JPH0726053B2 - 2段階硬化塗料組成物 - Google Patents

2段階硬化塗料組成物

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JPH0726053B2
JPH0726053B2 JP674792A JP674792A JPH0726053B2 JP H0726053 B2 JPH0726053 B2 JP H0726053B2 JP 674792 A JP674792 A JP 674792A JP 674792 A JP674792 A JP 674792A JP H0726053 B2 JPH0726053 B2 JP H0726053B2
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JP
Japan
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resin
coating composition
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curable coating
present
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JP674792A
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エイチ ボエツケラー ルドルフ
アール プロム ジエームス
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Japan U-Pica Co Ltd
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Japan U-Pica Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2段階硬化法で硬化する
塗料組成物に関するものである。第1の硬化は光重合U
V硬化であり、第2の硬化は加熱であり、第2の硬化は
第1硬化工程で生ずる酸触媒により触媒作用が及ぼされ
る。
【0002】
【従来の技術】高エネルギー費と揮発性溶媒の大気中へ
の排出を制限する厳重な管理規正とにより、塗料工業に
おいては固体高含量系又は無溶媒系を高性能塗膜に転換
するため大量のエネルギーを必要としない系の開発が望
まれている。100 %固形分、迅速硬化および低転換エネ
ルギー必要量を提供する塗料は知られている。例えばU
Vまたは電子ビーム硬化塗料がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しこれ等の塗料は溶
媒または水ベース塗料より著しく高価で、更に多くの異
なる形の基板への接着が劣る。かかるUV塗料からの迅
速硬化は高含量の反応性アクリル基を使用することによ
り得られる。重合する各単量体に対し二重結合を2つの
単一結合に変えることにより完全な重合反応を行わせる
ために20〜30%もの容量減少がおこる。更に代表的UV
系において行われるような高熱の不存在下の迅速硬化に
より分子ひずみ弛緩が僅かになり従って無孔基板への接
着が悪くなる。高樹脂コストは主として要求される高濃
度のアクリル単量体およびこのアクリル単量体と反応す
るため必要な重要成分であるイソシアネートまたはエポ
キシドによる。ポリエステルまたはアルキド樹脂を主要
成分とするUV硬化塗料を用いて収縮を減らし、費用を
下げることはできるが、これにより硬化応答が低下し、
交差結合密度が低いことにより硬化したフィルムの特性
が劣化する。本発明の目的は、前記従来法の欠点を克服
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、次に述べる2段階硬化法という技術により上記
目的を達成し得ることを知見し、本発明をなすに至った
ものである。本発明の塗料組成物は、複数のアクリレー
ト基とペンダントアリル基とを有する第1樹脂70.4
〜80.6重量%、第1樹脂のアリル基と反応性を有す
るポリメルカプタン16.9〜19.4重量%、紫外線
過敏重合開始剤1.4〜1.7重量%およびアミノプラ
スト樹脂4.2〜5.3重量%からなるものである。こ
の塗料組成物を2段階で硬化させて目的とする塗膜を形
成させるのである。即ち、第1段階ではこの塗料を紫外
線に曝して、アクリレート基やビニル基の重合による粘
着性のない塗膜を形成させる。この時、第1樹脂中に存
在するペンダントアリル基がポリメルカプタンと反応し
第1樹脂の分子鎖の伸長も起こる。この際,紫外線過敏
重合開始剤の分解によって生成する酸成分はアリル基
と、メルカプタン基との反応の促進に役立つ。次に第2
段階として塗膜を加熱して第1樹脂中のヒドロキシ基と
アミノプラスト樹脂との反応を中心とするアミノプラス
ト樹脂の硬化を進め、目的とする塗膜を得るものであ
る。この際にも紫外線過敏重合開始剤の分解によって生
成する酸成分がアミノプラスト樹脂の硬化反応に触媒作
用をなす。
【0005】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明する。伸長アクリレート樹脂Aの作成 4当量のベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と1
当量のヒドロキシエチルアクリレート、1当量のポリエ
ステルポリオール、TONE 0200 (ユニオンカーバイド社
製 商品名)を反応釜に入れ徐々に加熱して140 ℃迄昇
温する。酸価が仕込時の1/2 に下る迄2〜3時間、140
℃を維持した。次いで2当量のアリルグリシジルエーテ
ルを1時間かけて滴下し、引続き2〜3時間、140 ℃を
維持して約20の酸価と10%エチレングリコールモノメチ
ルエーテル中90%非揮発性物質でガードナー粘度Mを有
するものを得た。
【0006】上記の例は単なる例示であり、本発明を制
限するものではない。最終生成物の所望特性により他の
ヒドロキシアクリレート、ポリオール、酸無水物等を使
用することが出来る。又、例に記載した酸価、粘度の値
は例に特定されるものであり、原料組成が変われば当然
変わるものである。上記伸張アクリレート樹脂Aを用い
ての本発明の2段階硬化塗料としての例を表1、表2に
示す。試験板は次の方法で作成した。
【0007】0.8 mm厚さの冷間圧延鋼板上にアプリケー
ターで0.4 〜0.5 ミルの厚さに塗布したのち200 ワット
/インチ ハノビア媒質圧力水銀蒸気ランプ下、空気中
で表中記載の照射条件で紫外線を照射し、次いで表中記
載の温度で加熱した。
【0008】表1中の例1と例2との比較において、メ
ラミン樹脂の配合された例2の塗料系が第2段階の加熱
処理により、樹脂Aの水酸基とメラミン樹脂との間で更
に交差結合が進行し、接着性を損うことなく、例1より
もより高い硬度と耐溶剤性とを有する塗膜を形成してお
り、本発明における2段階硬化法の有効性を示してい
る。尚、本実施例は本発明の有効性を示す一例にすぎず
本発明がこの実施例によって制限されるものではない。
【0009】
【表1】
【0010】
【表2】
【0011】表中 PE(3MP) はペンタエリスリトールテトラ(3−メルカプ
トプロピオネート) シメル303 はメラミン樹脂 V−ピロールはN−ビニル−2−ピロリドン TEGDA はテトラエチレングリコールジアクリレート サンドレイ1000は2,2−ジクロロフェノキシアセトフ
ェノン(サンド−カラーズ・アンド・ケミカルス製) である。
【0012】以上2段階硬化塗料組成物の例を示した
が、当業者にわかるように多数の異なる添加剤を塗料組
成物に使用し得る。所要に応じて光沢剤、充填剤、顔
料、染料、表面活性剤および流展剤を含有させることが
できる。例中においてはアミノプラスト成分としてメラ
ミンホルムアルデヒド樹脂を使用したが、尿素ホルムア
ルデヒド、グリコールウリルおよびベンゾグアナミン等
の樹脂もまた使用することができる。本発明の塗料は広
範囲の用途、例えば金属(瓶の蓋、飲物の缶等)の被覆
用に、床タイルの保護被膜に、ビニル壁の被覆等に使用
することができる。
【0013】
【発明の効果】UV硬化性アクリル基とペンダントアリ
ル基とを有する樹脂にメルカプト基を有する鎖長延長剤
とアミノプラスト樹脂とを共存させ、UV硬化と熱硬化
との2段階硬化法をとるという本発明による硬化法を用
いることにより、従来用いられていたUV硬化法におい
て最大の欠点であるとされていた基材への接着性が顕著
に改善される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアクリレート基とペンダントアリ
    ル基とを有する第1樹脂、第1樹脂70.4〜80.6
    重量%、第1樹脂のアリル基と反応性を有するポリメル
    カプタン16.9〜19.4重量%、紫外線過敏重合開
    始剤1.4〜1.7重量%およびアミノプラスト樹脂
    4.2〜5.3重量%からなることを特徴とする紫外線
    で照射し、次いで加熱して硬化させる2段階硬化塗料組
    成物。
JP674792A 1992-01-17 1992-01-17 2段階硬化塗料組成物 Expired - Lifetime JPH0726053B2 (ja)

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JPH0539437A JPH0539437A (ja) 1993-02-19
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