JPH07282857A - 電池残量検出装置 - Google Patents

電池残量検出装置

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JPH07282857A
JPH07282857A JP6067194A JP6719494A JPH07282857A JP H07282857 A JPH07282857 A JP H07282857A JP 6067194 A JP6067194 A JP 6067194A JP 6719494 A JP6719494 A JP 6719494A JP H07282857 A JPH07282857 A JP H07282857A
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JP
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battery
voltage
detecting
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current
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JP6067194A
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Katsumi Takahashi
克巳 高橋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電池により駆動される携帯端末の電池残量を
正確に予測することができる電池残量検出装置を得るこ
とを目的とする。 【構成】 電池の出力電圧を検出する電圧検出手段5
と、携帯端末の動作状態を検出する動作状態検出手段8
と、上記動作状態それぞれに対応する複数の上記電池の
放電特性表が予め記憶されている記憶手段6b−1,6
b−2と、動作状態に応じて上記記憶手段6b−1、6
b−2から最適な予測が可能な放電特性表を選択すると
ともに、選択された上記放電特性表及び上記電圧検出手
段5が検出した出力電圧に基づき上記電池の残量を求め
る電池残量予測手段6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電池で動作する携帯
電話、携帯用無線機、OA機器等の携帯用電子機器にお
いて、その電池の残量を検出する電池残量検出装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電池残量検出装置には、
例えば特開平2-262278号に記載されたものがある。図1
2は、この電池残量検出装置を示すブロック図であり、
同図において、1は電池、2は電池1をオン/オフする
電源スイッチ、3は電源スイッチ2の制御を行う電源制
御部、4は電源スイッチ2の出力電圧を分圧する分圧
部、5は分圧部4の出力に基づき電圧レベルを検出する
電圧検出部、6は、CPU6a,ROM6b,RAM6
c、不揮発性メモリ(NVM)6d、入出力ポート(I
/O)6eよりなり、電圧検出部5の出力に基づき電池
の残量を検出する分析部、7は分析部6で求めた電池残
量を表示する電池残量表示部である。また、図13は分
析部6の動作を説明するためのフローチャートである。
【0003】なお、分析部6のROM6bには電池1の
電圧−残容量表(例えば図14(a)に示すテーブル)
が予め記憶されている。図14(a)において、上欄は
検出電圧v0、v1、v2、・・・vnを示し、下欄はこの
検出された電圧に基づき予測される残容量(終止電圧に
至るまでの時間)t0、t1、t2、・・・tnを示してい
る。同図の関係は、この電池1をある一定電流で放電さ
せたときの放電特性図(例えば図14(a)に示される
グラフ)に基づき予め求められている。また、図14
(a)の放電特性図は、横軸が放電時間を、縦軸が電池
1の端子電圧をそれぞれ示している。ここで横軸に付さ
れているt0、t1、・・・は電池1が終止電圧vnにな
るときの残容量tnを基準としている。すなわち、端子
電圧がv0のとき電池1の出力が終止電圧になるまでの
時間(特性図の左端から時刻tNまでの時間)がt0であ
り、同様に端子電圧がv1の場合は時刻tNまでの時間は
1である。
【0004】同図によれば、放電開始直後は端子電圧が
急激に下がり、その後は電圧の低下がゆるやかとなる。
そして、端子電圧が終止電圧に近付くと、再び端子電圧
が急激に低下するようになる。
【0005】次に動作について説明する。図12におい
て、電源制御部3が、分析部6の命令に基づき電源スイ
ッチ2をオンする。これにより電池1が出力する電圧
は、この電池残量検出装置が用いられている携帯端末に
供給されるとともに分圧部4に供給される。分圧部4
は、電池1が出力する電圧を電圧検出部5により検出で
きるように所定の電圧に分圧する。電圧検出部5はこの
分圧されたモニタ電圧のレベルを検出する。分析部6
は、電圧検出部5が検出したモニタ電圧のレベルに基づ
き以下に説明する処理を行い、電池残量を検出してその
結果を電池残量表示部7に表示する。
【0006】この分析部6では電圧検出部5が検出した
モニタ電圧レベルとROM6bに記憶されている電池の
放電特性とから、電池1の残容量すなわち終止電圧に至
るまでの時間を予測する。次に、図13のフローチャー
トに基づき、分析部6における電池残量の検出方法につ
いて説明する。
【0007】ステップST1において、電池残量の表示
要求がなされているかどうか判別する。この要求は、例
えばユーザによる図示しないキーの操作により与えられ
たり、あるいは、予め定められた一定時間間隔で自動的
に要求されたりする。ここで要求が「無」ならばST1
に戻り、「有」ならばST2に進む。
【0008】次に、ステップST2において、分析部6
は、電圧検出部5が検出したモニタ電圧の電圧値を読み
込む。
【0009】次に、ステップST3において、分析部6
は、図14(a)の電圧−残容量表より残容量を導く。
図14(a)は検出電圧に対する終止電圧に至るまでの
時間の関係を表したものであるから、例えば電圧検出部
5により検出したモニタ電圧がvm(m=0,1,・・
・,n)であれば、図14(a)により残容量はtm
あることがわかる。なお、分圧部4による電圧の変換に
よる影響は予め補正されているものとする。
【0010】次に、ステップST4において、ステップ
ST3で求めた電池1の残容量値を電池残量表示部7に
表示する。例えば、「アトtmフンシヨウカノウ」とい
った表示を行う。そして、処理をステップST1へ戻
す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の電池残量検出装
置は、以上のように1つの検出電圧−残容量表に基づき
残容量を予測していたので、一定電流(例えば最大消費
電流で動作させたとき)で動作すると仮定した場合の残
容量しか予測できなかった。しかし、通常、実際の携帯
端末等の動作において、その動作状態により消費電流が
変わるから、1つの残容量表に基づいて電池残容量を予
測しても、正確なものとはならないという問題点があっ
た。
【0012】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、携帯端末等の動作状態が変化し
て消費電流が変わった場合でも、電池残量を正確に予測
できる電池残量検出装置を得ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る電池残量
検出手段は、電池の出力電圧を検出する電圧検出手段
と、上記電池が用いられている機器の動作状態を検出す
る動作状態検出手段と、上記機器の動作状態それぞれに
対応する上記電池の放電特性表が予め記憶されている記
憶手段と、上記動作状態検出手段が検出する動作状態に
基づき上記記憶手段から放電特性表を選択するととも
に、選択された上記放電特性表及び上記電圧検出手段が
検出した出力電圧に基づき上記電池の残量を求める電池
残量予測手段とを備えるものである。
【0014】請求項2に係る電池残量検出手段は、電池
の出力電圧を検出する電圧検出手段と、上記電池の残量
の検出を指示する検出指示手段と、上記検出指示手段に
より指示がなされたときに上記電池が用いられている機
器の動作状態を検出する動作状態検出手段と、上記機器
の動作状態それぞれに対応する上記電池の放電特性表が
予め記憶されている記憶手段と、上記動作状態検出手段
が検出する動作状態に基づき上記記憶手段から放電特性
表を選択するとともに、選択された上記放電特性表及び
上記電圧検出手段が検出した出力電圧に基づき上記電池
の残量を求める電池残量予測手段とを備えるものであ
る。
【0015】請求項3に係る電池残量検出手段は、電池
の出力電圧を検出する電圧検出手段と、上記電池が用い
られている機器の動作状態を検出する動作状態検出手段
と、上記機器の動作状態それぞれに対応する上記機器の
消費電流が予め記憶されている第1の記憶手段と、上記
機器の消費電流それぞれに対応する上記電池の放電特性
表が予め記憶されている第2の記憶手段と、予め定めら
れた間隔でサンプリングパルスを発生するタイマ回路
と、上記タイマ回路がサンプリングパルスを出力したと
きに上記機器の動作状態に対応する上記機器の消費電流
を上記動作状態検出手段及び上記第1の記憶手段により
求めるとともに、求められた消費電流と前回までのサン
プリングパルスの出力のときの消費電流とから平均消費
電流を求め、さらに、上記平均消費電流に基づき上記第
2の記憶手段から放電特性表を選択するとともに、選択
された放電特性表及び上記電圧検出手段が検出した出力
電圧に基づき上記電池の残量を求める電池残量予測手段
とを備えるものである。
【0016】請求項4に係る電池残量検出手段は、電池
の出力電圧を検出する電圧検出手段と、上記電池が用い
られている機器の消費電流を検出する電流検出手段と、
上記機器の消費電流それぞれに対応する上記電池の放電
特性表が予め記憶されている記憶手段と、予め定められ
た間隔でサンプリングパルスを発生するタイマ回路と、
上記タイマ回路がサンプリングパルスを出力したときに
上記電流検出手段が検出した消費電流と前回までのサン
プリングパルスの出力のときの消費電流とから上記機器
の平均消費電流を求め、上記平均消費電流に基づき上記
記憶手段から放電特性表を選択するとともに、選択され
た放電特性表及び上記電圧検出手段が検出した出力電圧
に基づき上記電池の残量を求める電池残量予測手段とを
備えるものである。
【0017】
【作用】請求項1の発明においては、電圧検出手段が電
池の出力電圧を検出し、動作状態検出手段が上記電池が
用いられている機器の動作状態を検出し、記憶手段が上
記機器の動作状態それぞれに対応する上記電池の放電特
性表を予め記憶し、電池残量予測手段が上記動作状態検
出手段が検出する動作状態に基づき上記記憶手段から放
電特性表を選択するとともに、選択された上記放電特性
表及び上記電圧検出手段が検出した出力電圧に基づき上
記電池の残量を求める。
【0018】請求項2の発明においては、電圧検出手段
が電池の出力電圧を検出し、検出指示手段が上記電池の
残量の検出を指示し、動作状態検出手段が上記検出指示
手段により指示がなされたときに上記電池が用いられて
いる機器の動作状態を検出し、記憶手段が上記機器の動
作状態それぞれに対応する上記電池の放電特性表を予め
記憶し、電池残量予測手段が上記動作状態検出手段が検
出する動作状態に基づき上記記憶手段から放電特性表を
選択するとともに、選択された上記放電特性表及び上記
電圧検出手段が検出した出力電圧に基づき上記電池の残
量を求める。
【0019】請求項3の発明においては、電圧検出手段
が電池の出力電圧を検出し、動作状態検出手段が上記電
池が用いられている機器の動作状態を検出し、第1の記
憶手段が上記機器の動作状態それぞれに対応する上記機
器の消費電流を予め記憶し、第2の記憶手段が上記機器
の消費電流それぞれに対応する上記電池の放電特性表を
予め記憶し、タイマ回路が予め定められた間隔でサンプ
リングパルスを発生し、電池残量予測手段が上記タイマ
回路がサンプリングパルスを出力したときに上記機器の
動作状態に対応する上記機器の消費電流を上記動作状態
検出手段及び上記第1の記憶手段により求めるととも
に、求められた消費電流と前回までのサンプリングパル
スの出力のときの消費電流とから平均消費電流を求め、
さらに、上記平均消費電流に基づき上記第2の記憶手段
から放電特性表を選択するとともに、選択された放電特
性表及び上記電圧検出手段が検出した出力電圧に基づき
上記電池の残量を求める。
【0020】請求項4の発明においては、電圧検出手段
が電池の出力電圧を検出し、電流検出手段が上記電池が
用いられている機器の消費電流を検出し、記憶手段が上
記機器の消費電流それぞれに対応する上記電池の放電特
性表を予め記憶し、タイマ回路が予め定められた間隔で
サンプリングパルスを発生し、電池残量予測手段が上記
タイマ回路がサンプリングパルスを出力したときに上記
電流検出手段が検出した消費電流と前回までのサンプリ
ングパルスの出力のときの消費電流とから上記機器の平
均消費電流を求め、上記平均消費電流に基づき上記記憶
手段から放電特性表を選択するとともに、選択された放
電特性表及び上記電圧検出手段が検出した出力電圧に基
づき上記電池の残量を求める。
【0021】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は、この種の電池残量検出装置を示すブロッ
ク図であり、同図において、1は電池、2は電池1をオ
ン/オフする電源スイッチ、3は電源スイッチ2の制御
を行う電源制御部、4は電源スイッチ2の出力電圧を分
圧する分圧部、5は分圧部4の出力に基づき電圧レベル
を検出する電圧検出部、6は、CPU6a,ROM6b
−1及び6b−2,RAM6c、不揮発性メモリ(NV
M)6d、入出力ポート(I/O)6eよりなり、電圧
検出部5の出力に基づき電池の残量を検出する分析部、
7は分析部6で求めた電池残量を表示する電池残量表示
部、8は、図1の電池残量検出装置を備える携帯端末等
の機器の動作状態(例えば携帯電話であれば「待受」と
「通話」の2つの動作状態、以下、説明の便宜上携帯電
話の場合を例にとる)を検出する動作状態検出部、9は
動作状態検出部8に対して動作状態を検出するように指
示する検出指示部である。また、図2は分析部6の動作
を説明するためのフローチャートである。
【0022】なお、分析部6のROM6b−1には電池
1の第1の動作状態における電圧−残容量表(例えば、
「待受」時の放電特性を示す図3(a)に示すテーブ
ル)が予め記憶されており、また、ROM6b−2には
電池1の第2の動作状態における電圧−残容量表(例え
ば、「通話」時の放電特性を示す図4(a)に示すテー
ブル)が予め記憶されている。
【0023】図3(a)において、上欄は「待受」状態
のときの検出電圧vs0、vs1、vs2、・・・vsn
示し、下欄はこの検出された電圧に基づき予測される残
容量(終止電圧に至るまでの時間)ts0、ts1、ts
2、・・・tsnを示している。ここで、ts0、ts1
ts2、・・・は、終止電圧となる時刻tsNに至るまで
の残り時間を意味する(したがって、tsn=0であ
る)。同図の関係は、「待受」状態のままでこの電池1
を放電させたときの放電特性図(例えば図3(b)に示
されるグラフ)に基づき予め求められている。
【0024】ここで、図3(b)の放電特性図は、横軸
が放電時間を、縦軸が電池1の端子電圧をそれぞれ示し
ている。ここで横軸は電池1が終止電圧vsnになると
きの残容量tsn(tsN)を基準としている。すなわ
ち、端子電圧がvs0のとき電池1の出力が終止電圧に
なるまでの時間(特性図の左端から時刻tsNまでの時
間)がts0であり、同様に端子電圧がvs1の場合はそ
の時間はts1である。
【0025】同図によれば、放電開始直後は端子電圧が
急激に下がり、その後は電圧の低下がゆるやかとなる。
そして、端子電圧が終止電圧に近付くと、再び端子電圧
が急激に低下するようになる。
【0026】同様に、図4(a)において、上欄は通話
状態のときの検出電圧vc0、vc1、vc2、・・・v
nを示し、下欄はこの検出された電圧に基づき予測さ
れる残容量(終止電圧に至るまでの時間)tc0、t
1、tc2、・・・tcnを示している。同図の関係
は、通話状態のままでこの電池1を放電させたときの放
電特性図(例えば図4(b)に示されるグラフ)に基づ
き、予め求められている。
【0027】ここで、図4(b)の放電特性図は、横軸
が放電時間を、縦軸が電池1の端子電圧をそれぞれ示し
ている。ここで横軸は電池1が終止電圧vcnになると
きの残容量tcnを基準としている。すなわち、端子電
圧がvc0のとき電池1の出力が終止電圧になるまでの
時間(特性図の左端から時刻tcNまでの時間)がts0
であり、同様に端子電圧がvc1の場合はその時間はt
1である。放電開始直後は端子電圧が急激に下がり、
その後は電圧の低下がゆるやかとなり、端子電圧が終止
電圧に近付くと、再び端子電圧が急激に低下するように
なる点は、図3(b)の場合と同様である。
【0028】しかし、図3の待受状態における電池残容
量は、図4の通話状態における電池残容量にくらべ長
い。すなわち、電圧検出部5により検出した電圧レベル
が同じであるとして、ts0>tc0,ts1>tc1,・
・・である。これは、待受状態における携帯端末の消費
電流よりも、通話状態における携帯端末の消費電流の方
が大きく、電池の消耗が激しいからである。
【0029】次に動作について説明する。電源制御部3
が分析部6の命令に基づき電源スイッチ2をオンする。
これにより、電池1が出力する電圧は分圧部4に供給さ
れる。分圧部4は、電池1が出力する電圧を電圧検出部
5により検出できるように所定の電圧に分圧する。電圧
検出部5はこの分圧されたモニタ電圧のレベルを検出す
る。また、検出指示部9は携帯端末のキー操作等に基づ
き起動され、動作状態検出部8に対して携帯端末の動作
状態を検出するように指示を出力する。動作状態検出部
8は、この指示があったときの動作状態を検出し、分析
部6のI/O6eに対して出力する。なお、検出指示部
9の指示は、電池残量の表示要求と同じ条件において発
生するとしてもよい。
【0030】分析部6は、電圧検出部5が検出したモニ
タ電圧のレベル及び動作状態検出部8が検出した動作状
態に基づき以下に説明する処理を行い、電池残量を検出
する。そして、図示しないキーによる操作等により、あ
るいは予め定められた間隔で発生する信号により電池残
量の表示要求を受けたときに、その結果を電池残量表示
部7に表示する。
【0031】この分析部6では、電圧検出部5が検出し
たモニタ電圧レベルと電池の放電特性とから、電池1の
残容量すなわち終止電圧に至るまでの時間をその動作状
態に応じて予測する。次に、図2のフローチャートに基
づき、分析部6における電池残量の検出方法について説
明する。
【0032】ステップST11において、電池残量の表
示要求がなされているかどうか判別する。この要求は、
例えばユーザによる、図示しないキーの操作により与え
られたり、あるいは、予め定められた一定時間間隔で自
動的に要求されたりする。ここで要求が「無」ならばS
T11に戻り、「有」ならばST12に進む。
【0033】次に、ステップST12において、分析部
6は、電圧検出部5が検出したモニタ電圧の電圧値を読
み込む。
【0034】次に、ステップST13において、分析部
6は、この携帯端末の動作状態が「待受」「通話」のい
ずれであるかを識別する。この動作状態は検出指示部9
により指示がなされたときに動作状態検出部8が検出
し、分析部6に対して出力したものである。動作状態が
「待受」ならばステップST14に進む。動作状態が
「通話」ならばステップST15に進む。
【0035】次に、ステップST14において、分析部
6は、ROM6b−1に記憶されている図3(a)の電
圧−残容量表より待受時の残容量を導く。図3(a)は
検出電圧に対する終止電圧に至るまでの時間の対応を表
したものであるから、例えば、電圧検出部5により検出
したモニタ電圧がvsm(m=0,1,・・・,n)で
あれば、図3(a)により残容量はtsmであることが
わかる。
【0036】具体的には次のように処理する。iを整数
(i=0,1,・・・,n)として、電圧検出部5の検
出電圧vと図3(a)の検出電圧vsiとを順次比較
し、v≦vsiを満たす最小のiを求める。このときの
vsiに対応するtsiが残容量である。なお、分圧部4
による電圧の変換による影響は予め補正されているもの
とする。そして、ステップST16に進む。
【0037】一方、ステップST15において、分析部
6は、図4(a)の電圧−残容量表より通話時の残容量
を導く。同様に、電圧検出部5により検出したモニタ電
圧がvcmであれば、図4(a)により残容量はtcm
あることがわかる。具体的には次のように処理する。i
を整数として、電圧検出部5の検出電圧vと図3(a)
の検出電圧vciとを順次比較し、v≧vciを満たす最
小のiを求める。このときのvciに対応するtciが残
容量である。そして、ステップST16に進む。
【0038】次に、ステップST16において、ステッ
プST14あるいはST15で求めた電池1の残容量値
を電池残量表示部7に表示する。例えば、「アトtm
ンシヨウカノウ」といった表示を行う。そして、処理を
ステップST11へ戻す。
【0039】以上のように、この実施例1によれば、
「待受」「通話」の2つの動作状態に応じて、それぞれ
の放電特性表に基づき電池残容量を導出するようにした
ので、携帯端末の動作状態が変化したときでも正確に電
池残量を予測できる。また、検出指示部により任意の時
点を指定して動作状態を求め、このときの動作状態に基
づき電池残量を予測するので、一定間隔でサンプリング
して動作状態を求める場合に比べ、最新の動作状態に基
づき正確な電池残量の予測ができる。
【0040】実施例2.なお、上記実施例1では「待
受」と「通話」の2つの動作状態がある場合の電池残量
を検出する装置について説明したが、2つ以上の動作状
態がある場合でもよい。例えば、nの異なる動作状態が
ある場合において、それぞれ動作状態をS1,S2・・・
nとし、それぞれの動作状態に対応する電池の放電特
性表に基づき電池残量を検出するようにしてもよい。
【0041】すなわち、実施例1の場合、図1の分析部
6のROMa6a−1、ROMb6b−2に「待受」
「通話」それぞれに対応する2つの放電特性表(図3及
び図4)を記憶させていたのに対し、この実施例2で
は、分析部6にR0Mをn個備え(図示しないROM6
a−1、・・・、ROM6b−n)、合計n個の放電特
性表を記憶させている。なお、この実施例2の電池残量
検出装置の構成は、上記ROM6bの部分を除き、図1
の電池1、・・・、検出指示部9を備える点で図1の構
成と同じである。
【0042】このときの動作について、図5に示すフロ
ーチャートに基づき説明する。ステップST21におい
て、電池残量の表示要求がなされているかどうか判別す
る。この要求は、例えばユーザによる、図示しないキー
の操作により与えられたり、あるいは、予め定められた
一定時間間隔で自動的に要求されたりする。ここで要求
が「無」ならばST21に戻り、「有」ならばST22
に進む。
【0043】次に、ステップST22において、分析部
6は電圧検出部5が検出したモニタ電圧の電圧値を読み
込む。
【0044】次に、ステップST23において、分析部
6はこの携帯端末の動作状態がS1、S2、・・・、Sn
のいずれであるかを識別する。そして、動作状態に応じ
てそれぞれ対応する次のステップに進む。すなわち、動
作状態がS1ならばステップST24−1に進み、動作
状態がS2ならばステップST24−2に進む。以下、
同様にして動作状態S3、・・・SnのときステップST
24−3、・・・ST24−nにそれぞれ進む。
【0045】次に、ステップST24−1、・・・ST
24−nにおいて、分析部6は、図示しないROM6b
−1、・・・6b−nに記憶されているn個の電圧−残
容量表のうちから対応する1つの電圧−残容量表を選択
し、この選択された電圧−残容量表に基づき待受時の残
容量を導く。これら電圧−残容量表は、図3及び図4に
示すものと同様のものである。このように、動作状態に
応じて電池の残容量を求めてからステップST25に進
む。
【0046】次に、ステップST25において、ステッ
プST24−1、・・・ST24−nで求めた電池1の
残容量値を電池残量表示部7に表示する。例えば、「ア
トtmフンシヨウカノウ」といった表示を行う。そし
て、処理をステップST21へ戻す。
【0047】以上のように、この実施例2によれば、S
1、・・・Snのn個の動作状態に対応して、それぞれの
放電特性表に基づき電池残容量を導出するようにしたの
で、多数の動作状態をもつ携帯端末において、動作状態
が変化したときでも正確に電池残量を予測できる。すな
わち、2つの放電特性表による電池残量予測の場合に比
べ、きめ細かな予測が可能になる。
【0048】実施例3.上記実施例1及び2は、任意の
時点において動作状態の検出要求があったときの動作状
態に基づき電池残容量を導出し、表示させるようにした
ものを示した。すなわち、現在の動作状態のみに基づき
電池残容量を求めており、それまでの過去の動作状態を
考慮していなかった。
【0049】しかし、これに限らず、一定間隔のサンプ
リングタイミングによりその都度動作状態を識別し、そ
のときの消費電流値を求めてそれらを加算するととも
に、電池残容量の表示要求があったときに加算された消
費電流値から平均消費電流を算出し、この平均消費電流
とモニタ電圧とに基づき電池残容量を導出し表示するよ
うにしてもよい。
【0050】図6にこの実施例3の電池残量検出装置の
構成を示す。同図において、6fは分析部6に内蔵さ
れ、複数の動作状態とそれらに対応する携帯端末の消費
電流との関係を示すテーブルが予め記憶されている第2
のROM6f−1、6f−2、・・・、6f−n、10
は一定間隔のサンプリングタイミングを発生するタイマ
である。なお、電池1、電源スイッチ2、電源制御部
3、分圧部4、電圧検出部5、分析部6、電池残量表示
部7、動作状態検出部8は、図1に示すものと同じ、あ
るいは相当する構成要素である。
【0051】次に動作について説明する。電源制御部3
が分析部6の命令に基づき電源スイッチ2をオンする。
これにより、電池1が出力する電圧は分圧部4に供給さ
れる。分圧部4は、電池1が出力する電圧を電圧検出部
5により検出できるように所定の電圧に分圧する。電圧
検出部5はこの分圧されたモニタ電圧のレベルを検出す
る。
【0052】また、動作状態検出部8は、タイマ回路1
0が発生する一定間隔のサンプリングタイミングに基づ
き、携帯端末の動作状態を検出し、分析部6のI/O6
eに対して出力する。分析部6は、動作状態検出部8の
出力により動作状態を識別し、それら動作状態をROM
6f−1、6f−2、・・・、6f−nにより消費電流
値に換算して過去の(動作開始から前回のサンプリング
タイミングまでの)消費電流値和に加算する(消費電流
加算処理)。そして、電池残量表示の要求があったとき
は加算された消費電流値和により平均値を求め、これと
電圧検出部5が検出したモニタ電圧のレベルに基づき以
下に説明する処理を行い、電池残量を検出してその結果
を電池残量表示部7に表示する(電池残量表示処理)。
【0053】次に、この実施例3の電池残量検出装置の
動作について説明する。まず、2つの処理(消費電流加
算処理、電池残量表示処理)のうちの消費電流加算処理
の動作について、図7のフローチャート及び図8の消費
電流の時間変化を示すグラフに基づいて説明する。図8
は、時間の経過に伴い動作状態が状態S0、S1、S2
3、S0、・・・というように変化して携帯端末の消費
電流が変化する様子を示しており、状態S0、S1
2、S3、・・・のときの消費電流はそれぞれi0
1、i2、i3、・・・であることが予め分かってい
る。そして、この動作状態Siと消費電流iiとの関係を
示すテーブルがROM6f−1、6f−2、・・・、6
f−nに記憶されている。また、同図において、T0
1、T2、・・・、Tnはタイマ回路10によるサンプ
リングタイミングを、Tはタイマ回路10が発生する信
号のサンプリング周期を示している。
【0054】ところで、図7のフローチャートは、図8
のサンプリング周期T(サンプリングタイミングT0
1、・・・)ごとに起動される。同図において、ステ
ップST31で、分析部6は、タイマ回路10がサンプ
リングパルスを発生した時点の動作状態を、動作状態検
出部8の出力に基づき識別する。動作状態には、上記の
ようにS1、・・・、Snのn個の状態がある。
【0055】次に、ステップST32において、分析部
6は、ステップST31で求めた動作状態S1、・・
・、Snを、ROM6f−1、6f−2、・・・、6f
−nのテーブルに基づき対応する消費電流(I1、・・
・、In)に変換する。こうして求められた消費電流を
電流値Iとする。すなわち、状態S0、S1、・・・、S
nに対応してI←I1、I←I2、・・・、I←Inとす
る。
【0056】次に、ステップST33において、分析部
6は、ステップST32で求めた現時点における消費電
流Iを消費電流和ISUMに加算し、新たな電流和IS
UMとする。すなわち、ISUM←ISUM+Iとす
る。
【0057】次に、ステップST34において、分析部
6は、サンプル数Nを1つ増加させる(N←N+1)。
そして図7のフローチャートによる処理を終了する。な
お、ISUM及びNは、電池残量検出装置が動作を開始
する時点においてリセットされているものとする。
【0058】この処理により、分析部6は、携帯端末の
過去の、すなわち動作開始から現在にいたるまでの消費
電流の合計値を得ることができる。このことにより、ど
の程度、電池が実際に消耗したかを知ることができる。
【0059】次に、電池残量表示処理について、図9に
示すフローチャートに基づき説明する。まず、ステップ
ST41において、分析部6は、電池残量の表示要求が
あるかどうか判別する。表示要求「有」ならばステップ
ST42に進む。表示要求「無」ならばステップST4
1に戻る。
【0060】次に、ステップST42において、分析部
6は、電圧検出部5の出力のモニタ電圧を読み込む。
【0061】次に、ステップST43において、分析部
6は、図7に示した消費電流加算処理により求めた電流
和ISUMとサンプル数Nとに基づき平均電流Iave
求める。ここで平均電流はIave=ISUM/Nで与え
られる。
【0062】次に、ステップST44において、分析部
6は、ROM6b−1、6b−2、・・・、6b−nか
ら平均電流Iaveに対応する電圧−電池残容量表を選択
し、電池の残容量を導出する。この、電圧−電池残容量
表の選択は、予めROM6b−1、6b−2、・・・、
6b−n上に記憶された、いくつかの異なるIaveに対
する電圧−電池残容量表の中から、現在の平均電流I
aveに最も近い電圧−電池残容量表を選択することによ
り行われる。なお、これら電圧−電池残容量表は、動作
状態ごとでなく平均消費電流ごとに作成されている点を
除き、図3及び図4に示すものと同様のものである。
【0063】次に、ステップST45において、分析部
6は、ステップST44で求めた電池1の残容量値を電
池残量表示部7に表示する。例えば、「アトtmフンシ
ヨウカノウ」といった表示を行う。そして、処理をステ
ップST41へ戻す。
【0064】以上のように、この実施例3によれば、S
1、・・・、Snのn個の動作状態に対応して消費電流を
求めた後、平均消費電流を求め、この平均消費電流に対
応した放電特性表に基づき電池残容量を導出するように
したので、携帯端末の動作開始から現在までの動作状況
に応じて電池残量を予測できて、より正確な予測が可能
となる。さらに、消費電流を動作状態に基づき求めてい
るので電流検出手段が不要であり、構成が簡単になる。
【0065】実施例4.上記実施例3では、動作状態に
基づき機器の消費電流を求めたが、これに限らず、電流
検出部を設けて直接消費電流を求めるようにしてもよ
い。
【0066】図10にこの実施例4の電池残量検出装置
の構成を示す。同図において、11は携帯端末の消費電
流を測定して分析部6のI/O6eに対し出力する電流
検出部である。なお、電池1、電源スイッチ2、電源制
御部3、分圧部4、電圧検出部5、電池残量表示部7、
タイマ回路10は、図6に示すものと同じ、あるいは相
当する構成要素である。また、分析部6はROM6f−
1、6f−1、・・・を備えない点で図6の場合と異な
る。
【0067】次に動作について説明する。電源制御部3
が分析部6の命令に基づき電源スイッチ2をオンする。
これにより、電池1が出力する電圧は分圧部4に供給さ
れる。分圧部4は、電池1が出力する電圧を電圧検出部
5により検出できるように所定の電圧に分圧する。電圧
検出部5はこの分圧されたモニタ電圧のレベルを検出す
る。また、電流検出部11は電源スイッチ2の出力にお
ける電流を測定し、消費電流値として分析部6に対し出
力する。
【0068】また、分析部6は、タイマ回路10が発生
する一定間隔のサンプリングタイミングごとに、電流検
出部11が出力する消費電流値Iを加算する(消費電流
加算処理)。そして、電池残量表示の要求があったとき
は加算された消費電流値の平均値を求め、これと電圧検
出部5が検出したモニタ電圧のレベルに基づき電池残量
を検出してその結果を電池残量表示部7に表示する(電
池残量表示処理)。
【0069】次に、この実施例4の消費電流加算処理の
動作について、図11のフローチャートに基づいて説明
する。ここで、図9のフローチャートは、サンプリング
周期Tごとに起動される。
【0070】まず、ステップST51において、分析部
6は、電流検出部11が求めた携帯端末の消費電流I
を、サンプリング周期Tごとに読み込む。
【0071】次に、ステップST52において、分析部
6は、ステップST51で読み込んだ消費電流Iを消費
電流和ISUMに加算し、新たな電流和ISUMとす
る。すなわち、ISUM←ISUM+Iとする。
【0072】次に、ステップST53において、分析部
6は、サンプル数Nを1つ増加させる(N←N+1)。
そして図11のフローチャートによる処理を終了する。
なお、ISUM及びNは、電池残量検出装置が動作を開
始する時点においてリセットされているものとする。
【0073】この処理により、分析部6は、携帯端末の
過去の、すなわち動作開始から現在にいたるまでの消費
電流の合計値を得ることができる。このことにより、ど
の程度、電池が実際に消耗したかを知ることができる。
【0074】なお、電池残量表示処理は、図9に示す処
理と同様であるので、その説明は省略する。
【0075】以上のように、この実施例4によれば、電
流検出部により消費電流を求めた後、平均消費電流を求
め、この平均消費電流に対応した放電特性表に基づき電
池残容量を導出するようにしたので、携帯端末の動作開
始から現在までの動作状況に応じて電池残量を予測でき
て、より正確な予測が可能となる。さらに、電流検出手
段により実際の消費電流を求めているので、動作状態か
ら消費電流に変換するテーブルが不要になるとともに、
より実際の使用状態に近い条件で残量検出できる。
【0076】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、電池の出力電圧を検出する電圧検出手段と、上記電
池が用いられている機器の動作状態を検出する動作状態
検出手段と、上記機器の動作状態それぞれに対応する上
記電池の放電特性表が予め記憶されている記憶手段と、
上記動作状態検出手段が検出する動作状態に基づき上記
記憶手段から放電特性表を選択するとともに、選択され
た上記放電特性表及び上記電圧検出手段が検出した出力
電圧に基づき上記電池の残量を求める電池残量予測手段
とを備えたので、複数の放電特性に基づき電池残量を予
測でき、電池残量を正確に検出することができる。
【0077】また、請求項2の発明によれば、電池の出
力電圧を検出する電圧検出手段と、上記電池の残量の検
出を指示する検出指示手段と、上記検出指示手段により
指示がなされたときに上記電池が用いられている機器の
動作状態を検出する動作状態検出手段と、上記機器の動
作状態それぞれに対応する上記電池の放電特性表が予め
記憶されている記憶手段と、上記動作状態検出手段が検
出する動作状態に基づき上記記憶手段から放電特性表を
選択するとともに、選択された上記放電特性表及び上記
電圧検出手段が検出した出力電圧に基づき上記電池の残
量を求める電池残量予測手段とを備えたので、現在の動
作状態に対応して放電特性を選択して電池残量を正確に
検出できる。
【0078】また、請求項3の発明によれば、電池の出
力電圧を検出する電圧検出手段と、上記電池が用いられ
ている機器の動作状態を検出する動作状態検出手段と、
上記機器の動作状態それぞれに対応する上記機器の消費
電流が予め記憶されている第1の記憶手段と、上記機器
の消費電流それぞれに対応する上記電池の放電特性表が
予め記憶されている第2の記憶手段と、予め定められた
間隔でサンプリングパルスを発生するタイマ回路と、上
記タイマ回路がサンプリングパルスを出力したときに上
記機器の動作状態に対応する上記機器の消費電流を上記
動作状態検出手段及び上記第1の記憶手段により求める
とともに、求められた消費電流と前回までのサンプリン
グパルスの出力のときの消費電流とから平均消費電流を
求め、さらに、上記平均消費電流に基づき上記第2の記
憶手段から放電特性表を選択するとともに、選択された
放電特性表及び上記電圧検出手段が検出した出力電圧に
基づき上記電池の残量を求める電池残量予測手段とを備
えたので、過去の動作状態を考慮した放電特性を選択し
て電池残量を正確に検出できる。
【0079】また、請求項4の発明によれば、電池の出
力電圧を検出する電圧検出手段と、上記電池が用いられ
ている機器の消費電流を検出する電流検出手段と、上記
機器の消費電流それぞれに対応する上記電池の放電特性
表が予め記憶されている記憶手段と、予め定められた間
隔でサンプリングパルスを発生するタイマ回路と、上記
タイマ回路がサンプリングパルスを出力したときに上記
電流検出手段が検出した消費電流と前回までのサンプリ
ングパルスの出力のときの消費電流とから上記機器の平
均消費電流を求め、上記平均消費電流に基づき上記記憶
手段から放電特性表を選択するとともに、選択された放
電特性表及び上記電圧検出手段が検出した出力電圧に基
づき上記電池の残量を求める電池残量予測手段とを備え
たので、正確な消費電流に基づき、過去の動作状態をよ
り正確に考慮した放電特性を選択して電池残量を正確に
検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1の電池残量検出装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施例1の分析部の動作を示すフ
ローチャートである。
【図3】 この発明の実施例1の待受時の電池残容量及
び放電特性を示す図である。
【図4】 この発明の実施例1の通話時の電池残容量及
び放電特性を示す図である。
【図5】 この発明の実施例2の分析部の動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】 この発明の実施例3の電池残量検出装置の構
成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施例3の分析部の消費電流加算
処理動作を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施例3における消費電流の時間
変化の一例を示す図である。
【図9】 この発明の実施例3の分析部の電池残量表示
処理動作を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施例4の電池残量検出装置の
構成を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施例4の分析部の消費電流加
算処理動作を示すフローチャートである。
【図12】 従来の電池残量検出装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図13】 従来の電池残量検出装置の分析部の動作を
示すフローチャートである。
【図14】 従来の電池残量検出装置の電池残容量及び
放電特性を示す図である。
【符号の説明】
1 電池、2 電源スイッチ、3 電源制御部、4 分
圧部、5 電圧検出部 6 分析部、7 電池残量表示部、8 動作状態検出
部、9 検出指示部、10タイマ回路、11 電流検出

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池の出力電圧を検出する電圧検出手段
    と、上記電池が用いられている機器の動作状態を検出す
    る動作状態検出手段と、上記機器の動作状態それぞれに
    対応する上記電池の放電特性表が予め記憶されている記
    憶手段と、上記動作状態検出手段が検出する動作状態に
    基づき上記記憶手段から放電特性表を選択するととも
    に、選択された上記放電特性表及び上記電圧検出手段が
    検出した出力電圧に基づき上記電池の残量を求める電池
    残量予測手段とを備えた電池残量検出装置。
  2. 【請求項2】 電池の出力電圧を検出する電圧検出手段
    と、上記電池の残量の検出を指示する検出指示手段と、
    上記検出指示手段により指示がなされたときに上記電池
    が用いられている機器の動作状態を検出する動作状態検
    出手段と、上記機器の動作状態それぞれに対応する上記
    電池の放電特性表が予め記憶されている記憶手段と、上
    記動作状態検出手段が検出する動作状態に基づき上記記
    憶手段から放電特性表を選択するとともに、選択された
    上記放電特性表及び上記電圧検出手段が検出した出力電
    圧に基づき上記電池の残量を求める電池残量予測手段と
    を備えた電池残量検出装置。
  3. 【請求項3】 電池の出力電圧を検出する電圧検出手段
    と、上記電池が用いられている機器の動作状態を検出す
    る動作状態検出手段と、上記機器の動作状態それぞれに
    対応する上記機器の消費電流が予め記憶されている第1
    の記憶手段と、上記機器の消費電流それぞれに対応する
    上記電池の放電特性表が予め記憶されている第2の記憶
    手段と、予め定められた間隔でサンプリングパルスを発
    生するタイマ回路と、上記タイマ回路がサンプリングパ
    ルスを出力したときに上記機器の動作状態に対応する上
    記機器の消費電流を上記動作状態検出手段及び上記第1
    の記憶手段により求めるとともに、求められた消費電流
    と前回までのサンプリングパルスの出力のときの消費電
    流とから平均消費電流を求め、さらに、上記平均消費電
    流に基づき上記第2の記憶手段から放電特性表を選択す
    るとともに、選択された放電特性表及び上記電圧検出手
    段が検出した出力電圧に基づき上記電池の残量を求める
    電池残量予測手段とを備えた電池残量検出装置。
  4. 【請求項4】 電池の出力電圧を検出する電圧検出手段
    と、上記電池が用いられている機器の消費電流を検出す
    る電流検出手段と、上記機器の消費電流それぞれに対応
    する上記電池の放電特性表が予め記憶されている記憶手
    段と、予め定められた間隔でサンプリングパルスを発生
    するタイマ回路と、上記タイマ回路がサンプリングパル
    スを出力したときに上記電流検出手段が検出した消費電
    流と前回までのサンプリングパルスの出力のときの消費
    電流とから上記機器の平均消費電流を求め、上記平均消
    費電流に基づき上記記憶手段から放電特性表を選択する
    とともに、選択された放電特性表及び上記電圧検出手段
    が検出した出力電圧に基づき上記電池の残量を求める電
    池残量予測手段とを備えた電池残量検出装置。
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