JPH0726105B2 - コークス炉における地上ダクト筒口の開閉方法 - Google Patents

コークス炉における地上ダクト筒口の開閉方法

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JPH0726105B2
JPH0726105B2 JP29737089A JP29737089A JPH0726105B2 JP H0726105 B2 JPH0726105 B2 JP H0726105B2 JP 29737089 A JP29737089 A JP 29737089A JP 29737089 A JP29737089 A JP 29737089A JP H0726105 B2 JPH0726105 B2 JP H0726105B2
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cylinder
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damper
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JP29737089A
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淳 三浦
弘久 穂満
浩 多久和
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コーリツエンジニアリング株式会社
川崎製鉄株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明はコークス炉における地上ダクト筒口の開閉方
法に関するものである。
<従来技術> コークス炉においては赤熱コークスを窯出しする際に多
量の炭塵が舞い上がるので、窯出し口のドアー取り外し
からコークスの窯出しを経て取り外しドアーを窯出し口
に再取付けするまでの全期間に亘って舞い上がり炭塵を
集漢するようにしている。集塵用としてコークス炉の消
火側窯口上に配設される地上ダクトは各窯口上において
吸引口としての筒口を垂設していて、窯出しの都度当該
窯口上の筒口ダンパーを開いて炭塵を吸引するようにし
ている。
提案されている実開昭59−33746号公報は地上ダクトに
接続した集塵フードのダンパーに開閉用のレバーを取付
けて、該レバーをコークガイド車上に縦設した上下動用
のシリンダーによって押し上げてばね張りしたフックに
掛け止めることによりダンパーを開放し、コークガイド
車に設けた別のフック押しシリンダーの前進にてフック
を押してレバーの掛け止めを解いてから前記の上下動用
のシリンダーを下動することによりレバーを下動してダ
ンパーを閉じることを記載している。
<発明が解決しようとする課題> 前記の実開昭59−33746号公報により提案されているダ
ンパー開閉手段は機械的なため、コークガイド車の停止
位置やレベルに僅かな誤差が生じてもレバーとその上下
動用シリンダー間およびフックとフック押しシリンダー
間がずれたりして誤作動や故障を生ずるという課題が生
ずる。
<発明の目的> 本発明は前記従来技術の課題を解消すると共に、舞い上
がり炭塵の増減に応じて開放筒口数を大小して、赤熱コ
ークスの窯出し作業の全期間に亘って生ずる舞い上がり
炭塵を余すことなく集塵することを目的としている。
<課題を解決するための手段> 本発明はコークス炉の消火側に配設する地上ダクトの各
筒口ダンパーの開閉機構に内外方向に向いた切替作動用
のスライド棒を設け、ドアーリフターとコークガイドを
搭載するコークガイド車に前記スライド棒を磁着押し引
きする複数の押引装置を設けて、前記のドアーリフター
を押し出し窯口前に位置させたときに複数の押引装置の
作動にて窯口上の複数の筒口ダンパーを開閉し、前記コ
ークガイドを窯口前に位置させた時に前記ダンパーの両
隣りの筒口ダンパーを開閉するようにしたことを特徴と
するコークス炉における地上ダクト筒口の開閉方法にあ
る。
<作 用> コークガイド車の走行により赤熱コークスの窯出し口前
にドアーリフターを正対させた時に、コークガイド車上
に設備した押引装置のうち、窯出し口上に正対した数個
の押引装置を作動して、相対するスライド棒に接面し磁
着して後、引いて数個の筒口ダンパーを開放してから、
ドアーリフターにより窯口ドアーを取り外してドアー取
り外しによって生ずる炭塵を筒口より地上ダクト内に吸
引して集塵し、次いでコークガイド車の小移動によりコ
ークガイドを窯出し口に正対させた時に既開群の筒口時
の両隣りのスライド棒に相対した押引装置を作動して、
両隣りの筒口ダンパーを開放して窯出しと消火車上に搭
載しつつある赤熱コークスより舞い上がる大量の炭塵を
集塵し、窯出し終了後前記と逆の順序にて筒口ダンパー
を閉じ回動させるのである。
<実施例> 以下図面に基づいて実施例を説明する。
第1図に示すようにコークス炉1の消火側通路2上を走
行するドアーリフターとコークガイドを搭載したコーク
ガイド車3に消火車4上を覆う集塵フード5と、窯口集
塵用の炉前屋根6とを取付け、集塵フード5の上部より
炉前屋根6上に伸びる突出箱部7を設け、該突出箱部7
は窯口集塵として窯口ドアー(図示してない)の取外し
と再取付け時に窯口より舞い上がる炭塵の集塵と窯出し
によって消火車4上に赤熱コークスが搭載する際に舞い
上がる炭塵の集塵とに共用使用するために第3図及び第
4図に示すように仕切板8にて5通路に分けられてい
て、中間の3路は下の炉前屋根6に連通して窯口集塵用
とし、突出箱部7の中間の3個の通路の開閉蓋は手動に
より開閉可能にして概ね閉じている。外側の2個の通路
は窯出し時に開閉蓋9a,9bを開閉機構9により開いて集
塵フード5により集塵した炭塵を突出箱部7内に通し、
該箱7内にて中間の3路を含めた全5個のコネクター10
を経て集塵するようにしている。コネクター10は第1
図、第4図及び第5図に示すように突出箱部7の各通路
の内端上に上向きにおいて並設されており、第10図、第
11図に示すように突出箱部7に固着する内筒11と、内筒
11の上部に嵌合する外筒12と外筒12の中間に嵌付ける遊
嵌枠13を有し、内筒11の固着面フランジに自由取付けさ
れるシリンダー14a,14bのロッド端を遊嵌枠13の段高部1
3aに取付け遊嵌枠13と外筒12の上端フランジ12a間に支
えばね15を張設して外筒12を支持している。
16は地上ダクトであり、17は地上ダクト16より下向きに
おいて並設された筒口である。
各筒口17は第5図に示すように地上ダクト16の外半部よ
り垂下する上部筒17aと段拡された下部筒17bとからな
り、上部筒17aの下端フランジ面に囲まれた部分に開閉
用のダンパー18を設けている。ダンパー18は地上ダクト
16との間に取付ける開閉機構19により回動開閉する。そ
して開閉機構19は切替弁20の切替作動により開閉作動す
るようになっている。切替弁20は下部筒17bの下端の内
外方向に張設するスライド棒21のスライド通路下にあっ
て、スライド棒21の挟み部21aにレバー20aを挟入して、
該レバー20aが外側に傾倒した時に開閉機構19を引き作
動してダンパー18を開放側に回動し、ダンパー20aが第1
1図の位置に傾倒したときにダンパー18を閉塞回動する
ようにしている。スライド棒21の外端面は磁着面を形成
している。
第2図に示すようにコークガイド車3は上部に2つの架
台22a,22bを窯口数個分の間隔を置いて装備し、架台22a
上に3本、架台22b上に1本にて前記のスライド棒21を
押し引きする押引装置23を取付けている。また、各押引
装置23は第6図、第7図に示すようにシリンダー23aに
て前後進し、マグネットヘッド23bの近傍にミリットス
イッチ24及びサブシリンダー(図示してない)を取付け
ていて、前進してマグネットヘッドがスライド棒21の外
端面に接面すると、リミットスイッチにより停止し、マ
グネットヘッド23bの励磁によりスライド棒21を磁引し
て後退作動により切替弁20を切替作動してダンパー18を
回動開放し、押引装置23の前進にてダンパー18を閉塞回
動するようにしている。押引装置23の前後進の位置合わ
せはシリンダー23aの伸縮により行い、切替弁20の切替
作動はサブシリンダーの固定ストロークにより行うよう
にしている。なお、架台22a上の押引装置23の1個には
左右2個のマグネットヘッド23bを取付けていて前後す
る作業において2個のマグネットヘッド23bを使い分け
するようにしている。
先づ第8図に示すように、コークガイド車3の走行によ
り赤熱コークスの窯出し口前にドアーリフターを位置合
わせして、架台22a上の3個の押引装置23を作動して、
3個のダンパー18を開放してからドアーリフターにより
窯口ドアーを外す。窯口より舞い上がる炭塵は炉前屋根
6より突出箱部7を経て開放した筒口17より地上ダクト
16に吸引され集塵される。次いでコークガイド車3は第
9図に示すように小移動してコークガイドをドアー外し
窯口に正対させ、このときに架台22b上と架台22a上の1
個計2個の押引装置23により先に開放した3個のダンパ
ー18の両隣りの筒口ダンパー18を開放して窯出しによっ
て増加する舞い上がり炭塵を突出箱部7の両端の通路か
ら内部に入れ、そこで第12図乃至第14図に示すように接
続する全5個のコネクター10より筒口17を経て地上ダク
ト16に吸引し集塵される。窯出しコークスから舞い上が
る多量の炭塵は、余すことなく集塵されることとなる。
窯出し作業の終了後は逆の操作にて筒口ダンパーを閉塞
し、コークガイド車は走行可能の状態となる。
<発明の効果> 本発明は地上ダクトの各筒口ダンパーを開閉する開閉機
構の内外方向に向いた切替用のスライド棒を設けて、こ
のスライド棒をコークガイド車上に設ける押引装置によ
り磁着押引することにより各筒口ダンパーを開閉するよ
うにしたので、コークガイド車の走行軌道の高低や傾斜
および停止位置にずれなどが生じても押引装置の前面の
一部がスライド棒の外端に接面する限りにおいてダンパ
ーの開閉を支障なく円滑に行うという効果を生ずる。ま
た本発明によれば、コークガイドを窯出し口に正対した
ときに既開放のダンパーの両隣りのダンパーを開放する
ようにしたので、窯出しによって増加する舞い上がり炭
塵を余すことなく集塵することができるという効果を生
ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図はコークス炉、地上ダクト及びコークガイド車の
側面図、第2図は平面図、第3図は集塵フードと突出部
との連接部分を示す縦断面図、第4図は突出部のコネク
ター載上及び炉前屋根連結部分を示す縦断面図、第5図
は要部の拡大側面図、第6図は押引装置の前進にて地上
ダクトの筒口のダンパー開閉機構の切替弁用のスライド
棒端を励磁した状態を示す側面図、第7図は押引装置の
後退によりスライド棒を引き出して切替弁を切替えて地
上ダクトの筒口のダンパーを開作動させた状態を示す側
面図、第8図及び第9図は地上ダクトのダンパーを開放
する操作順を示す説明図、第10図はコネクターの斜視
図、第11図は同、正面図、第12図はコネクターを地上ダ
クトとの接続前の状態にて示す側面図、第13図はシリン
ダーの伸長にてコネクター外筒の上端フランジと地上ダ
クトの筒口下端フランジが接面した状態を示す側面図、
第14図はシリンダーのさらなる伸長にて外筒を支える遊
嵌枠上の支えばねがたわんだ状態を示す側面図、1はコ
ークス炉、2は消火側通路、3はコークガイド車、4は
消火車、5は集塵フード、7は突出箱部、8は仕切板、
9は開閉機構、9a,9bはダンパー、10はコネクター、11
は内筒、12は外筒、13は遊嵌枠、13aは段高部、14a,14b
はシリンダー、15は支えばね、16は地上ダクト、17は筒
口、17aは上部筒、17bは下部、18はダンパー、19は開閉
機構、20は切替弁、20aはレバー、21はスライド棒、21a
は挟み部、22a,22bは架台、23は押引装置、23aはシリン
ダー、23bはマグネットヘッドである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多久和 浩 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コークス炉の消火側に配設する地上ダクト
    の各筒口ダンパーの開閉機構に内外方向に向いた切替作
    動用のスライド棒を設け、ドアーリフターとコークガイ
    ドを搭載するコークガイド車に前記スライド棒を磁着押
    し引きする複数の押引装置を設けて、前記のドアーリフ
    ターを押し出し窯口前に位置させたときに複数の押引装
    置の作動にて窯口上の複数の筒口ダンパーを開閉し、前
    記コークガイドを窯口前に位置させた時に前記ダンパー
    の両隣りの筒口ダンパーを開閉するようにしたことを特
    徴とするコークス炉における地上ダクト筒口の開閉方
    法。
JP29737089A 1989-11-17 1989-11-17 コークス炉における地上ダクト筒口の開閉方法 Expired - Lifetime JPH0726105B2 (ja)

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JPH03160088A JPH03160088A (ja) 1991-07-10
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