JPH07275991A - ラジアル回転リング成形機 - Google Patents

ラジアル回転リング成形機

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JPH07275991A
JPH07275991A JP8810594A JP8810594A JPH07275991A JP H07275991 A JPH07275991 A JP H07275991A JP 8810594 A JP8810594 A JP 8810594A JP 8810594 A JP8810594 A JP 8810594A JP H07275991 A JPH07275991 A JP H07275991A
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JP
Japan
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mold
split
ring
split mold
mandrel
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Application number
JP8810594A
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English (en)
Inventor
Tomofumi Morita
奉文 森田
Tomio Shimizu
富夫 清水
Eiichi Oka
栄一 岡
Koji Hirano
厚司 平野
Kenichi Yoshida
健一 吉田
Ryuichiro Azuma
龍一郎 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形後のリングの外径精度の向上を図り、ま
た、リングの断面の一部に欠肉が生じるの防ぐと共に、
分割金型の使用によって外周面に凹凸断面形状を有する
複雑な断面形状のリングの成形を可能にする。 【構成】 リング素材Wの外周側面を挟圧鍛造する分割
金型15を回転中心部に装着保持する金型保持盤9を水
平方向移動自在及び回転自在に設け、リング素材Wの内
周側面を挟圧鍛造するマンドレル12を昇降自在及び回
転自在に設け、該マンドレル12の円形外周側面にリン
グ素材Wの内周側面を所定の断面形状に加圧成形する内
部金型12aを形成すると共に、上記分割金型15を分
割及び接合する金型分割機構20を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小径厚肉素材を大径
薄肉リングに成形するリング成形機の改良に係り、特
に、成形後のリングの外径精度の向上を図り、また、リ
ングの断面の一部に欠肉が生じるの防ぐと共に、分割金
型の使用によって外周面に凹凸断面形状を有する複雑な
断面形状のリングの成形を可能にするラジアル回転リン
グ成形機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、小径厚肉のリング素材の鋼材から
大径薄肉のリング製品を鍛造により成形する場合には、
例えば、図18に示すような構成を有しているリング成
形機を用いて行われている。
【0003】すなわち、図18に示す従来のリング成形
機は、加圧ロール151、マンドレル152、外径保持
ロール153などから構成されていて、他のプレス機に
より中央に孔があけられている小径厚肉のリング素材W
0 を成形台上に載せ、マンドレル152を小径厚肉のリ
ング素材W0 の中央孔に挿入した後、回転する加圧ロー
ル151を小径厚肉のリング素材W0 の外周面に押圧さ
せて、マンドレル152と回転する加圧ロール151と
によって内外から小径厚肉のリング素材W0 を挟圧し、
マンドレル152を回転する加圧ロール151側に移動
させることによって、小径厚肉のリング素材W0 を大径
薄肉リング製品W1 に鍛造成形させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来のリング成形機を用いてリングを成形すると、成形
後のリングの外径にバラツキが生じ易く、成形後のリン
グの外径の精度を高めることができなかった。
【0005】また、成形後のリング断面の一部に欠肉
(欠けたり空洞の状態)が生じ易く、このため、リング
の内外周面を複雑な断面形状に成形することが困難であ
る等の欠点もあった。
【0006】更に、成形後のリングの外周側面が図19
(A)のような断面形状の場合には、成形後のリングを
金型から取り出すことができるが、リングの外周側面が
図19(B)のような凹凸断面形状の場合には、成形後
のリングを金型から取り出すことができず、外周側面に
凹凸断面形状を有するリングを成形することができなか
った。
【0007】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、成形後のリングの外径精度の向上を図
り、また、リングの断面の一部に欠肉が生じるの防ぐと
共に、分割金型の使用によって外周側面に凹凸断面形状
を有する複雑な断面形状のリングの成形を可能にするラ
ジアル回転リング成形機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、リング素材の外周側面を挟圧
鍛造する分割金型を回転中心部に装着保持する金型保持
盤を水平方向移動自在及び回転自在に設け、リング素材
の内周側面を挟圧鍛造するマンドレルを昇降自在及び回
転自在に設け、該マンドレルの円形外周側面にリング素
材の内周側面を所定の断面形状に加圧成形する内部金型
を形成すると共に、上記分割金型を分割及び接合する金
型分割機構を設けた構成よりなるものである。
【0009】また、請求項2の発明は、リング素材の外
周側面を挟圧鍛造する分割金型を回転中心部に装着保持
する金型保持盤を水平方向移動自在及び回転自在に設
け、リング素材の内周側面を挟圧鍛造するマンドレルを
昇降自在及び回転自在に設け、該マンドレルの円形外周
側面にリング素材の内周側面を所定の断面形状に加圧成
形する内部金型を形成し、内部金型の上部のマンドレル
の外周側面に、加圧鍛造中のリング素材の材料の一部が
上方に逃げるのを防ぐマンドレルつば部を突出形成し、
加圧鍛造中のリング素材の材料の一部が下方に逃げるの
を防ぐエジェクタを金型保持盤の下部側に設けると共
に、上記分割金型を分割及び接合する金型分割機構を設
けた構成よりなるものである。
【0010】
【作用】以上のような構成を有するこの発明は、次のよ
うに作用する。すなわち、請求項1,2の発明では、リ
ング素材を金型保持盤に装着保持された分割金型の内周
面内に入れ、マンドレルを昇降させてリング素材の孔内
にマンドレルを挿通させ、金型保持盤を回転させなが
ら、水平方向に移動させて、マンドレルの内部金型が形
成された円形外周側面と回転する金型保持盤の分割金型
が形成された円形内周側面とによってリング素材を内外
から挟圧しながら、リング素材の小径厚肉素材から大径
薄肉リング製品に加工成形して、大径薄肉リング製品の
外周側面が金型保持盤の円形内周側面の全域に密着する
状態になった時点で金型保持盤の水平移動を止めて、金
型保持盤を元の位置まで戻すことによって、大径薄肉リ
ング製品の外径を金型保持盤の円形内周の内径と一致さ
せることができ、均一な外径を有するリング製品を加工
成形することができるように作用し、その後、分割金型
を金型分割機構によって分割することによって、外周側
面に凹凸形状の複雑な断面形状を有するリング製品を分
割金型から取り出すことができ、複雑な断面形状の成形
を可能にするように作用する。請求項2の発明では、更
に、加圧鍛造中のリング素材の材料の一部が上下方向に
逃げるのを防いで、リングの断面の一部に欠肉が生じる
のを防止し、同様に、分割金型を金型分割機構によって
分割することによって、外周側面に凹凸形状の複雑な断
面形状を有するリング製品を分割金型から取り出すこと
ができ、複雑な断面形状の成形を可能にするように作用
する。
【0011】
【実施例】以下、図面に記載の第1実施例〜第10実施
例に基づいてこの発明をより具体的に説明する。
【0012】〔第1実施例〕ここで、図1(A)はラジ
アル回転リング成形機の一部切り欠き側断面図、図1
(B)はラジアル回転リング成形機の概略部分拡大側断
面図である。
【0013】図1において、ラジアル回転リング成形機
1は、後述の分割金型15を使用して複雑な断面形状の
成形を可能にするリング成形機である。この実施例にお
けるラジアル回転リング成形機1には、分割金型15を
分割し又分割された分割金型15を接合する後述の第2
実施例〜第5実施例の種々のタイプの金型分割機構が金
型保持盤9の上方に設けられている。金型保持盤9の上
方に設けられた金型分割機構の構造及び動作については
第2実施例〜第5実施例の中で説明する。
【0014】ラジアル回転リング成形機1を構成する水
平基盤2の上面には、支持盤3が水平方向に移動自在に
設けられている。水平基盤2上には支持盤3の移動方向
にレールが敷設されており、支持盤3の下部に取り付け
られたガイドがこのガイドレール上を転動することによ
って、支持盤3は水平方向に移動するようになってい
る。
【0015】また、水平基盤2の端部に一体に形成され
た側部基盤11の外部側面には支持盤3を水平方向に移
動させる水平シリンダ機構4が設けられ、水平シリンダ
機構4の伸縮するピストンロッド4aの先端が側部基盤
11を挿通して支持盤3の後端部に連結されており、支
持盤3は水平シリンダ機構4のピストンロッド4aの伸
縮によって水平方向(図1(A)においては左右方向)
に進退移動する機構になっている。
【0016】水平方向に移動する支持盤3には回転基盤
5が水平回りに回転自在に設けられている。回転基盤5
は円筒形状をしており、回転基盤5の外周側面と支持盤
3との間には例えばベアリングが円周状に装着されてい
て、回転基盤5はベアリングを介して支持盤3に水平回
りに回転自在に支持されている。ベアリングは上下に配
置されており、上下のベアリングの間には環状歯車5a
が配置されている。この環状歯車5aは回転基盤5の外
周に一体的に外装されている。
【0017】回転基盤5の環状歯車5aと噛み合って動
力を伝達する駆動歯車6が支持盤3に設けられている。
駆動歯車6は水平回りに回転駆動し、この駆動歯車6の
中央には伝動軸6aが一体的に連結されている。伝動軸
6aは上方に垂直に延びていて、上方に設置された駆動
モータ7に図示しない減速機などを介して連動連結され
ている。
【0018】駆動モータ7は上部支持盤8上に下向きに
設置されている。上部支持盤8はその下方に位置する支
持盤3に一体的に連結されていて、支持盤3が水平移動
するとこれと一体となって水平移動し、駆動モータ7及
び伝動軸6aも同様に一体となって移動する。
【0019】円筒形状の回転基盤5の中空な上部には円
形の金型保持盤9が水平に取り付けられている。この金
型保持盤9はボルトなどによって一時的に固定されてい
るが、ボルトを外すことによって、別の金型保持盤9と
簡単に交換することができるようになっている。
【0020】金型保持盤9の回転中心部には円形の分割
金型保持孔9aが形成されている。分割金型保持孔9a
には分割金型15が装着して保持される。分割金型保持
孔9aの孔内部は上部側が下部側より内径が大きい段差
状になっていて、この段差の部分で同様にその外周が段
差状になって上部側が膨らんでいる分割金型15を支持
する構造になっている。
【0021】分割金型15は後述のマンドレル12と協
働してリング素材Wの小径厚肉素材の外周側面を挟圧鍛
造して、大径薄肉リング製品に成形する金型である。分
割金型15は2分割或いはそれ以上に分割されたものが
使用され、通常の環状金型では成形できないリング製品
を成形できる特徴を有している。
【0022】即ち、通常の環状金型では金型内周面の断
面が凹凸状になっている場合には、成形できたリング製
品を環状金型から取り出すことができないが、分割金型
15ではリング製品の外周側の金型を分割することで取
り出すことができ、複雑な外周断面を有するリング製品
を成形することができる。分割金型15は大径薄肉リン
グ製品の種類に応じて種々の断面形状を有する金型が用
意されている。
【0023】金型保持盤9の分割金型保持孔9aの上方
には上部保持枠10が昇降自在に取り付けられている。
上部保持枠10は、水平基盤2の端部に一体に形成され
た側部基盤11の上部から水平方向に張り出した上部フ
レーム11aの先端に、昇降自在に取り付けられてい
る。
【0024】上部保持枠10を先端に取り付けた上部フ
レーム11aは、側部基盤11の上部に上下方向に回動
自在に取り付けられている。又上部フレーム11aの後
端には、この上部フレーム11aを上下方向に回動させ
るシリンダ機構11bの伸縮するピストンロッドの先端
が連結されている。シリンダ機構11bは側部基盤11
の外部側面に回動自在に取り付けられている。側部基盤
11の内部側面には上部フレームクランパ11cが張り
出して設けられ、上部フレーム11aに連結されてい
る。
【0025】上部保持枠10の内部は中空になってい
て、中空内部の下部側にはマンドレル装着盤10aが回
転自在に内装されている。マンドレル装着盤10aの下
部の回転中心部は中空部となっており、この中空部にマ
ンドレル12の上部側が内挿されている。マンドレル1
2は上部保持枠10が昇降することによって一体となっ
て昇降する機構になっている。また、マンドレル12は
マンドレル装着盤10a及び後記のエジェクタ装着盤1
3bが回転することによって一体となって回転する機構
になっている。
【0026】マンドレル12はその上部が、マンドレル
装着盤10aの回転中心部を上下に貫通して内挿されて
いる延長ボルト10bの下部に螺合されて連結されてい
る。マンドレル12は延長ボルト10bを取り外すこと
によって別のマンドレル12と簡単に交換できるように
なっている。
【0027】マンドレル12の円形外周側面には内部金
型12aが形成されている。マンドレル12の円形外周
側面に形成された内部金型12aは、前述の分割金型1
5と協働してリング素材Wの小径厚肉素材の内周側面を
挟圧鍛造して、大径薄肉リング製品に成形する金型で、
大径薄肉リング製品の種類に応じて種々の断面形状を有
する内部金型12aが形成されたマンドレル12が用意
されている。
【0028】マンドレル12の内部金型12aが形成さ
れた箇所の上部にはマンドレルつば部12bが形成され
ている。マンドレルつば部12bはマンドレル12の外
周側面に突出しており、突出したマンドレルつば部12
bの下面は平面状に形成されている。マンドレルつば部
12bは後述するエジェクタ14と協働して、つまり、
マンドレルつば部12bの下面とエジェクタ14の上面
とで、加圧鍛造中のリング素材Wの材料の一部が上下方
向に逃げるのを防ぎ、成形後のリング断面の一部に欠肉
が生じるのを防ぐ。
【0029】金型保持盤9の分割金型保持孔9aの下方
には下部保持枠13が昇降自在に取り付けられている。
下部保持枠13は、水平基盤2の下方に貫通して昇降自
在に取り付けられている。下部保持枠13の下方には2
基の下部昇降シリンダ機構13aが、水平基盤2の下方
に凹状に延設された一対の下部突出片2dの側面にそれ
ぞれ上向きに取り付けられていて、この2基の下部昇降
シリンダ機構13aによって下部保持枠13は昇降する
機構になっている。
【0030】下部保持枠13の内部は中空になってい
て、中空内部の上部側にはエジェクタ装着盤13bが回
転自在に内装されている。エジェクタ装着盤13bの上
部にはエジェクタ14が一体的に装着されている。エジ
ェクタ14の上面は平面状になっており、この平面状の
上面には加工成形される小径厚肉のリング素材Wが載置
される。このエジェクタ14の上面の回転中心部は下向
きに穴が形成されて中空部となっており、この中空部に
マンドレル12の下部側が内挿されて支持される。マン
ドレル12は前記の回転自在に内装されたマンドレル装
着盤10a及びエジェクタ装着盤13bを通じて回転自
在になっている。
【0031】エジェクタ14はエジェクタ装着盤13b
にボルトによって一時的に固定連結されている。エジェ
クタ14は、マンドレル12が交換されると、交換され
たマンドレル12に対応できる別のエジェクタ14と簡
単に交換できるようになっている。エジェクタ14の下
方にはエジェクタ14の下限を調整するエジェクタ下限
メカストッパー装置14aが設けられている。このエジ
ェクタ下限メカストッパー装置14aは、上記下部保持
枠13の下方の2基の下部昇降シリンダ機構13aの間
に設けられている。
【0032】次に、上記第1実施例の構成に基づくラジ
アル回転リング成形機の動作について以下説明する。ラ
ジアル回転リング成形機1の駆動モータ7を駆動させる
と、駆動モータ7の駆動力は伝動軸6aを通じて駆動歯
車6に伝達され、駆動歯車6と噛み合っている環状歯車
5aは回転し、環状歯車5aが外装されている回転基盤
5は回転する。回転基盤5の上部に取り付けられている
金型保持盤9は、回転基盤5と一体となって回転する。
【0033】ところで、小径厚肉のリング素材Wを加圧
成形するために、小径厚肉のリング素材Wをラジアル回
転リング成形機1に装着する場合、マンドレル12は上
昇しており、金型保持盤9は常時回転している。また、
エジェクタ14の上面は金型保持盤9の分割金型保持孔
9aを挿通して金型保持盤9の上面まで上昇している。
このとき、金型保持盤9の回転中心とマンドレル12及
びエジェクタ14の回転中心は一致している。
【0034】そして、小径厚肉のリング素材Wが分割金
型15の内部に入れられ、リング素材W及び分割金型1
5がエジェクタ14の上面にリング素材Wの中空孔の中
心をエジェクタ14の回転中心に一致させて搬入載置さ
れると、上昇していたマンドレル12の下端側が下降し
て分割金型15内部の小径厚肉のリング素材Wの中空孔
に挿入される。マンドレル12の下降は上部保持枠10
を下降させることによって実行される。マンドレル12
が小径厚肉のリング素材Wの中空孔に挿入されると、エ
ジェクタ14はマンドレル12と同じ速度で下降し始め
る。エジェクタ14の下降は下部昇降シリンダ機構13
aが下部保持枠13を下降させることによって実行され
る。
【0035】上面に小径厚肉のリング素材W及び分割金
型15が載置されたエジェクタ14の上面が金型保持盤
9の下面高さまで下降したところで、エジェクタ14の
下降は停止する。内部にリング素材Wが入った分割金型
15は分割金型保持孔9aの孔内に装着保持される。エ
ジェクタ14の下降の停止は、予め所定の位置にセット
されたエジェクタ下限メカストッパー装置14aに下部
保持枠13の下面が接触した時点で下部昇降シリンダ機
構13aを停止させることにより行われる。
【0036】一方、マンドレル12は分割金型15の内
部にある小径厚肉のリング素材Wの所定の断面形状位置
になる箇所まで下降を続けた後に停止される。マンドレ
ル12の下降の停止は、上部保持枠10を下降させる上
部昇降シリンダ機構を停止させることにより行われる。
【0037】続いて水平シリンダ機構4を作動させて、
水平基盤2を前方側に水平移動させて、回転中の金型保
持盤9を前方側に移動させる。金型保持盤9を前方側に
移動させることによって、金型保持盤9の回転中心とマ
ンドレル12及びエジェクタ14の回転中心をずらす。
【0038】金型保持盤9を前方に移動させると、分割
金型保持孔9aの分割金型15の内周側面が小径厚肉の
リング素材Wの外周側面に当接し、小径厚肉のリング素
材Wを前方側に押し出す。前方側に押し出された小径厚
肉のリング素材Wは前方に移動し、小径厚肉のリング素
材Wの中空孔を挿通しているマンドレル12の外周側面
に中空孔の内周側面が当接すると、小径厚肉のリング素
材Wの前方への移動は止まり、小径厚肉のリング素材W
はマンドレル12の外周側面と分割金型15の内周側面
とによって内外から挟圧される。
【0039】そして、挟圧された小径厚肉のリング素材
Wはその外周側面が当接している分割金型15が金型保
持盤9の回転で回転しているため、小径厚肉のリング素
材Wは回転する金型保持盤9の分割金型15と一体とな
って回転する。また、小径厚肉のリング素材Wの中空孔
の内周側面に当接しているマンドレル12はリング素材
Wの回転に連動して回転する。マンドレル12の回転は
マンドレル装着盤10a及びエジェクタ装着盤13bが
回転自在となっていることによって円滑になされる。
【0040】小径厚肉のリング素材Wを回転させている
金型保持盤9の前方への移動を続けると、マンドレル1
2と金型保持盤9の分割金型15に挟圧されている小径
厚肉のリング素材Wは回転しながら次第に大径薄肉リン
グ製品に加工成形されて行く。このとき、図1(B)に
図示するように、マンドレル12の上部つば部12bの
下面とエジェクタ14の上面で、マンドレル12と分割
金型15間に挟圧されているリング素材Wの挟圧部を上
下で拘束することにより、上下方向へのリング素材Wの
材料の逃げを防止し、所定の内外形状に材料を充填さ
せ、リング断面の一部に欠肉が生じるのを防止する。
【0041】そして、加工成形された大径薄肉リング製
品の外周側面の全周面が金型保持盤9の分割金型15の
内周側面の全域に完全に密着する状態になった時点で、
金型保持盤9の前方移動を停止させ、水平シリンダ機構
4のピストンロッド4aを後退させて、金型保持盤9を
後方側に移動させて元の位置、つまり、金型保持盤9の
回転中心とマンドレル12及びエジェクタ14の回転中
心が一致する箇所まで戻す。
【0042】金型保持盤9を元の位置まで戻した後、マ
ンドレル12及びエジェクタ14を上昇させる。上部昇
降シリンダ機構及び下部昇降シリンダ機構13aの各ピ
ストンロッドを上昇させることによって実行される。エ
ジェクタ14の上昇によって、エジェクタ14の上面に
載置されている大径薄肉リング製品はその外周の分割金
型15と一体となって金型保持盤9の分割金型保持孔9
a内を上昇する。そして、エジェクタ14の上面が金型
保持盤9の上面まで上昇したところで、エジェクタ14
の上昇を停止する。このとき、大径薄肉リング製品及び
分割金型15は分割金型保持孔9aから完全に抜け出
る。
【0043】エジェクタ14の停止に対して、マンドレ
ル12は引き続き上昇させて、マンドレル12の下端が
大径薄肉リング製品の中空孔から抜け出るまで上昇を続
ける。マンドレル12が大径薄肉リング製品の中空孔か
ら完全に抜け出て、所定の高さまで上昇したところで、
マンドレル12の上昇を停止する。
【0044】マンドレル12の停止後、金型保持盤9の
上方に設けられている金型分割機構によって、内部に大
径薄肉リング製品が密着している分割金型15を分割し
て、大径薄肉リング製品をエジェクタ14から搬出する
ことによって、1個のリングの加工成形作業は完了す
る。その後は、別の小径厚肉のリング素材Wが分割金型
15の内部に入れられ、リング素材W及び分割金型15
が再び、エジェクタ14上にセットされて、以下同様な
加工成形作業が続けられる。
【0045】〔第2実施例〕ここで、図2(A)(B)
は金型分割機構の平面図、図2(C)は金型分割機構の
断面図である。図2に示す金型分割機構20は回転が完
全に停止した分割金型15を左右に2分割する機構であ
り、金型保持盤9の上方側に設けられている。
【0046】金型分割機構20は、分割金型15を保持
するその中央部を中心として左右に対称に形成されてい
る。中央に保持される分割金型15を挟んでその左右に
は、左右に分けられる各分割金型15を左右にスライド
させるスライドフレーム21が設けられ、このスライド
フレーム21には、分割金型15の上面に形成されてい
るツメ穴22にその先端が係止されるツメ23が設けら
れている。
【0047】ツメ23はその先端部分が下向きに折曲さ
れており、又その後部側は下方に折曲され、折曲部分が
ピン軸23aによって上下方向に回動自在に枢支され、
更に下方に折曲された下端にはツメ昇降シリンダ24の
ピストン先端部分が連結されている。
【0048】スライドフレーム21には、ツメ23を昇
降させるツメ昇降シリンダ24がツメ23の後部に設け
られている。ツメ昇降シリンダ24はその左右に支持軸
24aが設けられ、その左右の支持軸24aがスライド
フレーム21に軸支されている。ツメ昇降シリンダ24
はこの支持軸24aによって回動自在にスライドフレー
ム21に軸支されている。
【0049】スライドフレーム21の左右にはガイド2
5が夫々設けられ、ガイド25は金型分割機構20の外
枠フレーム20aの内部に設けられたレール20bに夫
々スライド自在に取り付けられている。レール20b
は、スライドフレーム21の左右に平行に設けられてい
る。
【0050】また、スライドフレーム21の後方にはス
ライドシリンダ26が設けられている。スライドシリン
ダ26のピストンの先端部は、スライドフレーム21の
後端に一体的に連結されていて、スライドフレーム21
はその後方のスライドシリンダ26によって前後に移動
して移動スライドするようになっている。
【0051】スライドフレーム21の前端には挟持片2
7が設けられている。挟持片27は分割金型15の側面
に当接して前記ツメ23と共同して分割金型15を保持
し、分割金型15を後方又は前方に向かって挟んだ状態
で挟持するものである。この挟持片27は、平面視にお
いてやや浅いV字状にその先端が形成されて、またV字
状の先端部分は上部より下部が前方に突出する段差状に
なっていて、分割金型15の外周側面に係合出来るよう
な形状になっている。
【0052】すなわち分割金型15は、その上部外周側
面は鍔状になっていて、この鍔の部分に挟持片27のV
字状の先端側が係合できるように、V字状の先端側の下
部は、上部側に比べて段差して前方側に突出した状態に
形成されている。なお、上記のツメ昇降シリンダ24及
びスライドシリンダ26はエアー又は油圧で駆動するも
のが使用されている。
【0053】次に上記金型分割機構20による動作につ
いて以下説明する。リング素材Wの圧延が完了すると、
分割金型15は所定の位置で回転が停止され、エジェク
タ14が上昇する。エジェクタ14の上昇によって、エ
ジェクタ14上面の分割金型15も上昇し、金型保持盤
9の上方側に設けられた金型分割機構20の中空状の中
央部分に上昇してくる。
【0054】この金型分割機構20には中央部分の左右
側にはスライドフレーム21が設けられており、分割金
型15が下方から金型分割機構20上に上昇して、エジ
ェクタ14の上昇が停止すると、スライドフレーム21
が左右からその中央つまり分割金型15が位置してる部
分に向かって左右から前進する。このスライドフレーム
21の前進はスライドシリンダ26の駆動によってなさ
れる。左右から中央の分割金型15に向かってスライド
するスライドフレーム21はその前端に設けられている
挟持片27が分割金型15の外周側面に当接して、分割
金型15を左右から挟む。
【0055】次に、左右のスライドフレーム21に設け
られているツメ昇降シリンダ24が駆動して、ツメ23
が下降し、ツメ23の先端部分が分割金型15の上面に
形成されたツメ穴22内に入る。この様にして分割金型
15はスライドフレーム21の挟持片27によってその
外周側面部分が保持され、またツメ23によってその上
面の部分が保持される。
【0056】ツメ23と挟持片27によって保持された
後には、スライドシリンダ26が逆方向に作動し、いわ
ゆるスライドシリンダ26のピストンが収縮する方向に
作動する。これによりスライドフレーム21は夫々左右
側に後退する。分割金型15は夫々左右に後退するスラ
イドフレーム21に保持された状態で同様に左右に後退
して、分割金型15は左右に2分割される。そして分割
金型15が左右に2分割された後リング製品を取り出
す。
【0057】一方、リング素材Wを分割金型15に入れ
る場合には、予め左右に2分割されている分割金型15
の分割されているその左右の間に上方から入れる。リン
グ素材Wを左右に分割されている分割金型15の間に入
れた後、スライドシリンダ26を駆動させて左右のスラ
イドフレーム21を中央に向かって前進させる。
【0058】前進する左右の各スライドフレーム21の
先端の挟持片27とツメ23によって保持されているそ
れぞれの分割金型15は、金型分割機構20の中央で接
合される。分割金型15が接合されると、ツメ昇降シリ
ンダ24を作動させて左右スライドフレーム21のツメ
23を夫々上方に移動させる。ツメ23が上方に移動す
るとツメ23の先端は分割金型15のツメ穴22から抜
け出る。
【0059】ツメ23の先端が分割金型15のツメ穴2
2から抜け出た後、スライドシリンダ26を逆向きに駆
動させて、左右のスライドフレーム21を夫々後退させ
る。金型分割機構20の中央で接合された分割金型15
はスライドフレーム21から離れ、そのまま中央に残
り、リング素材Wは接合した分割金型15の内部に入れ
られることになる。この間、エジェクタ14は金型保持
盤9上に上昇して停止している。
【0060】分割金型15及びリング素材Wは金型保持
盤9上まで上昇しているエジェクタ14上に残り、エジ
ェクタ14を下降させると、分割金型15及びリング素
材Wはエジェクタ14の下降とともに下降し、その後マ
ンドレル12が上方から下降してリング素材W内を挿通
する。そしてこのマンドレル12でリング素材Wの内側
からリング素材Wを分割金型15の内面に押圧させる。
【0061】エジェクタ14の下降によって下降した分
割金型15は、金型分割機構20の下方に設けられてい
る金型保持盤9の分割金型保持孔9aに装着保持され
る。そして、分割金型15を保持する金型保持盤9は回
転しながら水平移動して、マンドレル12との協働によ
ってリング素材Wを内外から圧延してリング製品を圧延
加工成形することになる。
【0062】図3は金型分割機構20が2基並設される
場合を示す平面図である。このように金型分割機構20
が2基並設されている場合には、リング製品とリング素
材Wを交互に搬入及び搬出できる。すなわち、一方の金
型分割機構20でリング製品を取り出す作業を行ってい
る間に、他方ではリング素材Wを分割金型15に取り付
ける作業を行うことができ、リング成形作業の能率アッ
プが図られる。
【0063】2基の金型分割機構20は移動台車28上
に設けられている。この移動台車28の左右にはシリン
ダ29が設けられており、この左右のシリンダ29によ
って2基の金型分割機構20が取り付けられた移動台車
28がスライド移動できるようになっている。シリンダ
29には、例えばエアーシリンダあるいは油圧シリンダ
が使用されている。
【0064】〔第3実施例〕ここで、図4(A)(B)
は金型分割機構の平面図、図4(C)は金型分割機構の
断面図である。図4に示す金型分割機構30は、回転し
ている分割金型15を左右のクランプローラー37を使
って止めて分割する機構からなっている。
【0065】金型分割機構30は、分割金型15を保持
するその中央部を中心として左右対称になっており、左
右対称になる部分には夫々スライドフレーム31が取付
けられている。スライドフレーム31はその左右側面に
側面支持ローラー31aが夫々取り付けられている。側
面支持ローラー31aはスライドフレーム31の左右に
平行に設けられたガイドフレーム32に当接してこのガ
イドフレーム32に沿ってスライドするようになってい
る。またスライドフレーム31には、支持ローラー31
bが取り付けられていてこのローラーによって移動す
る。
【0066】スライドフレーム31には、分割金型15
の上面に形成された長穴のツメ穴33にその先端部分が
挿入するツメ34が設けられている。ツメ34はその先
端側が二股に分かれて2対になっており、また分割金型
15上面のツメ穴33も片面で2個設けられている。
【0067】ツメ34はその後部側が上下部側に突出し
ており、ツメ34の後部側の下部側に突出している部分
はピン軸34aによってスライドフレーム31に上下方
向に回動自在に枢支され、又ツメ34の後部側の上部側
に突出している部分にはツメ34の後方に設けられたツ
メ昇降シリンダ35のピストン先端が連結されている。
このツメ昇降シリンダ35によってツメ34は上下方向
に回動して昇降する構造になっている。
【0068】また、スライドフレーム31の後方には、
スライドフレーム31を前後に進退移動させるスライド
シリンダ36が設けられており、スライドシリンダ36
のピストン先端が、スライドフレーム31の後端に一体
的に連結されている。
【0069】スライドフレーム31の前端には、分割金
型15の外周側面に当接するクランプローラー37が取
り付けられている。クランプローラー37の後部にはク
ランプローラー37を前方に付勢するバネ37aが設け
られている。バネ37aはスライドフレーム31の前部
側に内装されている。
【0070】分割金型15は、ツメ34とこのクランプ
ローラー37によって保持されるようになっている。す
なわち、二股に分かれたツメ34の先端が分割金型15
の上面に形成されている2対のツメ穴33にそれぞれ入
り、またクランプローラー37が分割金型15の外周側
面に形成された係止溝38の部分に当接することによっ
て、分割金型15は保持されるようになる。また、クラ
ンプローラー37が分割金型15の側面に形成された係
止溝38に当接することによって回転している分割金型
15の回転を止めるような機構になっている。
【0071】分割金型15の外周側面の係止溝38は、
分割金型15の上面に形成された2対のツメ穴33の下
部側面側に位置する箇所に形成されており、又2対のツ
メ穴33に対して、平行になるように形成されている。
分割金型15の外周側面の係止溝38は、円形状の分割
金型15外周に対して、内側に平面状に削られた、いわ
ゆる弦状に形成された外形になっている。
【0072】次に、図4に示す金型分割機構30の動作
について以下説明する。リング素材Wの圧延が完了して
エジェクタ14を上昇させたとき、エジェクタ14上面
の分割金型15はまだ慣性で回転している。分割金型1
5が慣性で回転している状態で、金型分割機構30の左
右のスライドフレーム31を、金型分割機構30の中央
部に上昇した回転している分割金型15に向かって夫々
前進させる。スライドシリンダ36のピストンを伸長さ
せることによってスライドフレーム31は夫々前進す
る。
【0073】前進したスライドフレーム31の前端のク
ランプローラー37が、まだ回転している分割金型15
の外周側面に当たり、回転している分割金型15の外周
側面の係止溝38がクランプローラー37面に当接して
係止されることによって分割金型15の回転が止まる。
分割金型15の回転がクランプローラー37によって係
止された状態のとき、分割金型15の上面に形成されて
いる2対のツメ穴33はツメ34の先端側の丁度下方側
に位置する。
【0074】この後、ツメ昇降シリンダ35を駆動させ
て上方のツメ34の先端側を下向きに回動させ、ツメ3
4の先端を金型上面のツメ穴33内に入れる。ツメ34
の先端が、ツメ穴33内に入ると分割金型15の回転は
完全に停止される。その後、クランプローラー37とツ
メ穴33内に入ったツメ34の協働によって分割金型1
5をそれぞれ保持する。
【0075】その後の分割金型15を左右に分割する動
作及び分割された分割金型15を接合する動作は、前記
第2実施例の場合と同じであるのでその動作の説明を省
略する。また、この第3実施例の金型分割機構30は前
記第2実施例の金型分割機構20と同様、図3に図示す
るように移動台車28上に2基並設してもよい。
【0076】〔第4実施例〕ここで、図5(A)(B)
は金型分割機構の平面図、図5(C)の金型分割機構は
断面図である。図5に示す金型分割機構40は、回転し
ている分割金型15の回転を止めて2分割する機構で、
金型保持盤9の上方に設けられている。
【0077】図5に示す金型分割機構40は、アームピ
ン支点41aを中心として左右に開閉する1対のアーム
41からなり、左右1対のアーム41の内側には、分割
金型15の回転を止めるとともに回転の止まっ分割金型
15を左右に2分割する係止ツメ42及び押えツメ43
がそれぞれ設けられている。
【0078】係止ツメ42と押えツメ43は、左右でそ
の位置が異なっている。例えば、図5(A)(B)にお
いては、図面上で上側のアーム41内側の先端側に係止
ツメ42が設けられ、中央部分に押えツメ43が設けら
れているのに対し、図面上で下側のアーム41の内側の
先端側には押えツメ43が取り付けられ、中央部分に係
止ツメ42が取り付けられている。
【0079】また、左右のアーム41の内側には、左右
(図面上では上下)のアーム41の内側には、アーム4
1を左右に開閉させるアームシリンダ44が設けられて
いる。アームシリンダ44のピストン先端とシリンダの
後端はそれぞれアーム41の内側に、ピン軸44aによ
って回動自在に連結されている。
【0080】左右のアーム41の内側の係止ツメ42及
び押えツメ43は、アーム41に対して水平回りに回動
自在にそれぞれ取り付けられている。また、アーム41
の内部には、係止ツメ42及び押えツメ43を外側に付
勢するバネ42a,43aが内装されている。
【0081】係止ツメ42及び押えツメ43の上面に
は、突起42b,43bが形成されている。この突起4
2b,43bは分割金型15の外周側面の上部に鍔状に
突出した部分の下面に円周上に形成された円周溝45に
係合できるように形成されている。
【0082】また、分割金型15には、円周溝45の他
に、係止ツメ42に係合する側溝46がそれぞれ形成さ
れている。側溝46は図5(A)あるいは(B)に示す
ような係止ツメ42の先端部がその側溝46に係止され
るように分割金型15の外周側面にやや内部側に窪むよ
うに形成されている。
【0083】側溝46は各分割金型15の外周側面にそ
れぞれ一箇所形成されている。また、側溝46の形成箇
所は2分割されている分割金型15の分割面の近くにそ
れぞれ形成されている。また2分割されている分割金型
15の各側溝46の位置は2分割されている分割金型1
5を合わせて接合した場合には、接合された分割金型1
5の円周方向に180度離れた位置にそれぞれ設けられ
ている。
【0084】次に図5に示す金型分割機構40の動作に
ついて以下説明する。圧延が完了するとエジェクタ14
は上昇するが、上昇するエジェクタ14の上面がその上
部の金型分割機構40より、少し上方の位置まで上昇す
る。この時、エジェクタ14の上面では、分割金型15
が慣性でまだ回転している。この分割金型15がまだ回
転している状態で左右に開いているアーム41を閉じる
方向に作動させる。この作動はアームシリンダ44によ
って行われる。
【0085】すなわち、アームシリンダ44のピストン
を収縮させる方向にシリンダを作動させると、左右のア
ーム41は、アームピン支点41aを中心として互いに
閉じる方向に移動する。左右のアーム41が閉じる方向
に回動すると、各アーム41の内側に取り付けられてい
る係止ツメ42及び押えツメ43の先端側は、回転して
いる分割金型15の外周側面に当接する。
【0086】そして、回転している分割金型15の外周
側面に形成されている側溝46が係止ツメ42の前を通
過する際に、係止ツメ42の先端がその側溝46に係合
し、この係合によって分割金型15の回転が止められ
る。
【0087】分割金型15の回転が左右の係止ツメ42
によって止められると、エジェクタ14は下降する。エ
ジェクタ14上の分割金型15及びその内部で圧延成形
されたリング製品もエジェクタ14とともに下降する。
下降する分割金型15は、その途中で分割金型15の外
周側面の上部に鍔状に形成された部分の下面側が、係止
ツメ42及び押えツメ43の上面部分に当たり、それに
よって分割金型15の下降が停止する。
【0088】このとき、分割金型15の外周側面の上部
に鍔状に形成された部分の下面側に形成された円周溝4
5に、係止ツメ42及び押えツメ43の先端部分の突起
42b,43bが円周溝45内に入り、分割金型15は
これらの突起42b,43bによっても係止される。こ
れによって分割金型15は係止ツメ42及び押えツメ4
3によって完全に係止されて保持される。
【0089】このようにして、分割金型15を左右のア
ーム41に設けられた係止ツメ42及び押えツメ43で
それぞれ係止保持した状態で、左右のアーム41を開く
方向にアームシリンダ44を作動させる。すなわち、ア
ームシリンダ44のピストンを伸長させる方向に作動さ
せる。これによりアーム41は左右に開き始める。
【0090】この左右に開くアーム41の係止ツメ42
及び押えツメ43には、それぞれ2分割された分割金型
15のそれぞれが係止されており、左右の分割金型15
はアーム41とともに左右に別れる。これにより分割金
型15の内部で圧延形成されたリング製品の取り出しが
可能となる。
【0091】一方、リング素材Wを分割金型15内に挿
入する場合においては、予め左右に2分割された状態で
各アーム41に分割金型15は係止されていて、左右に
開いている分割金型の間にリング素材Wを取付け、その
後、左右のアーム41を閉じて2分割されて開いていた
分割金型15を閉じて接合させて一体の金型に戻し、そ
の一体になった分割金型15の内部にリング素材Wが入
る状態にし、その状態にした後、エジェクタ14を上昇
させて左右のアーム41よりやや上方に分割金型15を
押し上げる。
【0092】これによって、押し上げられる分割金型1
5の外周側面の上部に鍔状に形成された部分の下面側に
形成された円周溝45が、アーム41の係止ツメ42及
び押えツメ43の突起42b,43bから離れる。この
状態で左右のアーム41を再び開き、アーム41が開い
た状態で分割金型15をその上面に乗せたエジェクタ1
4を下降させて、その下方の金型保持盤9の分割金型保
持孔9aの孔内に装着保持する。そして分割金型15を
金型保持盤9に装着保持した後、上方からマンドレル1
2を下ろして、マンドレル12をリング素材Wの穴内を
挿通させて圧延を行う。
【0093】図6(A)は図5に示す金型分割機構40
を2基設けた場合の実施例で、アームピン支点41aを
中心として180度の離れた角度にそれぞれ取り付けら
れている。この2基設けられた金型分割機構40のアー
ム41は一体的に連結され、また、アームピン支点41
aが一つに共有されており、そのアームピン支点41a
を中心として水平回りに旋回する構造になっている。
【0094】この図6(A)の2基設けられた金型分割
機構40では、一方側のアーム41が閉じている状態で
は、その反対側にあるアーム41は開く関係にあり、ま
た逆に開いてる方が閉じた状態では、閉じている側のア
ーム41が開くという関係になっている。このように金
型分割機構40が2基設けられている場合には、リング
素材Wの取付け及び圧延されたリング製品の取り出しの
作業が効率よく行うことが出来る。
【0095】図6(B)は、図5の金型分割機構40が
3基設けられた例で、この場合には、各金型分割機構4
0はアームピン支点41aを中心としてそれぞれ120
度の間隔で設けられており、また各金型分割機構40は
アームピン支点41aが一つに共有されており、そのア
ームピン支点41aを中心として水平回りに旋回できる
構造になっている。
【0096】各金型分割機構40のそれぞれの構造は図
5で説明した構造と全く同じであり、その説明を省略す
る。この図6(B)のように3基設けられている場合に
は図6(A)に比べ分割金型15の冷却時間をより多く
取ることができ、分割金型15の耐久性を高めることが
できる。
【0097】〔第5実施例〕ここで、図7(A)は金型
分割機構の平断面図、図7(B)は金型分割機構の断面
図、図8(A)は金型分割機構の平断面図、図8(B)
は金型分割機構の断面図である。図7に示す金型分割機
構50は、回転している分割金型15の回転を停止させ
て2分割できる機構で、金型保持盤9の上方に設けられ
ている。
【0098】図7に示す金型分割機構50は円形の環状
フレーム51の内部で分割金型15の回転を止め、そし
て更に2分割する機構になっている。環状フレーム51
は連結フレーム51aに連結支持されている。
【0099】円形の環状フレーム51の内部には分割金
型15の外周側面を押さえる押えローラー52が円形の
環状フレーム51の中心に指向させて、複数、図面上で
は4基が90度の等間隔で配置されている。各押えロー
ラー52の後部は押えシリンダ53になっている。つま
り押えシリンダ53のピストン先端に押えローラー52
は設けられている。
【0100】更に環状フレーム51の内部には開ストッ
パー54が設けられている。開ストッパー54は回転す
る分割金型15の回転を止めるとともに、回転を止めた
分割金型15を左右に押し広げる機能を果たす。この開
ストッパー54の後端側は、ストッパーシリンダ55に
なっており、つまり開ストッパー54はストッパーシリ
ンダ55のピストン側に設けられている。
【0101】ストッパーシリンダ55のピストン側の開
ストッパー54の先端側には、係止ローラー54aが設
けられ、係止ローラー54aの直ぐ後部左右には開ロー
ラー54bがそれぞれ左右方向に設けられている。この
開ストッパー54は環状フレーム51の中心側に向かっ
て進退移動するように取り付けられている。
【0102】またこの開ストッパー54と向かい合う反
対面には、支持片56が環状フレーム51の内面に中心
側に向けてやや突出した状態で形成されている。この支
持片56は、開ストッパー54が分割金型15を左右に
押し広げるために、押す場合にそれを受けて支持する機
能を果たす。
【0103】また、この図7で使用される分割金型15
はこれまで説明した分割金型15とやや一部構造が異な
っている。すなわち分割面の外周側面には外側に向かっ
ていわゆるV字状に開いている割れ目57が形成されて
いる。これは開ストッパー54の先端の開ローラー54
bが、この割れ目57に係止できるようにするためにこ
の様な構造になっている。
【0104】次に図7に示す金型分割機構50の動作に
ついて以下説明する。圧延が完了してエジェクタ14が
上昇する。上昇するエジェクタ14の上面では分割金型
15が慣性で回転している。エジェクタ14によって、
上方に押し上げられた分割金型15は環状フレーム51
の内側に押し上げられて入り、環状フレーム51の内部
に設けられている押えローラー52が押えシリンダ53
の働きによって中心側に向かって前進する。この中心側
に向かって前進する押えローラー52によって回転して
いる分割金型15の外周面は当接されるようになる。
【0105】さらにこれと同時進行で、開ストッパー5
4も中心側に向かって前進する。すなわち、ストッパー
シリンダ55の駆動によって開ストッパー54も中心側
に向かって前進する。そして、開ストッパー54の先端
の係止ローラー54aは回転している分割金型15の外
周側面に当接する。
【0106】回転する分割金型15は、回転している間
にそのV字状になっている割れ目57が、係止ローラー
54aの前を通過する際に、係止ローラー54aはその
瞬間にV字型に拡開しているその割れ目57に挿入し、
これによって分割金型15の回転が停止される。
【0107】分割金型15の回転が停止した後、更に、
ストッパーシリンダ55を駆動させて開ストッパー54
を前進させると、分割金型15の割れ目57は前進する
開ストッパー54によって左右に押し広げられるように
なる。
【0108】そして、分割金型15の割れ目57が更に
押し広げられると、今度は、係止ローラー54aの後部
左右側面に設けられた開ローラー54bが左右に開き始
めた各割れ目57の部分に当接し、開ローラー54bが
当接された割れ目57が開ストッパー54の前進によっ
てさらに左右に押し広げられる。このとき、分割金型1
5のもう一方の分割部分の割れ目57の部分は、支持片
56によって支持されている。
【0109】このようにして、分割金型15は割れ目5
7部分から左右に押し広げられて開き、分割金型15の
内部に圧延加工されたリング製品の取り出しが可能とな
るのである。
【0110】一方、リング素材Wをこの分割金型15内
に挿入する場合においては、開ストッパー54は後退さ
せて、押えローラー52によって、左右に押し広げられ
ている分割金型15を中心側に向かって押圧させて、左
右に押し広げている分割金型15をその押えローラー5
2によって中心側に向かって移動させて閉じさせる。そ
してこの閉じて円形の金型になった状態でリング素材W
をその内部に入れ、その後エジェクタ14を下降させる
とともに、上方からマンドレル12を下降させてリング
素材Wの孔内を挿通させた後、圧延加工に入る。
【0111】図9は、図7に示す金型分割機構50を複
数(この場合には4基設けた場合)の例で、水平状に旋
回するように取り付けられている4基の金型分割機構5
0は連結フレーム51aによってその中心部分で連結さ
れている。すなわち、その回転中心部分には、旋回軸5
8が設けられており、この旋回軸58は旋回モーター5
9によって旋回される。この旋回軸58はリング成形機
の本体側に支持されている。
【0112】金型分割機構50はこの旋回軸58を中心
として旋回し、この旋回によって、リング素材Wの取付
け及びリング製品の取り出しが円滑に効率良くなされ
る。また複数設けられているため、分割金型15の冷却
もでき、分割金型15の耐久性を高めることができる。
【0113】〔第6実施例〕図10はラジアル回転リン
グ成形機の一部切り欠き側断面図である。図10におい
て、ラジアル回転リング成形機1は、前記第1実施例と
同様に、分割金型15を使用して複雑な断面形状の成形
を可能にするリング成形機である。この第6実施例にお
けるラジアル回転リング成形機1には、分割金型15を
分割し又分割された分割金型15を接合する後述の第7
実施例〜第10実施例の種々のタイプの金型分割機構が
金型保持盤9内に設けられている。金型保持盤9内に設
けられた金型分割機構の構造及び動作については第7実
施例〜第10実施例の中で説明する。なお、第10実施
例の金型分割機構では液圧で作動するシリンダが不要で
あり、液圧を供給する回路は必要としない。
【0114】第6実施例におけるラジアル回転リング成
形機1が前記第1実施例のラジアル回転リング成形機1
と異なるのは、金型保持盤9内に金型分割機構が設けら
れていることであり、これ以外の構成及び動作は前記第
1実施例の構成及び動作と全く同一であるので、その説
明を省略する。
【0115】〔第7実施例〕ここで、図11(A)は金
型分割機構の一部平断面図、図11(B)は金型保持盤
側回路とポンプ側回路の接続部の概略断面図、図11
(C)は同図(A)の矢視断面図である。図11に示す
金型分割機構60は金型保持盤9内で分割金型15を分
割できる構造のものになっている。
【0116】図11に示す金型分割機構60では平面視
において、金型保持盤9の中央部分には長方形の中空部
分が形成されており、長方形の中空部分には2分割され
ている分割金型15がスライド自在に取り付けられてい
る。分割金型15はその外形が長方形又は正方形状のい
わゆる方形状の形をしており、各分割金型15はその接
合面側に半円形状の金型孔が形成されている。
【0117】分割金型15の左右側面にはスライド溝6
1がそれぞれ形成され、またこのスライド溝61内に
は、スライドガイド62が係合されている。スライドガ
イド62は、金型保持盤9の長方形の中空部分の左右内
部側面にそれぞれ突出形成されている。分割金型15は
このスライドガイド62に沿って水平に移動できるよう
になっている。
【0118】また分割金型15の後方にはそれぞれクラ
ンプシリンダ63が取り付けられている。このクランプ
シリンダ63にはクランプピストン63aが取り付けら
れ、クランプピストン63aの先端はそれぞれ分割金型
15の後面に連結固定されている。
【0119】分割金型15はクランプシリンダ63の駆
動によって前後方向に移動できる構造になっており、ク
ランプピストン63aが後方に後退することによって分
割金型15は左右に開くようになっている。
【0120】クランプシリンダ63には例えば液圧シリ
ンダが使用されており、この液圧シリンダからなるクラ
ンプシリンダ63には液圧を送るための回転側配管63
b、及び回転側配管63bの途中にはパイロットチェッ
ク弁63cやインラインアキュムレーター63dが設け
られている。インラインアキュムレーター63dはクラ
ンプシリンダ63内のピストン押圧力を一定に維持する
機能を果たすものである。これら回転側配管63b、パ
イロットチェック弁63c、インラインアキュムレータ
ー63d及び後述の回転シール溝63e等は、金型保持
盤側回路を構成しており、金型保持盤9を支持する回転
基盤5側に設けられている。
【0121】金型保持盤9を支持して回転する回転基盤
5と、その外周側を構成して回転基盤5を回転支持する
支持盤3との回転接合面は、平面視において円周状に形
成されていて、内側の回転基盤5の円周側面には円周方
向に回転シール溝63eが1周して形成されており、こ
の回転シール溝63eに上記回転側配管63bの一端側
が連通接続されている。
【0122】また、外周側の支持盤3側には、上記回転
シール溝63eと常に接続する固定側配管63fの一端
側が設けられている。固定側配管63fの他端側はポン
プ側回路の液圧源63gに接続しており、又その途中に
は液圧切換弁63hが設けられている。
【0123】このように、金型保持盤側回路とポンプ側
回路とは、回転シール溝63eを通じて、回転中でも接
続状態にあるため、金型保持盤9の回転を止めることな
く分割金型15の開閉を行うことができる。
【0124】なお、回転シール溝63eに代えて回転側
配管63bの一端側に連結金具を設けて、この連結金具
を通じて金型保持盤側回路とポンプ側回路との接続及び
切離しができるようにすることもできる。この場合に
は、金型保持盤9が回転して圧延中においては連結金具
が切り離されるようになる。
【0125】次に図11に示す金型分割機構60の動作
について以下説明する。圧延が完了すると、ポンプ側回
路より金型保持盤側回路の金型保持盤9内に設けられた
クランプシリンダ63に回転シール溝63eを介して液
圧を供給する。この液圧の供給によってクランプシリン
ダ63のクランプピストン63aはそれぞれ後退させら
れ、クランプピストン63aの後退によって分割金型1
5は左右に分割されて開く。
【0126】分割金型15が左右に開くことによって内
部のリング製品は、簡単に取り出すことが出来る。すな
わちクランプシリンダ63の作動によって分割金型15
を左右に分割して開いた後、エジェクタ14が上昇し
て、エジェクタ14上のリング製品を押し上げて、リン
グ製品を取り出す。
【0127】リング製品が取り出された後、エジェクタ
14を下降させ、エジェクタ14が下降した後、クラン
プシリンダ63を作動させて2分割されていた分割金型
15を閉じる。すなわち、クランプピストン63aをそ
れぞれ中心側に向かって前進させる。左右に分割されて
いた分割金型15は閉じられて元の接合された金型に戻
る。その後、リング素材Wを金型内部に入れてマンドレ
ル12を下降させて圧延加工の作業に入る。
【0128】図12には、図11に示す金型分割機構6
0の分割金型15が、120度の等間隔で3分割された
実施例図であり、分割金型15を開閉する機構のクラン
プシリンダ63、クランプピストン63aなどあるいは
それ以外の機構も図11の場合と全く同様な構造になっ
ている。
【0129】図13は図11に示す金型分割機構60の
分割金型15が、90度の等間隔で4分割される場合の
実施例図であり、各分割金型15を開閉する機構は全く
図11の場合の構造と同一である。
【0130】〔第8実施例〕ここで、図14(A)は金
型分割機構の部分平面図、図14(B)は同図(A)の
矢視断面図である。図14に示す金型分割機構70は金
型保持盤9内に設けられており、前記第7実施例と同様
に分割金型15を金型保持盤9内で分割できる構造のも
のである。ただ分割金型15をスライド駆動させる駆動
機構の構造が異なっている。すなわちコッタ方式で分割
金型15をスライドさせる構造になっている。
【0131】図14に示す金型分割機構70は前記第7
実施例と同様に、平面視において、金型保持盤9の中央
部分には長方形の中空部分が形成されており、長方形の
中空部分には2分割されている分割金型15がスライド
自在に取り付けられている。分割金型15はその外形が
長方形又は正方形状のいわゆる方形状の形をしており、
各分割金型15はその接合面側に半円形状の金型孔が形
成されている。
【0132】分割金型15の左右側面にはスライド溝7
1がそれぞれ形成され、またこのスライド溝71内に
は、スライドガイド72が係合されている。スライドガ
イド72は、金型保持盤9の長方形の中空部分の左右内
部側面にそれぞれ突出形成されている。分割金型15は
このスライドガイド72に沿って水平に移動できるよう
になっている。
【0133】この分割金型15の後部には、この分割金
型15を前進及び後退させるいわゆるコッタ方式のもの
が取り付けられている。分割金型15の後端にはコッタ
方式を構成するウェッジ73が取り付けられ、また金型
保持盤9側にはコッタ74が取り付けられている。コッ
タ74は金型保持盤9に保持されているコッタガイド7
4aによって保持されている。またコッタ74とウェッ
ジ73はコッタウェッジ連結部75によって摺動自在に
連結されている。コッタ74とウェッジ73の連結部分
のコッタウェッジ連結部75は斜め上方に沿って傾斜す
る構造になっている。
【0134】コッタ74の下面側にはコッタシリンダ7
6が上向きに取り付けられていて、またコッタ74はこ
のコッタシリンダ76の作動によりー昇降する構造にな
っている。そしてコッタ74が上昇することによって、
ウェッジ73を前方に押し出し、ウェッジ73が前方に
押し出されることによってウェッジ73が取り付けられ
ている分割金型15は前方に押し出されて分割金型15
は中央で接合されて一体型の金型になる。
【0135】逆にコッタ74を下降させるとウェッジ7
3はコッタウェッジ連結部75によって後方に引き寄せ
られ、ウェッジ73が連結されている分割金型15も後
方に引き寄せられて、後方にスライド後退して分割金型
15は左右に2分割されて開くようになっている。
【0136】コッタシリンダ76もポンプ側回路からの
液圧で作動するようになっており、前記第7実施例の場
合と同様に、回転側配管、パイロットチェック弁、イン
ラインアキュムレーター、回転シール溝等を構成する金
型保持盤側回路は回転基盤5側に設けられていて、金型
保持盤側回路とポンプ側回路とは回転シール溝を介して
回転中でも常時接続されている。なお、前記と同様、回
転シール溝に代えて連結金具を使用し、この連結金具に
よって接続及び切離しができる構造にすることもでき
る。
【0137】次に図14に示す金型分割機構70の動作
について以下説明する。圧延が完了すると、ポンプ側回
路から液圧を回転シール溝を介してコッタシリンダ76
内に供給し、これによってコッタ74を下降する方向に
作動させる。コッタ74が下降すると、ウェッジ73は
引き寄せられ、このため分割金型15も後方にスライド
移動して、分割金型15は左右に分割されて開く。
【0138】これによって、内部に圧延加工されたリン
グ製品の取り出しが容易となる。すなわち、左右に分割
金型15を開いた後、エジェクタ14を上昇させてエジ
ェクタ14上面のリング製品を押し上げて取り出す。リ
ング製品を取り出した後、エジェクタ14を下降させ、
続いてコッタシリンダ76を作動させてコッタ74を上
昇させる。コッタ74が上昇すると、ウェッジ73は前
方に押され、ウェッジ73を介して分割金型15は前方
にスライドし、開いている分割金型15は中央で接合さ
れる。
【0139】その後、リング素材Wを接合された分割金
型15の内部に挿入し、マンドレル12を下降してリン
グ素材Wの孔内及び金型保持盤9を挿通させた後、圧延
加工に入る。
【0140】〔第9実施例〕ここで、図15(A)は金
型分割機構の部分平面図、図15(B)(C)は同図
(A)の矢視断面図である。図15に示す金型分割機構
80は金型保持盤9内に設けられており、前記第7実施
例及び第8実施例と同様に分割金型15を金型保持盤9
内で分割できる構造のものである。ただ分割金型15を
スライド移動させる駆動部分の構造が異なっている。す
なわちトッグル方式で分割金型15をスライドさせる構
造になっている。
【0141】図15に示す金型分割機構80は前記第7
実施例及び第8実施例と同様に、平面視において、金型
保持盤9の中央部分には長方形の中空部分が形成されて
おり、長方形の中空部分には2分割されている分割金型
15がスライド自在に取り付けられている。分割金型1
5はその外形が長方形又は正方形状のいわゆる方形状の
形をしており、各分割金型15はその接合面側に半円形
状の金型孔が形成されている。
【0142】分割金型15の左右側面にはスライド溝8
1がそれぞれ形成され、またこのスライド溝81内に
は、スライドガイド82が係合されている。スライドガ
イド82は、金型保持盤9の長方形の中空部分の左右内
部側面にそれぞれ突出形成されている。分割金型15は
このスライドガイド82に沿って水平に移動できるよう
になっている。
【0143】トッグル方式では2個のトッグル83とト
ッグル83をトッグルピン84で連結している。すなわ
ちトッグル83は、分割金型15の後方に2個設けられ
ており、1つのトッグル83は分割金型15の後端にト
ッグルピン84で連結され、またそのトッグル83はも
う一方のトッグル83とトッグルピン84で連結され、
他のトッグルピン84の後端は金型保持盤9にトッグル
ピン84で連結されている。
【0144】また前後のトッグル83を連結するトッグ
ルピン84はその下方に上向きに設けられているトッグ
ルシリンダ85の先端部分のピストンとそのトッグルピ
ン84によって連結されている。いわゆる前後のトッグ
ルピン84とトッグルシリンダ85のピストンは1つの
トッグルピン84で連結されている。
【0145】前後のトッグル83はトッグルシリンダ8
5が上方に移動、即ちトッグルシリンダ85のピストン
が上方に伸長すると前後のトッグル83は前後に山型に
折れる。このため、分割金型15は後方に引き寄せられ
て分割金型15は左右に開くことになる。逆に、トッグ
ルシリンダ85の、ピストンが下降して縮むと山型に折
れているトッグル83は水平に戻り、この為分割金型1
5は前方にスライドして押し出されて閉じる構造になっ
ている。
【0146】このトッグルシリンダ85も液圧によって
駆動し、前記第7実施例と同様に、その液圧回路の回転
側配管、パイロットチェック、インラインアキュムレー
ター、回転シール溝等から構成される金型保持盤側回路
が回転基盤5側に設けられていて、金型保持盤側回路と
ポンプ側回路とは回転シール溝を介して回転中でも常時
接続されている。なお、前記と同様、回転シール溝に代
えて連結金具を使用し、この連結金具によって接続及び
切離しができる構造にすることもできる。
【0147】次に図15に示す金型分割機構80の動作
について以下説明する。圧延が完了すると、ポンプ側回
路から回転シール溝を介して液圧をトッグルシリンダ8
5内に供給してピストンを上方に伸長させてトッグル8
3を山型に折れ曲がらせる。トッグル83が山型に折れ
曲がると、分割金型15は後方に引き寄せられて分割金
型15は左右に開く。
【0148】これによって、内部に圧延加工されたリン
グ製品の取り出しができる。すなわち、左右に分割金型
15を開いた後、エジェクタ14を上昇させてエジェク
タ14上面のリング製品を押し上げて取り出す。リング
製品を取り出した後、エジェクタ14を下降させ、続い
てトッグルシリンダ85を作動させてピストンを縮小さ
せると、山型に折れ曲がっていたトッグル83は水平状
に伸びて、分割金型15を前方に押圧し、分割金型15
は前方にスライド移動して、開いている分割金型15は
中央で接合される。
【0149】その後、リング素材Wを接合された分割金
型15の内部に挿入し、マンドレル12を下降してリン
グ素材Wの孔内及び金型保持盤9を挿通させた後、圧延
加工に入る。
【0150】図16は図15のトッグル83を使用した
場合の変形型で、図15のトッグル83が上下方向に山
型に折れ曲がるのに対し、図16のトッグル83では、
水平方向に山型に折れ曲がる構造になっている。これ以
外の構造は図15の場合と全く同じものである。
【0151】〔第10実施例〕ここで、図17(A)は
金型分割機構の部分平面図、図17(B)は同図(A)
の矢視断面図である。図17に示す金型分割機構80は
金型保持盤9内に設けられており、前記第7実施例〜第
9実施例と同様に分割金型15を金型保持盤9内で分割
できる構造のものである。ただ分割金型15を分割開閉
する構造が異なっている。すなわちリンク方式で分割金
型15を上方に押し上げながら左右に押し開く構造にな
っている。
【0152】このリンク方式では、前記第7実施例〜第
9実施例と異なり、エジェクタ14の昇降を利用して分
割金型15を分割開閉する構造で、分割金型15を分割
するための別途の駆動機構が不要で構造が非常に簡単に
なる利点がある。
【0153】図17に示す金型分割機構90は前記第7
実施例〜第9実施例と同様に、平面視において、金型保
持盤9の中央部分には長方形の窪み部分が形成され、又
長方形の窪みの中央部には貫通孔が形成されている。長
方形の窪み部分には2分割されている分割金型15が取
り付けられている。分割金型15はその外形が長方形又
は正方形状のいわゆる方形状の形をしており、各分割金
型15はその接合面側に半円形状の金型孔が形成されて
いる。
【0154】各分割金型15のそれぞれ後部側には平行
リンク91が左右及び上下に取り付けられている。平行
リンク91はそれぞれ分割金型15の後部側と金型保持
盤9側にピン軸92で上下回りに回動自在に支持されて
いる。このリンク方式では平行リンク91は上側に開く
構造になっている。
【0155】即ち、金型保持盤9はその長方形状の切り
欠かれている部分は、上方側が開放されているが、その
平行リンク91の取り付けられたそれよりも下部側は一
体的につながっている。この平行リンク91はエジェク
タ14が上昇すると、エジェクタ14の上面に取り付け
られて分割金型15は上昇するエジェクタ14によって
上方に押し上げられる。
【0156】このとき、分割金型15は平行リンク91
によって連結されてるため、上方に押し上げられなが
ら、この平行リンク91によって上方に押し上げられな
がら左右方向に回動して、左右方向に夫々後退し、この
為左右の分割金型15は左右に別れて開くことになり、
その結果、内部のリング製品の取り出しができることに
なる。
【0157】一方、リング製品が取り出された後、再び
エジェクタ14が下降すると、左右上方に別れていた分
割金型15はエジェクタ14の下降とともに下向きに回
動しながら、互いに中心側に向かって接近して、水平状
態に成った状態では、左右の分割金型15は接合されて
閉じることになる。
【0158】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この考案の精神を逸脱しない範囲で種々
の改変をなし得ることは勿論である。
【0159】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、請求項
1,2の発明に係るラジアル回転リング成形機によれ
ば、金型保持盤の分割金型によって成形後のリングがこ
れ以上大きくなるのを確実に阻止することができ、これ
によって、成形後のリングの外径精度の向上を図ること
ができ、しかも、分割金型を金型分割機構によって分割
することによって、外周側面に凹凸形状の複雑な断面形
状を有するリング製品を分割金型から取り出すことがで
き、複雑な断面形状の成形を可能にすることができる。
【0160】請求項2の発明では、更に、金型保持盤の
分割金型とマンドレル並びにマンドレルつば部とエジェ
クタの協働によって、加圧鍛造中のリング素材の材料の
一部が上下方向に逃げるの防ぎ、成形後のリングの断面
の一部に欠肉が生じるのを防ぐことができ、しかも、分
割金型を金型分割機構によって分割することによって、
外周側面に凹凸形状の複雑な断面形状を有するリング製
品を分割金型から取り出すことができ、複雑な断面形状
の成形を可能にすることができる。
【0161】また、請求項3のように金型分割機構が金
型保持盤の上方に設けられている場合には、金型保持盤
の構造を複雑にする必要がなく、また、金型保持盤の上
方では複数の金型分割機構を並設することができ、これ
によって、より効率良くリングの取り出し及び取付けが
でき、しかも、分割金型の冷却時間をとることができ、
分割金型の耐久性の向上を図ることもできる。
【0162】また、請求項4のように金型分割機構が金
型保持盤内に設けられている場合には、構造がコンパク
トとなり、しかも、分割金型を上方に移動させることな
く金型保持盤内で分割金型の分割ができ、分割時間のス
ピードアップが図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の第1実施例を示すラジアル
回転リング成形機の一部切り欠き側断面図である。
(B)はこの発明の第1実施例を示すラジアル回転リン
グ成形機の概略部分拡大側断面図である。
【図2】(A)(B)はこの発明の第2実施例を示す金
型分割機構の平面図である。(C)はこの発明の第2実
施例を示す金型分割機構の断面図である。
【図3】この発明の第2実施例の金型分割機構を並設し
た平面図である。
【図4】(A)(B)はこの発明の第3実施例を示す金
型分割機構の平面図である。(C)はこの発明の第3実
施例を示す金型分割機構の断面図である。
【図5】(A)(B)はこの発明の第4実施例を示す金
型分割機構の平面図である。(C)はこの発明の第4実
施例を示す金型分割機構の断面図である。
【図6】(A)(B)はこの発明の第4実施例を一部変
形した金型分割機構の平面図である。
【図7】(A)はこの発明の第5実施例を示す金型分割
機構の平断面図である。(B)はこの発明の第5実施例
を示す金型分割機構の断面図である。
【図8】(A)はこの発明の第5実施例を示す金型分割
機構の平断面図である。(B)はこの発明の第5実施例
を示す金型分割機構の断面図である。
【図9】(A)はこの発明の第5実施例を示す金型分割
機構の平面図である。(B)はこの発明の第5実施例を
示す金型分割機構の側面図である。
【図10】この発明の第6実施例を示すラジアル回転リ
ング成形機の一部切り欠き側断面図である。
【図11】(A)はこの発明の第7実施例を示す金型分
割機構の一部平断面図である。(B)は金型保持盤側回
路とポンプ側回路の接続部の概略断面図である。(C)
は同図(A)の矢視断面図である。
【図12】(A)はこの発明の第7実施例を一部変形し
た金型分割機構の一部平断面図である。(B)は金型保
持盤側回路とポンプ側回路の接続部の概略断面図であ
る。
【図13】(A)はこの発明の第7実施例を一部変形し
た金型分割機構の一部平断面図である。(B)は金型保
持盤側回路とポンプ側回路の接続部の概略断面図であ
る。
【図14】(A)はこの発明の第8実施例を示す金型分
割機構の部分平面図である。(B)は同図(A)の矢視
断面図である。
【図15】(A)はこの発明の第9実施例を示す金型分
割機構の部分平面図である。(B)(C)は同図(A)
の矢視断面図である。
【図16】この発明の第9実施例を一部変形した金型分
割機構の一部平断面図である。
【図17】(A)はこの発明の第10実施例を示す金型
分割機構の部分平面図である。(B)は同図(A)の矢
視断面図である。
【図18】従来装置の概略平面図である。
【図19】(A)(B)はリング製品の断面図である。
【符号の説明】
1 ラジアル回転リング成形機 2 水平基盤 3 支持盤 4 水平シリンダ機構 4a ピストンロッド 5 回転基盤 5a 環状歯車 6 駆動歯車 6a 伝動軸 7 駆動モータ 8 上部支持盤 9 金型保持盤 9a 分割金型保持孔 10 上部保持枠 10a マンドレル装着盤 10b 延長ボルト 11 側部基盤 11a 上部フレーム 11b シリンダ機構 11c 上部フレームクランパ 12 マンドレル 12a 内部金型 12b マンドレルつば部 13 下部保持枠 13a 下部昇降シリンダ機構 13b エジェクタ装着盤 14 エジェクタ 14a エジェクタ下限メカストッパー装置 15 分割金型 20 金型分割機構 20a 外枠フレーム 20b レール 21 スライドフレーム 22 ツメ穴 23 ツメ 23a ピン軸 24 ツメ昇降シリンダ 24a 支持軸 25 ガイド 26 スライドシリンダ 27 挟持片 28 移動台車 29 シリンダ 30 金型分割機構 31 スライドフレーム 31a 側面支持ローラー 31b 支持ローラー 32 ガイドフレーム 33 ツメ穴 34 ツメ 34a ピン軸 35 ツメ昇降シリンダ 36 スライドシリンダ 37 クランプローラー 37a バネ 38 係止溝 40 金型分割機構 41 アーム 41a アームピン支点 42 係止ツメ 42a バネ 42b 突起 43 押えツメ 43a バネ 43b 突起 44 アームシリンダ 44a ピン軸 45 円周溝 46 側溝 50 金型分割機構 51 環状フレーム 51a 連結フレーム 52 押えローラー 53 押えシリンダ 54 開ストッパー 54a 係止ローラー 54b 開ローラー 55 ストッパーシリンダ 56 支持片 57 割れ目 58 旋回軸 59 旋回モーター 60 金型分割機構 61 スライド溝 62 スライドガイド 63 クランプシリンダ 63a クランプピストン 63b 回転側配管 63c パイロットチェック弁 63d インラインアキュムレーター 63e 回転シール溝 63f 固定側配管 63g 液圧源 63h 液圧切換弁 70 金型分割機構 71 スライド溝 72 スライドガイド 73 ウェッジ 74 コッタ 74a コッタガイド 75 コッタウェッジ連結部 76 コッタシリンダ 80 金型分割機構 81 スライド溝 82 スライドガイド 83 トッグル 84 トッグルピン 85 トッグルシリンダ 90 金型分割機構 91 平行リンク 92 ピン軸 W リング素材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 厚司 長崎県長崎市深堀町1丁目2番地1 菱機 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 吉田 健一 長崎県長崎市深堀町1丁目2番地1 菱機 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 東 龍一郎 長崎県長崎市深堀町1丁目2番地1 三菱 長崎機工株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング素材の外周側面を挟圧鍛造する分
    割金型を回転中心部に装着保持する金型保持盤を水平方
    向移動自在及び回転自在に設け、リング素材の内周側面
    を挟圧鍛造するマンドレルを昇降自在及び回転自在に設
    け、該マンドレルの円形外周側面にリング素材の内周側
    面を所定の断面形状に加圧成形する内部金型を形成する
    と共に、上記分割金型を分割及び接合する金型分割機構
    を設けたことを特徴とするラジアル回転リング成形機。
  2. 【請求項2】 リング素材の外周側面を挟圧鍛造する分
    割金型を回転中心部に装着保持する金型保持盤を水平方
    向移動自在及び回転自在に設け、リング素材の内周側面
    を挟圧鍛造するマンドレルを昇降自在及び回転自在に設
    け、該マンドレルの円形外周側面にリング素材の内周側
    面を所定の断面形状に加圧成形する内部金型を形成し、
    内部金型の上部のマンドレルの外周側面に、加圧鍛造中
    のリング素材の材料の一部が上方に逃げるのを防ぐマン
    ドレルつば部を突出形成し、加圧鍛造中のリング素材の
    材料の一部が下方に逃げるのを防ぐエジェクタを金型保
    持盤の下部側に設けると共に、上記分割金型を分割及び
    接合する金型分割機構を設けたことを特徴とするラジア
    ル回転リング成形機。
  3. 【請求項3】 金型分割機構は金型保持盤の上方に設け
    られている請求項1又は2記載のラジアル回転リング成
    形機。
  4. 【請求項4】 金型分割機構は金型保持盤内に設けられ
    ている請求項1又は2記載のラジアル回転リング成形
    機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016128192A (ja) * 2011-07-15 2016-07-14 株式会社昭和螺旋管製作所 バルジ加工用の金属ベローズ成形方法、及び、その金属ベローズ成形装置
CN114505435A (zh) * 2022-02-10 2022-05-17 山西天宝集团有限公司 一种配置在压力机上锻造风电法兰制坯冲孔的装置

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JP2016128192A (ja) * 2011-07-15 2016-07-14 株式会社昭和螺旋管製作所 バルジ加工用の金属ベローズ成形方法、及び、その金属ベローズ成形装置
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