JPH07285497A - モーターバルーングライダー - Google Patents

モーターバルーングライダー

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JPH07285497A
JPH07285497A JP10492694A JP10492694A JPH07285497A JP H07285497 A JPH07285497 A JP H07285497A JP 10492694 A JP10492694 A JP 10492694A JP 10492694 A JP10492694 A JP 10492694A JP H07285497 A JPH07285497 A JP H07285497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balloon
power unit
glider
motor
propeller
Prior art date
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Application number
JP10492694A
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English (en)
Inventor
Kunihide Miyake
国秀 三宅
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 狭い平地から飛行できるとともに、風の影響
を受けにくく安全に飛行でき、万一、故障した場合でも
安全に着陸できる新たなスカイスポーツ用のモーターバ
ルーングライダー。 【構成】 流線形状をなし、内部にヘリウムガスを封入
した中空状のバルーン1の後部側に垂直尾翼4と水平尾
翼5を可動自在に設け、プロペラ25を取付けたエンジン
24を搭乗者16が背負うように形成された動力ユニット20
の接続部を、前記バルーン1の中央側底部に設けると共
に、ここに前記垂直尾翼4と水平尾翼5のコントロール
レバー27を設けたことを特徴とするもので、搭乗者16が
背負った動力ユニット20のプロペラ25の推進力により飛
行するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘリウムガスを封入した
風船状のバルーンと、プロペラを取付けたエンジンを搭
乗者が背負う動力ユニットとを連結したスカイスポーツ
用のモーターバルーングライダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、動力を使用しないパラグライダー
や、プロペラ動力を使用したモーターパラグライダーな
どのスカイスポーツが普及してきている。動力を使用し
ないパラグライダーは波乗りエアーマット状の落下傘の
左右両側に支持ロープを取付け、この下部に搭乗者を支
持して、スキー場などの斜面から上昇気流を利用して空
中に上昇し、左右の支持ロープを調整して方向を制御す
るようになっている。しかしながらこのパラグライダー
は、スキー場などの斜面の所でしか飛行することができ
ず、また風の影響を受けるため飛べる条件が規制され、
しかも風向きによって着陸する場所が危険な場合もあ
る。
【0003】一方、プロペラ動力を使用したモーターパ
ラグライダーは、プロペラを取付けたエンジンと座席を
設けた動力ユニットを搭乗者が背負って、この動力ユニ
ットを波乗りエアーマット状の落下傘の左右両側に支持
ロープで吊下げて飛行するもので、平地からでも飛び立
てる利点がある。しかしながらこれも飛行中に風の影響
を受けてバランスをくずして危険な場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑み、狭い平地から飛行できるとともに、風の影響を受
けにくく安全に飛行でき、万一故障した場合でも安全に
着陸できる新たなスカイスポーツ用のモーターバルーン
グライダーを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
モーターバルーングライダーは、流線形状をなし、内部
にヘリウムガスを封入した中空状のバルーンの後部側に
垂直尾翼と水平尾翼を可動自在に設け、プロペラを取付
けたエンジンを搭乗者が背負うように形成された動力ユ
ニットの接続部を、前記バルーンの中央側底部に設ける
と共に、ここに前記垂直尾翼と水平尾翼のコントロール
レバーを設けたことを特徴とするものである。
【0006】また請求項2記載のモーターバルーングラ
イダーは、前記動力ユニットの接続部が設けられたバル
ーンの中央側底部に、前記接続部を囲むガードフレーム
を設けたことを特徴とするものである。更に請求項3記
載のモーターバルーングライダーは、前記動力ユニット
の接続部が着脱自在に形成されていることを特徴とする
ものである。
【0007】
【作用】本発明のモーターバルーングライダーで飛行す
る場合、搭乗者が動力ユニットを背負ってから、空中に
浮かして支持させたバルーンの下に行き、ここに取付け
た連結部に背負っている動力ユニットを連結する。次に
エンジンを始動させてスロットルレバーを調整してプロ
ペラの回転速度を上げ、コントロールレバーを調整して
水平尾翼を上昇側に向けると、バルーンの浮力と推進力
により揚力が発生してモーターバルーングライダーが上
昇していく。空中に上昇したら、コントロールレバーを
調整して垂直尾翼の方向を変えることにより左右に方向
転換することができる。飛行中は、バルーンが流線形状
をなしているので風の影響を受けにくく安定して飛行す
ることができる。また飛行中に万一エンジンが停止した
り、内部に封入したヘリウムガスが流出しても、完全に
流失するまでに数時間かかるので緊急時でも安全に着陸
することができる。
【0008】また着陸する場合には、スロットルレバー
を調整してプロペラの回転速度を下げて、水平尾翼を下
降側に向けると、推進力と揚力が少なくなりゆっくり降
下してくる。また着陸時に搭乗者は、ガードフレームで
囲まれているので、地面にガードフレームが衝突しても
搭乗者が直接衝撃を受けることがなく安全である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4を
参照して詳細に説明する。図において1はバルーンで、
このバルーン1は中空流線形状をなすエンベローブ外皮
2とエンベローブ内皮3との二重構造になっており、内
側のエンベローブ内皮3に浮力ガスとなるヘリウムガス
が封入されている。このバルーン1は例えば全長が20
メートル、中央部の最大直径が4.4メートル程度に形
成されている。このバルーン1の後部側の上下には2枚
の垂直尾翼(ラダー)4、4と、左右に2枚の水平尾翼
(エレベター)5、5が設けられ、これらは後部側が分
割されて可動自在に連結され、図示しないサーボモータ
などにより方向を制御できるようになっている。これら
サーボモータは、ケーブル6を介してバルーン1の中央
側底部に設けたコントロールレバー7に接続され、コン
トロールレバー7を操縦することにより前記垂直尾翼
4、4と水平尾翼5、5の方向制御を行なうようになっ
ている。
【0010】またバルーン1の中央側には、エンベロー
ブ外皮2の内側に複数本のロードテープ8…が円周方向
に取付けられ、ここの内側底部に2本の支持パイプ9、
9がバルーン1の長手方向に沿って取付けられている。
この支持パイプ9、9は図2に拡大して示すように、エ
ンベローブ外皮2を貫通するアイボルト10…で外側に設
けたチャンネル状の吊下げフレーム12が連結されてい
る。この吊下げフレーム12の中央部には、接続部となる
下端がループ状になった吊下げベルト13が取付けられて
いる。また吊下げフレーム12の下部にはパイプで枠状に
形成されたガードフレーム14が取付けられ、搭乗者16を
保護するようになっている。
【0011】また図4は動力ユニット20を示すもので、
これはパイプを折曲して形成した支持枠21の内側に座席
シート22が取付けられ、この座席シート22に肩ベルト23
が接続されている。また座席シート22の背面側には小型
のエンジン24が取付けられ、このエンジン24にプロペラ
25が接続されている。更にこのエンジン24とプロペラ25
を囲うように、ネットを張ったパラボラ形のゲージ26が
支持枠21の背面側に取付けられている。また支持枠21の
前面側には、エンジン24をコントロールするスロットル
レバー27が設けられていると共に、支持枠21の両側上部
に連結フック28が連結され、全体の重量が20Kg程度
に形成されている。また搭乗者16と動力ユニット20の総
重量は、バルーン1の浮力よりやや重くなっている。
【0012】次に上記構造のモーターバルーングライダ
ーに乗る場合について説明すると、先ず図4に示す動力
ユニット20の肩ベルト23、23を搭乗者16の肩に掛けて動
力ユニット20を背負う。この後、図2および図3に示す
ように空中に浮かして支持したバルーン1の底部に取付
けたガードフレーム14の内側に入り、吊下げフレーム12
に連結した吊下げベルト13に、動力ユニット20の支持枠
21に取付けた連結フック28を連結して、バルーン1と搭
乗者16が背負った動力ユニット20とを一体に結合する
と、動力ユニット20が吊下げフレーム12に12吊下げられ
て搭乗者16に重さが加わらない。
【0013】この後、エンジン24を始動させてからスロ
ットルレバー27を調整してプロペラ25の回転速度を上
げ、コントロールレバー7を調整して水平尾翼5、5を
上昇側に向けると、バルーン1の浮力とプロペラ25の推
進力とにより揚力が発生してモーターバルーングライダ
ーが上昇していく。このようにバルーン1自体が大きな
浮力を持っているので短い距離で上昇でき、縦横30メ
ートル程度の広さがあれば平地でも傾斜地でもどこから
でも飛行できる。空中に飛行したら、コントロールレバ
ー7を調整して垂直尾翼4、4の方向を変えることによ
り左右に方向転換することができる。また着陸する場合
には、スロットルレバー27を調整してプロペラ25の回転
速度を下げて、水平尾翼5、5を下降側に向けると推進
力が少なくなり、搭乗者16と動力ユニット20の総重量が
バルーン1の浮力よりやや重くなっているのでモーター
バルーングライダーはゆっくり降下してくる。
【0014】またモーターバルーングライダーが飛行中
は、バルーン1が飛行船と同様に流線形状をなしている
ので風の影響を受けにくく安定して飛行することができ
る。また飛行中に万一、エンジン24が停止しても、バル
ーン1の浮力によりゆっくり降下するので安全である。
また内側のエンベローブ内皮3に孔が明いて内部に封入
したヘリウムガスが流出しても、完全に流失するまでに
数時間かかるのでこの間に安全に着陸することができ
る。また搭乗者16はガードフレーム14で囲まれているの
で着陸時に、地面にガードフレーム14が衝突しても搭乗
者16が直接衝撃を受けることがなく安全である。
【0015】なお上記実施例では、バルーン1と動力ユ
ニット20とを飛行時に連結する着脱自在の構造について
示したが、予め一体に連結しておき、搭乗者16が動力ユ
ニット20の座席シート22に座るようにしても良い。また
バルーン1の後部側の上下には2枚の垂直尾翼4、4
と、左右に2枚の水平尾翼5、5の方向を制御する機構
としてはサーボモータなど動力により行なう構造に限ら
ず、ワイヤーにより手動で制御する構造でも良い。また
本発明はスカイスポーツ用だけでなく、宣伝や空中撮影
など営業用にも使用することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るモーター
バルーングライダーによれば、狭い場所から飛行できる
とともに、風の影響を受けにくく安全に飛行でき、万一
の故障した場合でも安全に着陸できるなど、誰にでも安
全に飛行できる新たなスカイスポーツとして普及するこ
とができる。更にバルーンの底部にガードフレームを取
付けたものは、着陸時に地面にガードフレームが衝突し
ても搭乗者が直接衝撃を受けることがなく安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるモーターバルーングラ
イダーを示す斜視図である。
【図2】図1の中央部を一部破断して示す正面図であ
る。
【図3】図2の側面図である。
【図4】動力ユニットを背面側から示す斜視図である。
【符合の説明】
1 バルーン 2 エンベローブ外皮 3 エンベローブ内皮 4 垂直尾翼 5 水平尾翼 7 コントロールレバー 9 支持パイプ 12 吊下げフレーム 13 吊下げベルト 14 ガードフレーム 16 搭乗者 20 動力ユニット 21 支持枠 22 座席シート 23 肩ベルト 24 エンジン 25 プロペラ 27 スロットルレバー 28 連結フック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流線形状をなし、内部にヘリウムガスを
    封入した中空状のバルーンの後部側に垂直尾翼と水平尾
    翼を可動自在に設け、プロペラを取付けたエンジンを搭
    乗者が背負うように形成された動力ユニットの接続部
    を、前記バルーンの中央側底部に設けると共に、ここに
    前記垂直尾翼と水平尾翼のコントロールレバーを設けた
    ことを特徴とするモーターバルーングライダー。
  2. 【請求項2】 動力ユニットの接続部が設けられたバル
    ーンの中央側底部に、前記接続部を囲むガードフレーム
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のモーターバル
    ーングライダー。
  3. 【請求項3】 動力ユニットの接続部が着脱自在に形成
    されていることを特徴とする請求項1記載のモーターバ
    ルーングライダー。
JP10492694A 1994-04-18 1994-04-18 モーターバルーングライダー Pending JPH07285497A (ja)

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JP10492694A JPH07285497A (ja) 1994-04-18 1994-04-18 モーターバルーングライダー

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JP10492694A JPH07285497A (ja) 1994-04-18 1994-04-18 モーターバルーングライダー

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105109659A (zh) * 2015-08-30 2015-12-02 文祥 空气浮力飞行装备
WO2017136906A1 (pt) * 2016-02-12 2017-08-17 De Almeida Freitas Filho Gilberto Mochila de asas dirigíveis para voo individual
JP2018188034A (ja) * 2017-05-09 2018-11-29 株式会社衛星ネットワーク 係留気球システム
CN109606605A (zh) * 2018-12-25 2019-04-12 北京航空航天大学 一种飞艇多旋翼复合式飞行器

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