JPH0728335Y2 - 遮音型電話ボックス - Google Patents

遮音型電話ボックス

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JPH0728335Y2
JPH0728335Y2 JP1990097308U JP9730890U JPH0728335Y2 JP H0728335 Y2 JPH0728335 Y2 JP H0728335Y2 JP 1990097308 U JP1990097308 U JP 1990097308U JP 9730890 U JP9730890 U JP 9730890U JP H0728335 Y2 JPH0728335 Y2 JP H0728335Y2
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box
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sound insulation
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JP1990097308U
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JPH0455962U (ja
Inventor
浩 望月
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合資会社望月木工所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、騒音の激しい場所や外部への漏話を避けたい
環境において利用され得る遮音型電話ボックスに関する
ものである。
[従来の技術] 従来、この種の遮音型電話ボックスは種々提案されてお
り、その一例として、例えば実開平1-90950号公報に記
載のものを挙げることができる。この公開公報に開示さ
れたものでは、正面の開放部に開閉可能な扉を取り付け
たボックス本体の底部板に大人一人が入れる程度の空間
すなわち開口部を形成し、利用者がボックス本体内へ入
って正面扉を閉めることによりボックス本体内を密閉状
態にして外部への漏話や外部からの騒音の侵入を防ぐよ
うに構成されている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、このような従来提案されてきた遮音型電話ボ
ックスにおいては、不特定多数の人が利用できるように
するためにボックス本体の底部板に設けられる利用者の
体を入れる開口部の大きさは成人男子や妊婦等が十分入
れるように設計される必要があり、また冬期の着脹れも
開口部の大きさの設定には重要な要素の一つとなってい
る。そのため通常、開口部は十分に大きく形成されてい
る。
このような構造では比較的太った人や妊婦等胴回りや腰
回りの大きな人が利用する場合には開口部と体との間の
隙間は狭く、遮音効果はある程度期待できるが、それ以
外の通常の人の場合には開口部と体との間の隙間が大き
くなり、実質的な遮音効果が得られてないという問題が
ある。また夏期等比較的薄着の季節では、開口部と体と
の間の隙間は更に大きくなり、そのため遮音効果は更に
低下することになる。
一方、成人男子用、婦人用、子供用、太った人用、痩せ
た人用等、利用者の体格に合わせて開口部を設定するこ
とも考えられるが、公衆電話の公共性の観点や体格によ
る差別の問題などの点及び経済性、設置場所等の点で現
実問題として実施することは困難である。
また、このような密閉型の電話ボックスを屋外に設置す
る際には、電話ボックス内部の換気や温度調節等の課題
も生じてくる。
そこで、本考案はこのような従来の遮音型の電話ボック
スに伴う問題点を解決して、不特定多数の人が季節に関
係なく十分な遮音効果をもって電話を快適に利用できる
ようにした遮音型電話ボックスを提供することを目的と
している。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案による遮音型電話
ボックスは、正面の開放部に開閉可能な遮音型扉を取り
付け、内部に電話機を収納する箱形本体の底壁に利用者
を収容できる正面の開放部に向って開放した開口部を設
け、この開口部の周縁部及び開閉可能な遮音型扉の、箱
形本体の底壁における開口部に対向した部分に沿って、
利用者の身体に当接して利用者の身体との間の隙間を塞
ぐ変位可能な遮蔽部材を取り付け、箱形本体を密閉でき
るように構成したことを特徴としている。
また、正面の開放部に取り付けられた開閉可能な遮音型
扉の、箱形本体の底壁における開口部に対向した部分
は、遮音型扉を閉じた時に上記開口部の開放部分を囲ん
で上記開口部をほぼ円形に画定する円弧状の内方突出部
を備えることができる。
[作用] このように構成した本考案の遮音型電話ボックスにおい
ては、箱形本体の底壁に設けられた利用者の胴体部分を
収容する開口部と利用者の胴体部分または腰部分との間
の隙間を塞ぐ変位可能な遮蔽部材は、利用者の体格や体
型に応じて変形したり屈曲したり摺動し、利用者と開口
部との間に実質的に隙間が残らないようにし、それによ
り十分な遮音効果が得られる。
[実施例] 以下、図面を参照して本考案の実施例について説明す
る。
第1図には本考案の一実施例が概略的に示され、1は電
話ボックスの箱型本体で、この箱型本体は例えばアルミ
ニウム製の枠体2と、側壁3と、背面壁4と、天井5
と、底板6とを備えており、側壁3、背面壁4、天井5
及び底板6は枠体2に密閉的に取り付けられ、側壁3は
例えば透明または半透明な遮音材から成り、背面壁4は
不透明な吸音材から成り、天井5は遮音材または吸音材
から成るかまたは代わりに遮音材または吸音材が施され
得る。また底板6は図示したように正面開口部に向って
開放したU字形の開口部7を備え、このU字形の開口部
7は底板6の中央より幾分右よりに位置している。そし
てこの底板6上には電話機(図示してない)、メモ帳
(図示してない)等が載せられる。
正面開口部には遮音型扉8が開閉自在に取り付けられて
いる。
底板6に設けられたU字形の開口部7の周縁部の下側に
は第2図及び第3図に示すように例えばゴムやプラスチ
ック材料製の多数の屈曲可能で遮音性の板状弾性体から
成る遮蔽部材9がそれぞれ互いに部分的に重なり合って
設けられ、これらの遮蔽部材9の内方端部はU字形の開
口部7の中央部に向って延びている。なお、遮蔽部材9
の材質としては温度変化により硬化し難く、へたり易く
ないものが選択されるべきである。
このように構成した図示装置の利用に際しては、正面の
遮音扉8を開け、内部に入ると、第3図に示すように利
用者の胴部または腰部により底板6に設けられたU字形
の開口部7の周縁部に取り付けられた遮蔽部材9の内方
端部は折り曲げられ、利用者の胴部または腰部の周囲に
当接する。これによりU字形の開口部7の周縁部と利用
者の胴部または腰部との間には隙間は形成されず、電話
機の置かれている箱型本体1内は実質的に密閉状態に保
持され、外部からの騒音の侵入や外部への漏話は防止さ
れ得る。この場合、底板6に設けられたU字形の開口部
7の周縁部に取り付けられた遮蔽部材9は弾性をもって
いるので、利用者が何の抵抗もなく容易に出入りするこ
とができ、しかも身体や衣服を傷付ける恐れもない。更
に、利用者が子供でも大人でも言い換えれば細身の人で
も肥満の人でもU字形の開口部7の周縁部に取り付けら
れた遮蔽部材9の折れ曲がりの度合いが異なるだけで、
箱型本体1内を実質的に密閉状態に保持することが可能
である。
第4図及び第5図には、箱型本体1の底板6に設けられ
たU字形の開口部7の周縁部に取り付けられた遮蔽部材
の別の実施例を示し、この例では遮蔽部材はベローズ状
弾性体10から成り、利用者の押圧を受けて押し潰される
ように構成されている。すなわちベローズ状弾性体10は
第5図に拡大して示すように内部にスポンジゴム等の比
較的弾性に富んだ充填材11を詰めた管状弾性部材12から
成り、管状弾性部材12には一体的に取付けフランジ13が
設けられ、この取付けフランジ13は箱型本体1の底板6
の下側に適当な固着手段により固定されている。
第6図は、箱型本体1の正面開口部に取り付けられる遮
音型扉にも第4図に示すような遮蔽部材を取り付けた実
施例を示し、すなわち遮音型扉8の下方端部には内方に
凹状の円弧状突出部14が設けられ、この円弧状突出部14
に第4図に示すような遮蔽部材15が取り付けられてい
る。この場合には箱型本体1の底板6に設けられたU字
形の開口部7は遮音型扉を閉じた際にほぼ円形となり、
従って利用者の胴部または腰部との間の隙間は完全に無
くすことができ、より完全な遮音作用が得られる。
ところで、図示実施例には示してないが、箱型本体1の
背面壁4の一部には鏡や時計等を取り付けることもで
き、また箱型本体1の背面壁4全体を鏡面とすることも
できる。また箱型本体1の適当な部位に空調設備を設け
ることもできる。
更に、箱型本体1の底板6における開口部7に設けられ
る遮蔽部材としては図示実施例に限定されるものではな
く、例えばエアバック式の膨脹型の遮蔽部材を設けるこ
ともでき、その場合には適当なセンサー装置と連動させ
て利用者の胴部または腰部に密に当接するように動作制
御することができる。またこれに関連して遮蔽部材は箱
型本体1の底板に沿って摺動可能な遮蔽板として実施す
ることもできる。
更にまた図示実施例では底板より下方は開放式に構成さ
れているが、当然脚部の下端から全体を壁で塞いだ室型
に構成することも可能である。
また、本考案による装置は外部へ漏話や外部化からの騒
音の侵入がないので、内部に設置される電話機はいわゆ
る手持ち式の送受話器を用いずに本体に送話器と受話器
とを直接固定し、通話中、利用者は手を使わずに会話が
できるように構成することもできる。この場合、送話器
及び受話器から比較的間隔を置いて利用できるので、感
染症の恐れや身体障害者の利用が多い病院等において特
に有利に用いられる。
さらにまた、本考案による遮音型電話ボックスにおいて
は、利用者に電話の着信を知らせるため回転式や点滅式
の指示灯或いは指示ブザーやスピーカー等の適当な表
示、指示手段を適当な位置に設けることもできる。
また本考案による電話ボックスは遮音型であるので、従
来のダイヤル式や押しボタン式のダイヤル操作に代えて
音声入力式のダイヤル操作型電話機を組み込むことによ
り、電話機に直接触れずに利用することが可能となり、
その結果身体障害者等が利用し易くなり、また衛生面で
も優れた効果が期待できることになる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案による遮音型電話ボッ
クスにおいては、箱形本体の底壁に、利用者の胴体部分
または腰部分を収容する開口部及び箱形本体の底壁にお
ける開口部に対向した遮音型扉の部分と利用者の胴体部
分または腰部分との間の隙間を塞ぐ変位可能な遮蔽部材
を設けているので、利用者の体格や体型に関係なく常に
利用中本体内部を密閉状態に保つことができ、それによ
り十分な遮音効果が得られる。その結果、騒音の激しい
環境においても快適に利用することができるだけでなく
利用者のプライバシーも十分に守ることができ、安心し
て利用することができるなど優れた効果がもたらされ得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略斜視図、第2図は
第1図の装置の要部を拡大して示す概略平面図、第3図
は第2図の線III-IIIに沿った拡大線断面図、第4図は
本考案の別の実施例を示す要部の概略拡大平面図、第5
図は第2図の線IV-IVに沿った拡大線断面図、第6図は
本考案の更に別の実施例を示す要部の概略拡大平面図で
ある。 図中 1:電話ボックスの箱型本体 2:枠体 3:側壁 4:背面壁 5:天井 6:底板 7:U字形の開口部 8:遮音型扉 9:遮蔽部材 10:ベローズ状弾性体 11:充填材 12:管状弾性部材 13:取付けフランジ 14:円弧状突出部 15:遮蔽部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】正面の開放部に開閉可能な遮音型扉を取り
    付け、内部に電話機を収納する箱形本体の底壁に利用者
    を収容できる正面の開放部に向って開放した開口部を設
    け、この開口部の周縁部及び箱形本体の底壁における開
    口部に対向した遮音型扉の部分に沿って、利用者の身体
    に当接して利用者の身体との間の隙間を塞ぐ変位可能な
    遮蔽部材を取り付け、箱形本体を密閉できるように構成
    したことを特徴とする遮音型電話ボックス。
  2. 【請求項2】正面の開放部に取り付けられた開閉可能な
    遮音型扉の、箱形本体の底壁における開口部に対向した
    部分が、遮音型扉を閉じた時に上記開口部の開放部分を
    囲んで上記開口部をほぼ円形に画定する円弧状の内方突
    出部を備えている請求項1に記載の遮音型電話ボック
    ス。
JP1990097308U 1990-09-18 1990-09-18 遮音型電話ボックス Expired - Fee Related JPH0728335Y2 (ja)

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JPH0455962U JPH0455962U (ja) 1992-05-13
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JPS6337228A (ja) * 1986-07-31 1988-02-17 Toshiba Corp 多管式熱交換器の漏洩試験装置

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