｅを通して屋内 に照射され、自然のままの太陽エネルギーを屋内へ送り込むことが出来る。又、 照射の強弱（夏・冬）に対しては、放射器カバーｆを交換することにより（又は 照射絞り機能を設けることにより）照射を強くしたり弱くしたりすることも出来 る。又、太陽エネルギーを吸集出来ない時間帯及び天候の変化に対しては、これ を補う補助電灯ｇが設けられ光センサーｈによって自動的又は手動的に電灯が点 灯する。 図２は太陽エネルギーを利用した洗濯物の乾燥機であり屋内に導入した太陽エネ ルギーを乾燥機ｉへ送り込み自然乾燥するものである。 図３は、太陽エネルギーを利用した食器乾燥機であり、屋内に導入した太陽エネ ルギーを食器乾燥機ｊへ送り込み自然乾燥及び殺菌するものである。又、電気食 器乾燥機を併用することも出来る。 図４は、太陽エネルギー導入管の分岐器ｋであり、これを通して複数の部屋（押 入、風呂場等の乾燥・殺菌）への利用が出来る。 又、マンション等の集合住宅にも利用できる。図５を参照。

【０００８】 この使用状況を以下に説明する。 まず屋外に設けられた太陽エネルギー吸集器ａにセットされた光センサーａ−１ が太陽光線をキャッチし吸集器カバーａ−２が開く。次に吸集器ａを通して太陽 エネルギーが導入管ｂ（又はこれに相当するもの）へ導入され、反射板ｃ（鏡等 ）と分岐器ｋを介して太陽球ｄによって太陽エネルギーが、洗濯物乾燥機ｉ、食 器乾燥機ｊ、又、複数の部屋へは分岐器ｋを介して照明、暖房、乾燥、殺菌等に 利用される。 ［０００９］

【考案の効果】

以上のように本考案の簡易太陽灯を利用することにより屋内に居ながら太陽エネ ルギーを吸収でき、人間はもちろんのこと犬や猫等のペット、又、観葉植物の健 康管理の他、部屋の乾燥、殺菌、カビ・ダニの発生防止等、あらゆる太陽エネル ギーの思恵を受けることが出来る。又、日本の住宅事情からくる１家２部屋は必 ずある日の照らない場所を日照時間の間の節電が出来、高齢者の方、特に寝たき り老人の方の衛生環境を良くし地球資源の保護にも役立つものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】太陽エネルギーを屋内へ導入する為の各部の図
面である。

【図２】太陽エネルギーを利用した乾燥機の図面であ
る。

【図３】太陽エネルギーを利用した食器乾燥機の図面で
ある。

【図４】太陽エネルギー導入管の分岐器の図である。

【図５】マンション等の集合住宅の利用図である。

【符号の説明】

ａ、吸集器 ａ−１、吸集器光センサー ａ−２、吸集器カバー ｂ、導入管 ｃ、反射板 ｄ、太陽球 ｅ、放射器 ｆ、放射器カバー ｇ、補助電灯 ｈ、光センサー ｉ、洗濯物乾燥機 ｊ、食器乾燥機 ｋ、分岐器

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 太陽光線及び太陽熱等の太陽エネルギー
   を導入する機能（又はこれに相当するもの）を通して屋
   内などに導入し、その太陽エネルギーを屋内の照明、暖
   房、乾燥、殺菌等に利用することを特徴とする太陽灯。