JPH07267471A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH07267471A
JPH07267471A JP6407494A JP6407494A JPH07267471A JP H07267471 A JPH07267471 A JP H07267471A JP 6407494 A JP6407494 A JP 6407494A JP 6407494 A JP6407494 A JP 6407494A JP H07267471 A JPH07267471 A JP H07267471A
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JP
Japan
Prior art keywords
discharge tray
stopper
paper discharge
body case
lever
Prior art date
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Pending
Application number
JP6407494A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Kudo
達也 工藤
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、部品点数を削減でき、排紙ト
レイの倒伏操作が容易で、過度な押倒し力による排紙ト
レイ回りの破損を防止することにある。 【構成】本体ケース21後部に排紙トレイ41を枢支して、
これを、本体ケース外に排出される用紙を垂直に近く立
ててストックさせる起立位置と、用紙を略水平に寝かし
て受ける略水平な倒伏位置とに渡り起倒自在とする。本
体ケースの後部にストッパ45を設ける。ストッパは、互
いに並設されて上面が水平に近い浅い角度で前上がり状
に傾斜する受け面46a をなした第1ストッパ部46、およ
びストッパ部よりも高く突出された第2ストッパ部47を
有する。排紙トレイに形成されたレバー用枢軸50に、支
持レバー53の一端部を自由回転自在に嵌合して取付け
る。支持レバーの他端部に受け面と同様な浅い角度で傾
斜されて受け面に係脱される係合斜面55と、第2ストッ
パ部にその前側から係脱する係合凸部56とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝票発行機のようなプ
リンタ、複写機、ファクシミリ等のプリンタ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリンタ装置の中には印字された用紙を
受ける排紙トレイを起倒自在に設けたものがある。この
種のプリンタ装置で図12に示される連続用紙1に対し
て印字をする場合には、印字部が内蔵された本体ケース
2の後部に設けられた排紙トレイ3は、水平な姿勢をな
す倒伏位置に保持され、連続用紙1の印字済み部分は、
排紙トレイ3の上面で案内されながら本体ケース2外後
方に向けて排出される。また、図示しない単票用紙に対
して印字をする場合に、排紙トレイ3は、図12中二点
鎖線で示されるように単票用紙を垂直に近く後傾させ立
ててストックさせる起立位置に配置される。
【0003】このような排紙トレイ3の使用位置の変更
を可能にするための従来の構成は図13および図14に
示されている。詳しくは、排紙トレイ3は、その両端部
に夫々突設された枢軸4を、本体ケース2の後部に設け
られた一対の軸受孔5(一方のみ図示)に夫々挿入し
て、本体ケース2の後部に枢軸4および軸受孔5を中心
に回動できるように枢支されている。
【0004】本体ケース2の後部には、一方の軸受孔5
の近傍に位置してストッパ6が一体に突設されている。
このストッパ6は、上面が約30〜40゜の深い角度で前上
がり状に傾斜する受け面6a1をなした第1ストッパ部6
aと、このストッパ部6aに並設されるとともにストッ
パ部6aよりも高く突出された第2ストッパ部6bとか
ら形成されている。
【0005】排紙トレイ3の一側部には、この一側部に
一体に設けたレバー用枢軸7に回動自在に嵌合して支持
レバー8が取付けられている。このレバー8の自由端部
には、第1ストッパ6aの受け面6a1と同様な深い角度
(約30〜40゜)で傾斜されて受け面6a1に係脱される係
合斜面9と、この斜面9に並設されて第2ストッパ部6
bにその前側から係脱する係合凸部10とが設けられて
いる。
【0006】そして、この支持レバー8はこれに接着し
た板ばね11により常に図13中反時計回りに常に付勢
されている。また、支持レバー8の一側面に突設した凸
部12は、排紙トレイ3の一側部に設けた長溝13内に
入り込んでいる。この長溝13の一端13aと凸部12
との係合により、それ以上、板ばね11の力で支持レバ
ー8が回動されないようになっている。なお、図14中
14は支持レバーが枢軸7から不用意に外れることを防
止するための壁、15は排紙トレイ3に対して必要に応
じて引出しおよび押込み可能に設けられたワイヤバスケ
ット16(図12参照)の移動を案内する板金製のガイ
ドである。
【0007】前記従来の構成において、排紙トレイ3を
図13中実線で示される起立位置から二点鎖線で示す倒
伏位置に移動させるには、まず、支持レバー8をその後
側から指で押圧し板ばね11に抗して回動させながら前
側に押込み、係合斜面9を第1ストッパ部6aの受け面
6a1から外す(これはレバー用枢軸7とそれへの支持レ
バー8の嵌合孔との間の遊び等により、支持レバー8が
上側に移動されることで実現される。)ことにより、支
持レバー8の支持機能を消失させ、次に、引き続き排紙
トレイ3を後方に倒すことにより実施される。
【0008】また、この逆に、排紙トレイ3を前記倒伏
位置から起立位置に移動させるには、排紙トレイ3を略
垂直に近く引き起こすだけでよい。この場合、支持レバ
ー8は、板ばね11を弾性変形させながら、その下端部
を第1ストッパ部6aの傾斜上端に前側から当てて摺動
される。そして、所定の起立位置まで支持レバー8が回
動されると、その時点で係合斜面9が第1ストッパ部6
aの傾斜上端を乗り越える。そうすると、板ばね11の
弾性力で支持レバー8が後方へ押し動かされるから、支
持レバー8の係合凸部10が第2ストッパ部6bにその
前側から衝撃音を伴って当接されるとともに、支持レバ
ー8の係合斜面9が第1ストッパ部6aの受け面6a1に
その上方から重なって係合される。
【0009】このようにして排紙トレイ3が起立位置に
起立された状態では、支持レバー8が排紙トレイ3をそ
の後側から突張って、このトレイ3を起立位置に支持す
る。この支持状態では、深い角度(約30〜40゜)で傾斜
された第1ストッパ部6aの受け面6a1に同様角度の傾
斜を有した係合斜面9が係合されて、その深い傾斜角度
により係合斜面9が受け面6a1を前方に滑ることを妨げ
ているから、振動等が加わっても前記支持状態が不用意
に解除されることがない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来は、排紙トレイ3
が起立位置に起立された際に音を発して、排紙トレイ3
が起立位置に起立されたことを使用者に分からせるため
に、支持レバー8を板ばねで付勢した構成であるから、
部品点数が多いという問題があるとともに、排紙トレイ
3を起立位置から倒伏位置に移動させる際に、支持レバ
ー8を指で押込む操作を必要とするという問題がある。
【0011】さらに、従来の構成では、深い角度で傾斜
された第1ストッパ部6aの受け面6a1と、同様に深い
角度の傾斜を有した係合斜面9とを係合させて、排紙ト
レイ3を起立位置に保持しており、既述のように支持レ
バー8を押込み操作しなければ前記受け面6a1と係合斜
面9との係合を外すことができないため、起立位置にあ
る排紙トレイ3に誤って過度な押し倒し力が与えられた
場合に、いずれも合成樹脂製のストッパ6、枢軸7、お
よび支持レバー8等が破損される恐れが高いという問題
がある。
【0012】本発明の目的は、部品点数を削減できると
ともに、排紙トレイの倒伏操作が容易で、しかも、排紙
トレイに過度な押し倒し力が作用した場合に破損する恐
れが少ないプリンタ装置を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のプリンタ装置は、本体ケースと、この本体
ケースの後部に枢支されて、前記本体ケース外に排出さ
れる用紙を垂直に近く後傾させ立ててストックさせる起
立位置および前記用紙を略水平に寝かして受ける略水平
な倒伏位置に渡り起倒自在な排紙トレイと、この排紙ト
レイの枢支部近傍に位置して前記本体ケースの後部に設
けられ、上面が水平に近い浅い角度で前上がり状に傾斜
する受け面をなした第1ストッパ部およびこのストッパ
部に並設されるとともに前記第1ストッパ部よりも高く
突出された第2ストッパ部からなるストッパと、前記排
紙トレイに形成されたレバー用枢軸に、一端部を自由回
転自在に嵌合して取付けられるとともに、他端部に前記
受け面と同様な浅い角度で傾斜されて前記受け面に係脱
される係合斜面、およびこれに並設されて前記第2スト
ッパ部にその前側から係脱する係合凸部を有した支持レ
バーとを具備したものである。
【0014】
【作用】本発明のプリンタ装置において、支持レバーは
排紙トレイのレバー用枢軸に自由回転自在に嵌合して取
付けられているから、排紙トレイを倒伏位置から起立位
置へ回動させる際に、支持レバーはその自重に従いレバ
ー用枢軸を中心に自由回転する。それにより、支持レバ
ーの係合斜面がストッパにおける第1ストッパ部の受け
面に係合するとともに、係合凸部がストッパにおける第
2ストッパ部にその前側から係合する。こうして本体ケ
ースのストッパと排紙トレイのレバー用枢軸との間に渡
って配置された支持レバーは、排紙トレイをその後側か
ら突張って起立位置に保持する。
【0015】また、ストッパの受け面および支持レバー
の係合斜面は、いずれも水平に近い浅い角度で前上がり
状に傾斜されているから、排紙トレイにこれを押し倒す
外力が加わった場合に、受け面は係合斜面を係合状態に
止め続けることなく前方へ容易に滑らせて、係合斜面を
受け面から外す。そして、このようにして排紙トレイを
後方に押して支持レバーとストッパ部との係合を外すこ
とにより、前記突張り作用が消失されるので、この時、
排紙トレイを倒伏位置に配置できる。
【0016】このように本発明のプリンタ装置によれ
ば、支持レバーが自由回転自在であるから、このレバー
を付勢するばね部材が不要であるとともに、それに伴い
排紙トレイを倒す際に支持レバーを指で人為的に押込む
といった作業が必要となり、また、起立位置の排紙トレ
イにこれを押し倒す過大な外力が作用した場合に、容易
に支持レバーによる排紙トレイの突張り作用を消失させ
ることができる。
【0017】
【実施例】以下、図1〜図11を参照して本発明の一実
施例を説明する。プリンタ装置としての伝票発行機の全
体構成を示す図1〜図3中21は本体ケースで、このケ
ース21はその下部に前方へ迫り出すキーボード配設部
22を有している。キーボード配設部22には、発行さ
れる伝票(単票用紙)に対する印字内容や印字動作の制
御指令等を入力するためのキーボード装置23が装着さ
れている。
【0018】本体ケース21の一側部21aに取付けら
れた前面パネル24には、発行する各種の伝票に対する
フォーマットを記録したフロッピーディスクが前方から
出し入れされる縦長スリット状のディスク挿入口25が
設けられている。本体ケース21の両側部21a、21
b間には、前方から視認可能なバックライト付きの横長
な液晶表示装置26が取付けられている。
【0019】本体ケース21の前部には液晶表示装置2
6の下側に位置して用紙挿入口27が形成されている。
この挿入口27には、その前方から各種の伝票が挿入さ
れるとともに、挿入される伝票の幅に合わせて本体ケー
ス21の幅方向にスライド自在な左右一対の用紙挿入ガ
イド28、29が設けられている。
【0020】図2および図3に示されるように本体ケー
ス21の後部には相対向する一対のトラクタ支持部30
が突設されており、これらの間には、図示しないトラク
タが設けられているとともに、このトラクタの後端に近
接して用紙ガイドローラ31が回転自在に横架されてい
る。図3に示されるように連続用紙Eは用紙ガイドロー
ラ31を経由して前記トラクタに係合され、このトラク
タの駆動により搬送される。
【0021】本体ケース21内にはプラテンおよび印字
ヘッドを備える図示しない印字部が設けられている。さ
らに、本体ケース21内には、前記用紙挿入口27から
挿入された伝票を搬送して印字部に通す第1用紙搬送路
(図示しない)と、前記トラクタにより送込まれた連続
用紙Eを搬送して前記印字部に通す第2用紙搬送路が設
けられ、これらの用紙は本体ケース21の後部上面から
本体ケース21外に排出されるようになっている。
【0022】本体ケース21の後部には、排出された伝
票の下端を受けるための排紙ストッカ(図示しないが)
が設けられているとともに、このストッカの上方に位置
して排出された用紙を受ける排紙トレイ41が本体ケー
ス21の外部に突出して起倒自在に取付けられている。
【0023】排紙トレイ41は、伝票が排出される時に
は、図1および図2に示されるように垂直に近く後傾し
て起立する起立位置に配置され、前記排紙ストッカとと
もに排出される伝票を略垂直に立ててストックする垂直
排出を可能とする。また、排紙トレイ41は、図3に示
されるように略水平な姿勢となる倒伏位置にも配置で
き、この時、特に前記連続用紙Eの印字済み部分を水平
な姿勢で排出させる水平排出を可能とする。このように
排紙トレイ41の使用位置は、用紙の垂直排出と水平排
出とに応じて選択的に切り換えられる。なお、倒伏位置
に配置された排紙トレイ41は、図3に示されるように
前記図示しないトラクタの上方位置に配置される。
【0024】次に、図4〜図11を参照して排紙トレイ
41の本体ケース21への取付け構造等について説明す
る。合成樹脂からなる本体ケース21は、その後部に両
側部21a、21bの後端部に位置して相対向する垂直
な壁部42(図7に一方の面のみ図示)と、これら壁部
42に対して直角をなして一体に連なって両壁部42間
を繋いだ水平壁部43とを有している。そして、両壁部
42には夫々軸受孔44が形成されている。
【0025】水平壁部43における一方の壁部42側、
言い換えれば、水平壁部43における排紙トレイ41の
一端側枢支部近傍に位置する部分には、ストッパ45が
一体に設けられている。このストッパ45は、図7に示
されるように第1ストッパ部46と、このストッパ部4
6に並設されるとともにストッパ部46よりも高く突出
された第2ストッパ部47とからなる。第1ストッパ部
46の上面は、図11に示されるように水平に近い浅い
角度で前上がり状に傾斜する受け面46aをなしてい
る。この受け面46aの傾斜角度θは5゜〜10゜に設定
される。
【0026】合成樹脂により略平板状に成形された排紙
トレイ41は、その裏側に一体に折れ曲がる端壁48を
長手方向両端に夫々有し、これら端壁48の外面に水平
に突出された枢軸49を一体に設けている。この排紙ト
レイ41は枢軸49を前記軸受孔44に夫々遊びを設け
て嵌合支持させることにより、枢軸49を中心として回
動自在に本体ケース21の後部に取付けられている。
【0027】図7等に示されるように排紙トレイ41の
一方の端壁48の内面には、水平なレバー用枢軸50が
一体に突設されているとともに、このレバー用枢軸50
よりも前記枢軸49側において後述の支持レバーの外れ
止め手段をなすレバー位置決め部51が一体に設けられ
ている。この位置決め部51は端壁48に対して直角に
突出するベース板部51aに、端壁48と平行なストッ
パ板部51bをベース板部51aに直角に連ねて形成さ
れている。さらに、端壁48の内面には、レバー用枢軸
50を境にレバー位置決め部51とは反対側においてリ
ブ52が一体に設けられている。
【0028】排紙トレイ41の前記一方の端壁48側に
は、このトレイ41を既述の起立位置に保持するための
支持レバー53が、その一端部に有した嵌合孔54をレ
バー用枢軸50に遊びを設けて嵌合することにより、レ
バー用枢軸50を中心に自由回転自在に取付けられてい
る。このレバー53は合成樹脂或いは軽金属の成形品で
あり、特に軽金属製とすることは、排紙トレイ41を回
動する際において、排紙トレイ41に対する支持レバー
53のその自重による回動速度を速める上で好ましい。
【0029】以上のようにして取付けられた支持レバー
53の長手方向中間部は、図8および図11に示される
ように前記一方の端壁48とストッパ板部51bとの間
に入り込んでいる。したがって、一方の端壁48とスト
ッパ板部51bとは、支持レバー53がその厚み方向に
移動されることを妨げて、このレバー53がレバー用枢
軸50から不用意に抜け落ちることを防止している。
【0030】支持レバー53の他端部、つまり、自由端
部には、前記受け面46aと同様な浅い角度で傾斜され
て受け面46aに係脱される係合斜面55と、これに並
設されて前記第2ストッパ部47にその前側から係脱す
る係合凸部56とが形成されている。
【0031】支持レバー53の長手方向中間部には図6
等に示されるように凸部57が一体に形成され、この凸
部57は図10に示されるように前記一方の端壁48の
内面に形成された長溝58に入り込んでいる。凸部57
と長溝58とは支持レバー53が自由に回転する角度を
所定範囲に制限するレバー回動規制手段をなしている。
【0032】図7〜図10中61は断面コ字状に折り曲
げられた板金製のガイドであり、これは排紙トレイ41
の裏面と前記ベース板部51aおよびリブ52との間に
挟持されて、排紙トレイ41の一端部に取付けられてい
る。なお、排紙トレイ41の図示しない他端部にも同様
なガイドが同様な構成で取付けられている。そして、排
紙トレイ41の裏面には、ワイヤバスケット62(図2
等参照)が、その両端部を両ガイド61に夫々摺動可能
に支持させて取付けられている。このバスケット62は
連続用紙Eに印字する場合等必要に応じて排紙トレイ4
1の先端から引出し可能である。
【0033】図7および図8に示されるように前記両ガ
イド61の枢軸49側の端部は、排紙トレイ41外に露
出されるとともに先端に突縁63が折り曲げられた曲げ
端部61aをなしている。この端部61aは前記水平壁
部43に設けた凹み64に入り込んで排紙トレイ41の
回動を邪魔しないようになっているとともに、排紙トレ
イ41が倒伏位置に配置された際に、突縁63が凹み6
4の縁部に引っ掛かって、排紙トレイ41の重さを支持
し、この重さが枢軸49および軸受孔44からなる枢支
部に集中しないようにして、枢支部の破損を防止するよ
うになっている。
【0034】前記構成の伝票発行機において、その排紙
トレイ41は、印字された伝票(単票用紙)を受ける時
には図4に示されるように起立位置に配置して使用し、
また、連続用紙を受ける時には図5に示されるように倒
伏位置に配置して使用される。
【0035】排紙トレイ41を図4に示される起立位置
から図5に示す倒伏位置に移動させるには、この排紙ト
レイ41を後方へ押し倒す操作力を少し強めに加えれば
よい。
【0036】そうすると、排紙トレイ41をその後側か
ら突張って起立位置に支持している支持レバー53を介
して、ストッパ45の受け面46aをこれに上から重な
って係合している支持レバー53の係合斜面55に、前
記操作力が加わる。
【0037】ここにおいて、互いに係合しているストッ
パ45の受け面46aと支持レバー53の係合斜面55
とは、いずれも水平に近い浅い角度(5゜〜10゜)で前
上がり状に傾斜されているから、前記操作力により受け
面46aが係合斜面55を前方へ容易に滑らせて、支持
レバー53とストッパ45との係合を外すことがででき
る。なお、支持レバー53の前記滑り動作は、レバー用
枢軸50とそれへの支持レバー53の嵌合孔54との間
の遊びにより、支持レバー53が少し上側に移動される
ことにより可能である。
【0038】このように排紙トレイ41を後方に多少強
めに押すだけの極めて簡単な作業で、前記突張り作用が
消失されるので、前記押し倒し操作に伴って排紙トレイ
41を倒れるように枢軸49を中心に回動させて、図5
に示す倒伏位置に配置できる。しかも、この作業におい
て、支持レバー53を人為的に指で前側に押込んで、こ
れとストッパ45との係合を外すといった作業を行う必
要がない。
【0039】そして、既述の説明から明らかなように排
紙トレイ41を多少強めに後方に押すことで、容易に支
持レバー53による排紙トレイ41の突張り作用を消失
させることができるから、起立位置に支持された排紙ト
レイ41にこれを押し倒す過大に外力が誤って作用した
場合にも、容易に支持レバー53の支持機能(突張り作
用)を消失させて排紙トレイ41を倒すことができる。
したがって、過大な押し倒し負荷が、排紙トレイ41の
枢軸49、ストッパ45、および支持レバー53等に加
わり続けて、これらの破損を招くことを未然に防止でき
る。
【0040】また、排紙トレイ41を倒伏位置から起立
位置に移動させるには、排紙トレイ41を略垂直に近く
引き起こすだけでよい。この場合、支持レバー53はそ
の自重による図5中反時計回りの回動力を得ており、し
たがって、排紙トレイ41が起き上がるに伴い、支持レ
バー53がレバー用枢軸50を中心に自由回転して、そ
の係合斜面55に連なるリブ状部分53aが第1ストッ
パ部46の受け面46aにおける傾斜上端にその前側か
ら当たって摺動する。
【0041】そして、所定の起立位置まで排紙トレイ4
1が回動されると、その時点で係合斜面55が第1スト
ッパ部46の傾斜上端を乗り越えるとともに、支持レバ
ー53がその自由回転により少し後方へ動かされる。そ
れにより、支持レバー53の係合凸部56がストッパ4
5の第2ストッパ部47にその前側から当接されるとと
もに、支持レバー56の係合斜面55が第1ストッパ部
46の受け面46aにその上方から重なって係合され
る。
【0042】このようにして排紙トレイ41が起立位置
に起立された状態では、支持レバー53が排紙トレイ4
1をその後側から突張って、このトレイ41を起立位置
に支持するので、既述のような人為的な押し倒し力が加
わらない限り、第1ストッパ部46の受け面46aと係
合斜面55との係合が不用意に解除されることはない。
【0043】なお、本発明は前記一実施例に制約されな
い。例えば、ストッパ45および支持レバー53は、排
紙トレイ41の両端枢支部側に夫々対応位置させて設け
てもよい。
【0044】
【発明の効果】以上詳記したように構成された本発明の
プリンタ装置によれば、支持レバーが自由回転自在であ
り、このレバーを付勢するばね部材が不要であるから、
部品点数を削減できる。それに伴い排紙トレイを倒す際
に支持レバーを人為的に指で押込むといった作業が必要
となり、排紙トレイを倒伏させる操作を容易で行うこと
ができる。また、起立位置の排紙トレイにこれを押し倒
す過大な外力が作用した場合に、ストッパの受け面と支
持レバーの係合斜面との係合が容易に外されて、支持レ
バーによる排紙トレイの突張り作用を消失させることが
できるから、排紙トレイに過度な押し倒し力が作用した
場合に、排紙トレイ回りが破損する恐れを少なくでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る伝票発行機全体の構成
を示す斜視図。
【図2】同実施例に係る伝票発行機全体の構成を後側か
ら見て示す斜視図。
【図3】同実施例に係る伝票発行機に連続用紙をセット
した状態を後側から見て示す斜視図。
【図4】同実施例に係る伝票発行機の排紙トレイが起立
位置に配置された状態を示す要部の側面図。
【図5】同実施例に係る伝票発行機の排紙トレイが倒伏
位置に配置された状態を示す要部の側面図。
【図6】同実施例に係る伝票発行機の支持レバーの構成
を示す斜視図。
【図7】同実施例に係る伝票発行機の要部の構成を分解
して示す斜視図。
【図8】同実施例に係る伝票発行機の排紙トレイに支持
レバーが取付けられた状態を示す斜視図。
【図9】同実施例に係る伝票発行機の排紙トレイに支持
レバーが取付けられた状態を示す側面図。
【図10】図9中Z−Z線に沿う断面図。
【図11】図7中Y−Y線に沿う断面図。
【図12】従来の伝票発行機に連続用紙をセットした状
態を示す側面図。
【図13】同従来例に係る伝票発行機の排紙トレイ回り
の構成を示す側面図。
【図14】同従来例に係る伝票発行機の排紙トレイ回り
の構成を分解して示す斜視図。
【符号の説明】
21…本体ケース、 41…排紙トレ
イ、44…軸受孔(枢支部)、 45…スト
ッパ、46…第1ストッパ部、 46a…
第1ストッパ部の受け面、47…第2ストッパ部、
49…枢軸(枢支部)、50…レバー用枢
軸、 53…支持レバー、55…係合斜
面、 56…係合凸部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケースと、 この本体ケースの後部に枢支されて、前記本体ケース外
    に排出される用紙を垂直に近く後傾させ立ててストック
    させる起立位置および前記用紙を略水平に寝かして受け
    る略水平な倒伏位置に渡り起倒自在な排紙トレイと、 この排紙トレイの枢支部近傍に位置して前記本体ケース
    の後部に設けられ、上面が水平に近い浅い角度で前上が
    り状に傾斜する受け面をなした第1ストッパ部およびこ
    のストッパ部に並設されるとともに前記第1ストッパ部
    よりも高く突出された第2ストッパ部からなるストッパ
    と、 前記排紙トレイに形成されたレバー用枢軸に、一端部を
    自由回転自在に嵌合して取付けられるとともに、他端部
    に前記受け面と同様な浅い角度で傾斜されて前記受け面
    に係脱される係合斜面、およびこれに並設されて前記第
    2ストッパ部にその前側から係脱する係合凸部を有した
    支持レバーとを具備したプリンタ装置。
JP6407494A 1994-03-31 1994-03-31 プリンタ装置 Pending JPH07267471A (ja)

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