JPH07280528A - トロリー線摩耗測定装置の検定治具 - Google Patents

トロリー線摩耗測定装置の検定治具

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JPH07280528A
JPH07280528A JP9916094A JP9916094A JPH07280528A JP H07280528 A JPH07280528 A JP H07280528A JP 9916094 A JP9916094 A JP 9916094A JP 9916094 A JP9916094 A JP 9916094A JP H07280528 A JPH07280528 A JP H07280528A
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JP
Japan
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trolley wire
base block
reference plate
wear
steps
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Pending
Application number
JP9916094A
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English (en)
Inventor
Hideo Hirokawa
英夫 廣川
Tomoyuki Yamazaki
友之 山崎
Nobuyuki Iizuka
信行 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 トロリー線摩耗測定装置の正否を検定する、
軽量で効率的な検定治具5を提供する。 【構成】 摩耗測定部に装着可能とされ、上部に嵌入溝
511 を有するベースブロック51と、嵌入溝511 に対して
移動自由に嵌入され、上面521 に、トロリー線1の残存
直径φ1 〜φn に相当する複数の基準段差D1 〜Dn
有する基準板52、および、ベースブロック51の両端に固
定され、嵌入された基準板52を保持する2個の保持具53
a,53b とよりなり、基準板52の側面に、各基準段差D1
〜Dn が対応するトロリー線1の残存直径の数値(××
mm)を表示し、ベースブロック51の側面に、各数値に
対する共通の表示窓512 を設けて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トロリー線摩耗測定
装置の摩耗測定部の正否を検定する治具に関する。
【0002】
【従来の技術】JRなどにおいては、トロリー線の摩耗
状態を管理するために、電気検測車に摩耗測定装置を搭
載し、営業列車並の高速走行により摩耗測定がなされて
いる。ただし、この測定では局部的に散在する異常な摩
耗や変形などは測定が困難であるため、別途、保守作業
車に検測員が搭乗し、手作業により局部摩耗などが測定
されている。しかし手作業測定は非能率であるので、こ
れを改善するために、この出願人により、保守作業車に
搭載する局部摩耗測定装置が開発され、特願平5−29
0135号「トロリー線測定装置」と特願平5−290
136号「ダブルトロリー線摩耗測定装置」が、それぞ
れ特許出願されている。
【0003】図3および図4は、上記の特許出願にかか
る「トロリー線測定装置」の一実施例における、局部摩
耗測定装置を示す。図3は局部摩耗測定装置の構成を示
し、保守作業車2の架台2a に、回動機構3a とアーム
機構3b よりなる追従機構3を設け、アーム機構3b の
上端に、鼓型の2個のガイドローラ41a,41b と、投光部
42、および受光部43を有する摩耗測定部4が取付られ
る。保守作業車2の走行に従って上下左右に位置が変位
するトロリー線1に対して、追従機構3により両ガイド
ローラ41a,41b が追従し、それぞれの回転軸411 にトロ
リー線1の底面が接触する。図4において、投光部42と
受光部43はトロリー線1の両側に対向して配設され、投
光部42の光源421 より平行光帯LT が鉛直上方に出力さ
れ、これがミラー422 により水平方向に反射され、上記
により回転軸411 に接触しているトロリー線1の側面に
投射される。投射された平行光帯LT の一部はトロリー
線1により遮断され、他の部分はトロリー線1の上側と
下側を透過し、この透過光LR は受光部43のミラー431
により鉛直下方に反射されてCCDセンサ432 の素子s
に受光され、受光した素子sの位置により、トロリー線
1の高さ直径(残存直径という)が測定される。この場
合、保守作業車2は時速10〜20km程度の低速で走
行して局部摩耗などが精密に測定される。なお付言する
と、追従機構3の回動機構3a の水平方向の回動角によ
り、トロリー線1の左右変位が測定され、またアーム機
構3b の垂直方向の傾斜角により、上下変位が測定され
ている。また、上記の特許出願にかかる「ダブルトロリ
ー線摩耗測定装置」も、上記と同様な鼓型の2個のガイ
ドローラを有し、並行する2条のトロリー線の摩耗がと
もに測定される。
【0004】上記の局部摩耗測定装置は、つねに正しい
摩耗測定ができるように適当に周期で点検される。とく
に摩耗測定部4は、両ミラー422,431 の位置または角度
の狂い、または汚損などにより測定値が不正確となるこ
とがあり、これに対して、次に述べる方法により摩耗測
定部4の検定がなされている。図5において、1’は検
定に使用される基準丸棒を示す。基準丸棒1’は適当な
金属により製作され、トロリー線1の残存直径に相当す
る、適当な刻み間隔の直径(φ1 〜φn )を有する#1
〜#nのn本を用意し、各基準丸棒1’の長さLは、両
ガイドローラ41a,41b の間隔よりやや長くする。これら
をトロリー線1の代わりに、両ガイドローラ41a,41b の
回転軸411 に順次に載置して平行光帯LT を投射する。
各基準丸棒1’により遮断されない透過光LR をCCD
センサ432 の素子sにより受光し、えられた各測定値を
各基準丸棒1’の直径φ1 〜φnに比較し、これらが一
致したときは摩耗測定部4は正常とされ、不一致のとき
は不良と判定されて所要の手直しがなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記において、トロリ
ー線1の残存直径の範囲を、例えば7mm〜17mm、
これに対する基準丸棒1’の直径φの刻み間隔を0.5
mmとすると、基準丸棒1’は21本となり、長さLは
少なくとも30cmが必要であるため、これら全体の重
量は20kgを越えて手軽に運搬できない。また、両ガ
イドローラに載置された基準丸棒1’は落下し易くて不
安定であり、さらに、多数の基準丸棒1’をいちいち取
り替えて行う検定作業は、作業性が良好でないなど欠点
が多い。そこで、軽量で効率的な検定治具が要望されて
いる。この発明は以上に鑑みてなされたもので、摩耗測
定部4の正否を検定する軽量で効率的な検定治具を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成したトロリー線摩耗測定装置の検定治具であっ
て、前記の摩耗測定部の、鼓型の2個のガイドローラに
装着可能とされ、上部に、トロリー線方向でかつ鉛直方
向の嵌入溝を有するベースブロックと、嵌入溝に対して
移動自由に嵌入され、上面に、トロリー線の残存直径に
相当する複数の基準段差を有する基準板、および、ベー
スブロックの両端に固定され、嵌入溝に嵌入された基準
板を保持する2個の保持具とにより構成される。上記に
おいて、基準板の側面の適当な位置に、各基準段差が対
応するトロリー線の残存直径の数値を表示し、ベースブ
ロックに、各数値に対して共通の表示窓を設けたもので
ある。
【0007】
【作用】上記の検定治具の検定作業においては、摩耗測
定部の両ガイドローラに検定治具を装着し、その基準板
に対して平行光帯を投射して基準板を順次に移動する
と、各基準段差により平行光帯は一部が遮断され、遮断
されない透過光はCCDセンサに受光され、それぞれに
対する測定値がえられる。各測定値をベースブロックの
表示窓に表示されたトロリー線の残存直径にそれぞれ比
較し、両者が一致したときは、摩耗測定部は正常とさ
れ、不一致のときは不良と判定される。上記において、
検定中の基準段差が対応する残存直径の数値は、ベース
ブロックの表示窓に表示されるので、基準段差の取り違
えなどによる混乱が防止されて、正しい検定が迅速にな
される。
【0008】
【実施例】図1は、この発明の一実施例における検定治
具5の構成を示す組立て図、図2は、検定治具5による
摩耗測定部4の検定方法の説明図である。図1におい
て、検定治具5は、上部に、トロリー線1の方向でかつ
鉛直方向の嵌入溝511 を有するベースブロック51と、嵌
入溝511 に対して移動自由に嵌入され、上面521 に、下
面522 に対する高さが、トロリー線1の残存直径φ1
φnに対応し、それぞれが平行光帯LT を遮断する複数
n個の基準段差D1 〜Dn を有する基準板52、および、
ベースブロック51の両端に固定され、嵌入溝511 に嵌入
された基準板52を保持する2個の保持具53a,53b とによ
り構成される。両保持具53a,53b は、付図(イ) に示すよ
うに、上部にスプリングSP を有し、嵌入溝511 に嵌入
した基準板52の上面521 をこのスプリングSP により押
圧して安定に保持する。またベースブロック51の中央部
の底面には、投射された平行光帯LT を妨げないよう
に、高さδZのクリアランスを設ける。さらに基準板52
の側面には、各基準段差D1 〜Dn が対応する残存直径
φ1 〜φn の数値(××mm)を、各基準段差と同一の
間隔に表示し、これに対してベースブロック51の一方の
端部の側面に表示窓512 を設ける。以上により構成され
た検定治具5の総重量は、各部を極力軽量化することに
より、10kg以下とすることが可能で、手軽に運搬で
きる。
【0009】図2により、検定治具5による摩耗測定部
4の検定方法の説明する。まず、両ガイドローラ41a,41
b の回転軸411,411 に、ベースブロック51を接触して検
定治具5を装着する。ついで基準板52を矢印Cのように
移動して、表示窓512 に表示された残存直径の数値(×
×mm)を読み取りながら、基準段差D1を投光部42に
対応させて平行光帯LT を投射し、その透過光LR をC
CDセンサ432 に受光し、えられた測定値を表示数値
(××mm)に比較する。同様に、各基準段差D2 〜D
n に対して順次に平行光帯LT を投射し、それぞれの測
定値を対応する表示数値に比較し、各測定値がすべて表
示数値と一致すれば、摩耗測定部4の測定は正しく、す
なわち正常とする。もし、いずれかの測定値または全測
定値が不一致のときは不良と判定し、摩耗測定部4に対
して所要の手直しを行う。以上により検定作業が終了す
る。上記の検定作業においては、トロリー線1の残存直
径の数値(××mm)が、ベースブロックの表示窓に表
示されるので、基準段差の取り違えなどによる混乱が防
止されて、正しい検定が迅速になされる。
【0010】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明による検
定治具は、摩耗測定部に装着してその基準板を移動し、
各基準段差に対して順次に平行光帯を投射してCCDセ
ンサに受光し、えられた各測定値を表示窓の数値に比較
することにより、摩耗測定部の正否を迅速に検定できる
もので、従来の検定治具に比較して軽量に構成されて運
搬が便利などの利点があり、トロリー線摩耗測定装置に
対する点検作業の効率化に寄与する効果には、大きいも
のがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例における検定治具
5の組立て図である。
【図2】図2は、検定治具5による測定値の検定方法の
説明図である。
【図3】図3は、特許出願にかかる「トロリー線測定装
置」の一実施例における、局部摩耗測定装置の構成図で
ある。
【図4】図4は、図3における投光部42と受光部43の構
成図である。
【図5】図5は、従来の検定用の基準丸棒1’の説明図
である。
【符号の説明】
1…トロリー線、1’…基準丸棒、2…保守作業車、2
a …架台、3…追従機構、3a …回動機構、3b …アー
ム機構、4…摩耗測定部、41a,41b …鼓型のガイドロー
ラ、411 …回転軸、42…投光部、421 …光源、422 …ミ
ラー、43…受光部、431 …ミラー、432 …CCDセン
サ、5…この発明の検定治具、51…ベースブロック、51
1 …嵌入溝、512 …表示窓52…基準板、521 …基準板の
上面、522 …基準板の下面、53a,53b …保持具、LT
平行光帯、LR …透過光、s…CCDセンサの素子、D
1 〜Dn …基準段差、φ1 〜φn …トロリー線の残存直
径、SP …スプリング、δZ…クリアランス。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】適当な間隔をなして配設され、トロリー線
    の底面が接触する鼓型の2個のガイドローラと、該接触
    したトロリー線の側面に対して、鉛直方向に平行な光帯
    を投射する投光部、および、該トロリー線の残存直径に
    より遮断されない、該平行光帯を受光するCCDセンサ
    を有する受光部とよりなる摩耗測定部を具備し、該残存
    直径を測定するトロリー線摩耗測定装置において、前記
    2個のガイドローラに装着可能とされ、上部に、トロリ
    ー線方向でかつ鉛直方向の嵌入溝を有するベースブロッ
    クと、該嵌入溝に対して移動自由に嵌入され、上面に、
    前記トロリー線の残存直径に相当する複数の基準段差を
    有し、前記平行光帯を遮断する基準板、および、前記ベ
    ースブロックの両端に固定され、前記嵌入溝に嵌入され
    た該基準板を保持する2個の保持具とにより構成された
    ことを特徴とする、トロリー線摩耗測定装置の検定治
    具。
  2. 【請求項2】前記基準板の側面の適当な位置に、前記各
    基準段差が対応する前記トロリー線の残存直径の数値を
    表示し、かつ、前記ベースブロックに、該各数値に対し
    て共通の表示窓を設けたことを特徴とする、請求項1記
    載のトロリー線摩耗測定装置の検定治具。
JP9916094A 1994-04-14 1994-04-14 トロリー線摩耗測定装置の検定治具 Pending JPH07280528A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013008600B3 (de) * 2013-05-22 2014-08-28 Db Netz Ag Verfahren zur optischen Fahrdrahtstärkenmessung einer Oberleitung des Schienenverkehrs

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013008600B3 (de) * 2013-05-22 2014-08-28 Db Netz Ag Verfahren zur optischen Fahrdrahtstärkenmessung einer Oberleitung des Schienenverkehrs

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