JPH0726007Y2 - ローラ矯正機ガイド - Google Patents
ローラ矯正機ガイドInfo
- Publication number
- JPH0726007Y2 JPH0726007Y2 JP1988113198U JP11319888U JPH0726007Y2 JP H0726007 Y2 JPH0726007 Y2 JP H0726007Y2 JP 1988113198 U JP1988113198 U JP 1988113198U JP 11319888 U JP11319888 U JP 11319888U JP H0726007 Y2 JPH0726007 Y2 JP H0726007Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide
- straightening machine
- roller straightening
- steel bar
- ceramic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
この考案は棒鋼の曲りを矯正するローラ矯正機におい
て、上下ロール間に設けられた棒鋼を案内するガイド
に、超硬チップとセラミックを埋設することによって、
ガイド自体の強度、耐摩耗性および耐衝撃性を向上さ
せ、ガイドの手直し工数の削減と製品疵発生率の低減を
はかる矯正機ガイドに関する。
て、上下ロール間に設けられた棒鋼を案内するガイド
に、超硬チップとセラミックを埋設することによって、
ガイド自体の強度、耐摩耗性および耐衝撃性を向上さ
せ、ガイドの手直し工数の削減と製品疵発生率の低減を
はかる矯正機ガイドに関する。
棒鋼に発生した曲りを矯正するローラ矯正機としては、
一般に連続式で高能率のローラ矯正機が用いられる。ロ
ーラ矯正機はその構造により、つづみ形ローラ式、多ロ
ーラ式があるが、端部曲りの少ないつづみ形ローラ式が
多用されている。 つづみ形ローラ矯正機の基本構造は第２図に示すごと
く、上ロール（凸状ロール）（１）と下ロール（凹状ロ
ール）（２）と、この上下ロール間に前後動および上下
動可能にかつ棒鋼（４）に対して直角方向に相対向して
設けた左右２個一対のガイド（３）とから構成されてお
り、棒鋼（４）のガイド（３）はガイドホルダー（５）
にボルト等で固定されている。 この矯正機ガイド（３）の材質には通常、鋳鉄（F15C,F
20C等）、砲金、樹脂が用いられているが、鋳鉄製は耐
摩耗性に劣り、摩耗部が製品に疵を付ける欠点があり、
また砲金製は耐摩耗性がさらに劣り、樹脂製は耐摩耗性
が極端に劣る欠点がある。なお、砲金製と樹脂製は鋳鉄
製に比べて製品に対する疵の発生は少ない。 このため、従来のガイドは手直しや交換を頻繁に行なう
必要があり、ローラ矯正機の稼働率低下の一因となって
いる。
一般に連続式で高能率のローラ矯正機が用いられる。ロ
ーラ矯正機はその構造により、つづみ形ローラ式、多ロ
ーラ式があるが、端部曲りの少ないつづみ形ローラ式が
多用されている。 つづみ形ローラ矯正機の基本構造は第２図に示すごと
く、上ロール（凸状ロール）（１）と下ロール（凹状ロ
ール）（２）と、この上下ロール間に前後動および上下
動可能にかつ棒鋼（４）に対して直角方向に相対向して
設けた左右２個一対のガイド（３）とから構成されてお
り、棒鋼（４）のガイド（３）はガイドホルダー（５）
にボルト等で固定されている。 この矯正機ガイド（３）の材質には通常、鋳鉄（F15C,F
20C等）、砲金、樹脂が用いられているが、鋳鉄製は耐
摩耗性に劣り、摩耗部が製品に疵を付ける欠点があり、
また砲金製は耐摩耗性がさらに劣り、樹脂製は耐摩耗性
が極端に劣る欠点がある。なお、砲金製と樹脂製は鋳鉄
製に比べて製品に対する疵の発生は少ない。 このため、従来のガイドは手直しや交換を頻繁に行なう
必要があり、ローラ矯正機の稼働率低下の一因となって
いる。
この考案は前に述べたような実情よりみて、ガイド自体
の強度、耐摩耗性および耐衝撃性を向上させることによ
って、ガイドの手直し工数の削減および交換頻度の減少
と稼働率の向上をはかるとともに、製品疵発生率の低減
をはかるローラ矯正機ガイドを提供しようとするもので
ある。
の強度、耐摩耗性および耐衝撃性を向上させることによ
って、ガイドの手直し工数の削減および交換頻度の減少
と稼働率の向上をはかるとともに、製品疵発生率の低減
をはかるローラ矯正機ガイドを提供しようとするもので
ある。
この考案は、ガイド本体に棒鋼と接触する面の棒鋼入側
に超硬チップを、その他の部分にセラミックを埋設する
ことによって、ガイドの強度、耐摩耗性および耐衝撃性
を向上させたものである。 すなわち、この考案はガイド本体の強度や耐衝撃性を必
要とする棒鋼入側部分に超硬チップを埋込み、棒鋼との
接触が大きい部分に耐摩耗性に富むセラミックを埋込ん
だガイドである。
に超硬チップを、その他の部分にセラミックを埋設する
ことによって、ガイドの強度、耐摩耗性および耐衝撃性
を向上させたものである。 すなわち、この考案はガイド本体の強度や耐衝撃性を必
要とする棒鋼入側部分に超硬チップを埋込み、棒鋼との
接触が大きい部分に耐摩耗性に富むセラミックを埋込ん
だガイドである。
第１図はこの考案のローラ矯正機ガイドを示す斜視図で
あり、ガイド本体（13）の棒鋼接触面（13−１）に適当
深さの溝（13−２）をガイド長さ方向に設ける。 そして、この溝（13−２）内の棒鋼入側部に超硬チップ
（13−３）を、その他の部分にセラミック（13−４）を
それぞれ埋込む。 なお、セラミックは衝撃に弱いため、棒鋼入側で直接棒
鋼がセラミックに衝突しないように、超硬チップ（13−
３）とセラミック（13−４）の大きさを選定して両部材
を埋込む。また、超硬チップ（13−３）とセラミック
（13−４）の端面はガイド本体の端面より突出させるよ
りは面一とするのが好ましい。 棒鋼との接触面に超硬チップ（13−３）とセラミック
（13−４）を埋込んだガイドは、従来と同様ガイドホル
ダー（15）にボルト等で固定して使用する。ガイド（1
3）をガイドホルダー（15）に固定する際は、超硬チッ
プ（13−３）側を棒鋼の入側に向けて固定することはい
うまでもない。 この考案のガイドの場合、ガイド入側部に超硬チップ
（13−３）を埋込んでいるので、棒鋼先端部が当該部分
に衝突してもその衝撃に十分に耐え、何等損傷されるこ
とはない。また、入側部を除く軸線と平行な部分は耐摩
耗性に富むセラミックで構成しているので、棒鋼との接
触による摩耗が極めて少ない上、摩耗による製品疵の発
生もほとんどない。
あり、ガイド本体（13）の棒鋼接触面（13−１）に適当
深さの溝（13−２）をガイド長さ方向に設ける。 そして、この溝（13−２）内の棒鋼入側部に超硬チップ
（13−３）を、その他の部分にセラミック（13−４）を
それぞれ埋込む。 なお、セラミックは衝撃に弱いため、棒鋼入側で直接棒
鋼がセラミックに衝突しないように、超硬チップ（13−
３）とセラミック（13−４）の大きさを選定して両部材
を埋込む。また、超硬チップ（13−３）とセラミック
（13−４）の端面はガイド本体の端面より突出させるよ
りは面一とするのが好ましい。 棒鋼との接触面に超硬チップ（13−３）とセラミック
（13−４）を埋込んだガイドは、従来と同様ガイドホル
ダー（15）にボルト等で固定して使用する。ガイド（1
3）をガイドホルダー（15）に固定する際は、超硬チッ
プ（13−３）側を棒鋼の入側に向けて固定することはい
うまでもない。 この考案のガイドの場合、ガイド入側部に超硬チップ
（13−３）を埋込んでいるので、棒鋼先端部が当該部分
に衝突してもその衝撃に十分に耐え、何等損傷されるこ
とはない。また、入側部を除く軸線と平行な部分は耐摩
耗性に富むセラミックで構成しているので、棒鋼との接
触による摩耗が極めて少ない上、摩耗による製品疵の発
生もほとんどない。
この考案は上記のごとく、ガイド本体の棒鋼入側部に強
度および耐衝撃性に富む超硬チップを、その他の部分に
耐摩耗性に富むセラミックをそれそれ埋込んだことによ
り、ガイド自体の強度、耐衝撃性および耐摩耗性が向上
し、ガイド寿命が大幅に伸びる結果、ガイドの手直し工
数の削減および交換頻度を減少でき、製品品質および稼
働率の向上に大きく寄与し得る。
度および耐衝撃性に富む超硬チップを、その他の部分に
耐摩耗性に富むセラミックをそれそれ埋込んだことによ
り、ガイド自体の強度、耐衝撃性および耐摩耗性が向上
し、ガイド寿命が大幅に伸びる結果、ガイドの手直し工
数の削減および交換頻度を減少でき、製品品質および稼
働率の向上に大きく寄与し得る。
第１図はこの考案のローラ矯正機ガイドを示す斜視図、
第２図はこの考案の対象とするつづみ形ローラ矯正機の
基本構造を示す図で、図（Ａ）は側面図、図（Ｂ）は同
上縦断正面図である。 １……上ロール、２……下ロール ４……棒鋼、13……ガイド本体 13−１……棒鋼接触面、13−２……溝 13−３……超硬チップ、13−４……セラミック 15……ガイドホルダー
第２図はこの考案の対象とするつづみ形ローラ矯正機の
基本構造を示す図で、図（Ａ）は側面図、図（Ｂ）は同
上縦断正面図である。 １……上ロール、２……下ロール ４……棒鋼、13……ガイド本体 13−１……棒鋼接触面、13−２……溝 13−３……超硬チップ、13−４……セラミック 15……ガイドホルダー
Claims (1)
- 【請求項１】棒鋼のローラ矯正機において、上ロールと
下ロールの間に前後および上下動可能に、かつ棒鋼の軸
線に対して直角方向に相対向して設けたガイドであっ
て、ガイド本体の棒鋼接触面の棒鋼入側に超硬チップ
を、その他の部分にセラミックを埋設したことを特徴と
するローラ矯正機ガイド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988113198U JPH0726007Y2 (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | ローラ矯正機ガイド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988113198U JPH0726007Y2 (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | ローラ矯正機ガイド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0238121U JPH0238121U (ja) | 1990-03-14 |
| JPH0726007Y2 true JPH0726007Y2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=31352822
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988113198U Expired - Lifetime JPH0726007Y2 (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | ローラ矯正機ガイド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0726007Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS606216A (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-12 | Kawasaki Steel Corp | 造管加工用ガイドシユ− |
| JPS60130426A (ja) * | 1983-12-19 | 1985-07-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | プレス金型装置 |
-
1988
- 1988-08-29 JP JP1988113198U patent/JPH0726007Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0238121U (ja) | 1990-03-14 |
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