JPH07280309A

JPH07280309A - 換気扇カバー用取付具

Info

Publication number: JPH07280309A
Application number: JP6089105A
Authority: JP
Inventors: Tadashi Nimura; 義丹村; Teruhiko Kusunoki; 輝彦楠
Original assignee: SAN ALUM KOGYO KK; SUN ALUMINIUM IND
Current assignee: SAN ALUM KOGYO KK; SUN ALUMINIUM IND
Priority date: 1994-04-04
Filing date: 1994-04-04
Publication date: 1995-10-27
Anticipated expiration: 2014-05-17
Also published as: JP2892278B2

Abstract

(57)【要約】【目的】ばね線で１ピースからなる取付具において、
様々な高さを有する換気扇本体に対しても換気扇カバー
を自在に且つ容易に取付けることができる取付具を提供
する。【構成】換気扇カバーを換気扇本体に取付け取外し可
能に固定するための取付具が、１本のばね線を用いた１
ピースで構成され、かつ、一端に形成された換気扇カバ
ー端部係止用のフック部１と、該フック部から連続して
形成された１回又は複数回巻きのつる巻型ねじりばね部
２と、該つる巻型ねじりばね部から連続して形成された
１回又は複数回巻きのつまみ部３と、該つまみ部から連
続して他端に形成された換気扇係止用のフック部４と、
からなることを特徴とする換気扇カバー用取付具であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】本発明は、換気扇カバー用取付具に関し、
特に、様々な高さを有する換気扇本体に対しても換気扇
カバーを自在に且つ容易に取付けることができる取付具
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】換気扇
カバーは、一般に不織布等々のフィルターをアルミ薄製
等の枠に貼り付けられて構成されており、これを換気扇
本体に取り付けられるが、取付方式としては、粘着テー
プによる貼付け、磁石使用による固定、或いは、フック
を備えたばね式などがある。

【０００３】このうち、ばね式の取付具には、１本のば
ね線から構成される１ピースタイプと、２個の部材から
なる２ピースタイプとに大別される。

【０００４】後者の２ピースタイプは、取付具が２個の
部材をリング或いはフック部を介して接続されているた
め、取り扱いにくい欠点があり、また製作コトス高が問
題であるが、一端のフック部のサイズを大きくすること
により、換気扇カバーに係止し易い利点がある。

【０００５】一方、前者の１ピースタイプは、１個のば
ね線から構成されており、一例として、実開平３−１１
５３３７号公報に提案されているものがある。この取付
具は、図１に示すように、１本のばね線から構成され、
一端には、換気扇カバー本体７に開けた穴９に通すため
のフック部２(又は２２)と、更にコイルスプリング部５
(又は２５)と、同様にコイルスプリングからなるつまみ
部６(又は２６)と、他端のフック部３(又は２３)からな
っている。この取付具は、第３図のように使用時にはコ
イルスプリング５(又は２５)及び６(又は２６)が伸びる
タイプのものである。

【０００６】しかしながら、この１ピースタイプの取付
具は、後者の２ピースタイプに比べて製作コスト的には
有利であるが、ばね全体の線径が細いため、一端のフッ
ク部を換気扇カバーに係止するのに難がある等々、種々
の問題がある。例えば、しかしながら、換気扇カバーの
端にばね線の端のフック部を付き差すには線径が細いの
で難しいため、換気扇カバーの端に予め取付用の穴を開
けておく必要がある。また、このように換気扇カバーの
端に予め設けた取付用の穴に取付具を取付け、取付具の
つまみ部を把んで取付具全体を引き延ばす際、線径が細
いためにつまみ部を大きくできないため、つまみ部を手
で把みにくい欠点もある。

【０００７】本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、
ばね線で１ピースからなる取付具において、様々な高さ
を有する換気扇本体に対しても換気扇カバーを自在に且
つ容易に取付けることができる取付具を提供することを
目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明は、換気扇カバーを換気扇本体に
取付け取外し可能に固定するための取付具が、１本のば
ね線を用いた１ピースで構成され、かつ、一端に形成さ
れた換気扇カバー端部係止用のフック部と、該フック部
から連続して形成された１回又は複数回巻きのつる巻型
ねじりばね部と、該つる巻型ねじりばね部から連続して
形成された１回又は複数回巻きのつまみ部と、該つまみ
部から連続して他端に形成された換気扇係止用のフック
部と、からなることを特徴とする換気扇カバー用取付具
を要旨としている。

【０００９】

【実施例】以下に図面を参照して本発明を更に具体的に
説明する。

【００１０】本発明の換気扇カバー用取付具は、図２に
示すように、１本のばね線を用いた１ピースで構成され
ており、基本的に、つる巻型ねじりばねを利用したこと
を最も特徴としている。

【００１１】つる巻型ねじりばねは、別名、ねじりばね
とも略称されるが、巻回ループが使用時の引張によって
閉まる引張型のばねである。これに対し、コイルスプリ
ングは使用時の引張によって巻回ループがループ軸線方
向に伸びるスプリングであるので、つる巻型ねじりばね
とは基本的に異なっている。

【００１２】しかも、本発明の換気扇カバー用取付具
は、１本のばね線を用いた１ピースで構成されており、
かつ、一端に形成された換気扇カバー端部係止用のフッ
ク部１と、該フック部１から連続して形成された１回又
は複数回巻きのつる巻型ねじりばね部２と、該つる巻型
ねじりばね部２から連続して形成された１回又は複数回
巻きのつまみ部３と、該つまみ部３から連続して他端に
形成された換気扇係止用のフック部４とを有している。

【００１３】上記の構成が基本であるが、様々な態様が
可能である。例えば、一端に形成された換気扇カバー端
部係止用のフック部１は、図示の場合、ほぼ円形のフッ
ク部をなしており、最先端は係止し易いように、若干の
隙間が形成されている。これは、最先端を換気扇カバー
の端部に突き指すことができるようにするためである。
勿論、レ字状にすることも可能である。

【００１４】該フック部１からは、直線部分を介して或
いは直接に、連続して１回又は複数回巻きのつる巻型ね
じりばね部２が形成されている。この巻回の大きさを変
えることによって、つる巻型ねじりばね部の伸長の長さ
を調整することができる。前記の円形フック部の大きさ
よりも大きくする方がよい。通常、巻回の数は２巻であ
るが、１回巻若しくは３回巻等の如く多くしてもよい。

【００１５】該つる巻型ねじりばね部２からは、直線部
分を介して或いは直接に、連続して１回又は複数回巻き
のつまみ部３が形成されている。この巻回の大きさは、
つまむ際に掴み易い大きさであればよく、また通常は１
回巻でよい。勿論、巻回の大きさを変えることによっ
て、つる巻型ねじりばね部の伸長の長さを調整すること
ができ、かつ、スプリング効果も調整することができ、
種々の高さの換気扇用に適用できる。換気扇の高さ(本
体の厚さ)には様々なサイズがあるが、これに対しても
自在に取り付けることが可能である。

【００１６】該つまみ部３からは、直線部分を介して或
いは直接に、連続して他端に換気扇係止用のフック部４
が形成されている。このフック部は換気扇本体等に係止
するためのフック部であり、図示の如く、通常はレ字状
をなしている。勿論、半円形のようなループ状にしても
よいが、要するに、係止し易い形状であればよい。

【００１７】なお、ばね線の太さ、材質(例、ステンレ
スばね鋼線)、強さ等は特に制限されるものではない
が、太さは０.５mmφ以上であるのがよく、好ましくは
０.５〜０.７mmφ程度である。これは、フック部１の最
先端を直接、換気扇カバーの端部に突き指す際に、太さ
が０.３５〜０.４mmφの如く細いと腰が弱いために突き
指すことが難しいためである。

【００１８】また、本発明の取付け具を適用し得る換気
扇カバーも特に制限はなく、不織布等々のフィルターを
アルミ薄製等の枠に貼り付けられて構成されたもの等で
ある。また、場合によっては、本発明の取付け具と共
に、従来の取付け具である粘着テープによる貼付け、磁
石使用による固定などと併用しても何ら支障はない。

【００１９】

【作用】次に本発明の取付け具の作用を説明する。

【００２０】まず、一端に形成された換気扇カバー端部
係止用のフック部１の先端を換気扇カバーの端部に突き
指すことにより、フック部１を係止する。敢えて、換気
扇カバーに穴を開けて穴に通す必要はない。次いで、つ
かみ部３を掴んで引っ張ることによって、つる巻型ねじ
りばね部２を必要な長さに伸ばし、フック部４を換気扇
本体の固定したい個所に係止する。

【００２１】これにより、図３に示すように、フック部
１からフック部４に至るまで直線状に伸びて、つる巻型
ねじりばねのスプリング効果(引張型)により、換気扇カ
バーが換気扇本体に固定される。

【００２２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の取付け具
によれば、ばね線で１ピースからなる取付具において、
様々な高さを有する換気扇本体に対しても換気扇カバー
を自在に且つ容易に取付けることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の１ピース型取付具を説明する図である。

【図２】本発明の１ピース型取付具を説明する図であ
る。

【図３】本発明の１ピース型取付具の作用を説明する図
である。

【符号の説明】

１フック部２つる巻型ねじりばね部３つまみ部４フック部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】換気扇カバーを換気扇本体に取付け取外
し可能に固定するための取付具が、１本のばね線を用い
た１ピースで構成され、かつ、一端に形成された換気扇カバー端部係止用のフック部
と、該フック部から連続して形成された１回又は複数回巻き
のつる巻型ねじりばね部と、該つる巻型ねじりばね部から連続して形成された１回又
は複数回巻きのつまみ部と、該つまみ部から連続して他端に形成された換気扇係止用
のフック部と、からなることを特徴とする換気扇カバー
用取付具。
【請求項２】つる巻型ねじりばね部は、使用時の引張
によって巻回部が閉まる部分である請求項１に記載の換
気扇カバー用取付具。
【請求項３】つる巻型ねじりばね部が複数回巻きで、
つまみ部が１回巻きである請求項１又は２に記載の換気
扇カバー用取付具。
【請求項４】前記の換気扇カバー端部係止用のフック
部と、つる巻型ねじりばね部と、換気扇係止用のフック
部との間に直線部分が存在している請求項１、２又は３
に記載の換気扇カバー用取付具。
【請求項５】ばね線の太さが０.５mmφ以上である請
求項１、２、３又は４に記載の換気扇カバー用取付具。