JPH07284319A - 移動農機の遠隔制御装置 - Google Patents

移動農機の遠隔制御装置

Info

Publication number
JPH07284319A
JPH07284319A JP6103393A JP10339394A JPH07284319A JP H07284319 A JPH07284319 A JP H07284319A JP 6103393 A JP6103393 A JP 6103393A JP 10339394 A JP10339394 A JP 10339394A JP H07284319 A JPH07284319 A JP H07284319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
remote control
shutter
control device
mobile agricultural
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6103393A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Yamazaki
弘章 山崎
Masahiro Kuwagaki
正博 桑垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP6103393A priority Critical patent/JPH07284319A/ja
Publication of JPH07284319A publication Critical patent/JPH07284319A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fertilizing (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 散布作業機のエンジン停止に伴う散布資材の
詰りや、資材不足に伴う散布量のバラツキを防止して、
作業効率および作業精度を向上させる。 【構成】 散布資材の供給経路に介設されるシャッタ
を、作業機側エンジンの停止もしくはタンク内の資材不
足に基づいて自動的に閉鎖させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農薬、肥料等の資材を
散布する移動農機の遠隔制御装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】近来で
は、遠隔操作可能な移動農機に散布作業機を連結して安
全な散布作業を行うことが提唱されているが、前記散布
作業機に搭載されるエンジンが散布作業中に停止した場
合には、資材タンクからの資材供給を停止して資材排出
部の詰りを回避する必要があり、また、散布資材が不足
状態になった場合も、資材切れに伴う散布量のバラツキ
等を回避すべく資材供給を停止する必要がある。しかる
に、遠く離れた場所から移動農機を遠隔操作している状
態では、エンジン音が殆ど聞こえないうえに、資材の残
量を目視で確認することも不可能になるため、エンジン
停止や資材不足に気づかずにそのまま走行を継続してし
まう惧れがある。このため、排出部に詰った資材の除去
作業に手間取って作業効率が低下したり、資材切れに伴
う散布量のバラツキで散布作業精度が低下する等の不都
合が生じる許りでなく、エンジン停止位置や資材切れ位
置を探すのに手間取って散布作業の再開が遅れるという
不都合もあり問題となっていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる移動農機
の遠隔制御装置を提供することを目的として創案された
ものであって、遠隔操作信号に基づいて各部を作動制御
する遠隔制御装置を備えてなる移動農機であって、遠隔
操作信号に基づいて各部を作動制御する遠隔制御装置を
備えてなる移動農機であって、該移動農機に、バルブ装
置を介して資材タンクから供給される散布資材をエンジ
ン動力で圃場に散布するエンジン付散布作業機を連結す
るにあたり、前記遠隔制御装置には、散布作業機のエン
ジン停止を判断するエンジン停止判断手段と、該エンジ
ン停止判断に基づいてバルブ装置を自動的に閉鎖作動さ
せる自動バルブ閉鎖手段とを設けたことを特徴とするも
のである。また、遠隔操作信号に基づいて各部を作動制
御する遠隔制御装置を備えてなる移動農機であって、該
移動農機に、バルブ装置を介して資材タンクから供給さ
れる散布資材を圃場に散布する散布作業機を連結するに
あたり、前記遠隔制御装置には、資材不足を判断する資
材不足判断手段と、該資材不足判断に基づいてバルブ装
置を自動的に閉鎖させる自動バルブ閉鎖手段とを設けた
ことを特徴とするものである。また、遠隔操作信号に基
づいて各部を作動制御する遠隔制御装置を備えてなる移
動農機であって、該移動農機に、バルブ装置を介して資
材タンクから供給される散布資材をエンジン動力で圃場
に散布するエンジン付散布作業機を連結するにあたり、
前記遠隔制御装置には、散布作業機のエンジン停止を判
断するエンジン停止判断手段と、資材不足を判断する資
材不足判断手段と、前記エンジン停止判断もしくは資材
不足判断に基づいてバルブ装置を自動的に閉鎖作動させ
る自動バルブ閉鎖手段とを設けたことを特徴とするもの
である。また、前記遠隔制御装置に、バルブ装置の自動
的な閉鎖作動に伴って移動農機の走行を自動的に停止さ
せる自動走行停止手段を設けたことを特徴とするもので
ある。また、前記遠隔制御装置に、バルブ装置の自動的
な閉鎖作動に伴って警報を行う警報手段を設けたことを
特徴とするものである。そして本発明は、この構成によ
って、散布作業機のエンジン停止に伴う散布資材の詰り
や、資材不足に伴う散布量のバラツキを防止して、作業
効率および作業精度を向上させることができるようにし
たものである。
【0004】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は移動農機の一例である乗用
型管理機の走行機体であって、該走行機体1に設けられ
る主クラッチ操作機構、ブレーキ操作機構、主変速操作
機構、作業部昇降操作機構、ステアリング操作機構、ス
ロットル操作機構等の各操作部には、アクチュエータ駆
動に基づいて各操作部を無人操作する無人操作機構が設
けられている。
【0005】2は前記走行機体1の後部に連結される散
粒機であって、該散粒機2に搭載される左右一対の散粒
機本体3は、資材が貯留されるタンク4、該タンク4内
の資材をエンジン5の動力で圧送状に排出する駆動部6
(送風機等)、該駆動部6が圧送した資材を圃場に散布
する散布筒7、前記タンク4から駆動部6に至る資材供
給経路を開閉するシャッタ8等で構成されるが、さらに
本実施例の散粒機本体3には、前記シャッタ8を開閉作
動せしめるシャッタ駆動モータ9(リミッタ9aを内
装)、前記エンジン5のスロットル調整をするスロット
ル駆動モータ10(リミッタ10aおよび位置センサ1
0bを内装)、作業機側スタータスイッチ11の操作に
基づいてエンジン5を始動する作業機側スタータモータ
12、前記エンジン5の動力で発電する発電機13、該
発電機13の交流発電電流を整流する整流回路14、発
電電流の有無に基づいてエンジン5の駆動・停止を検知
するエンジンセンサ15(ホトカプラ)、前記タンク4
内に設けられる光導電セルCDSの抵抗値変化に基づい
て資材の残量を検知する資材残量センサ16(ホトカプ
ラ)等が設けられている。
【0006】さらに、17は走行機体1側に設けられる
制御部であって、該制御部17は、マイクロコンピュー
タ(CPU、ROM、RAM等を含む)を用いて構成さ
れるものであるが、このものは、前述した位置検知セン
サ10b、作業機側スタータスイッチ11、エンジンセ
ンサ15および資材残量センサ16に加え、送信機18
からの遠隔操作信号を受信する受信回路19、自動制御
をON−OFFするための自動スイッチ20、遠隔操作
モードをON−OFFするためのR/Cスイッチ21、
左右の散粒機本体3を選択するためのL/Rスイッチ2
2(L、R、LRの3ポジション)、シャッタ8を開閉
操作するためのシャッタスイッチ23(開放、閉鎖、停
止の3ポジション)、作業機側エンジン5を停止するた
めの作業機エンジン停止スイッチ24、セーフティスイ
ッチ25(主クラッチペダルの踏込みでON)を介して
機体側スタータモータ26を駆動させるための機体側ス
タータスイッチ27等から信号を入力する一方、これら
入力信号に基づく判断で、シャッタ駆動モータ9、スロ
ットル駆動モータ10、主クラッチ駆動モータ28、モ
ニタランプ29、警報ブザー30等に作動信号を出力す
べく構成されている。
【0007】一方、前記送信機18には、走行停止操作
および走行再開操作を行うための走行スイッチ31、左
側散粒機本体3のシャッタ8を開閉操作するための左側
シャッタスイッチ32L、右側散粒機本体3のシャッタ
8を開閉操作するための右側シャッタスイッチ32R等
の操作スイッチが設けられるが、各操作スイッチの操作
信号は、送信回路33から走行機体1に向けて送信され
るようになっている。
【0008】次に、前記制御部17が実行するシャッタ
制御と、該シャッタ制御のサブルーチンとして実行され
るシャッタ一時閉鎖制御、スロットル・シャッタ駆動制
御およびエンジン始動停止制御をフローチャートに基づ
いて説明する。但し、シャッタ制御において使用するシ
ャッタコマンドの第0ビットは右側シャッタ8の閉鎖フ
ラグ、第1ビットは右側シャッタ8の開放フラグ、第2
ビットは左側シャッタ8の閉鎖フラグ、第3ビットは右
側シャッタ8の開放フラグであり、また、エンジンフラ
グの第0ビットは右側エンジン5の停止判断用フラグ、
第1ビットは左側エンジン5の停止判断用フラグ、第4
ビットは作業機エンジン停止スイッチ24の操作判断用
フラグであり、また、スロットル設定値R(L)TRULMは上
限値、R(L)SHTOPはシャッタ開閉境界値、R(L)EGSTRはエ
ンジン始動値、R(L)TRDLMは下限値(アイドリング
値)、R(L)EGSTPはエンジン停止値であり、各設定値に
は以下に示す関係がある。 RTRULM>RSHTOP>REGSTR>RTRDLM>REGSTP(右側スロッ
トル設定値) LTRULM>LSHTOP>LEGSTR>LTRDLM>LEGSTP(左側スロッ
トル設定値)
【0009】さて、前記シャッタ制御においては、ま
ず、機体側のシャッタスイッチ23およびL/Rスイッ
チ22の操作位置を判断する。ここで、シャッタスイッ
チ23が停止位置である場合には、シャッタコマンドの
全ビットをリセットして直ちに次の処理に移行するが、
シャッタスイッチ23が開放位置である場合には、L/
Rスイッチ22の操作位置に応じてシャッタコマンドの
第1ビット、第3ビットをセットする一方、シャッタス
イッチ23が閉鎖位置である場合には、L/Rスイッチ
22の操作位置に応じてシャッタコマンドの第0ビッ
ト、第2ビットをセットするようになっている。
【0010】上記手動操作処理が終了した後は、自動ス
イッチ20のON−OFFを判断する。この判断がOF
Fである場合には、スロットル・シャッタ駆動制御およ
びエンジン始動停止制御を実行してメインルーチンに復
帰するが、自動スイッチ20がONである場合には、続
いてR/Cスイッチ21のON−OFFを判断し、そし
て該判断がONである場合には遠隔操作モード処理を実
行する一方、OFFである場合には乗車モード処理を実
行するようになっている。
【0011】遠隔操作モード処理においては、送信機側
シャッタスイッチ32L、32RのON−OFF(操作
の有無)を判断し、該判断がONの場合は、各スイッチ
の操作位置(開放位置、閉鎖位置)に応じてシャッタフ
ラグ(LもしくはR)のセット処理(開放位置の場合)
もしくはリセット処理(閉鎖位置の場合)を行うと共
に、各スイッチの操作位置に対応したシャッタコマンド
をセットするようになっている。一方、送信機側シャッ
タスイッチ32L、32RがOFFである場合には、前
記シャッタフラグのセット状態を判断する。この判断が
リセットである場合には、対応するシャッタコマンド
(Lの場合は第2、第3ビット、Rの場合は第0、第1
ビット)をリセットして次の処理に移るが、シャッタフ
ラグがセット状態である場合には、エンジンセンサ15
の検知信号に基づいてエンジン停止を判断すると共に、
資材残量センサ16の検知信号に基づいて資材不足を判
断するようになっている。そして、両判断がNOである
場合には、対応するシャッタコマンド(Lの場合は第
2、第3ビット、Rの場合は第0、第1ビット)をリセ
ットするが、何れかの判断がYESである場合は、走行
停止要求フラグをセットすると共に、シャッタ閉鎖要求
フラグとなるシャッタコマンド(Lの場合は第2ビッ
ト、Rの場合は第0ビット)をセットするようになって
いる。即ち、遠隔操作モードにおいては、エンジン停止
判断もしくは資材不足判断に基づいて機体走行を自動的
に停止(主クラッチOFF)させると共に、シャッタ8
を自動的に閉鎖させて駆動部6への資材供給を停止すべ
く構成されている。
【0012】ところで本実施例では、前記走行停止要求
フラグのセット状態において、Lシャッタフラグおよび
Rシャッタフラグがリセットされた場合、走行停止要求
フラグをリセットするようになっている。つまり、エン
ジン停止判断もしくは資材不足判断に基づいて自動的に
走行停止した状態では、左右何れかの送信機側シャッタ
スイッチ32L、32Rを閉鎖位置に操作することによ
って機体走行を再開することができるようになってい
る。
【0013】一方、乗車モードにおいては、L/Rスイ
ッチ22の操作位置に基づいて作業中の散粒機本体3を
判断すると共に、作業中と判断した散粒機本体3のエン
ジン停止および資材不足を判断する。そして何れかの判
断がYESである場合は、シャッタコマンドのシャッタ
開放要求フラグ(Lの場合は第3ビット、Rの場合は第
1ビット)をリセットすると共に、シャッタ閉鎖要求フ
ラグ(Lの場合は第2ビット、Rの場合は第0ビット)
をセットしてシャッタ8を自動的に閉鎖させることにな
るが、乗車モードにおいては、走行停止要求フラグをセ
ットすることなく、モニタランプ29の点滅作動および
警報ブザー30の作動に基づいてエンジン停止もしくは
資材不足を報知するようになっている。
【0014】また、サブルーチンのシャッタ一時閉鎖制
御では、まず、セーフティスイッチ25(主クラッチペ
ダル)のON−OFFおよび走行スイッチ31のON−
OFFに基づいて走行−停止の判断を行う。ここで停止
状態と判断した場合は、スロットルセンサ値(位置検知
センサ10bの検知値)がシャッタ開閉境界値R(L)SHTO
P以上であるか否かに基づいて作業状態−非作業状態
(シャッタ開放−シャッタ閉鎖)の判断をし、そして作
業状態であると判断した場合には、シャッタ開フラグ
(LもしくはR)をセットして走行停止時のシャッタ開
閉状態を記憶すると共に、シャッタコマンドにおいて、
シャッタ開放要求フラグ(Lの場合は第3ビット、Rの
場合は第1ビット)のリセット処理およびシャッタ閉鎖
要求フラグ(Lの場合は第2ビット、Rの場合は第0ビ
ット)のセット処理を実行してシャッタ8を自動的に閉
鎖させるようになっている。
【0015】一方、走行状態(走行再開)であると判断
した場合は、まず前記シャッタ開フラグの状態を判断す
る。ここでシャッタ開フラグがセット状態であると判断
した場合には、シャッタコマンドにおいて、シャッタ閉
鎖要求フラグ(Lの場合は第2ビット、Rの場合は第0
ビット)のリセット処理およびシャッタ開放要求フラグ
(Lの場合は第3ビット、Rの場合は第1ビット)のセ
ット処理を実行してシャッタ8を自動的に開放させると
共に、スロットルセンサ値が上限値R(L)TRULMに達した
段階でシャッタ開フラグをリセットするようになってい
る。
【0016】ところで本実施例では、前記シャッタ開フ
ラグのセット状態において、送信機側シャッタスイッチ
32L、32Rもしくは機体側シャッタスイッチ23が
閉鎖操作された場合、シャッタ開フラグをリセットする
ことに基づいて前記走行再開に伴うシャッタ8の自動開
放を解除するようになっており、このため、走行再開後
のシャッタ開閉状態を、走行停止中のスイッチ操作に基
づいて予め設定することができるようになっている。
【0017】また、サブルーチンのスロットル・シャッ
タ駆動制御においては、まず前記シャッタコマンドの内
容を参照して対応するシャッタ8の開閉駆動を実行する
ことになるが、シャッタ8の開閉駆動に先立ってスロッ
トル駆動モータ10の上昇−下降駆動を実行するように
なっている。つまり、シャッタコマンドの第0ビットも
しくは第2ビットがセットされている場合には、スロッ
トルセンサ値が下限値R(L)TRDLMに達するまでスロット
ル駆動モータ10を下降駆動すると共に、スロットルセ
ンサ値がシャッタ開閉境界値R(L)SHTOPに達した段階か
らシャッタ駆動モータ9を閉鎖駆動し、一方、シャッタ
コマンドの第1ビットもしくは第3ビットがセットされ
ている場合には、スロットルセンサ値が上限値R(L)TRUL
Mに達するまでスロットル駆動モータ10を上昇駆動す
ると共に、スロットルセンサ値がシャッタ開閉境界値R
(L)SHTOPに達した段階からシャッタ駆動モータ9を開放
駆動すべく構成されている。
【0018】またさらに、サブルーチンのエンジン始動
停止制御では、まず作業機エンジン停止スイッチ24の
ON−OFFを判断する。そして該判断がONである場
合には、エンジンフラグの第4ビットをセットすると共
に、L/Rスイッチ22の操作位置に対応するエンジン
5のスロットルを、スロットルセンサ値がエンジン停止
値R(L)EGSTPに達するまで下降駆動してエンジン5を停
止させることになるが、エンジン停止に伴って作業機エ
ンジン停止スイッチ24がOFFに復帰すると、前記エ
ンジンフラグの第4ビットをリセットすると共に、停止
したエンジン5に対応するエンジンフラグ(Rの場合は
第0ビット、Lの場合は第1ビット)をセットする。そ
して、エンジンフラグの第0ビットもしくは第1ビット
がセットされた場合には、L/Rスイッチ22の操作位
置に対応するエンジン5のスロットルを、スロットルセ
ンサ値がエンジン始動値R(L)EGSTRに達するまで上昇駆
動するようになっている。即ち、エンジン停止時には、
エンジンスロットルを、エンジン停止位置まで一旦下降
させた後、再始動に備えてエンジン始動最適位置まで自
動的に上昇させるようになっている。
【0019】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、散粒機2のエンジン5が停止した場合にはシャッ
タ8が自動的に閉鎖作動するため、エンジン停止時に駆
動部6に資材が供給されることを規制できることにな
る。従って、エンジン停止時に駆動部6に資材を供給し
て駆動部6に資材が詰る不都合を防止できることにな
り、この結果、駆動部6に詰った資材の除去作業に手間
取って作業効率が低下するような不都合を解消すること
ができる。
【0020】しかも、タンク4内の資材が不足状態にな
った場合もシャッタ8が自動的に閉鎖作動するため、タ
ンク4からの資材供給を速やかに停止することができ、
このため資材切れに伴う散布量のバラツキ等を回避して
散布作業精度を向上させることができる。
【0021】さらに、遠隔操作モードにおいては、前記
シャッタ8の自動閉鎖に伴って機体走行を自動的に停止
させるため、離れた場所からでもエンジン停止や資材不
足を容易に認識でき許りか、そのまま走行を継続した場
合の如くエンジン停止位置や資材切れ位置を探す作業も
不要となり、この結果、速やかな作業再開を可能にして
作業効率を向上させることができる。
【0022】また、前記自動停止状態は、送信機側シャ
ッタスイッチ32L、32Rの閉鎖操作に基づいて解除
されるため、殊更圃場に入って機体に乗車したり、モー
ド切換操作(遠隔操作モード→乗車モード)を行うこと
なく、そのまま遠隔操作を続行することが可能になり、
この結果、作業性および作業効率の向上を計ることがで
きる。
【0023】一方、乗車モードにおいては、シャッタ8
の自動閉鎖に伴って機体走行を自動停止することなく、
モニタランプ29の点滅作動および警報ブザー30の作
動に基づいてエンジン停止もしくは資材不足を報知する
ため、不意の走行停止でオペレータが姿勢を崩すような
不都合を回避できる許りか、前記走行停止を機体側の故
障と誤認してしまうような不都合も解消することができ
る。
【0024】また、シャッタ8は、走行停止(自動停止
および手動停止)に伴って自動的に閉鎖作動する一方、
走行再開に伴って自動的に開放作動するため、走行停止
および走行再開に際していちいちシャッタ8の開閉操作
を行う必要がなく、この結果、遠隔操作(本実施例では
乗車時操作も含む)を簡略化して操作性の向上を計るこ
とができる。
【0025】しかも、前記シャッタ8の自動開閉は、走
行停止および走行再開を基準として一定のタイミングで
行われるため、手動操作でシャッタ8を開閉する場合の
様に開閉タイミングが遅れることもなく、このため作業
精度および作業効率も向上させることができる。
【0026】また、シャッタ8を自動閉鎖した状態にお
いて、送信機側シャッタスイッチ32L、32Rもしく
は機体側シャッタスイッチ23を閉鎖操作した場合に
は、走行再開に伴うシャッタ8の自動開放が解除される
ため、走行再開後のシャッタ開閉状態を、走行停止中の
スイッチ操作に基づいて予め設定することができ、従っ
て、走行再開時にあわてて操作することを不要にして操
作性を向上させることができる。
【0027】また、エンジンスロットルはシャッタ8の
開閉に連動するため、作業中断や作業再開毎に個別に操
作する必要がない。従って、操作性の向上を計ることが
できる許りでなく、誤操作に伴う作業精度や作業効率の
低下も回避することができ、しかも、走行機体1や送信
機18に設けられる操作スイッチの個数を減らすことが
できるため、部品点数を削減してコストダウンも計るこ
とができる。
【0028】しかも、エンジンスロットルとシャッタ8
を連動制御するにあたり、スロットルセンサ値が所定の
中間値に達した段階でシャッタ8を開閉作動させるよう
にしたため、エンジンスロットルとシャッタ8とのアン
バランスな作動に基づいて作業精度が低下する不都合も
解消することができる。
【0029】またさらに、エンジンスロットルは、エン
ジン停止後、エンジン始動最適位置まで自動的に上昇作
動するため、エンジンの再始動に際してスロットルをエ
ンジン始動最適位置まで操作する必要が無い許りか、エ
ンジン始動を常にスムーズに行うことができる。
【0030】尚、本発明は、前記実施例に限定されない
ものであることは勿論であって、例えば本発明が実施さ
れる作業機は、前記散粒機に限定されることなく、噴霧
機、散粉機、ミスト機等でも実施できることは言うまで
もない。また、前記実施例のエンジン始動停止制御に換
えて、図10に示すエンジン始動停止制御を行うことも
可能である。即ち、図10に示すエンジン始動停止制御
は、エンジンスロットルのエンジン始動最適位置までの
自動上昇作動を、エンジン停止時に行うことなく、エン
ジン始動時(作業機側スタータスイッチ11のONに基
づいて判断)に行うものであるが、前記エンジン始動時
の判断は、殊更センサを設けることなく判断できるた
め、構造の簡略化やコストダウンに寄与することがで
き、しかもエンジン停止時には、スロットルをエンジン
停止位置に保持できるため、予めスロットルをエンジン
始動最適位置に作動させるもののように、停止状態のエ
ンジンに燃料が流れ込むことも規制することができる。
【0031】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、遠隔操作可能な移動農機に、バル
ブ装置を介して資材タンクから供給される散布資材をエ
ンジン動力で圃場に散布するエンジン付散布作業機を連
結したものでありながら、散布作業機のエンジンが停止
した場合には、バルブ装置が自動的に閉鎖作動すること
になる。従って、エンジン停止時には、資材タンクから
の資材供給を速やかに停止して資材排出部の詰りを回避
できることになり、この結果、排出部に詰った資材の除
去作業に手間取って作業効率が低下するような不都合を
解消することができる。
【0032】しかも、散布資材が不足状態になった場合
も、バルブ装置が自動的に閉鎖作動して資材タンクから
の資材供給を速やかに停止するため、資材切れに伴う散
布量のバラツキ等を回避でき、もって散布量のバラツキ
に基づいて散布作業精度が低下する不都合も解消するこ
とができる。
【0033】さらに、バルブ装置の自動的な閉鎖作動に
伴って移動農機の走行を自動的に停止させるようにした
場合には、仮令離れた場所からでも前述のエンジン停止
や資材不足を容易に認識できることになり、しかも移動
農機は、エンジン停止位置もしくは資材不足位置で停止
状態を維持するため、そのまま走行を継続した場合の様
に、エンジン停止位置や資材切れ位置を探すのに手間取
るようなこともなく、この結果、速やかな作業再開を可
能にして作業効率を向上させることができる。
【0034】また、バルブ装置の自動的な閉鎖作動に伴
って警報を行うようにした場合でも、エンジン停止や資
材不足を容易に認識できることになるが、この場合に
は、機体走行を停止することなくエンジン停止や資材不
足を報知することが可能であるため、前記走行停止を故
障と誤認してしまうような不都合も解消することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】散粒機を連結した走行機体の平面図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】制御部の入出力を示すブロック回路図である。
【図4】シャッタ制御の手動操作処理部分を示すフロー
チャートである。
【図5】シャッタ制御の遠隔操作モード処理部分を示す
フローチャートである。
【図6】シャッタ制御の乗車モード処理部分を示すフロ
ーチャートである。
【図7】シャッタ一時閉鎖制御を示すフローチャートで
ある。
【図8】スロットル・シャッタ駆動制御を示すフローチ
ャートである。
【図9】エンジン始動停止制御を示すフローチャートで
ある。
【図10】エンジン始動停止制御の他例を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 走行機体 2 散粒機 5 エンジン 6 駆動部 7 散布筒 8 シャッタ 17 制御部 18 送信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 1/02 N

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔操作信号に基づいて各部を作動制御
    する遠隔制御装置を備えてなる移動農機であって、該移
    動農機に、バルブ装置を介して資材タンクから供給され
    る散布資材をエンジン動力で圃場に散布するエンジン付
    散布作業機を連結するにあたり、前記遠隔制御装置に
    は、散布作業機のエンジン停止を判断するエンジン停止
    判断手段と、該エンジン停止判断に基づいてバルブ装置
    を自動的に閉鎖作動させる自動バルブ閉鎖手段とを設け
    たことを特徴とする移動農機の遠隔制御装置。
  2. 【請求項2】 遠隔操作信号に基づいて各部を作動制御
    する遠隔制御装置を備えてなる移動農機であって、該移
    動農機に、バルブ装置を介して資材タンクから供給され
    る散布資材を圃場に散布する散布作業機を連結するにあ
    たり、前記遠隔制御装置には、資材不足を判断する資材
    不足判断手段と、該資材不足判断に基づいてバルブ装置
    を自動的に閉鎖させる自動バルブ閉鎖手段とを設けたこ
    とを特徴とする移動農機の遠隔制御装置。
  3. 【請求項3】 遠隔操作信号に基づいて各部を作動制御
    する遠隔制御装置を備えてなる移動農機であって、該移
    動農機に、バルブ装置を介して資材タンクから供給され
    る散布資材をエンジン動力で圃場に散布するエンジン付
    散布作業機を連結するにあたり、前記遠隔制御装置に
    は、散布作業機のエンジン停止を判断するエンジン停止
    判断手段と、資材不足を判断する資材不足判断手段と、
    前記エンジン停止判断もしくは資材不足判断に基づいて
    バルブ装置を自動的に閉鎖作動させる自動バルブ閉鎖手
    段とを設けたことを特徴とする移動農機の遠隔制御装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2もしくは請求項3の
    遠隔制御装置に、バルブ装置の自動的な閉鎖作動に伴っ
    て移動農機の走行を自動的に停止させる自動走行停止手
    段を設けたことを特徴とする移動農機の遠隔制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2もしくは請求項3の
    遠隔制御装置に、バルブ装置の自動的な閉鎖作動に伴っ
    て警報を行う警報手段を設けたことを特徴とする移動農
    機の遠隔制御装置。
JP6103393A 1994-04-18 1994-04-18 移動農機の遠隔制御装置 Pending JPH07284319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6103393A JPH07284319A (ja) 1994-04-18 1994-04-18 移動農機の遠隔制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6103393A JPH07284319A (ja) 1994-04-18 1994-04-18 移動農機の遠隔制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07284319A true JPH07284319A (ja) 1995-10-31

Family

ID=14352828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6103393A Pending JPH07284319A (ja) 1994-04-18 1994-04-18 移動農機の遠隔制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07284319A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9804604B2 (en) 2013-08-16 2017-10-31 Husqvarna Ab Intelligent grounds management system integrating robotic rover
CN115266273A (zh) * 2022-08-11 2022-11-01 天津海关化矿金属材料检测中心 一种带自保护的自动矿产品制样系统及实现方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9804604B2 (en) 2013-08-16 2017-10-31 Husqvarna Ab Intelligent grounds management system integrating robotic rover
CN115266273A (zh) * 2022-08-11 2022-11-01 天津海关化矿金属材料检测中心 一种带自保护的自动矿产品制样系统及实现方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7500535B2 (en) Control device for construction machine
US4807135A (en) Power supply control device for automotive electronic control system
EP2908617B1 (en) Smart ignition system
US7126237B2 (en) Mow-in reverse control
US7191758B2 (en) Engine control device of construction machinery
US20070267526A1 (en) Remote operated brush chipper with conspicuity light
EP3080620B1 (en) Shutdown circuit for an ignition system of a lawn care device in case of defective processor
US20190143813A1 (en) Work vehicle
JPH07284319A (ja) 移動農機の遠隔制御装置
JPH07284320A (ja) 移動農機の遠隔制御装置
JPH07287615A (ja) 移動農機の遠隔制御装置
US20130325292A1 (en) System for controlling number of revolution for engine of farm work vehicle having electronic engine attached thereon and method for controlling thereof
WO2004088159A1 (ja) 車両の自動発進制御装置
US5050698A (en) System and method for controlling vehicle speed to desired cruise speed for vehicles
KR20190081099A (ko) 산업차량의 엔진 제어 시스템 및 제어 방법
JP2006034185A (ja) コンバインの制御装置
JP2005219519A (ja) コンクリートミキサ車における洗浄装置
KR102561283B1 (ko) 차량 시동 제어 방법
KR100341758B1 (ko) 자동 변속 차량의 시동 안전장치 및 제어 방법
KR20240021692A (ko) 작업 차량
JP2010260514A (ja) 車両用運転支援装置
JP4875479B2 (ja) スピードスプレーヤの制御装置
JPS6135489Y2 (ja)
JPH0672305U (ja) 移動農機の遠隔制御装置
JPH0445861A (ja) スピードスプレヤーの薬液散布制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120719

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees