JPH07274497A - スイッチング電源 - Google Patents

スイッチング電源

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JPH07274497A
JPH07274497A JP6607594A JP6607594A JPH07274497A JP H07274497 A JPH07274497 A JP H07274497A JP 6607594 A JP6607594 A JP 6607594A JP 6607594 A JP6607594 A JP 6607594A JP H07274497 A JPH07274497 A JP H07274497A
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JP
Japan
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transformer
circuit
power supply
metal oxide
filter
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JP6607594A
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English (en)
Inventor
Koji Tanaka
宏治 田中
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチング電源内で発生するスイッチング
ノイズに影響されにくいように、パルス幅変調回路を適
切に制御することで、出力電圧の安定化を向上する。 【構成】 パルス幅変調回路をデジタル信号処理を含め
たデジタル系の回路で構成する。また、パルス幅変調回
路とスイッチング回路を同期させ、スイッチングノイズ
が特定のタイミングで、発生するように制御する。 【効果】 スイッチングノイズの影響を受けにくくなる
ので、スイッチング電圧の出力電圧の安定度を向上する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーダまたは通信機器
で使用するスイッチング電源のパルス幅変調回路を適切
に制御することで、電源内で発生するスイッチングノイ
ズに対して影響を受けにくいスイッチング電源の構成に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来のスイッチング電源の構
成を示す図である。図において、1は安定化DC電源あ
るいはバッテリー等の電源、2は第一のフィルタ、3は
1次側の電圧を昇圧する為の第一の昇圧トランス、4は
第一の昇圧トランス3を励磁駆動するためのスイッチン
グ用の第一の電力用金属酸化膜電界効果形トランジスタ
(以後パワーMOSFETと略す)、5はパワーMOS
FET4と交互にスイッチング動作する第二のパワーM
OSFET、6はノイズ成分を取り除くための第一のコ
ンデンサ、7は第一のインダクタ、8は電圧安定化のチ
ョッパ用金属酸化膜電界効果形トランジスタ(以後チョ
ッパMOSFETと略す)、9はフライホイールダイオ
ード、10はプッシュプル制御回路、11はプッシュプ
ル制御信号からの信号をパワーMOSFET4及び5の
ソース電位を基準にして伝送する為の絶縁トランス、1
2は絶縁トランスからの信号を受けて第一のパワーMO
SFET4のゲートとソース間に電圧を発生させる第一
の抵抗、13は絶縁トランスからの信号を受けて第二の
パワーMOSFET5のゲートとソース間に電圧を発生
させる第二の抵抗、14は第一の昇圧トランス3で昇圧
された電圧を整流するための第一の整流回路、15は第
一の整流回路14からの信号を平滑化する為の第二のフ
ィルタ、16は電源負荷、17は電圧負荷に印加されて
いる電圧をモニタするための第一の分圧回路、18は第
三のフィルタ、19はパルス幅変調回路、20はパルス
幅変調回路19のパルスインターバルを決定する時定数
決定回路、21はMOSFETドライバである。
【0003】次に動作について説明する。電源1からの
DC電圧は第一のフィルタ2を通過して平滑化され、第
一の昇圧トランス3の一次側のセンタタップに入力さ
れ、そしてパワーMOSFET4と5が交互にONする
ように動作するのでセンタタップに入力した電流はパワ
ーMOSFET4と5のドレインに交互に流れ、その結
果第一の昇圧トランス3を励磁することになる。プッシ
ュプル制御回路10は、パワーMOSFET4と5を交
互にONするように交互にパルス信号を出力し、絶縁ト
ランス11を経由して、抵抗12と13に交互にパルス
を発生させる。抵抗12と13に発生するパルス信号を
図14の(a)と(b)に示す。これらのパルス信号は
パワーMOSFET4と5のゲートとソース間に発生す
ることになるので、パワーMOSFET4と5は交互に
ONし、第一の昇圧トランス3からの電流はドレインか
らソースに流れ、第一のインダクタ7に流れる。第一の
コンデンサ6は第一の昇圧トランス3のセンタタップと
パワーMOSFET4及び5のソースの間に発生するリ
ップル電圧を減衰する。チョッパMOSFET8がON
している時はインダクタ7に流れ込んだ電流はチョッパ
MOSFET8のドレインからソースを経由して電源1
のグランドに戻るので、電源1からエネルギーが第一の
昇圧トランス3に入力されることになる。一方チョッパ
MOSFET8がOFFしている時は第一のインダクタ
7の逆起電力によりフライホイールダイオード9がON
となり、電流は第一のインダクタ7からフライホイール
ダイオード9を経由して第一の昇圧トランス3のセンタ
タップに戻るループを描く。従って電源1からはエネル
ギーは供給されず、第一のインダクタ7に蓄積されたエ
ネルギーで第一の昇圧トランス3を励磁するように動作
する。励磁された第一の昇圧トランス3は、一次側の巻
線数をn1、二次側の巻線数をn2、一次側のセンタタ
ップ電圧をV1とすると、二次側に次式で表される電圧
V2を発生する。
【0004】
【数1】
【0005】第一の昇圧トランス3の二次側に発生した
電圧は、ダイオードブリッジ、コンデンサ等で構成され
る第一の整流回路14に入力し整流され、第二のフィル
タ15で平滑された後に電源負荷16に印加される。電
源負荷に印加された電圧の安定化を図るために、第一の
分圧回路17で電源負荷電圧を分圧し、第三のフィルタ
18でノイズ成分を取り除いた後にパルス幅変調回路1
9に入力する。パルス幅変調回路19では三角波基準信
号を発生し、その周波数は時定数決定回路20によって
決定される。パルス幅変調回路で発生する三角波形を図
14(c)に示す。また第三のフィルタ18からのモニ
タ信号を図14(d)に示す。パルス幅変調回路19で
は、三角波とモニタ信号を比較し、三角波の信号レベル
がモニタ信号レベルより大きい場合はTTLの”H”レ
ベルの信号を出力し、モニタ信号レベルが大きい場合は
TTLの”L”レベルの信号を出力するので、パルス幅
変調回路19の出力信号は図14(e)に示すようなパ
ルス波形となる。従って、モニタ信号レベルが低下した
場合はパルスデューティが大きくなり、モニタ信号レベ
ルが上昇した場合はパルスデューティは小さくなる。こ
のパルス信号は、MOSFETドライバ21で増幅され
た後にチョッパMOSFET8のゲートとソース間に印
加される。つまり、電源負荷電圧が低下した場合はチョ
ッパMOSFET8のゲートとソース間のパルスデュー
ティが大きくなり、前述したように電源1からエネルギ
ーがより多く供給され、電源負荷電圧を上昇させるよう
に制御されることで安定化される。電源負荷電圧が上昇
した場合はチョッパMOSFET8のゲートとソース間
のパルスデューティが小さくなり第一のインダクタ7に
蓄積されたエネルギーで電源負荷電圧を発生する時間の
割合が増すので、出力電圧は下がるように制御されるこ
とで安定化を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のスイッチング電
源は以上のように構成されており、パワーMOSFET
4と5を交互にONすることで第一の昇圧トランス3か
らの電流はここでパルス化されることになり、電流のO
N/OFF時に大きなノイズを発生することになる。特
に昇圧トランスの一次側の低電圧を二次側で高電圧に昇
圧するような高出力型の高圧スイッチング電源では、一
次側で大電流が流れることになり、この現象は顕著とな
り、電流のON/OFF時にパルス幅変調回路19で発
生される三角波にスパイクノイズ等がのってくる。この
対策としてフィルタの強化、シールド処置等があるが、
限界があるのが現状である。この様子を図15に示す。
図15の(a)と(b)はパワーMOSFET4と5の
ゲート信号であり、(c)はパルス幅変調回路で発生す
る三角波基準信号にスパイクノイズがのるところを示
す。三角波形が乱れることで、パルス幅変調回路のパル
ス信号は、電源出力電圧とパルスデューティのリニアリ
ティの関係が損なわれることになり、結果的に電源出力
の安定度が低下することになってしまう。
【0007】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、パルス幅変調回路を含むフィー
ドバックループ系をデジタル信号処理方式により構成す
ることで、スイッチング電源内における大電流のON/
OFF時に発生するようなスイッチングノイズに対して
影響を受けにくくなることを目的とする。
【0008】また、この発明は、上記のようなパルス幅
変調回路とプッシュプル制御回路を同期駆動させ、パワ
ーMOSFET4と5がON/OFFするタイミングで
パルス幅変調回路19の三角波形が最低レベルとなって
いるように制御することで、三角波は斜線波形部分にノ
イズを発生しないことになり、リニアリティの領域を広
くとれることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の実施例1にお
けるスイッチング電源は、プッシュプル方式のスイッチ
ング電源の出力電圧安定化のフィードバックループの中
にサンプリング回路、A/Dコンバータ、デジタル信号
処理回路、リードオンリーメモリ(以後ROMと略
す)、デジタルカウンタ、デジタルコンパレータ等でパ
ルス幅変調回路を構成し、フィードバックモニタ信号を
出力電圧から直接モニタする構成としたものである。
【0010】またこの発明の実施例2におけるスイッチ
ング電源は、プッシュプル方式のスイッチング電源の出
力電圧安定化のフィードバックループの中にサンプリン
グ回路、A/Dコンバータ、デジタル信号処理回路、R
OM、デジタルカウンタ、デジタルコンパレータ等でパ
ルス幅変調回路を構成し、フィードバックモニタ信号を
昇圧トランスの一次側のモニタ用巻線からモニタする構
成としたものである。
【0011】またこの発明の実施例3におけるスイッチ
ング電源は、フォーワード方式のスイッチング電源の出
力電圧安定化のフィードバックループの中にサンプリン
グ回路、A/Dコンバータ、デジタル信号処理回路、R
OM、デジタルカウンタ、デジタルコンパレータ等でパ
ルス幅変調回路を構成し、フィードバックモニタ信号を
出力電圧から直接モニタする構成としたものである。
【0012】またこの発明の実施例4におけるスイッチ
ング電源は、フォーワード方式のスイッチング電源の出
力電圧安定化のフィードバックループの中にサンプリン
グ回路、A/Dコンバータ、デジタル信号処理回路、R
OM、デジタルカウンタ、デジタルコンパレータ等でパ
ルス幅変調回路を構成し、フィードバックモニタ信号を
トランスの一次側のモニタ用巻線からモニタする構成と
したものである。
【0013】またこの発明の実施例5におけるスイッチ
ング電源は、フライバック方式のスイッチング電源の出
力電圧安定化のフィードバックループの中にサンプリン
グ回路、A/Dコンバータ、デジタル信号処理回路、R
OM、デジタルカウンタ、デジタルコンパレータ等でパ
ルス幅変調回路を構成し、フィードバックモニタ信号を
出力電圧から直接モニタする構成としたものである。
【0014】またこの発明の実施例6におけるスイッチ
ング電源は、フライバック方式のスイッチング電源の出
力電圧安定化のフィードバックループの中にサンプリン
グ回路、A/Dコンバータ、デジタル信号処理回路、R
OM、デジタルカウンタ、デジタルコンパレータ等でパ
ルス幅変調回路を構成し、フィードバックモニタ信号を
トランスの一次側のモニタ用巻線からモニタする構成と
したものである。
【0015】またこの発明の実施例7におけるスイッチ
ング電源は、プッシュプル方式のスイッチング電源にお
ける出力電圧安定化用フィードバックループの中のパル
ス幅変調回路とプッシュプル回路を同期駆動するように
構成し、フィードバックモニタ信号を出力電圧から直接
モニタする構成としたものである。
【0016】またこの発明の実施例8におけるスイッチ
ング電源は、プッシュプル方式のスイッチング電源にお
ける出力電圧安定化用フィードバックループの中のパル
ス幅変調回路とプッシュプル回路を同期駆動するように
構成し、フィードバックモニタ信号を昇圧トランスの一
次側のモニタ用巻線からモニタする構成としたものであ
る。
【0017】またこの発明の実施例9におけるスイッチ
ング電源は、フォーワード方式のスイッチング電源にお
ける出力電圧安定化用フィードバックループの中のパル
ス幅変調回路とフォーワードチョッパ回路を同期駆動す
るように構成し、フィードバックモニタ信号を出力電圧
から直接モニタする構成としたものである。
【0018】またこの発明の実施例10におけるスイッ
チング電源は、フォーワード方式のスイッチング電源に
おける出力電圧安定化用フィードバックループの中のパ
ルス幅変調回路とフォーワードチョッパ回路を同期駆動
するように構成し、フィードバックモニタ信号をトラン
スの一次側のモニタ用巻線からモニタする構成としたも
のである。
【0019】またこの発明の実施例11におけるスイッ
チング電源は、フライバック方式のスイッチング電源に
おける出力電圧安定化用フィードバックループの中のパ
ルス幅変調回路とフライバック回路を同期駆動するよう
に構成し、フィードバックモニタ信号を出力電圧から直
接モニタする構成としたものである。
【0020】またこの発明の実施例12におけるスイッ
チング電源は、フライバック方式のスイッチング電源に
おける出力電圧安定化用フィードバックループの中のパ
ルス幅変調回路とフライバック回路を同期駆動するよう
に構成し、フィードバックモニタ信号をトランスの一次
側のモニタ用巻線からモニタする構成としたものであ
る。
【0021】
【作用】この発明の実施例1におけるスイッチング電源
は、出力電圧安定化のフィードバックループモニタ信号
をサンプリングし、以後デジタル処理されるので、従来
のアナログ方式と異なりスイッチングノイズの影響を受
け難いパルス幅変調回路を構成することができ、また直
接出力電圧をモニタしながらフィードバックをかけてい
るので、出力電圧安定度の良いプッシュプル方式のスイ
ッチング電源を得られる。
【0022】この発明の実施例2におけるスイッチング
電源は、出力電圧安定化のフィードバックループモニタ
信号をサンプリングし、以後デジタル処理されるので、
従来のアナログ方式と異なりスイッチングノイズの影響
を受け難いパルス幅変調回路を構成することができ、昇
圧トランスの一次側内で出力安定化のフィードバックル
ープを閉じているため、入力電圧変動に対してリスポン
スの速いプッシュプル方式のスイッチング電源を得られ
る。
【0023】この発明の実施例3におけるスイッチング
電源は、出力電圧安定化のフィードバックループモニタ
信号をサンプリングし、以後デジタル処理されるので、
従来のアナログ方式と異なりスイッチングノイズの影響
を受け難いパルス幅変調回路を構成することができ、ま
た直接出力電圧をモニタしながらフィードバックをかけ
ているので、出力電圧安定度の良いフォーワード方式の
スイッチング電源を得られる。
【0024】この発明の実施例4におけるスイッチング
電源は、出力電圧安定化のフィードバックループモニタ
信号をサンプリングし、以後デジタル処理されるので、
従来のアナログ方式と異なりスイッチングノイズの影響
を受け難いパルス幅変調回路を構成することができ、ト
ランスの一次側内で出力安定化のフィードバックループ
を閉じているため、入力電圧変動に対してリスポンスの
速いフォーワード方式のスイッチング電源を得られる。
【0025】この発明の実施例5におけるスイッチング
電源は、出力電圧安定化のフィードバックループモニタ
信号をサンプリングし、以後デジタル処理されるので、
従来のアナログ方式と異なりスイッチングノイズの影響
を受け難いパルス幅変調回路を構成することができ、ま
た直接出力電圧をモニタしながらフィードバックをかけ
ているので、出力電圧安定度の良いフライバック方式の
スイッチング電源を得られる。
【0026】この発明の実施例6におけるスイッチング
電源は、出力電圧安定化のフィードバックループモニタ
信号をサンプリングし、以後デジタル処理されるので、
従来のアナログ方式と異なりスイッチングノイズの影響
を受け難いパルス幅変調回路を構成することができ、ト
ランスの一次側内で出力安定化のフィードバックループ
を閉じているため、入力電圧変動に対してリスポンスの
速いフライバック方式のスイッチング電源を得られる。
【0027】またこの発明の実施例7におけるスイッチ
ング電源は、パルス幅変調回路とプッシュプル回路を同
期駆動するように制御するので、プッシュプル回路で発
生するスイッチングノイズがパルス幅変調回路で発生す
る基準信号の特定のタイミングでのみ乗ってくることに
なり、このタイミングを適切に制御することで、スイッ
チングノイズに影響されにくいパルス幅変調回路を構成
することができ、また直接出力電圧をモニタしながらフ
ィードバックをかけているので、出力電圧安定度の良い
プッシュプル方式のスイッチング電源を得られる。
【0028】この発明の実施例8におけるスイッチング
電源は、パルス幅変調回路とプッシュプル回路を同期駆
動するように制御するので、プッシュプル回路で発生す
るスイッチングノイズがパルス幅変調回路で発生する基
準信号の特定のタイミングでのみ乗ってくることにな
り、このタイミングを適切に制御することで、スイッチ
ングノイズに影響されにくいパルス幅変調回路を構成す
ることができ、また昇圧トランスの一次側内で出力安定
化のフィードバックループを閉じているため、入力電圧
変動に対してリスポンスの速いプッシュプル方式のスイ
ッチング電源を得られる。
【0029】この発明の実施例9におけるスイッチング
電源は、パルス幅変調回路とフォーワードチョッパ回路
を同期駆動するように制御するので、フォーワードチョ
ッパ回路で発生するスイッチングノイズがパルス幅変調
回路で発生する基準信号の特定のタイミングでのみ乗っ
てくることになり、このタイミングを適切に制御するこ
とで、スイッチングノイズに影響されにくいパルス幅変
調回路を構成することができ、また直接出力電圧をモニ
タしながらフィードバックをかけているので、出力電圧
安定度の良いフォーワード方式のスイッチング電源を得
られる。
【0030】この発明の実施例10におけるスイッチン
グ電源は、パルス幅変調回路とフォーワードチョッパ回
路を同期駆動するように制御するので、フォーワードチ
ョッパ回路で発生するスイッチングノイズがパルス幅変
調回路で発生する基準信号の特定のタイミングでのみ乗
ってくることになり、このタイミングを適切に制御する
ことで、スイッチングノイズに影響されにくいパルス幅
変調回路を構成することができ、またトランスの一次側
内で出力安定化のフィードバックループを閉じているた
め、入力電圧変動に対してリスポンスの速いフォーワー
ド方式のスイッチング電源を得られる。
【0031】この発明の実施例11におけるスイッチン
グ電源は、パルス幅変調回路とフライバック回路を同期
駆動するように制御するので、フライバック回路で発生
するスイッチングノイズがパルス幅変調回路で発生する
基準信号の特定のタイミングでのみ乗ってくることにな
り、このタイミングを適切に制御することで、スイッチ
ングノイズに影響されにくいパルス幅変調回路を構成す
ることができ、また直接出力電圧をモニタしながらフィ
ードバックをかけているので、出力電圧安定度の良いフ
ライバック方式のスイッチング電源を得られる。
【0032】この発明の実施例12におけるスイッチン
グ電源は、パルス幅変調回路とフライバック回路を同期
駆動するように制御するので、フライバック回路で発生
するスイッチングノイズがパルス幅変調回路で発生する
基準信号の特定のタイミングでのみ乗ってくることにな
り、このタイミングを適切に制御することで、スイッチ
ングノイズに影響されにくいパルス幅変調回路を構成す
ることができ、またトランスの一次側内で出力電圧安定
化のフィードバックループを閉じているため、入力電圧
変動に対してリスポンスの速いフライバック方式のスイ
ッチング電源を得られる。
【0033】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1のスイッチング電
源の構成を示すブロック図である。図において、1〜1
6,21は、上記従来装置と同一のものである。22は
サンプリング回路、23はA/Dコンバータ、24はデ
ジタル信号処理回路、25はROM、26はデジタルコ
ンパレータ、27はデジタルカウンタ、37は第二の分
圧回路である。
【0034】次に、動作について説明する。第一の昇圧
トランス3の一次側及び二次側周辺の回路の動作は従来
の装置と同じであるので省略する。電源負荷電圧の安定
化を目的としたフィードバックループ系にモニタ信号を
送るために、電源負荷16に印加された電圧は第二の分
圧回路37で適切なレベルに分圧された後に、サンプリ
ング回路22でサンプリングされ、A/Dコンバータ2
3でディスクリート化され、デジタル信号処理回路24
へ送られデジタルフィルタ処理される。図16にこの一
連の処理を示す。第二の分圧回路37からの信号はスイ
ッチングノイズにより図16(a)に示すようにスパイ
クノイズがのる。図16(b)で(a)で示す信号のサ
ンプリング処理を示す。図16(c)はA/Dコンバー
タ23によりサンプリング信号がディスクリート化さ
れ、デジタルワードに変換されるのを示す。この一連の
サンプリング、A/Dコンバータのディスクリート処置
の速度は一般にワードビット長により決定されるが、1
0ビット程度であれば、数MHzで処理できる。スイッ
チング電源のスイッチング周波数は数十KHzから数百
KHzが一般的であり、10ビット程度のA/Dコンバ
ータ速度は一般のスイッチング電源に対しては十分速
い。また第二の分圧回路37において、モニタ信号レベ
ルとTTLレベルに分圧した場合に、1ビットあたりの
電圧は以下の式で表される。
【0035】
【数2】
【0036】つまり1ビットあたり4.88mVとな
り、従来のアナログ方式と比較して精度は見劣りせず、
フィードバックループ等を構成するのに十分なレベルと
なる。デジタル信号処理回路24ではデジタルフィルタ
処理され、A/Dコンバータ23からのデータの平均
値、偏差値等を計算し、スイッチングノイズによるスパ
イク等を除去する等の処理を実施することが可能なの
で、よりノイズに影響され難くなる。デジタル信号処理
回路24からの出力データビットは、ROM25へ送ら
れ、これらのデータビットはアドレスとして読まれ、デ
ジタルコンパレータ26においてデジタルカウンタ27
からのデータと比較されるのに適切なデータに変換され
る。デジタルコンパレータ26ではROM25とデジタ
ルカウンタ27のデータを比較し、ROM25のデータ
が大きい場合は、TTL”L”レベルの信号を出力し、
逆にデジタルカウンタ27のデータが大きい場合は、T
TL”H”レベルの信号を出力する。従ってデジタルコ
ンパレータ26の出力はデジタルカウンタ周期と等しい
周期のTTLレベルパルスが出力され、そのデューティ
はROM25からのデータによって決定される。デジタ
ルコンパレータ26の出力パルスはMOSFETドライ
バ21で増幅され、チョッパMOSFET8のゲートに
印加される。
【0037】実施例2.図2はこの発明の実施例2のス
イッチング電源の構成を示すブロック図である。実施例
1ではフィードバックの為のモニタ信号を電源負荷16
からモニタしていたが、この実施例では第二の昇圧トラ
ンス41の一次巻線側にフィードバック用の巻線n3を
設け、この巻線に第二の整流回路28と第四のフィルタ
29を接続することで、第一のコンデンサ6の両端に発
生する電圧と比例した電圧を得ることができ、この電圧
を基準にして実施例1と同様のデジタル信号処理による
フィードバックループ系を組んだものである。図におい
て、1,2,4〜16,21は従来の装置と同一のもの
である。22はサンプリング回路、23はA/Dコンバ
ータ、24はデジタル信号処理回路、25はROM、2
6はデジタルコンパレータ、27はデジタルカウンタ、
28は第二の整流回路、29は第四のフィルタ、41は
第二の昇圧トランスである。
【0038】次に、動作について説明する。第二の昇圧
トランス41の一次巻線n1と二次巻線n2周辺の回路
は従来の装置と同じである。第二の昇圧トランス41は
一次側に巻線n3が設けられ、パワーMOSFET4と
5が交互にONして第二の昇圧トランス41が励磁され
ると同時に巻線n3に電圧が発生し、この電圧はダイオ
ードブリッジ、コンデンサ等で構成される第二の整流回
路28で整流され、第四のフィルタ29で平滑化され
る。第四のフィルタ29の出力電圧Vfは第一のコンデ
ンサ6の両端に発生する電圧をVcとすると、次の式で
表される。
【0039】
【数3】
【0040】第四のフィルタ29の出力信号Vfは、従
ってVcに比例した電圧となり、電源負荷変動或いは入
力電源の変動等の理由でVcが変化した場合、Vfを基
準にしながらフィードバックをかけてVcを安定化させ
る制御方式となる。第四のフィルタ29の出力信号は以
後実施例1と同様の処置でデジタル化されたパルス幅変
調回路によって処理され、Vcが下がればデジタルコン
パレータ26からのパルス変調信号のデューティは上が
り、逆にVcが上がればパルス変調信号のデューティが
下がることでVcは安定化される。パルス変調信号はM
OSFETドライバ21で増幅され、チョッパMOSF
ET8のゲートに印加される。この方式の特徴として、
まず第二の昇圧トランス41の一次側回路の中でフィー
ドバックループがクローズしているので、実施例1と比
較して応答が速い点にある。実施例1では電源負荷16
からフィードバックループを返していたが、通常第二の
フィルタ15のインダクタンス及びコンデンサ成分が大
きく、ループ応答が速くなってしまう。この現象は特に
高圧電源等の大きなコンデンサを使用している場合に顕
著である。第二に、実施例1の場合第二の分圧回路37
が必要であり、特に高圧電源では分圧比が大きくなり、
非常に大きな抵抗が必要であり、実施例2では巻線数n
1とn3の比で分圧比が決定され、第二の分圧回路37
は不要となり、小型化が可能である。第三に、実施例1
では電源負荷からフィードバックの為のモニタ信号をと
っているため、電源出力の安定度は実施例2より実施例
1の方が良いことになる。これらの特徴をもとに、電源
負荷変動が大きい場合は実施例1を、入力電源変動が大
きい場合は実施例2を適用するように使い分ける。
【0041】実施例3.図3はこの発明の実施例3のス
イッチング電源の構成を示すブロック図である。この実
施例はフォーワード型スイッチング電源に実施例1で示
すデジタルフィードバック系回路を適用したものであ
り、1,2,16,21は従来の装置と同一のものであ
る。22はサンプリング回路、23はA/Dコンバー
タ、24はデジタル信号処理回路、25はROM、26
はデジタルコンパレータ、27はデジタルカウンタ、3
0はリセットダイオード、31は第三のパワーMOSF
ET、32は第一の整流ダイオード、33は第二の整流
ダイオード、37は第二の分圧回路、42は第一のトラ
ンス、43は第二のインダクタ、44は第三のコンデン
サである。
【0042】次に動作について説明する。電源1からの
DC電圧は第一のフィルタ2を通過して平滑化され、第
一のトランス42の一次側センタタップに入力され、そ
して第三のパワーMOSFET31がONの状態の時
に、センタタップに入力した電流は第三のパワーMOS
FET31のドレインからソースへと流れ、電源1のG
NDへ戻る。一方、第三のパワーMOSFET31がO
FFした時点で、第一のトランス42の巻線n1に蓄積
された励磁エネルギーは巻線n3に移り、第三のパワー
MOSFET31に流れた電流をIqとすると巻線n3
の励磁電流は次式で表される。
【0043】
【数4】
【0044】従って、第三のパワーMOSFET31が
OFFになった時点で、リセットダイオード30がON
となり、第一のトランス42はリセットされる。一方、
二次側では、第三のパワーMOSFET31がONの時
に、第一の整流ダイオード32がONとなり、第二のイ
ンダクタ43、電源負荷16に電流が流れ、第一のトラ
ンス42へ戻る。第三のパワーMOSFET31がOF
Fの時は、第二のインダクタ43の逆電力により、第二
の整流ダイオード33がONになり、第一の整流ダイオ
ード32がOFFとなり、第二のインダクタ43に蓄積
されたエネルギーにより電流負荷16、第二の整流ダイ
オード33に電流が流れる。第三のコンデンサ44はリ
ップル電圧を低下させるための目的で接続される。電源
負荷16の電圧は第二の分圧回路37にて分圧され、以
後サンプリング回路22、A/Dコンバータ23、デジ
タル信号処理回路24、ROM25、デジタルコンパレ
ータ26、デジタルカウンタ27の機能は実施例1と同
様であるので、第三のパワーMOSFET31にパルス
電流が流れるときに発生するスイッチングノイズに影響
されにくい回路構成となる。デジタルコンパレータ26
から出力するパルス変調信号はMOSFETドライバ2
1にて増幅され、第三のパワーMOSFET31のゲー
トに印加される。ただし、実施例1と異なる点は、通常
フォーワード型のスイッチング電源において第一のトラ
ンス42が飽和するのを防ぐために第三のパワーMOS
FET31のONするデューティDは次式で制限され
る。
【0045】
【数5】
【0046】一般的にn1=n3であるので、D<50
%となる。従ってデジタルコンパレータ26から出力す
るパルス変調信号のデューティが50%を越えないよう
にROMのデータを書き込む。
【0047】実施例4.図4はこの発明の実施例4のス
イッチング電源の構成を示すブロック図である。この実
施例はフォーワード型スイッチング電源に実施例1で示
すデジタルフィードバック系回路を適用したものであ
り、1,2,16,18,21は従来の装置と同一のも
のである。22はサンプリング回路、23はA/Dコン
バータ、24はデジタル信号処理回路、25はROM、
26はデジタルコンパレータ、27はデジタルカウン
タ、30はリセットダイオード、31は第三のパワーM
OSFET、32は第一の整流ダイオード、33は第二
の整流ダイオード、43は第二のインダクタ、44は第
三のコンデンサ、45は第二のトランス、46は第三の
整流ダイオード、47は第四の整流ダイオード、48は
第三のインダクタ、49は第四のコンデンサである。
【0048】次に動作について説明する。第二のトラン
ス45の巻線n1,n2,n3に接続されている回路の
動作は実施例3と同様である。第二のトランス45は、
一次側に巻線n4が設けられ、第三のパワーMOSFE
T31がONの時に巻線n4は励磁され、第三の整流ダ
イオード46がONとなり、第三のインダクタ48、第
三のフィルタ18を経由して、電流が流れる。一方、第
三のパワーMOSFET31がOFFの時は、第三のイ
ンダクタ48に蓄積されたエネルギーが逆起電力により
放出され、第三のインダクタ48から第三のフィルタ1
8、第四の整流ダイオード47へと電流が流れ、第三の
整流ダイオード46はOFFとなる。従って、第三のフ
ィルタ18の出力には電源負荷16に印加されている電
圧と比例した電圧が出力する。以後、サンプリング回路
22、A/Dコンバータ23、デジタル信号処理回路2
4、ROM25、デジタルコンパレータ26、デジタル
カウンタ27の機能は実施例3と同様である。MOSF
ETドライバ21は、デジタルコンパレータ26から出
力されるパルス変調信号を増幅し、第三のパワーMOS
FET31のゲートに印加する。この方式の特徴とし
て、まず第一のトランス45の一次側回路の中でフィー
ドバックループがクローズしているので、実施例3と比
較して応答が速い点にある。実施例3では電源負荷16
からフィードバックループを返していたが、通常第二の
インダクタンス43及び第三のコンデンサ44の成分に
よって、ループ応答が遅くなってしまう。この現象は特
に高圧電源等の大きなコンデンサを使用している場合に
顕著である。第二に、実施例3の場合第二の分圧回路3
7が必要であり、特に高圧電源では分圧比が大きくな
り、非常に大きな抵抗が必要であり、実施例4では巻線
数n2とn4の比で分圧比が決定され、第二の分圧回路
37は不要となり、小型化が可能である。第三に、実施
例3では電源負荷からフィードバックの為のモニタ信号
をとっているため、電源出力の安定度は実施例4より実
施例3の方が良いことになる。これらの特徴をもとに、
電源負荷変動が大きい場合は実施例3を、入力電源変動
が大きい場合は実施例4を適用するように使い分ける。
【0049】実施例5.図5はこの発明の実施例5のス
イッチング電源の構成を示すブロック図である。この実
施例はフライバック型スイッチング電源に実施例1で示
すデジタルフィードバック系回路を適用したものであ
り、図において1,2,15,16,21は従来の装置
と同一のものである。22はサンプリング回路、23は
A/Dコンバータ、24はデジタル信号処理回路、25
はROM、26はデジタルコンパレータ、27はデジタ
ルカウンタ、31は第三のパワーMOSFET、32は
第一の整流ダイオード、35は第二のコンデンサ、37
は第二の分圧回路、50は第三のトランスである。
【0050】次に動作について説明する。電源1からの
DC電圧は第一のフィルタ2を通過して平滑化され、第
三のトランス50に入力され、第三のパワーMOSFE
T31がONの時、電源1から出力する電流はドレイン
からソースへ流れ、電源1のGNDへ戻る。このとき、
二次側巻線n2は一次側巻線n1と極性が逆に巻かれて
いるため、第一の整流ダイオード32はONせずに二次
側では電流が流れずエネルギーは一次側から伝送しな
い。従って第三のパワーMOSFET31からみた場
合、第三のトランス50はチョークコイルと同じであ
り、第三のパワーMOSFET31がONしている期間
にエネルギーが蓄積される。次に第三のパワーMOSF
ET31がOFFすると、一次側に流れていた電流を流
し続けようとする起電力が生じ、その結果、第一の整流
ダイオード32がONし、第一の整流ダイオード32、
第二のフィルタ15、電源負荷16へと電流が流れる。
つまりこの方式のスイッチング電源は、第三のパワーM
OSFET31がONしている期間に第三のトランス5
0にエネルギーを蓄積し、OFFしている期間にエネル
ギーを放出し、電源出力電圧Voは、トランス一次側の
インダクタンスをLp、電源負荷抵抗をR、電源1の出
力電圧をVI、第三のパワーMOSFET31のONと
OFF時間をそれぞれTon,Toffとすると次式が
表される。
【0051】
【数6】
【0052】電源負荷16の電圧は第二の分圧回路37
にて分圧され、以後サンプリング回路22、A/Dコン
バータ23、デジタル信号処理回路24、ROM25、
デジタルコンパレータ26、デジタルカウンタ27の機
能は実施例1と同様であるので、第三のパワーMOSF
ET31にパルス電流が流れるときに発生するスイッチ
ングノイズに影響されにくい回路構成となる。デジタル
コンパレータ26から出力するパルス変調信号はMOS
FETドライバ21にて増幅され、第三のパワーMOS
FET31のゲートに印加される。ただし、実施例1〜
4と異なる点は、前述のように出力電圧と第三のトラン
ス50のインダクタンスLpは密接な関係があり、第三
のトランス50のコアにギャップを設けるか、或いはコ
アの透磁率が低い磁性材料を使用するなどの方法で、L
pを希望の値に調整する必要がある。しかし、二次側回
路において整流ダイオードが一つであり、チョークコイ
ルが不要のために部品点数が少なくてすむ利点があり、
高圧電源などにその特長を生かすことができる。
【0053】実施例6.図6はこの発明の実施例6のス
イッチング電源の構成を示すブロック図である。この実
施例はフライバック型スイッチング電源に実施例1で示
すデジタルフィードバック系回路を適用したものであ
り、図において1,2,15,16,21は従来の装置
と同一のものである。22はサンプリング回路、23は
A/Dコンバータ、24はデジタル信号処理回路、25
はROM、26はデジタルコンパレータ、27はデジタ
ルカウンタ、29は第四のフィルタ、31は第三のパワ
ーMOSFET、32は第一の整流ダイオード、35は
第二のコンデンサ、51は第四のトランス、52は第五
の整流ダイオード、53は第五のコンデンサである。
【0054】次に動作について説明する。電源1からの
DC電圧は第一のフィルタ2を通過して平滑化され、第
四のトランス51に入力する。第三のパワーMOSFE
T31がONの時、電源1から出力するドレインからソ
ースへ流れ、電源1のGNDへ戻る。この時、二次側巻
線n2は一次側巻線n1と極性が逆に巻かれているた
め、第一の整流ダイオード32はONせずに二次側では
電流が流れずエネルギーは一次側から送達しない。従っ
て第三のパワーMOSFET31からみた場合、第四の
トランス51はチョークコイルと同じであり、第三のパ
ワーMOSFET31がONしている期間にエネルギー
が蓄積される。次に第三のパワーMOSFET31がO
FFすると、一次側に流れていた電流を流し続けようと
する起電力が生じ、その結果、第一の整流ダイオード3
2がONし、第一の整流ダイオード32、第二のフィル
タ15、電源負荷16へと電流が流れる。つまりこの方
式のスイッチング電源は、第三のパワーMOSFET3
1がONしている期間に第四のトランス51にエネルギ
ーを蓄積し、OFFしている期間にエネルギーを放出す
る。この方式の特徴として、まず第四のトランス51の
一次側回路の中でフィードバックループがクローズして
いるので、実施例5と比較して応答が速い点にある。実
施例5では電源負荷16からフィードバックループを返
していたが、通常第二のフィルタ15の中のインダクタ
ンス及びコンデンサの成分によって、ループ応答が遅く
なってしまう。この現象は特に高圧電源等の大きなコン
デンサを使用している場合に顕著である。第二に、実施
例5の場合第二の分圧回路37が必要であり、特に高圧
電源では分圧比が大きくなり、非常に大きな抵抗が必要
であるが、実施例6では巻線数n2とn3の比で分圧比
が決定され、第二の分圧回路37は不要となり、小型化
が可能である。第三に実施例5では電源負荷からフィー
ドバックの為のモニタ信号をとっているため、電源出力
の安定度は実施例6より実施例5の方が良いことにな
る。これらの特徴をもとに、電源負荷変動が大きい場合
は実施例5を、入力電源変動が大きい場合は実施例6を
適用するように使い分ける。
【0055】実施例7.図7は、この発明の実施例7の
スイッチング電源の構成を示すブロック図である。図に
おいて1〜9,11〜19,21は従来の装置と同一の
ものである。34は第一の制御回路、38はクロック同
期回路、39はプッシュプルドライバ回路である。
【0056】次に、動作について説明する。第一の昇圧
トランス3の一次側及び二次側周辺回路の動作は従来の
装置と同じであるので省略する。電源負荷電圧の安定化
を図るために、第一の分圧回路17で電源負荷電圧を分
圧し、第三のフィルタ18でノイズ成分を取り除いた後
にパルス幅変調回路19に入力する。前述の通り、従来
のパルス幅変調回路19では三角波を発生し、その周期
は時定数決定回路で独自に設定していたが、この実施例
では、第一の制御回路34から発生するクロックの立ち
上がり時にパルス幅変調回路19の三角波が立ち上がる
ようにクロック同期回路38からトリガを出力する。こ
の様子を図17に示す。図17(a)及び(b)はパワ
ーMOSFET4及び5のゲート信号であり、パワーM
OSFET4及び5がON/OFFするタイミングでス
イッチングノイズが発生し、図17(c)に示すように
三角波にスパイクノイズがのってしまう。そこで前述の
第一の制御回路34のクロックとプッシュプルドライバ
回路39へ出力するパワーMOSFET4及び5のゲー
ト信号を同期させて、図17(d)に示すクロックと
(a)及び(b)に示すゲート信号の関係を保たせる。
この場合の三角波は、クロックの立ち上がり時に三角波
の発生が始まるので、図17(e)に示すようにスパイ
クノイズは三角波の最低レベルに発生することになる。
パルス幅変調回路19では三角波の斜辺波形部のレベル
と第三のフィルタ18からの信号レベルと比べることで
パルス変調信号を出力するので、図17(c)のように
三角波の斜辺波形部にランダム状態でスパイクノイズが
のっている場合は、出力されるパルス変調信号にヒゲ状
のスパイクがでるが、図17(e)の場合ではパルス幅
変調信号が安定し、安定領域が広くスイッチングノイズ
に影響され難いことになる。パルス変調信号はMOSF
ETドライバ21で増幅され、チョッパMOSFET8
のゲートに印加されることで、電源出力電圧を制御す
る。
【0057】実施例8.図8はこの発明の実施例8のス
イッチング電源の構成を示すブロック図である。実施例
7ではフィードバックの為のモニタ信号を電源負荷16
からモニタしていたが、この実施例では第二の昇圧トラ
ンス41の一次巻線側にフィードバック用の巻線n3を
設け、この巻線に第二の整流回路28と第四のフィルタ
29を接続することで、第一のコンデンサ6の両端に発
生する電圧と比例した電圧を得ることができ、この電圧
を基準にして実施例7と同様のフィードバックループ等
を組んだものである。図において、1,2,4〜9,1
1〜16,19,21は従来の装置と同一のものであ
る。28は第二の整流回路、29は第四のフィルタ、3
4は第一の制御回路、38はクロック同期回路、39は
プッシュプルドライバ回路、41は第二の昇圧トランス
である。
【0058】次に、動作について説明する。第二の昇圧
トランス41の一次巻線n1と二次巻線n2周辺の回路
は従来の装置と同じである。第二の昇圧トランス41は
一次側に巻線n3が設けられ、パワーMOSFET4と
5が交互にONして第二の昇圧トランス41が励磁され
ると同時に巻線n3に電圧が発生し、この電圧はダイオ
ードブリッジ、コンデンサ等で構成される第二の整流回
路28で整流され、第四のフィルタ29で平滑化され
る。第四のフィルタ29の出力電圧Vfは、第一のコン
デンサ6の両端に発生する電圧Vcに比例した電圧とな
り、電源負荷変動或いは入力電源の変動等の理由でVc
が変化した場合、Vfを基準にしながらフィードバック
をかけてVcを安定化させる制御方式となる。第四のフ
ィルタ29の出力信号はパルス幅変調回路19に入力す
る。以後実施例7と同様の処置でパルス幅変調回路19
で出力する三角波の最低レベルでスイッチングノイズが
発生するように、制御回路34からクロックとプッシュ
プルゲート信号をそれぞれクロック同期回路38とプッ
シュプルドライバ回路39に出力することで、スイッチ
ングノイズに影響され難い回路構成となる。パルス変調
信号はMOSFETドライバ21で増幅され、チョッパ
MOSFET8のゲートに印加される。この方式の特徴
として、まず第二の昇圧トランス41の一次側回路の中
でフィードバックループがクローズしているので、実施
例7と比較してループ応答が速い点にある。実施例7で
は電源負荷16からフィードバックループを返していた
が、通常第二のフィルタ15のインダクタンス及びコン
デンサ成分が大きく、ループ応答が速くなってしまう。
この現象は特に高圧電源等の大きなコンデンサを使用し
ている場合に顕著である。第二に、実施例7の場合第一
の分圧回路17が必要であり、特に高圧電源では分圧比
が大きくなり、非常に大きな抵抗が必要であるが、実施
例8では巻線数n1とn3の比で分圧比が決定され、第
一の分圧回路17は不要となり、小型化が可能である。
第三に、実施例7では電源負荷からフィードバックの為
のモニタ信号をとっているため、電源出力の安定度は実
施例8より実施例7の方が良いことになる。これらの特
徴をもとに、電源負荷変動が大きい場合は実施例7を、
入力電源変動が大きい場合は実施例8を適用するように
使い分ける。
【0059】実施例9.図9はこの発明の実施例9のス
イッチング電源の構成を示すブロック図である。この実
施例はフォーワード型スイッチング電源に実施例7に示
すフィードバック系回路を適用したものであり、1,
2,16〜19,21は従来の装置と同一のものであ
る。30はリセットダイオード、31は第三のパワーM
OSFET、32は第一の整流ダイオード、33は第二
の整流ダイオード、36は第二の制御回路、42は第一
のトランス、44は第三のコンデンサ、38はクロック
同期回路、40はディレー回路である。
【0060】次に動作について説明する。第一のトラン
ス42の一次側及び二次側周辺回路の動作は実施例3と
同じであるので省略する。電源負荷電圧は第一の分圧回
路17で適切なレベルに分圧され、第三のフィルタ18
でノイズ成分を取り除いた後にパルス幅変調回路19に
入力する。従来のパルス幅変調回路19では三角波を発
生し、第三のフィルタ18からの信号とレベル比較する
が、その周期は時定数決定回路で独立に設定していた
が、この実施例では第二の制御回路36から発生するク
ロックが、クロック同期回路38に入力し、このクロッ
クの立ち上がり時にパルス幅変調回路19の三角波が立
ち上がり始めるように設定する。この様子を図18に示
す。実施例3の動作について説明したように、フォーワ
ード型の第三のパワーMOSFET31のONデューテ
ィは一般的に50%以下であるので、第三のパワーMO
SFET31のゲート信号は図18(a)に示すように
なる。一般的に低電圧を昇圧する高出力タイプの高圧電
源では、第三のパワーMOSFET31に大電流が流
れ、第三のパワーMOSFET31のON/OFF時に
スイッチングノイズが発生し、図18(b)に示すよう
に、パルス幅変調回路19で発生する非同期の三角波に
スパイクノイズがのってしまう。そこで前述の第二の制
御回路36のクロックをクロック同期回路38に入力
し、クロック同期回路38はクロックの立ち上がり時に
トリガ信号を発生することで三角波を立ち上がり始め
る。この様子を図18(c)と(d)に示す。第三のフ
ィルタ18の信号を図18(e)とすると、パルス幅変
調回路19から出力するパルス幅変調信号は図18
(f)に示すようになる。このパルス幅変調信号はディ
レー回路40に入力する。クロックの周期をTc、三角
波の斜辺部の時間をTtとすると、ディレー回路40で
Tc−Tt遅延する。その結果図18(g)に示すタイ
ミングでパルス変調信号が出力して、MOSFETドラ
イバ21で増幅後、第三のパワーMOSFET31のゲ
ートに印加される。従って、スイッチングノイズは図1
8(h)に示すようなタイミングで三角波上に現れるの
で、安定動作領域が広くとれ、スイッチングノイズに影
響され難いことになる。
【0061】実施例10.図10はこの発明の実施例1
0のスイッチング電源の構成を示すブロック図である。
この実施例はフォーワード型スイッチング電源に実施例
8で示すフィードバック系回路を適用したものであり、
1,2,16,18,19,21は従来の装置と同一の
ものである。30はリセットダイオード、31は第三の
パワーMOSFET、32は第一の整流ダイオード、3
3は第二の整流ダイオード、36は第二の制御回路、3
8はクロック同期回路、40はディレー回路、43は第
二のインダクタ、44は第三のコンデンサ、45は第二
のトランス、46は第三の整流ダイオード、47は第四
の整流ダイオード、48は第三のインダクタ、49は第
四のコンデンサである。
【0062】次に動作について説明する。第二のトラン
ス45の巻線n1,n2,n3に接続されている回路の
動作は実施例3と同様である。第二のトランス45は、
一次側に巻線n4が設けられ、第三のパワーMOSFE
T31がONの時に巻線n4は励磁され、第三の整流ダ
イオード46がONとなり、第三のインダクタ48、第
三のフィルタ18を経由して、電流が流れる。一方、第
三のパワーMOSFET31がOFFの時は、第三のイ
ンダクタ48に蓄積されたエネルギーが逆起電力により
放出され、第三のインダクタ48から第三のフィルタ1
8、第四の整流ダイオード47へと電流が流れ、第三の
整流ダイオード46はOFFとなる。従って、第三のフ
ィルタ18の出力には電源負荷16に印加されている電
圧と比例した電圧が出力する。以後、パルス幅変調回路
19、第二の制御回路36、クロック同期回路38、デ
ィレー回路40の機能は実施例8と同様である。MOS
FETドライバ21は、ディレー回路40から出力され
るパルス変調信号を増幅し、第三のパワーMOSFET
31のゲートに印加する。この方式の特徴として、まず
第二のトランス45の一次側回路の中でフィードバック
ループがクローズしているので、実施例9と比較してル
ープ応答が速い点にある。実施例9では電源負荷16か
らフィードバックループを返していたが、通常第二のイ
ンダクタンス43及び第三のコンデンサ44の成分によ
って、ループ応答が遅くなってしまう。この現象は特に
高圧電源等の大きなコンデンサを使用している場合に顕
著である。第二に、実施例9の場合第一の分圧回路17
が必要であり、特に高圧電源では分圧比が大きくなり、
非常に大きな抵抗が必要であり、実施例10では巻線数
n2とn4の比で分圧比が決定され、第一の分圧回路1
7は不要となり、小型化が可能である。第三に、実施例
9では電源負荷からフィードバックの為のモニタ信号を
とっているため、電源出力の安定度は実施例10より実
施例9の方が良いことになる。これらの特徴をもとに、
電源負荷変動が大きい場合は実施例9を、入力電源変動
が大きい場合は実施例10を適用するように使い分け
る。
【0063】実施例11.図11はこの発明の実施例1
1のスイッチング電源の構成を示すブロック図である。
この実施例はフライバック型スイッチング電源に実施例
9で示すフィードバック系回路を適用したものであり、
1,2,15〜19,21は従来の装置と同一のもので
ある。31は第三のパワーMOSFET、32は第一の
整流ダイオード、35は第二のコンデンサ、36は第二
の制御回路、38はクロック同期回路、40はディレー
回路、50は第三のトランスである。
【0064】次に動作について説明する。第三のトラン
ス50の一次側及び二次側周辺回路の動作は実施例5と
同じであるので省略する。また第一の分圧回路17から
MOSFETドライバ21までのフィードバックループ
系の動作機能は実施例9と類似であり、第三のパワーM
OSFET31がON/OFFして、電流がパルス状に
流れるときに発生するスイッチングノイズがパルス幅変
調回路19で出力する三角波にのるが、スイッチングノ
イズが発生するタイミングでは三角波形は最低レベルと
なるように制御しているため、その影響を受け難い回路
構成となっている。実施例9と異なる点として、第一に
実施例9では第三のパワーMOSFET31がONする
とトランスの二次側の巻線に電流が流れるが、実施例1
0では第三のパワーMOSFET31がONしている間
は二次側に電流が流れず一次側に電流が流れるのでエネ
ルギーを蓄積し、第三のパワーMOSFET31がOF
Fすると蓄積したエネルギーを二次側に放出する方式の
ため、出力電圧と第三のトランス50のインダクタンス
と密接な関係があり、トランス50のコアにギャップを
設ける等してインダクタンスを調整する必要がある。第
二に出力は実施例9の約半分しか出ない反面、二次側の
整流ダイオードが一個である点、またインダクタ等が不
要である点等があり、部品点数が少ない等の利点があ
る。第三に第三のトランス50の巻線比は小さくてすむ
利点があり、高圧電源にしばしば適用される。
【0065】実施例12.図12はこの発明の実施例1
2のスイッチング電源の構成を示すブロック図である。
この実施例はフライバック型スイッチング電源に実施例
8で示すフィードバック系回路を適用したものであり、
1,2,15,16,19,21は従来の装置と同一の
ものである。29は第四のフィルタ、31は第三のパワ
ーMOSFET、32は第一の整流ダイオード、35は
第二のコンデンサ、36は第二の制御回路、38はクロ
ック同期回路、40はディレー回路、51は第四のトラ
ンス、52は第五の整流ダイオード、53は第五のコン
デンサである。
【0066】次に動作について説明する。第四のトラン
ス51の巻線n1,n2,n3に接続されている回路の
動作は実施例6と同様である。第四のトランス51は、
一次側に巻線n3が設けられ、第三のパワーMOSFE
T31がONの時に巻線n1に電流が流れが、n2とn
3はn1と極性が逆であり、整流ダイオード32と52
はOFFとなる。従って、第三のパワーMOSFET3
1からみた場合、第四のトランス51はチョークコイル
と同じであり、第三のパワーMOSFET31がONし
ている期間にエネルギーが蓄積される。次に第三のパワ
ーMOSFET31がOFFすると、一次側に流れてい
た電流を流し続けようとする起電流が生じ、その結果整
流ダイオード32と52がONし、第一の整流ダイオー
ド32、第二のフィルタ15、電源負荷16へと電流が
流れると同時に、第五の整流ダイオード52、第四のフ
ィルタ29へも電流が流れ、第四のフィルタ29の出力
電圧は電源負荷16の電圧と比例した値が得られる。以
後、パルス幅変調回路19、第二の制御回路36、クロ
ック同期回路38、ディレー回路40の機能は実施例8
と同様である。この方式の特徴として、まず第四のトラ
ンス51の一次側回路の中でフィードバックループがク
ローズしているので、実施例11と比較してループ応答
が速い点にある。実施例11では電源負荷16からフィ
ードバックループを返していたが、通常第二のフィルタ
15のインダクタンス及びコンデンサの成分によって、
ループ応答が遅くなってしまう。この現象は特に高圧電
源等の大きなコンデンサを使用している場合に顕著であ
る。第二に、実施例11の場合第一の分圧回路17が必
要であり、特に高圧電源では分圧比が大きくなり、非常
に大きな抵抗が必要であるが、実施例12では巻線数n
2とn3の比で分圧比が決定され、第一の分圧回路17
は不要となり、小型化が可能である。第三に、実施例1
1では電源負荷からフィードバックの為のモニタ信号を
とっているため、電源出力の安定度は実施例12より実
施例11の方が良いことになる。これらの特徴をもと
に、電源負荷変動が大きい場合は実施例11を、入力電
源変動が大きい場合は実施例12を適用するように使い
分ける。
【0067】
【発明の効果】この発明の実施例1によれば、デジタル
信号処理方式によるパルス幅変調回路を構成しているの
で、従来のアナログ方式と比較してプッシュプルタイプ
のスイッチングノイズ等に影響されにくく、パルス幅変
調回路から出力されるパルス変調信号のパルスデューテ
ィと出力電圧のリニアリティの関係が出力電圧変動幅の
中で広く保つことができ、その結果出力電圧の安定性が
向上する効果がある。この特長は、特に昇圧トランスの
一次側に大電流のパルス電流が流れるような高圧電源等
のスイッチング電源に有効である。また、出力電圧を直
接モニタしているので、負荷変動等により出力電圧が変
動しやすい場合に有効である。
【0068】またこの発明の実施例2によれば、デジタ
ル信号処理方式によるパルス幅変調回路を構成している
ので、従来のアナログ方式と比較してプッシュプルタイ
プのスイッチングノイズ等に影響されにくく、パルス幅
変調回路から出力されるパルス変調信号のパルスデュー
ティと出力電圧のリニアリティの関係が出力電圧変動幅
の中で広く保つことができ、出力電圧の安定性が向上す
る効果がある。また、電圧安定化のフィードバックルー
プは昇圧トランスの一次側で閉じているので、入力電圧
が変動しやすい場合や、或いは速いループリスポンスが
必要な場合に有効である。
【0069】またこの発明の実施例3によれば、デジタ
ル信号処理方式によるパルス幅変調回路を構成している
ので、従来のアナログ方式と比較してフォーワードタイ
プのスイッチングノイズ等に影響されにくく、パルス幅
変調回路から出力されるパルス変調信号のパルスデュー
ティと出力電圧のリニアリティの関係が出力電圧変動幅
の中で広く保つことができ、出力電圧の安定性が向上す
る効果がある。この特長は、特に昇圧トランスの一次側
に大電流のパルス電流が流れるような高圧電源等のスイ
ッチング電源に有効である。また、出力電圧を直接モニ
タしているので、負荷変動等により出力電圧が変動しや
すい場合に有効である。
【0070】またこの発明の実施例4によれば、デジタ
ル信号処理方式によるパルス幅変調回路を構成している
ので、従来のアナログ方式と比較してフォーワードタイ
プのスイッチングノイズ等に影響されにくく、パルス幅
変調回路から出力されるパルス変調信号のパルスデュー
ティと出力電圧のリニアリティの関係が出力電圧変動幅
の中で広く保つことができ、出力電圧の安定性が向上す
る効果がある。また、電圧安定化のフィードバックルー
プは昇圧トランスの一次側で閉じているので、入力電圧
が変動しやすい場合や、或いは速いループリスポンスが
必要な場合に有効である。
【0071】またこの発明の実施例5によれば、デジタ
ル信号処理方式によるパルス幅変調回路を構成している
ので、従来のアナログ方式と比較してフライバックタイ
プのスイッチングノイズ等に影響されにくく、パルス幅
変調回路から出力されるパルス変調信号のパルスデュー
ティと出力電圧のリニアリティの関係が出力電圧変動幅
の中で広く保つことができ、出力電圧の安定性が向上す
る効果がある。この特長は、特に昇圧トランスの一次側
に大電流のパルス電流が流れるような高圧電源等のスイ
ッチング電源に有効である。また、出力電圧を直接モニ
タしているので、負荷変動等により出力電圧が変動しや
すい場合に有効である。
【0072】またこの発明の実施例6によれば、デジタ
ル信号処理方式によるパルス幅変調回路を構成している
ので、従来のアナログ方式と比較してフライバックタイ
プのスイッチングノイズ等に影響されにくく、パルス幅
変調回路から出力されるパルス変調信号のパルスデュー
ティと出力電圧のリニアリティの関係が出力電圧変動幅
の中で広く保つことができ、出力電圧の安定性が向上す
る効果がある。また、電圧安定化のフィードバックルー
プは昇圧トランスの一次側で閉じているので、入力電圧
が変動しやすい場合や、或いは速いループリスポンスが
必要な場合に有効である。
【0073】またこの発明の実施例7によれば、従来の
パルス幅変調回路とプッシュプル回路を適切に同期させ
ることにより、パルス幅変調回路で発生する三角波基準
信号の最低レベルでのみスイッチングノイズの影響がで
る回路構成となっており、パルス変調信号のパルスデュ
ーティと出力電圧のリニアリティの関係が、出力電圧幅
の中で広く保つことができ、出力電圧の安定性が向上す
る効果がある。また、出力電圧を直接モニタしているの
で、負荷変動等により出力電圧が変動しやすい場合に有
効である。
【0074】またこの発明の実施例8によれば、従来の
パルス幅変調回路とプッシュプル回路を適切に同期させ
ることにより、パルス幅変調回路で発生する三角波基準
信号の最低レベルでのみスイッチングノイズの影響がで
る回路構成となっており、パルス変調信号のパルスデュ
ーティと出力電圧のリニアリティの関係が、出力電圧幅
の中で広く保つことができ、出力電圧の安定性が向上す
る効果がある。また、電圧安定化のフィードバックルー
プは昇圧トランスの一次側で閉じているので、入力電圧
が変動しやすい場合や、或いは速いループリスポンスが
必要な場合に有効である。
【0075】またこの発明の実施例9によれば、従来の
パルス幅変調回路とフォーワードチョッパ回路を適切に
同期させることにより、パルス幅変調回路で発生する三
角波基準信号の最低レベルでのみスイッチングノイズの
影響がでる回路構成となっており、パルス変調信号のパ
ルスデューティと出力電圧のリニアリティの関係が、出
力電圧幅の中で広く保つことができ、出力電圧の安定性
が向上する効果がある。また、出力電圧を直接モニタし
ているので、負荷変動等により出力電圧が変動しやすい
場合に有効である。
【0076】またこの発明の実施例10によれば、従来
のパルス幅変調回路とフォーワードチョッパ回路を適切
に同期させることにより、パルス幅変調回路で発生する
三角波基準信号の最低レベルでのみスイッチングノイズ
の影響がでる回路構成となっており、パルス変調信号の
パルスデューティと出力電圧のリニアリティの関係が、
出力電圧幅の中で広く保つことができ、出力電圧の安定
性が向上する効果がある。また、電圧安定化のフィード
バックループはトランスの一次側で閉じているので、入
力電圧が変動しやすい場合や、或いは速いループリスポ
ンスが必要な場合に有効である。
【0077】またこの発明の実施例11によれば、従来
のパルス幅変調回路とフライバック回路を適切に同期さ
せることにより、パルス幅変調回路で発生する三角波基
準信号の最低レベルでのみスイッチングノイズの影響が
でる回路構成となっており、パルス変調信号のパルスデ
ューティと出力電圧のリニアリティの関係が、出力電圧
幅の中で広く保つことができ、出力電圧の安定性が向上
する効果がある。また、出力電圧を直接モニタしている
ので、負荷変動等により出力電圧が変動しやすい場合に
有効である。
【0078】またこの発明の実施例12によれば、従来
のパルス幅変調回路とフライバック回路を適切に同期さ
せることにより、パルス幅変調回路で発生する三角波基
準信号の最低レベルでのみスイッチングノイズの影響が
でる回路構成となっており、パルス変調信号のパルスデ
ューティと出力電圧のリニアリティの関係が、出力電圧
幅の中で広く保つことができ、出力電圧の安定性が向上
する効果がある。また、電圧安定化のフィードバックル
ープはトランスの一次側で閉じているので、入力電圧が
変動しやすい場合や、或いは速いループリスポンスが必
要な場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるスイッチング電源の
構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例2によるスイッチング電源の
構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施例3によるスイッチング電源の
構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の実施例4によるスイッチング電源の
構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施例5によるスイッチング電源の
構成を示すブロック図である。
【図6】この発明の実施例6によるスイッチング電源の
構成を示すブロック図である。
【図7】この発明の実施例7によるスイッチング電源の
構成を示すブロック図である。
【図8】この発明の実施例8によるスイッチング電源の
構成を示すブロック図である。
【図9】この発明の実施例9によるスイッチング電源の
構成を示すブロック図である。
【図10】この発明の実施例10によるスイッチング電
源の構成を示すブロック図である。
【図11】この発明の実施例11によるスイッチング電
源の構成を示すブロック図である。
【図12】この発明の実施例12によるスイッチング電
源の構成を示すブロック図である。
【図13】従来のスイッチング電源の構成の一例を示す
ブロック図である。
【図14】従来のスイッチング電源のパワーMOSFE
T4と5のゲート信号、パルス幅変調回路19で発生す
る三角波基準信号、モニタ信号、パルス幅変調回路19
から出力するパルス変調信号の関係を示す図である。
【図15】従来のスイッチング電源のパワーMOSFE
T4と5のゲート信号、パルス幅変調回路19で発生す
る三角波基準信号にスパイクノイズがのる関係を示す図
である。
【図16】この発明の実施例1のモニタ信号、モニタ信
号のサンプリング信号、A/Dコンバータによるサンプ
リング信号のデジタルワード化の関係を示す図である。
【図17】この発明の実施例7のパワーMOSFET4
と5のゲート信号、パルス幅変調回路19で発生する三
角波基準信号、第一の制御回路34のクロック、クロッ
ク同期回路38に同期した三角波基準信号の関係を示す
図である。
【図18】この発明の実施例9の第三のパワーMOSF
ET31のゲート信号、パルス幅変調回路19の三角波
基準信号、第二の制御回路36のクロック、クロック同
期回路38に同期した三角波基準信号、モニタ信号、パ
ルス幅変調回路19から出力するパルス変調信号、ディ
レー回路40から出力するパルス変調信号、三角波基準
信号とスイッチングノイズの関係等を示す図である。
【符号の説明】
1 電源 2 第一のフィルタ 3 第一の昇圧トランス 4 第一のパワーMOSFET 5 第二のパワーMOSFET 6 第一のコンデンサ 7 第一のインダクタ 8 チョッパMOSFET 9 フライホイールダイオード 10 プッシュプル制御回路 11 絶縁トランス 12 第一の抵抗 13 第二の抵抗 14 第一の整流回路 15 第二のフィルタ 16 電源負荷 17 第一の分圧回路 18 第三のフィルタ 19 パルス幅変調回路 20 時定数決定回路 21 MOSFETドライバ 22 サンプリング回路 23 A/Dコンバータ 24 デジタル信号処理回路 25 ROM 26 デジタルコンパレータ 27 デジタルカウンタ 28 第二の整流回路 29 第四のフィルタ 30 リセットダイオード 31 第三のパワーMOSFET 32 第一の整流ダイオード 33 第二の整流ダイオード 34 第一の制御回路 35 第二のコンデンサ 36 第二の制御回路 37 第二の分圧回路 38 クロック同期回路 39 プッシュプルドライバ回路 40 ディレー回路 41 第二の昇圧トランス 42 第一のトランス 43 第二のインダクタ 44 第三のコンデンサ 45 第二のトランス 46 第三の整流ダイオード 47 第四の整流ダイオード 48 第三のインダクタ 49 第四のコンデンサ 50 第三のトランス 51 第四のトランス 52 第五の整流ダイオード 53 第五のコンデンサ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング電源のエネルギー供給源と
    なる電源と、上記電源の出力電圧を平滑化するためのフ
    ィルタと、上記フィルタからの電圧を昇圧するための昇
    圧トランスと、上記昇圧トランスを励磁するために交互
    にON/OFFしながら昇圧トランスの一次巻線からの
    電流をドレインからソースに流す2つの電力用金属酸化
    膜電界効果形トランジスタと、上記2つの電力用金属酸
    化膜電界効果形トランジスタのソース端子に接続したイ
    ンダクタと、上記インダクタと接続しゲートパルス信号
    のデューティを適切に制御しながらインダクタからの電
    流をドレインからソースに流すチョッパ用金属酸化膜電
    界効果形トランジスタと、上記インダクタとチョッパ用
    金属酸化膜電界効果形トランジスタのドレイン端子に接
    続してチョッパ用金属酸化膜電界効果形トランジスタが
    OFF時にインダクタからの電流を流すフライホイール
    ダイオードと、上記インダクタとフライホイールダイオ
    ードの間に接続されたコンデンサと、上記電力用金属酸
    化膜電界効果形トランジスタのゲート信号を発生するプ
    ッシュプル制御回路と、上記プッシュプル制御回路に接
    続した絶縁トランスと、上記絶縁トランスの二次側巻線
    に接続してゲート信号を交互に発生する2つの抵抗と、
    上記昇圧トランスの二次側巻線に接続する整流回路と、
    上記整流回路と接続したフィルタと、上記フィルタに接
    続した電源負荷と、上記電源負荷と接続して出力電圧を
    適切なレベルに分圧する分圧回路と、上記分圧回路に接
    続するサンプリング回路と、上記サンプリング回路と接
    続するA/Dコンバータと、上記A/Dコンバータと接
    続するデジタル信号処理回路と、上記デジタル信号処理
    回路に接続するリードオンリーメモリと、特定の周期で
    あるカウントを繰り返すデジタルカウンタと、上記リー
    ドオンリーメモリと上記デジタルカウンタに接続してリ
    ードオンリーメモリとデジタルカウンタからのデータ値
    を比較するデジタルコンパレータと、上記デジタルコン
    パレータからのパルス変調信号を増幅して上記チョッパ
    用金属酸化膜電界効果形トランジスタに出力する金属酸
    化膜電界トランジスタドライバを有することを特徴とし
    たスイッチング電源。
  2. 【請求項2】 スイッチング電源のエネルギー供給源と
    なる電源と、上記電源の出力電圧を平滑化するためのフ
    ィルタと、上記フィルタからの電圧を昇圧するための昇
    圧トランスと、上記昇圧トランスを励磁するために交互
    にON/OFFしながら昇圧トランスの一次巻線からの
    電流をドレインからソースに流す2つの電力用金属酸化
    膜電界効果形トランジスタと、上記2つの電力用金属酸
    化膜電界効果形トランジスタのソース端子に接続したイ
    ンダクタと、上記インダクタと接続しゲートパルス信号
    のデューティを適切に制御しながらインダクタからの電
    流をドレインからソースに流すチョッパ用金属酸化膜電
    界効果形トランジスタと、上記インダクタとチョッパ用
    金属酸化膜電界効果形トランジスタのドレイン端子に接
    続してチョッパ用金属酸化膜電界効果形トランジスタが
    OFF時にインダクタからの電流を流すフライホイール
    ダイオードと、上記インダクタとフライホイールダイオ
    ードの間に接続されたコンデンサと、上記電力用金属酸
    化膜電界効果形トランジスタのゲート信号を発生するプ
    ッシュプル制御回路と、上記プッシュプル制御回路に接
    続した絶縁トランスと、上記絶縁トランスの二次側巻線
    に接続してゲート信号を交互に発生する2つの抵抗と、
    上記昇圧トランスの二次側巻線に接続する整流回路と、
    上記整流回路と接続したフィルタと、上記フィルタに接
    続した電源負荷と、上記昇圧トランスの一次側のフィー
    ルドバック用の巻線に接続する整流回路と、この整流回
    路に接続するフィルタと、上記フィルタに接続するサン
    プリング回路と、上記サンプリング回路と接続するA/
    Dコンバータと、上記A/Dコンバータと接続するデジ
    タル信号処理回路と、上記デジタル信号処理回路に接続
    するリードオンリーメモリと、特定の周期でカウントを
    繰り返すデジタルカウンタと、上記リードオンリーメモ
    リと上記デジタルカウンタに接続してリードオンリーメ
    モリとデジタルカウンタからのデータ値を比較するデジ
    タルコンパレータと、上記デジタルコンパレータからの
    パルス変調信号を増幅して上記チョッパ用金属酸化膜電
    界効果形トランジスタに出力する金属酸化膜電界トラン
    ジスタドライバを有することを特徴としたスイッチング
    電源。
  3. 【請求項3】 スイッチング電源のエネルギー供給源と
    なる電源と、上記電源の出力電圧を平滑化するためのフ
    ィルタと、上記フィルタからの電圧を昇圧するためのト
    ランスと、上記トランスを励磁するためにON/OFF
    しながらトランスの一次巻線からの電流をドレインから
    ソースに流す電力用金属酸化膜電界効果形トランジスタ
    と、上記電力用金属酸化膜電界効果形トランジスタがO
    FFした時に上記トランスの磁気飽和を防ぐためにON
    して電流をトランスの上記電力用金属酸化膜電界効果形
    トランジスタと反対側の一次巻線に流すリセットダイオ
    ードと、上記トランスの二次側巻線に接続する2つの整
    流ダイオードと、上記の2つの整流ダイオードと接続し
    たインダクタと、上記トランスの二次巻線と上記インダ
    クタの間に接続したコンデンサと、上記インダクタとコ
    ンデンサに接続した電源負荷と、上記電源負荷と接続し
    て出力電圧を適切なレベルに分圧する分圧回路と、上記
    分圧回路に接続するサンプリング回路と、上記サンプリ
    ング回路と接続するA/Dコンバータと、上記A/Dコ
    ンバータと接続するデジタル信号処理回路と、上記デジ
    タル信号処理回路に接続するリードオンリーメモリと、
    特定の周期であるカウントを繰り返すデジタルカウンタ
    と、上記リードオンリーメモリと上記デジタルカウンタ
    に接続してリードオンリーメモリとデジタルカウンタか
    らのデータ値を比較するデジタルコンパレータと、上記
    デジタルコンパレータからのパルス変調信号を増幅して
    上記金属酸化膜電界効果形トランジスタに出力する金属
    酸化膜電界トランジスタドライバを有することを特徴と
    したスイッチング電源。
  4. 【請求項4】 スイッチング電源のエネルギー供給源と
    なる電源と、上記電源の出力電圧を平滑化するためのフ
    ィルタと、上記フィルタからの電圧を昇圧するためのト
    ランスと、上記トランスを励磁するためにON/OFF
    しながらトランスの一次巻線からの電流をドレインから
    ソースに流す電力用金属酸化膜電界効果形トランジスタ
    と、上記電力用金属酸化膜電界効果形トランジスタがO
    FFした時に上記トランスの磁気飽和を防ぐためにON
    して電流をトランスの上記電力用金属酸化膜電界効果形
    トランジスタと反対側の一次巻線に流すリセットダイオ
    ードと、上記トランスの二次側巻線に接続する2つの整
    流ダイオードと、上記の2つの整流ダイオードと接続し
    たインダクタと、上記トランスの二次巻線と上記インダ
    クタの間に接続したコンデンサと、上記インダクタとコ
    ンデンサに接続した電源負荷と、上記トランスの一次側
    のフィードバック用の巻線に接続する2つの整流ダイオ
    ードと、この2つの整流ダイオードに接続するインダク
    タと、上記インダクタと上記トランスの一次側のフィー
    ドバック用の巻線の間に接続したコンデンサと、上記コ
    ンデンサに接続するフィルタと、上記フィルタに接続す
    るサンプリング回路と、上記サンプリング回路と接続す
    るA/Dコンバータと、上記A/Dコンバータと接続す
    るデジタル信号処理回路と、上記デジタル信号処理回路
    に接続するリードオンリーメモリと、特定の周期である
    カウントを繰り返すデジタルカウンタと、上記リードオ
    ンリーメモリと上記デジタルカウンタに接続してリード
    オンリーメモリとデジタルカウンタからのデータ値を比
    較するデジタルコンパレータと、上記デジタルコンパレ
    ータからのパルス変調信号を増幅して上記電力用金属酸
    化膜電界効果形トランジスタに出力する金属酸化膜電界
    トランジスタドライバを有することを特徴としたスイッ
    チング電源。
  5. 【請求項5】 スイッチング電源のエネルギー供給源と
    なる電源と、上記電源の出力電圧を平滑化するためのフ
    ィルタと、上記フィルタからの電圧を昇圧するためのト
    ランスと、上記トランスを励磁するためにON/OFF
    しながらトランスの一次巻線からの電流をドレインから
    ソースに流す電力用金属酸化膜電界効果形トランジスタ
    と、上記トランスの二次側巻線に接続する整流ダイオー
    ドと、上記整流ダイオードと上記トランスの二次巻線の
    間に接続するコンデンサと、上記の整流ダイオードとコ
    ンデンサに接続したフィルタと、上記フィルタに接続し
    た電源負荷と、上記電源負荷と接続して出力電圧を適切
    なレベルに分圧する分圧回路と、上記分圧回路に接続す
    るサンプリング回路と、上記サンプリング回路と接続す
    るA/Dコンバータと、上記A/Dコンバータと接続す
    るデジタル信号処理回路と、上記デジタル信号処理回路
    に接続するリードオンリーメモリと、特定の周期である
    カウントを繰り返すデジタルカウンタと、上記リードオ
    ンリーメモリと上記デジタルカウンタに接続してリード
    オンリーメモリとデジタルカウンタからのデータ値を比
    較するデジタルコンパレータと、上記デジタルコンパレ
    ータからのパルス変調信号を増幅して上記電力用金属酸
    化膜電界効果形トランジスタに出力する金属酸化膜電界
    トランジスタドライバを有することを特徴としたスイッ
    チング電源。
  6. 【請求項6】 スイッチング電源のエネルギー供給源と
    なる電源と、上記電源の出力電圧を平滑化するためのフ
    ィルタと、上記フィルタからの電圧を昇圧するためのト
    ランスと、上記トランスを励磁するためにON/OFF
    しながらトランスの一次巻線からの電流をドレインから
    ソースに流す電力用金属酸化膜電界効果形トランジスタ
    と、上記トランスの二次側巻線に接続する整流ダイオー
    ドと、上記整流ダイオードと上記トランスの二次巻線の
    間に接続するコンデンサと、上記の整流ダイオードとコ
    ンデンサに接続したフィルタと、上記フィルタに接続し
    た電源負荷と、上記トランスの一次側のフィードバック
    用の巻線に接続する整流ダイオードと、上記整流ダイオ
    ードと上記トランスの一次側のフィードバック用の巻線
    の間に接続するコンデンサと、上記整流ダイオードとコ
    ンデンサに接続するフィルタと、上記フィルタに接続す
    るサンプリング回路と、上記サンプリング回路と接続す
    るA/Dコンバータと、上記A/Dコンバータと接続す
    るデジタル信号処理回路と、上記デジタル信号処理回路
    に接続するリードオンリーメモリと、特定の周期でカウ
    ントを繰り返すデジタルカウンタと、上記リードオンリ
    ーメモリと上記デジタルカウンタに接続してリードオン
    リーメモリとデジタルカウンタからのデータ値を比較す
    るデジタルコンパレータと、上記デジタルコンパレータ
    からのパルス変調信号を増幅して上記電力用金属酸化膜
    電界効果形トランジスタに出力する金属酸化膜電界トラ
    ンジスタドライバを有することを特徴としたスイッチン
    グ電源。
  7. 【請求項7】 スイッチング電源のエネルギー供給源と
    なる電源と、上記電源の出力電圧を平滑化するためのフ
    ィルタと、上記フィルタからの電圧を昇圧するための昇
    圧トランスと、上記昇圧トランスを励磁するために交互
    にON/OFFしながら昇圧トランスの一次巻線からの
    電流をドレインからソースに流す2つの電力用金属酸化
    膜電界効果形トランジスタと、上記2つの電力用金属酸
    化膜電界効果形トランジスタのソース端子に接続したイ
    ンダクタと、上記インダクタと接続しゲートパルス信号
    のデューティを適切に制御しながらインダクタからの電
    流をドレインからソースに流すチョッパ用金属酸化膜電
    界効果形トランジスタと、上記インダクタとチョッパ用
    金属酸化膜電界効果形トランジスタのドレイン端子に接
    続してチョッパ用金属酸化膜電界効果形トランジスタが
    OFF時にインダクタからの電流を流すフライホイール
    ダイオードと、上記インダクタとフライホイールダイオ
    ードの間に接続されたコンデンサと、上記電力用金属酸
    化膜電界効果形トランジスタのゲート信号とこのゲート
    信号と同期したクロックを発生する制御回路と、上記制
    御回路から出力するゲート信号を増幅するプッシュプル
    ドライバ回路と、上記プッシュプルドライバ回路に接続
    する絶縁トランスと、上記絶縁トランスの二次側巻線に
    接続してゲート信号を交互に発生する2つの抵抗と、上
    記昇圧トランスの二次側巻線に接続する整流回路と、上
    記整流回路と接続したフィルタと、上記フィルタに接続
    した電源負荷と、上記電源負荷と接続して出力電圧に適
    切なレベルに分圧する分圧回路と、上記分圧回路に接続
    するフィルタと、上記制御回路に接続して制御回路から
    出力するクロックと同期したトリガを出力するクロック
    同期回路と、上記クロック同期回路と上記フィルタと接
    続するパルス幅変調回路と、上記パルス幅変調回路から
    のパルス変調信号を増幅して上記チョッパ用金属酸化膜
    電界効果形トランジスタに出力する金属酸化膜電界トラ
    ンジスタドライバを有することを特徴としたスイッチン
    グ電源。
  8. 【請求項8】 スイッチング電源のエネルギー供給源と
    なる電源と、上記電源の出力電圧を平滑化するためのフ
    ィルタと、上記フィルタからの電圧を昇圧するための昇
    圧トランスと、上記昇圧トランスを励磁するために交互
    にON/OFFしながら昇圧トランスの一次巻線からの
    電流をドレインからソースに流す2つの電力用金属酸化
    膜電界効果形トランジスタと、上記2つの電力用金属酸
    化膜電界効果形トランジスタのソース端子に接続したイ
    ンダクタと、上記インダクタと接続しゲートパルス信号
    のデューティを適切に制御しながらインダクタからの電
    流をドレインからソースに流すチョッパ用金属酸化膜電
    界効果形トランジスタと、上記インダクタとチョッパ用
    金属酸化膜電界効果形トランジスタのドレイン端子に接
    続してチョッパ用金属酸化膜電界効果形トランジスタが
    OFF時にインダクタからの電流を流すフライホイール
    ダイオードと、上記インダクタとフライホイールダイオ
    ードの間に接続されたコンデンサと、上記電力用金属酸
    化膜電界効果形トランジスタのゲート信号とこのゲート
    信号と同期したクロックを発生する制御回路と、上記制
    御回路から出力するゲート信号を増幅するプッシュプル
    ドライバ回路と、上記プッシュプルドライバ回路に接続
    する絶縁トランスと、上記絶縁トランスの二次側巻線に
    接続してゲート信号を交互に発生する2つの抵抗と、上
    記昇圧トランスの二次側巻線に接続する整流回路と、上
    記整流回路と接続したフィルタと、上記フィルタに接続
    した電源負荷と、上記昇圧トランスの一次側のフィード
    バック用の巻線に接続する整流回路と、この整流回路に
    接続するフィルタと、上記制御回路に接続して制御回路
    から出力するクロックと同期したトリガを出力するクロ
    ック同期回路と、上記クロック同期回路と上記フィルタ
    と接続するパルス幅変調回路と、上記パルス幅変調回路
    からのパルス変調信号を増幅して上記チョッパ用金属酸
    化膜電界効果形トランジスタに出力する金属酸化膜電界
    トランジスタドライバを有することを特徴としたスイッ
    チング電源。
  9. 【請求項9】 スイッチング電源のエネルギー供給源と
    なる電源と、上記電源の出力電圧を平滑化するためのフ
    ィルタと、上記フィルタからの電圧を昇圧するためのト
    ランスと、上記トランスを励磁するためにON/OFF
    しながらトランスの一次巻線からの電流をドレインから
    ソースに流す電力用金属酸化膜電界効果形トランジスタ
    と、上記電力用金属酸化膜電界効果形トランジスタがO
    FFした時に上記トランスの磁気飽和を防ぐためにON
    して電流をトランスの上記電力用金属酸化膜電界効果形
    トランジスタと反対側の一次巻線に流すリセットダイオ
    ードと、上記トランスの二次側巻線に接続する2つの整
    流ダイオードと、上記の2つの整流ダイオードと接続し
    たインダクタと、上記トランスの二次巻線と上記インダ
    クタの間に接続したコンデンサと、上記インダクタとコ
    ンデンサに接続した電源負荷と、上記電源負荷と接続し
    て出力電圧を適切なレベルに分圧する分圧回路と、上記
    分圧回路に接続するフィルタと、特定の周波数のクロッ
    クを発生する制御回路と、上記制御回路に接続して制御
    回路から出力するクロックと同期したトリガを出力する
    クロック同期回路と、上記クロック同期回路と上記フィ
    ルタに接続するパルス幅変調回路と、上記パルス幅変調
    回路からのパルス変調信号を特定の時間分遅延するディ
    レー回路と、上記ディレー回路から出力するパルス変調
    信号を増幅して上記電力用金属酸化膜電界効果形トラン
    ジスタに出力する金属酸化膜電界トランジスタドライバ
    を有することを特徴としたスイッチング電源。
  10. 【請求項10】 スイッチング電源のエネルギー供給源
    となる電源と、上記電源の出力電圧を平滑化するための
    フィルタと、上記フィルタからの電圧を昇圧するための
    トランスと、上記トランスを励磁するためにON/OF
    Fしながらトランスの一次巻線からの電流をドレインか
    らソースに流す電力用金属酸化膜電界効果形トランジス
    タと、上記電力用金属酸化膜電界効果形トランジスタが
    OFFした時に上記トランスの磁気飽和を防ぐためにO
    Nして電流をトランスの上記電力用金属酸化膜電界効果
    形トランジスタと反対側の一次巻線に流すリセットダイ
    オードと、上記トランスの二次側巻線に接続する2つの
    整流ダイオードと、上記の2つの整流ダイオードと接続
    したインダクタと、上記トランスの二次巻線と上記イン
    ダクタの間に接続したコンデンサと、上記インダクタと
    コンデンサに接続した電源負荷と、上記トランスの一次
    側のフィードバック用の巻線に接続する2つの整流ダイ
    オードと、この2つの整流ダイオードに接続するインダ
    クタと、上記インダクタと上記トランスの一次側のフィ
    ードバック用の巻線の間に接続したコンデンサと、上記
    コンデンサに接続するフィルタと、特定の周波数のクロ
    ックを発生する制御回路と、上記制御回路に接続して制
    御回路から出力するクロックと同期したトリガを出力す
    るクロック同期回路と、上記クロック同期回路と上記フ
    ィルタに接続するパルス幅変調回路と、上記パルス幅変
    調回路からのパルス変調信号を特定の時間分遅延するデ
    ィレー回路と、上記ディレー回路から出力するパルス変
    調信号を増幅して上記電力用金属酸化膜電界効果形トラ
    ンジスタに出力する金属酸化膜電界トランジスタドライ
    バを有することを特徴としたスイッチング電源。
  11. 【請求項11】 スイッチング電源のエネルギー供給源
    となる電源と、上記電源の出力電圧を平滑化するための
    フィルタと、上記フィルタからの電圧を昇圧するための
    トランスと、上記トランスを励磁するためにON/OF
    Fしながらトランスの一次巻線からの電流をドレインか
    らソースに流す電力用金属酸化膜電界効果形トランジス
    タと、上記トランスの二次側巻線に接続する整流ダイオ
    ードと、上記整流ダイオードと上記トランスの二次巻線
    の間に接続するコンデンサと、上記の整流ダイオードと
    コンデンサに接続したフィルタと、上記フィルタに接続
    した電源負荷と、上記電源負荷と接続して出力電圧を適
    切なレベルに分圧する分圧回路と、上記分圧回路に接続
    するフィルタと、特定の周波数のクロックを発生する制
    御回路と、上記制御回路に接続して制御回路から出力す
    るクロックと同期したトリガを出力するクロック同期回
    路と、上記クロック同期回路と上記フィルタに接続する
    パルス幅変調回路と、上記パルス幅変調回路からのパル
    ス変調信号を特定の時間分遅延するディレー回路と、上
    記ディレー回路から出力するパルス変調信号を増幅して
    上記電力用金属酸化膜電界効果形トランジスタに出力す
    る金属酸化膜電界トランジスタドライバを有することを
    特徴としたスイッチング電源。
  12. 【請求項12】 スイッチング電源のエネルギー供給源
    となる電源と、上記電源の出力電圧を平滑化するための
    フィルタと、上記フィルタからの電圧を昇圧するための
    トランスと、上記トランスを励磁するためにON/OF
    Fしながらトランスの一次巻線からの電流をドレインか
    らソースに流す電力用金属酸化膜電界効果形トランジス
    タと、上記トランスの二次側巻線に接続する整流ダイオ
    ードと、上記整流ダイオードと上記トランスの二次巻線
    の間に接続したコンデンサと、上記整流ダイオードとコ
    ンデンサに接続したフィルタと、上記フィルタに接続し
    た電源負荷と、上記トランスの一次側のフィードバック
    用の巻線に接続する整流ダイオードと、上記の整流ダイ
    オードと上記トランスの一次側のフィードバック用の巻
    線の間に接続するコンデンサと、上記整流ダイオードと
    コンデンサに接続するフィルタと、特定の周波数のクロ
    ックを発生する制御回路と、上記制御回路に接続して制
    御回路から出力するクロックと同期したトリガを出力す
    るクロック同期回路と、上記クロック同期回路と上記フ
    ィルタに接続するパルス幅変調回路と、上記パルス幅変
    調回路からのパルス変調信号を特定の時間分遅延するデ
    ィレー回路と、上記ディレー回路から出力するパルス変
    調信号を増幅して上記電力用金属酸化膜電界効果形トラ
    ンジスタに出力する金属酸化膜電界トランジスタドライ
    バを有することを特徴としたスイッチング電源。
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