JPH07265661A - ごみ焼却炉燃焼ガスの脱硝装置 - Google Patents

ごみ焼却炉燃焼ガスの脱硝装置

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JPH07265661A
JPH07265661A JP6062330A JP6233094A JPH07265661A JP H07265661 A JPH07265661 A JP H07265661A JP 6062330 A JP6062330 A JP 6062330A JP 6233094 A JP6233094 A JP 6233094A JP H07265661 A JPH07265661 A JP H07265661A
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JP
Japan
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combustion gas
denitration
gas
nox
concentration
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JP6062330A
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English (en)
Inventor
Satonori Sasaki
郷紀 佐々木
Naoki Fujiwara
直機 藤原
Manabu Yamamoto
学 山本
Makoto Morishima
誠 森嶋
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 NOx濃度に追従してアンモニア注入量を制
御し、効率のよい脱硝処理を行うことができるごみ焼却
炉燃焼ガスの脱硝装置を提供する。 【構成】 燃焼排ガス中に、脱硝剤を注入して排ガス中
のNOxを還元除去する脱硝装置において、焼却炉2出
口煙道内の高温ガス中の酸素濃度を検出するジルコニア
酸素計36と、このジルコニア酸素計で検出したガス中
の酸素濃度と、焼却するごみの組成(N分、水分、揮発
分)、火炉温度、火炉への空気配分に基いて燃焼ガス中
の酸素濃度とNOx濃度の関係式を演算する演算装置の
出力とにより、火炉内に注入するアンモニア注入量を制
御する装置40を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ごみ焼却炉燃焼ガスの
脱硝装置に係り、特に排ガス中のNOx濃度が急変し易
いごみ焼却炉燃焼ガスについて効率よくNOxを低減す
る脱硝装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術による流動層式ごみ焼却炉の系
統を図2に示す。ごみはごみ投入シュート1からごみ焼
却炉2に投入される。燃焼用空気は送風機13から空気
予熱器4を経由し、弁14を経由し流動層内に吹込まれ
る1次空気と弁15または弁7を経由し、流動層の上部
(空塔部)に吹込まれる2次、3次空気とに分けられ、
ごみ焼却炉2に供給される。
【0003】図2に示した従来技術によるごみ焼却シス
テムに示したごみ焼却炉本体の構造を図3および図4に
示す。2次、3次空気は炉内未燃ガスを完全燃焼すべく
各々の炉形状に対応し、炉内ガスとの混合状態が最良と
なるよう吹込み方法に工夫がなされている。図3および
図4に示した炉形状の場合、炉内全域に強い旋回流れを
生じさせるような2次、3次空気ノズル20、21の配
置を採用している。
【0004】このように流動層の層内のみでなく層上部
の空塔部に2次、3次空気を吹込むのは下記の理由によ
るものである。石炭では可燃分中の20から50%が揮
発分で、残りの80〜50%がチャーとなって固体燃焼
する固定炭素分である。これに対し、ごみの可燃分中、
揮発分は90〜95%である。すなわち、ごみは外見上
固体であるが熱せられたとき可燃分の90%以上が揮発
し気体の状態で燃焼する。
【0005】ごみのように揮発分の多い燃料を流動層中
で燃焼すると固体のチャーとして層内で燃焼する熱量よ
りも気体として層上で燃焼する熱量のほうが多いため、
燃焼用空気を全量層内に吹込むと燃焼に必要な空気量を
大幅に超えた空気が供給されることになるため、この大
過剰の空気による希釈、冷却効果のため層温度が上昇し
ないという問題点が生じる。そのため層内には燃焼熱量
に見合った空気量のみを供給し、層上には層上空塔部で
燃焼する揮発分の燃焼量に見合った空気を供給してい
る。
【0006】揮発分の一部は層内で燃焼するため、通
常、層内に全空気量の約1/2、空塔部に残りの空気を
2次、3次空気として吹込んでいる。再び図2に戻り従
来型ごみ焼却炉2の系統について説明する。燃焼後の排
ガスは煙道27を通じてガスクーラ3に入り冷却され、
空気予熱器4、ガスクーラ5、バグフィルタ6を経由
し、誘引送風機9により煙突12を通じて排煙される。
【0007】ガスクーラ3はごみ焼却炉2の出口の80
0〜1100℃の高温燃焼ガスを空気予熱器4が熱によ
り損傷しない程度のガス温度300〜500℃にまで冷
却する装置であり、通常、煙道内に水を噴射し燃焼ガス
を冷却する方法が採用されている。ガスクーラ5は空気
予熱器4の出口ガス温度約300℃をバグフィルタ6の
適正ガス温度約200℃にまで冷却するための装置であ
り、通常、これも水噴射方式が採用されることが多い。
【0008】ごみ焼却炉2の燃焼ガス中にはごみ中のC
l(塩素)に起因する塩化水素(HCl)が数百ppm
含まれている。これを除去(脱塩)するため、消石灰ホ
ッパ31から粉末状の消石灰(Ca(OH)2 )を定量
供給機32を介して気流搬送により煙道34に吹込み、
下記の反応により気体のHClを固体のCaCl2
し、バグフィルタ6によりごみの燃焼灰とともに捕集す
る。
【0009】
【化1】 2HCl+Ca(OH)2 →CaCl2 +2H2 O (1) バグフィルタ6により捕集された灰はセメント固化など
の方法で安定化処理した後、廃棄される。近年、ごみ焼
却炉からのダイオキシン類排出抑制が求められている。
しかしダイオキシン類そのものを直接分析することが非
常に困難であるため、ダイオキシン類と連動して増減す
るCOの排出量がダイオキシン類排出量の目安として注
目され、その排出抑制が求められている。
【0010】しかし、より一層のCO低減を目的として
2次、3次空気と炉内ガスとの混合を改善すると、燃焼
が促進されCOは抑制できるが、NOxが増大し規制値
を満足できなくなるケースが出てきている。NOxを抑
制する簡便な方法として、アンモニア、尿素などを高温
の燃焼ガス中に吹込む無触媒脱硝法が公知の手段として
知られている。無触媒脱硝法で高い脱硝率が得られる温
度範囲は比較的狭く950〜1050℃である。
【0011】従来の脱硝剤吹込みによる脱硝装置では、
図2に示されるようにバグフィルタ6の後流の煙道35
から長さ十数mほどのサンプリングライン40を経由し
て燃焼ガスを採取し、赤外測定方式または化学発光分析
方式によるNOxモニタ41を用いてNOx濃度を計測
し、その計測値をもとにコントローラを通じて調整弁2
9の開度を変えることにより、脱硝剤吹込み量を制御し
ていた。
【0012】ところが、この方法は、(a)サンプリン
グライン40が長いため、サンプルガスがNOxモニタ
41に到達するまでに約20〜30秒かかること、また
(b)NOxモニタでは炉出口近くの高ダスト部のガス
分析が難しいためバグフィルタ出口の煙道からガスを採
取して分析しているが、炉出口からバグフィルタ出口ま
で燃焼ガスが到達するには約10秒を要すること、さら
に(c)NOxモニタには通常非分散型赤外測定方式お
よび化学発光分析方式の測定器が使用されるが、NOx
濃度の計測には原理的に約30秒の時間の遅れがあるこ
と等の理由からNOx濃度の時間的変化が激しい場合に
はこの変化に追従して脱硝剤供給量を制御することが難
しいという問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記従来技
術はNOx濃度の検出に関し、時間応答性の点について
配慮がされていない。通常のごみ焼却システムにおいて
はごみの組成の不均一さ、ごみの定量供給の困難さか
ら、図5に示すようにNOx濃度の急激な変化があり、
サンプリングラインが長いことによる時間遅れ、および
NOxモニタの時間応答性の悪さから、脱硝剤注入量に
過不足が生じる、または未反応脱硝剤のリークにより脱
硝率が低下するといった問題を生じる。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
本願で特許請求する発明は以下のとおりである。 (1)ごみ焼却炉で発生した燃焼ガス中に、脱硝剤を注
入して該ガス中の窒素酸化物(NOx)を還元除去する
脱硝装置において、焼却炉出口燃焼ガス中の酸素濃度を
検出する装置と、該酸素濃度検出装置の検出値に基づき
前記脱硝剤注入量を制御する装置とを設けたことを特徴
とするごみ焼却炉燃焼ガスの脱硝装置。
【0015】(2)ごみ焼却炉で発生した燃焼ガスに脱
硝剤を注入して該ガス中の窒素酸化物を還元除去する脱
硝装置において、焼却炉出口燃焼ガス中の酸素濃度を検
出する装置と、燃焼ガス中の酸素濃度とNOx濃度の関
係式を演算する装置と、演算された関係式と前記酸素濃
度検出装置の検出値に基づき燃焼ガスへの脱硝剤注入量
を制御する装置とを設けたことを特徴とするごみ焼却炉
燃焼ガスの脱硝装置。
【0016】(3)上記(1)および(2)の発明にお
いて、脱硝剤注入後の燃焼ガス煙道に設けたリーク脱硝
剤濃度検出装置と、該リーク脱硝剤濃度検出装置の検出
値が設定値を超えた際には、前記酸素濃度検出装置の検
出値に優先して、リーク脱硝剤濃度検出装置の検出値に
基づきリーク脱硝剤濃度を設定値以下にするように前記
脱硝剤注入量を調整する装置を設けたことを特徴とする
ごみ焼却炉燃焼ガスの脱硝装置。
【0017】
【作用】ごみ焼却炉出口における排ガス中の各成分を時
間を追って測定すると、通常図5に示すような結果が得
られる。横軸は時間、縦軸は各成分の濃度を示す。この
図からNOx濃度は炉出口における酸素濃度とほぼ比例
関係にあることがわかった。このことから炉出口酸素濃
度を測定することにより、近似的にNOx濃度およびそ
の時間変化量を予測することが可能であるといえる。
【0018】ただし、この比例関係の比例定数は、他の
パラメータ、例えばごみ中の組成(N分、水分、揮発分
など)、火炉温度、2次、3次吹込み空気の配分などに
よって変化するため、過去数時間のデータを記憶整理し
比例定数を漸次計算し、その値をもとに脱硝剤注入量を
制御する。この発明によるNOx除去制御方法では、通
常時は脱硝剤注入量は排ガス中のNOx濃度の代わりに
酸素濃度に応じて制御される。
【0019】従来のO2 モニタでは煙道からガスを採取
しなければならないため、ダスト量の少ないバグフィル
タ出口より採取したガスを分析する必要がある。炉出口
からバグフィルタ出口を経て分析器まで燃焼ガスが移動
するには約十数秒かかり、時間応答性は必ずしも高くな
い。しかしジルコニア型酸素計では、高温部に直接セン
サを挿入し、その部分のO2 濃度をセンサが検知するた
め、ガスを採取する必要がないため、時間応答性が優れ
ている。したがってジルコニア酸素計を用いれば高ダス
ト部での測定が可能であり、炉出口からバグフィルタ、
分析器までの時間遅れをなくすることができる。
【0020】
【実施例】図1は本発明によるごみ焼却燃焼ガスの脱硝
装置の一実施例を示す装置系統図である。ごみはごみ投
入シュート1からごみ焼却炉2に投入される。燃焼用空
気は送風機13から空気予熱器4を経由し、弁14を経
由し流動層内に吹込まれる1次空気と弁15または弁7
を経由し、流動層の上部(空塔部)に吹込まれる2次、
3次空気とに分けられ、ごみ焼却炉2に供給される。
【0021】2次、3次空気は炉内未燃ガスを完全燃焼
すべく各々の炉形状に対応し、炉内ガスとの混合状態が
最良となるよう吹込み方法に工夫がなされている。燃焼
後の排ガスは煙道27を通じてガスクーラ3に入り冷却
され、空気予熱器4、ガスクーラ5、バグフィルタ6を
経由し誘引送風機9により煙突12を通じて排煙され
る。
【0022】ガスクーラ3はごみ焼却炉2の出口の80
0〜1100℃の高温燃焼ガスを空気予熱器4が熱によ
り損傷しない程度のガス温度300〜500℃にまで冷
却する装置であり、通常、煙道内に水を噴射し燃焼ガス
を冷却する方法が採用されている。ガスクーラ5は空気
予熱器4の出口ガス温度約300℃をバグフィルタ6の
適正ガス温度約200℃にまで冷却するための装置であ
り、通常、これも水噴射方式が採用されることが多い。
【0023】ごみ焼却炉2の燃焼ガス中にはごみ中のC
l(塩素)成分に起因する塩化水素(HCl)が数百p
pm含まれている。これを除去(脱塩)するため、消石
灰ホッパ31から粉末状の消石灰(Ca(OH)2 )を
定量供給機32を介して気流搬送により煙道34に吹込
み、前出(1)式の反応により気体のHClを固体のC
aCl2 とし、バグフィルタ6によってごみの燃焼灰と
ともに捕集する。
【0024】バグフィルタ6により捕集された灰はセメ
ント固化などの方法で安定化処理した後、廃棄される。
本実施例で使用している脱硝剤(尿素)は数%〜数十%
の水溶液とし脱硝剤タンク18に入れられている。この
溶液は弁22を経由しポンプ23で昇圧され流量計2
8、制御弁29により流量を調節しながら炉内に吹込ま
れる。吹込まれた脱硝剤(尿素)は下記の反応によりN
Oxを還元する。
【0025】
【化2】CO(NH2 2 +2NO+1/2 O2 →2N2 +2H2 O+CO2 (2) 火炉出口に設置したジルコニア酸素計37により炉出口
での酸素濃度を計測し、演算器およびコントローラによ
り酸素濃度に応じて脱硝剤の吹込み量を制御する。すな
わち、酸素濃度が一時的に増加し、それに伴ってNOx
濃度が増加したときには脱硝剤吹込み量を増やす。
【0026】本実施例では過去数分〜数時間のNOx濃
度と炉出口酸素濃度との関係を演算器で整理し、NOx
を炉出口酸素との関係式を自動的に時々刻々作成してそ
の関係式に基づいて脱硝剤注入量の制御定数に反映し
た。すなわち、NOxと炉出口排ガス中O2 濃度との関
係は以下の式により関係づけることができる。
【0027】
【数1】EnoX =K×Eo2 (3) ここに、EnoX :排ガス中NOx(O2 12%換算
ppm) K :比例定数(−) Eo2 :炉出口排ガス中O2 (%) 比例定数Kは、ごみ質、2次、3次空気の配分、空気
量、炉内温度分布などの変化による影響を強く受ける。
しかし、運転操作条件は別として、ごみ質(N分、水
分、揮発分、比重、形状など)が現在どのようになって
いるかを定量的に時々刻々測定分析することはほとんど
不可能なことである。したがって、ごみ質を事前に分析
してその値からK値を算出するのは現実的でない。
【0028】そのため、本実施例においては以下のよう
な方法で最も確度の高いと思われるK値を時々刻々算出
し、NOxの予測、脱硝剤注入量の制御に使用した。比
例定数Kは演算器に、現在より過去3時間にわたる1分
毎の(排ガス中NOx/炉出口O2 )の値を測定記憶さ
せておき、以下の式によりKの平均値を算出し決定し
た。
【0029】過去3時間の1分毎の(排ガス中NOx/
炉出口O2 )値の総数は3×60=180点である。し
たがって、過去3時間のKの平均値は以下の式により求
めることができる。
【0030】
【数2】
【0031】ここに、添え字の数値は過去3時間の1分
毎の測定値を示す通し番号である。上記(4)式により
Kの値は1分間経過毎に絶えず最新の値に更新される。
すなわち、過去3時間にわたるごみ質、2次、3次空気
配分、炉内温度分布などの変化による(NOx/O2
値への影響を総合的に取り入れた最新のK値を使用する
ことができる。
【0032】さらに、リークアンモニア量の低減も考慮
に入れたNOx低減対策も考えられる。バグフィルタ出
口の煙道35に設置したNH3 センサ38、NH3 モニ
タ39により燃焼ガス中のリークアンモニア濃度を計測
し、そのリークアンモニア濃度が設定濃度を超えた場合
は、酸素濃度に基づく脱硝剤注入量制御に優先して、リ
ークアンモニア濃度が前記設定値以下となるように脱硝
剤注入量を制御する。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、急変し易いごみ焼却炉
排ガス中のNOx濃度に応じて適切に脱硝剤を注入でき
るので、リークNOxまたはリークアンモニアの排出量
規制値を超えることによる公害の防止と脱硝剤使用量の
節約ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した流動層式ごみ焼却炉の系統
図。
【図2】従来技術によるごみ焼却炉の系統図。
【図3】従来技術によるごみ焼却炉の垂直断面図。
【図4】図3のIV─IV線矢視方向断面図。
【図5】ごみ焼却炉における出口酸素量、NOx生成量
の経時変化を示した関係図。
【符号の説明】
1…ごみ投入シュート、2…ごみ焼却炉、3…ガスクー
ラ、4…空気予熱器、5…ガスクーラ、6…バグフィル
タ、8…3次空気供給管、10…2次空気供給管、11
…流動層、17…中継ホッパ、18…脱硝剤タンク、2
4…脱硝剤吹込みノズル、25…脱硝剤供給管、27…
煙道、28…脱硝剤流量計、29…制御弁、31…消石
灰ホッパ、32…定量供給機、33…搬送空気吹込み
管、34、35…煙道、36…O2 センサ、37…O2
モニタ、38…NH3 センサ、39…NH3 モニタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/34 ZAB (72)発明者 森嶋 誠 神奈川県横浜市磯子区磯子一丁目2番10号 バブコック日立株式会社呉工場横浜エン ジニアリングセンター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ごみ焼却炉で発生した燃焼ガス中に、脱
    硝剤を注入して該ガス中の窒素酸化物(NOx)を還元
    除去する脱硝装置において、焼却炉出口燃焼ガス中の酸
    素濃度を検出する装置と、該酸素濃度検出装置の検出値
    に基づき前記脱硝剤の注入量を制御する装置とを設けた
    ことを特徴とするごみ焼却炉燃焼ガスの脱硝装置。
  2. 【請求項2】 ごみ焼却炉で発生した燃焼ガスに脱硝剤
    を注入して該ガス中の窒素酸化物を還元除去する脱硝装
    置において、焼却炉出口燃焼ガス中の酸素濃度を検出す
    る装置と、燃焼ガス中の酸素濃度とNOx濃度の関係式
    を演算する装置と、演算された関係式と前記酸素濃度検
    出装置の検出値に基づき燃焼ガスへの脱硝剤注入量を制
    御する装置とを設けたことを特徴とするごみ焼却炉燃焼
    ガスの脱硝装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、脱硝剤注入
    後の燃焼ガス煙道に設けたリーク脱硝剤濃度検出装置
    と、該リーク脱硝剤濃度検出装置の検出値が設定値を超
    えた際には、前記酸素濃度検出装置の検出値に優先し
    て、リーク脱硝剤濃度検出装置の検出値に基づきリーク
    脱硝剤濃度を設定値以下にするように前記脱硝剤注入量
    を調整する装置を設けたことを特徴とするごみ焼却炉燃
    焼ガスの脱硝装置。
JP6062330A 1994-03-31 1994-03-31 ごみ焼却炉燃焼ガスの脱硝装置 Pending JPH07265661A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998029692A1 (fr) * 1996-12-30 1998-07-09 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Equipements de combustion pour installations produisant des fumees
JPH11104458A (ja) * 1997-10-01 1999-04-20 Sumitomo Heavy Ind Ltd ゴミ焼却炉の排ガス処理装置における粉塵処理方法

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