JPH0726104U - コンクリート養生発熱型枠等用の発熱パネル - Google Patents

コンクリート養生発熱型枠等用の発熱パネル

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JPH0726104U
JPH0726104U JP5592293U JP5592293U JPH0726104U JP H0726104 U JPH0726104 U JP H0726104U JP 5592293 U JP5592293 U JP 5592293U JP 5592293 U JP5592293 U JP 5592293U JP H0726104 U JPH0726104 U JP H0726104U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、発熱パネルを薄くした場合であって
も、発熱パネルそのものの表面硬度や面圧強度及び曲げ
強度等を弱めることなく、該発熱パネルの自重を軽減さ
せて作業性を向上させることが出来ると共に、該発熱パ
ネルにて挾持された打設コンクリートの表面に放射され
る放射熱及び該放射熱を介しての打設コンクリートの保
温性も前記打設コンクリートの表面側へと一方的に集中
させることで短時間に正規のコンクリート強度を得るこ
とが可能となり、よって欠陥工事を発生させることなく
工事期間を短縮させて人件費を必要最少限に抑えるべく
高効率のコンクリート打設、養生作業を行うことが出来
る極めて優れたコンクリート養生発熱型枠等用の発熱パ
ネルを提供するものである。 【構成】発熱パネル本体1aが、炭素繊維等を発熱素子と
する面状発熱体2aが内装された発熱樹脂層2と、該発熱
樹脂層2の少なくとも一面側に接着されたガラス繊維含
有樹脂層3とから一体的に形成されてなることを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンクリート養生発熱型枠等用の発熱パネル、更に詳しくは、住宅 等の建築物の床や壁等の暖房用建材としても使用可能であるばかりでなく、特に 大きな表面硬度及び面圧強度が必要であると共に、高効率の放射熱や保温性をも 必要なコンクリート養生発熱型枠等に最適な発熱パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記の如く、主としてコンクリート養生発熱型枠に用いられる発熱パネ ルとしては、特開昭62−158182号公報所載のものがある。
【0003】 即ち、上記公報所載の発熱パネルは、ガラス繊維補強コンクリートにて形成さ れた型枠基板の表裏面全体に炭素繊維で構成された面状発熱体を配設したもので あり、主として寒冷地や高地等の低温な場所でのコンクリート打設、養生に使用 されるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、上記コンクリート養生発熱型枠に用いられる発熱パネルに於いて は、下記の様な問題があった。
【0005】 即ち、上記構成からなる発熱パネルは、コンクリート養生発熱型枠として打設 コンクリートを挾持状態で適温に保つことで正規のコンクリート強度を得るため のものであるが、如何せん、発熱パネルがガラス繊維補強コンクリートにて形成 された型枠基板を有してなることから該発熱パネル単体の自重が非常に重くなり 作業性が著しく低下することとなる。
【0006】 よって、上記発熱パネルの型枠基板を薄くすることで該発熱パネルの自重を軽 減させて作業性を向上させることは可能ではあるが、安易に型枠基板を薄くする と発熱パネルそのものの表面硬度や面圧強度及び曲げ強度等が弱くなり、強いて は打設コンクリートを挾持した際に前記発熱パネルにヒビ、割れ等が発生する直 接の原因となる。
【0007】 更に、上記発熱パネルは、ガラス繊維補強コンクリートにて形成された型枠基 板の表裏面全体に炭素繊維で構成された面状発熱体を配設したものであることか ら、該発熱パネルにて挾持された打設コンクリートの表面に放射される放射熱を 該打設コンクリートの表面側へと一方的に集中させることが出来ず、よって該打 設コンクリートの表面温度を常時高温に維持出来ないことから保温性に欠け、従 って該打設コンクリートを長時間にわたりコンクリート養生発熱型枠にて挾持し ておかなければ正規のコンクリート強度を得ることが出来ないばかりか、工事期 間の延長等による人件費の高騰のみならず十分な養生がなされない場合には人身 事故を引き起こす欠陥工事にも繋がることにもなるという種々の極めて重大な問 題が生じていた。
【0008】 然して、本考案は、上記の問題を全て解決するものであり、発熱パネルを薄く した場合であっても、発熱パネルそのものの表面硬度や面圧強度及び曲げ強度等 を弱めることなく、該発熱パネルの自重を軽減させて作業性を向上させることが 出来るだけでなく、該発熱パネルにて挾持された打設コンクリートの表面に放射 される放射熱を該打設コンクリートの表面側へと一方的に集中させることで短時 間に正規のコンクリート強度を得るべく保温性を向上させることが可能となり、 よって欠陥工事を発生させることなくコンクリートの打設、養生時間を短縮させ て工事期間に係る人件費を必要最少限に抑えるべく高効率のコンクリート打設、 養生作業を行うことが出来る極めて優れたコンクリート養生発熱型枠等用の発熱 パネルを提供することを課題とするものである。
【0009】
【問題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために以下の手段を講じたものである。即ち、 本考案は、発熱パネル本体1aが、炭素繊維等を発熱素子とする面状発熱体2aが内 装された発熱樹脂層2と、該発熱樹脂層2の少なくとも一面側に接着されたガラ ス繊維含有樹脂層3とから一体的に形成された点にある。
【0010】 更に、前記発熱樹脂層2が、ガラス繊維含有エポキシ樹脂で形成された点にあ る。
【0011】 又、前記ガラス繊維含有樹脂層3が、膨張による多孔質状に形成された点にあ る。
【0012】 更に、前記発熱樹脂層2とガラス繊維含有樹脂層3との間に発泡性合成樹脂層 6が介在された点にある。
【0013】 又、前記発熱パネル本体1aの周端面部5に該周端面部5を保護するカバー体7 が設けられた点にある。
【0014】
【作用】
上記構成からなるコンクリート養生発熱型枠等用の発熱パネルに於いては、発 熱パネル本体1aが、炭素繊維等を発熱素子とする面状発熱体2aが内装された発熱 樹脂層2と、該発熱樹脂層2の少なくとも一面側に接着されたガラス繊維含有樹 脂層3とから一体的に形成されてなることから、発熱パネル本体1aの厚みを薄く した場合であっても該発熱パネル1aそのものの表面硬度や面圧強度及び曲げ強度 等を弱めることなく、該発熱パネル1の自重を軽減することが出来る。
【0015】 更に、前記発熱樹脂層2が、ガラス繊維含有エポキシ樹脂で形成されてなるこ とから、該ガラスエポキシ樹脂と接着されるガラス繊維含有樹脂層3との膨張係 数を略同等に設定することが可能となり、よって発熱パネル本体1aの成形時や使 用時に於いて該発熱パネル本体1aに生じる面反りの発生を完全に防止することが 出来ると共に、より大きな強度及び保温性を付することが出来る。
【0016】 又、前記ガラス繊維含有樹脂層3が、膨張よる多孔質状に形成された場合には 発熱パネル全体1aの強度を保持したままで、該発熱パネル1の自重を更に軽減す ることが出来る。
【0017】 更に、前記発熱樹脂層2とガラス繊維含有樹脂層3との間に、発泡性合成樹脂 層6が介在された場合には、発熱パネル1にて挾持された打設コンクリートの表 面に放射される放射熱を該打設コンクリートの表面側へと一方的に集中させて打 設コンクリートの保温性をより向上させて短時間に正規のコンクリート強度を得 ることが出来るだけでなく、更なる軽量化を図ることが出来る。
【0018】 又、前記発熱パネル本体1aの周端面部5に、該周端面部5を保護するカバー体 7が設けられてなることから、不意な発熱パネル1の落下等による発熱パネル本 体1aの周端面部5の割れ、欠けを防止することが出来る。
【0019】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。図1に於いて、1は予め矩 形状に形成されたコンクリート養生発熱型枠等用の発熱パネルを示し、1aは発熱 パネル本体を示す。
【0020】 2は天然パルプに炭素繊維を分散混入させて薄シート状に成形され、且つ矩形 状に加工された面状発熱体2aをガラス繊維含有エポキシ樹脂により被包すること で板状に形成された発熱樹脂層を示し、上記発熱パネル本体1aの上層を形成して なる。
【0021】 3は上記発熱樹脂層2に樹脂用接着剤又は熱圧を介して一体的に接着される板 状のガラス繊維含有樹脂層を示し、上記発熱パネル本体1aの下層を形成するもの である。
【0022】 4は上記発熱パネル本体1aの上層、即ち発熱樹脂層2に被包された面状発熱体 2aに所定の電流を流すための一対のヒーター端子4を示し、前記発熱樹脂層2の 上面部に突出すべく設けられてなる。
【0023】 5は上記矩形状に形成された発熱パネル本体1aの4箇所の周端面部を示す。
【0024】 本実施例に於けるコンクリート養生発熱型枠等用の発熱パネル1は以上の構成 からなるために、例えば、かかる発熱パネル1をコンクリート打設、養生用の発 熱型枠の型枠基板に用いた場合であっても、該発熱パネル本体1aが、炭素繊維等 を発熱素子とする面状発熱体2aが内装された発熱樹脂層2と、該発熱樹脂層2の 少なくとも一面側に接着されたガラス繊維含有樹脂層3とから一体的に形成され てなることから、発熱パネル本体1aの厚みを薄くした場合であっても該発熱パネ ル1aそのものの表面硬度や面圧強度及び曲げ強度等を弱めることなく、該発熱パ ネル1の自重を軽減することが出来る。
【0025】 更に、前記発熱樹脂層2が、ガラス繊維含有エポキシ樹脂で形成されてなるこ とから、該ガラス繊維含有エポキシ樹脂と接着されるガラス繊維含有樹脂層3と の膨張係数を略同等に設定することが可能となり、よって発熱パネル本体1aの成 形時や使用時に於いて該発熱パネル本体1aに生じる面反りの発生を完全に防止す ることが出来ると共に、より大きな強度を付することが出来る。
【0026】 従って、作業性を向上すべく発熱パネル本体1aの厚みを薄くして該発熱パネル 本体1aの自重を軽減しても該発熱パネル本体1aの強度をより増大させることが出 来るのである。
【0027】 又、前記ガラス繊維含有樹脂層3を、膨張よる多孔質状に形成した場合には、 発熱パネル1全体の強度を保持したままで、該発熱パネル1の自重を更に軽減す ることが出来る。
【0028】 尚、上記実施例に於いて、発熱パネル本体1aは上層に発熱樹脂層2を、下層に ガラス繊維含有樹脂層3を有した二層構造からなるが、例えば、図2に示す様に 前記発熱樹脂層2とガラス繊維含有樹脂層3との間に、ウレタン等の発泡性合成 樹脂層6を介在させてもよく、この場合には、発熱パネル1にて挾持された打設 コンクリートの表面に放射される放射熱を該打設コンクリートの表面側へと一方 的に集中させて打設コンクリートの保温性をより向上させ短時間に正規のコンク リート強度を得ることが出来るだけでなく、更に発熱パネルの軽量化を図ること が出来る。
【0029】 更に、同図に示す様に、前記発熱パネル本体1aの対向する一対の周端面部5か ら発熱パネル本体1a連結用の接続端子8を突出させてもよく、更に該発熱パネル 本体1aの周端面部5に、該発熱パネル本体1aの厚みと略同一の幅を有し、且つ該 発熱パネル本体1aの周端面部5の長手方向に沿って突出した突片7aを具備するカ バー体7を挿入着可能な一条の溝6aを刻設して双方を合体装着させてもよく、又 該カバー体7を発熱パネル本体1aの成形時に一体的に成形することで不意な発熱 パネル1の落下等による発熱パネル本体1aの周端面部5の割れ、欠けを防止する ことが出来る。
【0030】 尚、上記実施例に於いて、面状発熱体は天然パルプに炭素繊維を分散混入させ て薄シート状に成形された発熱素子からなるが、金属繊維等の電導物質を用いて もよく、更に前記面状発熱体に温度調節機能が付加されることで該面状発熱体の 保護及びより広範囲の産業に適応させることが出来る。
【0031】 又、上記実施例に於いて、発熱樹脂層はガラス繊維含有エポキシ樹脂を用いて なるが、必ずしもガラス繊維含有エポキシ樹脂に限定されるものではなく、要は 熱に対して一定の強度及び熱伝性を有していれば具体的な樹脂の種類は決して限 定されず、又ガラス繊維の有無も決して限定されるものではないが、ある一定の 強度を具備させるためにも一定量のガラス繊維の含有は好ましい。
【0032】 更に、上記実施例に於いて、ガラス繊維含有樹脂層は膨張によって多孔質状に 形成されて発泡状で使用される場合や無発泡で使用される場合の何れであっても よく、要はガラス繊維が含有されていれば、上層が発泡状で下層が無発泡状の二 重構造であってもよく、ガラス繊維含有樹脂層の具体的な樹脂の種類も決して限 定されず、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート又はナイロン等の 何れであってもよく、又該樹脂層が薄膜状に前記発熱樹脂層と一体的に接着され ていてもよく、更に接着の手段も必ずしも接着剤を用いる必要はなく、熱圧着や 融着であってもよい。
【0033】 更に、上記実施例に於いて、発熱樹脂層とガラス繊維含有樹脂層との間に、ウ レタン等の発泡性合成樹脂層を介在させることで発熱によって放射される放射熱 を一方向に集中することが可能となるが、具体的な発泡性合成樹脂層の種類も決 して限定されないのは言うまでもなく、又発泡性合成樹脂層を介在した場合の発 熱パネルの厚さも決して限定されないのは言うまでもない。
【0034】 更に、上記実施例に於いて、前記発熱パネル本体の周端面部には、不意な発熱 パネル本体の落下等による発熱パネル本体の周端面部の割れ、欠け及び防水する ことが出来るカバー体が設けられてなるが、該カバー体の具体的な機構、形状、 材質、取付け手段等も決して限定されず、要は発熱パネル本体の周端面部にカバ ー体が設けられていれば、例えば、接続端子の箇所のカバー体又はカバー体の一 部が、前記発熱パネル本体に着脱自在に設けられていてもよい。
【0035】 更に、上記実施例に於いて、発熱パネルはコンクリート打設、養生用の発熱型 枠に用いられてなるが、住宅等の建築物の壁や床等の暖房用建材としても使用可 能であるばかりでなく、特に大きな面圧を受ける箇所に配設されるヒーター付コ ンパネとして用いることも出来る。
【0036】
【考案の効果】
本考案は、発熱パネル本体が、炭素繊維等を発熱素子とする面状発熱体が内装 された発熱樹脂層と、該発熱樹脂層の少なくとも一面側に接着されたガラス繊維 含有樹脂層とから一体的に形成されてなることから、発熱パネル本体の厚みを薄 くした場合であっても該発熱パネルそのものの表面硬度や面圧強度及び曲げ強度 等を弱めることなく、該発熱パネルの自重を軽減し、且つ保温性を向上させるこ とが出来るだけでなく、前記発熱樹脂層を、ガラス繊維含有エポキシ樹脂で形成 した場合には、該ガラス繊維含有エポキシ樹脂と接着されるガラス繊維含有樹脂 層との膨張係数を略同等に設定することが可能となって発熱パネル本体の成形時 や使用時に於いて該発熱パネル本体に生じる面反りの発生を完全に防止すること が出来ると共に、より大きな強度を付することが出来ると共に、前記ガラス繊維 含有樹脂層が、膨張成形によって表裏に連通した連続気泡を有してなる場合には 、発熱パネル全体の強度を保持したままで、該発熱パネルの自重を更に軽減する ことが出来る。
【0037】 更に、前記発熱樹脂層と該ガラス繊維含有樹脂層との間に、発泡性合成樹脂層 を介在した場合には、発熱パネルにて挾持された打設コンクリートの表面に放射 される放射熱を該打設コンクリートの表面側へと一方的に集中させて打設コンク リートの保温性をより向上させて短時間に正規のコンクリート強度を得ることが 出来る。
【0038】 更に、前記発熱パネル本体の周端面部に、該周端面部を保護し、且つ防水する カバー体を設けた場合には、不意な発熱パネルの落下等による発熱パネル本体の 周端面部の割れ、欠けを保護することが出来る。
【0039】 従って、発熱パネルを薄くした場合であっても、発熱パネルそのものの表面硬 度や面圧強度及び曲げ強度等を弱めることなく、該発熱パネルの自重を軽減させ て作業性を向上させることが出来ると共に、該発熱パネルにて挾持された打設コ ンクリートの表面に放射される放射熱を該打設コンクリートの表面側へと一方的 に集中させることで短時間に正規のコンクリート強度を得るべく保温性を向上さ せることが可能となり、よって欠陥工事を発生させることなく工事期間を短縮さ せて人件費を必要最少限に抑えるべく高効率のコンクリート打設、養生作業を行 うことが出来るだけでなく、各種建築物の壁や、特に大きな表面荷重がかかる住 宅等の床の暖房用建材としても最適であるという極めて優れたコンクリート養生 発熱型枠等用の発熱パネルを提供することが出来るという格別な効果を有するに 至った。
【提出日】平成5年10月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンクリート養生発熱型枠等用の発熱パネル、更に詳しくは、住宅 等の建築物の床や壁等の暖房用建材としても使用可能であるばかりでなく、特に 大きな表面硬度及び面圧強度が必要であると共に、高効率の放射熱や保温性をも 必要なコンクリート養生発熱型枠等に最適な発熱パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記の如く、主としてコンクリート養生発熱型枠に用いられる発熱パネ ルとしては、特開昭62−158182号公報所載のものがある。
【0003】 即ち、上記公報所載の発熱パネルは、ガラス繊維補強コンクリートにて形成さ れた型枠基板の表裏面全体に炭素繊維で構成された面状発熱体を配設したもので あり、主として寒冷地や高地等の低温な場所でのコンクリート打設、養生に使用 されるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 然しながら、上記コンクリート養生発熱型枠に用いられる発熱パネルに於いて は、下記の様な問題があった。
【0005】 即ち、上記構成からなる発熱パネルは、コンクリート養生発熱型枠として打設 コンクリートを挾持状態で適温に保つことで正規のコンクリート強度を得るため のものであるが、如何せん、発熱パネルがガラス繊維補強コンクリートにて形成 された型枠基板を有してなることから該発熱パネル単体の自重が非常に重くなり 作業性が著しく低下することとなる。
【0006】 よって、上記発熱パネルの型枠基板を薄くすることで該発熱パネルの自重を軽 減させて作業性を向上させることは可能ではあるが、安易に型枠基板を薄くする と発熱パネルそのものの表面硬度や面圧強度及び曲げ強度等が弱くなり、強いて は打設コンクリートを挾持した際に前記発熱パネルにヒビ、割れ等が発生する直 接の原因となる。
【0007】 更に、上記発熱パネルは、ガラス繊維補強コンクリートにて形成された型枠基 板の表裏面全体に炭素繊維で構成された面状発熱体を配設したものであることか ら、該発熱パネルにて挾持された打設コンクリートの表面に放射される放射熱を 該打設コンクリートの表面側へと一方的に集中させることが出来ず、よって該打 設コンクリートの表面温度を常時高温に維持出来ないことから保温性に欠け、従 って該打設コンクリートを長時間にわたりコンクリート養生発熱型枠にて挾持し ておかなければ正規のコンクリート強度を得ることが出来ないばかりか、工事期 間の延長等による人件費の高騰のみならず十分な養生がなされない場合には人身 事故を引き起こす欠陥工事にも繋がることにもなるという種々の極めて重大な問 題が生じていた。
【0008】 然して、本考案は、上記の問題を全て解決するものであり、発熱パネルを薄く した場合であっても、発熱パネルそのものの表面硬度や面圧強度及び曲げ強度等 を弱めることなく、該発熱パネルの自重を軽減させて作業性を向上させることが 出来るだけでなく、該発熱パネルにて挾持された打設コンクリートの表面に放射 される放射熱を該打設コンクリートの表面側へと一方的に集中させることで短時 間に正規のコンクリート強度を得るべく保温性を向上させることが可能となり、 よって欠陥工事を発生させることなくコンクリートの打設、養生時間を短縮させ て工事期間に係る人件費を必要最少限に抑えるべく高効率のコンクリート打設、 養生作業を行うことが出来る極めて優れたコンクリート養生発熱型枠等用の発熱 パネルを提供することを課題とするものである。
【0009】
【問題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために以下の手段を講じたものである。即ち、 本考案は、発熱パネル本体1aが、炭素繊維等を発熱素子とする面状発熱体2aが内 装された発熱樹脂層2と、該発熱樹脂層2の少なくとも一面側に接着されたガラ ス繊維含有樹脂層3とから一体的に形成された点にある。
【0010】 更に、前記発熱樹脂層2が、ガラス繊維含有エポキシ樹脂で形成された点にあ る。
【0011】 又、前記ガラス繊維含有樹脂層3が、膨張による多孔質状に形成された点にあ る。
【0012】 更に、前記発熱樹脂層2とガラス繊維含有樹脂層3との間に発泡性合成樹脂層 6が介在された点にある。
【0013】 又、前記発熱パネル本体1aの周端面部5に該周端面部5を保護するカバー体7 が設けられた点にある。
【0014】
【作用】
上記構成からなるコンクリート養生発熱型枠等用の発熱パネルに於いては、発 熱パネル本体1aが、炭素繊維等を発熱素子とする面状発熱体2aが内装された発熱 樹脂層2と、該発熱樹脂層2の少なくとも一面側に接着されたガラス繊維含有樹 脂層3とから一体的に形成されてなることから、発熱パネル本体1aの厚みを薄く した場合であっても該発熱パネル1aそのものの表面硬度や面圧強度及び曲げ強度 等を弱めることなく、該発熱パネル1の自重を軽減することが出来る。
【0015】 更に、前記発熱樹脂層2が、ガラス繊維含有エポキシ樹脂で形成されてなるこ とから、該ガラス繊維含有エポキシ樹脂と接着されるガラス繊維含有樹脂層3と の膨張係数を略同等に設定することが可能となり、よって発熱パネル本体1aの成 形時や使用時に於いて該発熱パネル本体1aに生じる面反りの発生を完全に防止す ることが出来ると共に、より大きな強度及び保温性を付することが出来る。
【0016】 又、前記ガラス繊維含有樹脂層3が、膨張よる多孔質状に形成された場合には 発熱パネル全体1aの強度を保持したままで、該発熱パネル1の自重を更に軽減す ることが出来る。
【0017】 更に、前記発熱樹脂層2とガラス繊維含有樹脂層3との間に、発泡性合成樹脂 層6が介在された場合には、発熱パネル1にて挾持された打設コンクリートの表 面に放射される放射熱を該打設コンクリートの表面側へと一方的に集中させて打 設コンクリートの保温性をより向上させて短時間に正規のコンクリート強度を得 ることが出来るだけでなく、更なる軽量化を図ることが出来る。
【0018】 又、前記発熱パネル本体1aの周端面部5に、該周端面部5を保護するカバー体 7が設けられてなることから、不意な発熱パネル1の落下等による発熱パネル本 体1aの周端面部5の割れ、欠けを防止することが出来る。
【0019】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。図1に於いて、1は予め矩 形状に形成されたコンクリート養生発熱型枠等用の発熱パネルを示し、1aは発熱 パネル本体を示す。
【0020】 2は天然パルプに炭素繊維を分散混入させて薄シート状に成形され、且つ矩形 状に加工された面状発熱体2aの上下両面及び周縁をガラス繊維含有エポキシ樹脂 により被包することで前記面状発熱体2aを内装すべく板状に形成された発熱樹脂 層を示し、上記発熱パネル本体1aの上層を形成してなる。
【0021】 3は上記発熱樹脂層2に樹脂用接着剤又は熱圧を介して一体的に接着される板 状のガラス繊維含有樹脂層を示し、上記発熱パネル本体1aの下層を形成するもの である。
【0022】 4は上記発熱パネル本体1aの上層、即ち発熱樹脂層2に被包された面状発熱体 2aに所定の電流を流すための一対のヒーター端子4を示し、前記発熱樹脂層2の 上面部に突出すべく設けられてなる。
【0023】 5は上記矩形状に形成された発熱パネル本体1aの4箇所の周端面部を示す。
【0024】 本実施例に於けるコンクリート養生発熱型枠等用の発熱パネル1は以上の構成 からなるために、例えば、かかる発熱パネル1をコンクリート打設、養生用の発 熱型枠の型枠基板に用いた場合であっても、該発熱パネル本体1aが、炭素繊維等 を発熱素子とする面状発熱体2aが内装された発熱樹脂層2と、該発熱樹脂層2の 少なくとも一面側に接着されたガラス繊維含有樹脂層3とから一体的に形成され てなることから、発熱パネル本体1aに漏電等の不都合を全く生じさせることなく 極めて高い防水性を具備することが出来るだけでなく発熱パネル本体1aの厚みを 薄くした場合であっても該発熱パネル1aそのものの表面硬度や面圧強度及び曲げ 強度等を弱めることなく、該発熱パネル1の自重を軽減することが出来る。
【0025】 更に、前記発熱樹脂層2が、ガラス繊維含有エポキシ樹脂で形成されてなるこ とから、該ガラス繊維含有エポキシ樹脂と接着されるガラス繊維含有樹脂層3と の膨張係数を略同等に設定することが可能となり、よって発熱パネル本体1aの成 形時や使用時に於いて該発熱パネル本体1aに生じる面反りの発生を完全に防止す ることが出来ると共に、より大きな強度を付することが出来る。
【0026】 従って、作業性を向上すべく発熱パネル本体1aの厚みを薄くして該発熱パネル 本体1aの自重を軽減しても該発熱パネル本体1aの強度をより増大させることが出 来るのである。
【0027】 又、前記ガラス繊維含有樹脂層3を、加熱によるガラス繊維の反発力を利用し て膨張させたり、又発泡剤を介して膨張させて多孔質状に形成した場合には、発 熱パネル1全体の強度を保持したままで、該発熱パネル1の自重を更に軽減する ことが出来る。尚、この場合に、膨張したガラス繊維含有樹脂層3の裏面の表面 硬度等を高めるために膨張していないガラス繊維含有樹脂層をその裏面に積層さ せる方が好ましい。
【0028】 尚、上記実施例に於いて、発熱パネル本体1aは上層に発熱樹脂層2を、下層に ガラス繊維含有樹脂層3を有した二層構造からなるが、例えば、図2に示す様に 前記発熱樹脂層2とガラス繊維含有樹脂層3との間に、ウレタン等の発泡性合成 樹脂層6を介在させてもよく、この場合には、発熱パネル1にて挾持された打設 コンクリートの表面に放射される放射熱を該打設コンクリートの表面側へと一方 的に集中させて打設コンクリートの保温性をより向上させ短時間に正規のコンク リート強度を得ることが出来るだけでなく、更に発熱パネルの軽量化を図ること が出来る。尚、この場合、より高い保温性を具備させる必要から発泡性合成樹脂 層6をある程度厚くし、且つガラス繊維含有樹脂層3を薄膜状としてもよいのは 言うまでもない。
【0029】 更に、同図に示す様に、前記発熱パネル本体1aの対向する一対の周端面部5か ら発熱パネル本体1aの面状発熱体2aと連結する接続端子8を突出させてもよく、 更に該発熱パネル本体1aの周端面部5に、該発熱パネル本体1aの厚みと略同一の 幅を有し、且つ該発熱パネル本体1aの周端面部5の長手方向に沿って突出した突 片7aを具備するカバー体7を挿入着可能な一条の溝6aを刻設して双方を合体装着 させてもよく、又該カバー体7を発泡性合成樹脂層6の成形時に一体的に成形す ることで不意な発熱パネル1の落下等による発熱パネル本体1aの周端面部5の割 れ、欠けを防止することが出来る。
【0030】 尚、上記実施例に於いて、面状発熱体は天然パルプに炭素繊維を分散混入させ て薄シート状に成形された発熱素子からなるが、金属繊維等の電導物質を用いて もよく、更に前記面状発熱体に温度調節機能が付加されることで該面状発熱体の 保護及びより広範囲の産業に適応させることが出来る。
【0031】 又、上記実施例に於いて、発熱樹脂層はガラス繊維含有エポキシ樹脂を用いて なるが、必ずしもガラス繊維含有エポキシ樹脂に限定されるものではなく、要は 熱に対して一定の強度及び熱伝導性を有していれば具体的な樹脂の種類は決して 限定されず、又ガラス繊維の有無も決して限定されるものではないが、ある一定 の強度を具備させるためにも、又ガラス繊維含有樹脂層との熱伸縮の差を無くす ためにも一定量のガラス繊維の含有は好ましい。
【0032】 更に、上記実施例に於いて、ガラス繊維含有樹脂層は膨張によって多孔質状に 形成されて発泡状で使用される場合や無発泡で使用される場合の何れであっても よく、要はガラス繊維が含有されていれば、上層が発泡状で下層が無発泡状の二 重構造であってもよく、ガラス繊維含有樹脂層の具体的な樹脂の種類も決して限 定されず、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート又はナイロン等の 何れであってもよく、又該樹脂層が薄膜状に前記発熱樹脂層と一体的に接着され ていてもよく、更に接着の手段も必ずしも接着剤を用いる必要はなく、熱圧着や 融着であってもよい。
【0033】 更に、上記実施例に於いて、発熱樹脂層とガラス繊維含有樹脂層との間に、ウ レタン等の発泡性合成樹脂層を介在させることで発熱によって放射される放射熱 を一方向に集中することが可能となるが、具体的な発泡性合成樹脂層の種類も決 して限定されないのは言うまでもなく、又発泡性合成樹脂層を介在した場合の発 熱パネルの厚さも決して限定されないのは言うまでもない。
【0034】 更に、上記実施例に於いて、前記発熱パネル本体の周端面部には、不意な発熱 パネル本体の落下等による発熱パネル本体の周端面部の割れ、欠け及び防水する ことが出来るカバー体が設けられてなるが、該カバー体の具体的な機構、形状、 材質、取付け手段等も決して限定されず、要は発熱パネル本体の周端面部にカバ ー体が設けられていれば、例えば、接続端子の箇所のカバー体又はカバー体の一 部が、前記発熱パネル本体に着脱自在に設けられていてもよい。
【0035】 更に、上記実施例に於いて、発熱パネルはコンクリート打設、養生用の発熱型 枠に用いられてなるが、住宅等の建築物の壁や床等の暖房用建材としても使用可 能であるばかりでなく、特に大きな面圧を受ける箇所に配設されるヒーター付コ ンパネとして用いることも出来る。
【0036】
【考案の効果】
本考案は、発熱パネル本体が、炭素繊維等を発熱素子とする面状発熱体が内装 された発熱樹脂層と、該発熱樹脂層の少なくとも一面側に接着されたガラス繊維 含有樹脂層とから一体的に形成されてなることから、発熱パネル本体の厚みを薄 くした場合であっても該発熱パネルそのものの表面硬度や面圧強度及び曲げ強度 等を弱めることなく、該発熱パネルの自重を軽減し、且つ保温性を向上させるこ とが出来るだけでなく、前記発熱樹脂層を、ガラス繊維含有エポキシ樹脂で形成 した場合には、該ガラス繊維含有エポキシ樹脂と接着されるガラス繊維含有樹脂 層との膨張係数を略同等に設定することが可能となって発熱パネル本体の成形時 や使用時に於いて該発熱パネル本体に生じる面反りの発生を防止することが出来 るだけでなく、より大きな強度を付することが出来ると共に、前記ガラス繊維含 有樹脂層が、膨張によって多孔質状に形成されてなる場合には、発熱パネル全体 の強度を保持したままで、該発熱パネルの自重を更に軽減することが出来る。
【0037】 更に、前記発熱樹脂層と該ガラス繊維含有樹脂層との間に、発泡性合成樹脂層 を介在した場合には、発熱パネルにて挾持された打設コンクリートの表面に放射 される放射熱を該打設コンクリートの表面側へと一方的に集中させて打設コンク リートの保温性をより向上させて短時間に正規のコンクリート強度を得ることが 出来る。
【0038】 更に、前記発熱パネル本体の周端面部に、該周端面部を保護するカバー体を設 けた場合には、不意な発熱パネルの落下等による発熱パネル本体の周端面部の割 れ、欠けを防止することが出来る。
【0039】 従って、発熱パネルを薄くした場合であっても、発熱パネルそのものの表面硬 度や面圧強度及び曲げ強度等を弱めることなく、該発熱パネルの自重を軽減させ て作業性を向上させることが出来ると共に、該発熱パネルにて挾持された打設コ ンクリートの表面に放射される放射熱を該打設コンクリートの表面側へと一方的 に集中させることで短時間に正規のコンクリート強度を得るべく保温性を向上さ せることが可能となり、よって欠陥工事を発生させることなく工事期間を短縮さ せて人件費を必要最少限に抑えるべく高効率のコンクリート打設、養生作業を行 うことが出来るだけでなく、各種建築物の壁や、特に大きな表面荷重がかかる住 宅等の床の暖房用建材としても最適であるという極めて優れたコンクリート養生 発熱型枠等用の発熱パネルを提供することが出来るという格別な効果を有するに 至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に於けるコンクリート養生発熱型枠等用
の発熱パネルを示し、同図(イ)は平面図、同図(ロ)
は同図(イ)のA−A線断面図。
【図2】本考案のコンクリート養生発熱型枠等用の発熱
パネルの他の実施例を示し、同図(イ)は平面図、同図
(ロ)は同図(イ)のB−B線断面図。
【符号の説明】
1…発熱パネル 1a…発熱パネル本体 2…発熱樹脂層 2a…面状発熱体 3…ガラス繊維含有樹脂層 4…ヒーター端子 5…発熱パネルの周端面部 6…発泡性合成樹脂層 7…カバー体 8…接続端子
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 コンクリート養生発熱型枠等用の
発熱パネル
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に於けるコンクリート養生発熱型枠等用
の発熱パネルを示し、同図(イ)は平面図、同図(ロ)
は同図(イ)のA−A線断面図。
【図2】本考案のコンクリート養生発熱型枠等用の発熱
パネルの他の実施例を示し、同図(イ)は平面図、同図
(ロ)は同図(イ)のB−B線断面図。
【符号の説明】 1…発熱パネル 1a…発熱パネル本体 2…発熱樹脂層 2a…面状発熱体 3…ガラス繊維含有樹脂層 4…ヒーター端子 5…発熱パネルの周端面部 6…発泡性合成樹脂層 7…カバー体 8…接続端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 嶽野 功行 大阪市中央区安土町2丁目3番13号 タキ ロン株式会社内 (72)考案者 村上 稔 大阪市中央区安土町2丁目3番13号 タキ ロン株式会社内

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱パネル本体(1a)が、炭素繊維等を発
    熱素子とする面状発熱体(2a)が内装された発熱樹脂層
    (2) と、該発熱樹脂層(2) の少なくとも一面側に接着さ
    れたガラス繊維含有樹脂層(3) とから一体的に形成され
    てなることを特徴とするコンクリート養生発熱型枠等用
    の発熱パネル。
  2. 【請求項2】 前記発熱樹脂層(2) が、ガラス繊維含有
    エポキシ樹脂で形成された請求項1記載のコンクリート
    養生発熱型枠等用の発熱パネル。
  3. 【請求項3】 前記ガラス繊維含有樹脂層(3) が、膨張
    による多孔質状に形成された請求項1又は2記載のコン
    クリート養生発熱型枠等用の発熱パネル。
  4. 【請求項4】 前記発熱樹脂層(2) とガラス繊維含有樹
    脂層(3) との間には、発泡性合成樹脂層(6) が介在され
    た請求項1乃至3何れかに記載のコンクリート養生発熱
    型枠等用の発熱パネル。
  5. 【請求項5】 前記発熱パネル本体(1a)の周端面部(5)
    には、該周端面部(5)を保護するカバー体(7) が設けら
    れた請求項1乃至4何れかに記載のコンクリート養生発
    熱型枠等用の発熱パネル。
JP5592293U 1993-10-15 1993-10-15 コンクリート養生発熱型枠等用の発熱パネル Expired - Lifetime JP2585677Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040041381A (ko) * 2002-11-11 2004-05-17 주식회사 효원 인조대리석 세면대 제조를 위한 인조대리석 열처리기

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KR20040041381A (ko) * 2002-11-11 2004-05-17 주식회사 효원 인조대리석 세면대 제조를 위한 인조대리석 열처리기

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