JPH0728159Y2 - 散布機のホースリール装置 - Google Patents
散布機のホースリール装置Info
- Publication number
- JPH0728159Y2 JPH0728159Y2 JP9164092U JP9164092U JPH0728159Y2 JP H0728159 Y2 JPH0728159 Y2 JP H0728159Y2 JP 9164092 U JP9164092 U JP 9164092U JP 9164092 U JP9164092 U JP 9164092U JP H0728159 Y2 JPH0728159 Y2 JP H0728159Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- hose reel
- hose
- drive plate
- spreader
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
- Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Special Spraying Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車などに搭載さ
れる散布機のホースリールに、地上の送液ポンプに接続
される送液ホースを巻収すると共に、このホースリール
をクラッチを介して原動機により駆動するようにした散
布機のホースリール装置に関するものである。
れる散布機のホースリールに、地上の送液ポンプに接続
される送液ホースを巻収すると共に、このホースリール
をクラッチを介して原動機により駆動するようにした散
布機のホースリール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の散布機のホースリール装
置を図2,図3について説明する。図において、1は自
走車、2は地上に設置した送液ポンプで、農薬槽3に接
続されると共にエンジン4により駆動される。5は自走
車1上に設置されるホースリールで、送液ポンプ2に接
続される送液ホース6が巻収される。7は散布ノズル
で、コントロールコック8を有する配管9によりホース
リール5のリール軸5aに連通されている。10は散布
ノズル7からの農薬を拡散する送風機で、エンジン11
により駆動される。12はホースリール5のリール軸5
aに装着されるトルクリミッターで、リール軸5aに連
接される被駆動軸12aと、この被駆動軸12aに設け
られる円板部12bと、この円板部12bに沿うように
被駆動軸12aに嵌装されるライニング12cと、この
ライニング12cに沿うように被駆動軸12aに回転可
能に装着される駆動板12dと、この駆動板12dに沿
うように被駆動軸12aに嵌装されるライニング12e
と、このライニング12eに沿うように被駆動軸12a
に嵌装されるライニング押え板12fと、このライニン
グ押え板12fとで押圧部材を構成する皿形リングスプ
リング12gと、被駆動軸12aに螺合されて皿形リン
グスプリング12gをワッシャ12hを介して止めるト
ルク調節ネジ12iとで構成されている。13は駆動板
12dとエンジン11との駆動経路に装着されるクラッ
チで、クラッチレバー14により入切される。
置を図2,図3について説明する。図において、1は自
走車、2は地上に設置した送液ポンプで、農薬槽3に接
続されると共にエンジン4により駆動される。5は自走
車1上に設置されるホースリールで、送液ポンプ2に接
続される送液ホース6が巻収される。7は散布ノズル
で、コントロールコック8を有する配管9によりホース
リール5のリール軸5aに連通されている。10は散布
ノズル7からの農薬を拡散する送風機で、エンジン11
により駆動される。12はホースリール5のリール軸5
aに装着されるトルクリミッターで、リール軸5aに連
接される被駆動軸12aと、この被駆動軸12aに設け
られる円板部12bと、この円板部12bに沿うように
被駆動軸12aに嵌装されるライニング12cと、この
ライニング12cに沿うように被駆動軸12aに回転可
能に装着される駆動板12dと、この駆動板12dに沿
うように被駆動軸12aに嵌装されるライニング12e
と、このライニング12eに沿うように被駆動軸12a
に嵌装されるライニング押え板12fと、このライニン
グ押え板12fとで押圧部材を構成する皿形リングスプ
リング12gと、被駆動軸12aに螺合されて皿形リン
グスプリング12gをワッシャ12hを介して止めるト
ルク調節ネジ12iとで構成されている。13は駆動板
12dとエンジン11との駆動経路に装着されるクラッ
チで、クラッチレバー14により入切される。
【0003】次に動作について説明する。地上において
エンジン4を駆動して送液ポンプ2を回すと共に、自走
車1上のエンジン11も駆動して送風機10も回してお
く。この状態でコントロールコック8を開くと、送液ポ
ンプ2から送液ホース6,配管9を通って散布ノズル7
から農薬が散布される。今、自走車1が送液ポンプ2か
ら離れる方向に移動するときには、クラッチレバー14
を想像線で示す位置に回動してクラッチ13を切ると、
ホースリール5がフリーになって送液ホース6が自動的
に繰り出される。そして、自走車1が逆に送液ポンプ2
に近づく方向に移動するときには、クラッチレバー14
を実線で示す位置に回動してクラッチ13を入れると、
ホースリール5はトルクリミッター12を介してエンジ
ン11により駆動されるので、必要分ずつ送液ホース6
がホースリール5に巻き取られてゆく。
エンジン4を駆動して送液ポンプ2を回すと共に、自走
車1上のエンジン11も駆動して送風機10も回してお
く。この状態でコントロールコック8を開くと、送液ポ
ンプ2から送液ホース6,配管9を通って散布ノズル7
から農薬が散布される。今、自走車1が送液ポンプ2か
ら離れる方向に移動するときには、クラッチレバー14
を想像線で示す位置に回動してクラッチ13を切ると、
ホースリール5がフリーになって送液ホース6が自動的
に繰り出される。そして、自走車1が逆に送液ポンプ2
に近づく方向に移動するときには、クラッチレバー14
を実線で示す位置に回動してクラッチ13を入れると、
ホースリール5はトルクリミッター12を介してエンジ
ン11により駆動されるので、必要分ずつ送液ホース6
がホースリール5に巻き取られてゆく。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の散布機のホース
リール装置は以上のように構成されているので、送液ホ
ース6を巻き取ってゆくときにはトルクリミッター12
が作用して無理巻きがなくスムーズな巻き取りができる
が、ホースリール5をフリーにして送液ホース6を繰り
出すとき、例えばホースリール5に巻かれた送液ホース
6の径が小さくなって回転数が上がったときに自走車1
が減速あるいは停止したときには、ホースリール5が空
転して思わぬホーストラブルが発生する。このトラブル
を解消するために、一般的には、ホースリール5の外側
に空転しない程度に軽く摩擦するものを常時押しつけて
いるが、摩滅がはげしくまた巻き取り時に余分の力が必
要になる等の問題点があった。
リール装置は以上のように構成されているので、送液ホ
ース6を巻き取ってゆくときにはトルクリミッター12
が作用して無理巻きがなくスムーズな巻き取りができる
が、ホースリール5をフリーにして送液ホース6を繰り
出すとき、例えばホースリール5に巻かれた送液ホース
6の径が小さくなって回転数が上がったときに自走車1
が減速あるいは停止したときには、ホースリール5が空
転して思わぬホーストラブルが発生する。このトラブル
を解消するために、一般的には、ホースリール5の外側
に空転しない程度に軽く摩擦するものを常時押しつけて
いるが、摩滅がはげしくまた巻き取り時に余分の力が必
要になる等の問題点があった。
【0005】この考案はかかる問題点を解消するために
なされたもので、巻き取り時に影響を与えずにホースリ
ールの繰り出し時の空転を防止できる散布機のホースリ
ール装置を得ることを目的とする。
なされたもので、巻き取り時に影響を与えずにホースリ
ールの繰り出し時の空転を防止できる散布機のホースリ
ール装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案に係る散布機の
ホースリール装置は、クラッチを入切するクラッチレバ
ーに連動されかつクラッチ入のときにはトルクリミッタ
ーの駆動板から離れると共にクラッチ切のときにはブレ
ーキバネの押圧力により駆動板に押圧されるブレーキシ
ューを備えたものである。
ホースリール装置は、クラッチを入切するクラッチレバ
ーに連動されかつクラッチ入のときにはトルクリミッタ
ーの駆動板から離れると共にクラッチ切のときにはブレ
ーキバネの押圧力により駆動板に押圧されるブレーキシ
ューを備えたものである。
【0007】
【作用】この考案においては、クラッチが入った巻き取
り時にはトルクリミッターの駆動板からブレーキシュー
が離れるのでブレーキ作用はなく、クラッチが切れた繰
り出し時にはブレーキシューがトルクリミッターの駆動
板に押圧されてブレーキが作用するので、送液ホースは
トルクリミッターの作用により繰り出され、空転が防止
される。
り時にはトルクリミッターの駆動板からブレーキシュー
が離れるのでブレーキ作用はなく、クラッチが切れた繰
り出し時にはブレーキシューがトルクリミッターの駆動
板に押圧されてブレーキが作用するので、送液ホースは
トルクリミッターの作用により繰り出され、空転が防止
される。
【0008】
【実施例】この考案の一実施例を図1について説明す
る。図1は概略図で、前記した従来装置と同一または相
当部分には同一符号を付して説明を省略する。図におい
て、14Aはクラッチレバーで、クラッチ13を操作杆
15を介して入切させる。16はブレーキシューで、ク
ラッチレバー14Aに連動して駆動板12dに接離す
る。17はブレーキバネで、ブレーキシュー16の押圧
力を設定する。
る。図1は概略図で、前記した従来装置と同一または相
当部分には同一符号を付して説明を省略する。図におい
て、14Aはクラッチレバーで、クラッチ13を操作杆
15を介して入切させる。16はブレーキシューで、ク
ラッチレバー14Aに連動して駆動板12dに接離す
る。17はブレーキバネで、ブレーキシュー16の押圧
力を設定する。
【0009】今、クラッチレバー14Aを図中矢印18
で示す方向に操作してクラッチ15を切ると、ホースリ
ール5がフリーになって送液ホース6が自動的に繰り出
される。しかしこの時に、クラッチレバー14Aと連動
してブレーキシュー16が図中矢印19で示す方向に回
転して、ブレーキバネ17の押圧力によって駆動板12
dに押圧されてブレーキが作用するので、送液ホース6
はトルクリミッター12の作用により繰り出されて、減
速あるいは停止時のホースリール5の空転が防止され
る。なお、ブレーキバネ17によってブレーキ力の調節
を行なう。
で示す方向に操作してクラッチ15を切ると、ホースリ
ール5がフリーになって送液ホース6が自動的に繰り出
される。しかしこの時に、クラッチレバー14Aと連動
してブレーキシュー16が図中矢印19で示す方向に回
転して、ブレーキバネ17の押圧力によって駆動板12
dに押圧されてブレーキが作用するので、送液ホース6
はトルクリミッター12の作用により繰り出されて、減
速あるいは停止時のホースリール5の空転が防止され
る。なお、ブレーキバネ17によってブレーキ力の調節
を行なう。
【0010】そして、クラッチレバー14Aを図中実線
で示す位置に戻してクラッチ15を入れると、ホースリ
ール5はトルクリミッター12を介してエンジン11に
より駆動されて、必要分ずつ送液ホース6がホースリー
ル5に巻き取られる。この時、クラッチレバー14Aと
連動してブレーキシュー16も図中実線で示す位置に戻
って駆動板12dから離れるので、ブレーキ作用はな
く、ブレーキシューがはげしく摩滅したりまた巻き取り
に余分の力が必要になるということがない。
で示す位置に戻してクラッチ15を入れると、ホースリ
ール5はトルクリミッター12を介してエンジン11に
より駆動されて、必要分ずつ送液ホース6がホースリー
ル5に巻き取られる。この時、クラッチレバー14Aと
連動してブレーキシュー16も図中実線で示す位置に戻
って駆動板12dから離れるので、ブレーキ作用はな
く、ブレーキシューがはげしく摩滅したりまた巻き取り
に余分の力が必要になるということがない。
【0011】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば巻き取
り時に影響を与えずにホースリールの繰り出し時の空転
を防止できるという効果が得られる。
り時に影響を与えずにホースリールの繰り出し時の空転
を防止できるという効果が得られる。
【図1】この考案の一実施例を示す概略図である。
【図2】従来装置を示す概略図である。
【図3】図2のトルクリミッターを示す拡大図である。
1 自走車 2 送液ポンプ 5 ホースリール 5a リール軸 6 送液ホース 7 散布ノズル 11 エンジン 12 トルクリミッター 12a 被駆動軸 12c,12e ライニング 12d 駆動板 12f,12g 押圧部材 12i トルク調節ネジ 13 クラッチ 14A クラッチレバー 16 ブレーキシュー 17 ブレーキバネ
Claims (1)
- 【請求項1】 走行状態で使用される散布機のホースリ
ールに、地上の送液ポンプに接続される送液ホースを巻
収すると共に、このホースリールをクラッチを介して原
動機により駆動するようにし、 さらに前記ホースリールのリール軸側となる被駆動軸
と、この被駆動軸に回転可能に装着されかつ前記クラッ
チ側に接続される駆動板と、この駆動板の両側に配置さ
れるライニングと、この一方のライニング側から押圧す
る押圧部材と、この押圧部材の押圧力を調節するトルク
調節ネジとからなるトルクリミッターを備える散布機の
ホースリール装置において、 前記クラッチを入切するクラッチレバー、およびこのク
ラッチレバーに連動されかつクラッチ入のときには前記
駆動板から離れると共にクラッチ切のときにはブレーキ
バネの押圧力により前記駆動板に押圧されるブレーキシ
ューを備えたことを特徴とする散布機のホースリール装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9164092U JPH0728159Y2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 散布機のホースリール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9164092U JPH0728159Y2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 散布機のホースリール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0649400U JPH0649400U (ja) | 1994-07-05 |
JPH0728159Y2 true JPH0728159Y2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=14032131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9164092U Expired - Lifetime JPH0728159Y2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 散布機のホースリール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728159Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4499858B2 (ja) * | 1999-11-30 | 2010-07-07 | ニューデルタ工業株式会社 | 動力噴霧機用ホース巻取機構 |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP9164092U patent/JPH0728159Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0649400U (ja) | 1994-07-05 |
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