JPH07278729A - 降伏比の低い高張力鋼板 - Google Patents
降伏比の低い高張力鋼板Info
- Publication number
- JPH07278729A JPH07278729A JP6629394A JP6629394A JPH07278729A JP H07278729 A JPH07278729 A JP H07278729A JP 6629394 A JP6629394 A JP 6629394A JP 6629394 A JP6629394 A JP 6629394A JP H07278729 A JPH07278729 A JP H07278729A
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- JP
- Japan
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- yield ratio
- steel plate
- strength steel
- steel
- tensile strength
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 降伏比の低い高張力鋼板を提供することを目
的としている。 【構成】 重量%で、C:0.03〜0.25%、S
i:0.05〜1.0%、Mn:0.3〜2.5%、
P:0.05以下、S:0.03以下を含有し、Cu:
0.10〜1.0%、Ni:0.10〜3.5%、C
r:0.05〜1.50%、Mo:0.05〜0.75
%、Nb:0.005〜0.08%、V:0.01〜
0.50%、Ti:0.005〜0.20%、Zr:
0.005〜0.20%、Al:0.005〜0.10
%、Ca:0.001〜0.05%、Mg:0.001
〜0.05の1種又は2種以上を含有し、平均粒径0.
5〜20μmの6方晶窒化ボロン(h−BN)粒子を
0.03%≦h−BN≦2.0%、全N:0.018〜
1.18%、全B:0.0125〜0.840%を含有
し残部鉄及び不可避的不純物からなることを特徴とする
降伏比の低い高張力鋼板。 【効果】 本発明鋼は耐震性に優れ構造用鋼として産業
上大変有用である。
的としている。 【構成】 重量%で、C:0.03〜0.25%、S
i:0.05〜1.0%、Mn:0.3〜2.5%、
P:0.05以下、S:0.03以下を含有し、Cu:
0.10〜1.0%、Ni:0.10〜3.5%、C
r:0.05〜1.50%、Mo:0.05〜0.75
%、Nb:0.005〜0.08%、V:0.01〜
0.50%、Ti:0.005〜0.20%、Zr:
0.005〜0.20%、Al:0.005〜0.10
%、Ca:0.001〜0.05%、Mg:0.001
〜0.05の1種又は2種以上を含有し、平均粒径0.
5〜20μmの6方晶窒化ボロン(h−BN)粒子を
0.03%≦h−BN≦2.0%、全N:0.018〜
1.18%、全B:0.0125〜0.840%を含有
し残部鉄及び不可避的不純物からなることを特徴とする
降伏比の低い高張力鋼板。 【効果】 本発明鋼は耐震性に優れ構造用鋼として産業
上大変有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、降伏比の低い高張力鋼
板に関するものである。
板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の高層化にともないその構造材料
として高張力鋼が必要である。さらに耐震性の観点から
降伏比(降伏強度/引張強度)が低いことも材料に求め
られている。高張力鋼の組織をフェライトとベイナイト
の二相組織もしくはフェライトとマルテンサイトの二相
組織に調製し、降伏比を低下させる技術が特開昭63−
286517号、特開昭63−293110号、特開昭
59−211528号公報に記載されている。これらの
技術は降伏強度の低いフェライトの変形を利用するもの
である。また加熱→圧延→焼入れ→焼入れ→焼戻しによ
って降伏比を低くする方法(特開平5−105946号
公報)、圧延終了後の冷却速度及び冷却停止温度を制御
することで降伏比を低くする方法(特開平5−2144
40号公報)、C,Nを極力低下させることで降伏比を
低くする方法(特開平5−214442号公報)などが
ある。
として高張力鋼が必要である。さらに耐震性の観点から
降伏比(降伏強度/引張強度)が低いことも材料に求め
られている。高張力鋼の組織をフェライトとベイナイト
の二相組織もしくはフェライトとマルテンサイトの二相
組織に調製し、降伏比を低下させる技術が特開昭63−
286517号、特開昭63−293110号、特開昭
59−211528号公報に記載されている。これらの
技術は降伏強度の低いフェライトの変形を利用するもの
である。また加熱→圧延→焼入れ→焼入れ→焼戻しによ
って降伏比を低くする方法(特開平5−105946号
公報)、圧延終了後の冷却速度及び冷却停止温度を制御
することで降伏比を低くする方法(特開平5−2144
40号公報)、C,Nを極力低下させることで降伏比を
低くする方法(特開平5−214442号公報)などが
ある。
【0003】しかし、これらの高張力鋼では普通鋼並み
の降伏比(0.5〜0.6)は得られていない。h−B
Nを鋼中に含有させる技術として、h−BNと鉄粉末を
あらかじめ混合した混合粉を溶鋼に添加する方法が、特
開平4−365835号公報に記載されている。これ
は、h−BNが剥離し易いため鋼の被削性を改善すると
いう原理を利用し快削鋼に応用したものであり、本発明
の降伏比を低くする効果とは別のものである。従来、高
張力鋼の降伏強度及び引張強度に及ぼすh−BNの効果
は開示されていない。
の降伏比(0.5〜0.6)は得られていない。h−B
Nを鋼中に含有させる技術として、h−BNと鉄粉末を
あらかじめ混合した混合粉を溶鋼に添加する方法が、特
開平4−365835号公報に記載されている。これ
は、h−BNが剥離し易いため鋼の被削性を改善すると
いう原理を利用し快削鋼に応用したものであり、本発明
の降伏比を低くする効果とは別のものである。従来、高
張力鋼の降伏強度及び引張強度に及ぼすh−BNの効果
は開示されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は圧延及び熱処
理条件の制限をすることなく、高張力鋼の降伏比を普通
鋼並みの0.5〜0.6程度にした降伏比の低い高張力
鋼板を提供することを目的とする。
理条件の制限をすることなく、高張力鋼の降伏比を普通
鋼並みの0.5〜0.6程度にした降伏比の低い高張力
鋼板を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはh−BNを
高張力鋼に含有させることで引張強度を低下させずに降
伏強度が低下すること、すなわち降伏比が低下すること
を発見した。しかもその効果は高張力鋼の成分、圧延、
熱処理条件によって左右されない。即ち本発明の要旨と
するところは、次の通りである。
高張力鋼に含有させることで引張強度を低下させずに降
伏強度が低下すること、すなわち降伏比が低下すること
を発見した。しかもその効果は高張力鋼の成分、圧延、
熱処理条件によって左右されない。即ち本発明の要旨と
するところは、次の通りである。
【0006】重量基準で、C:0.03〜0.25%、
Si:0.05〜1.0%、Mn:0.3〜2.5%、
P:0.05%以下、S:0.03%以下を含有し、C
u:0.10〜1.0%、Ni:0.10〜3.5%、
Cr:0.05〜1.50%、Mo:0.05〜0.7
5%、Nb:0.005〜0.08%、V:0.01〜
0.50%、Ti:0.005〜0.20%、Zr:
0.005〜0.20%、Al:0.005〜0.10
%、Ca:0.001〜0.05%、Mg:0.001
〜0.05%の1種又は2種以上を含有し、平均粒径
0.5〜20μmの6方晶窒化ボロン(h−BN)粒子
を、0.03%≦h−BN≦2.0%、h−BNとして
存在するNも含めた全N:0.018〜1.18%、h
−BNとして存在するBも含めた全B:0.0125〜
0.840%を含有し残部鉄及び不可避的不純物からな
ることを特徴とする降伏比の低い高張力鋼板。
Si:0.05〜1.0%、Mn:0.3〜2.5%、
P:0.05%以下、S:0.03%以下を含有し、C
u:0.10〜1.0%、Ni:0.10〜3.5%、
Cr:0.05〜1.50%、Mo:0.05〜0.7
5%、Nb:0.005〜0.08%、V:0.01〜
0.50%、Ti:0.005〜0.20%、Zr:
0.005〜0.20%、Al:0.005〜0.10
%、Ca:0.001〜0.05%、Mg:0.001
〜0.05%の1種又は2種以上を含有し、平均粒径
0.5〜20μmの6方晶窒化ボロン(h−BN)粒子
を、0.03%≦h−BN≦2.0%、h−BNとして
存在するNも含めた全N:0.018〜1.18%、h
−BNとして存在するBも含めた全B:0.0125〜
0.840%を含有し残部鉄及び不可避的不純物からな
ることを特徴とする降伏比の低い高張力鋼板。
【0007】
【作用】以下h−BNの作用を説明する。h−BNは容
易にせん断変形するため、高張力鋼中に分散させると数
10MPaの外部応力でまずh−BNがせん断変形し母相
とh−BN界面に応力集中を引き起こす。この応力集中
による応力は母相本来の降伏応力よりも高くなるため、
母相もせん断変形を開始し、外部応力が母相本来の降伏
強度より低い応力でも降伏現象が起こる。このような効
果はh−BN含有量が0.03%以上且つh−BNの平
均粒径が0.5μm以上で顕著となる。h−BN含有量
が2.0%を超えるかもしくはh−BNの平均粒径が2
0μmを超えた場合は伸びが著しく低下し降伏比が高く
なるばかりか構造用鋼に適さなくなる。よってh−BN
の含有量は0.03〜2.0%に、h−BNの粒径は
0.5〜20μmに限定した。
易にせん断変形するため、高張力鋼中に分散させると数
10MPaの外部応力でまずh−BNがせん断変形し母相
とh−BN界面に応力集中を引き起こす。この応力集中
による応力は母相本来の降伏応力よりも高くなるため、
母相もせん断変形を開始し、外部応力が母相本来の降伏
強度より低い応力でも降伏現象が起こる。このような効
果はh−BN含有量が0.03%以上且つh−BNの平
均粒径が0.5μm以上で顕著となる。h−BN含有量
が2.0%を超えるかもしくはh−BNの平均粒径が2
0μmを超えた場合は伸びが著しく低下し降伏比が高く
なるばかりか構造用鋼に適さなくなる。よってh−BN
の含有量は0.03〜2.0%に、h−BNの粒径は
0.5〜20μmに限定した。
【0008】h−BNの添加によってTSを殆ど変化さ
せることなく、YRを0.4〜0.7の範囲にすること
ができる。なお、h−BN含有量は鋼断面のh−BN面
積率から(1)式で求めることができる。 〔h−BN含有量〕(wt%)=(2.34/7.86)×〔h−
BN面積率〕 (%)……(1)式
せることなく、YRを0.4〜0.7の範囲にすること
ができる。なお、h−BN含有量は鋼断面のh−BN面
積率から(1)式で求めることができる。 〔h−BN含有量〕(wt%)=(2.34/7.86)×〔h−
BN面積率〕 (%)……(1)式
【0009】また、平均粒径は鋼断面内で観察されるh
−BNの平均断面積から(2)式で定義する。
−BNの平均断面積から(2)式で定義する。
【0010】
【数1】
【0011】全Nはh−BNとして存在するNと母相に
含まれるNの和を意味する、全N量はh−BNが下限値
0.03%のとき0.018%以上必要であるが1.1
8%を超えると延性を損ねて降伏比が高くなる。従って
0.018〜1.18%に限定した。全Bはh−BNと
して存在するBと母相に含まれるBの和を意味する、全
B量はh−BNが下限値0.03%のとき0.0125
%以上必要であるが0.840%を超えると延性を損ね
て降伏比が高くなる。従って0.0125〜0.840
%に限定した。Cは高張力鋼として強度を確保するため
に0.03以上必要であるが0.25%を超えると溶接
性を損ねるため0.03〜0.25%に限定した。
含まれるNの和を意味する、全N量はh−BNが下限値
0.03%のとき0.018%以上必要であるが1.1
8%を超えると延性を損ねて降伏比が高くなる。従って
0.018〜1.18%に限定した。全Bはh−BNと
して存在するBと母相に含まれるBの和を意味する、全
B量はh−BNが下限値0.03%のとき0.0125
%以上必要であるが0.840%を超えると延性を損ね
て降伏比が高くなる。従って0.0125〜0.840
%に限定した。Cは高張力鋼として強度を確保するため
に0.03以上必要であるが0.25%を超えると溶接
性を損ねるため0.03〜0.25%に限定した。
【0012】Siは脱酸材として0.05%以上必要で
あるが1.0%を超えると靭性が低下するため0.05
〜1.0%に限定した。Mnは強度を確保するため0.
3%以上必要であるが2.5%を超えると溶接性を損ね
るため0.3〜2.5%に限定した。Pは靭性を確保す
るため0.05%以下に限定した。Sは靭性、溶接性を
確保するため0.03%以下に限定した。
あるが1.0%を超えると靭性が低下するため0.05
〜1.0%に限定した。Mnは強度を確保するため0.
3%以上必要であるが2.5%を超えると溶接性を損ね
るため0.3〜2.5%に限定した。Pは靭性を確保す
るため0.05%以下に限定した。Sは靭性、溶接性を
確保するため0.03%以下に限定した。
【0013】Cu,Ni,Cr,Mo,Nb,V,T
i,Zrは強度靭性を向上させるためAl,Ca,Mg
は靭性を向上させるために選択的に1種又は2種以上添
加できる。下記の下限値以上であれば強度、靭性が向上
する。しかし上限値を超えると溶接性、経済性を損ねる
ために限定した。 Cu:0.10〜1.0%、Ni:0.10〜3.5%、
Cr:0.05〜1.50%、Mo:0.05〜0.7
5%、Nb:0.005〜0.08%、V:0.01〜
0.50%、Ti:0.005〜0.20%、Zr:0.
005〜0.20%、Al:0.005〜0.10%、
Ca:0.001〜0.05%、Mg:0.001〜
0.05%。h−BNの望ましい添加方法は、予めh−
BN粉末と鉄粉末と混合し溶鋼中に添加する方法であ
る。鋼板の製造方法は圧延まま、制御圧延、焼きなら
し、焼入れ焼戻しのいずれでも良く、h−BNの効果が
現れる。
i,Zrは強度靭性を向上させるためAl,Ca,Mg
は靭性を向上させるために選択的に1種又は2種以上添
加できる。下記の下限値以上であれば強度、靭性が向上
する。しかし上限値を超えると溶接性、経済性を損ねる
ために限定した。 Cu:0.10〜1.0%、Ni:0.10〜3.5%、
Cr:0.05〜1.50%、Mo:0.05〜0.7
5%、Nb:0.005〜0.08%、V:0.01〜
0.50%、Ti:0.005〜0.20%、Zr:0.
005〜0.20%、Al:0.005〜0.10%、
Ca:0.001〜0.05%、Mg:0.001〜
0.05%。h−BNの望ましい添加方法は、予めh−
BN粉末と鉄粉末と混合し溶鋼中に添加する方法であ
る。鋼板の製造方法は圧延まま、制御圧延、焼きなら
し、焼入れ焼戻しのいずれでも良く、h−BNの効果が
現れる。
【0014】
【実施例】高周波溶解炉により表1に示す成分に調製
し、脱酸後ただちに鉄製のパイプ型治具に入れた粒径
0.1〜100μmのh−BN粉末と、粒径1〜500
μmの鉄粉末を重量比1:0.3〜30の混合粉末にし
て溶鋼中に添加し約1分半後出鋼した。溶鋼に対するh
−BNの添加量は重量比で1:0.0005〜0.05
である。得られた単重20kgのインゴットは圧延もしく
は圧延+熱処理により10〜75mmの高張力鋼板に仕上
げられた。板厚の1/4部からC方向にサブサイズJI
S−4号引張り試験片を採取し降伏強度、引張強度を測
定した。h−BNの含有状態、仕上げ条件及び降伏比な
どを表2に示す。
し、脱酸後ただちに鉄製のパイプ型治具に入れた粒径
0.1〜100μmのh−BN粉末と、粒径1〜500
μmの鉄粉末を重量比1:0.3〜30の混合粉末にし
て溶鋼中に添加し約1分半後出鋼した。溶鋼に対するh
−BNの添加量は重量比で1:0.0005〜0.05
である。得られた単重20kgのインゴットは圧延もしく
は圧延+熱処理により10〜75mmの高張力鋼板に仕上
げられた。板厚の1/4部からC方向にサブサイズJI
S−4号引張り試験片を採取し降伏強度、引張強度を測
定した。h−BNの含有状態、仕上げ条件及び降伏比な
どを表2に示す。
【0015】本発明鋼は高張力鋼であるにもかかわらず
降伏比が70%以下と低降伏比を示している。本発明鋼
の中でもa2,a3,a4鋼を比較すればh−BN量が
多いほど降伏比が低下していることがわかる。比較鋼a
1,a5,b1,b4,c1,c4,d1,e1はいず
れもh−BN量が適正でないため、もしくはh−BNの
平均粒径が本発明の請求範囲外であるため降伏比が本発
明鋼に比べて高くなっている。500〜1000MPa 級
の高張力鋼において、その成分、圧延、熱処理法によら
ずh−BNを適正に添加すると、降伏比が低下すること
が判る。
降伏比が70%以下と低降伏比を示している。本発明鋼
の中でもa2,a3,a4鋼を比較すればh−BN量が
多いほど降伏比が低下していることがわかる。比較鋼a
1,a5,b1,b4,c1,c4,d1,e1はいず
れもh−BN量が適正でないため、もしくはh−BNの
平均粒径が本発明の請求範囲外であるため降伏比が本発
明鋼に比べて高くなっている。500〜1000MPa 級
の高張力鋼において、その成分、圧延、熱処理法によら
ずh−BNを適正に添加すると、降伏比が低下すること
が判る。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【発明の効果】本発明によって、降伏比の極めて低い高
張力鋼板を提供することが可能となった。本発明鋼は耐
震性に優れ構造用鋼として利用範囲が広く産業上大変有
用である。
張力鋼板を提供することが可能となった。本発明鋼は耐
震性に優れ構造用鋼として利用範囲が広く産業上大変有
用である。
Claims (1)
- 【請求項1】 重量基準で、 C :0.03〜0.25%、 Si:0.05〜1.0%、 Mn:0.3〜2.5%、 P :0.05%以下、 S :0.03%以下 を含有し、 Cu:0.10〜1.0%、 Ni:0.10〜3.5%、 Cr:0.05〜1.50%、 Mo:0.05〜0.75%、 Nb:0.005〜0.08%、 V :0.01〜0.50%、 Ti:0.005〜0.20%、 Zr:0.005〜0.20%、 Al:0.005〜0.10%、 Ca:0.001〜0.05%、 Mg:0.001〜0.05% の1種又は2種以上を含有し、平均粒径0.5〜20μ
mの6方晶窒化ボロン(h−BN)粒子を 0.03%≦h−BN≦2.0% h−BNとして存在するNも含めた全N:0.018〜
1.18% h−BNとして存在するBも含めた全B:0.0125
〜0.840% 残部鉄及び不可避的不純物からなることを特徴とする降
伏比の低い高張力鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6629394A JPH07278729A (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 降伏比の低い高張力鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6629394A JPH07278729A (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 降伏比の低い高張力鋼板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07278729A true JPH07278729A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13311639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6629394A Withdrawn JPH07278729A (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 降伏比の低い高張力鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07278729A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102071357A (zh) * | 2011-01-05 | 2011-05-25 | 武钢集团昆明钢铁股份有限公司 | 富氮铌钒微合金化500MPa、550MPa高强度抗震钢筋及冶炼方法 |
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CN113355583A (zh) * | 2021-06-07 | 2021-09-07 | 东北大学 | 一种具有高强高韧性能的海洋工程用钢的制造方法 |
-
1994
- 1994-04-04 JP JP6629394A patent/JPH07278729A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102071357A (zh) * | 2011-01-05 | 2011-05-25 | 武钢集团昆明钢铁股份有限公司 | 富氮铌钒微合金化500MPa、550MPa高强度抗震钢筋及冶炼方法 |
CN102796962A (zh) * | 2012-09-14 | 2012-11-28 | 武钢集团昆明钢铁股份有限公司 | 铌钛硼微合金hrb600高强度抗震钢筋及其制备 |
CN104593641A (zh) * | 2014-05-23 | 2015-05-06 | 无锡市乾丰锻造有限公司 | 一种新型高强度铁铝合金锻造材料 |
CN108754351A (zh) * | 2018-05-24 | 2018-11-06 | 长沙小如信息科技有限公司 | 一种高强度抗震钢筋及其制备方法 |
CN113355583A (zh) * | 2021-06-07 | 2021-09-07 | 东北大学 | 一种具有高强高韧性能的海洋工程用钢的制造方法 |
CN113355583B (zh) * | 2021-06-07 | 2022-06-28 | 东北大学 | 一种具有高强高韧性能的海洋工程用钢的制造方法 |
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