JPH07283508A - 電気回路基板 - Google Patents
電気回路基板Info
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- JPH07283508A JPH07283508A JP6856294A JP6856294A JPH07283508A JP H07283508 A JPH07283508 A JP H07283508A JP 6856294 A JP6856294 A JP 6856294A JP 6856294 A JP6856294 A JP 6856294A JP H07283508 A JPH07283508 A JP H07283508A
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- insulating layer
- heat
- circuit board
- electric circuit
- excimer laser
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/05—Insulated conductive substrates, e.g. insulated metal substrate
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/18—Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
- H05K1/181—Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with surface mounted components
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/0011—Working of insulating substrates or insulating layers
- H05K3/0017—Etching of the substrate by chemical or physical means
Landscapes
- Insulated Metal Substrates For Printed Circuits (AREA)
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発熱素子からの熱を効率良く逃がすことがで
き、製造コストが低減できる。 【構成】 金属基板10の少なくとも一部表面に下部絶
縁層11及び上部絶縁層15のように絶縁被覆を施した
電気回路基板において、上部絶縁層15のような上面層
をエキシマレーザLで所定のパターンだけ除去し、その
除去した部位にトランジスタ1を固着したものである。 【効果】 上部絶縁層15をエキシマレーザLで所定の
パターンだけ除去し、その除去した部位に発熱性電子部
品を固着し、発熱素子が下部絶縁層11上に直接接合で
きるから発熱素子から金属基板10に熱を効率良く逃が
すことができる。
き、製造コストが低減できる。 【構成】 金属基板10の少なくとも一部表面に下部絶
縁層11及び上部絶縁層15のように絶縁被覆を施した
電気回路基板において、上部絶縁層15のような上面層
をエキシマレーザLで所定のパターンだけ除去し、その
除去した部位にトランジスタ1を固着したものである。 【効果】 上部絶縁層15をエキシマレーザLで所定の
パターンだけ除去し、その除去した部位に発熱性電子部
品を固着し、発熱素子が下部絶縁層11上に直接接合で
きるから発熱素子から金属基板10に熱を効率良く逃が
すことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器、電気機器に
用いられるプリント基板等の回路基板に関するものであ
る。
用いられるプリント基板等の回路基板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、発熱素子からの熱を効率良く逃が
すために用いられる金属基板において、絶縁被覆層が1
層よりなり発熱素子の熱を効率良く逃がす電気回路基板
と、複雑な電気回路を同一基板上に形成するため、絶縁
被覆層が複数層よりなる電気回路基板が知られている。
そして、この種の技術としては、1992年に電気化学
工業株式会社より発行されたカタログ『デンカHITT
プレート部分2層基板』に開示される技術が知られてい
る。
すために用いられる金属基板において、絶縁被覆層が1
層よりなり発熱素子の熱を効率良く逃がす電気回路基板
と、複雑な電気回路を同一基板上に形成するため、絶縁
被覆層が複数層よりなる電気回路基板が知られている。
そして、この種の技術としては、1992年に電気化学
工業株式会社より発行されたカタログ『デンカHITT
プレート部分2層基板』に開示される技術が知られてい
る。
【0003】図5は上記文献で開示された従来の電気回
路基板の断面図である。
路基板の断面図である。
【0004】図において、アルミニウム基板100上に
合成樹脂よりなる絶縁層101が形成され、この絶縁層
101上は厚みの薄い銅箔102がa部、b部の2層よ
りなる2層部103と、厚みの厚い銅箔102が1層よ
りなる1層部104とに分けられている。2層部103
の銅箔102は、ガラスエポキシ樹脂板105の両面に
設けられて、上側のa部と下側のb部に分かれている。
更に、銅箔102上には表面処理としてニッケルパッド
部106がメッキされている。1層部104は、銅箔1
02上に発熱素子である半導体108がヒートシンク1
07を介して半田付けされている。この半導体108
は、ワイヤ109によって、2層部103の銅箔102
と導通するようになっている。
合成樹脂よりなる絶縁層101が形成され、この絶縁層
101上は厚みの薄い銅箔102がa部、b部の2層よ
りなる2層部103と、厚みの厚い銅箔102が1層よ
りなる1層部104とに分けられている。2層部103
の銅箔102は、ガラスエポキシ樹脂板105の両面に
設けられて、上側のa部と下側のb部に分かれている。
更に、銅箔102上には表面処理としてニッケルパッド
部106がメッキされている。1層部104は、銅箔1
02上に発熱素子である半導体108がヒートシンク1
07を介して半田付けされている。この半導体108
は、ワイヤ109によって、2層部103の銅箔102
と導通するようになっている。
【0005】この電気回路基板上に実装される回路構成
部品のうち、発熱する素子を1層部104上に実装する
ことにより、2層部103上に実装するのに比較して大
幅な放熱性の向上を図っている。
部品のうち、発熱する素子を1層部104上に実装する
ことにより、2層部103上に実装するのに比較して大
幅な放熱性の向上を図っている。
【0006】図5に示す電気回路基板を製造するには、
アルミニウム板100に絶縁層101を形成し、更に、
絶縁層101に銅箔102(1層部104の銅箔)を設
ける。そして、エッチング処理を行って1層部104の
部分の銅箔102を残し、任意に1層部104の形状を
形成する。一方、ガラスエポキシ樹脂板105の両面に
銅箔102を設けて、任意の位置にスルホール105a
を穿設し、かつ、銅メッキを施す。次に、エッチング処
理を行って、銅箔102による回路を任意に形成する。
そして、銅箔102が設けられた両面ガラスエポキシ樹
脂板105を接着剤層105Aで絶縁層101上に設け
ることによって形成される。
アルミニウム板100に絶縁層101を形成し、更に、
絶縁層101に銅箔102(1層部104の銅箔)を設
ける。そして、エッチング処理を行って1層部104の
部分の銅箔102を残し、任意に1層部104の形状を
形成する。一方、ガラスエポキシ樹脂板105の両面に
銅箔102を設けて、任意の位置にスルホール105a
を穿設し、かつ、銅メッキを施す。次に、エッチング処
理を行って、銅箔102による回路を任意に形成する。
そして、銅箔102が設けられた両面ガラスエポキシ樹
脂板105を接着剤層105Aで絶縁層101上に設け
ることによって形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の技術では、1層部の銅箔上に発熱素子を接着するよう
になっているため、1層部を形成する工程としては、絶
縁層上に銅箔を接合する工程、発熱部品が半田付けされ
る部分をエッチングする工程、並びに放熱材を半田付け
する工程を経なければならない。これにより、製造コス
トが高いといった問題がある。
の技術では、1層部の銅箔上に発熱素子を接着するよう
になっているため、1層部を形成する工程としては、絶
縁層上に銅箔を接合する工程、発熱部品が半田付けされ
る部分をエッチングする工程、並びに放熱材を半田付け
する工程を経なければならない。これにより、製造コス
トが高いといった問題がある。
【0008】そこで、本発明は、発熱素子からの熱を効
率良く逃がすことができ、製造コストが低減できる電気
回路基板の提供を課題とするものである。
率良く逃がすことができ、製造コストが低減できる電気
回路基板の提供を課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため、請求項1においては、金属基板の少なくと
も一部表面に複数層の絶縁被覆を施した電気回路基板に
おいて、前記絶縁被覆の上面層をエキシマレーザで除去
し、その除去した部位に発熱性電子部品を固着したもの
である。
決するため、請求項1においては、金属基板の少なくと
も一部表面に複数層の絶縁被覆を施した電気回路基板に
おいて、前記絶縁被覆の上面層をエキシマレーザで除去
し、その除去した部位に発熱性電子部品を固着したもの
である。
【0010】請求項2においては、金属基板の少なくと
も一部表面に複数層の絶縁被覆を施した電気回路基板に
おいて、前記絶縁被覆をエキシマレーザで除去し、その
除去した部位の金属基板に発熱性電子部品のヒートシン
クを固着したものである。
も一部表面に複数層の絶縁被覆を施した電気回路基板に
おいて、前記絶縁被覆をエキシマレーザで除去し、その
除去した部位の金属基板に発熱性電子部品のヒートシン
クを固着したものである。
【0011】
【作用】請求項1においては、絶縁被覆の上面層をエキ
シマレーザで所定のパターンだけ除去し、その除去した
部位に発熱性電子部品を固着し、発熱素子が下面層にあ
る絶縁被覆上に直接接合でき、発熱素子から金属基板側
に熱を効率良く逃がすことができる。
シマレーザで所定のパターンだけ除去し、その除去した
部位に発熱性電子部品を固着し、発熱素子が下面層にあ
る絶縁被覆上に直接接合でき、発熱素子から金属基板側
に熱を効率良く逃がすことができる。
【0012】請求項2においては、金属基板の少なくと
も一部表面に複数層の絶縁被覆を施した電気回路基板に
おいて、前記絶縁被覆をエキシマレーザで所定のパター
ンだけ除去し、その除去した部位の金属基板に発熱性電
子部品のヒートシンクを固着するものであるから、ヒー
トシンクから金属基板に対しての熱伝導を最も良好にす
ることができる。
も一部表面に複数層の絶縁被覆を施した電気回路基板に
おいて、前記絶縁被覆をエキシマレーザで所定のパター
ンだけ除去し、その除去した部位の金属基板に発熱性電
子部品のヒートシンクを固着するものであるから、ヒー
トシンクから金属基板に対しての熱伝導を最も良好にす
ることができる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】図1乃至図3は本発明の第一実施例の電気
回路基板の製造方法を示すもので、図1は回路パターン
の製造後の工程を示す説明図、図2は回路パターンの電
子部品実装及びレーザ加工後の工程を示す説明図、図3
は発熱素子の取付け後の状態を示す説明図である。
回路基板の製造方法を示すもので、図1は回路パターン
の製造後の工程を示す説明図、図2は回路パターンの電
子部品実装及びレーザ加工後の工程を示す説明図、図3
は発熱素子の取付け後の状態を示す説明図である。
【0015】図1において、アルミニウム製の金属基板
10上にガラスエポキシ等の合成樹脂よりなる下部絶縁
層11が40[μm]程度の厚みに形成され、この絶縁
層11には回路パターンを構成する銅箔の回路パターン
の送りに相当する送り部12(12a,12b,12
c)及び電極部13cが形成され、更に、その絶縁層1
1の上面にはポリイミド等の合成樹脂よりなる上部絶縁
層15が60[μm]程度の厚みに形成され、送り部1
2と上部絶縁層15の任意の位置に設けたスルホールに
より連結した電子部品取付用の電極部13(13a,1
3b)が形成されている。この構成は従来の電気回路基
板の製造と基本的に相違するものではない。なお、電極
部13cはトランジスタの足に接続される電極である。
10上にガラスエポキシ等の合成樹脂よりなる下部絶縁
層11が40[μm]程度の厚みに形成され、この絶縁
層11には回路パターンを構成する銅箔の回路パターン
の送りに相当する送り部12(12a,12b,12
c)及び電極部13cが形成され、更に、その絶縁層1
1の上面にはポリイミド等の合成樹脂よりなる上部絶縁
層15が60[μm]程度の厚みに形成され、送り部1
2と上部絶縁層15の任意の位置に設けたスルホールに
より連結した電子部品取付用の電極部13(13a,1
3b)が形成されている。この構成は従来の電気回路基
板の製造と基本的に相違するものではない。なお、電極
部13cはトランジスタの足に接続される電極である。
【0016】ここで、図2に示すように、本実施例の発
熱素子としてのトランジスタ1の取付範囲に対してのエ
キシマレーザLを照射する。エキシマレーザLによって
合成樹脂は熱分解され、所定の領域のみの上部絶縁層1
5を除去できる。このように、エキシマレーザLの照射
により、上部絶縁層15の所定のパターンを熱分解によ
り除去し、所定の領域のみの空間部分2を形成する。通
常、エキシマレーザLの照射時間に誤差があっても、電
極部13cによって空間部分2が異常に拡大されること
がない。また、下部絶縁層11を形成するガラスエポキ
シについても、エキシマレーザLに対して熱分解の進み
が非常に遅く、その変化は無視できる程度であった。
熱素子としてのトランジスタ1の取付範囲に対してのエ
キシマレーザLを照射する。エキシマレーザLによって
合成樹脂は熱分解され、所定の領域のみの上部絶縁層1
5を除去できる。このように、エキシマレーザLの照射
により、上部絶縁層15の所定のパターンを熱分解によ
り除去し、所定の領域のみの空間部分2を形成する。通
常、エキシマレーザLの照射時間に誤差があっても、電
極部13cによって空間部分2が異常に拡大されること
がない。また、下部絶縁層11を形成するガラスエポキ
シについても、エキシマレーザLに対して熱分解の進み
が非常に遅く、その変化は無視できる程度であった。
【0017】このように形成した空間部分2に対して、
発熱素子としてのトランジスタ1、コンデンサ及び小消
費電力の抵抗等の必要な電子部品を挿填し、自動半田付
けを行なう。これによって、上部絶縁層15の電子部品
取付用の電極部13aと電極部13bには、電子部品4
の足がボンデング(半田付け)される。また、トランジ
スタ1は必要数の電極部13cに対してボンデングされ
る。
発熱素子としてのトランジスタ1、コンデンサ及び小消
費電力の抵抗等の必要な電子部品を挿填し、自動半田付
けを行なう。これによって、上部絶縁層15の電子部品
取付用の電極部13aと電極部13bには、電子部品4
の足がボンデング(半田付け)される。また、トランジ
スタ1は必要数の電極部13cに対してボンデングされ
る。
【0018】なお、電子部品取付用の電極部13aと電
極部13bに対する電子部品4の足のボンデングは、エ
キシマレーザLの照射の前に行なっても、発明者の実験
の限りにおいては、エキシマレーザLの照射によって付
近の電子部品4に損傷を与えることがなかった。
極部13bに対する電子部品4の足のボンデングは、エ
キシマレーザLの照射の前に行なっても、発明者の実験
の限りにおいては、エキシマレーザLの照射によって付
近の電子部品4に損傷を与えることがなかった。
【0019】本実施例においては、トランジスタ1は必
要数の電極部13cに対してハンダ付けする場合につい
て説明したが、本発明を実施する場合には、トランジス
タ1をヒートシンク(例えば、モリブデン、銅)を介し
て電極部13c側に接合されるようにしてもよい。
要数の電極部13cに対してハンダ付けする場合につい
て説明したが、本発明を実施する場合には、トランジス
タ1をヒートシンク(例えば、モリブデン、銅)を介し
て電極部13c側に接合されるようにしてもよい。
【0020】特に、本発明者等の実験によれば、エキシ
マレーザLの照射を行なわず、上部絶縁層15に直接ト
ランジスタを配設したものでは、1[W]に対して4
[℃]の温度上昇があったが、本実施例においては、1
[W]に対して2[℃]の温度上昇に抑えることができ
た。
マレーザLの照射を行なわず、上部絶縁層15に直接ト
ランジスタを配設したものでは、1[W]に対して4
[℃]の温度上昇があったが、本実施例においては、1
[W]に対して2[℃]の温度上昇に抑えることができ
た。
【0021】このように、本実施例の電気回路基板にお
いては、金属基板10の少なくとも一部表面に下部絶縁
層11及び上部絶縁層15のように複数層の絶縁被覆を
施した電気回路基板において、前記絶縁被覆の上部絶縁
層15のような上面層をエキシマレーザLで所定のパタ
ーンだけ除去し、その除去した部位に発熱性電子部品と
してのトランジスタ1を固着したものである。
いては、金属基板10の少なくとも一部表面に下部絶縁
層11及び上部絶縁層15のように複数層の絶縁被覆を
施した電気回路基板において、前記絶縁被覆の上部絶縁
層15のような上面層をエキシマレーザLで所定のパタ
ーンだけ除去し、その除去した部位に発熱性電子部品と
してのトランジスタ1を固着したものである。
【0022】したがって、下部絶縁層11及び上部絶縁
層15のように複数層の絶縁被覆のうちの上面層をエキ
シマレーザLで所定のパターンだけ除去し、その除去し
た部位に発熱性電子部品としてのトランジスタ1を固着
し、発熱素子としてのトランジスタ1が下面層にある薄
い下部絶縁層11上に直接接合でき、発熱素子から金属
基板10側に熱を効率良く逃がすことができる。
層15のように複数層の絶縁被覆のうちの上面層をエキ
シマレーザLで所定のパターンだけ除去し、その除去し
た部位に発熱性電子部品としてのトランジスタ1を固着
し、発熱素子としてのトランジスタ1が下面層にある薄
い下部絶縁層11上に直接接合でき、発熱素子から金属
基板10側に熱を効率良く逃がすことができる。
【0023】また、上部絶縁層15に発熱性電子部品と
してのトランジスタ1を収容する空間部分2は、エキシ
マレーザLで上部絶縁層15の硬化後に加工すればよい
から作業効率がよい。また、従来のように、上部絶縁層
15をマスク処理する必要性がないから作業が効率的で
あり、また、絶縁層上に銅箔を接合する工程、発熱素子
をボンデングする位置の電極面をエッチングする必要性
がない。
してのトランジスタ1を収容する空間部分2は、エキシ
マレーザLで上部絶縁層15の硬化後に加工すればよい
から作業効率がよい。また、従来のように、上部絶縁層
15をマスク処理する必要性がないから作業が効率的で
あり、また、絶縁層上に銅箔を接合する工程、発熱素子
をボンデングする位置の電極面をエッチングする必要性
がない。
【0024】故に、本実施例においては発熱素子からの
熱を効率良く逃がすことができ、製造コストが低減でき
る。
熱を効率良く逃がすことができ、製造コストが低減でき
る。
【0025】図4は本発明の第二実施例の電気回路基板
の発熱素子の取付け後の状態を示す説明図である。図
中、第一実施例と同一符号及び記号は第一実施例の構成
部分と同一または相当する構成部分を示すものであるか
ら、ここでは重複する説明を省略する。
の発熱素子の取付け後の状態を示す説明図である。図
中、第一実施例と同一符号及び記号は第一実施例の構成
部分と同一または相当する構成部分を示すものであるか
ら、ここでは重複する説明を省略する。
【0026】図4において、下部絶縁層110はポリイ
ミド等のエキシマレーザLの照射によって熱分解する合
成樹脂よりなり、また、上部絶縁層15もポリイミド等
の合成樹脂よりなる。ここで、図2と同様に、本実施例
の発熱素子としてのトランジスタ1の取付範囲に対して
のエキシマレーザLを照射し、所定の取付範囲のみを上
部絶縁層15及び下部絶縁層110を熱分解する。これ
によって空間部分20を形成し、金属基板10を露出さ
せる。その金属基板10が露出した部位にトランジスタ
7に一体に形成されたヒートシンク8を接着剤からなる
接着剤層9を用いて接合する。そして、トランジスタ7
の足はワイヤ16でボンデングする。
ミド等のエキシマレーザLの照射によって熱分解する合
成樹脂よりなり、また、上部絶縁層15もポリイミド等
の合成樹脂よりなる。ここで、図2と同様に、本実施例
の発熱素子としてのトランジスタ1の取付範囲に対して
のエキシマレーザLを照射し、所定の取付範囲のみを上
部絶縁層15及び下部絶縁層110を熱分解する。これ
によって空間部分20を形成し、金属基板10を露出さ
せる。その金属基板10が露出した部位にトランジスタ
7に一体に形成されたヒートシンク8を接着剤からなる
接着剤層9を用いて接合する。そして、トランジスタ7
の足はワイヤ16でボンデングする。
【0027】したがって、本実施例においては、金属基
板10に発熱素子としてのトランジスタ7に一体に形成
されたヒートシンク8を接合しているから、熱効率良
く、発熱素子で発生した熱エネルギーを金属基板10か
ら放散することができる。
板10に発熱素子としてのトランジスタ7に一体に形成
されたヒートシンク8を接合しているから、熱効率良
く、発熱素子で発生した熱エネルギーを金属基板10か
ら放散することができる。
【0028】本実施例では、トランジスタ7の熱による
悪影響を及ぼさない程度にヒートシンク8及び接着剤か
らなる接着剤層9の厚さ、材質等を自由に設定すればよ
い。また、ヒートシンク8を接着するだけなのでエッチ
ング等の製造時の作業工数が低減されて、製造コストを
ダウンさせることができる。
悪影響を及ぼさない程度にヒートシンク8及び接着剤か
らなる接着剤層9の厚さ、材質等を自由に設定すればよ
い。また、ヒートシンク8を接着するだけなのでエッチ
ング等の製造時の作業工数が低減されて、製造コストを
ダウンさせることができる。
【0029】また、上記実施例と同様、下部絶縁層11
0及び上部絶縁層15のように複数層からなる絶縁被覆
をエキシマレーザLで所定のパターンだけ除去し、その
除去した部位に発熱性電子部品としてのトランジスタ7
のヒートシンク8を固着し、発熱素子としてのトランジ
スタ7が金属基板10に直接接合でき、発熱素子から金
属基板10側に熱を効率良く逃がすことができる。
0及び上部絶縁層15のように複数層からなる絶縁被覆
をエキシマレーザLで所定のパターンだけ除去し、その
除去した部位に発熱性電子部品としてのトランジスタ7
のヒートシンク8を固着し、発熱素子としてのトランジ
スタ7が金属基板10に直接接合でき、発熱素子から金
属基板10側に熱を効率良く逃がすことができる。
【0030】そして、下部絶縁層110及び上部絶縁層
15からなる絶縁被膜に発熱性電子部品としてのトラン
ジスタ7を収容する空間部分20は、下部絶縁層110
及び上部絶縁層15の硬化後にエキシマレーザLで加工
すればよいから作業効率がよい。また、従来のように、
下部絶縁層110及び上部絶縁層15をマスク処理する
必要性がないから作業が効率的であり、また、絶縁層上
に銅箔を接合する工程、発熱素子をボンデングする位置
の電極面をエッチングする必要性がない。
15からなる絶縁被膜に発熱性電子部品としてのトラン
ジスタ7を収容する空間部分20は、下部絶縁層110
及び上部絶縁層15の硬化後にエキシマレーザLで加工
すればよいから作業効率がよい。また、従来のように、
下部絶縁層110及び上部絶縁層15をマスク処理する
必要性がないから作業が効率的であり、また、絶縁層上
に銅箔を接合する工程、発熱素子をボンデングする位置
の電極面をエッチングする必要性がない。
【0031】故に、本実施例においても、発熱素子から
の熱を効率良く逃がすことができ、製造コストが低減で
きる。
の熱を効率良く逃がすことができ、製造コストが低減で
きる。
【0032】ところで、上記各実施例においては、下部
絶縁層11及び上部絶縁層15、下部絶縁層110及び
上部絶縁層15の2層からなる絶縁層の事例で説明した
が、本発明を実施しする場合には、2層以上の絶縁層及
びその間に回路パターンを印刷した多層印刷回路基板に
使用できる。
絶縁層11及び上部絶縁層15、下部絶縁層110及び
上部絶縁層15の2層からなる絶縁層の事例で説明した
が、本発明を実施しする場合には、2層以上の絶縁層及
びその間に回路パターンを印刷した多層印刷回路基板に
使用できる。
【0033】また、上記各実施例においては、発熱性電
子部品としてトランジスタ1、トランジスタ7について
説明したが、発熱性電子部品としては他の半導体及び抵
抗及びリアクトル等の回路部品とすることができる。
子部品としてトランジスタ1、トランジスタ7について
説明したが、発熱性電子部品としては他の半導体及び抵
抗及びリアクトル等の回路部品とすることができる。
【0034】そして、上記各実施例では、ポリイミドを
エキシマレーザLの照射によって熱分解する事例を説明
したが、本発明を実施する場合の、空間を形成する絶縁
層はエキシマレーザLの照射によって熱分解する合成樹
脂であればよい。
エキシマレーザLの照射によって熱分解する事例を説明
したが、本発明を実施する場合の、空間を形成する絶縁
層はエキシマレーザLの照射によって熱分解する合成樹
脂であればよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1は、金属
基板の少なくとも一部表面に複数層の絶縁被覆を施した
電気回路基板において、前記絶縁被覆の上面層をエキシ
マレーザで除去し、その除去した部位に発熱性電子部品
を固着したものであるから、上面層をエキシマレーザL
で所定のパターンだけ除去し、その除去した部位に発熱
性電子部品を固着でき、発熱性電子部品が下面層に直接
接合でき、発熱性電子部品から金属基板側に熱を効率良
く逃がすことができる。また、発熱性電子部品を収容す
る空間部分は、エキシマレーザで加工すればよいから作
業効率がよい。特に、従来のように、マスク処理したり
エッチングを行なう必要がなくなるから、作業が効率的
である。故に、本実施例においては発熱素子からの熱を
効率良く逃がすことができ、製造コストが低減できる。
基板の少なくとも一部表面に複数層の絶縁被覆を施した
電気回路基板において、前記絶縁被覆の上面層をエキシ
マレーザで除去し、その除去した部位に発熱性電子部品
を固着したものであるから、上面層をエキシマレーザL
で所定のパターンだけ除去し、その除去した部位に発熱
性電子部品を固着でき、発熱性電子部品が下面層に直接
接合でき、発熱性電子部品から金属基板側に熱を効率良
く逃がすことができる。また、発熱性電子部品を収容す
る空間部分は、エキシマレーザで加工すればよいから作
業効率がよい。特に、従来のように、マスク処理したり
エッチングを行なう必要がなくなるから、作業が効率的
である。故に、本実施例においては発熱素子からの熱を
効率良く逃がすことができ、製造コストが低減できる。
【0036】請求項2は、金属基板の少なくとも一部表
面に複数層の絶縁被覆を施した電気回路基板において、
前記絶縁被覆をエキシマレーザで除去し、その除去した
部位の金属基板に発熱性電子部品のヒートシンクを固着
したものであるから、熱効率良く、発熱性電子部品で発
生した熱エネルギーを金属基板から放散することができ
る。また、発熱性電子部品を収容する空間部分は、エキ
シマレーザで加工すればよいから作業効率がよい。特
に、従来のように、マスク処理したりエッチングを行な
う必要がなくなるから、作業が効率的である。故に、本
実施例においては発熱素子からの熱を効率良く逃がすこ
とができ、製造コストが低減できる。
面に複数層の絶縁被覆を施した電気回路基板において、
前記絶縁被覆をエキシマレーザで除去し、その除去した
部位の金属基板に発熱性電子部品のヒートシンクを固着
したものであるから、熱効率良く、発熱性電子部品で発
生した熱エネルギーを金属基板から放散することができ
る。また、発熱性電子部品を収容する空間部分は、エキ
シマレーザで加工すればよいから作業効率がよい。特
に、従来のように、マスク処理したりエッチングを行な
う必要がなくなるから、作業が効率的である。故に、本
実施例においては発熱素子からの熱を効率良く逃がすこ
とができ、製造コストが低減できる。
【図1】図1は本発明の第一実施例の電気回路基板の回
路パターンの製造後の工程を示す断面の説明図である。
路パターンの製造後の工程を示す断面の説明図である。
【図2】図2は本発明の第一実施例の電気回路基板のレ
ーザ加工後の工程を示す断面の説明図である。
ーザ加工後の工程を示す断面の説明図である。
【図3】図3は本発明の第一実施例の電気回路基板の発
熱素子の取付け後の状態を示す断面の説明図である。
熱素子の取付け後の状態を示す断面の説明図である。
【図4】図4は本発明の第二実施例の電気回路基板の発
熱素子の取付け後の状態を示す説明図である。
熱素子の取付け後の状態を示す説明図である。
【図5】図5は従来の電気回路基板の断面図である。
1,7 トランジスタ 2,20 空間部分 8 ヒートシンク 9 接着剤層 10 金属基板 11,110 下部絶縁層 15 上部絶縁層 16 ワイヤ L エキシマレーザ
Claims (2)
- 【請求項1】 金属基板の少なくとも一部表面に複数層
の絶縁被覆を施した電気回路基板において、 前記絶縁被覆の上面層をエキシマレーザで除去し、その
除去した部位に発熱性電子部品を固着したことを特徴と
する電気回路基板。 - 【請求項2】 金属基板の少なくとも一部表面に複数層
の絶縁被覆を施した電気回路基板において、 前記絶縁被覆をエキシマレーザで除去し、その除去した
部位の金属基板に発熱性電子部品のヒートシンクを固着
したことを特徴とする電気回路基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6856294A JPH07283508A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 電気回路基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6856294A JPH07283508A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 電気回路基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07283508A true JPH07283508A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13377332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6856294A Pending JPH07283508A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 電気回路基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07283508A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009164540A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-23 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 金属ベース回路基板及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-04-06 JP JP6856294A patent/JPH07283508A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009164540A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-23 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 金属ベース回路基板及びその製造方法 |
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