JPH07284146A - 移動体通信端末 - Google Patents

移動体通信端末

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Publication number
JPH07284146A
JPH07284146A JP6073409A JP7340994A JPH07284146A JP H07284146 A JPH07284146 A JP H07284146A JP 6073409 A JP6073409 A JP 6073409A JP 7340994 A JP7340994 A JP 7340994A JP H07284146 A JPH07284146 A JP H07284146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile communication
area
communication terminal
operation state
setting
Prior art date
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Pending
Application number
JP6073409A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Uehara
淳 上原
Junichi Yoshida
順一 吉田
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Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Video Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH07284146A publication Critical patent/JPH07284146A/ja
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】移動体通信端末が、移動体通信網がサービスを
提供するエリアを移動したときに、移動先のエリアに存
在する一般通信網の加入者の電話番号のみを選択的に表
示することできるようにする。 【構成】移動体通信端末101は、エリアごとに、該エ
リアに存在する一般通信網の加入者の電話番号を格納し
ているエリアテーブルを自身の記憶装置に記憶してお
り、エリアを移動したことを検出すると、自身の記憶装
置に記憶しているエリアテーブルのうちから、移動先の
エリアに対応するエリアテーブルを選択することによ
り、移動体通信端末101のユーザが電話番号の検索を
行う際に、選択したエリアテーブルに格納されている電
話番号のみを表示することができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体通信網で稼働す
る移動体通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信端末が稼働する移動体通信網
においては、通常、無線基地局は、常時、制御チャネル
を介して、自身のエリアを示すエリアIDおよび発信処
理に使用可能な通話チャネルの番号を含む制御情報を送
信しており、移動体通信端末は、電源が投入された状態
で、無線基地局から送信される制御チャンネルを捕捉し
ているとき、該無線基地局から送信される制御情報に含
まれているエリアIDを、自身の記憶装置に記憶するよ
うになっている。
【0003】また、移動体通信端末が稼働する移動体通
信網においては、移動体通信端末が位置するエリアを把
握するために、移動体通信端末の端末番号と該移動体通
信端末が位置するエリアのエリアIDとを対応付けて記
憶するようになっている。なお、記憶場所は、無線基地
局を制御する無線基地局統制局でもよいし、移動体移動
体通信網と一般通信網とを接続する移動体交換機でもよ
い。
【0004】そして、移動体通信端末は、エリアを移動
したことを検出したときに、自身の端末番号を含む位置
登録信号を移動先のエリアの無線基地局に送信すること
により、位置登録処理を行う。これにより、移動先の無
線基地局は、受信した位置登録信号に含まれている端末
番号および自身のエリアのエリアIDを無線基地局統制
局または移動体交換機に送信するので、無線基地局統制
局また移動体交換機が、移動体通信端末の端末番号と該
移動体通信端末が位置するエリアのエリアIDとを対応
付けて記憶することができる。
【0005】例えば、日本国内では、TACS(Total
Access Communicatons System ForJapan)規格によるセ
ルラー電話システムによる移動体通信網が運用されてい
るが、この移動体通信網においても、移動体通信端末
は、エリアを移動したことを検出すると、位置登録処理
を行っている。
【0006】さて、移動体通信網がサービスを提供する
地域は、いくつもの都市にまたがる広域なものであり、
数多くのエリアからなっている。そして、各エリアに
は、実際には、それぞれ、公共機関,企業,個人等の様
々な一般通信網の加入者(以下、一般加入者と称す。)
が存在している。そこで、従来は、これらの一般加入者
の電話番号を移動体通信端末の記憶装置に記憶させ、移
動体通信端末のユーザが参照することができるようにす
る電子電話帳機能を、移動体通信端末に備えるようにす
ることが行われている。
【0007】電子電話帳機能としては、例えば、平成5
年1月現在(1993.2(4版)首都圏版)のNTT
DoCoMo発行の「超小型携帯電話mova」カタロ
グの14頁に記載されているような電子電話帳機能があ
る。
【0008】一方、従来の移動体通信端末においては、
受話音量や呼出音量を、予め用意した複数の段階から選
択することができるようになっているなど、移動体通信
端末の動作状態を設定するための動作状態設定項目を設
定することができるようになっているが、動作状態設定
項目の設定は、移動体通信端末のユーザが手動で行うよ
うになっている。
【0009】例えば、上記「超小型携帯電話mova」
カタログの14頁に記載されているように、調節ボタン
を操作することにより、受話音量を3段階に調節するこ
とができ、呼出音量を大・中・小・消去の4段階に調節
することができるものがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来は、こ
れらの一般加入者の電話番号が一括して移動体通信端末
の記憶装置に記憶されるようになっているので、多くの
電話番号の中から所望の電話番号を検索する操作がわず
らわしいものとなっている。
【0011】例えば、一般加入者の氏名の五十音順/ア
ルファベット順に電話番号を記憶しておき、スクロール
して所望の電話番号を検索するものがあるが、電話番号
の数が多いと検索操作に時間がかかってしまう。また、
例えば、各電話番号に異なるインデックス番号を付与し
て電話番号を記憶しておき、インデックス番号を入力す
ることにより所望の電話番号を検索するものもあるが、
インデックス番号を覚えておかないければならないの
で、電話番号の数が多いと大変である。
【0012】本発明の目的は、第1には、移動体通信端
末が、エリアごとに、該エリアに存在する一般加入者の
電話番号を記憶するようにしておき、エリアを移動した
場合に、移動先のエリアに対応して記憶している電話番
号を選択することにより、移動体通信端末のユーザが電
話番号を検索しようとした際に、選択した電話番号、す
なわち、移動先のエリアに存在する一般加入者の電話番
号のみが表示されるようにすることにある。
【0013】また、第2には、移動体通信端末が、エリ
アごとに、該エリアにおける動作状態設定項目を記憶す
るようにしておき、エリアを移動した場合に、移動先の
エリアに対応して記憶している動作状態設定項目を選択
するようにし、さらに、選択した動作状態設定項目に従
って、移動体通信端末の動作状態を設定するようにする
ことにより、手動で動作状態設定項目を設定しなくても
済むようにすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、移動体通信網内で稼働する移動体通信端
末に、上記複数のエリアごとに、該エリアに存在する一
般通信網の加入者の電話番号を格納している複数の記憶
手段と、移動体通信網がサービスを提供する複数のエリ
アのうちのあるエリアから別のエリアに移動したことを
検出したときに、上記複数の記憶手段のうちの移動後の
エリアに対応する記憶手段を選択する選択手段とを備え
るようにしている。
【0015】このとき、上記複数の記憶手段が電話番号
を格納している一般加入者は、公共機関,企業,サービ
ス施設,個人のうちの少なくとも1種類を含むようにす
ることができる。
【0016】また、本発明は、移動体通信網内で稼働す
る移動体通信端末おいて、上記複数のエリアごとに、該
エリアにおける上記移動体通信端末の動作状態を設定す
るための動作状態設定項目を格納している複数の記憶手
段と、移動体通信網がサービスを提供する複数のエリア
のうちのあるエリアから別のエリアに移動したことを検
出したときに、上記複数の記憶手段のうちの移動後のエ
リアに対応する記憶手段を選択する選択手段とを備える
ようにしている。
【0017】このとき、上記複数の記憶手段が格納して
いる動作状態設定項目は、上記移動体通信端末の使用制
限を設定するための使用制限設定項目,各種音量を設定
するための音量設定項目,着信時の転送に関する指示を
設定するための転送設定項目のうちの少なくとも1種類
を含むようにすることができる。
【0018】なお、上記選択手段が選択した記憶手段に
格納されている動作状態設定項目に従って、上記移動体
通信端末の動作状態を設定する動作状態設定手段を備え
るようにすることが好ましい。
【0019】また、上記選択手段が動作するか否かを設
定するための設定手段を備えるようにしてもよい。
【0020】また、上記選択手段は、上記エリアを移動
したことを検出したときに、その旨を外部に出力した
後、外部から動作する旨が指示された場合にのみ動作す
るようにしてもよい。
【0021】
【作用】例えば、移動体通信端末において、上記複数の
記憶手段が、それぞれ、各エリアに存在する一般加入者
の電話番号を格納している場合には、上記エリアを移動
したことを検出すると、上記選択手段は、上記複数の記
憶手段のうちの移動後のエリアに対応する記憶手段を選
択する。
【0022】これにより、移動体通信端末のユーザが電
話番号を検索しようとした際に、上記選択手段が選択し
た記憶手段に格納されている電話番号、すなわち、移動
先のエリアに存在する一般加入者の電話番号のみが表示
されることとなる。
【0023】また、例えば、移動体通信端末において、
上記複数の記憶手段が、それぞれ、各エリアにおける移
動体通信端末の動作状態を設定するための動作状態設定
項目を格納している場合には、上記エリアを移動したこ
とを検出すると、上記選択手段は、上記複数の記憶手段
のうちの移動後のエリアに対応する記憶手段を選択す
る。そして、上記動作状態設定手段は、上記選択手段が
選択した記憶手段に格納されている動作状態設定項目に
従って、移動体通信端末の動作状態を設定する。
【0024】これにより、移動体通信端末の動作状態
は、上記選択手段が選択した記憶手段に格納されている
動作状態設定項目、すなわち、移動先のエリアにおいて
最適となるように予め上記記憶手段に記憶されている動
作状態設定項目に従った動作状態となる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0026】図1は本実施例の移動体通信端末の動作を
示す説明図である。
【0027】図中、101は移動体通信端末、102は
エリアA、103はエリアB、104はエリアA(10
2)の無線基地局、105はエリアB(103)の無線
基地局である。
【0028】なお、図1においては、移動体通信網がサ
ービスを提供するエリアが、エリアA(102),エリ
アB(103),エリアC(図示せず。),エリアD
(図示せず。)の4つであるものとしているが、これに
限るものではない。
【0029】通常、無線基地局は、常時、制御チャネル
を介して、自身のエリアを示すエリアIDおよび発信処
理に使用可能な通話チャネルの番号を含む制御情報を送
信しており、移動体通信端末は、電源が投入された状態
で、無線基地局から送信される制御チャンネルを捕捉し
ているとき、該無線基地局から送信される制御情報に含
まれているエリアIDを、自身の記憶装置に記憶するよ
うになっている。
【0030】例えば、図1では、無線基地局104は、
エリアA(102)を示すエリアIDを送信し、無線基
地局105は、エリアB(103)を示すエリアIDを
送信している。また、エリアCの無線基地局(図示せ
ず。)は、エリアCを示すエリアIDを送信し、エリア
Dの無線基地局(図示せず。)は、エリアDを示すエリ
アIDを送信している。また、移動体通信端末101
は、エリアA(102)に位置しているので、エリアA
(102)を示すエリアIDを自身の記憶装置に記憶し
ている。
【0031】また、図示していないが、移動体通信端末
が稼働する移動体通信網においては、移動体通信端末が
位置するエリアを把握するために、移動体通信端末の端
末番号と該移動体通信端末が位置するエリアのエリアI
Dとを対応付けて記憶するようになっている。なお、記
憶場所は、無線基地局を制御する無線基地局統制局でも
よいし、移動体移動体通信網と一般通信網とを接続する
移動体交換機でもよい。
【0032】そして、移動体通信端末は、エリアに移動
したことを検出したときに、自身の端末番号を含む位置
登録信号を移動先のエリアの無線基地局に送信すること
により、位置登録処理を行う。これにより、移動先の無
線基地局は、受信した位置登録信号に含まれている端末
番号および自身のエリアのエリアIDを無線基地局統制
局または移動体交換機に送信するので、無線基地局統制
局また移動体交換機が、移動体通信端末の端末番号と該
移動体通信端末が位置するエリアのエリアIDとを対応
付けて記憶することができる。
【0033】例えば、図1では、移動体通信端末101
が、エリアA(102)からエリアB(103)に移動
すると、移動体通信端末101は、無線基地局105か
ら送信される制御情報を受信し、該制御情報に含まれて
いるエリアIDと自身の記憶装置に記憶しているエリア
IDとが異なることで、エリアを移動したことを検出
し、エリアIDを自身の記憶装置に記憶すると共に、自
身の端末番号を含む位置登録信号を無線基地局105に
送信することにより、位置登録処理を行う。
【0034】さて、各エリアには、それぞれ、公共機
関,企業,個人等の様々な一般通信網の加入者(以下、
一般加入者と称す。)が存在している。そこで、これら
の一般加入者の電話番号を移動体通信端末の記憶装置に
記憶させ、移動体通信端末のユーザが参照することがで
きるようにする電子電話帳機能を、移動体通信端末に備
えるようにすることが従来から行われている。
【0035】ところが、従来は、これらの一般加入者の
電話番号が一括して移動体通信端末の記憶装置に記憶さ
れるようになっているので、多くの電話番号の中から所
望の電話番号を検索する操作がわずらわしいものとなっ
ている。例えば、一般加入者の氏名の五十音順/アルフ
ァベット順に電話番号を記憶しておき、スクロールして
所望の電話番号を検索するものがあるが、電話番号の数
が多いと検索操作に時間がかかってしまう。また、例え
ば、各電話番号に異なるインデックス番号を付与して電
話番号を記憶しておき、インデックス番号を入力するこ
とにより所望の電話番号を検索するものもあるが、イン
デックス番号を覚えておかないければならないので、電
話番号の数が多いと大変である。
【0036】そこで、本実施例では、これらの電話番号
を、各電話番号の一般加入者が存在するエリアごとに分
けて記憶するようにし、移動体通信端末101がエリア
を移動して位置登録処理を行うときに、同時に、移動先
のエリアに対応する電話番号を選択し、移動体通信端末
101のユーザが電話番号の検索を行う際に、移動先の
エリアに存在する一般加入者の電話番号を表示すること
ができるようにしている。
【0037】例えば、図1では、移動体通信端末101
は、106に示すように、エリアA(102)に存在す
る一般加入者の電話番号を格納しているエリアテーブ
ル,エリアB(103)に存在する一般加入者の電話番
号を格納しているエリアテーブル,エリアCに存在する
一般加入者の電話番号を格納しているエリアテーブル,
エリアDに存在する一般加入者の電話番号を格納してい
るエリアテーブルを自身の記憶装置に記憶しており、エ
リアA(102)に位置しているときには、エリアA
(102)に存在する一般加入者の電話番号を格納して
いるエリアテーブルが選択されている。そして、移動体
通信端末101がエリアB(103)に移動すると、1
07に示すように、移動体通信端末101の記憶装置に
おいては、エリアB(103)に存在する一般加入者の
電話番号を格納しているエリアテーブルが選択されてい
る。
【0038】以下、本実施例の動作を実現するための移
動体通信端末101の構成および処理の流れについて説
明する。
【0039】図2は本実施例の移動体通信端末101の
機能ブロック図である。
【0040】図中、201はアンテナ、202は受信回
路、203はディジタルデータ復調回路、204は送信
回路、205はディジタルデータ変調回路、206はマ
イクロプロセッサ、207は不揮発性の記憶装置、20
8はキー入力部、209は表示器である。
【0041】また、図3は本実施例の移動体通信端末1
01の処理フローチャートである。
【0042】移動体通信端末101は、電源が投入され
た状態で、無線基地局から送信される制御チャンネルを
捕捉しているとき、制御チャネルを介して送信される制
御情報を、アンテナ201を介して受信回路202で受
信する(ステップ301)。
【0043】なお、この制御情報には、エリアIDや発
信処理を行う際に捕捉可能な通話チャネルの番号が含ま
れている。そこで、移動体通信端末101は、受信した
制御情報をディジタルデータ復調回路203で復調し、
マイクロプロセッサ206で解析する。
【0044】解析の結果、エリアIDが自身の記憶装置
207に記憶しているエリアID(前回の位置登録処理
時に記憶装置207に記憶したエリアID)と異なる場
合は(ステップ302)、エリアを移動したことを検出
するので、マイクロプロセッサ206で自身の端末番号
を含む位置登録信号を生成し、生成した位置登録信号を
ディジタルデータ変調回路205で変調し、アンテナ2
01を介して送信回路204で移動先の無線基地局に送
信することにより、位置登録処理を行う(ステップ30
3)。
【0045】続いて、受信した制御情報に含まれている
エリアIDに対応する電話番号を格納しているエリアテ
ーブルを選択する(ステップ304)。その後、受信し
た制御情報に含まれているエリアIDを自身の記憶装置
207に記憶する(ステップ305)。
【0046】図4〜図7はエリアテーブルに格納される
内容の例を示す説明図である。
【0047】図4は公共機関の電話番号がエリアテーブ
ルに格納されている場合を示している。エリアテーブル
401には、エリアA(102)に存在する公共機関の
電話番号が五十音順/アルファベット順に格納されてお
り、エリアテーブル402には、エリアB(103)に
存在する公共機関の電話番号が五十音順/アルファベッ
ト順に格納されている。
【0048】移動体通信端末101がエリアA(10
2)からエリアB(103)に移動すると、エリアテー
ブル401からエリアテーブル402に切り替えられ
る。
【0049】図5は企業の電話番号がエリアテーブルに
格納されている場合を示している。エリアテーブル50
1には、エリアA(102)に存在する企業の電話番号
が五十音順/アルファベット順に格納されており、エリ
アテーブル502には、エリアB(103)に存在する
企業の電話番号が五十音順/アルファベット順に格納さ
れている。
【0050】移動体通信端末101がエリアA(10
2)からエリアB(103)に移動すると、エリアテー
ブル501からエリアテーブル502に切り替えられ
る。
【0051】図6はサービス業の電話番号がエリアテー
ブルに格納されている場合を示している。エリアテーブ
ル601には、エリアA(102)に存在するサービス
業の電話番号が五十音順/アルファベット順に格納され
ており、エリアテーブル602には、エリアB(10
3)に存在するサービス業の電話番号が五十音順/アル
ファベット順に格納されている。
【0052】移動体通信端末101がエリアA(10
2)からエリアB(103)に移動すると、エリアテー
ブル601からエリアテーブル602に切り替えられ
る。
【0053】図7は個人の電話番号がエリアテーブルに
格納されている場合を示している。エリアテーブル70
1には、エリアA(102)に存在する個人の電話番号
が五十音順/アルファベット順に格納されており、エリ
アテーブル702には、エリアB(103)に存在する
個人の電話番号が五十音順/アルファベット順に格納さ
れている。
【0054】移動体通信端末101がエリアA(10
2)からエリアB(103)に移動すると、エリアテー
ブル701からエリアテーブル702に切り替えられ
る。
【0055】なお、図4〜図7の例では、エリアテーブ
ルに、公共機関,企業,サービス業,個人の電話番号が
それぞれ格納されているものとして説明したが、これに
限るものではない。
【0056】また、移動体通信端末101のユーザが、
自身が位置するエリア以外のエリアに存在する一般加入
者の電話番号を知りたい場合もあるので、このような場
合には、ユーザがキー入力部208からエリア名を入力
すると、該エリア名が示すエリアに対応するエリアテー
ブルを検索して表示器209に表示することができるよ
うにしたり、ユーザがキー入力部208から指示を入力
すると、各エリアに対応するエリアテーブルを表示器2
09に順次表示することができるようにする。
【0057】また、エリアテーブルは、業者が予め一般
加入者の電話番号を記憶させた記憶装置をオプションと
して販売し、移動体通信端末101のユーザが購入して
移動体通信端末101に接続するようにしてもよいし、
移動体通信端末101のユーザがキー入力部209から
任意の一般加入者の電話番号を記憶装置207に記憶さ
せるようにしてもよい。後者の場合は、一般加入者の電
話番号をエリアごとに記憶させるために、移動体通信端
末101のユーザが、各エリアに対応する市外局番や局
番等を記載したマニュアルを見ながら、エリアテーブル
ごとに電話番号をキー入力部208から入力するように
したり、移動体通信端末101のマイクロプロセッサ2
06が、ユーザがキー入力部208から入力した電話番
号の市外局番や局番等に基づいて、該電話番号をエリア
テーブルごとに振り分けるようにする。
【0058】さて、移動体通信端末101の記憶装置2
07には、上述した一般加入者の電話番号が格納されて
いるエリアテーブルのほかにも、移動体通信端末101
の動作状態を設定するために必要な各種情報(以下、動
作状態設定項目と称す。)が格納されており、この動作
状態設定項目に従って、移動体通信端末101が様々な
動作状態に設定されるようになっている。
【0059】そこで、動作状態設定項目をエリアごとに
分け、各エリアにおいて移動体通信端末101の動作状
態をユーザが望む動作状態に設定するための動作状態設
定項目が格納されたエリアテーブルを、記憶装置207
に記憶するようにし、移動体通信端末101がエリアを
移動して位置登録処理を行うときに、同時に、移動先の
エリアに対応するエリアテーブルを選択し、さらに、選
択したエリアテーブルに格納されている動作状態設定項
目に従って、移動体通信端末101の動作状態を設定す
るようにする実施例が考えられる。以下、そのような実
施例について説明する。
【0060】例えば、図8では、移動体通信端末101
は、801に示すように、エリアA(102)における
動作状態設定項目を格納しているエリアテーブル,エリ
アB(103)における動作状態設定項目を格納してい
るエリアテーブル,エリアCにおける動作状態設定項目
を格納しているエリアテーブル,エリアDにおける動作
状態設定項目を格納しているエリアテーブルを記憶装置
207に記憶しており、エリアA(102)に位置して
いるときには、エリアA(102)における動作状態設
定項目を格納しているエリアテーブルが選択され、移動
体通信端末101の動作状態は、該選択されたエリアテ
ーブルに格納されている動作状態設定項目に従った動作
状態となっている。そして、移動体通信端末101がエ
リアB(103)に移動すると、802に示すように、
移動体通信端末101の記憶装置においては、エリアB
(103)における動作状態設定項目を格納しているエ
リアテーブルが選択され、移動体通信端末101の動作
状態は、該選択されたエリアテーブルに格納されている
動作状態設定項目に従って動作状態となっている。
【0061】以下、本実施例の動作を実現するための移
動体通信端末101の構成および処理の流れについて説
明する。
【0062】本実施例の移動体通信端末101の機能ブ
ロック図は図2に示した機能ブロック図と同じである。
【0063】図9は本実施例の移動体通信端末101の
処理フローチャートである。
【0064】移動体通信端末101は、電源が投入され
た状態で、無線基地局から送信される制御チャンネルを
捕捉しているとき、制御チャネルを介して送信される制
御情報を、アンテナ201を介して受信回路202で受
信する(ステップ901)。
【0065】なお、この制御情報には、エリアIDや発
信処理を行う際に捕捉可能な通話チャネルの番号が含ま
れている。そこで、移動体通信端末101は、受信した
制御情報をディジタルデータ復調回路203で復調し、
マイクロプロセッサ206で解析する。
【0066】解析の結果、エリアIDが自身の記憶装置
207に記憶しているエリアID(前回の位置登録処理
時に記憶装置207に記憶したエリアID)と異なる場
合は(ステップ902)、エリアを移動したことを検出
するので、マイクロプロセッサ206で自身の端末番号
を含む位置登録信号を生成し、生成した位置登録信号を
ディジタルデータ変調回路205で変調し、アンテナ2
01を介して送信回路204で移動先の無線基地局に送
信することにより、位置登録処理を行う(ステップ90
3)。
【0067】続いて、受信した制御情報に含まれている
エリアIDに対応する動作状態設定項目を格納している
エリアテーブルを選択し(ステップ904)、選択した
エリアテーブルに格納されている動作状態設定項目に従
って、移動体通信端末101の動作状態を設定する(ス
テップ905)。その後、受信した制御情報に含まれて
いるエリアIDを自身の記憶装置207に記憶する(ス
テップ906)。
【0068】図10〜図12はエリアテーブルに格納さ
れる内容の例を示す説明図である。
【0069】図10は使用制限設定項目がエリアテーブ
ルに格納されている場合を示している。エリアテーブル
1001には、エリアA(102)における使用制限設
定項目が格納されており、エリアテーブル1002に
は、エリアB(103)における使用制限設定項目が格
納されている。
【0070】移動体通信端末101がエリアA(10
2)からエリアB(103)に移動すると、エリアテー
ブル1001からエリアテーブル1002に切り替えら
れ、移動体通信端末101の動作状態は、エリアテーブ
ル1002に格納されている使用制限設定項目に従って
設定される。
【0071】使用制限設定項目は、移動体通信端末10
1の使用を制限するためのものであり、例えば、「フル
ロック」,「メモリ禁止」,「呼出禁止」,「発信禁
止」等がある。
【0072】「フルロック」は、第3者による不正使用
を防止するために、110番や119番等の緊急電話番
号に対する発信処理以外は、予め決められた暗証番号を
入力した後でなければ、発信処理および着信処理を行う
ことができないようにするためのものであり、「メモリ
禁止」,「呼出禁止」は、第3者による不正使用を防止
するために、短縮ダイヤルの登録および既に登録済みの
短縮ダイヤルの参照を行うことができないようにするた
めのものである。例えば、移動体通信端末101のユー
ザは、滅多に移動体通信端末101を使用しないエリア
においては、これらをONに設定しておくと、使用時の
面倒と防犯とのバランスをとることができる。
【0073】「発信処理」は、発信処理を行うことがで
きないようにするためのものである。例えば、移動体通
信端末101をリースしているリース会社や従業員に移
動体通信端末を貸与している企業は、移動体通信端末1
01を特定のエリア以外では使用させたくない場合に、
該特定のエリア以外のエリアにおいては、「発信処理」
をOFFに設定しておくと、使用エリアを限定すること
ができる。
【0074】図11は音量設定項目がエリアテーブルに
格納されている場合を示している。エリアテーブル11
01には、エリアA(102)における音量設定項目が
格納されており、エリアテーブル1102には、エリア
B(103)における音量設定項目が格納されている。
【0075】移動体通信端末101がエリアA(10
2)からエリアB(103)に移動すると、エリアテー
ブル1101からエリアテーブル1102に切り替えら
れ、移動体通信端末101の動作状態は、エリアテーブ
ル1102に格納されている音量設定項目に従って設定
される。
【0076】音量設定項目は、移動体通信端末101の
呼出音,受信話音,確認音の音量や音質を設定するため
のものであり、例えば、「受話音量」,「呼出音量」,
「呼出音質」等がある。
【0077】「受話音量」は、受話器から出力される音
声の音量を設定するためのものであり、「呼出音量」
は、着信時の呼出音の音量を設定するためのものであ
り、これらは、予め用意された複数段階の音量から所望
の段階の音量を選択することにより設定することができ
る。例えば、移動体通信端末101のユーザは、周囲の
雑音が多いエリアにおいては音量を大きくし、周囲の雑
音が少ないエリアにおいては音量を小さくすることがで
きる。
【0078】「呼出音質」は、着信時の呼出音の音質を
設定するためのものであり、これは、予め用意された複
数種類の音質から所望の種類の音質を選択することによ
り設定することができる。例えば、移動体通信端末10
1のユーザは、特定のエリアにおける音質とそれ以外の
エリアにおける音質とを異なる種類に設定すると、該特
定のエリア内に位置しているか否かを判断することがで
きる。
【0079】図12は転送設定項目がテーブルに格納さ
れている場合を示している。エリアテーブル1201に
は、エリアA(102)における転送設定項目が格納さ
れており、エリアテーブル1202には、エリアB(1
03)における転送設定項目が格納されている。
【0080】移動体通信端末101がエリアA(10
2)からエリアB(103)に移動すると、エリアテー
ブル1201からエリアテーブル1202に切り替えら
れ、移動体通信端末101の動作状態は、エリアテーブ
ル1202に格納されている転送設定項目に従って設定
される。
【0081】転送設定項目は、移動体通信端末101の
着信時の転送に関する情報を設定するためのものであ
り、着信時に転送するか否かを示す「転送モード」と、
転送する場合の転送先電話番号を示す「転送先電話番
号」とからなる。例えば、移動体通信端末101のユー
ザは、特定のエリアにおいて着信したくない場合に、該
特定のエリアにおいて、「転送モード」をOFFに設定
しておくことができる。
【0082】いずれの動作状態設定項目も、従来は、移
動体通信101のユーザが、手動で、所望の内容になる
よう操作しなけらばならなかっが、本実施例によれば、
エリアの移動に伴い、移動先のエリアにおける動作状態
設定項目が格納されたエリアテーブルが選択され、選択
されたエリアテーブルに格納されている動作状態設定項
目に従って、移動体通信端末101の動作状態が設定さ
れるので、移動体通信端末101のユーザは、予め、エ
リアテーブルに格納されている動作状態設定項目の内容
を所望の内容に設定しておけば済むので、操作性が向上
する。
【0083】なお、移動体通信端末101のユーザは、
エリアテーブルの内容を設定する際に、各エリアが実際
のどの地域に対応しているかを記載したマニュアルを見
ながら、設定内容をキー入力部108から入力するよう
にする。
【0084】また、上述した2つの実施例は、エリアの
移動に伴い、移動先のエリアに対応するエリアテーブル
を切り替えるようになっているが、移動体通信端末10
1のユーザがこれを望まない場合もある。
【0085】そこで、移動体通信端末101のユーザ
が、エリアテーブルを切り替えるか否かを予めキー入力
部208から設定することができるようにし、エリアテ
ーブルを切り替える旨が設定されているときにのみ、エ
リアテーブルを切り替えるようにしてもよい。すなわ
ち、このようにした場合は、図3の処理フローチャート
においては、エリアテーブルを切り替える旨が設定され
ているときのみ、ステップ304の処理を実行し、図9
の処理フローチャートにおいては、エリアテーブルを切
り替える旨が設定されているときのみ、ステップ90
4,ステップ905の処理を実行するようにする。
【0086】また、エリアの移動を検出した時点で、ユ
ーザにその旨を通知し、ユーザがキー入力部208から
指示を入力したときにのみ、テーブルを切り替えるよう
にすることもできる。以下、そのような実施例につい説
明する。
【0087】本実施例においては、エリアテーブルに一
般加入者の電話番号が格納されている例について説明す
るが、動作状態設定項目が格納されている場合も同様に
実現することができる。
【0088】図13は本実施例の移動体通信端末101
の処理フローチャートである。
【0089】移動体通信端末101は、電源が投入され
た状態で、無線基地局から送信される制御チャンネルを
捕捉しているとき、制御チャネルを介して送信される制
御情報を、アンテナ201を介して受信回路202で受
信する(ステップ1301)。
【0090】なお、この制御情報には、エリアIDや発
信処理を行う際に捕捉可能な通話チャネルの番号が含ま
れている。そこで、移動体通信端末101は、受信した
制御情報をディジタルデータ復調回路203で復調し、
マイクロプロセッサ206で解析する。
【0091】解析の結果、エリアIDが自身の記憶装置
207に記憶しているエリアID(前回の位置登録処理
時に記憶装置207に記憶したエリアID)と異なる場
合は(ステップ1302)、エリアを移動したことを検
知するので、マイクロプロセッサ206で自身の端末番
号を含む位置登録信号を生成し、生成した位置登録信号
をディジタルデータ変調回路205で変調し、アンテナ
201を介して送信回路204で移動先の無線基地局に
送信することにより、位置登録処理を行う(ステップ1
303)。
【0092】続いて、エリアを移動した旨を表示器20
9に表示し(ステップ1304)、移動体通信端末10
1のユーザがキー入力部208からエリアテーブルを切
り替える旨の指示を入力したならば(ステップ130
5)、受信した制御情報に含まれているエリアIDに対
応する電話番号を格納しているエリアテーブルを選択し
てから(ステップ1306)、受信した制御情報に含ま
れているエリアIDを自身の記憶装置207に記憶する
(ステップ1307)。
【0093】また、移動体通信網によっては、位置登録
処理をユーザが手動で行うような仕様のものがあるが、
このような仕様の移動体通信網においても適用すること
がでいる。以下、そのような実施例について説明する。
【0094】図14は本実施例の移動体通信端末101
の処理フローチャートである。
【0095】移動体通信端末101は、電源が投入され
た状態で、無線基地局から送信される制御チャンネルを
捕捉しているとき、制御チャネルを介して送信される制
御情報を、アンテナ201を介して受信回路202で受
信する(ステップ1401)。
【0096】なお、この制御情報には、エリアIDや発
信処理を行う際に捕捉可能な通話チャネルの番号が含ま
れている。そこで、移動体通信端末101は、受信した
制御情報をディジタルデータ復調回路203で復調し、
マイクロプロセッサ206で解析する。
【0097】解析の結果、エリアIDが自身の記憶装置
207に記憶しているエリアID(前回の位置登録処理
時に記憶装置207に記憶したエリアID)と異なる場
合は(ステップ1402)、エリアを移動したことを検
知するので、エリアを移動した旨を表示器209に表示
する(ステップ1403)。移動体通信端末101のユ
ーザは、表示器209にエリアを移動した旨が表示され
ると、位置登録処理を行う旨の指示をキー入力部208
から入力する(ステップ1404)。移動体通信端末1
01は、該指示が入力されると、マイクロプロセッサ2
06で自身の端末番号を含む位置登録信号を生成し、生
成した位置登録信号をディジタルデータ変調回路205
で変調し、アンテナ201を介して送信回路204で移
動先の無線基地局に送信することにより、位置登録処理
を行う(ステップ1405)。
【0098】続いて、受信した制御情報に含まれている
エリアIDに対応する電話番号を格納しているエリアテ
ーブルを選択し(ステップ1406)、最後に、受信し
た制御情報に含まれているエリアIDを自身の記憶装置
207に記憶する(ステップ1407)。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動体通信端末は、移動体通信網がサービスを提供する
エリアを移動したときに、自身の記憶装置に記憶されて
いる様々な情報のうちの移動後のエリアに対応する情報
のみを選択することができるので、例えば、該情報が電
話番号である場合には、移動先のエリアに存在する一般
加入者の電話番号のみを選択的に移動体通信端末のユー
ザに提供することが可能となり、また、例えば、該情報
が移動体通信端末の動作状態を設定するための動作状態
設定項目である場合には、さらに、移動先のエリアに対
応する動作状態設定項目に従って、移動体通信端末の動
作状態を設定することが可能となる。
【0100】従って、移動体通信端末のユーザが必要と
する情報を容易に提供することができ、操作性を向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の移動体通信端末の動作を示す説明
図。
【図2】本実施例の移動体通信端末の機能ブロック図。
【図3】本実施例の移動体通信端末の処理フローチャー
ト。
【図4】本実施例におけるエリアテーブルの内容の例を
示す説明図。
【図5】本実施例におけるエリアテーブルの内容の例を
示す説明図。
【図6】本実施例におけるエリアテーブルの内容の例を
示す説明図。
【図7】本実施例におけるエリアテーブルの内容の例を
示す説明図。
【図8】他の実施例の移動体通信端末の動作を示す説明
図。
【図9】他の実施例の移動体通信端末の処理フローチャ
ート。
【図10】他の実施例におけるエリアテーブルの内容の
例を示す説明図。
【図11】他の実施例におけるエリアテーブルの内容の
例を示す説明図。
【図12】他の実施例におけるエリアテーブルの内容の
例を示す説明図。
【図13】別の実施例の移動体通信端末の処理フローチ
ャート。
【図14】さらに別の実施例の移動体通信端末の処理フ
ローチャート。
【符号の説明】
101…移動体通信端末、102…エリアA、103…
エリアB、104,105…無線基地局、106,80
1…エリアAにおけるエリアテーブルの様子、107,
802…エリアBにおけるエリアテーブルの様子、20
1…アンテナ、202…受信回路、203…ディジタル
データ復調回路、204…送信回路、205…ディジタ
ルデータ変調回路、206…マイクロプロセッサ、20
7…記憶装置、208…表示器、209…キー入力部、
401,402,501,502,601,602,7
01,702,1001,1002,1101,110
2,1201,1202…エリアテーブル。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体通信網内で稼働する移動体通信端末
    において、 上記複数のエリアごとに、該エリアに存在する一般通信
    網の加入者の電話番号を格納している複数の記憶手段
    と、 上記移動体通信網がサービスを提供する複数のエリアの
    うちのあるエリアから別のエリアに移動したことを検出
    したときに、上記複数の記憶手段のうちの移動後のエリ
    アに対応する記憶手段を選択する選択手段とを備えたこ
    とを特徴とする移動体通信端末。
  2. 【請求項2】請求項1記載の移動体通信端末において、 上記複数の記憶手段が電話番号を格納している一般通信
    網の加入者は、公共機関,企業,サービス施設,個人の
    うちの少なくとも1種類を含むことを特徴とする移動体
    通信端末。
  3. 【請求項3】移動体通信網内で稼働する移動体通信端末
    において、 上記複数のエリアごとに、該エリアにおける上記移動体
    通信端末の動作状態を設定するための動作状態設定項目
    を格納している複数の記憶手段と、 上記移動体通信網がサービスを提供する複数のエリアの
    うちのあるエリアから別のエリアに移動したことを検出
    したときに、上記複数の記憶手段のうちの移動後のエリ
    アに対応する記憶手段を選択する選択手段とを備えたこ
    とを特徴とする移動体通信端末。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の移動体通信端末に
    おいて、 上記複数の記憶手段は、さらに、上記複数のエリアごと
    に、該エリアにおける上記移動体通信端末の動作状態を
    設定するための動作状態設定項目を格納していることを
    特徴とする移動体通信端末。
  5. 【請求項5】請求項3または4記載の移動体通信端末に
    おいて、 上記複数の記憶手段が格納している動作状態設定項目
    は、上記移動体通信端末の使用制限を設定するための使
    用制限設定項目,各種音量を設定するための音量設定項
    目,着信時の転送に関する指示を設定するための転送設
    定項目のうちの少なくとも1種類を含むことを特徴とす
    る移動体通信端末。
  6. 【請求項6】請求項3,4または5記載の移動体通信端
    末において、 上記選択手段が選択した記憶手段に格納されている動作
    状態設定項目に従って、上記移動体通信端末の動作状態
    を設定する動作状態設定手段を備えたことを特徴とする
    移動体通信端末。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか記載の移動体通信
    端末において、 上記選択手段が動作するか否かを設定するための設定手
    段を備えたことを特徴とする移動体通信端末。
  8. 【請求項8】請求項1〜6のいずれか記載の移動体通信
    端末において、 上記選択手段は、上記エリアを移動したことを検出した
    ときに、その旨を外部に出力した後、外部から動作する
    旨が指示された場合にのみ動作することを特徴とする移
    動体通信端末。
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