JPH0727739Y2 - テレビジョン受像機用テスタ - Google Patents
テレビジョン受像機用テスタInfo
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- JPH0727739Y2 JPH0727739Y2 JP6864090U JP6864090U JPH0727739Y2 JP H0727739 Y2 JPH0727739 Y2 JP H0727739Y2 JP 6864090 U JP6864090 U JP 6864090U JP 6864090 U JP6864090 U JP 6864090U JP H0727739 Y2 JPH0727739 Y2 JP H0727739Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crt
- electrode
- supplied
- anode
- television receiver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、販売された大型のテレビジョン受像機(以
下、TVと略記することがある)の修理時に、複数のプリ
ント配線板が固定されたテレビシャーシ単体に通電する
だけで検査、調整、修理の一元化を可能とし、またTVの
製造ラインにおいてもテレビシャーシの通電検査が容易
となるテレビジョン受像機用テスタに関する。
下、TVと略記することがある)の修理時に、複数のプリ
ント配線板が固定されたテレビシャーシ単体に通電する
だけで検査、調整、修理の一元化を可能とし、またTVの
製造ラインにおいてもテレビシャーシの通電検査が容易
となるテレビジョン受像機用テスタに関する。
(従来の技術) 第8図はキャビネットを外したテレビジョン受像機の背
面図、第9図はテレビジョン受像機の設置状態を示す
図、第10図はテレビジョン受像機におけるCRTインチサ
イズ対重量の関係を示すグラフである。
面図、第9図はテレビジョン受像機の設置状態を示す
図、第10図はテレビジョン受像機におけるCRTインチサ
イズ対重量の関係を示すグラフである。
従来、14インチ〜20インチまでのTVが市場で主力を占め
ており、これらのTVの重量は20Kg以下であった。この場
合、TVの受信機の出力を受信状態で確認しながらの検
査、調整、修理は可能であり、従って、出張修理で何ら
の困難もなくサービスマン1人でこの作業ができた。
ており、これらのTVの重量は20Kg以下であった。この場
合、TVの受信機の出力を受信状態で確認しながらの検
査、調整、修理は可能であり、従って、出張修理で何ら
の困難もなくサービスマン1人でこの作業ができた。
さて、第8図,第9図に示すように、テレビジョン受像
機1はキャビネット2内に収納されるCRT3を有し、その
背面において第8図に示す矢印方向Aに展開可能なテレ
ビシャーシ4を有している。5は置台、6はスペーサで
ある。テレビシャーシ4には後述するように、受信機か
らの受信信号を復調してCRT3にて画像を再生するに必要
な信号を生成するための図示せぬ複数のプリント配線板
が複数固定されており、修理の際、サービスマンはテス
トポイントを検査することにより修理個所を発見し、必
要な調整を行う。
機1はキャビネット2内に収納されるCRT3を有し、その
背面において第8図に示す矢印方向Aに展開可能なテレ
ビシャーシ4を有している。5は置台、6はスペーサで
ある。テレビシャーシ4には後述するように、受信機か
らの受信信号を復調してCRT3にて画像を再生するに必要
な信号を生成するための図示せぬ複数のプリント配線板
が複数固定されており、修理の際、サービスマンはテス
トポイントを検査することにより修理個所を発見し、必
要な調整を行う。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、CRTサイズの大型化に伴い、第10図に示
すように、TVの重量は指数関数的に大となり、修理の際
には次の問題(1),(2)が生じていた。因みにTVの
重量に占める割合の大半はCTRとキャビネットである。
すように、TVの重量は指数関数的に大となり、修理の際
には次の問題(1),(2)が生じていた。因みにTVの
重量に占める割合の大半はCTRとキャビネットである。
(1)CRTの体積比率と強度との関係でTVの重量は指数
関数的に大となり、例えば、CRTサイズが10インチ大き
くなる(22インチ→32インチ)と、TVの重量は略2倍と
なり(約32Kg→約60Kg)、これはサービスマン1人で荷
扱いできる重量ではなく、工数上の問題の他に腰痛等サ
ービスマンの健康上の問題が表面化してきた。
関数的に大となり、例えば、CRTサイズが10インチ大き
くなる(22インチ→32インチ)と、TVの重量は略2倍と
なり(約32Kg→約60Kg)、これはサービスマン1人で荷
扱いできる重量ではなく、工数上の問題の他に腰痛等サ
ービスマンの健康上の問題が表面化してきた。
(2)CRTサイズを大型化しても、テレビシャーシの重
量はそれほど増加しないが、通電中のシャーシ単体を直
接検査することには、高電圧(最大33kV)が印加され
るため安全性に問題がある、テレビシャーシはCRTの
背面から展開した状態で検査されるから、これが収納さ
れた通常の受信状態において発生する障害の発見が難し
い等の問題があった。
量はそれほど増加しないが、通電中のシャーシ単体を直
接検査することには、高電圧(最大33kV)が印加され
るため安全性に問題がある、テレビシャーシはCRTの
背面から展開した状態で検査されるから、これが収納さ
れた通常の受信状態において発生する障害の発見が難し
い等の問題があった。
(課題を解決するための手段) 上記した課題を解決するために、本考案は下記する構成
のテレビジョン受像機用テスタを提供する。
のテレビジョン受像機用テスタを提供する。
通電中の被検査テレビジョン受像機(1)を構成する偏
向ヨーク(垂直偏向ヨーク35,水平偏向ヨーク36)、CRT
のカソード電極,アノード電極,フォーカス電極,スク
リーン電極の各動作を少なくとも確認可能なテレビジョ
ン受像機用テスタ(10)であって、 前記カソード電極から供給される原色信号R,G,B及び外
部から供給されるカラービデオ信号に基づいて生成され
るカラービデオ信号により前記カソード電極に印加され
る原色信号を確認する原色信号確認手段(入力端子13a
〜13c、外部ビデオ入力端子15,16、Yエンコーダ20、R
−Yエンコーダ21、B−Yエンコーダ22、モジュレータ
23,24、90°移相器25、サブキャリア・オシレータ26、
フィルタ27、アンプ28、ビデオ信号切換スイッチ29、ビ
デオ出力端子30、シンク・ストリッパ31、バーストフラ
ー・ジェネレータ32、ビデオアンプ33から構成)と、 前記偏向ヨークから供給される偏向電流に基づいて生成
される走査周波数信号により前記偏向ヨークの偏向動作
を確認する偏向電流確認手段(入力端子40a〜40d、サイ
ズセレクタ41、ダミーコイル42,45、ダウンカウンタ43,
46、水平偏向動作確認用表示器44、垂直偏向動作確認用
表示器47から構成)と、 前記アノード電極,前記フォーカス電極,前記スクリー
ン電極に関する各電圧値を前記CRTの動作状態と同じ状
態で確認する高電圧確認手段(入力端子13d,13e,13f,メ
ータ増幅器52、メータ53、切換スイッチ回路54、アノー
ド電圧入力端子64、高圧処理回路65,67,68、アノード蓋
66から構成)とを備えたことを特徴とするテレビジョン
受像機用テスタ。
向ヨーク(垂直偏向ヨーク35,水平偏向ヨーク36)、CRT
のカソード電極,アノード電極,フォーカス電極,スク
リーン電極の各動作を少なくとも確認可能なテレビジョ
ン受像機用テスタ(10)であって、 前記カソード電極から供給される原色信号R,G,B及び外
部から供給されるカラービデオ信号に基づいて生成され
るカラービデオ信号により前記カソード電極に印加され
る原色信号を確認する原色信号確認手段(入力端子13a
〜13c、外部ビデオ入力端子15,16、Yエンコーダ20、R
−Yエンコーダ21、B−Yエンコーダ22、モジュレータ
23,24、90°移相器25、サブキャリア・オシレータ26、
フィルタ27、アンプ28、ビデオ信号切換スイッチ29、ビ
デオ出力端子30、シンク・ストリッパ31、バーストフラ
ー・ジェネレータ32、ビデオアンプ33から構成)と、 前記偏向ヨークから供給される偏向電流に基づいて生成
される走査周波数信号により前記偏向ヨークの偏向動作
を確認する偏向電流確認手段(入力端子40a〜40d、サイ
ズセレクタ41、ダミーコイル42,45、ダウンカウンタ43,
46、水平偏向動作確認用表示器44、垂直偏向動作確認用
表示器47から構成)と、 前記アノード電極,前記フォーカス電極,前記スクリー
ン電極に関する各電圧値を前記CRTの動作状態と同じ状
態で確認する高電圧確認手段(入力端子13d,13e,13f,メ
ータ増幅器52、メータ53、切換スイッチ回路54、アノー
ド電圧入力端子64、高圧処理回路65,67,68、アノード蓋
66から構成)とを備えたことを特徴とするテレビジョン
受像機用テスタ。
(実施例) 本考案になるテレビジョン受像機用テスタは、被検査テ
レビジョン受像機最終段の出力(CRTのカソード電極に
印加される原色信号、アノード、フォーカス、スクリー
ンの各電極に印加される高電圧、水平垂直両偏向ヨーク
に供給される偏向電流、CRTのヒーター電極に印加され
る電圧、ステレオ音声出力等)が供給され、CRTに印加
される画像再生に必要な信号状態(色再現性の良い画質
を得るための各種の基準値に対してこれを満足している
かどうかの診断(原色信号診断、アノード、フォーカ
ス、スクリーンの各電極に印加される高電圧値診断、水
平垂直両偏向動作診断、ヒーター電極の電圧値診断、垂
直偏向電流の振幅値/リニアリティ診断、音声出力診
断))を操作面の各種の表示器、メータで一元的に監視
検査できるように構成したものである。
レビジョン受像機最終段の出力(CRTのカソード電極に
印加される原色信号、アノード、フォーカス、スクリー
ンの各電極に印加される高電圧、水平垂直両偏向ヨーク
に供給される偏向電流、CRTのヒーター電極に印加され
る電圧、ステレオ音声出力等)が供給され、CRTに印加
される画像再生に必要な信号状態(色再現性の良い画質
を得るための各種の基準値に対してこれを満足している
かどうかの診断(原色信号診断、アノード、フォーカ
ス、スクリーンの各電極に印加される高電圧値診断、水
平垂直両偏向動作診断、ヒーター電極の電圧値診断、垂
直偏向電流の振幅値/リニアリティ診断、音声出力診
断))を操作面の各種の表示器、メータで一元的に監視
検査できるように構成したものである。
第1図は本考案になるテレビジョン受像機用テスタの一
実施例の使用状態を示す図、第2図は第1図に示すテレ
ビジョン受像機用テスタの一実施例のブロック構成図、
第3図は第1図に示すテレビジョン受像機用テスタの外
観図であり、同図(A)は正面図、同図(B)は上面
図、同図(C)は右側面図、第4図(A),(B),第
5図はそれぞれ高圧処理回路・負荷回路,サイズセレク
タ・ダミーコイルの回路例図、第6図,第7図はそれぞ
れ被検査テレビジョン受像機のCRTソケット基板,ディ
スプレイ基板の回路例図である。
実施例の使用状態を示す図、第2図は第1図に示すテレ
ビジョン受像機用テスタの一実施例のブロック構成図、
第3図は第1図に示すテレビジョン受像機用テスタの外
観図であり、同図(A)は正面図、同図(B)は上面
図、同図(C)は右側面図、第4図(A),(B),第
5図はそれぞれ高圧処理回路・負荷回路,サイズセレク
タ・ダミーコイルの回路例図、第6図,第7図はそれぞ
れ被検査テレビジョン受像機のCRTソケット基板,ディ
スプレイ基板の回路例図である。
第1図、第3図(A)〜(C)に示すように、テレビジ
ョン受像機用テスタ(以下テスタと略記することがあ
る)10は操作面10a、上面10b、右側面10cを有してい
る。
ョン受像機用テスタ(以下テスタと略記することがあ
る)10は操作面10a、上面10b、右側面10cを有してい
る。
CRTソケット基板11(第6図に図示)の所定部分は図示
せぬ専用ケーブルを介してCRTソケット12(第1図に図
示)の入力側12aが接続可能となされており、その出力
側12bはテスタ10の操作面10aにあるCRTソケット入力部
(CRT INPUT)13に接続される。
せぬ専用ケーブルを介してCRTソケット12(第1図に図
示)の入力側12aが接続可能となされており、その出力
側12bはテスタ10の操作面10aにあるCRTソケット入力部
(CRT INPUT)13に接続される。
CRTソケット入力部13にはCRTソケット12の出力側12bに
設けられている入力ピンが差込み可能な入力端子13a〜
入力端子13fを有している。そして、第2図に示すよう
に、入力端子13a〜13cにはそれぞれ原色信号(R,G,B)
が供給され、後述するように、入力端子13d,13eは高圧
のフォーカス電圧がTVの形態に応じて選択的に供給さ
れ、また、入力端子13fには高圧のスクリーン電圧が供
給される。
設けられている入力ピンが差込み可能な入力端子13a〜
入力端子13fを有している。そして、第2図に示すよう
に、入力端子13a〜13cにはそれぞれ原色信号(R,G,B)
が供給され、後述するように、入力端子13d,13eは高圧
のフォーカス電圧がTVの形態に応じて選択的に供給さ
れ、また、入力端子13fには高圧のスクリーン電圧が供
給される。
そして、入力端子13a〜13cに原色信号(R,G,B)が供給
される際には、外部ビテオ信号入力端子(V.INPUT LOOP
THROUGH)15,16のいずれかにカラービデオ信号の同時
供給が必要である。
される際には、外部ビテオ信号入力端子(V.INPUT LOOP
THROUGH)15,16のいずれかにカラービデオ信号の同時
供給が必要である。
ピンコード14(第1図に図示)の入力側14aは図示せぬ
テレビシャーシのカラービデオ信号出力端子(テレビモ
ニタ端子)に接続され、その出力側14bはテスタ10の操
作面10aにある外部ビテオ信号入力端子15,16のいずれか
に接続される。
テレビシャーシのカラービデオ信号出力端子(テレビモ
ニタ端子)に接続され、その出力側14bはテスタ10の操
作面10aにある外部ビテオ信号入力端子15,16のいずれか
に接続される。
第2図に示すように、R,G,B信号はバッファアンプ(BUF
FER AMP)17,18,19にそれぞれ供給され、ここで増幅さ
れた後、マトリクス回路であるYエンコーダ(Y ENCORD
ER)20、I信号を生成するR−Yエンコーダ(R−Y EN
CORDER)21、Q信号を生成するB−Yエンコーダ(B−
Y ENCORDER)22にそれぞれ供給される。
FER AMP)17,18,19にそれぞれ供給され、ここで増幅さ
れた後、マトリクス回路であるYエンコーダ(Y ENCORD
ER)20、I信号を生成するR−Yエンコーダ(R−Y EN
CORDER)21、Q信号を生成するB−Yエンコーダ(B−
Y ENCORDER)22にそれぞれ供給される。
Yエンコーダ20は輝度信号(Y信号)、R−Yエンコー
ダ21はI信号、B−Yエンコーダ22はQ信号をそれぞれ
出力する。このうちI信号,Q信号は平衡変調器であるモ
ジュレータ(MODURATOR)23,24にそれぞれ供給され、こ
こで、モジュレータ23は90°移相器(90°PHASE)25を
介して、サブキャリア・オシレータ(SUB CARY OSC)26
からの直角移相されたカラーサブキャリアをI信号で変
調し、また、モジュレータ24はカラーサブキャリアをQ
信号で振幅変調する。
ダ21はI信号、B−Yエンコーダ22はQ信号をそれぞれ
出力する。このうちI信号,Q信号は平衡変調器であるモ
ジュレータ(MODURATOR)23,24にそれぞれ供給され、こ
こで、モジュレータ23は90°移相器(90°PHASE)25を
介して、サブキャリア・オシレータ(SUB CARY OSC)26
からの直角移相されたカラーサブキャリアをI信号で変
調し、また、モジュレータ24はカラーサブキャリアをQ
信号で振幅変調する。
そして、モジュレータ23,24の両変調出力を合成(直角
二相変調)して得た搬送色信号はフィルタ(FILTER)27
に供給され、ここで不要な低域信号成分が除去された
後、先の輝度信号と合成され、アンプ(AMP)28からカ
ラービデオ信号が出力される。
二相変調)して得た搬送色信号はフィルタ(FILTER)27
に供給され、ここで不要な低域信号成分が除去された
後、先の輝度信号と合成され、アンプ(AMP)28からカ
ラービデオ信号が出力される。
このカラービデオ信号はビデオ信号切換スイッチ(V.IN
CRT)29のCRT端子を介して、ビデオ出力端子(V.OUTPU
T)30から選択出力される(なお、第2図に示すビデオ
信号切換スイッチ29の切換状態の場合、CRTのカソード
電極に印加される原色信号に応じたカラービデオ信号は
出力されない)。
CRT)29のCRT端子を介して、ビデオ出力端子(V.OUTPU
T)30から選択出力される(なお、第2図に示すビデオ
信号切換スイッチ29の切換状態の場合、CRTのカソード
電極に印加される原色信号に応じたカラービデオ信号は
出力されない)。
さて、上記した外部ビテオ信号入力端子15,16のいずれ
かに印加されたカラービデオ信号は、シンク・ストリッ
パ(SYNC STRIPPER)31に供給され、ここで取出された
同期信号(水平、垂直両同期信号、ブランキング信号)
はYエンコーダ20、バーストフラー・ジェネレータ(BU
ST FLAR GENERATOR)32にそれぞれ供給される。
かに印加されたカラービデオ信号は、シンク・ストリッ
パ(SYNC STRIPPER)31に供給され、ここで取出された
同期信号(水平、垂直両同期信号、ブランキング信号)
はYエンコーダ20、バーストフラー・ジェネレータ(BU
ST FLAR GENERATOR)32にそれぞれ供給される。
バーストフラー・ジェネレータ32は供給されるこの同期
信号に基づいたカラーバースト信号を、R−Yエンコー
ダ21、B−Yエンコーダ22にそれぞれ供給する。また、
ビデオアンプ(VIDEO AMP)33はビテオ信号入力端子15,
16のいずれかに印加されたカラービデオ信号を増幅し、
増幅して得たこのカラービデオ信号はビデオ信号切換ス
イッチ29のV.IN端子を介して、ビデオ出力端子30から出
力される。
信号に基づいたカラーバースト信号を、R−Yエンコー
ダ21、B−Yエンコーダ22にそれぞれ供給する。また、
ビデオアンプ(VIDEO AMP)33はビテオ信号入力端子15,
16のいずれかに印加されたカラービデオ信号を増幅し、
増幅して得たこのカラービデオ信号はビデオ信号切換ス
イッチ29のV.IN端子を介して、ビデオ出力端子30から出
力される。
こうして、TVの最終段の出力である上記した原色信号,
同期信号のない輝度信号は再度、カラービデオ信号に変
換出力が可能であるから、テスタ10の操作面10aにある
ビデオ出力端子30と図示せぬモニタ用TVのビデオ入力端
子とを接続することによって、通電中の被検査TVの受信
画像を目視することができる。
同期信号のない輝度信号は再度、カラービデオ信号に変
換出力が可能であるから、テスタ10の操作面10aにある
ビデオ出力端子30と図示せぬモニタ用TVのビデオ入力端
子とを接続することによって、通電中の被検査TVの受信
画像を目視することができる。
さて、TVのCRTはサイズ、形状(広角等)、偏向精度等
の規格により、偏向ヨークの種類(リアクタンス値、電
流値等)が異なる。
の規格により、偏向ヨークの種類(リアクタンス値、電
流値等)が異なる。
そして、偏向ヨークの負荷値を見ると偏向回路の共振周
波数もこれにつれて変化し、特定の負荷値を有する偏向
出力回路ではこのような偏向電流が印加された場合、過
大な入力となり無理がかかる。
波数もこれにつれて変化し、特定の負荷値を有する偏向
出力回路ではこのような偏向電流が印加された場合、過
大な入力となり無理がかかる。
このために、テスタ10においては、市場にて利用されて
いる水平偏向ヨークの偏向負荷値(水平コイルインダク
タンス値)を6段階(0.6mH,0.7mH,0.8mH,0.9mH,1.0mH,
0.18mH)に、後述するサイズセレクタ(SIZE SELESTO
R)41を用いて最適な水平偏向電流が得られるように、
これを切換可能としている。
いる水平偏向ヨークの偏向負荷値(水平コイルインダク
タンス値)を6段階(0.6mH,0.7mH,0.8mH,0.9mH,1.0mH,
0.18mH)に、後述するサイズセレクタ(SIZE SELESTO
R)41を用いて最適な水平偏向電流が得られるように、
これを切換可能としている。
こうすることによって、水平偏向電流値のバラツキがあ
っても略対応(一元化)できるよう構成されている。
っても略対応(一元化)できるよう構成されている。
また、これに関連して、サイズセレクタ41の次段に接続
されるダミーコイル(COIL)42は長時間のランニングに
も耐え得るようなコイルを用いた。また、垂直偏向ヨー
クの偏向負荷値(垂直コイルインダクタンス値)は一定
値(25mH)に設定した。
されるダミーコイル(COIL)42は長時間のランニングに
も耐え得るようなコイルを用いた。また、垂直偏向ヨー
クの偏向負荷値(垂直コイルインダクタンス値)は一定
値(25mH)に設定した。
ディスプレイ基板34(第7図に図示)には垂直偏向ヨー
ク(V偏向ヨーク)35、水平偏向ヨーク(H偏向ヨー
ク)36がそれぞれ接続されている。
ク(V偏向ヨーク)35、水平偏向ヨーク(H偏向ヨー
ク)36がそれぞれ接続されている。
この垂直偏向ヨーク35の接続端子V1,V2には図示せぬ専
用ケーブルを介して、第1図に示すコネクタ37が接続さ
れ、また、水平偏向ヨーク36の接続端子H1,H2,H3には図
示せぬ専用ケーブルを介して、第1図に示すコネクタ38
が接続される。これら2本の専用ケーブルは前述したCR
Tソケット12の専用ケーブルと一体に構成されていても
良い。
用ケーブルを介して、第1図に示すコネクタ37が接続さ
れ、また、水平偏向ヨーク36の接続端子H1,H2,H3には図
示せぬ専用ケーブルを介して、第1図に示すコネクタ38
が接続される。これら2本の専用ケーブルは前述したCR
Tソケット12の専用ケーブルと一体に構成されていても
良い。
これらコネクタ37,38の出力側は偏向ヨークソケット39
の入力側に一括接続されており、このソケット39の出力
側はテスタ10の操作面10aにある偏向ヨークソケット入
力部(DEFLECTION YOKE INPUT)40に接続される。
の入力側に一括接続されており、このソケット39の出力
側はテスタ10の操作面10aにある偏向ヨークソケット入
力部(DEFLECTION YOKE INPUT)40に接続される。
偏向ヨークソケット入力部40には偏向ヨークソケット39
の出力側に設けられている入力ピンが差込み可能な入力
端子40a〜40fを有している。
の出力側に設けられている入力ピンが差込み可能な入力
端子40a〜40fを有している。
そして、第2図に示すように、入力端子40a,40bには水
平偏向ヨーク36の接続端子H1,H3を介して水平偏向電流
が供給される。この水平偏向電流は6段階に偏向ヨーク
の負荷値が切換え可能なサイズセレクタ41に供給され、
このサイズセレクタ41からは常時一定値の水平偏向電流
が出力される。ダミーコイル(COIL)42は水平偏向ヨー
ク36の代りに作動する。そしてダミーコイル(COIL)42
からは水平走査周波数信号が出力され、これはダウンカ
ウンタ(DOWN COUNTER)43に供給され、ここでカウント
ダウン(分周)された後、LED等の発光素子からなる水
平偏向動作確認用表示器44に供給され、入力端子40a,40
bに水平偏向電流が供給されている間、水平偏向動作確
認用表示器44は所定の時間間隔で点滅表示する。
平偏向ヨーク36の接続端子H1,H3を介して水平偏向電流
が供給される。この水平偏向電流は6段階に偏向ヨーク
の負荷値が切換え可能なサイズセレクタ41に供給され、
このサイズセレクタ41からは常時一定値の水平偏向電流
が出力される。ダミーコイル(COIL)42は水平偏向ヨー
ク36の代りに作動する。そしてダミーコイル(COIL)42
からは水平走査周波数信号が出力され、これはダウンカ
ウンタ(DOWN COUNTER)43に供給され、ここでカウント
ダウン(分周)された後、LED等の発光素子からなる水
平偏向動作確認用表示器44に供給され、入力端子40a,40
bに水平偏向電流が供給されている間、水平偏向動作確
認用表示器44は所定の時間間隔で点滅表示する。
第5図に示すのは上述したサイズセレクタ41,ダミーコ
イル42の具体的な回路例である。
イル42の具体的な回路例である。
また、入力端子40c,40dには垂直偏向ヨーク35の接続端
子V1,V2を介して垂直偏向電流が供給される。ダミーコ
イル(COIL)45は垂直偏向ヨーク35の代りに作動する。
そして、ダミーコイル(COIL)45からは垂直走査周波数
信号が出力され、これはダウンカウンタ(DOWN COUNTE
R)46にてカウントダウン(分周)された後、LED等の発
光素子からなる垂直偏向動作確認用表示器47に供給さ
れ、入力端子40c,40dに垂直偏向電流が供給されている
間、垂直偏向動作確認用表示器47は所定の時間間隔で点
滅表示する。
子V1,V2を介して垂直偏向電流が供給される。ダミーコ
イル(COIL)45は垂直偏向ヨーク35の代りに作動する。
そして、ダミーコイル(COIL)45からは垂直走査周波数
信号が出力され、これはダウンカウンタ(DOWN COUNTE
R)46にてカウントダウン(分周)された後、LED等の発
光素子からなる垂直偏向動作確認用表示器47に供給さ
れ、入力端子40c,40dに垂直偏向電流が供給されている
間、垂直偏向動作確認用表示器47は所定の時間間隔で点
滅表示する。
さらに、上記した入力端子40dとダミーコイル45の入力
側間に介挿された抵抗Rは、アンプ(AMP)48を介し
て、垂直偏向電流(波形)チェック端子(T.P.(+),
T.P.(−))49,50に供給される。そして、図示せぬ電
流計をこの両端子49,50に接続することによって、垂直
偏向電流の振幅値等を測定することができる。
側間に介挿された抵抗Rは、アンプ(AMP)48を介し
て、垂直偏向電流(波形)チェック端子(T.P.(+),
T.P.(−))49,50に供給される。そして、図示せぬ電
流計をこの両端子49,50に接続することによって、垂直
偏向電流の振幅値等を測定することができる。
ところで、水平偏向動作確認用表示器44及び垂直偏向動
作確認用表示器47のそれぞれのアノード端子は直流安定
化電源51、メーター増幅器52にそれぞれ接続されている
から、両表示器44,47の点滅動作に応じて、メーター増
幅器52に供給される直流電圧は変動することになり、こ
れに応じて、アノード、フォーカス、スクリーンの各電
圧を表示するメータ53はこの変動を表示する。
作確認用表示器47のそれぞれのアノード端子は直流安定
化電源51、メーター増幅器52にそれぞれ接続されている
から、両表示器44,47の点滅動作に応じて、メーター増
幅器52に供給される直流電圧は変動することになり、こ
れに応じて、アノード、フォーカス、スクリーンの各電
圧を表示するメータ53はこの変動を表示する。
この場合は、第1図に示す状態のように、切換スイッチ
回路(切換SW回路)54の表示モード選択スイッチ54aは
H.V.側に切換られていることが必要である。この場合、
フォーカスモード選択スイッチ54bの切換状態は無関係
である。
回路(切換SW回路)54の表示モード選択スイッチ54aは
H.V.側に切換られていることが必要である。この場合、
フォーカスモード選択スイッチ54bの切換状態は無関係
である。
同図中、55はカソード(B)電圧チェック端子、56はア
ース端子である。
ース端子である。
ここで、AC電源入力コンセント57はパワースイッチ(パ
ワーSW)58の一端、TV電源確認スイッチ蓋59の一端、直
流安定化電源51にそれぞれ接続されている。TV電源確認
スイッチ蓋59は後述するアノード蓋66を閉蓋する(アノ
ードキャップ63aをアノード電圧入力端子64に差込む)
ことによりオンとなる。パワースイッチ(パワーSW)58
の他端は直流安定化電源51、接続回路60の一方の端子60
aを介して入力端子40eに接続されている。TV電源確認ス
イッチ蓋59の他端はTV電源コンセント61を介して、接続
回路60の他方の端子60bを介して入力端子40fに接続され
ている。入力端子40e,40fは偏向ヨークソケット入力部4
0に差込まれる。
ワーSW)58の一端、TV電源確認スイッチ蓋59の一端、直
流安定化電源51にそれぞれ接続されている。TV電源確認
スイッチ蓋59は後述するアノード蓋66を閉蓋する(アノ
ードキャップ63aをアノード電圧入力端子64に差込む)
ことによりオンとなる。パワースイッチ(パワーSW)58
の他端は直流安定化電源51、接続回路60の一方の端子60
aを介して入力端子40eに接続されている。TV電源確認ス
イッチ蓋59の他端はTV電源コンセント61を介して、接続
回路60の他方の端子60bを介して入力端子40fに接続され
ている。入力端子40e,40fは偏向ヨークソケット入力部4
0に差込まれる。
従って、AC電源入力コンセント57をAC電源に差込み、パ
ワースイッチ58はオン、被検査TVのACコンセントがTV電
源コンセント61に差込まれている状態であっても、偏向
ヨークソケット39とアノードキャップ63aとがテスタ10
の操作面10aに差込まれない状態においては、被検査TV
へのAC電源が供給されない安全構造となっている。
ワースイッチ58はオン、被検査TVのACコンセントがTV電
源コンセント61に差込まれている状態であっても、偏向
ヨークソケット39とアノードキャップ63aとがテスタ10
の操作面10aに差込まれない状態においては、被検査TV
へのAC電源が供給されない安全構造となっている。
CRTソケット基板11(第6図に図示)のアノード電極62
はアノードケーブル63と通常接続されているのである
が、検査時、テスタ10の操作面10aにあるアノード電圧
入力端子64にこのアノードケーブル63は接続される。63
aはアノードケーブル63の先端にあるアノードキャップ
であり、このアノードキャップ63aをアノード電圧入力
端子に嵌合することによって、アノード電圧はCRTのイ
ンピーダンスに合せた例えば負荷1000MΩの高圧処理回
路65に供給される。
はアノードケーブル63と通常接続されているのである
が、検査時、テスタ10の操作面10aにあるアノード電圧
入力端子64にこのアノードケーブル63は接続される。63
aはアノードケーブル63の先端にあるアノードキャップ
であり、このアノードキャップ63aをアノード電圧入力
端子に嵌合することによって、アノード電圧はCRTのイ
ンピーダンスに合せた例えば負荷1000MΩの高圧処理回
路65に供給される。
ここで、アノード電圧入力端子64に印加されるアノード
電圧は高圧で危険であるから、アノードキャップ63aを
アノード電圧入力端子64に嵌合する取付作業の際、アノ
ード電圧が供給されないようにして安全性を高めてい
る。
電圧は高圧で危険であるから、アノードキャップ63aを
アノード電圧入力端子64に嵌合する取付作業の際、アノ
ード電圧が供給されないようにして安全性を高めてい
る。
すなわち、上記したアノード電圧入力端子64を収納し、
ヒンジ66a,66bを介して矢印B方向(第1図中、手前方
向)に展開可能なアノード蓋66は常時閉蓋状態である。
このとき、テスタ10の操作面10a上に取付けられているT
V電源確認スイッチ蓋59はアノード蓋66の押圧力によっ
てオン状態である。これにより、前述した入力端子40e,
40fを介して、被検査TVにAC電源が供給されている状態
であるから、高圧のアノード電圧が発生している。
ヒンジ66a,66bを介して矢印B方向(第1図中、手前方
向)に展開可能なアノード蓋66は常時閉蓋状態である。
このとき、テスタ10の操作面10a上に取付けられているT
V電源確認スイッチ蓋59はアノード蓋66の押圧力によっ
てオン状態である。これにより、前述した入力端子40e,
40fを介して、被検査TVにAC電源が供給されている状態
であるから、高圧のアノード電圧が発生している。
次にヒンジ66a,66bを介して、アノード蓋66を矢印B方
向(第1図中、手前方向)に展開すると、アノード蓋66
は開蓋状態となる。このとき、TV電源確認スイッチ蓋59
はアノード蓋66の押圧力が印加されなくなるから、高圧
のアノード電圧は発生しない。この状態において、アノ
ード蓋66の矢印C方向(第1図中、右から左に向う方
向)から、アノードケーブル63をテスタ10の操作面10a
とアノード蓋66との間に差込みつつ、アノードキャップ
63aをアノード電圧入力端子64に嵌合する。
向(第1図中、手前方向)に展開すると、アノード蓋66
は開蓋状態となる。このとき、TV電源確認スイッチ蓋59
はアノード蓋66の押圧力が印加されなくなるから、高圧
のアノード電圧は発生しない。この状態において、アノ
ード蓋66の矢印C方向(第1図中、右から左に向う方
向)から、アノードケーブル63をテスタ10の操作面10a
とアノード蓋66との間に差込みつつ、アノードキャップ
63aをアノード電圧入力端子64に嵌合する。
これによって、アノードキャップ63aをアノード電圧入
力端子64に嵌合する取付作業の際の安全性を高めること
ができる。
力端子64に嵌合する取付作業の際の安全性を高めること
ができる。
CRTソケット基板11(第6図に図示)のフォーカスライ
ンFは、CRTソケット12を介して、前述したようにCRTソ
ケット入力部13の入力端子13d,13eに接続されており、
フォーカス電圧はCRTのインピーダンスに合せた例えば
負荷2000MΩの高圧処理回路67,68に供給される。
ンFは、CRTソケット12を介して、前述したようにCRTソ
ケット入力部13の入力端子13d,13eに接続されており、
フォーカス電圧はCRTのインピーダンスに合せた例えば
負荷2000MΩの高圧処理回路67,68に供給される。
また、CRTソケット基板11(第6図に図示)のスクリー
ンライン69は、CRTソケット12を介して、前述したよう
にCRTソケット入力部13の入力端子13fに接続されてお
り、スクリーン電圧はCRTのインピーダンスに合せた例
えば負荷2000MΩの負荷回路70に供給される。
ンライン69は、CRTソケット12を介して、前述したよう
にCRTソケット入力部13の入力端子13fに接続されてお
り、スクリーン電圧はCRTのインピーダンスに合せた例
えば負荷2000MΩの負荷回路70に供給される。
左右音声入力端子71,72はスピーカードによって、図示
せぬテレビシャーシの左右音声信号出力端子(テレビ音
声モニタ端子)に接続され、切換スイッチ73を切換える
ことによって、いずれかのチャンネルの音声をモニタス
ピーカ74で再生することができる。第1図に示す切換ス
イッチ73の状態では右チャンネル音声がモニタできる。
せぬテレビシャーシの左右音声信号出力端子(テレビ音
声モニタ端子)に接続され、切換スイッチ73を切換える
ことによって、いずれかのチャンネルの音声をモニタス
ピーカ74で再生することができる。第1図に示す切換ス
イッチ73の状態では右チャンネル音声がモニタできる。
75,76は入力端子、77はCRTフィラメント端子、78はCRT
ソケット基板11に設けられたヒーター端子W3,W4にそれ
ぞれ接続可能なCRTフィラメント動作確認用表示器(HEA
TER)である。
ソケット基板11に設けられたヒーター端子W3,W4にそれ
ぞれ接続可能なCRTフィラメント動作確認用表示器(HEA
TER)である。
第1図に示す切換スイッチ回路54の選択スイッチ54aは
H.V.側に切換えられ、フォーカス電圧切換表示スイッチ
54bはF2側に切換えられているので、メーター53は水平
偏向電流あるいは垂直偏向電流の出力レベルを表示す
る。前述した高圧処理回路64,65,66、負荷回路70は第4
図に示す如きの構成をなすデルリン絶縁ガイシ等を用い
て高圧処理を行っている。
H.V.側に切換えられ、フォーカス電圧切換表示スイッチ
54bはF2側に切換えられているので、メーター53は水平
偏向電流あるいは垂直偏向電流の出力レベルを表示す
る。前述した高圧処理回路64,65,66、負荷回路70は第4
図に示す如きの構成をなすデルリン絶縁ガイシ等を用い
て高圧処理を行っている。
上述したように、テスタ10を用いることによって、次の
(1)〜(10)を行うことができる。
(1)〜(10)を行うことができる。
(1)CRTを使用することなくCRTを負荷した状態と同じ
検査動作が可能であり、又高圧電圧値、フォーカス電圧
値を切換スイッチ回路54の切換えでメータ53にて表示で
きる。
検査動作が可能であり、又高圧電圧値、フォーカス電圧
値を切換スイッチ回路54の切換えでメータ53にて表示で
きる。
(2)CRTのカソード電極に印加される原色信号をビデ
オ出力端子30を介して他のTVモニタで確認することがで
きる。
オ出力端子30を介して他のTVモニタで確認することがで
きる。
(3)ビデオ信号切換スイッチ29を切換えることによ
り、外部ビテオ信号入力端子15,16から供給される外部
ビテオ信号と、CRTのカソード電極に印加される原色信
号に応じたビテオ信号との比較ができる。
り、外部ビテオ信号入力端子15,16から供給される外部
ビテオ信号と、CRTのカソード電極に印加される原色信
号に応じたビテオ信号との比較ができる。
(4)垂直偏向電流値を波形観測できるテストポイント
(垂直偏向電流チェック端子)49,50を有しており、こ
れにより、垂直振幅/リニアリティ診断ができる。
(垂直偏向電流チェック端子)49,50を有しており、こ
れにより、垂直振幅/リニアリティ診断ができる。
(5)水平垂直偏向回路の動作を水平垂直偏向動作確認
用表示器44,47のLED点滅スピードにより確認できる。
用表示器44,47のLED点滅スピードにより確認できる。
(6)サイズセレクタ41の切換えにより偏向サイズが切
換えられるので、どのようなタイプの偏向ヨークにも対
応できる。
換えられるので、どのようなタイプの偏向ヨークにも対
応できる。
(7)切換スイッチ回路54の切換えでメータ53にてCRT
スクリーン電圧を選択表示できる。
スクリーン電圧を選択表示できる。
(8)内蔵されているモニタスピーカ74により、音声モ
ニタできる。
ニタできる。
(9)偏向ヨークソケット39の差込み、アノードキャッ
プ63aの差込みが終了することにより、始めて被検査TV
へのAC電源供給ができるという安全構造となっている。
プ63aの差込みが終了することにより、始めて被検査TV
へのAC電源供給ができるという安全構造となっている。
(10)アース関係も三重構造になっている(CRTカソー
ド、偏向、専用線)。
ド、偏向、専用線)。
(考案の効果) 上述したように、本考案になるテレビジョン受像機用テ
スタは被検査テレビジョン受像機最終段の出力が供給さ
れ、CRTに印加される画像再生に必要な信号状態を一元
的に監視検査できるように構成したので、次の(1)、
(2)の効果を有する。
スタは被検査テレビジョン受像機最終段の出力が供給さ
れ、CRTに印加される画像再生に必要な信号状態を一元
的に監視検査できるように構成したので、次の(1)、
(2)の効果を有する。
(1)作業環境が大幅に改善され、被検査テレビジョ
ン受像機のシャーシ全体を一望でき、CRTがなくても通
電し、検査が可能となり、大型テレビジョン受像機全
体を荷扱いしなくても良いため、サービス時の肉体的な
負担を大幅に軽減することができる。
ン受像機のシャーシ全体を一望でき、CRTがなくても通
電し、検査が可能となり、大型テレビジョン受像機全
体を荷扱いしなくても良いため、サービス時の肉体的な
負担を大幅に軽減することができる。
(2)検査項目の良否の判定が一見してでき、被検査
テレビジョン受像機最終段の出力(CRTのカソード電極
に印加される原色信号、アノード、フォーカス、スクリ
ーンの各電極の高電圧、水平垂直両偏向ヨークに供給さ
れる偏向電流、CRTのヒータ電極の電圧、ステレオ音声
出力等)が供給され、CRTに印加される画像再生に必要
な信号状態(色再現性の良い画質を得るための各種の基
準値に対してこれを満足しているかどうかの診断(原色
信号診断、アノード、フォーカス、スクリーンの各電極
に印加される高電圧値診断、水平垂直両偏向動作診断、
ヒーター電圧値診断、垂直振幅/リニアリティ診断、音
声出力診断))を操作面の各種の表示器、メータで一元
的に監視検査できる。
テレビジョン受像機最終段の出力(CRTのカソード電極
に印加される原色信号、アノード、フォーカス、スクリ
ーンの各電極の高電圧、水平垂直両偏向ヨークに供給さ
れる偏向電流、CRTのヒータ電極の電圧、ステレオ音声
出力等)が供給され、CRTに印加される画像再生に必要
な信号状態(色再現性の良い画質を得るための各種の基
準値に対してこれを満足しているかどうかの診断(原色
信号診断、アノード、フォーカス、スクリーンの各電極
に印加される高電圧値診断、水平垂直両偏向動作診断、
ヒーター電圧値診断、垂直振幅/リニアリティ診断、音
声出力診断))を操作面の各種の表示器、メータで一元
的に監視検査できる。
第1図は本考案になるテレビジョン受像機用テスタの一
実施例の使用状態を示す図、第2図は第1図に示すテレ
ビジョン受像機用テスタの一実施例のブロック構成図、
第3図は第1図に示すテレビジョン受像機用テスタの外
観図であり、同図(A)は正面図、同図(B)は上面
図、同図(C)は右側面図、第4図(A),(B),第
5図はそれぞれ高圧処理回路・負荷回路,サイズセレク
タ・ダミーコイルの回路例図、第6図,第7図はそれぞ
れ被検査テレビジョン受像機のCRTソケット基板,ディ
スプレイ基板の回路例図、第8図はキャビネットを外し
たテレビジョン受像機の背面図、第9図はテレビジョン
受像機の設置状態を示す図、第10図はテレビジョン受像
機におけるCRTインチサイズ対重量の関係を示すグラフ
である。 1……テレビジョン受像機、2……キャビネット、3…
…CRT、10……テレビジョン受像機用テスタ、11……CRT
ソケット基板、12……CRTソケット、13……CRTソケット
入力部、14……ピンコード、15,16……外部ビテオ信号
入力端子、17,18,19……バッファアンプ、20……Yエン
コーダ、21……R−Yエンコーダ、22……B−Yエンコ
ーダ、23,24……モジュレータ、25……90°移相器、26
……サブキャリア・オシレータ、27……フィルタ、28,4
8……アンプ、29……ビデオ信号切換スイッチ、30……
ビデオ出力端子、31……シンク・ストリッパ、32……バ
ーストフラー・ジェネレータ、33……ビデオアンプ、34
……ディスプレイ基板、35……垂直偏向ヨーク、36……
水平偏向ヨーク、37,38……コネクタ、39……偏向ヨー
クソケット、40……偏向ヨークソケット入力部、41……
サイズセレクタ、42,45……ダミーコイル、43,46ダウン
カウンタ、44……水平偏向動作確認用表示器、47……垂
直偏向動作確認用表示器、49,50……垂直偏向電流チェ
ック端子、51……直流安定化電源、52……メーター増幅
器、53……メータ、54……切換スイッチ回路、55……カ
ソード電圧チェック端子、56……アース端子、57……AC
電源入力コンセント、58……パワースイッチ、59……TV
電源確認スイッチ蓋、60……接続回路、61……TV電源コ
ンセント、62……アノード電極、63……アノードケーブ
ル、64……アノード電圧入力端子、65,67,68……高圧処
理回路、69……スクリーンライン、70……負荷回路、7
1,72……左右音声入力端子、73……切換スイッチ、74…
…モニタスピーカ、75,76……入力端子、77……CRTフィ
ラメント端子、78……CRTフィラメント動作確認用表示
器。
実施例の使用状態を示す図、第2図は第1図に示すテレ
ビジョン受像機用テスタの一実施例のブロック構成図、
第3図は第1図に示すテレビジョン受像機用テスタの外
観図であり、同図(A)は正面図、同図(B)は上面
図、同図(C)は右側面図、第4図(A),(B),第
5図はそれぞれ高圧処理回路・負荷回路,サイズセレク
タ・ダミーコイルの回路例図、第6図,第7図はそれぞ
れ被検査テレビジョン受像機のCRTソケット基板,ディ
スプレイ基板の回路例図、第8図はキャビネットを外し
たテレビジョン受像機の背面図、第9図はテレビジョン
受像機の設置状態を示す図、第10図はテレビジョン受像
機におけるCRTインチサイズ対重量の関係を示すグラフ
である。 1……テレビジョン受像機、2……キャビネット、3…
…CRT、10……テレビジョン受像機用テスタ、11……CRT
ソケット基板、12……CRTソケット、13……CRTソケット
入力部、14……ピンコード、15,16……外部ビテオ信号
入力端子、17,18,19……バッファアンプ、20……Yエン
コーダ、21……R−Yエンコーダ、22……B−Yエンコ
ーダ、23,24……モジュレータ、25……90°移相器、26
……サブキャリア・オシレータ、27……フィルタ、28,4
8……アンプ、29……ビデオ信号切換スイッチ、30……
ビデオ出力端子、31……シンク・ストリッパ、32……バ
ーストフラー・ジェネレータ、33……ビデオアンプ、34
……ディスプレイ基板、35……垂直偏向ヨーク、36……
水平偏向ヨーク、37,38……コネクタ、39……偏向ヨー
クソケット、40……偏向ヨークソケット入力部、41……
サイズセレクタ、42,45……ダミーコイル、43,46ダウン
カウンタ、44……水平偏向動作確認用表示器、47……垂
直偏向動作確認用表示器、49,50……垂直偏向電流チェ
ック端子、51……直流安定化電源、52……メーター増幅
器、53……メータ、54……切換スイッチ回路、55……カ
ソード電圧チェック端子、56……アース端子、57……AC
電源入力コンセント、58……パワースイッチ、59……TV
電源確認スイッチ蓋、60……接続回路、61……TV電源コ
ンセント、62……アノード電極、63……アノードケーブ
ル、64……アノード電圧入力端子、65,67,68……高圧処
理回路、69……スクリーンライン、70……負荷回路、7
1,72……左右音声入力端子、73……切換スイッチ、74…
…モニタスピーカ、75,76……入力端子、77……CRTフィ
ラメント端子、78……CRTフィラメント動作確認用表示
器。
Claims (1)
- 【請求項1】通電中の被検査テレビジョン受像機を構成
する偏向ヨーク、CRTのカソード電極,アノード電極,
フォーカス電極,スクリーン電極の各動作を少なくとも
確認可能なテレビジョン受像機用テスタであって、 前記カソード電極から供給される原色信号R,G,B及び外
部から供給されるカラービデオ信号に基づいて生成され
るカラービデオ信号により前記カソード電極に印加され
る原色信号を確認する原色信号確認手段と、 前記偏向ヨークから供給される偏向電流に基づいて生成
される走査周波数信号により前記偏向ヨークの偏向動作
を確認する偏向電流確認手段と、 前記アノード電極,前記フォーカス電極,前記スクリー
ン電極に関する各電圧値を前記CRTの動作状態と同じ状
態で確認する高電圧確認手段とを備えたことを特徴とす
るテレビジョン受像機用テスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6864090U JPH0727739Y2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | テレビジョン受像機用テスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6864090U JPH0727739Y2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | テレビジョン受像機用テスタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0427689U JPH0427689U (ja) | 1992-03-05 |
JPH0727739Y2 true JPH0727739Y2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=31603249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6864090U Expired - Lifetime JPH0727739Y2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | テレビジョン受像機用テスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727739Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-27 JP JP6864090U patent/JPH0727739Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0427689U (ja) | 1992-03-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |