JPH0728319U - 昆布採取用竿及びロープの引揚装置 - Google Patents

昆布採取用竿及びロープの引揚装置

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JPH0728319U
JPH0728319U JP6300893U JP6300893U JPH0728319U JP H0728319 U JPH0728319 U JP H0728319U JP 6300893 U JP6300893 U JP 6300893U JP 6300893 U JP6300893 U JP 6300893U JP H0728319 U JPH0728319 U JP H0728319U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 昆布採取用竿及びロープの引揚装置におい
て、構造を簡単にし、かつ昆布採取用竿に右回転を与え
ると共に昆布採取作業の省力化及び労力の軽減化と高齢
化する漁業者対策をも含めて、昆布採取作業を改善す
る。 【構成】 円盤4a,4bに弾力性を有する円錐形部材5a,
5bを固定してドラム部材7を形成し、このドラム部材7
を2個対向させて一対の案内ドラム部材8を形成する。
さらに一対の案内ドラム部材8に軸芯に沿う回転円筒横
軸部材10を配設し、この回転円筒横軸部材10と円盤4aと
を固定し、回転円筒横軸部材10の他側にねじ付円筒部材
13を他側の円盤4bを介して固定して回転ドラム14を形成
する。また回転円筒横軸部材10と円錐形部材5a,5bの対
向面とでコ字形の引揚溝9を形成して、この引揚溝9に
は脱溝板29を設ける。そして回転円筒横軸部材10を油圧
モータ19に接続させる共に昆布採取船32に回転ドラム14
用の取付台34を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、天然昆布採取地域に於いて、その採取作業の省力化の為に使用して 好適な昆布採取用竿及びロープの引揚装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
天然昆布の生産地(特に北海道)に於いて、従来の採取漁法を次の通り大別す る事が出来る。以下、その例をあげて説明する。
【0003】 (1) かぎ採り‥‥これは比較的浅い所に密生している昆布を採取するのに使用す る漁法である。潮流を船首からうけるようにして船の前後に錨を打ち、L型をし た木及び金属製のカギ先を長い柄の先端に固定し、これで潮流のために横流れに なっている昆布を引き寄せ、手で引き抜いて採る漁法。特に道東地区に多い。
【0004】 (2) かま刈り採り‥‥これは潮流の早い時や風の強いときには錨を打って、船を 安定させ、昆布を刈り採り、海上がおだやかな時は錨を用いず、右足で櫂をかき ながら船の位置を整え、のぞきメガネで海底の昆布を見ながらかまをあやつり、 昆布を採取する漁法である。
【0005】 (3) ねじり採り‥‥比較的水深の深い所で、かぎ採りやかま刈り採りが困難な場 所に用いられる漁法で、昆布採取用竿(木製及びFRP製)の先端にマッカと呼 ばれる道具を固定し、昆布採取用竿を回転(ねじり)させ、昆布をこのマッカに からみ着かせて岩面からねじり採る方法。昆布漁の中で最もポピュラーな漁法で ある。
【0006】 (4) マッキ曳き採り‥‥別名ロープによるかぎ曳き漁法と呼ばれる。更に水深の 深い所や、潮の流れがきつい所で用いられる漁法。通常2本の鉄製のかぎにチェ ーンを1m位継ぎ、これにロープを縛って使用する。沖採りや漁期の後半に利用 されるが、昆布を痛めると云う欠点がある。地方によっては4本爪のかぎで海底 に沈んだ昆布を引っ掛けて採取する所もある。
【0007】 以上の4つの採取方法は現在も行われており、いづれも全て人力で操業されて いるのが実情である。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
これら採取方法の中で最もポピュラーな方法としての昆布採取用竿によるねじ り採り漁法は同時に水源の深い処で使用することが多いために岩に硬く着床する 昆布をねじり採る労力に加えて竿を引き揚げ、船内に取り入れる作業の繰り返し である。したがって、昆布を船内一杯集獲するには大変な重労働である。
【0009】 また、この昆布採取船は、船外機を装備した比較的小さな船が多く、2人で操 業するのが通常である。海には潮の流れがあり、昆布漁場につくと、一人が櫓を あやつり船の方向と位置をささえつつも、もう一人が昆布竿を操作して昆布の採 取を行う。
【0010】 この昆布竿のねじる−引き揚げるの繰り返し作業により、船内一杯になったと ころで船は船着場に引き帰し、そこで集獲した昆布を陸に荷揚げする。空になっ た船は再度昆布採取漁場へ引き帰し、同様の採取作業を行う。
【0011】 これら作業にはルールとして一定の操業時間が定められ、その範囲時間内では 自由に幾度も採取することが出来るが、天候が良く、風が少なく、波が少ない好 条件の日は決して多くないから、漁業者は皆操業可能な日は重労働もいとわず働 かざるを得ないのが現状である。
【0012】 また、岩に着床した昆布を採取するときは、通常、昆布採取用竿を右に捻って 昆布を昆布採取用竿にからみ着かせて捻り取っている。したがって、昆布採取用 竿を引き揚げるとき、昆布採取用竿に右回転を与えるか、または昆布がはずれて しまわないように配慮をしていないと、昆布が昆布採取用竿からはずれてしまい 収穫できなくなる虞がある。引き揚げるとき昆布採取用竿に回転を与えるように すると作業者にさらなる労働を課することになり作業能率が悪くなる問題がある 。
【0013】 なお、上記のような問題を解決するために天然昆布採取竿を可動回転ドラムの V字形溝に保持させて天然昆布採取竿を容易に引き揚げるようにした天然昆布採 取竿引揚装置があるが(実開平5-43818 号公報)、この引揚装置は回転ドラムの V字形の溝の上部に竿を押える操舵輪を配設したり、また、回転ドラムの動力回 転横軸の一端部側に回転ドラムの一側ドラム構成部材を他側ドラム構成部材に向 けて弾圧する弾機を設けているので、構造が複雑になる問題がある。
【0014】 本考案は、この点を鑑みてなされたもので、構造を簡単にし、かつ、昆布採取 用竿に右回転を与えると共に昆布採取作業の省力化及び労力の軽減化と高齢化す る漁業者対策をも含めて、これら昆布採取作業を改善するための昆布採取用竿及 びロープの引揚装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、本考案に係る昆布採取用竿及びロープ の引揚装置は、円盤に弾力性を有する断面台形状の円錐形部材の拡径側を固定し てドラム部材を形成し、該ドラム部材を2個、前記円錐形部材を相互に対向させ て一対の案内ドラム部材を形成し、該一対の案内ドラム部材の内部に軸芯に沿っ て回転円筒横軸部材を配設し、該回転円筒横軸部材の一側と前記一側の円盤とを 固定させ、前記回転円筒横軸部材の他側の軸芯に該回転円筒横軸部材より小径の ねじ付円筒部材を前記他側の円盤を介して固定して回転ドラムを形成し、該回転 ドラムの前記回転円筒横軸部材と前記円錐形部材の対向面とで径方向に開口した コ字形の引揚溝を形成し、該引揚溝に接するように脱溝板を設け、前記回転円筒 横軸部材をモータの回転出力軸に接続させる共に昆布採取船に前記回転ドラムを 取り付けるための取付台を設けたことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】
本考案は、以上説明したように構成したので、昆布採取用竿で昆布を引き揚げ る場合は、引揚装置を昆布採取船の左舷に取り付け、引揚装置の回転させた回転 ドラムの引揚溝に昆布を巻き付けた昆布採取用竿を押し込んで昆布採取用竿と共 に昆布を昆布採取船上に引き揚げる。
【0017】 すなわち、回転ドラムは海側から船側へ回転しているので、昆布採取用竿を径 方向に開口した引揚溝に押し込めば、引揚溝はゴム質のような弾性体で、かつ、 平行な二面を有しているため、昆布採取用竿はスリップすることなく、手前に引 き揚げられながら同時に引揚溝の底方に引き込まれ、益々強く噛み込まれる。
【0018】 昆布竿が引揚溝に充分噛み込まれた状態では、船の動きや荷の多少いにかかわ らず一対のドラム部材の円錐形部材が弾性体であるために、昆布採取用竿は引揚 溝から外れることはほとんどない。この状態で作業者は引き揚がってくる竿をた だ軽く受けていることが可能になる。
【0019】 やがて昆布採取用竿全体の重量バランスが海中側よりも船内側に大きくなるに したがって、昆布採取用竿は徐々に作業者の方に倒れてくる様になり、それが船 とほぼ水平になる頃には、マッカに巻きついた昆布が海上に姿を現わすことにな る。
【0020】 昆布は長い海藻なので、マッカの部分だけでなく更に竿の根元にも多くからみ ついているので全体としてボリュームアップしている。
【0021】 この状態で昆布採取用竿が引揚溝に挟まれて揚ってくると、昆布採取用竿の先 端部の径は引揚溝の溝幅よりも大きいので、昆布採取用竿は溝からはみ出しまい 昆布採取用竿はスリップすることになる。
【0022】 ここで、作業者は油圧モータを停止させて回転ドラムを止めれば、昆布を船内 に取り入れることが可能になる。これら一連の昆布採取作業中、潮流や風等によ り昆布採取船がたえず揺れたり、方向を変えたりしても回転ドラムは昆布採取船 に設けた取付台に取り付けられているので、船の揺れや昆布採取用竿の引揚角度 変化に対して自由に追従することが可能になる。
【0023】 なお、作業者は昆布竿を作業者側からみて右に捻って昆布を採取している。そ こで、作業者は昆布採取用竿の引揚中に昆布が脱落しないように昆布採取用竿を 右に回転させるか、昆布がはずれないように配慮しなければならない。
【0024】 また、潮流のなかでは、昆布採取船は潮流の上流側に船首を向けているので、 潮流中で昆布を引き揚げる場合は、昆布採取用竿に昆布がからまっているため、 潮流の抵抗はより大きくなって、昆布採取用竿の先端や昆布は船尾方向に流され ることになり、作業者は昆布採取用竿を船尾の方向から引き揚げることになる。
【0025】 このため昆布採取用竿は回転ドラムの引揚溝に対して直角よりやや船尾側に傾 斜する。つまり昆布採取用竿は引揚溝の対向する二面のうち、船尾側の円錐形部 材の面に接触することになる。
【0026】 これにより引揚中の昆布竿に対して海側の船尾側になる円錐形部材で上向きの 運動エネルギーが与えられ、作業者側の船首側の円錐形部材で下向きのエネルギ ーが加えられる結果、昆布採取用竿は回転ドラムの中心より海側の船尾側の円錐 形部材の面で上へ押し上げられ、船側の船首側の円錐形部材の面で下に引っ張ら れるため、全体として右方向の回転運動をすることになる。なお、竿と回転ドラ ムとの角度を大きくすれば昆布採取用竿の回転速度は早くなり、小さくすれば遅 くなる。
【0027】 また、昆布採取用ロープで昆布を引き揚げる場合は、他側のドラム部材を回動 させて引揚装置の引揚溝の幅を狭くする。そして、この引揚溝で昆布採取用ロー プを噛み込めば、回転ドラムの回転運動により、すばやくロープは溝のそこに引 き込まれてしまい、引揚溝の底面に沿って手前に巻き込まれることになる。
【0028】 しかし、回転ドラムには引揚溝に接するように板面を有する排溝板が設けられ ているので、引揚溝に引き込まれた昆布採取用ロープはこの排溝板によって引揚 溝から強制的に排出されることになる。あとは手作業で昆布を船内に取り込むだ けでよい。
【0029】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図1及び図2にもとづいて説明する。図において、 符号1で示すものは昆布採取用竿及びロープの引揚装置である。この昆布採取用 竿及びロープの引揚装置(以下、引揚装置とよぶ)1は、後述の昆布採取用竿2 (図6参照)および昆布採取用ロープ3(図9参照)の引揚げを可能ならしめる ために次のような構造としてある。
【0030】 すなわち、2枚の円盤4a,4bに弾力性を有する(例えばゴム質)断面台形状の 円錐形部材5a,5b(図3及び図4参照)をボルト6によって取り付けて各々ドラ ム部材7に形成し、このドラム部材7を2個、円錐形部材5a,5bを対向させて配 設して一対の案内ドラム部材8を形成している。この一対の案内ドラム部材8の 円錐形部材5a,5bの間には引揚溝9が形成されている。
【0031】 そして、この一対の案内ドラム部材8の内部には軸芯に沿って、一対の案内ド ラム部材8に回転を伝達する、回転円筒横軸部材10が設けられている。この回転 円筒横軸部材10の一方側には側板10a が設けられ、この側板10a と円盤4aはボル ト11により固定されている。
【0032】 また、回転円筒横軸部材10の他方側に設けた側板10b の軸芯には回転円筒横軸 部材10より小径の、外周部にねじ部12を設けたねじ付き円筒部材13が溶着固定さ れている。これにより昆布採取用竿2及び昆布採取用ロープ3を引き揚げるため の回転ドラム14が形成される。
【0033】 なお、円盤4a,4bに円錐形部材5a,5bを取り付けたドラム部材7,7を回転横 軸部材10に取り付けてしまうと、後で円錐形部材5a,5bの部品の交換をするとき に、これを引揚装置1から取り外すのは大変に手間がかかる。このため円錐形部 材5a,5bをいくつか複数の部品に分解できるようにしておくと、引揚装置1全体 を分解することなく部品の交換をすることが可能になる。
【0034】 円錐形部材5a,5bは、ゴム質のような弾力性を有する部材であり、これを長期 間使用すれば、引揚溝9等に相当する部分等が摩耗してやがて部品交換というこ とになる。このとき交換容易なように、本実施例のものは、図3及び図4に示す ように、円錐形部材5a,5bを複数の部品に分けてある。このようにすれば円錐形 部材5a,5bを形成する金型の費用を低減させる効果もある。
【0035】 上記ねじ付き円筒部材13は他側の円盤4bの中心部を螺合、挿通して回転円筒横 軸部材10に溶着されている。これによって、円盤4bを、円盤4bに一体に固定され た補強板15と共に回動させれば、昆布採取用竿2や昆布採取用ロープ3が係合す るコ字形の引揚溝9の幅を自由に調節することができ、昆布採取用竿や昆布採取 用ロープ3の幅の大小に柔軟に対応すことが可能になる。また、引揚溝9の幅を 一定に固定させて、緩みを防止するために補強板15の隣りにロックナット16を併 設させている。
【0036】 また、回転円筒横軸部材10に固定したねじ付き円筒部材13は、L字形の取付台 17にボルト18によって固定された油圧モータ19に連結されている。すなわち、油 圧モータ19の回転出力軸20をねじ付き円筒部材13の内部に嵌合させて、キー21に よって固定すると共に円盤4aおよび側板10a の中心から回転出力軸20の中心に向 けてボルト22をねじ込んで堅固に固定してある。
【0037】 これにより、油圧モータ19の動力が確実に回転ドラム14に伝達されるようにな っている。また、油圧モータ19は油圧バルブ23を通して図示しない油圧ポンプに 接続されている。図中、符号23a で示すものは操作レバーである。
【0038】 前述の引揚溝9が形成される一対の案内ドラム部材8には外周縁から中側にか けて斜面24a ,24b が形成されており、この斜面24a ,24b によってV字形の昆 布採取用竿2等の案内面が形成される。したがって、このV字形の斜面24a ,24 b は昆布採取用竿2等を容易に引揚溝9に導くことになる。
【0039】 また、斜面24a ,24b の内側に位置する部分から回転円筒横軸部材10にかけて は、垂直面25a ,25b によって、互いに平行な二面が形成され、この二面が昆布 採取用竿2の引揚用円周面であることから、摩擦力を増大させるために、複数個 の貫通穴26が設けられている。
【0040】 昆布採取用竿2が係合する引揚溝9について更に詳述する。この引揚溝9は円 錐形部材5a,5bを対向せしめ、互いの垂直面(円周平面)25a ,25b によって平 行かつ垂直な二面を形成し、これに回転円筒横軸部材10が加わって水平な一面を 底面とする、計三辺の直線面によって構成されたコ字形のものである。
【0041】 昆布採取用竿2の外径は、通常、φ30〜φ38位なので、引揚溝9の深さは30〜 40mm程度にしてある。
【0042】 弾性体である垂直面25a ,25b の弾力自由度を確保する意味でこの二面の垂直 面25a ,25b は回転円筒横軸部材10との間で接触しない程度の隙間27を設けてお くことにより、コ字形の引揚溝9に昆布採取用竿2が嵌り、垂直面25a ,25b の 弾圧が昆布採取用竿2に伝わりやすくしている。
【0043】 更に、摩擦力を増大せしめるように垂直面25a ,25b の面には全周にわたって 、前述したように貫通穴26が設けられ、引揚溝9の深さも昆布採取用竿2に対し て充分深くなっているので、昆布採取用竿2はこの引揚溝9に嵌ると容易に抜け 出ることはできないようになる。
【0044】 そして、回転ドラム14の回転させて昆布採取用竿2の引揚中は昆布採取用竿2 は引揚溝9の中へ喰い込む力が働くために更に引揚溝9の昆布採取用竿2に対す る保持力は強大となる。
【0045】 この状態で作業者は、昆布採取用竿2を引揚中は昆布採取用竿2を受けるよう にして支えているだけで昆布を引揚ることが可能になる。
【0046】 尚、昆布採取用竿2の引揚中は回転円筒横軸部材10の中心から昆布採取用竿2 までの距離が、垂直面25a ,25b に接触する位置と、回転円筒横軸部材10に接触 する位置とでは、昆布採取用竿2の半径の分だけ垂直面25a ,25b の方が長いの で、その分円周が大きく、回転に伴って動く距離が長いので、引揚中の昆布採取 用竿2に無理が掛ることになる。
【0047】 このため、回転円筒横軸部材10の部分に別の円筒28をかぶせるようにして挿入 し、回転円筒横軸部材10に対してフリーにしておくことにより、引揚中の昆布採 取用竿2が直接、回転円筒横軸部材10に接触しないようにすることによって、昆 布採取用竿2に無理な力が働かないようにしておけば、昆布採取用竿2の引揚作 業が更に順調にいく。
【0048】 また、引揚装置1によって昆布採取用ロープ3を引き揚げる場合、回転ドラム 14に昆布採取用ロープ3が巻き込まれないように、フィンガと呼ばれる巻込防止 板、すなわち、排溝板29が引揚溝9に臨ませて設けられている。この排溝板29の 板厚は昆布採取用ロープ3の太さより少し小さく、また、引揚溝9の幅よりも少 し薄い程度の長方形に近いものである。
【0049】 排溝板29はL型の取付台17の水平面である底面に垂直に立て、その下端をボル ト30で固定して、上端を取付台17の底面と平行な、回転円筒横軸部材10及び円筒 28の幅方向中心線上で円筒28とほぼ接触する位置にまで延設させてある。
【0050】 また、円筒28にほぼ接触する位置を起点する排溝板29の一辺を溝9の外側に向 って45度程度、下向きに傾斜を付けて切断させた板面29a が設けられている。
【0051】 このように板面29a を設けると、回転ドラム14に嵌め込まれた昆布採取用ロー プ3はこの斜めに切断された板面29a に当って、巻き込まれることなく斜面に沿 って回転ドラム14の引揚溝9から外側へ排出されることになる。
【0052】 図1中、符号31で示すものはL字形の取付台17の水平な底面の下部に設けた丸 棒である。この丸棒31は昆布採取船32(図6及び図9参照)の舷33に設けた円筒 形の取付台34に挿入することにより引揚装置1の全体が舷33上の取付台34の上を 360 度左右に旋回することができるようになっている。
【0053】 なお、図9に示すように、昆布採取用ロープ3の海側の端末にはチェーン35が 結合されており、チェーン35は昆布採取用カギ金具であるマッキ36と結合されて いる。
【0054】 昆布採取用ロープ3が引揚げられる際、回転ドラム14にチェーン35が巻き付く と回転ドラム14を傷めるばかりか危険でもあるので、チェーン35の手前で昆布採 取用ロープ3に引揚溝9よりも太い弾力性を有するホース(例えばゴムホース) 37を約1m程度かぶせてある。
【0055】 次に、本実施例の作用を説明する。まず、本考案の引揚装置1と昆布採取用竿 2を使用して昆布を引き揚げる場合について説明する。なお、引揚装置1は、必 ず、昆布採取船32の左舷に取り付けられる。
【0056】 漁業者は岩に着床する昆布を前途するねじり採り漁法により採取する。この時 、昆布採取用竿2を直接捻る場合と、昆布採取用竿2の手元側の端にT字型のハ ンドルを接続してこれを回して捻り採る場合とがあるが、いずれにしてもマッカ にからみ着かせて捻り採った昆布を、昆布採取用竿2の引揚げによって取り込む 。
【0057】 したがって、まず、図5乃至図7に示すように、昆布採取用竿2を引揚装置1 の引揚溝9に押し込み、作業者側からみて手前に回転ドラム14を回しておけば( 図6の矢印D参照)、昆布採取用竿2を引き揚げる事ができる。図6及び図7に おいて、符号Eは船側を示し、符号Fは海側を示す。
【0058】 この場合、作業者はまず回転ドラム14の案内面である斜面24a ,24b に沿って 昆布採取用竿2を滑らし引揚溝9に軽く押し込む。回転ドラム14の回転方向は海 側から船側へ回転しているので、昆布採取用竿2は引揚溝9に噛み込まれていく 。
【0059】 引揚溝9はゴム質のような弾性体で平行な二面を有するコ字形をしているので 、昆布採取用竿2はスリップすることなく、手前に引き揚げられながら同時に引 揚溝9の底の方へ引き込まれ、益々強く噛み込まれることになる。これはV字溝 と違ってコ字形の引揚溝9の大きな特徴である。
【0060】 昆布採取用竿2がコ字形の引揚溝9に充分噛み込まれた状態では、船の動きや 荷の多い少いにかかわらず一対の案内ドラム部材8の全体が弾性体であるために 引揚溝9から脱れることはほとんどない。
【0061】 この状態で作業者は引き揚がってくる昆布採取用竿2をただ軽く受けているだ けでよい。やがて昆布採取用竿2全体の重量バランスが海中側よりも船内側に大 きくなるにしたがって、昆布採取用竿2は徐々に作業者の方に倒れてくるように なり、それが船とほぼ水平になる頃には、マッカ2aに巻きついた昆布が海上に姿 を現わす。
【0062】 昆布は長い海藻なので、マッカ2aの部分だけでなく更に昆布採取用竿2の根元 にも多くからみついているので全体としてボリュームアップしていることになる 。
【0063】 この状態で昆布採取用竿2がコ字形の引揚溝9に挟まれて揚ってくると、昆布 採取用竿2の先端側は引揚溝9の溝幅よりも大きいので引揚溝9からはみ出して しまい昆布採取用竿2はスリップすることになる。
【0064】 そこで、作業者は、油圧バルブ23の操作レバー23a を操作して回転ドラム14の 回転を止め、昆布を昆布採取船32内に取り入れることができる。これら一連の採 取作業中、潮流や風等により昆布採取船35はたえず揺れたり、方向を変えたりす る。
【0065】 しかし、L字形の取付台17の水平な底面下部に固定されている丸棒31が、舷33 に配設された取付台34の円筒部に挿入されているので、引揚装置1の全体は 360 °自由に旋回することができ、昆布採取船32の揺れや昆布採取用竿2の引揚角度 の変化に対して自由に追従することができる。
【0066】 更に、昆布採取用竿2は作業者側からみて右に捻って昆布を採取することであ る(図7の矢印F参照)。せっかく捻って昆布竿にからめても、引揚げの途中で 竿から脱れてしまっては収穫できない。
【0067】 そこで作業者は引揚げ中にも昆布採取用竿を右回転させるか、または昆布が脱 落しない様に充分配慮する必要がある。本装置はこの点を考慮し、引揚中に昆布 採取用竿2が右回転をしながら揚って来る様なシステムを付加してある。
【0068】 操業中、昆布採取船32は潮流や風の影響によって船首の方向が定まる。強風の 時は操業しないので特に潮流の方の影響が大きい。潮流に対しては、昆布採取船 32は潮流に逆らうようにして船首を流れに対向させている。すなわち、船首が流 れの上流に向いていることになる。
【0069】 この状態で昆布採取用竿2で採取作業をすると、昆布採取用竿2は潮の流れの 抵抗を受けて昆布採取用竿2の海中側の先端(マッカ2a側)は船尾方向に流され ることになる。
【0070】 そこで昆布を捻り採って引き揚げる途中では昆布採取用竿2に昆布がからまっ ているから、潮流の抵抗はより大きくなって流されることになり、作業者はその 作業中、昆布採取用竿2を船尾の方向から引き揚げることになる。
【0071】 前述の 360°旋回追従の取付台34によって、回転ドラム14に対して昆布採取用 竿2はかならずしも直角に揚ってくるのではなく、その角度はわずかながら海側 の方が船尾に寄っていることになる(図7角度α参照)。
【0072】 本装置の回転ドラム14は円錐形部材5a,5bの全体がゴム質の様な弾性体で、し かも、この円錐形部材5a,5bを互いに対向する時に平行な二面を有するコ字形の 引揚溝9を形成する様な構造であり、引揚溝9の底面である回転円筒横軸部材10 との間には、わずかな隙間27があるので引揚溝9の形状は外部の変形圧力に柔軟 に対応できる。
【0073】 このことがコ字形の回転ドラム14に対して昆布採取用竿2を直角よりやや船尾 側に容易に傾斜させ得る。つまり昆布採取用竿2は引揚溝9の対向する弾性体で ある二面のうち、船尾側の面から時間的に早く接触することになる。
【0074】 したがって、このわずかな時間差が引揚中の昆布採取用竿2に対して海側Fの 船尾側になる円錐形部材5aで上向きの運動エネルギー(図7符号のG参照)が与 えられ、船側E(作業者側)の船首側の円錐形部材5bで下向きのエネルギー(図 7の符号H参照)が加えられる。
【0075】 その結果、昆布採取用竿2は回転ドラム14の中心より海側Fの左面(図7中、 海側Fの船尾側の円錐形部材5aの面)で上へ押し上げられ、船側Eの右面(図7 中、船側Eの船首側の円錐形部材5bの面)で下に引っ張られるため、全体として 右方向の回転運動(符号I参照)が生じると云う機能が付加されることになる。 昆布採取用竿2と回転ドラム14との角度を大きくすれば昆布採取用竿2の回転速 度は早くなり、小さくすれば遅くなる。
【0076】 逆に、昆布採取用竿2を海側Fの船尾側の円錐形部材5aと接触させないで、昆 布採取用竿2を海側Fの船首側の円錐形部材5bと接触するように、その角度を海 側Fの船首側に変えれば、昆布採取用竿2の回転方向は前述と反対に左方向の回 転が生じるが、実際の昆布操業現場では昆布採取船32と潮流の関係からその様な 事はほとんど発生しない。
【0077】 更に、作業者の操作技術により、操業中、昆布採取用竿2を意識的に海側Fの 船尾側の円錐形部材5aに接触させるように寄せる(船側Eにおいては昆布採取用 竿2を船首側に寄せる)事によって引揚中の昆布採取用竿2の右回転方向はより 一層確実なものとなる。
【0078】 次に、引揚装置1と昆布採取用ロープ3を使用して昆布を引き揚げる場合を図 8及び図9にもとづいて説明する。前述した通り、回転ドラム14の引揚溝9は、 一側の円錐形部材5aと他側の円錐形部材5bと、これらを一側では回転円筒横軸部 材10と円盤4aとの固定、他側では回転円筒横軸部材10に固着したねじ付き円筒部 材13のねじ部12に円盤4bを螺合させて固定させた回転円筒横軸部材10との三面か ら成る溝となっている。そして、引揚溝9の幅は他側のドラム部材7をねじ調節 することによって行っている。
【0079】 すなわち、昆布採取用ロープ3は昆布採取用竿2よりも、通常、細いので、ね じ付き円筒部材13に螺合する円盤4b,円錐形部材5b,補強板15を回動させ、これ らを一側のドラム部材7側に移行させて、径方向に開口するコ字形の引揚溝9の 溝幅を昆布採取用ロープ3に適合するように調節してロックナット16で固定する 。
【0080】 昆布採取用ロープ3は昆布採取用竿2の様に引揚中に手で受けることはできな い。昆布採取用ロープ3は柔軟であるため、コ字形の引揚溝9にかみ込まれると 、回転ドラム14の回転運動により、直ちに、引揚溝9の底に引き込まれてしまい 、引揚溝9の底面に沿って手前、船側Eに巻き込まれることになる。
【0081】 すなわち、回転円筒横軸部材10の外周面上に設けた円筒28と垂直面25a ,25b とによって形成される引揚溝9に巻き込まれるようにして引き揚げられる。
【0082】 この昆布採取用ロープ3の巻き込みを防止するために、上部に外側に傾斜を付 けた板面29a を有する排溝板29が設けられているので、巻き込まれたロープがこ の面にぶつかるとここでブレーキの作用となるため、昆布採取用ロープ3は停止 させられることなく斜面に沿って強制的かつスムーズに引揚溝9から排出される 。
【0083】 更に、昆布採取用ロープ3がどんどん引き揚げられると、かぎ金具であるマッ キ36と昆布が見えてくる。この位置で操作レバー23a を操作して回転ドラム14を 停止させても、引揚溝9に深く噛み込んだ昆布採取用ロープ3を約 180°に渡っ て引揚溝9から引き出すにはかなりの手間が必要である。
【0084】 また、一方、昆布採取用ロープ3が引き揚げられると、昆布採取用ロープ3に 連結していたチェーン30が回転ドラム14に巻き付くことになり、回転ドラム14を 傷めるばかりか危険でもあるので、チェーン30の手前の昆布採取用ロープ3に引 揚溝9よりも太い弾性力を有する丈夫なホース、例えば、ゴムホース37を約1m 程度かぶせておいたので、このゴムホース37の部分で昆布採取用ロープ3は引揚 溝9よりせり上がり、半周程度回って排溝板29のところにくると、すべて引揚溝 9よりはずれてしまい、斜面24a ,24b の面上をスリップするために回転ドラム 14は引揚力を発揮しなくなり、この状態で昆布採取用ロープ3の引揚動作が停止 状態となり、作業者はマッキ36に掛っている昆布38を手作業で船内に採り入れる ことができる。
【0085】 したがって、マッキ36と呼ばれるかぎの引揚作業は昆布採取用竿2の時と同様 に回転ドラム14の案内面である斜面24a ,24b の傾斜に沿ってコ字形の引揚溝9 に軽く押し込むことにより、昆布採取用ロープ3が溝深く、強く噛み込み、排溝 板29によって排出されながら根元近くになって、引揚溝9の幅よりも充分太いホ ース37によって回転ドラム14の回転を停止させる事なく自動的に脱溝させる事が 可能となる。
【0086】 あとは手作業で昆布38を昆布採取船32の内部に取り込むだけでよい。つまり本 考案の実施例のものは昆布採取用竿2のみならず昆布採取用ロープ3の引揚装置 としての機能を持っている。尚、昆布採取用ロープ3を使用する際の昆布採取船 32の潮流に対する問題や揺れに対する問題は昆布採取用竿2の引揚げに関する所 と同様なので説明は省略する。
【0087】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように、回転ドラムに設けた引揚溝を弾力性のある円 錐形部材によって形成したので、回転ドラムを手前に回転させて昆布採取用竿を 引揚溝に押し付ければ、昆布採取用竿は引揚溝に確実に引き込まれ、強く噛み込 まれることになる。これによって、昆布採取用竿を容易に引揚ることができる。
【0088】 このように昆布採取用竿を弾力性のある円錐形部材によって保持するようにし たので、昆布採取用竿を押える操舵輪や弾機は不要になって構造を簡単にするこ とができる。
【0089】 また、昆布採取用竿を引き揚げる際、引揚装置が昆布採取船の左舷に取り付け られているので、手前に回転している回転ドラムの、船尾側の円錐形部材に昆布 採取用竿を接触させれば、昆布採取用竿に自動的に右回転が与えられる。これに よって、作業者は昆布採取用竿を右回転させなくてもよくなり、作業能率を向上 させることができる。
【0090】 特に、潮流の中で昆布をからめた昆布採取用竿を引き揚げる場合おいては、船 首が潮流に対向しているので、昆布採取用竿の先端は潮流の流れの抵抗を受けて 船尾側に流され回転している回転ドラムの、船尾側の円錐形部材に自然に接触す ることになり、昆布採取用竿に右方向の回転が与えられ、右方向にねじって採取 した昆布を竿から外してしまうことなく確実に保持することができる。
【0091】 また、昆布採取用竿によって岩に着床する昆布をねじり採ったら、昆布採取用 竿を、回転させた回転ドラムの引揚溝に押し込めば、昆布採取用竿は引揚溝に引 き込まれ、スリップすることなく船に引き上げられるので、昆布の引揚が楽にな ると共に昆布の船内への取り入れが容易になり、昆布収穫時の重労働を回避する ことができる。
【0092】 このように昆布竿のねじる−引き揚げるの繰り返し作業を行っても、引揚作業 が容易なので、船内に昆布を簡単に一杯にすることができる。したがって、船着 き場と昆布採取漁場へと往復する回数が増え、昆布収穫量が増大する。これによ り従来のような重労働も容易に克服することができる。更に、採取作業の省力化 及び労力の軽減化と高齢化する漁業者対策に対して、昆布採取作業を改革するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う矢視図である。
【図3】図1の円錐形部材の斜視図である。
【図4】図3のものの一部を示す斜視図である。
【図5】本考案の態様を示す断面図である。
【図6】図5のB−B線に沿う矢視図である。
【図7】図6の上面図である。
【図8】本考案の他の態様を示す断面図である。
【図9】図8のC−C線に沿う矢視図である。
【符号の説明】
1 昆布採取用竿及びロープの引揚装置 4a 円盤 4b 円盤 5a 円錐形部材 5b 円錐形部材 7 ドラム部材 8 案内ドラム部材 9 引揚溝 10 回転円筒横軸部材 13 ねじ付き円筒部材 19 油圧モータ 20 回転出力軸 29 排溝板 32 昆布採取船 34 取付代

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤に弾力性を有する断面台形状の円錐
    形部材の拡径側を固定してドラム部材を形成し、該ドラ
    ム部材を2個、前記円錐形部材を相互に対向させて一対
    の案内ドラム部材を形成し、該一対の案内ドラム部材の
    内部に軸芯に沿って回転円筒横軸部材を配設し、該回転
    円筒横軸部材の一側と前記一側の円盤とを固定させ、前
    記回転円筒横軸部材の他側の軸芯に該回転円筒横軸部材
    より小径のねじ付円筒部材を前記他側の円盤を介して固
    定して回転ドラムを形成し、該回転ドラムの前記回転円
    筒横軸部材と前記円錐形部材の対向面とで径方向に開口
    したコ字形の引揚溝を形成し、該引揚溝に接するように
    脱溝板を設け、前記回転円筒横軸部材をモータの回転出
    力軸に接続させる共に昆布採取船に前記回転ドラムを取
    り付けるための取付台を設けたことを特徴とする昆布採
    取用竿及びロープの引揚装置。
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CN105993378A (zh) * 2016-07-14 2016-10-12 王军壮 一种海带收获船
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