JPH0727406Y2 - ディーゼルエンジの４弁型シリンダーヘッドのロッカーカバー構造 - Google Patents
ディーゼルエンジの４弁型シリンダーヘッドのロッカーカバー構造Info
- Publication number
- JPH0727406Y2 JPH0727406Y2 JP1988022582U JP2258288U JPH0727406Y2 JP H0727406 Y2 JPH0727406 Y2 JP H0727406Y2 JP 1988022582 U JP1988022582 U JP 1988022582U JP 2258288 U JP2258288 U JP 2258288U JP H0727406 Y2 JPH0727406 Y2 JP H0727406Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel injection
- cylinder head
- rocker
- fuel
- diesel engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はディーゼルエンジンの４弁型シリンダーヘッド
のロッカーカバー構造構造に関する。
のロッカーカバー構造構造に関する。
ディーゼルエンジンの２弁型シリンダーヘッドでは、従
来、燃料噴射ノズルを吸気弁と排気弁との間でシリンダ
ーヘッドに斜め方向に貫設することにより、平面形がＣ
字状をなすシリンダーカバーの使用と相俟って燃料管に
干渉することなくロッカーアームのバルブクリアランス
の調整を容易に行うことができるのであるが、４弁型シ
リンダーヘッドでは、従来、第２図に示すようにシリン
ダーヘッドの上端は、一体的構造の比較的背高のロッカ
ーカバー（ハッチング参照）により覆われている。それ
故、狭隘なスペースの関係で、その燃料噴射ノズルに接
続する一対の燃料管がシリンダーカーバをそれぞれ貫通
するため種々の複雑な燃料管の配管構造が採られてい
る。
来、燃料噴射ノズルを吸気弁と排気弁との間でシリンダ
ーヘッドに斜め方向に貫設することにより、平面形がＣ
字状をなすシリンダーカバーの使用と相俟って燃料管に
干渉することなくロッカーアームのバルブクリアランス
の調整を容易に行うことができるのであるが、４弁型シ
リンダーヘッドでは、従来、第２図に示すようにシリン
ダーヘッドの上端は、一体的構造の比較的背高のロッカ
ーカバー（ハッチング参照）により覆われている。それ
故、狭隘なスペースの関係で、その燃料噴射ノズルに接
続する一対の燃料管がシリンダーカーバをそれぞれ貫通
するため種々の複雑な燃料管の配管構造が採られてい
る。
しかしながら、このような配管構造では、ロッカーアー
ムのバルブクリアランスの調整のためにロッカーカバー
を外すとき、燃料管のカップリングがロッカーカバーに
設けられているために、燃料管のカップリングも外さな
ければならないから、バルブクリアランス調整の都度、
分解及び組立のために作業が厄介である。
ムのバルブクリアランスの調整のためにロッカーカバー
を外すとき、燃料管のカップリングがロッカーカバーに
設けられているために、燃料管のカップリングも外さな
ければならないから、バルブクリアランス調整の都度、
分解及び組立のために作業が厄介である。
本考案は、このような事情に鑑みて提案されたもので、
構造簡単で、ロッカーアームのバルブクリアランスの調
整の容易なディーゼルエンジンの４弁型シリンダーヘッ
ドのロッカーカバー構造構造を提供することを目的とす
る。
構造簡単で、ロッカーアームのバルブクリアランスの調
整の容易なディーゼルエンジンの４弁型シリンダーヘッ
ドのロッカーカバー構造構造を提供することを目的とす
る。
そのために本考案は、シリンダーヘッドのシリンダー中
心に貫設された燃料噴射ノズルの周りに一対の吸気弁及
び一対の排気弁を配設してなるディーゼルエンジンの４
弁型シリンダーヘッドにおいて、上記シリンダーヘッド
の上端外周に沿って固着された比較的低い高さの枠状ロ
ッカーケースと、上記ロッカーケースの側壁に貫設され
た一対のカップリング管継手と、燃料噴射ポンプからの
燃料を一方の上記カップリング管継手を経て上記燃料噴
射ノズルに供給するとともに上記燃料噴射ノズルからの
戻り油を他方の上記カップリング管継手を経て上記燃料
噴射ポンプに戻す燃料管と、上記ロッカーケースの上端
を着脱可能に閉塞するロッカーカバーとを具えたことを
特徴とする。
心に貫設された燃料噴射ノズルの周りに一対の吸気弁及
び一対の排気弁を配設してなるディーゼルエンジンの４
弁型シリンダーヘッドにおいて、上記シリンダーヘッド
の上端外周に沿って固着された比較的低い高さの枠状ロ
ッカーケースと、上記ロッカーケースの側壁に貫設され
た一対のカップリング管継手と、燃料噴射ポンプからの
燃料を一方の上記カップリング管継手を経て上記燃料噴
射ノズルに供給するとともに上記燃料噴射ノズルからの
戻り油を他方の上記カップリング管継手を経て上記燃料
噴射ポンプに戻す燃料管と、上記ロッカーケースの上端
を着脱可能に閉塞するロッカーカバーとを具えたことを
特徴とする。
上述の構成により、ロッカーカバーを外すだけで、ロッ
カーアームはシリンダーヘッド上に露出するから、燃料
管を外すことなくバルブクリアランスを容易に調整する
ことができるとゝもに、必要に応じて燃料管の分解及び
組立も容易に行うことができる。
カーアームはシリンダーヘッド上に露出するから、燃料
管を外すことなくバルブクリアランスを容易に調整する
ことができるとゝもに、必要に応じて燃料管の分解及び
組立も容易に行うことができる。
本考案の一実施例を図面について説明すると、第１図は
そのエンジンを示す部分横断面図である。
そのエンジンを示す部分横断面図である。
上図において、１はシリンダーブロック２の上端に組立
ボルドで固着された４弁型シリンダーヘッド、３はシリ
ンダーヘッド１の上端にロッカーシャフトを介して枢支
されたロッカーアーム、４は下端のタペットローラーが
カム５に当接し、上端がロッカーアーム３の左端のバル
ブクリアランス調整ねじ６の下端に球面接手を介して支
持されたプッシュロッド、７はロッカーアーム３により
Ｔ型ブリッジ８を介して開閉される一対の給気弁、９は
給気マニホールド、10は給気ポート、11はシリンダーブ
ロック２に付設された燃料噴射ポンプ、12はシリンダー
ヘッド１に貫設されシリンダー中心線上に延びる燃料噴
射ノズル、13はシリンダーヘッド１の上端外周に沿って
周設されロッカーアーム３及びＴ型ブリッジ８等を囲繞
する比較的低い高さの枠状ロッカーケース、14は一端が
燃料噴射ポンプ11の吐出口に接続され中間部がロッカー
ケース13を貫通するカップリング管15に接続され、上端
が燃料噴射ノズル12に接続された燃料管、16は下端がロ
ッカーケース13を閉塞するロッカーカバーである。
ボルドで固着された４弁型シリンダーヘッド、３はシリ
ンダーヘッド１の上端にロッカーシャフトを介して枢支
されたロッカーアーム、４は下端のタペットローラーが
カム５に当接し、上端がロッカーアーム３の左端のバル
ブクリアランス調整ねじ６の下端に球面接手を介して支
持されたプッシュロッド、７はロッカーアーム３により
Ｔ型ブリッジ８を介して開閉される一対の給気弁、９は
給気マニホールド、10は給気ポート、11はシリンダーブ
ロック２に付設された燃料噴射ポンプ、12はシリンダー
ヘッド１に貫設されシリンダー中心線上に延びる燃料噴
射ノズル、13はシリンダーヘッド１の上端外周に沿って
周設されロッカーアーム３及びＴ型ブリッジ８等を囲繞
する比較的低い高さの枠状ロッカーケース、14は一端が
燃料噴射ポンプ11の吐出口に接続され中間部がロッカー
ケース13を貫通するカップリング管15に接続され、上端
が燃料噴射ノズル12に接続された燃料管、16は下端がロ
ッカーケース13を閉塞するロッカーカバーである。
このような構造において、給気は給気マニホールド９よ
り給気ポート10及び給気弁７を経てシリンダーに供給さ
れ、シリンダーからの排気は排気弁及び排気マニホール
ドを経て排出され、給気弁7,7はカム５に連動してプッ
シュロッド4,ロッカーアーム３及びＴ型ブリッジ８を介
して開閉される。
り給気ポート10及び給気弁７を経てシリンダーに供給さ
れ、シリンダーからの排気は排気弁及び排気マニホール
ドを経て排出され、給気弁7,7はカム５に連動してプッ
シュロッド4,ロッカーアーム３及びＴ型ブリッジ８を介
して開閉される。
一方、燃料噴射ポンプ11から吐出された燃料は燃料管1
5,カップリング管14を経てロッカーカバー16内に入り、
燃料噴射ノズル12に供給され、燃料噴射ノズル12からの
戻り油は燃料管15に並設された戻り管を経て燃料噴射ポ
ンプ11に戻る。
5,カップリング管14を経てロッカーカバー16内に入り、
燃料噴射ノズル12に供給され、燃料噴射ノズル12からの
戻り油は燃料管15に並設された戻り管を経て燃料噴射ポ
ンプ11に戻る。
こゝで、ロッカーアーム３のバルブクリアランスを調整
するには、ボルトを外すことにより、ロッカーカバー16
を外して調整ねじ６を再調整すればよい。
するには、ボルトを外すことにより、ロッカーカバー16
を外して調整ねじ６を再調整すればよい。
その際、燃料管14のカップリングの分解は不要であり、
燃料管14を外すには、カップリング管15のカップリング
を外す。
燃料管14を外すには、カップリング管15のカップリング
を外す。
要するに本考案によれば、シリンダーヘッドのシリンダ
ー中心に貫設された燃料噴射ノズルの周りに一対の吸気
弁及び一対の排気弁を配設してなるディーゼルエンジン
の４弁型シリンダーヘッドにおいて、上記シリンダーヘ
ッドの上端外周に沿って固着された比較的低い高さの枠
状ロッカーケースと、上記ロッカーケースの側壁に貫設
された一対のカップリング管継手と、燃料噴射ポンプか
らの燃料を一方の上記カップリング管継手を経て上記燃
料噴射ノズルに供給するとともに上記燃料噴射ノズルか
らの戻り油を他方の上記カップリング管継手を経て上記
燃料噴射ポンプに戻す燃料管と、上記ロッカーケースの
上端を着脱可能に閉塞するロッカーカバーとを具えたこ
とにより、構造簡単で、ロッカーアームのバルブクリア
ランスの調整のの際にも燃料管を外すことなくロッカー
カバーを脱着することができ、分解、組立の作業効率が
上がるディーゼルエンジンの４弁型シリンダーヘッドの
ロッカーカバー構造を得るから、本考案は産業上極めて
有益なものである。
ー中心に貫設された燃料噴射ノズルの周りに一対の吸気
弁及び一対の排気弁を配設してなるディーゼルエンジン
の４弁型シリンダーヘッドにおいて、上記シリンダーヘ
ッドの上端外周に沿って固着された比較的低い高さの枠
状ロッカーケースと、上記ロッカーケースの側壁に貫設
された一対のカップリング管継手と、燃料噴射ポンプか
らの燃料を一方の上記カップリング管継手を経て上記燃
料噴射ノズルに供給するとともに上記燃料噴射ノズルか
らの戻り油を他方の上記カップリング管継手を経て上記
燃料噴射ポンプに戻す燃料管と、上記ロッカーケースの
上端を着脱可能に閉塞するロッカーカバーとを具えたこ
とにより、構造簡単で、ロッカーアームのバルブクリア
ランスの調整のの際にも燃料管を外すことなくロッカー
カバーを脱着することができ、分解、組立の作業効率が
上がるディーゼルエンジンの４弁型シリンダーヘッドの
ロッカーカバー構造を得るから、本考案は産業上極めて
有益なものである。
第１図は本考案の一実施例を備えたディーゼルエンジン
のシリンダーヘッドを示す部分横断面図である。第２図
は従来のディーゼルエンジンの４弁型シリンダーヘッド
を示す横断面図である。 １……シリンダーヘッド、２……シリンダーブロック、
３……ロッカーアーム、４……プッシュロッド、５……
カム、６……調整ねじ、７……給気弁、８……Ｔ型ブリ
ッジ、９……給気マニホールド、10……給気ポート、11
……燃料噴射ポンプ、12……燃料噴射ノズル、13……ロ
ッカーケース、14……燃料管、15……カップリング、16
……ロッカーカバー、
のシリンダーヘッドを示す部分横断面図である。第２図
は従来のディーゼルエンジンの４弁型シリンダーヘッド
を示す横断面図である。 １……シリンダーヘッド、２……シリンダーブロック、
３……ロッカーアーム、４……プッシュロッド、５……
カム、６……調整ねじ、７……給気弁、８……Ｔ型ブリ
ッジ、９……給気マニホールド、10……給気ポート、11
……燃料噴射ポンプ、12……燃料噴射ノズル、13……ロ
ッカーケース、14……燃料管、15……カップリング、16
……ロッカーカバー、
Claims (1)
- 【請求項１】シリンダーヘッドのシリンダー中心に貫設
された燃料噴射ノズルの周りに一対の吸気弁及び一対の
排気弁を配設してなるディーゼルエンジンの４弁型シリ
ンダーヘッドにおいて、上記シリンダーヘッドの上端外
周に沿って固着された比較的低い高さの枠状ロッカーケ
ースと、上記ロッカーケースの側壁に貫設された一対の
カップリング管継手と、燃料噴射ポンプからの燃料を一
方の上記カップリング管継手を経て上記燃料噴射ノズル
に供給するとともに上記燃料噴射ノズルからの戻り油を
他方の上記カップリング管継手を経て上記燃料噴射ポン
プに戻す燃料管と、上記ロッカーケースの上端を着脱可
能に閉塞するロッカーカバーとを具えたことを特徴とす
るディーゼルエンジンの４弁型シリンダーヘッドのロッ
カーカバー構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988022582U JPH0727406Y2 (ja) | 1988-02-23 | 1988-02-23 | ディーゼルエンジの４弁型シリンダーヘッドのロッカーカバー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988022582U JPH0727406Y2 (ja) | 1988-02-23 | 1988-02-23 | ディーゼルエンジの４弁型シリンダーヘッドのロッカーカバー構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01125858U JPH01125858U (ja) | 1989-08-28 |
| JPH0727406Y2 true JPH0727406Y2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=31240829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988022582U Expired - Lifetime JPH0727406Y2 (ja) | 1988-02-23 | 1988-02-23 | ディーゼルエンジの４弁型シリンダーヘッドのロッカーカバー構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0727406Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6081592A (ja) * | 1983-10-13 | 1985-05-09 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料噴射式エンジン |
| JPS6072729U (ja) * | 1983-10-27 | 1985-05-22 | 日野自動車株式会社 | 自動車のサンル−フ装置 |
-
1988
- 1988-02-23 JP JP1988022582U patent/JPH0727406Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01125858U (ja) | 1989-08-28 |
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