JPH07275416A - スイング再生装置 - Google Patents

スイング再生装置

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JPH07275416A
JPH07275416A JP9901094A JP9901094A JPH07275416A JP H07275416 A JPH07275416 A JP H07275416A JP 9901094 A JP9901094 A JP 9901094A JP 9901094 A JP9901094 A JP 9901094A JP H07275416 A JPH07275416 A JP H07275416A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体に対して運動自在に設けたアームでスポ
ーツ器具を支持し、スポーツ器具でスイングを行ってこ
のスイングに伴うアームの運動を記憶再生する装置にお
いて、アームを容易に動かせるようにして記憶時のスイ
ングを正確に行えるようにする。 【構成】 本体に対して運動自在に設けられ、第1のス
ポーツ器具を支持する記憶用アームと、前記第1のスポ
ーツ器具でプレーヤーがスイングを行った際に、このス
イングに伴う前記記憶用アームの運動状態を記憶する記
憶部と、前記記憶用アームとは別に運動自在に設けら
れ、第2のスポーツ器具を支持する少なくとも1本の再
生用アームと、前記記憶部の記憶内容に基づいて前記再
生用アームを運動させ、この運動により前記第1のスポ
ーツ器具で行った前記スイングを第2のスポーツ器具で
再現する制御部とからスイング再生装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイング再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先にゴルフ等のスポーツ練
習用の装置としてスイング再生装置を出願した。(特願
平4−53034号) 図30はこの装置を簡略に描いた図面で、図中、100
は本体、110は本体100に対してあらゆる方向に運
動可能であるアーム部で、該アーム部110は、複数の
アーム101、102、103、104、把持部105
等を互いに回転可能に連結して構成し、前記把持部10
5でゴルフのクラブ106を把持している。
【0003】前記各アームは前述のように互いに回転自
在で、例えばアーム101は回転軸101aを中心に本
体100に対して水平面内で回転自在で、同様にアーム
102はアーム101に対して回転軸102aを中心に
水平面内で回転自在である。更にアーム103はアーム
102に対して、アーム104はアーム103の取付面
103aに対して、把持部105はアーム104に対し
て夫々回転軸を中心に回転自在となっている。そして各
アーム及び把持部の回転軸には、その記憶速度等を検出
するエンコーダーが設けられており、このエンコーダー
は記憶部に連結されている。
【0004】又、各アーム、把持部の回転軸には、前記
エンコーダーとは別にモーターが取付けられており、こ
のモーターは制御部に連結され、更にこの制御部は、前
記記憶部に連結されている。
【0005】このような装置に於いて、先ず、模範プレ
ーヤーがクラブ106を握って模範となるスイングを行
うと、各アーム101、102、103、104、及び
把持部105が互いに回転運動し、アーム部110がク
ラブ106に追従していく。この際、各アーム101、
102、103、104、及び把持部105の回転速度
が前記エンコーダーにより検出され、この情報が前記記
憶部に記憶される。これにより、クラブ106で模範ス
イングを行った時のアーム部110の動きが記憶され
る。
【0006】次に練習プレーヤーヤーが元位置に戻った
クラブ106を握る。この状態で前記制御部が前記各モ
ーターを作動させ、前記記憶部の記憶情報に基づきつ
つ、各アーム101、102、103、104、及び把
持部105を回転させる。これによりアーム部110
は、前述の模範スイング時と全く同じ運動を行い、即
ち、最初の運動を再現し、従って、クラブ106は前記
模範スイングを忠実に再現する。この際、クラブ106
を握っている練習プレーヤーは前記模範スイングを実体
験として体験することができ、従って練習プレーヤーの
技術の飛躍的な向上を図れるというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の装置
では、1本のアーム110で記憶、再生、両方を行うの
で、アーム部110に、エンコーダー等スイングを記憶
するための部材と、モーター等スイングを再生するため
の部材、両方を取付けることが必要となる。従ってこの
ような構造では、アーム部110の重量が大きくなり、
模範プレーヤーが最初に模範スイングを行う際に慣性重
量の増加により正確なスイングが行いにくくなるという
不具合があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、本体に対して運動自在に設けられ、第1のス
ポーツ器具を支持する記憶用アームと、前記第1のスポ
ーツ器具でプレーヤーがスイングを行った際に、このス
イングに伴う前記記憶用アームの運動状態を記憶する記
憶部と、前記記憶用アームとは別に運動自在に設けら
れ、第2のスポーツ器具を支持する少なくとも1本の再
生用アームと、前記記憶部の記憶内容に基づいて前記再
生用アームを運動させ、この運動により前記第1のスポ
ーツ器具で行った前記スイングを第2のスポーツ器具で
再現する制御部とからスイング再生装置を構成したこと
を特徴とする。
【0009】
【作用】アームを、スポーツ器具の動きを記憶する記憶
用アームと、スポーツ器具の動きを再現する再生用アー
ムに分けたので、前記記憶用アームにはモーター等のス
イング再現に必要な部品を取付けなくてもすむようにな
る。従って、記憶用アームの重量を低減してその慣性重
量を減らすことができ、模範プレーヤーが最初に記憶用
アームでスイングを行う際に正確な記憶用のスイングを
行えるようになる。
【0010】
【実施例】以下に本発明に係るスイング再生装置をゴル
フ練習用に適用した場合について述べる。図1は装置の
側面図を示し、図中、1は本体、1aはそのカバー、2
は本体に対し運動自在に設けられた記憶用アーム、3は
同じく本体に対して運動自在に設けられた再生用アーム
で、記憶用アーム2と再生用アーム3は互いに相対的に
運動できるようになっている。(これは後述する) 前記記憶用アーム2は、後述するように第1アーム2
a、第2アーム2b、第3アーム2c、第4アーム2
d、把持部2e、及び支持筒63を互いに相対回転可能
に連結して構成し、又再生用アーム3も第1アーム3
a、第2アーム3b、第3アーム3c、第4アーム3
d、把持部3e、及び支持筒84を互いに相対回転可能
に連結して構成し、これら記憶用アーム2、再生用アー
ム3は、ともにあらゆる方向に自由に運動できるように
なっている(詳細は後述する)。
【0011】前記本体1の下面には、支持部材4を設
け、この支持部材4…により装置は床面に支持される。
又、本体1の四方にはローラ部材5…を設け、このロー
ラ部材5は、上下調整可能で、通常時は上方に上げてお
き、装置を移動させる際に、前記支持部材4よりも下方
に突出させ、装置の移動を行う。
【0012】図2は、カバー1aを省略した前記本体1
の上部の断面図を示し、図中、7は、フレーム部材で、
このフレーム部材7の上面にはモータベース8を介して
筒部9を固設し、この筒部9内にモータM1を取付け
る。前記筒部9の上面には外筒11を固設し、この外筒
11内にはモータM1の回転軸12を配置し、この回転
軸12は中空状で、且つベアリングB1…を介して外筒
11に対して回転自在となっている。前記回転軸12の
上端には、ボルト15で固定部材16を固設し、この固
定部材16の上面にはボルト17…を介して支持部材1
8に支持される前記再生用アーム3(第1アーム3a)
を固定する。従って、モータM1の回転軸12の回転
は、固定部材16を介して再生用アーム3に伝わり、再
生用アーム3が回転軸12の軸回り方向に(図2のA、
B方向)回転する。前記再生用アーム3の上面側には記
憶用アーム2を回転自在に取付け、図2ではこの記憶用
アーム2を想像線で示してある。
【0013】次に記憶用アーム2、再生用アーム3のう
ち、先ず、記憶用アーム2について以下に説明する。記
憶用アーム2は、前述のように前記再生用アーム3の上
面側に回転自在に取付けられており、この取付部分の詳
細を図3、図4(図3の4矢視図)に示す。これらの図
に示すように前記再生用アーム3の上部には、ボルト2
0を介して固定部材19を固設し、この固定部材19上
にはボルト21aを介して内筒21を固定する。前記内
筒21の外周にはベアリングB2…を介して外筒24を
回転自在に取付け、この外筒24上面には蓋部材22を
固設する。又外筒24には支持部25を介して記憶用ア
ーム2(第1アーム2a)を固定し、この実施例では支
持部25の筒部25aをボルト26…で締めつけること
で記憶用アーム2を支持部25に固定するようにしてい
る。外筒24、支持部25が内筒21に対して回転自在
なので、支持部25に支持される記憶用アーム2は再生
用アーム3に対して相対的に回転自在で(図1、図2、
図3、図4、図5のA、B方向)、更に記憶用アーム2
は本体1に対しても同方向に回転自在(同じく図1、図
2、図3、図4、図5のA、B方向)となる。前記蓋部
材22には、下方に延出する軸27を固定し、この軸2
7は図3に示すようにベアリングB3…を介して前記内
筒21に対して回転自在となっている。又、この軸27
は長尺となるので中間に継手27aを介して2分割し、
この軸27の下部は、図2に示すようにモーターM1の
中空部を該モーターM1に干渉することなく挿通し、更
にその下端は前記フレーム部材7に固定したロータリー
エンコーダーE1内に挿入する。
【0014】図3、図4中、28は記憶用アーム2を元
位置に復帰させるためのロスター、28aはこのロスタ
ー28のテンショナで、このテンショナ28aの上下に
は上部プレート28b、下部プレート28cを取付け、
上部プレート28bの端部には係合ピン28dを固設
し、下部プレート28cは前記ボルト20を介して前記
固定部材19に固定する。
【0015】一方、前記蓋部材22には、ボルト29を
介してプレート28eを固設し、このプレート28eの
先端側には長孔28fを形成し、この長孔28fに前記
係合ピン28dを長孔28fの長さ方向に摺動自在に係
合する。記憶用アーム2がA、B方向に回転した際には
図4の想像線で示すように上部プレート28bが回転
し、これに対して下部プレート28cは回転せす、従っ
てテンションナ28aのテンションにより上部プレート
28bが戻されて、記憶用アーム2は元位置に復帰す
る。
【0016】図5は記憶用アーム2の側面図、図6は、
図5の6−6線断面図を示し、この図にも示すように前
記第1アーム2aは長尺のパイプで形成し、この第1ア
ーム2aの先端には第2アーム2bを回転自在に取付け
る。図6は、この取付部分を示しており、この図に示す
ように第1アーム2aの先端には筒部30を図示しない
ボルトで固定し、この筒部30の上部には筒体32をボ
ルト33…にて固定し、更に前記筒部30の下部には筒
部31を介してロータリーエンコーダーE2を固設す
る。
【0017】前記第2アーム2bは、前記筒体32の上
部に配置されており、この第2アーム2bは、基部2b
1と、この基部2b1から起立し、且つ基部2b1に固
定される平板状の左右の上片部2b2、2b2と、前記
基部2b1から下方に延出し、且つ基部2b1にに固定
される筒部2b3から成る。前記基部2b1には軸36
の上端を固定し、この軸36は下方に延出し、第1アー
ム2aを挿通して、その下端が前記エンコーダーE2内
に挿入される。この軸36と前記筒体32との間には、
ベアリングB4…を配置して軸36が筒体32側に対し
て回転できるように、即ち、第2アーム2bを構成する
基部2b1、上片部2b2、2b2、筒部2b3及び軸
36が筒部30、筒体32等に対して軸まわり方向(図
6のc、D方向)に回転できるようにする。尚、図中、
38は、軸36と筒体32の間に設けたスペーサであ
る。一方、図5に示すように前記筒部30に設けたフラ
ンジF1と、前記支持部25にビス42を介して固定し
た起立部材43との間には、ナイロン製のロープ45を
張設する。
【0018】図6に示すように前記上片部2b2、2b
2の上部間には、ベアリングB5…を介して軸40を回
転自在に設け、この軸40にビス41を介して第3アー
ム2cの基端部を固定する。従って、第3アーム2c
は、図5に示すように軸40を中心に第2アーム2bに
対してV、W方向に回転自在となる。又、図6に示すよ
うに前記上片部2b2の側面には、ロータリーエンコー
ダーE3を固設し、このエンコーダーE3内に前記軸4
0を挿通する。
【0019】前記第3アーム2cは図1、図3に示すよ
うに中央が湾曲した形状をなし、これは、後述するプレ
ーヤーがクラブ61でスイングを行った時に第3アーム
2cがプレーヤーに干渉しないためである。この第3ア
ーム2cの基部側には、図5に示すようにフランジ部4
6設け、このフランジ部46と、前記第2アーム2bに
設けたフランジ部47の間にガスショック48を設け
る。
【0020】図7は、第3アーム2cの先端部分の側面
図、図8は図7の8−8線断面図、図9は図7の9−9
線断面図、図10は図9の10矢視図を示し、第3アー
ム2cは、図8に示すようにその先端に、固定板50を
有しており、この固定板50には筒部51の上部を固定
し、この筒部51の下部に支持部材52、及び筒体53
の上部を夫々固定し、更に支持部材52の上部にはロー
タリーエンコーダーE4を固設する。尚、図中、C2は
カバー部材である。
【0021】前記筒体53の下方には、第4アーム2d
を設け、この第4アーム2dは図8に示すように中央部
2d1、左右の片部2d2、2d2にて門型をなしてい
る。前記中央部2d1の上面には内筒55を固設し、こ
のこの内筒55はベアリングB5…を介して前記筒体5
3内に回転自在に取付け、又、前記第4アーム2dの上
面には軸57を固設し、この軸57は前記エンコーダー
E4内に挿通する。前記第4アーム2d及びこれに一体
の軸57は、筒部51、筒体53及びこれと一体の第2
アーム2cに対して軸57の軸まわり方向(図8のE、
F方向)に回転自在である。尚、56は、内筒55と筒
体53の間に配置したスペーサである。
【0022】前記第4アーム2dの片部2d2、2d2
内には把持部2eを設け、図7、図8、図9中、2e1
は把持部2eの本体を示し、この本体2e1は、図8、
図9に示すように側部に支軸60、60を固設してお
り、この支軸60、60が片部2d2、2d2にベアリ
ングB6、B6を介して支持されている。従って把持部
2eは、全体として第4アーム2dに対して支軸60の
軸まわり方向(図5、図7、図8、図9のG、H方向)
に回転自在となっている。尚、図中C3は本体58を覆
うカバーである。前記片部3d2の側面にはエンコーダ
ーE5を固設し、前記支軸60に設けた軸60aをこの
ロータリーエンコーダーE5内に挿入する。
【0023】一方、前記本体2e1に形成した孔2e2
内には、本発明の第1のスポーツ器具を構成するゴルフ
用のクラブ61を固定支持する支持筒62を設け、支持
筒62の外周には、支持筒62に対して軸まわり方向に
相対回転不能且つ上下移動可能な筒部材63を設ける。
筒部材63は、上方にいくに従って厚さが大きくなるテ
ーパ状をなし、この筒部材63と孔2e2との間にはベ
アリングB7…を設けて支持筒62、筒部材63ととも
にクラブ61が本体2e1に対して軸回り方向(図7、
図9のI、J方向)に回転可能に構成する。N1は、締
めつけ用のナットであり、このナットN1を締めつける
ことで、筒部材63は図7、図8の下方に移動して支持
筒62を締付け、クラブ61を確実に支持する。
【0024】一方、図7に示すように前記本体2e1に
はプレート65を固設し、このプレート65に固設した
支持軸66にプーリーP1を回転自在に設け、このプー
リーP1と、前記筒部材63の外周に固設したプーリー
P2とをベルト67で連結する。又、前記プーリーP1
に設けた軸68をプレート65側に固定したロータリー
エンコーダーE6に挿入する。クラブ61がその軸まわ
り方向(I、J方向)に回転すると、この回転は、支持
筒62、筒部材63に伝わり、プーリーP2が回転す
る。更にこの回転はベルト67を介してプーリーP1に
伝わり、これに伴い、軸68が回転する。以上説明した
ように、記憶用アーム2は、第1アーム2a、第2アー
ム2b、第3アーム2c、第4アーム2d、把持部2
e、及び支持筒62等を互いに相対回転可能に連結して
構成されており、第1アーム2aは、本体1に対して
A、B方向に回転自在、第2アーム2bは第1アーム1
aに対してC、D方向に回転自在、第3アーム2cは第
2アーム2bに対してV、W方向に回転自在、第4アー
ム2dは第3アーム2cに対してE、F方向に回転自
在、把持部2eは第4アーム2dに対してH、G方向に
回転自在、更に支持筒62(クラブ61)は、把持部2
eに対してI、J方向に回転自在となっている。そし
て、このような構造から、記憶用アーム2は本体1に対
して3次元的にあらゆる方向の動きが可能になってお
り、プレーヤーがクラブ61でスイングを行うと、各ア
ーム2a、2b、2c、2d、把持部2e、支持筒62
が互いに相対回転を行い、記憶用アーム2はクラブ61
のスイング動に追従しながら3次元的に運動していく。
【0025】次に再生用アーム3について以下に説明す
る。図11は、再生用アーム3先端の側面図、図12は
同平面図を示し、前述のように再生用アーム3は、第1
アーム3a、第2アーム3b、第3アーム3c、第4ア
ーム3d、把持部3e及び支持筒84を互いに相対回転
可能に連結して構成されている。前記第1アーム3a
は、前述のように本体1に対して図11、12のA、B
方向で回転自在であり、この第1アーム3aの先端には
前記第2アーム3bを回転自在に取付け、又、第1アー
ム3a外周にはカバーC4を設ける。
【0026】図13は、第1アーム3a先端の側面図、
図14は図13の14矢視図を示し、これらの図に示す
ように第1アーム3aの先端の下面には、モーターM2
を固設し、このモーターM2の回転軸70は、第1アー
ム3aを挿通し、上部がベアリングB8を介して第1ア
ーム3a側に回転自在に支持されている。前記回転軸7
0の上端にはボルト71を介して前記第2アーム3bを
固定し、この第2アーム3bは、図14に示すように左
右の片部3b1、3b1と、これらを連結する連結部3
b2、2b2から構成する。この第2アーム3bは、回
転軸70に固設されているので、モーターM2の作動に
より該第2アーム3bは、第1アーム3aに対して軸ま
わり方向(図12、図13、図14のK、L方向)に回
転する。
【0027】図14に示すように、前記片部3b1の側
面にはモーターM3を固設し、このモーターM3の回転
軸71は片部3b1、3b1間に突出し、この回転軸7
1に第3アーム3cの基部を固定する。従って、モータ
ーM3が作動すると、回転軸71が回転し、第3アーム
3cが回転軸71の軸まわり方向(図13、図14の
M、N方向)に回転する。
【0028】前記第3アーム3cは、記憶用アーム2の
第3アーム2cと同じ形状をしており、スイング再生時
にプレーヤーに干渉しないようになっている。この第3
アーム3cと前記片部3b1との間には、図13に示す
ようにスプリングから成るバランサー72、及びガスシ
ョック73を配設する。
【0029】図15は第3アーム3c先端側の側面図、
図16は図15の16−16線断面図、図17は、図1
5の17−17線断面図を示し、図16に示すように第
3アーム3cの先端に固定した固定部材74にはビス7
6で外筒75を固定し、この外筒75の下端にはビス7
7を介して固定板78を固着する。そして、この固定板
78の上面にはモーターM4を固設し、このモーターM
4の回転軸79の外周にはプーリーP3を固着する。
尚、図中C5は、第3アーム3c先端を覆うカバーであ
る。
【0030】前記第3アーム3cの下方には図16に示
すように第4アーム3dを設け、この第4アーム3d
は、中央部3d1と、左右の片部3d2、3d2から成
り、門型の形状となっている。前記中央部3d1にはビ
ス80を介して内筒81を固定し、この内筒81は、ベ
アリングB9、B9を介して前記外筒75に回転自在に
取付ける。そしてこの内筒81の外周にはプーリーP4
を固着し、このプーリーP4と前記プーリーP3とをベ
ルト82で連結する。モーターM4が作動して回転軸7
9が回転すると、この回転は、プーリーP3、ベルト8
2、プーリーP4を介して内筒81に伝わって内筒81
が回転し、これに伴い第4アーム3dが内筒81の軸ま
わり方向(図16のP、Q方向)に回転する。
【0031】前記第4アーム3dの内部には、把持部3
eを設け、図中、3e1は把持部3eの本体で、この本
体3e1には、図15、図17に示すように筒部82が
一体的に形成されており、この筒部82の側面には図1
7に示すように支軸82b、82cを固設する。支軸8
2bの先端はベアリングB10を介して片部3d2に回
転自在に支持し、支軸82cの先端は、片部3d2にビ
スb1を介して固定したプーリーP5の内周にベアリン
グB11を介して回転自在に支持する。
【0032】前記筒部82に形成した孔82d内には、
本発明の第2のスポーツ器具を構成するゴルフのクラブ
83を固定支持する支持筒84を設け、この支持筒84
の外周には、支持筒84に対して相対回転不能且つ上下
移動可能な筒部材85を設ける。筒部材85は、上方に
いくに従って厚さが大きくなるテーパ状をなし、この筒
部材85と孔82dとの間にはベアリングB12…を設
けて支持筒84、筒部材85及びクラブ83が筒部82
即ち把持部3e側に対して支持筒84の軸回り方向(図
15、図17のR、S方向)に回転可能に構成する。N
2は、締めつけ用のナットであり、このナットN2を締
めつけることで、筒部材85は図15の下方に移動して
支持筒84を締付け、クラブ83を確実に支持する。
尚、図中、C6は把持部3eを覆うカバーである。
【0033】図16に示すように前記本体3e1の下部
には、モーターM5を固設し、このモーターM5の回転
軸86と、前記本体3e1に回転自在に取付けた回転軸
87の一端側とを傘歯車G1、G2を介して連結する。
前記回転軸87の他端側にはプーリーP6を固設し、図
17に示すようにこのプーリーP6と前記プーリーP5
とをベルト88を介して連結する。一方、図16に示す
ように本体3e1の下面に設けたケース89の下部に
は、モーターM6を固設し、このモーターM6の回転軸
90の外周にはプーリーP7を固設し、図15に示すよ
うにこのプーリーP7と、前記筒部材85の外周に固設
したプーリーP8とをベルト91で連結する。
【0034】モーターM5が作動すると、モーターM5
の回転軸86の回転は、傘歯車G1、G2を介して回転
軸87に伝わり、更にプーリーP6、ベルト88を介し
てプーリーP5に伝わる。ここで、プーリーP5は片部
3d2に固定されているので、プーリーP6は自転しつ
つ、プーリーP5の回りを公転する。そして、この際、
回転軸87が本体3e1側に支持されていることから、
本体3e1、即ち、把持部3eは支軸82b、82cを
中心に第4アーム3dに対して支軸82b、82cの軸
回り方向(図11、図15、図16、図17のT、U方
向)に回転する。一方、モーターM6が作動すると、回
転軸90の回転はプーリーP7、ベルト91、プーリー
P8を介して筒部材85に伝わり、支持筒84を介して
クラブ83が支持筒84の軸まわり方向(R、S方向)
に回転する。
【0035】以上において、再生用アーム3も記憶用ア
ーム2同様、第1アーム3a、第2アーム3b、第3ア
ーム3c、第4アーム3d、把持部3e、及び支持筒8
4を互いに回転自在に連結して構成しており、各構成部
材の相対回転の仕方、即ち、第1アーム3a、第2アー
ム3b、第3アーム3c、第4アーム3d、把持部3
e、及び支持筒84の相対回転の仕方は、前記記憶用ア
ーム2の各構成部材の相対回転の仕方、即ち、第1アー
ム2a、第2アーム2b、第3アーム2c、第4アーム
2d、把持部2e、及び支持筒62の相対回転の仕方と
同様である。例えば、再生用アーム3の第2アーム3b
は、図1に示すように第1アーム3aに対して直交する
回転中心軸ハを持ち、この回転中心軸ハを中心に第1ア
ーム3aに対してK、L方向に回転し、記憶用アーム2
の第2アーム2bも第1アーム2aに直交する回転中心
軸ロを持ち、この回転中心軸ロを中心に第1アーム2a
に対してC、D方向に回転する(第3アーム以下も同
様) 又、各構成部材の回転中心間の距離も同一である。例え
ば、図1に示すように記憶用アーム2の第1アーム2a
の回転中心イから第2アーム2bの回転中心ロまでの距
離L1と、再生用アーム3の第1アーム3aの回転中心
イから第2アーム3bの回転中心ハまでの距離L2は同
一である。(L1=L2) 第2アーム2a、3a以下の回転中心間の距離について
も同様である。このように再生用アーム3と記憶用アー
ム2とは、外観が多少異なっているが、各構成部材の回
転中心間の距離、各構成部材の回転の仕方は同じであ
る。これは後述するようにクラブ61のスイングに伴う
記憶用アーム2の動きを再生用アーム3で再生する際
に、再生用アーム3が記憶用アーム2と全く同じ3次元
的な運動ができるようにするためである。
【0036】次に、本装置の回路図について説明する。
図18は、記憶用アーム2側の回路図であり、この図に
示すように各ロータリーエンコーダーE1、E2、E
3、E4、E5、E6は、情報のデジタル変換を行うカ
ウンターボード(インターフェース)C、Cに接続さ
れ、更にこのカウンターポードC、Cは記憶部92(本
実施例ではパソコンを使用する)に接続されている。こ
の記憶部92の設置場所は任意であり、本体1に付設し
ても、又、本体1から離間して設置してもよい。
【0037】図19は、再生用アーム3側の回路図であ
り、図中、93は制御部であり、この制御部93は記憶
部92同様本実施例ではパソコンを使用する。尚、本実
施例では、記憶部92と制御部93を別にしたが、これ
は一つのパソコンで兼用するように構成してもよい。前
記制御部93はサーボコントローラーS、Sに接続さ
れ、更にサーボドライバーD…を介して各モーターM
1、M2、M3、M4、M5、M6に接続される。
【0038】次に上述した装置の作用について説明す
る。先ず、模範となるプレーヤーPの模範スイングを記
憶させる。これは次のようにして行なう。先ず、記憶部
92にフロッピーディスク等の記憶媒体を挿入し、模範
プレーヤーPが図20、図22の(a)、図23の
(a)、図24の(a)のようにして記憶用アーム2の
クラブ61を握る。この際には、再生用アーム3は、図
1のように記憶用アーム2と反対側に移動させておき、
スイングの邪魔にならないようにする。ここで、模範プ
レーヤーPがクラブ61で図21乃至図24に示すよう
に模範となるスイングを行なう。
【0039】前記スイングによるクラブ61の動きに伴
って前述のように記憶用アーム2の第1アーム2a、第
2アーム2b、第3アーム2c、第4アーム2d、把持
部2e、支持筒62は夫々個別に回転動し、アーム部1
0はクラブ55の動きに追従する。図22は、この時の
動きを順番に正面図で描いたものであり、図23は平面
視で、図24は側面視で描いたものである。
【0040】図20、図22の(a)、図23の
(a)、図24の(a)は、アドレスの状態を示してお
り、この状態からクラブ61を引いてテークアウェイ時
には図22の(b)のようになり、トップの状態では図
22の(c)、図23の(c)、図24の(c)のよう
になる。更にダウンスイング時には図22の(d)のよ
うになり、インパクト時には図22の(e)となる。そ
の後フォロースルー時には図22の(f)、(g)のよ
うになり、フィニッシュ時には図22の(h)、図23
の(h)、図24の(h)のようになる。
【0041】クラブ61はスイング時にはかなり複雑に
動くが、この動きをいくつかに分けて考えると、まず、
クラブ61は図23の(a)から(c)にかけての変化
のように時間とともに全体的に前後方向(図15のニ、
ホ方向)に移動し、又、図22の(a)から(b)にか
けての変化のように全体的に左右方向(図22のヘ、ト
方向)にも変化する。更には図22、図24の(a)か
ら(c)にかけての変化のように全体的に上下方向(図
22のチ、リ方向)にも変化する。(これらのクラブ6
1の全体的な位置変化は把持部2eの位置変化を見れば
わかりやすい)
【0042】又、これらの全体的な移動とは別にクラブ
61は把持部2eを支点として上下方向の傾動角度(図
5、図7のG、H方向)が変るようにも動き(クラブ6
1全体が上下へ移動するのではなく、クラブ61が把持
部2eを支点として上下角度が変るように動く)、又図
22の(d)から(f)にかけてのように把持部2eを
支点として左右の傾動角度(図20のヌ、ル方向)が変
るようにも動く。更にはクラブ61は自身の中心軸を中
心に軸廻り方向(図7、図9のI、J方向)にも回転す
る。
【0043】このようにスイング時に於けるクラブ61
の動きは、全体的な前後方向、左右方向、上下方向の移
動と、把持部2eを中心とする上下、左右の角度変化と
しての動きと、自身の軸回り方向の回転動に大きく分け
られる。
【0044】これらの動きに追従して第1アーム2a、
第2アーム2b、第3アーム2c、第4アーム2d、把
持部2e、及び支持筒62が夫々相対的に回転するので
あり、その主な動きを挙げれば、第1アーム2aは図2
3に示すようにクラブ61の前後方向の全体的な動きに
伴って回転し(図5、図23のA,B方向)、第2アー
ム2bは主にクラブ61の左右方向の全体的な動きに伴
って回転し(図1、図23のC、D方向)、第3アーム
2cはクラブ61の上下方向の全体的な動きに伴って回
転する(図5、図24のV、W方向)。又、第4アーム
2dはクラブ61が把持部2eを中心に左右方向の角度
が変るように(図20のヌ、ル方向)動いた際に図5、
図8のE、F方向に回転し、把持部2eはクラブ61が
上下方向の角度が変るように動いた際に図5、図7の
H、G方向に回転する。更に支持筒62はクラブ61が
自身の軸まわり方向に回転した際に図5、図7のI,J
方向に回転する。これら第1アーム2a、第2アーム2
b、第3アーム2c、第4アーム2d、把持部2e、支
持筒62の夫々の回転動が複合的に行われ、記憶用アー
ム2はクラブ61の動きに追従して3次元的に運動して
いくわけである。
【0045】ところでこのようにして第1アーム2a、
第2アーム2b、第3アーム2c、第4アーム2d、把
持部2e、及び支持筒62が回転すると、これら第1ア
ーム2a、第2アーム2b、第3アーム2c、第4アー
ム2d、把持部2e、支持筒62に対応して設けてある
軸27、36、40、57、60a、68が夫々回転す
る。
【0046】ここで、各ロータリーエンコーダーE1、
E2、E3、E4、E5、E6が、これらの軸27、3
6、40、57、60a、68の回転速度を検出し、こ
れに対応するパルス信号をカウンターボードC、Cに送
る。カウンターポードC、Cは、前記パルス信号を時系
列的にデジタル信号化し、記憶部92に出力し、記憶部
92は、フロッピディスク等の記憶媒体にこの情報を記
憶する。これにより第1アーム2a、第2アーム2b、
第3アーム2c、第4アーム2d、把持部2e、及び支
持筒62の夫々の回転速度等の回転運動に関する情報が
記憶媒体に個別に記憶される。そして第1アーム2a、
第2アーム2b、第3アーム2c、第4アーム2d、把
持部2e、及び支持筒62の夫々の個別の回転運動の情
報が記憶されることにより、クラブ61のスイングに伴
う記憶用アーム2の全体としての運動が記憶される。以
上により模範プレーの記憶が終了する。
【0047】次にスイングの再現について以下に述べ
る。このスイングの再現は、前述した模範プレーヤーの
模範スイングを練習プレーヤーに体験させるためのもの
である。先ず、前述のようにして記憶用アーム2の運動
を記憶したフロッピーディスク等の記憶媒体を制御部9
3に挿入し、練習プレーヤーは再生用アーム3の前に立
ち、クラブ83を握り、アドレスの状態を保つ。練習プ
レーヤーが立つ位置は、前記模範プレーヤーがスイング
を行った場所でもよく、この場合は、記憶用アーム2を
180度回転させて、再生用アーム3のあった位置に移
動させ、代りに再生用アーム3を記憶用アーム2のあっ
た場所に移動させる。もちろん図1に示すように予め再
生用アーム3を記憶用アーム2と反対側に位置させてお
いて、この場所で練習プレーヤーが立ってもよい。
【0048】ここで装置を作動させる。すると、記憶部
92で記憶した記憶媒体の記憶内容に基づいて制御部9
3からサーボコントローラーS、Sに信号が送られ、サ
ーボコントローラーS、SからサーボドライバーDに駆
動信号が送られる。そしてこのサーボドライバーD…は
各モーターM1、M2、M3、M4、M5、M6を通電
し、各モーターM1、M2、M3、M4、M5、M6が
作動する。これにより第1アーム3a、第2アーム3
b、第3アーム3c、第4アーム3d、把持部3e、及
び支持筒84が夫々回転し、再生用アーム3が運動す
る。
【0049】第1アーム3a、第2アーム3b、第3ア
ーム3c、第4アーム3d、把持部3e、及び支持筒8
4は前述した記憶用アーム2の運動時の記憶内容に基づ
いて回転するので、これら第1アーム3a、第2アーム
3b、第3アーム3c、第4アーム3d、把持部3e、
及び支持筒84は前述した記憶用アーム2の第1アーム
2a、第2アーム2b、第3アーム2c、第4アーム2
d、把持部2e、及び支持筒62の動きと全く同じ動き
を行う。即ち、図20、図22、図23、図24に示し
た記憶用アーム2の動きを今度は、再生用アーム3が全
く同じに行うわけである。従って、模範プレーヤーPが
行った模範的なスイングによるクラブ61の動きは、今
度は、再生用アーム3を介してクラブ83で再現される
ことになる。この際、練習プレーヤーはクラブ83を握
りながらこの模範スイングをアドレスからフィニッシュ
に至るまで体験する。以上により練習プレーヤーは模範
スイングをあたかも自分が行なったように体験すること
ができ、模範スイングがどのようなものかを身をもって
実体験として知ることができ、練習プレーヤーの飛躍的
な技術の向上を図れるようになる。
【0050】以上に於いて、本装置では、従来1本であ
ったアームを記憶用アーム2、再生用アーム3に分けた
ので、記憶用アーム2にはエンコーダー等、記憶に必要
な部材のみ取付ければよくなり、再生に必要なモーター
等の部材を配置しなくてすむようになる(モーターは特
に重量が大きい)。従って記憶用アーム2の重量を軽減
して、その慣性重量を少なくすることができ、記憶時に
模範プレーヤーPがクラブ61でスイングを行う際に、
軽い力でスイングを行えるようになり、スイングを正確
に行うことができるようになる。尚、記憶用アーム2と
再生用アーム3とで、各構成部材の長さが異なる場合
(例えば記憶用アーム2の第3アーム2aと、再生用ア
ーム3の第3アーム3aの長さが異なる場合)には、そ
の違いを制御部93で演算処理して補正することが考え
られる。
【0051】次に本装置に付設するスタンス記憶装置に
ついて説明する。図25はこのスタンス記憶装置200
の斜視図を示し、このスタンス記憶装置200の中央の
マット部201には、上面に1センチ平方程度の正四角
形の発光ダイオードを規則正しく並設する。この点につ
いては先に出願した特願平4−53034号で開示した
ものと同じ構造である。前記マット部201の周囲に
は、辺部202、203,204、205から成る矩形
状の支持部206を設ける。又、前記辺部202、20
3には複数の光電管207…、207…を取付け、辺部
204、205には複数の受光器211…、211…を
取付ける。これら光電管207…、207…、受光器2
11…、211…の間隔は、任意であるが、間隔が狭い
方が好ましい。
【0052】このスタンス装置200は次のようにして
使う。先ず、模範プレーヤーPが記憶用アーム2を用い
てクラブ61の模範スイングを記憶させる際に、模範プ
レーヤーPは図1に示した位置に設置したスタンス装置
200のマット部201上に乗り、スタンスをとる。そ
して先ず、模範プレーヤーPは、片方の足、例えば右足
を上げ、左足一本でマット部201に立ち、この状態で
辺部202、203の光電管207…から受光器211
…に向けて光を放ち、左足の位置を特定する。
【0053】この左足の位置に関する情報は前記記憶部
92に送られて、フロッピーディスク等の記憶媒体で記
憶される。この記憶が終わった後、今度は右足をマット
部201につけて左足を上げ、前記同様光電管207…
から受光器211…に向けて光を放ち、右足の位置を特
定する。そしてこの右足の位置に関する情報も前記同様
記憶部92に送られて記憶される。
【0054】次に練習プレーヤーが再生用アーム3で練
習する際には、前記記憶媒体を制御部93に入れ、この
制御部93からマット部201側に信号を送り、先程記
憶した模範プレーヤーPの左右夫々の足の位置に対応す
る箇所の前記発光ダイオードを光らせ、模範プレーヤー
Pのスタンスを練習プレーヤーに知らせる。練習プレー
ヤーは、その位置に足をのせてスタンスを取る。このよ
うにこのスタンス装置を使えば、模範プレーヤーPから
指図されることなく、練習プレーヤーは模範プレーヤー
のスタンスを取ることができる。尚、このスタンス装置
200は、模範プレーヤーPのスタンスを練習プレーヤ
ーがまねる時に使用するだけではなく、練習プレーヤー
が一度マスターした理想的なスタンスをその後に確認す
る時にも使用することができる。
【0055】図26、図27は、本発明の別実施例を示
し、前実施例では、前記記憶用アーム2、再生用アーム
3を一つの本体1に取付けたのに対し、この実施例では
記憶用アーム2、再生用アーム3を夫々別の本体30
0、301に取付け、記憶用アーム2の装置と再生用ア
ーム3の装置を独立させている。図26に示すものは、
記憶用アーム22側の装置の側面図、図27に示すもの
は再生用アーム3側の装置の側面図である。又、図28
は記憶用アーム2側の本体300の要部断面図、図29
は再生用アーム3側の本体301の要部断面図を示す。
【0056】図28に示すようにこの実施例の記憶用の
本体300では、再生するのに必要なモーター等が省か
れており、構造が簡略化されている。即ち、筒部9の上
に筒体310を固設し、更にこの筒体310の上に支持
体311を固設している。そしてこの支持体311上に
外筒312を設け、この外筒312は図3で示した外筒
24と同じであり、外筒312の内部の構造も図3と全
く同じで、図示はしないが内部に支持体311に固定さ
れる内筒(図3の21に相当)等が設けられている。又
軸27も設けられており、エンコーダーE1に挿入され
ている。尚、記憶用アーム2自体の構造は、前記実施例
のものと同じである。
【0057】一方、本体301では前記本体300と逆
に記憶するのに必要なエンコーダー等が省かれている。
この構造は、図29に示すように、最初の実施例の本体
1(図2の構造)から記憶用アーム2、軸27、エンコ
ーダーE1等を省いた構造となっている。尚再生用アー
ム3自体の構造は前記実施例と同じである。どちらの本
体300、301も前記実施例の本体1の一部を省略す
るだけで構成でき、本体1の基本構造を変えることなく
使用することができる。
【0058】この実施例では、記憶用アーム2と再生用
アーム3とを別々な本体300、301に設けるので、
模範プレーヤーがスイングを記憶させる場所と、スイン
グの再生を行う場所を別にすることができる。更には、
記憶用アーム2の本体300は一つとして、再生用の本
体301を複数設けることも可能になる。従ってこのよ
うな構造によれば、記憶用アーム2の本体300は練習
場の本部に設置して、この本部では模範スイングの記憶
だけを行い、再生用アーム3の本体301は全国各地の
練習場に設置し、フロッピーディスクを運ぶことだけ
で、全国各地の練習場で再生用アーム3で模範スイング
を再生させて練習を行うといった効率の良い練習も可能
になる。
【0059】尚、本実施例では、木発明をゴルフ練習用
に適応した場合について説明したが、本発明は、これに
とどまることなく、例えば図21に示すように装置の基
本構造を変えることなくテニスの練習用にも使うことが
でき、その他、野球のバッティング練習用等、種々のも
のに使えるものであることを付言しておく。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、アー
ムを、スポーツ器具の動きを記憶する記憶用アームと、
スポーツ器具の動きを再現する再生用アームに分けたの
で、前記記憶用アームにはモーター等のスイング再現に
必要な部品を取付けなくてもすむようになる。従って、
記憶用アームの重量を低減してその慣性重量を減らすこ
とができ、模範プレーヤーが最初に記憶用アームでスイ
ングを行う際に正確な記憶用のスイングを行えるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スイング再生装置の側面図
【図2】本体の要部断面図
【図3】図2の一部拡大図
【図4】図3の4矢視図
【図5】記憶用アームの側面図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】記憶用アームの第3アームの先端部分の一部破
断側面図
【図8】図7の8−8線断面図
【図9】図7の9−9線断面図
【図10】図9の10矢視図
【図11】再生用アームの側面図
【図12】再生用アームの平面図
【図13】再生用アームの第2アーム先端の側面図
【図14】図13の14矢視図
【図15】再生用アームの第3アーム先端部分の側面図
【図16】図15の16−16線断面図
【図17】図15の17−17線断面図
【図18】記憶用アーム側の回路図
【図19】再生用アーム側の回路図
【図20】プレーヤーが立った状態での記憶用アームの
正面図
【図21】本発明の装置をテニス用に適用させた場合の
記憶用アームの正面図
【図22】スイングに伴う記憶用アームの動きを描いた
正面図
【図23】スイングに伴う記憶用アームの動きを描いた
平面図
【図24】スイングに伴う記憶用アームの動きを描いた
側面図
【図25】スタンス記憶装置の斜視図
【図26】別実施例に係る記憶用アームの側面図
【図27】別実施例に係る再生用アームの側面図
【図28】図26の一部拡大断面図
【図29】図27の一部拡大断面図
【図30】従来のスイング再生装置の斜視図
【符号の説明】
1…本体 2…記憶用アーム 3…再生用アーム 61…第1のスポーツ器具 83…第2のスポーツ器具 92…記憶部 93…制御部 P…プレーヤー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に対して運動自在に設けられ、第1
    のスポーツ器具を支持する記憶用アームと、 前記第1のスポーツ器具でプレーヤーがスイングを行っ
    た際に、このスイングに伴う前記記憶用アームの運動状
    態を記憶する記憶部と、 前記記憶用アームとは別に運動自在に設けられ、第2の
    スポーツ器具を支持する少なくとも1本の再生用アーム
    と、 前記記憶部の記憶内容に基づいて前記再生用アームを運
    動させ、この運動により前記第1のスポーツ器具で行っ
    た前記スイングを第2のスポーツ器具で再現する制御部
    とから成るスイング再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998031438A1 (en) * 1997-01-21 1998-07-23 Kenneth Bernard Kingston Apparatus for demonstrating golf or the like
WO2001015785A3 (en) * 1999-09-02 2001-08-02 Harold Swash Golf training apparatus

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WO2001015785A3 (en) * 1999-09-02 2001-08-02 Harold Swash Golf training apparatus

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