JPH07279586A - 二重管の推進工法 - Google Patents

二重管の推進工法

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JPH07279586A
JPH07279586A JP6074856A JP7485694A JPH07279586A JP H07279586 A JPH07279586 A JP H07279586A JP 6074856 A JP6074856 A JP 6074856A JP 7485694 A JP7485694 A JP 7485694A JP H07279586 A JPH07279586 A JP H07279586A
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Mitsutoshi Hayashi
光俊 林
Shingo Nagashima
伸吾 長島
Minoru Kurashina
稔 蔵品
Makoto Iyama
誠 楮山
Hideki Uno
秀樹 宇野
Toru Sato
徹 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】内管と外管からなる二重管を推進するに際し、
複数の作業を同時に実施することで工期の短縮化をはか
る。 【構成】先頭に地山を掘削する掘進機11を配設すると共
に発進立坑B元押装置13を配置する。掘進機11に後続さ
せて先押装置12を配設し、該装置13に内部にガス流体を
流通させる内管1と該内管1との間に所定の間隙を持っ
た外管2からなる二重管Aを後続させる。既に推進され
た二重管Aの外管2を発進立坑Bの壁面6に接続し、先
押装置12を作動させて掘進機11のみを推進する。この推
進と並行して発進立坑B内で新たな二重管Aの内管1を
既に推進された二重管Aの内管1に溶接する。先押装置
12による掘進機11の推進と内管1の接続が終了した後、
既に推進された二重管Aの外管2と壁面6との接続を解
除し、元押装置13を作動させて新たな二重管Aに推力を
付与すると同時に先押装置12を縮小させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内管と外管からなる二重
管を発進立坑から到着立坑に向けて推進する工法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】推進工法を用いて地中に都市ガスや天然
ガス等の燃料用ガスを流通させる管路を敷設することが
ある。一般の推進工法では、予め管の所定位置に穴を形
成しておき、管を推進する際には管と地山との間に穴か
ら滑材を注入して両者の間で発生する摩擦を軽減させる
ようにしている。
【0003】然し、ガスを流通させる管路では高度な気
密性が要求されるため、管に穴を形成することが出来な
い。また既に推進された管に新たな管を接続する際には
ガスの漏洩が発生することのないように管端を溶接接合
すると共に非破壊検査を実施することが要求される。
【0004】このため、ガスを流通させる管路は、先ず
推進工法によってヒューム管からなる管路を敷設し、次
に前記管路の内部に鋼管からなる管路を敷設するように
している。この場合、ヒューム管には穴を形成すること
が可能であり、該管を推進する際に前記穴から滑材を注
入することが出来る。然し、この工法では、ヒューム管
からなる管路の敷設と鋼管からなる管路の敷設を工期を
ずらして実施することとなり、工期が長くなるという問
題がある。
【0005】このため、本件出願人等は、鋼管製の内管
と外管からなる二重管を推進してガスを流通させる管路
を敷設するための二重管の推進工法を開発して既に特許
出願している(特願平5-65949号他)。前記工法では、
外管の管端に元押装置の押し輪を当接させて推力を付与
することで、内管の管端に損傷を与えることなく二重管
を推進している。また既に推進された二重管に新たな二
重管を接続する際には、内管の管端を突き合わせて溶接
し、その後、溶接部位を非破壊検査することで溶接欠陥
の有無が検査される。この工法によれば、一度の推進に
よってガスを流通させる管路を敷設することが出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記二重管の推
進工法であっても全く問題がないわけではなく、内管を
接続する際の溶接作業及び非破壊検査を実施する作業に
多くの時間が必要となり、前記各作業を実施している
間、推進作業を行うことが出来ないという問題がある。
そして前記問題は管路を敷設する際に工期の短縮化をは
かるのに限界が生じるという問題を派生する。
【0007】本発明の目的は、二重管を推進するに際
し、複数の作業を同時に実施することで工期の短縮化を
はかることが出来る二重管の推進工法を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る二重管の推進工法は、地山を掘削する掘
進機と、発進立坑に配設された元押装置とを有し、内管
と該内管との間に所定の間隙を持って外装された外管か
らなる二重管を発進立坑から到着立坑に向けて推進する
二重管の推進工法であって、掘進機に掘進機推進装置を
後続させると共に該掘進機推進装置に二重管を後続させ
て推進し、掘進機推進装置を作動させて掘進機を所定距
離推進すると共に発進立坑に新たな二重管を配設して該
新たな二重管を既に推進された二重管に接続する作業を
実施し、前記掘進機推進装置による掘進機の推進と新た
な二重管と既に推進された二重管の接続作業が終了した
後、元押装置を作動させて新たな二重管の外管に推力を
付与して推進すると共に掘進機推進装置を縮小させて二
重管を推進することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記二重管の推進工法によれば、既に推進され
た二重管の内管と新たな二重管の内管を溶接する作業を
実施すると同時に、掘進機を推進する作業を実施するこ
とが可能となり、工期の短縮化をはかることが出来る。
【0010】即ち、1本の二重管を推進する毎に該二重
管の外管を発進立坑に接続し、この状態で掘進機推進装
置(以下『先押装置』という)を作動させて掘進機のみ
を推進し、掘進機の推進と並行して、発進立坑に設置し
た元押装置に新たな二重管を配置すると共に該新たな二
重管を既に推進された二重管に溶接する作業を実施する
ことで、同一時間内に掘進機の推進と新たな二重管と既
に推進された二重管を接続する作業を実施することが出
来る。
【0011】先押装置によって掘進機を推進する際に発
生する反力は、先押装置に後続した既に推進された二重
管の外管を介して発進立坑に伝達されて支持される。こ
のため、先押装置に後続した二重管が発進立坑側に逆推
進されることなく、掘進機のみを推進することが出来
る。
【0012】発進立坑内では、掘進機を推進している間
に元押装置に新たな二重管を配置して該二重管の内管を
既に推進された二重管の内管に当接させ、当接部位を溶
接すると共に溶接が終了した後、非破壊検査を実施する
ことが出来る。
【0013】先押装置による掘進機の推進及び既に推進
された二重管の内管と新たな二重管の内管を溶接する作
業が夫々終了した後、新たな二重管の外管に元押装置の
押し輪を当接させて推力を付与すると同時に先押装置を
縮小させて二重管のみを推進する。このとき、地中には
既に掘進機の推進によるトンネルが掘削されており、二
重管の推進時には推進方向下流側に何等抵抗がなく、短
時間で推進することが出来る。
【0014】
【実施例】以下、上記二重管の推進工法の一実施例につ
いて図を用いて説明する。図1は二重管を推進する過程
を示し、本推進工法の一工程を説明する図、図2は図1
の工程に引き続く二工程を示す図、図3は図2の工程に
引き続く三工程を示す図、図4は二重管の構成を説明す
る図、図5は先押装置の構成を説明する断面図である。
【0015】本発明に係る二重管の推進工法は、図4に
示すように構成された二重管Aを掘進機11に後続させた
先押装置12に後続させ、発進立坑Bに設置した元押装置
13によって到着立坑Cに向けて予定敷設線Dに沿って推
進するものであり、特に、既に推進された二重管Aに新
たな二重管Aを接続する際の溶接作業を実施している間
に並行して掘進機11のみを推進することで、工期の短縮
化をはかることを可能としたものである。
【0016】先ず、本発明に用いられる二重管Aの構成
について図4により説明する。二重管Aは内管1と外管
2からなり、これ等の管1,2は両者の間に設けたブラ
ケット3に保持されて軸方向及び円周方向に相対的に摺
動及び回転可能に構成されている。
【0017】内管1は内部に燃料用のガスを流通させる
ものであり、ガスの供給圧や土圧に対応した強度と気密
性が要求される。このため、内管1は予め設定された径
と長さを有する鋼管によって構成され、他の二重管Aと
接続する際には内管1を突き合わせて全周溶接が施され
る。従って、内管1の管端には肉厚に応じて溶接用の開
先が形成されており、開先部に損傷を与えることのない
よう二重管Aの推進中には内管1に推力を付与すること
はない。外管2は元押装置13から二重管Aを推進する際
に必要な推力を伝達される。このため、外管2は予め設
定された径と内管1と等しい長さを有し且つ付与された
推力に対抗し得る強度を有する鋼管によって構成されて
いる。
【0018】内管1と外管2の間には、滑材や裏込め材
を供給する複数の供給管4(4a〜4c)が配置され、
これ等の供給管4はブラケット3に固定されている。ま
た外管2の所定位置には逆止弁5が設けられており、二
重管Aの管路に於ける位置に応じて供給管4a〜4cの
何れかと接続される。この逆止弁5は供給された滑材を
二重管Aと地山との間に吐出する機能、及び二重管Aの
周囲にある土砂や地下水が外管2の内部に浸入すること
を防止する機能を有している。
【0019】二重管Aの推進に先立って先ず掘進機11が
推進される。この推進は、掘進機11を元押装置13上に配
置し、掘進機11の先端に設けたカッターヘッド11a,モ
ーター11bによって回転させて地山を掘削しつつ、元押
装置13の押輪13aによって推力を付与することで行われ
る。掘進機11を推進する際に発生する反力は元押装置13
に設けた反力壁13bを介して発進立坑Bの壁面で支持さ
れる。
【0020】掘進機11の推進が終了すると、元押装置13
の押輪13aを推進方向上流側に退避させ、元押装置13の
ベッド13c上に先押装置12を配置する。そして押輪13a
によって先押装置12に推力を付与し掘進機11に後続させ
る。引続き先押装置12に推力を付与し、同時に掘進機11
のカッターヘッド11aを回転させて、該掘進機11,先押
装置12を推進する。
【0021】先押装置12を推進した後、必要に応じて先
押装置12にダミー管14,ポンプ筒15を後続させて、前記
したと同様にして推進する。然し、本工法を実施するに
当たり、前記ダミー管14,ポンプ筒15は必須のものでは
なく、これ等の機能を掘進機11或いは先押装置12に付与
することも可能である。
【0022】掘進機11,先押装置12の推進が終了する
と、元押装置13の押輪13aを推進方向上流側に退避さ
せ、元押装置13のベッド13c上に管路の先頭に位置する
二重管A(最も到着立坑C側に位置する二重管A)を配
置する。元押装置13の押輪13aに二重管Aの内管1を挿
通し得る穴を形成すると共に外管2の管端にのみ当接し
得るように構成されたストラット16を取り付ける。
【0023】そして押輪13aからストラット16を介して
二重管Aの外管2に推力を付与し、該二重管Aを先押装
置12に後続させ、同時に掘進機11のカッターヘッド11a
を回転させて、該掘進機11,先押装置12,二重管Aを推
進する。管路の先頭に位置する二重管Aの推進が終了し
たとき、該二重管Aを構成する内管1,外管2の端部は
図1に示すように発進立坑Bにカンチレバー状に突出す
る。
【0024】上記の如くして管路の先頭に位置する二重
管Aを推進した後、元押装置13の押輪13aを推進方向上
流側に退避させ、元押装置13のベッド13c上に管路の2
番目に位置する新たな二重管Aを配置する。そして既に
推進された二重管Aの外管2と発進立坑Bの壁面6を接
続部材7によって接続する。
【0025】接続部材7は、後述するように先押装置12
によって掘進機11を推進する際に発生する反力を発進立
坑Bに伝達する機能を有する。このため、接続部材7の
構成は特に限定するものではない。例えば、接続部材7
として、発進立坑Bの壁面6に回動可能に複数のアーム
を取り付けると共に、個々のアームの先端に二重管Aの
外管2の円周をアームの数で分割した円弧状の部材を取
り付け、前記円弧状の部材を外管2の管端に当接させて
隣接する部材をボルト等によって互いに固着すること
で、外管2を壁面6に接続することが可能である。また
接続部材7として構造用形鋼を用い、該部材7の一端を
外管2に溶接すると共に他端を壁面6に溶接しても良
い。
【0026】既に推進された二重管Aの外管2を発進立
坑Bの壁面6に接続した後、上記溶接作業の実施と並行
して先押装置12による掘進機11の推進作業を実施する。
この作業は、図2に示すように、掘進機11のカッターヘ
ッド11aを回転させつつ先押装置12に設けたジャッキ12
a,12bを伸長させることで行われる。
【0027】先押装置12は、図5に示すように、径の異
なる3本の円筒状のケーシング12c〜12eを嵌合させて
構成され、内部には予め設定されたストロークを有する
複数のジャッキ12a,12bが配置されている。ジャッキ
12aはケーシング12c,12dを接続すると共にシリンダ
ー,ロッドが夫々のケーシング12c,12dに固定され、
ジャッキ12bはケーシング12d,12eを接続すると共に
シリンダー,ロッドが夫々のケーシング12d,12eに固
定されている。従って、ジャッキ12a,12bを伸長させ
ることによって、先押装置12の各ケーシング12c〜12e
を同時に伸長させて掘進機11に推力を付与することが可
能である。
【0028】先押装置12による掘進機11の推進ストロー
クは、二重管Aの長さと等しいか或いは整数倍の長さに
設定されている。従って、二重管Aの長さが長くジャッ
キ12a,12bに座屈が生じる虞のある場合には、本実施
例に示すように複数の先押装置12を配設して掘進機11の
推進ストロークを分担させることが好ましい。
【0029】先押装置12のジャッキ12a,12bを伸長さ
せて掘進機11に推力を付与したときに発生する反力は二
重管Aの外管2,接続部材7を介して発進立坑Bの壁面
6に伝達され、該壁面6によって支持される。
【0030】先押装置12による掘進機11の推進と並行し
て、発進立坑Bの内部で既に推進された二重管Aに後続
させる新たな二重管Aを推進するための段取作業を実施
する。即ち、発進立坑Bに露出した既に推進された二重
管Aの内管1に新たな二重管Aの内管1を突き合わせ、
突き合わせ部位を全周にわたって溶接する。また溶接が
終了した後、溶接部位をX線検査による非破壊検査を実
施し、溶接欠陥のないことを確認する。
【0031】例えば内管1が直径 900mm,肉厚12mmの場
合、溶接作業の実施に要する時間は約6時間であり、非
破壊検査に要する時間は約2時間である。従って、1ヵ
所溶接接合する総所要時間は約8時間となる。
【0032】掘進機11の推進速度は地山を構成する層の
性質に応じて異なるが都市部に於ける平均値は約30mm/m
inである。従って、二重管Aの長さが6mに設定されて
いる場合、1推進ストロークに要する時間は約3時間20
分であり、既に推進された二重管Aの内管1と新たな二
重管Aの内管1を溶接する作業時間内で十分に掘進機11
を推進することが可能である。
【0033】1ヵ所の溶接及び非破壊検査に要する時間
が約8時間であることから、掘進機11を二重管Aの2本
分のストロークで推進しても、この推進作業を十分に実
施することが可能である。この場合、発進立坑Bは一度
に2本の二重管Aを直列に配置して溶接等の作業を実施
し得る長さが必要である。また元押装置13のベッド13c
も同様に2本の二重管Aを載置し得る長さが必要であ
る。
【0034】掘進機11を所定のストロークで推進した
後、先押装置12の駆動を停止させると共に掘進機11のカ
ッターヘッド11aの回転を停止させる。この状態で、既
に推進された二重管Aの内管1と新たな二重管Aの内管
1との溶接作業,非破壊検査作業が終了するまで待機す
る。そして掘進機11の推進,内管1の溶接及び非破壊検
査の全ての作業が終了すると、既に推進された二重管A
の外管2と発進立坑Bとを接続した接続部材7を取り外
す。
【0035】元押装置13の押輪13aにストラット16を取
り付けた後、元押装置13を駆動して溶接接合された複数
の二重管Aを推進すると同時に先押装置12のジャッキ12
cを縮小する。従って、掘進機11は前進することなく現
在の位置を保持し、この状態で先押装置12の縮小及び直
列に接合された二重管Aの推進が行われる。
【0036】二重管Aの推進に際し、地中には既に掘進
機11によるトンネルが形成されている。このため、二重
管Aを推進する際の抵抗は該管Aの外周と地山との摩擦
のみとなる。従って、外管2に付与すべき推力の値は掘
進機11を推進するのに比較して十分に小さく、且つ推進
速度は掘進機11を推進する際の速度に比較して十分に大
きくなる。
【0037】先頭の二重管Aに2番目の二重管Aを溶接
して推進した後、再び前述と同様の作業を実施すること
によって3番目以降の二重管Aを順次溶接接合しつつ推
進して発進立坑Bと到着立坑Cの間に二重管Aからなる
管路を敷設することが可能である。
【0038】尚、地中に敷設された二重管Aの本数が増
加するのに伴って二重管Aと地山との摩擦抵抗が増大
し、先押装置12による掘進機11の推進に伴う反力が前記
摩擦抵抗によって相殺される。このため、二重管Aの敷
設長が増大したとき、必ずしも外管2を発進立坑の壁面
6に接続しなくとも良い。
【0039】また二重管を推進する際の工法としては、
泥水工法,泥土工法,泥しょう工法,高濃度超泥水工法
等のセミシールド工法、或いは切刃工法等の工法を選択
的に採用することが可能である。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
二重管の推進工法では、発進立坑内で行う既に推進され
た二重管の内管と新たな二重管の内管を溶接する作業と
並行して先押装置によって掘進機の推進を行うことで、
二重管の推進に要する時間を低減させることが出来る。
このため、工期の短縮化をはかることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】二重管を推進する過程を示し、本推進工法の一
工程を説明する図である。
【図2】図1の工程に引き続く二工程を示す図である。
【図3】図2の工程に引き続く三工程を示す図である。
【図4】二重管の構成を説明する図である。
【図5】先押装置の構成を説明する断面図である。
【符号の説明】
A 二重管 B 発進立坑 C 到着立坑 D 予定敷設線 1 内管 2 外管 3 ブラケット 4,4a〜4c 供給管 5 逆止弁 6 壁面 7 接続部材 11 掘進機 11a カッターヘッド 11b モーター 12 先押装置 12a,12b ケーシング 12c〜12e ジャッキ 13 元押装置 13a 押輪 13b 反力壁 13c ベッド 14 ダミー管 15 ポンプ筒 16 ストラット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楮山 誠 神奈川県座間市相模が丘5−14−10−310 (72)発明者 宇野 秀樹 埼玉県所沢市若松町1118−22 (72)発明者 佐藤 徹 神奈川県川崎市麻生区虹ケ丘2−3−9− 104

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地山を掘削する掘進機と、発進立坑に配
    設された元押装置とを有し、内管と該内管との間に所定
    の間隙を持って外装された外管からなる二重管を発進立
    坑から到着立坑に向けて推進する二重管の推進工法であ
    って、掘進機に掘進機推進装置を後続させると共に該掘
    進機推進装置に二重管を後続させて推進し、掘進機推進
    装置を作動させて掘進機を所定距離推進すると共に発進
    立坑に新たな二重管を配設して該新たな二重管を既に推
    進された二重管に接続する作業を実施し、前記掘進機推
    進装置による掘進機の推進と新たな二重管と既に推進さ
    れた二重管の接続作業が終了した後、元押装置を作動さ
    せて新たな二重管の外管に推力を付与して推進すると共
    に掘進機推進装置を縮小させて二重管を推進することを
    特徴とした二重管の推進工法。
  2. 【請求項2】 前記掘進機推進装置として径が互いに異
    なり且つ嵌合し合う複数本のケーシングを嵌合させて伸
    縮自在な円筒体を構成し、隣接する二つのケーシングは
    夫々ジャッキを介して接続された推進装置を用いること
    を特徴とした請求項1記載の二重管の推進工法。
  3. 【請求項3】 発進立坑の壁面寄りの外管の後端を接続
    部材を介して発進立坑の壁面に接続し、前記掘進機推進
    装置のジャッキを伸長させて掘進機に推力を付与したと
    きに発生する反力を二重管の外管及び接続部材を介して
    発進立坑の壁面に受けさせることを特徴とした請求項2
    記載の二重管の推進工法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021105294A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 戸田建設株式会社 推進工法

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JP2021105294A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 戸田建設株式会社 推進工法

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