JPH07265372A - 加熱源を槽部に内蔵した浴槽システム - Google Patents

加熱源を槽部に内蔵した浴槽システム

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JPH07265372A
JPH07265372A JP6099083A JP9908394A JPH07265372A JP H07265372 A JPH07265372 A JP H07265372A JP 6099083 A JP6099083 A JP 6099083A JP 9908394 A JP9908394 A JP 9908394A JP H07265372 A JPH07265372 A JP H07265372A
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JP
Japan
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bath
bathtub
steam
tank
bathing
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JP6099083A
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Toshitaka Takei
敏孝 丈井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浴槽を乾式サウナとして利用できるシステム
にする事、また構造を簡略化して製造コストを安くする
事、槽部を洗い易く清潔に保てる事、浴槽に張った湯の
追い炊きに利用できる事を目的にしている。 【構成】 浴槽Aの槽部1に熱源2を内蔵し、蓋3の一
部に開閉扉4を設けて、顔から上だけを入浴部5の外に
出せるようにしている。また熱源2は浴室Bの外に設置
した蒸気発生装置Cから送られる、中空部6を通る蒸気
であったり、電気ヒーター7等である。さらには槽部1
の壁部8に凸凹部23を設けて、入浴部5への放熱効率
を上げると共に、凸部24の厚みを厚くして、壁部8に
直接肌が触れても、火傷しないような構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サウナ機能を設けた浴
槽に関する。
【0002】
【従来の技術】浴槽は湯を入れて入浴する容器である。
湯を入れる手段としては、別の場所で沸かして、バケツ
のような容器で移し変える単純な方法が古くから有る。
近年では湯沸器で沸かした湯をタンクに保温しながら溜
めておき、必要な時に水道管で浴槽に給湯するシステム
がある。あるいは浴槽に水を溜めて、その水を沸かすシ
ステムも従来から存在する。古くは五衛門風呂のごとく
浴槽は高温の加熱にも耐える釜で、直下から釜を炎で加
熱して、釜に入った水を湯にする事ができる。現在では
浴槽に入った水をパイプで循環しながら、浴槽とは離れ
た場所でガスや電気や灯油等の熱で沸かし、湯にしてい
るのが一般的な浴槽システムである。また新機能の浴槽
システムとして、湯をフィルターでろかしながら循環し
たり、追い炊きして湯の温度を一定に保つものもある。
また公開実用新案公報の平1−61186で開示されて
いるように、浴槽をサウナとしても利用できるように、
浴槽の入浴部の開口にカバーを被せ、浴槽の壁部に蒸気
噴出金具を配設して、入浴部に蒸気を噴出するシステム
が考案されている。さらには風呂場全体をサウナとして
利用できるように蒸気を噴出する装置も発売されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】五衛門風呂の浴槽に水
が入っていなければ、サウナの形式にはなるが、浴槽を
高温で直接加熱するので、高耐熱性の素材で作る必要が
ある。また熱源を浴槽の直下に設置するので、周囲の壁
も高耐熱性にしたり、薪やガスや化石燃料を燃やす熱源
では廃ガス対策を施す必要がある。いずれにしても浴室
製作は大掛りになるので、設置費用は大幅に高くなる。
また上述したように、最近サウナ機能を持たせた浴槽も
提案されている。しかしこれらは蒸気を噴出して加温す
る湿式のサウナであって、体を濡らす事になるので、基
本的には古くからの風呂と変わりがない。また浴槽に蒸
気噴出口等を設けるので、水を張った時、水の逆流防止
弁を付ける必要がある。すると複雑な構造になり、値段
の高いものになる。それに浴槽に複雑なへこみや突起物
のある構造物を付ける事になるので、それだけ湯あかが
溜まりやすく、槽部を洗う手間も繁雑である。また浴室
全体を熱する装置では、加熱範囲が広いので、それだけ
エネルギーが必要になり非経済的である。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みて、浴槽を乾式
サウナとして利用できるようにする事、また構造を簡略
化してコストを安くする事、槽部を洗い易く清潔に保て
る事、浴槽に張った湯の追い炊きに利用できる事を目的
にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】槽部内に熱源を内蔵し、
槽部内の蒸気や温風が直接入浴部に送風されないように
する事で、構造が簡単で低コストの乾式サウナとして利
用できる浴槽システムを実現した。
【0006】本発明の浴槽システムは、例えば図1に立
面断面図で示すように、浴槽Aの槽部1に熱源2を内蔵
したものであり、そして蓋3の一部に開閉扉4を設け
て、顔から上だけを入浴部5の外に出せるようにしてい
る。ところで熱源2は図2に示すごとく浴室Bの外に設
置した蒸気発生装置Cから送られて中空部6を通る蒸気
であったり、図3で示すごとく電気ヒーター7等であ
る。
【0007】
【作用】本発明の浴槽システムによれば、熱源2から発
生する熱で槽部1の中空部6が熱せられて、熱が入浴部
5の壁面8に伝わり、次に入浴部5が温まる。さらに蓋
3をする事で、入浴部5の温度がどんどん上昇する。入
浴部5に湯が入っていなければ、サウナとして利用でき
る。湯が入っていれば、湯の追い炊きになる。また炎の
ように強力な熱源で直接槽部1を加熱しなくても、槽部
1に熱源2を内蔵する事で、入浴部5に効率良く熱を伝
達する事ができる。従って、槽部1や浴室Bを特に高耐
熱性の材料で作製する必要はない。それに入浴部5に温
風や蒸気を吹込むためのノズル等を設ける必要がないの
で、槽部1の壁面8は、複雑な突起やへこみの構造物を
極力減らして、洗い易い構造やシステムにできる。
【0008】
【実施例】以下本発明の浴槽システムの実施例について
図面を参照しながら説明する。
【0009】図2は実施例1の立面断面図を示す。浴槽
Aの槽部1の中は中空部6になっている。蒸気発生装置
Cはヒーター11と蒸気発生タンク12と戻り水タンク
13で構成する。送りパイプ9は中空部6と蒸気発生タ
ンク12を連結し、戻りパイプ10は中空部6と戻り水
タンク13を連結する。さらに蒸気発生タンク12と戻
り水タンク13はスルーパイプ14で連結する。ところ
で実施例1では戻り水タンク13に排気孔15を付けて
いる。ただ図には示さないが、蒸気発生タンク12、送
りパイプ9、中空部6、戻りパイプ10のような壁面8
以外の部分に排気孔を設けても良いし、排気孔ではな
く、防爆弁等通常は閉じている弁類を設けても良い。よ
うするに入浴部5に蒸気を出さない趣旨の密閉構造であ
る限り、本発明の請求項2の浴槽システムの範囲を逸脱
しない。
【0010】実施例1の作用を、図2で説明すると、蒸
気発生タンク12の中の水16をガスや電気等のヒータ
ー11で熱っして蒸気を発生させ、送りパイプ9を通っ
て中空部6に送る。すると熱は壁面8に伝わり、入浴部
5が温まる。人17が入って蓋3をし、開閉扉4を開け
て頭18を出しておけばサウナとして利用できる。蒸気
は壁面8に当たって冷却し、水に戻る。中空部6は傾斜
していて、最低部19に集り、戻りパイプ10を通って
戻り水タンク13に溜められる。ところで蒸気発生タン
ク12と戻り水タンク13はスルーパイプ14でつなが
っているので、戻り水タンク13に戻った水は蒸気発生
タンク12に移る。従って、ほとんど水を補給する必要
がなく、唯一少量ではあるが、排気孔15から気化して
行く。その分時々補水すれば良い。図面には示さない
が、水量センサーを付けて、自動的に補水するのは容易
に実施できる。従って、入浴部5に蒸気を噴出し、他の
蒸気の通る経路が密閉構造である公開実用新案公報平1
−61186の浴槽装置とは密閉する部分の構造と思想
が基本的に異なっている。
【0011】このように実施例1によれば、以下に示す
効果が有る。入浴部5に蒸気を出さない密閉構造なの
で、蒸気発生装置Cに常時水を供給する必要がなく、排
気孔15から少しづつ気化する分を補うだけなので、大
量の水を必要としない。また壁面8に蒸気を噴出するノ
ズル類が不要で、壁面8に湯垢の溜り易い複雑な構造物
がなく、洗い易いので槽部1を清潔に保てる。さらに入
浴部5に湯が入っていれば、簡単な追い炊きに利用でき
る。
【0012】次に、図3は実施例2の立面断面図を示
す。カーボン等の電気抵抗体を面状のプラスチックに詰
めた電気ヒーター7を中空部6の中に入れている。電気
ヒーター7は家庭内の電気配線から引いた電気コード2
0に接続する。電気コード20にはスイッチ21とボリ
ューム22が付いている。電気コード20とスイッチ2
1とボリューム22は、完全防水と感電対策を施すのは
もちろんである。
【0013】実施例2の作用を、図3で説明する。まず
スイッチ21を入れボリューム22を回して電気ヒータ
ー7に流れる電流をコントロールする。すると中空部6
は希望の温度に上昇し、壁面8を加熱して入浴部5が温
まり、サウナとして利用できる。また入浴部5に湯が入
っていれば追い炊きになる。電気コード20とスイッチ
21とボリューム22は完全防水して感電を防いでい
る。
【0014】このように実施例2によれば、実施例1の
蒸気発生装置Cのように、家屋の外に設置する装置は必
要がない。また水を補水するようなメンテナンスが不要
になるので、扱いが簡単である上、製作費用も安くでき
る効果がある。
【0015】次に、図4に本発明の浴槽システムをさら
に効果的に使い易くした実施例3の平面図を示す。すな
わち壁面8に凸凹部23を付ける。そして凸部24の素
材の厚みを厚くし、凹部25は薄くする。図4では凸凹
部23を波状にしているが、他の形状であっても良い。
【0016】実施例3の作用を図4で説明すると、壁面
8は凸凹になっていて、入浴部5に接する面積が広いの
で、熱源2から発生する熱が中空部6を通る時、入浴部
5に効率良く放熱する。この時素材の厚い凸部24は、
薄い凹部25より熱伝達が悪いので温度上昇は遅く、人
間の肌が接しても熱くならない。
【0017】このように壁面8に凸凹部23を付ける
と、入浴部5への放熱を高める。また凸部24を厚くす
る事で、入浴部5に人間が入ってサウナとして利用する
時、高熱の壁面8で火傷するのを防ぐ効果がでる。また
凸凹部23を波状にする事で層部1を洗うのに支障を生
じないようにする事ができる。
【0018】次に凸凹部23の他の実施例4を図5に平
面図で示す。すなわち網状の凸凹部23を取外し自由と
して、図面に示すように吸盤26で壁面8に取付ける。
ところで図面には示さないが、壁面8に凸凹部23を取
付ける方法は吸盤26に限定しない。
【0019】槽部1をサウナとして利用する場合、壁面
8に凸凹部23を吸盤26等で取付けてから入る。
【0020】そうすると壁面8に直接肌が触れないの
で、火傷するような事はないし、凸凹部23は取外して
洗浄できるので、清潔に保てる効果がある。
【発明の効果】このように、本発明の浴槽システムによ
れば、槽部1に内蔵した熱源2で壁面8を加熱し、蓋3
をして入浴部5を温めるので、入浴部5は乾式サウナに
なる。従って、病気の時等湯につからなくとも汗をかい
て、タオルで拭くだけのような使い方ができる。上述の
利用方法は従来提案されている浴槽を使った湿式サウナ
では得られない効果がある。また浴槽を使った湿式サウ
ナでは、蒸気を出すノズル等が必要になり壁面8に複雑
な構造物が必要で、湯垢や髪の毛等が付着して洗浄が困
難である。しかし本発明の浴槽システムの壁面8は複雑
な構造物は不要なので、洗浄は容易で、清潔に保てる。
さらに本考案の浴槽システムでは、入浴部5に湯が入っ
ている場合追い炊きが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浴槽システムを示す立面断面図であ
る。
【図2】本発明の浴槽システムの実施例1を示す立面断
面図である。
【図3】本発明の浴槽システムの実施例2を示す立面断
面図である。
【図4】本発明の浴槽システムの実施例3を示す平面断
面図である。
【図5】本発明の浴槽システムの実施例4を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 槽部 2 熱源 5 入浴部 6 中空部 12 蒸気発生タンク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 槽部内に熱源を内蔵した浴槽システム。
  2. 【請求項2】 該槽部と蒸気発生タンクを接続し、中空
    部を通る蒸気を該熱源とし、浴槽の入浴部には蒸気が漏
    れない密閉構造とした請求項1の浴槽システム。
  3. 【請求項3】 該槽部内に電気ヒーターを内蔵して該熱
    源とした請求項1の浴槽システム。
  4. 【請求項4】 該槽部の壁部に凸凹部を設けた請求項1
    の浴槽システム。
  5. 【請求項5】 該槽部から該凸凹部を取外せるようにし
    た請求項4の浴槽システム。
JP6099083A 1994-04-01 1994-04-01 加熱源を槽部に内蔵した浴槽システム Pending JPH07265372A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003102473A1 (fr) * 2001-02-05 2003-12-11 Hideya Ozama Structure de cloison avec dispositif de chauffage de double face incorpore
CN110025472A (zh) * 2019-04-28 2019-07-19 济宁医学院 一种中医科用药物熏蒸器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003102473A1 (fr) * 2001-02-05 2003-12-11 Hideya Ozama Structure de cloison avec dispositif de chauffage de double face incorpore
CN110025472A (zh) * 2019-04-28 2019-07-19 济宁医学院 一种中医科用药物熏蒸器
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