JPH07259891A - 流体式ファンカップリングのつれ回り防止方法および流体供給制御方法ならびに流体式ファンカップリング - Google Patents

流体式ファンカップリングのつれ回り防止方法および流体供給制御方法ならびに流体式ファンカップリング

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JPH07259891A
JPH07259891A JP4722694A JP4722694A JPH07259891A JP H07259891 A JPH07259891 A JP H07259891A JP 4722694 A JP4722694 A JP 4722694A JP 4722694 A JP4722694 A JP 4722694A JP H07259891 A JPH07259891 A JP H07259891A
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JP
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fluid
magnetic
fan coupling
fluid supply
type fan
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Application number
JP4722694A
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English (en)
Inventor
Munekatsu Shimada
田 宗 勝 島
Mikiya Shinohara
原 幹 弥 篠
Tatsuo Sugiyama
山 龍 男 杉
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D37/00Clutches in which the drive is transmitted through a medium consisting of small particles, e.g. centrifugally speed-responsive
    • F16D37/02Clutches in which the drive is transmitted through a medium consisting of small particles, e.g. centrifugally speed-responsive the particles being magnetisable
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D37/00Clutches in which the drive is transmitted through a medium consisting of small particles, e.g. centrifugally speed-responsive
    • F16D2037/004Clutches in which the drive is transmitted through a medium consisting of small particles, e.g. centrifugally speed-responsive characterised by multiple substantially axial gaps in which the fluid or medium consisting of small particles is arranged

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的簡単な構成とすることで回転開始時に
おけるファンのつれ回りを防止することができると共
に、可動部分を有することなくトルク伝達部への流体の
供給量を制御することができるようにする。 【構成】 駆動側軸部4からの回転力を磁性流体2のせ
ん断力によってファン側軸部12に伝達するトルク伝達
部5と、磁性流体2をトルク伝達部5に循環させる流体
循環流路11と、駆動側軸部4の回転停止時における流
体循環流路11を介したトルク伝達部5への磁性流体2
の逆流を阻止する磁場印加部13と、温度感知によって
磁気的に開閉制御される流体供給口9をそなえた感温性
磁気回路18を有する流体供給制御部14を具備した流
体式ファンカップリング1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン冷却のために
使用されるエンジン駆動ファンにおいて用いられる流体
式ファンカップリングに関し、特に、燃費向上,騒音低
減を目的として採用されている流体式ファンカップリン
グであって、内部にトルク伝達用流体を封入し必要時に
のみトルク伝達部に流体を供給してトルクを伝達する機
構を備えたオートファンカップリングに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来におけるオートファンカップリング
としては、種々の構造を有するものがあるが、まずは、
ファンカップリングについてその概要を説明する。
【0003】冷却ファンおよびファンカップリングにつ
いては、例えば、下記の文献に述べられている。
【0004】(1)道家勝治,矢野誠:『低騒音ファン
カップリングの開発』(「自動車技術」 Vol.4
1,No.10,1987,p1196〜1199) (2)林正治,脇田和英,中村隆次:『冷却ファンの低
騒音化』(「内燃機関」 Vol.28,No.35
4,1989.4 p38〜46) (3)『自動車技術ハンドブック 第2分冊 設計編』
第3章 エンジン自動車技術会 (1991),p9
6〜98 ここでは、それらに述べられていることがらについての
概略を述べる。
【0005】冷却ファンの機能は、ラジエータおよびエ
アコンのコンデンサの冷却に必要な風量を確保すること
であり、この本来の機能を満足しつつ、ファンの騒音を
低く抑えることが要求されている。
【0006】エンジンファンの場合、ファンはクランプ
プーリーよりベルトを介して駆動され、ファンとファン
プーリーとが直結であれば、ファンの回転はエンジンの
回転に比例する。
【0007】一般的に、エンジンの高回転時には走行風
が導入されて、ラジエータやコンデンサは冷却されるた
め、冷却ファンの風量は供給過剰となる。このとき、フ
ァンの消費馬力に無駄が生じ、ファン騒音は不必要に増
大する。そのため、エンジンの回転数が増大しても、フ
ァンの回転数をある一定回転数以下に抑える工夫がなさ
れている。
【0008】この場合に、ラジエータ通過後の空気温度
を感知して、ファンの回転数を2段階に制御する温度制
御型ファンカップリングが主流であり、ファン騒音の低
減や消費馬力の減少に寄与している。
【0009】このファンカップリングは、オートファン
カップリングと称され、内部に粘性流体(シリコーンオ
イル)を封入し、トルク伝達部における粘性流体のせん
断力によってトルクを伝達させるものである。この場
合、前面にとりつけてあるバイメタルがラジエータ通過
後の空気温度を感知して、トルク伝達部へのオイル量を
増減させて、ファン回転数を制御するものである。
【0010】前述したように、従来のオートファンカッ
プリングは、高温・低温でオン・オフさせる2段階制御
が主流であるが、3段階制御のものや、リニア制御のも
のもある。
【0011】さて、ここで、オートファンカップリング
における動作原理等についての説明をしておくこととし
たい。
【0012】図7は、オートファンカップリングと称さ
れる流体式ファンカップリングの基本構造を示す概念図
であって、この流体式ファンカップリング21は、内部
に粘性流体であるシリコーンオイルよりなる流体22を
収容するケーシング23と、ケーシング23内で回転可
能に収容され且つ中心には駆動側に連結される駆動側軸
部24を有すると共に外周側でトルク伝達部25を形成
するホイール26と、ラジエータを矢印A方向に通過し
た空気の温度を感知して作動するバイメタル27と、バ
イメタル27により作動するシャッター28と、シャッ
ター28により開閉される流体供給口29と、流体貯蔵
室30と、ケーシング23の内部と流体貯蔵室30とを
連通する流体循環流路31をそなえた構造を有してい
る。
【0013】そして、駆動側軸部24はエンジンの回転
数に比例した回転数で回転していると共に、ケーシング
23の外周には図示していないファンが取り付けられて
いて、ファンは低温時においてOFF回転数で回転して
いる。
【0014】このような構造の流体式ファンカップリン
グ21において、ラジエータを矢印A方向に通過してき
た空気の温度が上がると、うず巻き状のバイメタル27
はシャッター28の軸を回転させる。これによって、シ
ャッター28が動き、流体供給口29が開となって、流
体貯蔵室30内にある流体22は流体供給口29を通っ
てトルク伝達部25に供給される。このときに、流体2
2すなわちオイルに働く駆動力は遠心力である。
【0015】そして、流体供給口29を通してトルク伝
達部25に流体22が供給されると、トルク伝達部25
における流体22のせん断力によって駆動側軸部24の
回転がトルク伝達部25を介してケーシング23に伝達
されることによってケーシング23の回転数が増大し、
図示しないファンはON回転となる。このON回転数
は、流体22の粘度およびトルク伝達部25の羽根の枚
数等で決まる。
【0016】さらに、トルク伝達部25を通過した流体
22は、駆動側のホイール26の先端に設けられた切欠
によるポンプ作用でポンピングされ、流体循環流路31
を通って流体貯蔵室30へともどる。
【0017】他方、ラジエータを通過した矢印A方向の
空気の温度が下がると、バイメタル27によりシャッタ
ー28が流体供給口29を塞ぐため、トルク伝達部25
へ流体22が供給されなくなることによって、ケーシン
グ23の回転数すなわちファンの回転数はOFF回転に
もどる。
【0018】以上が2段階制御の流体式ファンカップリ
ング21の構造であるが、例えば、流体循環流路31を
2種類設け、一方の流体貯蔵室30への入口をシャッタ
ー28で塞ぐことにより、トルク伝達部25への流体供
給量を2段階とした3段階制御のものもある。この場
合、流体貯蔵室30への入口の位置は、流体供給口29
が開いたあとに開くように、位相をずらして設定されて
いる。
【0019】また、流体供給口29の形状を工夫するこ
とにより、ラジエータを通過した空気の温度と連動して
徐々に開口面積が増大するようにしたリニア型のものも
ある。このリニア型のものでは、流体供給量がラジエー
タを通過した空気の温度に対してリニアに変わることと
なり、トルク伝達部への流体供給量によって、ファンの
回転数は増減する。
【0020】図7に示した基本構造の流体式ファンカッ
プリング21において、エンジンを停止させると、駆動
側軸部24の回転が止まるため、流体22はその自重に
より流体循環流路31を逆流してトルク伝達部25にた
まる。
【0021】したがって、エンジン始動時(すなわち、
冷機始動直後時)に、ファンがON回転でまわり出すこ
とになる。そして、このON回転は、流体22がホイー
ル26の先端に設けられた切欠によるポンピングによっ
て回収しつくされるまで続く。この持続時間は、後に図
8をもとにして示すように、例えば、20秒程度であ
る。この現象をつれ回りと称している。
【0022】このつれ回り現象は、エンジンに対する暖
機性能の低下を招き、また、ファンのつれ回り騒音の原
因にもなっている。そして、後者の場合は、暖機時でア
イドル回転数が高いこともあり、特に、地下や屋内の駐
車場でファン騒音が大きいと指摘されることにもなって
いる。
【0023】そこで、流体の戻り孔部(オイル回収通
路)につれ回り防止壁を設けることにより、戻り孔がど
の位置に停止しても、流体が逆流しないようにした対策
がなされていることもあり、このような対策を講じた場
合におけるつれ回り測定データの例を図8に示す(文献
(1)の第1199頁図8より)。
【0024】また、つれ回り防止対策として、トルク伝
達部の背面に更にもう一つの流体貯蔵室を設けることも
考えられている(文献(2)の第44頁 図−21)。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の流体式ファンカップリング21にあっては、つ
れ回り防止対策のため、流体循環流路につれ回り防止壁
を設置したり、トルク伝達部の背面に更にもう一つオイ
ル貯蔵室を設けたりするといった対策をとっている場合
には、構造が複雑化してしまうという問題点を有してい
た。
【0026】また、上記した従来の流体式ファンカップ
リング21にあっては、トルク伝達部25への流体22
の供給量を制御する機構がバイメタル27およびシャタ
ー28を用いた可動部分を有するものとなっているた
め、信頼性の確保という点で弱点を有していたことか
ら、これらの問題点ないしは弱点を解消することが課題
であった。
【0027】
【発明の目的】本発明は、このような従来技術がもつ問
題点ないしは弱点にかんがみてなされたものであって、
比較的単純な構成とすることで回転開始時におけるファ
ンのつれ回りを防止することができると共に、さらに改
良された発明においては可動部分を有することなくトル
ク伝達部への流体の供給量を制御することができる流体
式ファンカップリングを提供することを目的としてい
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる流体式フ
ァンカップリングのつれ回り防止方法は、駆動側からの
回転力をトルク伝達部における流体のせん断力によって
ファン側に伝達すると共に、流体を流体循環流路を介し
てトルク伝達部に循環させる流体式ファンカップリング
において、流体として磁性流体を用いると共に、流体循
環流路に磁場を印加して、駆動側の回転停止時における
流体循環流路を介したトルク伝達部への流体の逆流を磁
場の印加により阻止して駆動側の回転開始時におけるフ
ァンのつれ回りを防止するようにしたことを特徴として
いる。
【0029】そして、本発明に係わる流体式ファンカッ
プリングのつれ回り防止方法の実施態様においては、磁
性流体として飽和磁化が300G程度以上のものを用い
ると共に、磁場の印加によって磁性流体に作用する磁場
の強さの最大値が300 Oe程度以上であるものとす
ることができる。
【0030】また、本発明に係わる流体式ファンカップ
リングの流体供給制御方法は、駆動側からの回転力をト
ルク伝達部における流体のせん断力によってファン側に
伝達すると共に、流体を流体循環流路および流体供給制
御部を介してトルク伝達部に循環させる流体式ファンカ
ップリングにおいて、流体として磁性流体を用いると共
に、流体供給制御部では温度感知によって磁気的に開閉
される流体供給口を温度により磁気的に開閉制御するよ
うにしたことを特徴としている。
【0031】そして、本発明に係わる流体式ファンカッ
プリングの流体供給制御方法の実施態様において、流体
供給口は、感温フェライトによる温度感知によって磁気
的に開閉制御されるようにすることができ、同じく実施
態様においては、磁性流体として飽和磁化が300G程
度以上であるものを用いると共に、流体供給口の出口の
ギャップにおける磁場の強さの最大値が2kOe程度以
上であるものとすることができる。
【0032】さらに、本発明に係わる流体式ファンカッ
プリングは、駆動側からの回転力を流体のせん断力によ
ってファン側に伝達するトルク伝達部と、流体をトルク
伝達部に循環させる流体循環流路をそなえた流体式ファ
ンカップリングにおいて、流体として磁性流体を循環さ
せると共に、駆動側の回転停止時における流体循環流路
を介したトルク伝達部への流体の逆流を阻止する磁場印
加部を流体循環流路に設けた構成としたことを特徴とし
ている。
【0033】そして、本発明に係わる流体式ファンカッ
プリングの実施態様において、磁性流体は飽和磁化が3
00G程度以上であると共に、磁場印加部において磁性
流体に作用する磁場の強さの最大値を300 Oe程度
以上に設定する構成となすことができる。
【0034】また、本発明に係わる流体式ファンカップ
リングは、駆動側からの回転力を流体のせん断力によっ
てファン側に伝達するトルク伝達部と、流体をトルク伝
達部に循環させる流体循環流路と、トルク伝達部への流
体の供給を制御する流体供給制御部をそなえた流体式フ
ァンカップリングにおいて、流体として磁性流体を循環
させると共に、流体供給制御部には温度感知によって磁
気的に開閉制御される流体供給口をそなえた感温性磁気
回路を設けた構成としたことを特徴としている。
【0035】そして、本発明に係わる流体式ファンカッ
プリングの実施態様において、感温性磁気回路は、永久
磁石と感温磁性体と流体供給口をそなえたヨークを組み
合わせてなるものとすることができ、この実施態様にお
いて、感温磁性体は感温フェライトであるものとするこ
とができる。
【0036】また、同じく実施態様において、磁性流体
は飽和磁化が300G程度以上であると共に、流体供給
口の出口のギャップにおける磁場の強さの最大値を2k
Oe程度以上に設定する構成となすことができる。
【0037】さらに、本発明に係わる流体式ファンカッ
プリングの実施態様においては、トルク伝達部への流体
供給制御部を複数そなえていて流体供給の制御温度を異
ならせたものとすることができる。
【0038】そしてまた、本発明に係わる流体式ファン
カップリングでは、駆動側からの回転力を磁性流体のせ
ん断力によってファン側に伝達するトルク伝達部と、磁
性流体をトルク伝達部に循環させる流体循環流路と、駆
動側の回転停止時における流体循環流路を介したトルク
伝達部への磁性流体の逆流を阻止する磁場印加部と、温
度感知によって磁気的に開閉制御される流体供給口をそ
なえた感温性磁気回路を有する流体供給制御部を具備し
てなる構成としたことを特徴としている。
【0039】
【発明の作用】本発明に係わる流体式ファンカップリン
グのつれ回り防止方法では、駆動側からの回転力をトル
ク伝達部における流体のせん断力によってファン側に伝
達すると共に、流体を流体循環流路を介してトルク伝達
部に循環させる流体式ファンカップリングにおいて、流
体として磁性流体を用いると共に、流体循環流路に磁場
を印加して、駆動側の回転停止時における流体循環流路
を介したトルク伝達部への流体の逆流を磁場の印加によ
り阻止して駆動側の回転開始時におけるファンのつれ回
りを防止するようにしたから、駆動側の回転が停止した
ときに磁性流体が流体循環流路を通って逆流しようとし
ても、流体循環流路では磁場が印加されていることによ
って、磁性流体の逆流が阻止されることとなるので、従
来のようにエンジン回転停止時等においてトルク伝達部
に流体がたまるようなことはなくなることから、エンジ
ン始動時等に駆動側が回転を開始したときにおいてトル
ク伝達部にたまった流体のせん断力によってファンがオ
ン回転でまわり出すという不具合が解消され、したがっ
て、暖機性能が向上すると共に暖機高回転時におけるフ
ァンのつれ回りによる騒音の発生が回避されることとな
る。
【0040】本発明に係わる流体式ファンカップリング
のつれ回り防止方法の実施態様においては、磁性流体と
して飽和磁化が300G程度以上のものを用いると共
に、磁場の印加によって磁性流体に作用する磁場の強さ
の最大値が300 Oe程度以上であるものとするよう
にしたから、駆動側の回転が停止したときにおいて流体
循環流路での磁性流体の逆流が十分に阻止されるように
なる。
【0041】また、本発明に係わる流体式ファンカップ
リングの流体供給制御方法では、駆動側からの回転力を
トルク伝達部における流体のせん断力によってファン側
に伝達すると共に、流体を流体循環流路および流体供給
制御部を介してトルク伝達部に循環させる流体式ファン
カップリングにおいて、流体として磁性流体を用いると
共に、流体供給制御部では温度感知によって磁気的に開
閉される流体供給口を温度変化により磁気的に開閉制御
するようにしたから、従来のように温度によって変位が
得られるバイメタルおよびこの変位によって流体供給口
を開閉するシャッターなどといった可動部分を有する機
構を用いることなく、温度が変化した際に流体供給口が
磁気的に開閉されることとなる。
【0042】そして、本発明に係わる流体式ファンカッ
プリングの流体供給制御方法の実施態様において、流体
供給口は、感温フェライトによる温度感知によって磁気
的に開閉制御されるようにしたから、きわめて簡単な構
成によって流体供給口での磁性流体の供給制御がなされ
るようになる。
【0043】同じく、流体式ファンカップリングの流体
供給制御方法の実施態様において、磁性流体として飽和
磁化が300G程度以上であるものを用いると共に、流
体供給口の出口のギャップにおける磁場の強さの最大値
が2kOe程度以上であるものとしたから、流体供給制
御部における流体供給口からの磁性流体の供給制御が十
分良好になされることとなる。
【0044】本発明に係わる流体式ファンカップリング
では、駆動側からの回転力を流体のせん断力によってフ
ァン側に伝達するトルク伝達部と、流体をトルク伝達部
に循環させる流体循環流路をそなえた流体式ファンカッ
プリングにおいて、流体として磁性流体を循環させると
共に、駆動側の回転停止時における流体循環流路を介し
たトルク伝達部への流体の逆流を阻止する磁場印加部を
流体循環流路に設けた構成としたから、駆動側の回転が
停止したときに磁性流体が流体循環流路を通って逆流し
ようとしても、流体循環流路では磁場印加部により印加
される磁場によって、磁性流体の流れが阻止されること
となるので、従来のようにエンジンの回転停止時等にお
いてトルク伝達部に流体がたまるようなことがなくなる
ことから、エンジン始動時等においてトルク伝達部にた
まった流体のせん断力によってファンがオン回転でまわ
り出すという不具合が解消され、したがって、暖機性能
が向上すると共にファンのつれ回りにより騒音の発生が
回避されることとなる。
【0045】そして、本発明に係わる流体式ファンカッ
プリングの実施態様において、磁性流体は飽和磁化が3
00G程度以上であると共に、磁場印加部において磁性
流体に作用する磁場の強さの最大値を300 Oe程度
以上に設定するようにしたから、駆動側の回転が停止し
たときにおいて流体循環流路での磁性流体の逆流が十分
に阻止されるようになる。
【0046】また、本発明に係わる流体式ファンカップ
リングでは、駆動側からの回転力を流体のせん断力によ
ってファン側に伝達するトルク伝達部と、流体をトルク
伝達部に循環させる流体循環流路と、トルク伝達部への
流体の供給を制御する流体供給制御部をそなえた流体式
ファンカップリングにおいて、流体として磁性流体を循
環させると共に、流体供給制御部には温度感知によって
磁気的に開閉制御される流体供給口をそなえた感温性磁
気回路を設けた構成としたから、従来のように温度によ
って変位が得られるバイメタルおよびこの変位によって
流体供給口を開閉するシャッターなどといった可動部分
を有する機構を用いることなく、温度が変化した際に流
体供給口が磁気的に開閉されることとなる。
【0047】そして、実施態様において、感温性磁気回
路は、永久磁石と感温磁性体と流体供給口をそなえたヨ
ークを組み合わせてなるものとしたから、著しく簡単な
構成により磁性流体供給口における磁性流体の供給制御
もなされることとなり、同じく実施態様において、感温
磁性体は感温フェライトであるものとしたから、安価で
かつ可動部分のない構成によって磁性流体供給口におけ
る磁性流体の供給制御が行えることとなる。
【0048】そして、本発明に係わる流体式ファンカッ
プリングの実施態様において、磁性流体は飽和磁化が3
00G程度以上であると共に、流体供給口の出口のギャ
ップにおける磁場の強さの最大値を2kOe程度以上に
設定しているものとしたから、流体供給制御部における
流体供給口からの磁性流体の供給制御が十分良好になさ
れることとなる。
【0049】さらには、本発明に係わる流体式ファンカ
ップリングの実施態様においては、トルク伝達部への流
体供給制御部を複数そなえていて流体供給の制御温度を
異ならせた構成とすることによって、幅広い温度域にわ
たってリニアに近い特性を有する流体式ファンカップリ
ングとなる。
【0050】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。
【0051】図1は、本発明の一実施例による流体式フ
ァンカップリングの基本構造を示す概念図であって、こ
の流体式ファンカップリング1は、内部に粘性流体とし
て磁性流体2を収容するケーシング3と、このケーシン
グ3内で回転可能に収容され且つ中心には駆動側に連結
される駆動側軸部4を有すると共に外周側でトルク伝達
部5を形成するホイール6と、ラジエータを矢印A方向
に通過した空気の温度を感知して作動するバイメタル7
により作動するシャッター8と、シャッター8により開
閉される流体供給口9と、流体貯蔵室10と、ケーシン
グ3の内部と流体貯蔵室10とを連通する流体循環流路
11をそなえていると共に、駆動側軸部4の回転停止時
における流体循環流路11を介したトルク伝達部5への
磁性流体2の逆流を阻止するために、流体循環流路11
の途中に磁場印加部13として永久磁石13aを設けた
構造をなしている。
【0052】この図1に示した本発明の一実施例による
磁性流体式ファンカップリング1において、磁性流体2
としては、アルキルナフタリンベースのマグネタイト磁
性流体を用いた。この磁性流体2の20℃における比重
は1.60であり、粘度は1500cPであって、飽和
磁化は550Gのものである。
【0053】また、流体循環流路11の内径は6mmと
し、磁場印加部13を形成する永久磁石13aとして、
幅10mm×高さ10mm×厚さ5mmのフェライト磁
石をそのN極側が流体循環流路11に向くようにして設
置した。このとき、流体循環流路11の位置における磁
界の強さは、最大で約300 Oeであった。このほ
か、フェライト磁石をそのS極側が流体循環流路11に
向くように設置してもよく、極性の向き、すなわち、磁
場の向きはどちらでもよい。
【0054】また、ホイール6の外径は約115mmで
あり、トルク伝達部5においてかみ合っている羽根の枚
数はそれぞれ6枚であるファンカップリングの構造とし
て、その内部に約33ccの磁性流体2を入れて、つれ
回り防止性能を確認したところ、図8に示した流体循環
流路につれ回り防止壁を設けた場合における測定例とほ
ぼ同じであった。
【0055】つまり、駆動側軸部4の停止時において流
体循環流路11を介して磁性流体2の逆流を防ぐことが
できた。そして、永久磁石13aによる保持力を磁性流
体2の自重よりも大きく設定すればよいことが確かめら
れた。
【0056】図2は本発明に係わる流体式ファンカップ
リング1の他の実施例を示すものであって、この実施例
では、磁場印加部13として、永久磁石13aと、軟鉄
製でコの字形状としたヨーク13bとを組み合わせたも
のを使用した場合を示している。そして、この場合にお
ける磁界の強さの最大値は約500 Oeであり、前述
したと同様につれ回り防止機能の確認実験を行ったとこ
ろ、図8に示したつれ回り防止壁を設けた場合と同様の
性能を示した。
【0057】また、使用する磁性流体2の飽和磁化の大
きさと、磁場印加部13における磁界の大きさの目安は
種々の検討の結果、磁性流体2に働く磁気力の大きさが
磁性流体2の自重による圧力よりも大きくなっていれば
よいことが判明した。
【0058】図3は、本発明のさらに他の実施例を示す
ものであって、図1に示した流体式ファンカップリング
1において、流体供給制御機構を可動部分のないものに
した例である。
【0059】すなわち、図3に示すように、流体貯蔵室
10からトルク伝達部5へと磁性流体2を供給する磁性
流体供給流路の部分に、可動部分のない磁性流体供給制
御部14を設けており、この流体供給制御部14は、永
久磁石15と、感温磁性体16と、流体供給口(ギャッ
プ)9を形成したヨーク17を組み合わせてなる感温性
磁気回路18を形成しうる構成のものとしている。
【0060】この場合、感温磁性体16は、流体貯蔵室
10の外側に配置されていて、ラジエータを通過して矢
印A方向に流れる空気と接触するようになっている。
【0061】そして、ラジエータを通過して矢印A方向
に流れた空気の温度が低いときには、感温磁性体16は
磁束を通過させるので、感温性磁気回路18が形成され
ることにより永久磁石15の磁束はヨーク17に流れる
ことによって流体供給口9の磁界は強いものとなってい
ることから、磁性流体2は、流体供給口9で保持されて
しまうことによって、流体供給口9が磁気的に閉塞され
てトルク伝達部5へは流れていかないこととなり、駆動
側軸部4の回転は従動側に伝達されないこととなる。つ
まり、ファンはOFF回転数で回転する。
【0062】一方、ラジエータを通過した空気の温度が
上昇し、感温磁性体16のキューリー点以上になると、
感温性磁気回路18が感温磁性体16の部分で遮断され
ることとなるため、流体供給口9の部分における磁界が
微弱なものとなり、磁性流体2がトルク伝達部5に流れ
出ることになって、トルク伝達部5での磁性流体2のせ
ん断力によって駆動体側軸部4からの回転がファン側に
伝達されることとなる。
【0063】この図3に示す実施例においては、流体供
給口(ギャップ)9の形状を図4に示すように円弧形状
のものとし、口部の投影面積を35mmとした。
【0064】また、感温磁性体16としては、キューリ
ー点が75℃の感温フェライト(サーモフェライト)を
用いた。
【0065】さらに、流体供給口9の磁界は、その最大
値が5kOeとなるようにして感温性磁気回路18を設
定すると共に、流体供給口9の長さは12mmとし、磁
性流体2としては、前述と同様のものを用いた。
【0066】図5に本発明による流体式ファンカップリ
ングの特性の評価結果の一例を示すが、ラジエータを通
過する空気の温度が上がっていくときは、風温が65℃
付近からファン回転Nが立ち上がり、75℃でON回
転となった。また、降温では約5℃のヒステリシスをも
ってもどった。したがって、この図5からもわかるよう
に、リニアに近い特性となっている。
【0067】次に、図3に示した感温性磁気回路18を
形成可能とした流体供給制御部14を2組そなえた流体
式ファンカップリングを製作し、その際、一方の流体供
給制御部14における感温磁性体16のキューリー点を
75℃とし、もう一方の感温磁性体16のキューリー点
を85℃として、流体供給口9の面積は半分ずつとし
た。この結果、その特性を図6に示すが、幅広い温度域
にわたってリニアに近い特性の流体式ファンカップリン
グとしうることがわかった。
【0068】このとき、流体供給口9の開口部分におけ
るギャップ部の磁界の強さの目安は、ON回転時におい
て磁性流体2に働く遠心力による圧力よりも、磁性流体
2に働く磁気力の方が上回っているように設定すればよ
いことも、種々の検討の結果判明した。
【0069】また、図3の実施例においても、流体循環
流路11に磁場印加部13として永久磁石13aを設け
ることによるつれ回り防止機構を採用することによっ
て、可動部分のないリニアに近い特性でしかもつれ回り
をおこさない流体式ファンカップリングにしうる。
【0070】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、流体式ファンカップリングにおいて流体として磁性
流体を用いると共に、流体循環流路に磁場印加部を設け
ることとしたため、駆動側の回転が停止したときに磁性
流体が流体循環流路を通って逆流するのを防ぐことが可
能となるので、駆動側が回転を開始したときにファン側
がつれ回りを生ずるのを防止することが可能となって、
エンジン等の暖機性能の向上がもたらされると共に暖機
高回転時におけるファンのつれ回り高回転による騒音の
発生を防止することが可能になるという著しく優れた効
果がもたらされる。
【0071】また、他の発明においては、温度感知によ
って磁気的に開閉される流体供給口をそなえた感温性磁
気回路をトルク伝達部への流体供給制御部に設けるよう
にしたから、従来のように温度によって変位が得られる
バイメタルおよびこの変位によって流体供給口を開閉す
るシャッターなどといった可動部分を有する機構を用い
ることなく、温度が変化した際に流体供給口を開閉制御
することが可能になるという著しく優れた効果がもたら
される。
【0072】そして、両発明を併合採用することによっ
て、可動部分を伴うことなくリニアに近い回転伝達特性
を有すると共に回転開始時におけるファンのつれ回りを
防止することができる流体式ファンカップリングを提供
することが可能になるという著しく優れた効果がもたら
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における流体式ファンカップ
リングの基本構造を示す概念図である。
【図2】本発明の他の実施例における流体式ファンカッ
プリングの磁場印加部を示す断面説明図(図2の
(A))および側面説明図(図2の(B))である。
【図3】本発明のさらに他の実施例における流体式ファ
ンカップリングの基本構造を示す概念図である。
【図4】図3に示した流体式ファンカップリングの流体
供給口(ギャップ)の形状を示す断面説明図である。
【図5】本発明による流体式ファンカップリングの特性
の一例を示すグラフである。
【図6】本発明による流体式ファンカップリングの特性
の他の例を示すグラフである。
【図7】従来例における流体式ファンカップリングの基
本構造を示す概念図である。
【図8】流体循環流路につれ回り防止壁を設けた場合と
設けない場合とにおけるファン回転数への影響(つれ回
り発生への影響)を例示するグラフである。
【符号の説明】
1 流体式ファンカップリング 2 磁性流体 4 駆動側軸部(駆動側) 5 トルク伝達部 9 流体供給口 11 流体循環流路 13 磁場印加部 13a 永久磁石(磁場印加部) 14 流体供給制御部 15 永久磁石(磁場印加部) 16 感温磁性体 17 ヨーク 18 感温性磁気回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動側からの回転力をトルク伝達部にお
    ける流体のせん断力によってファン側に伝達すると共
    に、流体を流体循環流路を介してトルク伝達部に循環さ
    せる流体式ファンカップリングにおいて、流体として磁
    性流体を用いると共に、流体循環流路に磁場を印加し
    て、駆動側の回転停止時における流体循環流路を介した
    トルク伝達部への流体の逆流を磁場の印加により阻止し
    て駆動側の回転開始時におけるファンのつれ回りを防止
    することを特徴とする流体式ファンカップリングのつれ
    回り防止方法。
  2. 【請求項2】 磁性流体として飽和磁化が300G程度
    以上のものを用いると共に、磁場の印加によって磁性流
    体に作用する磁場の強さの最大値が300Oe程度以上
    であるものとする請求項1に記載の流体式ファンカップ
    リングのつれ回り防止方法。
  3. 【請求項3】 駆動側からの回転力をトルク伝達部にお
    ける流体のせん断力によってファン側に伝達すると共
    に、流体を流体循環流路および流体供給制御部を介して
    トルク伝達部に循環させる流体式ファンカップリングに
    おいて、流体として磁性流体を用いると共に、流体供給
    制御部では温度感知によって磁気的に開閉される流体供
    給口を温度変化により磁気的に開閉制御することを特徴
    とする流体式ファンカップリングの流体供給制御方法。
  4. 【請求項4】 流体供給口は、感温フェライトによる温
    度感知によって磁気的に開閉制御される請求項3に記載
    の流体式ファンカップリングの流体供給制御方法。
  5. 【請求項5】 磁性流体として飽和磁化が300G程度
    以上であるものを用いると共に、流体供給口における磁
    場の強さの最大値が2kOe程度以上であるものとする
    請求項3または4に記載の流体式ファンカップリングの
    流体供給制御方法。
  6. 【請求項6】 駆動側からの回転力を流体のせん断力に
    よってファン側に伝達するトルク伝達部と、流体をトル
    ク伝達部に循環させる流体循環流路をそなえた流体式フ
    ァンカップリングにおいて、流体として磁性流体を循環
    させると共に、駆動側の回転停止時における流体循環流
    路を介したトルク伝達部への流体の逆流を阻止する磁場
    印加部を流体循環流路に設けたことを特徴とする流体式
    ファンカップリング。
  7. 【請求項7】 駆動側からの回転力を流体のせん断力に
    よってファン側に伝達するトルク伝達部と、流体をトル
    ク伝達部に循環させる流体循環流路と、トルク伝達部へ
    の流体の供給を制御する流体供給制御部をそなえた流体
    式ファンカップリングにおいて、流体として磁性流体を
    循環させると共に、流体供給制御部には温度感知によっ
    て磁気的に開閉制御される流体供給口をそなえた感温性
    磁気回路を設けたことを特徴とする流体式ファンカップ
    リング。
  8. 【請求項8】 駆動側からの回転力を磁性流体のせん断
    力によってファン側に伝達するトルク伝達部と、磁性流
    体をトルク伝達部に循環させる流体循環流路と、駆動側
    の回転停止時における流体循環流路を介したトルク伝達
    部への磁性流体の逆流を阻止する磁場印加部と、温度感
    知によって磁気的に開閉制御される流体供給口をそなえ
    た感温性磁気回路を有する流体供給制御部を具備してな
    ることを特徴とする流体式ファンカップリング。
  9. 【請求項9】 磁性流体は飽和磁化が300G程度以上
    であると共に、磁場印加部において磁性流体に作用する
    磁場の強さの最大値を300 Oe程度以上に設定する
    請求項6または8に記載の流体式ファンカップリング。
  10. 【請求項10】 感温性磁気回路は、永久磁石と感温磁
    性体と流体供給口をそなえたヨークを組み合わせてなる
    請求項7または8に記載の流体式ファンカップリング。
  11. 【請求項11】 感温磁性体は感温フェライトである請
    求項10に記載の流体式ファンカップリング。
  12. 【請求項12】 磁性流体は飽和磁化が300G程度以
    上であると共に、流体供給口における磁場の強さの最大
    値を2kOe程度以上に設定する請求項7,8,10ま
    たは11のいずれかに記載の流体式ファンカップリン
    グ。
  13. 【請求項13】 トルク伝達部への流体供給制御部を複
    数そなえていて流体供給の制御温度を異ならせたものと
    する請求項7,8または10ないし12のいずれかに記
    載の流体式ファンカップリング。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2340918A (en) * 1998-07-15 2000-03-01 Mannesmann Sachs Ag Magneto-rheological viscous coupling with flow volume adjustment
JP2007198151A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp 流体式ファンカップリングのオイル調整方法
US11433343B2 (en) 2016-12-22 2022-09-06 Wamgroup S.P.A. Dust collector for gaseous fluids and a method for manufacturing the dust collector

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