JPH0727504A - 曲げセンサ - Google Patents
曲げセンサInfo
- Publication number
- JPH0727504A JPH0727504A JP5173503A JP17350393A JPH0727504A JP H0727504 A JPH0727504 A JP H0727504A JP 5173503 A JP5173503 A JP 5173503A JP 17350393 A JP17350393 A JP 17350393A JP H0727504 A JPH0727504 A JP H0727504A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bending
- cloth material
- sensor
- bend
- detecting means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で曲げに対する耐久性を低下させ
ることなくノイズや電波障害を除去し、検出の信頼性を
高めた曲げセンサを提供する。 【構成】 測定対象の曲り量を電気的に検出するための
曲げ検出手段６と、導電処理を施した布材８とからな
り、該布材８により前記曲げ検出手段６を覆うとともに
該布材をアースに接続した。
ることなくノイズや電波障害を除去し、検出の信頼性を
高めた曲げセンサを提供する。 【構成】 測定対象の曲り量を電気的に検出するための
曲げ検出手段６と、導電処理を施した布材８とからな
り、該布材８により前記曲げ検出手段６を覆うとともに
該布材をアースに接続した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、測定対象の角度や姿
勢あるいは動き等の曲り量を検出するための曲げセンサ
に関するものである。
勢あるいは動き等の曲り量を検出するための曲げセンサ
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】電子楽器等の楽音制御装置として、演奏
者の身体各部の角度や関節の曲り具合を検出し、検出し
た曲げ量に応じて音量、音色あるいはピッチやビブラー
トその他の各種楽音を制御する曲げセンサが知られてい
る。
者の身体各部の角度や関節の曲り具合を検出し、検出し
た曲げ量に応じて音量、音色あるいはピッチやビブラー
トその他の各種楽音を制御する曲げセンサが知られてい
る。
【０００３】このような従来の曲げセンサの一例が特開
平４−２３３４４３号公報に開示されている。この曲げ
センサは、ベース部材上に所定の電気抵抗値を有する抵
抗線をループ状に配設した構成であり、ベース部材を身
体の関節部分に装着し、関節の曲り具合に応じて抵抗値
が変化することにより曲り量を電気的に検出するもので
ある。
平４−２３３４４３号公報に開示されている。この曲げ
センサは、ベース部材上に所定の電気抵抗値を有する抵
抗線をループ状に配設した構成であり、ベース部材を身
体の関節部分に装着し、関節の曲り具合に応じて抵抗値
が変化することにより曲り量を電気的に検出するもので
ある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電気抵抗体を用いた曲げセンサにおいては、曲げに対す
る抵抗変化による検出出力が極めて小さいため、抵抗体
へのノイズや外乱電波による障害の影響が大きく検出エ
ラー等が発生し信頼性の点で問題があった。特に抵抗線
をループ状に配設した場合には抵抗線自体がアンテナの
作用をして電波障害を起こしやすかった。このような問
題に対処するため、単にセンサの外周に導電塗料を塗布
したりあるいは電磁シールド用フィルムを貼りつけるこ
とは、曲げ応力に対するセンサの耐久性を弱めるため実
用的ではない。
電気抵抗体を用いた曲げセンサにおいては、曲げに対す
る抵抗変化による検出出力が極めて小さいため、抵抗体
へのノイズや外乱電波による障害の影響が大きく検出エ
ラー等が発生し信頼性の点で問題があった。特に抵抗線
をループ状に配設した場合には抵抗線自体がアンテナの
作用をして電波障害を起こしやすかった。このような問
題に対処するため、単にセンサの外周に導電塗料を塗布
したりあるいは電磁シールド用フィルムを貼りつけるこ
とは、曲げ応力に対するセンサの耐久性を弱めるため実
用的ではない。
【０００５】この発明は上記従来技術の欠点に鑑みなさ
れたものであって、簡単な構成で曲げに対する耐久性を
低下させることなくノイズや電波障害を除去し、検出の
信頼性を高めた曲げセンサの提供を目的とする。
れたものであって、簡単な構成で曲げに対する耐久性を
低下させることなくノイズや電波障害を除去し、検出の
信頼性を高めた曲げセンサの提供を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る曲げセンサは、測定対象の曲り量を電
気的に検出するための曲げ検出手段と、導電処理を施し
た布材とからなり、該布材により前記曲げ検出手段を覆
うとともに該布材をアースに接続したことを特徴として
いる。
め、本発明に係る曲げセンサは、測定対象の曲り量を電
気的に検出するための曲げ検出手段と、導電処理を施し
た布材とからなり、該布材により前記曲げ検出手段を覆
うとともに該布材をアースに接続したことを特徴として
いる。
【０００７】好ましい実施例においては、前記布材によ
り袋体を形成し、該袋体内に前記曲げ検出手段とともに
該曲げ検出手段の補強部材を収容したことを特徴として
いる。
り袋体を形成し、該袋体内に前記曲げ検出手段とともに
該曲げ検出手段の補強部材を収容したことを特徴として
いる。
【０００８】
【作用】例えば金属蒸着等の処理を施した布材により電
気抵抗体等からなる曲げ検出手段を覆い、この布材をア
ース接続することにより曲げ検出手段に対する電磁シー
ルドが達成される。
気抵抗体等からなる曲げ検出手段を覆い、この布材をア
ース接続することにより曲げ検出手段に対する電磁シー
ルドが達成される。
【０００９】上記布材により袋体を形成し、この袋体内
に曲げ検出手段とともに補強部材を収容すれば、確実な
電磁シールド作用が得られるとともに、強度が高まり耐
久性が向上する。
に曲げ検出手段とともに補強部材を収容すれば、確実な
電磁シールド作用が得られるとともに、強度が高まり耐
久性が向上する。
【００１０】
【実施例】図１は本発明の実施例に係る曲げセンサの縦
断面図であり、図２はそのケース入口部分の拡大詳細図
である。絶縁材からなるケース１の外周に導電塗料２が
塗布される。ケース１内にはアンプ基板３が装着され
る。アンプ基板３上には、図示しない抵抗検出回路（電
流または電圧検出回路）や増幅回路が設けられている。
このアンプ基板３の検出回路はケーブル４を介して図示
しない信号処理部に接続される。アンプ基板３にはコネ
クタ５を介して歪ゲージ６が接続される。該コネクタ５
は、アンプ基板３および歪ゲージ６に施された導電パタ
ーン間の圧力接触にてコネクタ結合されるものである。
また該歪ゲージ６は、例えばポリエステルフィルム上に
所定の抵抗値（例えば１２０Ω程度）の抵抗線をパター
ニングしたものである。この抵抗線は曲げられることに
より曲げ量に応じて抵抗値が変化し（例えば最大０．６
Ω程度）この抵抗変化をオペアンプ回路を介して検出す
る。７はポリエステルフィルムからなる補強材である。
断面図であり、図２はそのケース入口部分の拡大詳細図
である。絶縁材からなるケース１の外周に導電塗料２が
塗布される。ケース１内にはアンプ基板３が装着され
る。アンプ基板３上には、図示しない抵抗検出回路（電
流または電圧検出回路）や増幅回路が設けられている。
このアンプ基板３の検出回路はケーブル４を介して図示
しない信号処理部に接続される。アンプ基板３にはコネ
クタ５を介して歪ゲージ６が接続される。該コネクタ５
は、アンプ基板３および歪ゲージ６に施された導電パタ
ーン間の圧力接触にてコネクタ結合されるものである。
また該歪ゲージ６は、例えばポリエステルフィルム上に
所定の抵抗値（例えば１２０Ω程度）の抵抗線をパター
ニングしたものである。この抵抗線は曲げられることに
より曲げ量に応じて抵抗値が変化し（例えば最大０．６
Ω程度）この抵抗変化をオペアンプ回路を介して検出す
る。７はポリエステルフィルムからなる補強材である。
【００１１】歪ゲージ６は補強材７とともに導電繊維８
で覆われる。歪ゲージ６と補強材７の曲り部との間には
点線で示したフェルト等の緩衝材１０を歪ゲージ６の下
部もしくは補強材７の上部に接着剤等にて固着して介在
させてもよい。導電繊維８は、例えばポリエステル繊維
等からなる布材にニッケル等の金属材料を蒸着させたも
のであり、袋状に形成されている。この袋状導電繊維８
内に歪ゲージ６および補強材７が収容される。この導電
繊維８は、図２に示すように、ケース１の入口部でアン
プ基板３および歪ゲージ６とともに、ケース１の上側端
部１ａおよび下側端部１ｂ間に挟持され固定される。ア
ンプ基板３の上面端部にはアースに接続されたグランド
パターン９が形成されている。導電繊維８の端部は、こ
のグランドパターン９とケース１の外周を覆う導電塗料
２との間に挟まれ、両者と電気的に導通した状態に保持
される。
で覆われる。歪ゲージ６と補強材７の曲り部との間には
点線で示したフェルト等の緩衝材１０を歪ゲージ６の下
部もしくは補強材７の上部に接着剤等にて固着して介在
させてもよい。導電繊維８は、例えばポリエステル繊維
等からなる布材にニッケル等の金属材料を蒸着させたも
のであり、袋状に形成されている。この袋状導電繊維８
内に歪ゲージ６および補強材７が収容される。この導電
繊維８は、図２に示すように、ケース１の入口部でアン
プ基板３および歪ゲージ６とともに、ケース１の上側端
部１ａおよび下側端部１ｂ間に挟持され固定される。ア
ンプ基板３の上面端部にはアースに接続されたグランド
パターン９が形成されている。導電繊維８の端部は、こ
のグランドパターン９とケース１の外周を覆う導電塗料
２との間に挟まれ、両者と電気的に導通した状態に保持
される。
【００１２】このような構成により、アンプ基板３、歪
ゲージ６および補強材７は、導電繊維８およびケース１
の外周の導電塗料２により完全に囲まれるとともにこれ
らの導電繊維８および導電塗料２はアースに接続され完
全な電磁シールドが達成される。
ゲージ６および補強材７は、導電繊維８およびケース１
の外周の導電塗料２により完全に囲まれるとともにこれ
らの導電繊維８および導電塗料２はアースに接続され完
全な電磁シールドが達成される。
【００１３】このような構成の曲げセンサは、電子楽器
の楽音制御に用いられる場合には、例えば手袋状布材の
各指部分あるいは手首等の関節部分に装着され、関節部
分の曲り量を検出し、検出信号をケーブル４を介して信
号処理部に送り、関節の曲げ動作に応じて音量、音色、
ピブラート、トレモロ、パン等の各種指定された楽音を
制御する。
の楽音制御に用いられる場合には、例えば手袋状布材の
各指部分あるいは手首等の関節部分に装着され、関節部
分の曲り量を検出し、検出信号をケーブル４を介して信
号処理部に送り、関節の曲げ動作に応じて音量、音色、
ピブラート、トレモロ、パン等の各種指定された楽音を
制御する。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、可撓性を有し伸縮自在な繊維材料に導電処理を施し
てこれを袋状に形成し、この袋内に曲げによる抵抗変化
を検出するための抵抗線からなる曲げ検出手段を包みこ
み、この導電性の袋をアースに接続しているため、測定
用電気抵抗体や検出回路等の完全な電磁シールドが図ら
れ、ノイズや電波障害に影響されることなく信頼性の高
い曲げ検出が達成される。また、布材を用いて電磁シー
ルド作用を行うため、シールド材が自由に伸縮しセンサ
の曲り状態に影響を与えずセンサの耐久性を低下させる
ことなく測定の信頼性を高めることができる。また布材
を用いるため、身体各部に装着した場合に装着感触が良
好となり使用感が向上し電子楽器等の楽音制御装置とし
て用いれば快適な演奏を楽しむことができる。
は、可撓性を有し伸縮自在な繊維材料に導電処理を施し
てこれを袋状に形成し、この袋内に曲げによる抵抗変化
を検出するための抵抗線からなる曲げ検出手段を包みこ
み、この導電性の袋をアースに接続しているため、測定
用電気抵抗体や検出回路等の完全な電磁シールドが図ら
れ、ノイズや電波障害に影響されることなく信頼性の高
い曲げ検出が達成される。また、布材を用いて電磁シー
ルド作用を行うため、シールド材が自由に伸縮しセンサ
の曲り状態に影響を与えずセンサの耐久性を低下させる
ことなく測定の信頼性を高めることができる。また布材
を用いるため、身体各部に装着した場合に装着感触が良
好となり使用感が向上し電子楽器等の楽音制御装置とし
て用いれば快適な演奏を楽しむことができる。
【００１５】さらに、袋状の布材で電磁シールドを行う
ため、同じ袋内にセンサの補強材をセンサに沿って収容
することができ、完全な電磁シールドを保ったままセン
サの機械的強度を高めることができ耐久性の向上を図る
ことができる。
ため、同じ袋内にセンサの補強材をセンサに沿って収容
することができ、完全な電磁シールドを保ったままセン
サの機械的強度を高めることができ耐久性の向上を図る
ことができる。
【図１】 本発明の実施例に係る曲げセンサの縦断面図
である。
である。
【図２】 図１の実施例の要部拡大断面図である。
１：ケース、 ２：導電塗料、 ３：アンプ基板、
４：ケーブル、 ５：コネクタピン、 ６：歪ゲージ、
７：補強材、 ８：導電繊維、 ９：グランドパター
ン。
４：ケーブル、 ５：コネクタピン、 ６：歪ゲージ、
７：補強材、 ８：導電繊維、 ９：グランドパター
ン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０１Ｄ 5/16 Ｇ１０Ｈ 1/00 Ｚ 8622−5Ｈ 1/32 Ｚ 9379−5Ｈ
Claims (2)
- 【請求項１】 測定対象の曲り量を電気的に検出するた
めの曲げ検出手段と、導電処理を施した布材とからな
り、該布材により前記曲げ検出手段を覆うとともに該布
材をアースに接続したことを特徴とする曲げセンサ。 - 【請求項２】 前記布材により袋体を形成し、該袋体内
に前記曲げ検出手段とともに該曲げ検出手段の補強部材
を収容したことを特徴とする請求項１に記載の曲げセン
サ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5173503A JPH0727504A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 曲げセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5173503A JPH0727504A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 曲げセンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0727504A true JPH0727504A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15961732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5173503A Pending JPH0727504A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 曲げセンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0727504A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009541801A (ja) * | 2006-06-29 | 2009-11-26 | コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガニゼイション | 出力を生成するシステムおよび方法 |
| KR20220076015A (ko) * | 2020-11-30 | 2022-06-08 | 임채인 | 장루 주머니 용량 알림을 위한 정보제공시스템 |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP5173503A patent/JPH0727504A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009541801A (ja) * | 2006-06-29 | 2009-11-26 | コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガニゼイション | 出力を生成するシステムおよび方法 |
| KR20220076015A (ko) * | 2020-11-30 | 2022-06-08 | 임채인 | 장루 주머니 용량 알림을 위한 정보제공시스템 |
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