JP2000091039A - アダプタ装置 - Google Patents

アダプタ装置

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JP2000091039A
JP2000091039A JP10258639A JP25863998A JP2000091039A JP 2000091039 A JP2000091039 A JP 2000091039A JP 10258639 A JP10258639 A JP 10258639A JP 25863998 A JP25863998 A JP 25863998A JP 2000091039 A JP2000091039 A JP 2000091039A
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personal computer
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display device
resolution
sensor signal
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JP10258639A
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English (en)
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Kazuhiko Tanabe
一彦 田邉
Katsuhiko Tanabe
克彦 田辺
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メーカが異なるパーソナルコンピュータとデ
ィスプレイ装置との接続を可能とした上で、簡単な操作
により解像度設定ができるようにする。 【解決手段】 パーソナルコンピュータ装置とディスプ
レイ装置を接続するためのアダプタ装置内に解像度設定
のための識別情報を生成するセンサ信号生成回路10を
設け、このセンサ信号生成回路10における第1と第2
の接続形態の切換を行うためのスイッチ端子5a,5b
のオン/オフを1つの操作子の操作により行えるように
する。パーソナルコンピュータ装置では、センサ信号生
成回路10の接続形態により得られる識別コードに基づ
いて、解像度設定を行って画像表示のための映像信号を
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパーソナル
コンピュータシステムにおいて、パーソナルコンピュー
タ本体とディスプレイ装置とを接続するアダプタ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のパーソナルコンピュータ装置とし
ては、表示出力画像の解像度として複数種類を設定可能
なものがほとんどであり、また、パーソナルコンピュー
タ装置の機種や内部構成等に応じて、設定可能な最高解
像度も異なることがしばしばである。
【0003】このようなことを背景として、パーソナル
コンピュータシステムに使用されるCRTなどのディス
プレイ装置としては、表示出力画像の最高解像度を変更
することで例えば走査周波数が変化されても、これに対
して自動的に追従して設定された解像度に従った画像表
示を行う、いわゆるマルチスキャン対応のディスプレイ
装置が広く普及している。このようなマルチスキャン対
応とされることで、ディスプレイ装置としては、汎用性
が与えられることになるので、パーソナルコンピュータ
装置本体とは別に販売されることも多い。このようなマ
ルチスキャン対応のディスプレイ装置においては、対応
可能な周波数も高く、相当に高解像度の表示画像でも出
力可能なものが出てきており、また複数の映像信号(例
えばRGB信号)の入力系統を備えて、複数のパーソナ
ルコンピュータ装置を接続して、画像表示させるべきパ
ーソナルコンピュータ装置を切り換えながら使用すると
いったことも可能とされているものも知られてきてい
る。
【0004】また、或る特定のメーカ(ここでは仮にメ
ーカAとする)のパーソナルコンピュータシステムにお
いては、(及びその互換機)等では、パーソナルコンピ
ュータ装置とディスプレイ装置を接続するケーブルのコ
ネクタ形状として、他の各種メーカ(メーカAに対して
「他メーカ」ということにする)が一般に採用するもの
とは異なる独自のものを採用している。
【0005】また、上記メーカAのパーソナルコンピュ
ータシステムでは、例えばディスプレイ装置(メーカA
の規格によるもの)側において、表示可能な最高解像度
を示し得るセンサ信号を生成するためのセンサ信号生成
回路を備えている。ディスプレイ装置と接続されたパー
ソナルコンピュータ装置においては、上記識別信号生成
回路の信号状態をセンサ信号(識別コード)として取り
込み、このセンサ信号に基づいて表示出力画像の最高解
像度(及び水平/垂直走査周波数等)を設定するように
している。つまり、パーソナルコンピュータ装置側では
センサ信号に基づいて、接続されているディスプレイ装
置に適合した最高解像度が得られるように自動的に整合
を採るものである。
【0006】このためのセンサ信号識別回路は、一般に
はパーソナルコンピュータ装置とディスプレイ装置とを
接続するビデオケーブル内に組み込まれている。そし
て、実際にパーソナルコンピュータ装置とディスプレイ
装置とをビデオケーブルにより接続したときに、センサ
信号識別回路からセンサ信号を取り込むことで、パーソ
ナルコンピュータ装置側では最高解像度を識別すること
ができるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなメーカA
のパーソナルコンピュータシステムにおいて採用されて
いる規格を考慮すると、メーカAのパーソナルコンピュ
ータ装置を所有しているユーザとしては、このメーカA
のパーソナルコンピュータ装置に接続可能なディスプレ
イ装置に制限を受けることになってしまう。つまり、マ
ルチスキャン対応のディスプレイ装置の入力系のコネク
タ形状が他メーカに対応しており、更には上記センサ信
号を取り込み可能なセンサ信号生成回路を備えていない
と、このディスプレイ装置とメーカAのパーソナルコン
ピュータ装置とを接続することができないことになる。
また、例えば既に一般に市販されているマルチスキャン
対応のディスプレイ装置、又は他メーカのパーソナルコ
ンピュータ装置の購入時に共に購入したマルチスキャン
対応のディスプレイ装置を使用しているユーザがいたと
する。そして、このユーザが新規にメーカAのパーソナ
ルコンピュータ装置を購入して、ディスプレイ装置をメ
ーカAと他メーカBとで共有したいと思ったとしても、
上記したのと同様の事情から、ディスプレイ装置の共有
は困難なものとなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記し
た課題を考慮して、パーソナルコンピュータ装置の映像
信号出力端子とディスプレイ装置の映像信号入力端子間
に介在するようにして接続されるアダプタ装置として、
映像信号出力端子側のコネクタと接続可能な形状を有す
る第1のコネクタと、映像信号入力端子側のコネクタと
接続可能な形状を有する第2のコネクタと、記パーソナ
ルコンピュータ装置が設定すべき表示画像の最高解像度
を識別するための識別情報として、所定の最高解像度を
示す第1の識別情報を生成するための第1の接続形態
と、第1の識別情報により示される最高解像度とは異な
る所定の最高解像度を示す第2の識別情報を生成するた
めの第2の接続形態との切り換えが可能とされると共
に、これら第1の接続形態と第2の接続形態の切換のた
めに、少なくとも2つのスイッチ手段の切り換えを要す
る識別情報生成回路と、1つの操作子に対して行われた
切換操作に応じて、上記少なくとも2つのスイッチ手段
の切り換えを連動して行うことで、第1の接続形態と第
2の接続形態との切り換えを行うようにされた回路切り
換え手段とを備えて構成することとした。
【0009】上記構成のアダプタ装置によれば、例えば
ビデオケーブルのコネクタ形状に対して、パーソナルコ
ンピュータ装置の映像信号出力端子又はディスプレイ装
置の映像信号出力端子のコネクタ形状が異なる場合で
も、このコネクタ形状を変換するようにして、パーソナ
ルコンピュータ装置の映像信号出力端子とディスプレイ
装置の映像信号入力端子とを接続することができるよう
にされたうえで、最高解像度切り換えのための識別情報
生成回路が備えられる。そして1つの操作子を操作する
ことによって、上記識別情報生成回路においては、第1
の機種に対応する識別情報が生成される接続形態と、第
2の機種に対応する識別情報が生成される接続形態とに
切り換えが行われることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態のア
ダプタ装置を備えて構築され得るパーソナルコンピュー
タシステムの一例を示すブロック図である。この図に示
すディスプレイ装置100は、マルチスキャン対応のデ
ィスプレイ装置とされる。このようなマルチスキャン対
応のディスプレイ装置では、入力された映像信号(RG
B信号)の水平/垂直同期信号から水平及び垂直走査周
波数を判別し、この判別した水平及び垂直走査周波数に
より画像表示のための走査(スキャン)を行うことがで
きるようになっている。また、ここに示すディスプレイ
装置100としては、例えば21インチ(若しくはそれ
以上)の画面サイズを有して少なくとも1600×12
00の解像度にまで対応可能とされているものとする。
なお、ディスプレイ装置100として採用可能な表示デ
バイスとしては特に限定しないが、現状としては、例え
ばCRT(Cathode Ray Tube)や液晶ディスプレイなどが
考えられる。また、この図に示すディスプレイ装置10
0は、例えば従来例にて述べた他メーカに対応するコネ
クタ形状の映像信号入力端子を備えているものとされ
る。また、パーソナルコンピュータ装置200は、同じ
く従来例にて述べたAメーカの規格によるコネクタ形状
の映像信号出力端子を備えているものとされる。
【0011】ビデオケーブル101は、パーソナルコン
ピュータ装置の映像信号出力端子とディスプレイ装置の
映像信号入力端子とを接続するためのものとされるが、
この場合、ビデオケーブル101の両端のコネクタ10
1a,101bは、それぞれ従来例にて述べた他メーカ
の規格に従った映像信号入力端子、映像信号出力端子と
接続可能なコネクタ形状を有しているものとされる。但
し、前述したようにパーソナルコンピュータ装置200
の映像信号出力端子は、メーカAの規格に従っているこ
とで、ビデオケーブル101のコネクタ101bと直接
接続することはできない。このため、本実施の形態にお
いては、ビデオケーブル101によりパーソナルコンピ
ュータ装置200の映像信号出力端子とディスプレイ装
置100の映像信号入力端子とを接続するのに、アダプ
タ1を介して接続を行うようにされる。このアダプタ1
は、図2により後述するようにして、ビデオケーブル1
01のコネクタ101bの形状を、コンピュータ装置2
00の映像信号出力端子の形状と接続可能なように変換
する機能を有している。
【0012】この場合、ビデオケーブル101のコネク
タ101aは、図のように、ディスプレイ装置100の
映像信号入力と直接接続すればよい。そして、ビデオケ
ーブル101のコネクタ101bは、アダプタ1を介し
てそのコネクタ形状が変換された上でパーソナルコンピ
ュータ装置200の映像信号出力端子と接続されること
になる。これにより、パーソナルコンピュータ装置20
0から出力される映像信号(ここではRGB信号とす
る)は、コネクタ1→ビデオケーブル101を介してデ
ィスプレイ装置100に出力可能となり、ディスプレイ
装置100ではパーソナルコンピュータ装置の映像を表
示できることになる。
【0013】ここで、アダプタ1の外観を図2に示す。
図2(a)(b)(c)は、それぞれアダプタ1につい
ての正面図、側面図、背面図である。これらの図に示す
ように、アダプタ1の本体2の上下の側面には、それぞ
れPC(パーソナルコンピュータ)側コネクタ3、ディ
スプレイ側コネクタ4が設けられる。PC側コネクタ3
は、メーカAの規格に従ったパーソナルコンピュータ装
置(200)の映像信号出力端子と接続可能なコネクタ
形状を有する。そして、このPC側コネクタ3とメーカ
Aのパーソナルコンピュータ装置(200)の映像信号
出力端子としてのコネクタを接続した上で、ネジノブ6
a,6aを回すと、ネジ6b,6bが図示しないパーソ
ナルコンピュータ装置側のネジ穴に対して螺合するよう
にされ、これにより、PC側コネクタ3とメーカAのパ
ーソナルコンピュータ装置の映像信号出力端子とが容易
に外れないようにして固定的に接続される。
【0014】一方、ディスプレイ側コネクタ4は、ビデ
オケーブル101のコネクタ101aと接続可能なコネ
クタ形状を有する。このディスプレイ側コネクタ4とビ
デオケーブル101のコネクタ101aとを接続した上
で、コネクタ101aに設けられたネジ(図示せず)を
回すことで、このネジがアダプタ1のネジ受部7に螺合
し、これにより、ディスプレイ側コネクタ4とビデオケ
ーブル101のコネクタ101aとが容易に外れないよ
うにして固定的に接続される。
【0015】また、従来例にて説明したように、メーカ
Aのパーソナルコンピュータシステムでは、ディスプレ
イ装置側(ビデオコード内に組み込まれる場合を含む)
にセンサ信号(識別情報)生成回路が備えられ、メーカ
Aのパーソナルコンピュータ装置側では、センサ信号生
成回路から取り込んだセンサ信号によって、接続されて
いるディスプレイ装置の画面サイズ及び対応可能な最高
解像度によって決定される解像度を設定するようにして
いる。本実施の形態の場合、このアダプタ1内部に上記
センサ信号生成回路が備えられる。このアダプタ1を介
して、例えば図1に示したようにして、ディスプレイ装
置100とメーカAのパーソナルコンピュータ装置20
0が接続された状態が得られると、パーソナルコンピュ
ータ装置200では、センサ信号生成回路に対応するピ
ン端子に対してスキャンを行うことでセンサ信号を取り
込む。そして、この取り込んだセンサ信号に基づいて解
像度を設定するようにされる。
【0016】そして、本実施の形態では、このセンサ信
号生成回路はアダプタ1に内蔵されているものとされ
る。また、本実施の形態のセンサ信号生成回路として
は、接続形態として2つの接続形態の間で切換が可能と
されるが、図2(a)に示す、アダプタ1の本体2の正
面の略中央に設けられた切換スイッチ5は、このセンサ
信号生成回路の切換をユーザが行うためのものとされ
る。この切換スイッチ5の操作子はいわゆる2接点のタ
イプとされ、また、後述するように2回路を有すること
で連動的な信号切換を行う。なお、アダプタ1内のセン
サ信号生成回路については、次に説明する。
【0017】図3は、本実施の形態のアダプタ1の内部
配線構造を示している。この図に示す配線構造として
は、PC側コネクタ3のピン端子としてpin1〜pi
n13が示され、ディスプレイ側コネクタ4に設けられ
るピン端子としてpin1〜pin3,pin5〜pi
n8,及びpin11〜pin13が示されている。そ
して、PC側コネクタ3とディスプレイ側コネクタ4と
で、同一番号のピンpin(n)同士が接続されてい
る。但し、後述するセンサ信号生成回路10としてのS
ENSE0、1,2に対応するPCコネクタ3側のピン
としてpin4,9,10については、ディスプレイ側
コネクタ4のピンとは接続されない。なお、ここに示す
ピン番号は、便宜上付したもので実際にコネクタに設け
られる各ピン端子に与えられるピン番号とは異なる。ま
た、実際にPC側コネクタ3とディスプレイ側コネクタ
4とに設けられるピン端子数にも対応するものではな
く、ここでは、使用されているピンのみを抜き出して示
している。
【0018】ここで、PC側コネクタ3とディスプレイ
側コネクタ4間で接続されるピン同士により形成される
ラインとしては、次のようになっている。pin1−p
in1のラインは、RGB信号におけるR(RED)信
号のグランドラインとされ、pin2−pin2のライ
ンはR信号のラインとされる。また、pin3−pin
3のラインは垂直同期信号のラインとされる。pin5
−pin5のラインは垂直同期信号のグランドラインと
され、pin6−pin6のラインは水平同期信号のグ
ランドラインとされる。この場合、両者のグランドライ
ンは互いに接続されている状態にある。pin7−pi
n7のラインはRGB信号におけるG(GREEN)信
号のラインとされ、pin8−pin8のラインはG信
号のグランドラインとされる。pin11−pin11
のラインは、RGB信号におけるB(BLUE)信号の
ラインとされ、pin12−pin12のラインはB信
号のグランドラインとされる。pin13−pin13
のラインは水平同期信号のラインとされる。また、SH
ELLとは、本体2のシャーシと接続されるアースライ
ンを示すものである。
【0019】本実施の形態のアダプタ1に備えられるセ
ンサ信号生成回路10としては、図3に示すように、S
ENSE0,1,2の各々に対応するピン端子pin
4,9,10と、これらピン端子に対して接続された回
路より形成される。
【0020】SENSE0に対応するピン端子pin4
は、スイッチ端子5aを介して、例えば垂直同期信号の
グランドライン(pin5−pin5のライン)と接続
される。また、SENSE1に対応するピン端子pin
9と、SENSE2に対応するピン端子pin10間に
は、ダイオードDが挿入される。この場合にはダイオー
ドDのアノードがピン端子pin10(SENSE2)
と接続され、カソードがピン端子pin9(SENSE
1)と接続される。更に、ダイオードDと並列にスイッ
チ端子5bが接続される。
【0021】上記スイッチ端子5a,5bは、図2
(a)に示す切換スイッチ5により連動してオン/オフ
切換が行われる。切換スイッチ5は前述したように2接
点タイプとされるが、切換スイッチ5を特定の1方向に
倒すとスイッチ端子5aがオン、スイッチ端子5bがオ
フとなり、逆に、他の方向に倒すとスイッチ端子5aが
オフ、スイッチ端子5bがオンとなるように切換が行わ
れる。
【0022】上記のようにして、本実施の形態では特定
メーカの規格に対応してセンサ信号生成回路10が形成
されるのであるが、ここで、センサ信号(センスライン
システム)の基本的な概念について、図4を参照して説
明しておく。なお、この図4に示すセンスラインシステ
ムは、あくまでも概念を説明するものであり、これを応
用した実際のセンスラインシステムとしては、これまで
の機種のバリエーション等の増加によって適宜拡張され
てきていることから、各センスラインの結線状態に対応
するモードの具体的な説明はここでは省略する。
【0023】この規格では、図3からも分かるように、
センサ信号としてはSENSE0,1,2に対応する3
つの信号を利用する。パーソナルコンピュータ装置20
0側では、これらSENSE0,1,2のピン端子に対
して所定の組合せパターンでもってスキャンする。基本
的には、パーソナルコンピュータ装置200側で、或る
1つのセンスラインをグランドレベルとした状態で、他
の2本のセンスラインをスキャンしてその反応(信号状
態)をみるようにされる。これを、3本のセンスライン
全てに対して行うことで、次に示すような識別コードを
生成するようにされる。
【0024】パーソナルコンピュータ装置200側で
は、SENSE0,1,2のステータスを図4(a)に
示すように6ビット(xx xx xx)により識別コ
ードを表現するものとされる。ここでは、第1ビットは
SENSE2がL(グランド)レベルとされている条件
でのSENSE1のステート(状態)が対応する。第2
ビットはSENSE2がLレベルとされている条件での
SENSE0のステートが対応する。同様に、第3ビッ
トはSENSE1がLレベルとされている条件でのSE
NSE2のステートが対応し、第4ビットはSENSE
1がLレベルとされている条件でのSENSE0のステ
ートが対応する。第5ビットはSENSE0がLレベル
とされている条件でのSENSE2のステートが対応
し、第6ビットはSENSE0がLレベルとされている
状態でのSENSE1のステートが対応する。
【0025】一例として、仮に、センサ信号生成回路と
して図4(b)に示す回路と等価の構成とした場合に
は、図4(a)に示す6ビットの識別コードは、「11
0001」のようになる。
【0026】つまり、センサ信号生成回路としては、S
ENSE0,1,2に対して適宜ダイオードを挿入した
り、また、SENSE0,1,2のうち必要とされるも
のについてグランドラインに接続するようにして、所定
の結線パターン(接続形態)を形成することで、そのデ
ィスプレイ装置に対応する解像度(機種)を示す識別コ
ードが生成されるようにするものである。
【0027】ここで、上記図4に示した概念に従って実
際に採用されているセンスラインシステムの規格の具体
例を図5に挙げておく。図5(a)に示すように、セン
スライン結線パターンとしてSENSE0がグランドと
接続され、SENSE1,2が双方向に導通可能に接続
されている場合には、最高解像度として832×624
(14インチマルチスキャンモード)とされていること
を示す。また、図5(b)に示すようにして、センスラ
イン結線パターンとしてSENSE0がグランドと接続
され、SENSE1→2への方向のみに導通可能に接続
されている場合には、最高解像度として1024×76
8(16インチマルチスキャンモード)とされているこ
とを示す。また、図5(c)に示すようにして、センス
ライン結線パターンとしてSENSE0がグランドと接
続され、SENSE2→1への方向のみに導通可能に接
続されている場合には、最高解像度として1024×7
68(21インチマルチスキャンモード)とされている
ことを示す。また、図5(d)に示すようにして、セン
スライン結線パターンとしてSENSE0がグランドと
接続されずに開放され、SENSE1,2が双方向に導
通可能に接続されている場合には、最高解像度として1
600×1200(ここでは拡張21インチマルチスキ
ャンモードということにする)とされていることを示
す。
【0028】そして、本実施の形態としては、これまで
説明したセンサシステムの規格に則って、SENSE
0,1,2として、図3のセンサ信号生成回路10に示
す接続形態を形成するものである。図3に示す本実施の
形態のセンサ信号生成回路10の場合、スイッチ端子5
aがオン、スイッチ端子5bがオフとされている状態で
得られる接続形態(第1の接続形態)は、図5(c)に
示した21インチマルチスキャンモードに相当し、この
第1の接続形態により得られる識別コードの内容は、最
高解像度として1600×1200には満たない解像度
1280×1024に対応していることを示すものとさ
れる。この第1の接続形態により得られる識別コードに
は、例えば、メーカAの規格に従った或る特定の機種の
パーソナルコンピュータを除くほとんど全ての機種が有
する最高解像度に対応しているものとされる。
【0029】また、スイッチ端子5aがオフ、スイッチ
端子5bがオンとされている状態で得られる接続形態
(第2の接続形態)は、図5(d)に示した最高解像度
として1600×1200(拡張21インチマルチスキ
ャンモード)に相当し、従って、この第2の接続形態に
より得られる識別コードの内容により、最高解像度とし
て1600×1200に対応していることを示すことに
なる。そして、この第2の接続形態により得られる識別
コードには、例えば、上記メーカAの規格に従った或る
特定の機種のパーソナルコンピュータが有する最高解像
度(1600×1200)に対応することになる。
【0030】ところで、上記回路構成によるセンサ信号
生成回路10の場合、図3を見て分かるように、その接
続形態を切り換えるためのスイッチ端子としては、スイ
ッチ端子5a,5bの2つが存在することから、例え
ば、端子5a,5bごとにそれぞれ対応して外部からユ
ーザが操作可能なディップスイッチ等の操作子(切換ス
イッチ)を複数(この場合には2つとされる)設けるよ
うにすることも考えられなくはない。しかし、切換スイ
ッチ数が複数になるということは、それだけユーザの誤
った操作により不適切な設定状態となることが起こり易
くなる。このため本実施の形態では、先に述べたよう
に、1つの切換スイッチ5により連動して端子5a,5
b切換可能とすることで上記のような誤った設定状態と
なることを防ぎ、それだけユーザにとって使い勝手がよ
くなるように配慮しているものである。
【0031】このようにして構成されるアダプタ1は、
ユーザによって次のようにして使用される。例えば図1
に示したようにしてアダプタ1を介して接続するように
してパーソナルコンピュータシステムを構築したとし
て、このときのパーソナルコンピュータ装置200とし
て最高解像度が、1600×1200には満たない所定
の解像度とされているときには、ユーザはアダプタ1の
切換スイッチ5を操作してセンサ信号生成回路10にお
いて第1の接続形態が得られるようにする。パーソナル
コンピュータ200側では、この第1の接続形態とされ
るセンサ信号生成回路10から得られるセンサ信号を取
り込むことで、1280×1024の解像度が、ディス
プレイ装置100により表示可能な最高解像度であるこ
とを識別する。このとき識別される最高解像度である
が、通常は、パーソナルコンピュータ200自身におい
て設定可能な最高解像度をカバーしている。そこで、パ
ーソナルコンピュータ200では最高解像度を自動的に
設定して映像信号を出力することが可能となる。但し、
パーソナルコンピュータ200において、1280×1
024の最高解像度を有していない場合には、パーソナ
ルコンピュータ200では、自身の機能として有する最
高解像度を自動設定することになる。
【0032】続いて、図1に示すようにしてパーソナル
コンピュータシステムを構築したときのパーソナルコン
ピュータ装置200として最高解像度が1600×12
00である場合を考えてみる。ここで、仮に、切換スイ
ッチ5の倒されている方向として、センサ信号生成回路
10として第1の接続形態が形成されるように設定され
ていたとすると、パーソナルコンピュータ200では、
取り込んだセンサ信号に基づき、1600×1200に
は満たない所定の解像度がディスプレイ装置100の最
高解像度であると認識するため、1600×1200の
解像度よりも低い所定の解像度(1280×1024)
を最高解像度として設定することになってしまう。
【0033】そこで、この場合には、ユーザはアダプタ
1の切換スイッチ5を操作してセンサ信号生成回路10
において第2の接続形態が得られるようにする。これに
より、パーソナルコンピュータ200側では、この第2
の接続形態とされるセンサ信号生成回路10から得られ
るセンサ信号を取り込むことで、ディスプレイ装置10
0では1600×1200を最高解像として表示可能で
あることを識別する。そして、パーソナルコンピュータ
200側では、自身において設定可能な最高解像度であ
る1600×1200の解像度を設定して映像信号を出
力することが可能となる。
【0034】また、図6に示すような使用も考えられ
る。なお、この図において図1と同一部分には同一符号
を付して説明を省略する。この図に示すシステムは、例
えばディスプレイ装置100として、複数系統の映像入
力端子を備えている場合として、例えば他メーカのパー
ソナルコンピュータ装置300と、メーカAのパーソナ
ルコンピュータ装置200とで、ディスプレイ装置10
0を共有するシステムを構築する場合が示されている。
ここで、ディスプレイ装置100における複数系統の映
像入力端子としては、他メーカに対応したコネクタ形状
を有しているものとされる。
【0035】このような場合でも、メーカAのパーソナ
ルコンピュータ装置200については、図のように本実
施の形態のアダプタ1を介在させて接続を行うことで、
ディスプレイ装置100を、メーカAのパーソナルコン
ピュータ装置200と共に使用することが可能になる。
また、メーカAのパーソナルコンピュータ装置200が
1600×1200の最高解像度による表示出力が可能
な機種である場合にも、アダプタ1の切換スイッチ5を
操作することで、センサ信号生成回路10を第2の接続
形態に切り換えるようにすれば、ディスプレイ装置10
0が1600×1200の解像度に対応している限り、
この1600×1200の解像度により表示を行うこと
が可能となるものである。
【0036】なお、本発明のアダプタ装置としては上記
した構成に限定されるものではない。例えば、センサ信
号生成回路10としての回路構成は、将来的な機種の拡
張などに応じて変更されて構わないし、また、アダプタ
1本体の外形形状等も適宜変更されて構わないものであ
る。また、例えば図1及び図5などに示したシステム構
成では、アダプタ1は単体のものとされ、パーソナルコ
ンピュータ装置200側に接続されるものとして説明し
たが、例えば本発明としてのアダプタ装置をディスプレ
イ側に接続するように構成することも可能であり、更に
は、本発明としてのアダプタ装置をディスプレイ装置に
内蔵させるようにすることも考えられる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、パーソナ
ルコンピュータ装置とディスプレイ装置を接続するため
のアダプタ装置として、パーソナルコンピュータ装置側
のコネクタと接続可能な形状のコネクタと、ディスプレ
イ装置側のコネクタと接続可能な形状のコネクタを設け
た上で、更に、アダプタ装置内に解像度設定のための識
別情報を生成する識別情報生成回路を設け、この識別情
報生成回路における第1と第2の接続形態の切換を行う
のにあたり1つの操作子の操作により行えるようにして
いる。このようなアダプタ装置により、先ず、例えばコ
ネクタ形状の規格が異なる別のメーカのパーソナルコン
ピュータ装置とディスプレイ装置であっても、そのコネ
クタ形状を変換するようにして両者の接続を可能とした
上で、識別情報生成回路における第1と第2の接続形態
の切換が行われるようにされる。これによって、パーソ
ナルコンピュータ装置側では、他メーカのディスプレイ
装置に対しても最高解像度による画像出力を行うことが
可能になる。
【0038】具体例として、例えばユーザが、或る特定
メーカのパーソナルコンピュータを新規に購入したとき
に、ディスプレイ装置は既に所有していた他メーカ対応
のものを用いようと思えば、本発明のアダプタを介して
接続することで、上記パーソナルコンピュータ装置との
システム構築が可能になると共に、ディスプレイ装置が
対応可能とされる限り、上記パーソナルコンピュータ装
置が有する最高解像度により表示出力を行うことが可能
とされる。この場合、ユーザは、新規に購入したパーソ
ナルコンピュータ装置と同一メーカのディスプレイ装置
を用意する必要がないことになり、それだけ経済的負担
も強いられず、また、パーソナルコンピュータシステム
の設置スペースも節約できることになる。また、例えば
最高解像度が有効に生かせることを利用して、大型のデ
ィスプレイ装置などを用いることも容易に可能とされ
る。
【0039】また、本発明のアダプタを使用すること
で、例えば、複数の入力系統を有するディスプレイ装置
であれば、例えメーカが異なる2台以上のパーソナルコ
ンピュータであっても、このディスプレイ装置を共有す
ることが容易に可能となるため、ユーザにとってはディ
スプレイ装置を異なるメーカのパーソナルコンピュータ
ごとに用意する必要が無くなる。これによっても、上記
したように、ユーザの経済的負担の軽減や、パーソナル
コンピュータシステムの設置スペースの節約ができるこ
とになる。
【0040】更に、上記識別情報生成回路における第1
と第2の接続形態の切換が1つの操作子により行われる
ようにしていることで、例えば接続形態を切換えるため
のスイッチ端子ごとにディップスイッチなどの操作子を
複数設ける場合よりも、誤設定を招く可能性を著しく低
減することが可能となり、それだけユーザにとっては使
い勝手のよいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としてのアダプタ装置を備
えて成るパーソナルコンピュータシステムの一例を示す
ブロック図である。
【図2】本実施の形態としてのアダプタの外観を示す正
面図、側面図、及び背面図である。
【図3】本実施の形態のアダプタ内における配線構造
(センサ信号生成回路を含む)を示す回路図である。
【図4】センサ信号に基づいて得られる識別コードの概
念を示す説明図である。
【図5】センスラインシステムに従ったセンサ信号生成
回路の結線パターンと最高解像度との具体的な規格例を
示す説明図である。
【図6】本実施の形態としてのアダプタ装置を備えて成
るパーソナルコンピュータシステムの他の例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 アダプタ、2 本体、3 PC側コネクタ、4 デ
ィスプレイ側コネクタ、5 切換スイッチ、5a スイ
ッチ端子、5b スイッチ端子、6a ネジノブ、6b
ネジ、7 ネジ受部、10 センサ信号生成回路、1
00 ディスプレイ装置、101 ビデオケーブル、1
01a コネクタ、101b コネクタ、200 パー
ソナルコンピュータ装置、300 パーソナルコンピュ
ータ装置、D ダイオード
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01R 31/06 H01R 31/06 M

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーソナルコンピュータ装置の映像信号
    出力端子とディスプレイ装置の映像信号入力端子間に介
    在するようにして接続されるアダプタ装置として、 上記映像信号出力端子側のコネクタと接続可能な形状を
    有する第1のコネクタと、 上記映像信号入力端子側のコネクタと接続可能な形状を
    有する第2のコネクタと、 上記パーソナルコンピュータ装置が設定すべき表示画像
    の最高解像度を識別するための識別情報として、所定の
    最高解像度を示す第1の識別情報を生成するための第1
    の接続形態と、上記第1の識別情報により示される最高
    解像度とは異なる所定の最高解像度を示す第2の識別情
    報を生成するための第2の接続形態との切り換えが可能
    とされると共に、これら第1の接続形態と第2の接続形
    態の切換のために、少なくとも2つのスイッチ手段の切
    り換えを要する識別情報生成回路と、 1つの操作子に対して行われた切換操作に応じて、上記
    少なくとも2つのスイッチ手段の切り換えを連動して行
    うことで、上記第1の接続形態と上記第2の接続形態と
    の切り換えを行うようにされた回路切り換え手段と、 を備えていることを特徴とするアダプタ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001091527A1 (fr) * 2000-05-26 2001-11-29 Sony Corporation Carte souple et processeur de donnees
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